JP2007069652A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】アイス性能を向上させるための適度なたわみが得られ易く、耐摩耗性能が良好で、しかもエッジ効果や除水効果を十分維持して、アイス性能を向上させることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】サイプ10が形成されたブロック1を有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、前記ブロック1の中央付近には、タイヤ幅方向WDに延びる、主溝に接しない両側クローズドの中央サイプ11を形成してあり、その中央サイプ11は他の部分より溝幅の大きい幅広部11aをサイプ幅の20〜80%の領域のサイプ中央に有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、大振幅の波状サイプが形成されたブロックを有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤに関し、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
従来より、スタッドレスタイヤのアイス性能を向上させる目的で、タイヤパターンの各部(センター部、メディエイト部、ショルダー部)に複数のサイプを配置したものが知られている。かかるサイプの形状としては、横断面形状が直線又は波型のサイプが一般的である。このようなサイプをブロックに形成することにより、エッジ効果、除水効果、及び凝着効果が向上するため、サイプの本数は近年増加する傾向にある。
しかし、サイプの本数を増やしてサイプ密度を高めていくと、エッジ数は増えるものの、ブロック全体の剛性が低下してサイプが過度に倒れ込むことにより、逆にエッジ効果が小さくなり、また接地面積が小さくなって、アイス性能が低下するという問題が生じる。また、サイプの溝幅を広くすると除水効果が確保し易くなるが、この場合にもサイプが過度に倒れ込むことによって、同様の弊害が生じ易い。
特に、タイヤ幅方向に延びる両側オープンサイプがブロックに多数設けられる場合、周方向溝にサイプが繋がっているため、ブロック片が倒れ込み易く、接地面積が小さくなってアイス性能も低下し、ブロック剛性の低下による偏摩耗も生じ易くなる。
これに対して、両側クローズドサイプをブロックに設ける方法があるが、その場合、ブロックは倒れ込みにくくなるため、偏摩耗を防止できるものの、アイス性能を向上させるための適度なたわみが得られにくくなり、アイス性能は低下する。
このようなブロックの倒れ込みを適度に抑制する技術として、下記の特許文献1には、ブロックをタイヤ幅方向の中央の両側にて3分割する境界線付近に、タイヤ幅方向の一方から延びる複数のサイプの閉口端を配置すると共に、その閉口端間の略中央に向けてタイヤ幅方向の中央からサイプを延設させその閉口端を前記境界線付近に配置してある空気入りタイヤが提案されている。
この空気入りタイヤでは、サイプの境界線付近でブロックが連続するため、ブロックの倒れ込みを抑制する効果が得られるものの、ブロックの中央付近おいて、制動時に生じる前後力と縦荷重によってサイプが閉塞し易くなるという問題に対しては、十分な効果が得られなかった。
一方、従来の同一溝幅のサイプに代えて、溝幅の異なるサイプを形成した空気入りタイヤも提案されている。例えば、下記の特許文献2には、複数のサイプが溝幅の異なる幅広部と幅狭部とで構成されると共に、幅広部と幅狭部とが並設方向に交互に配列された交互配列領域を有する空気入りタイヤが提案されている。
しかしながらこのタイヤでは、サイプが片側クローズドの場合、片側オープンとなるため、溝幅の異なるサイプを採用したことによる効果が相対的に低くなり、またサイプが両側クローズドの場合、前記のように、アイス性能を向上させるための適度なたわみが得られにくくなり、アイス性能は低下する。
また、下記の特許文献3には、片側オープン又は両側オープンのサイプについて、ブロックの中心領域に位置するサイプ部分の溝幅を大きくする空気入りタイヤが提案されている。しかし、これについても、片側オープン又は両側オープンのため、ブロック片の倒れ込みが大きくなりすぎ、部分的にサイプの溝幅を大きくしたことによる効果が十分得られない。また、ブロック片の倒れ込みが大きいため、耐摩耗性能も不十分となる。
特開2002−192917号公報 特開2003−320815号公報 特開2000−264023号公報
そこで、本発明の目的は、アイス性能を向上させるための適度なたわみが得られ易く、耐摩耗性能が良好で、しかもエッジ効果や除水効果を十分維持して、アイス性能を向上させることができる空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明の空気入りタイヤは、サイプが形成されたブロックを有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、前記ブロックの中央付近には、タイヤ幅方向に延びる、主溝に接しない両側クローズドの中央サイプを形成してあり、その中央サイプは他の部分より溝幅の大きい幅広部をサイプ幅の20〜80%の領域のサイプ中央に有することを特徴とする。ここでブロックの中央付近とは、2次元的意味での中央付近、即ちブロックの重心付近を指す。
本発明の空気入りタイヤによると、ブロックの中央付近に両側クローズドの中央サイプを形成してあるため、通常のオープンサイプと比較して、ブロック片に適度なたわみが得られ易くなる。そして、このような中央サイプでは、倒れ込みが適度に抑制されるため、一定溝幅のサイプでは、タイヤに制動力が生じたときにサイプの閉塞(溝幅の減少)が起こり易くなるが、本発明では、幅広部をサイプ幅の20〜80%の領域に設けているため、両側の幅狭部が閉塞しても幅広部が閉塞しないので、エッジ効果や除水効果を十分維持することができる。その結果、アイス性能を向上させるための適度なたわみが得られ易く、耐摩耗性能が良好で、しかもエッジ効果や除水効果を十分維持して、アイス性能を向上させることができる。
上記において、前記中央サイプの両側には、タイヤ幅方向に延びる片側クローズドの波状サイプを形成してあることが好ましい。中央サイプの両側に、片側クローズドの波状サイプを形成してあるため、オープンサイプが途中の2カ所で途切れた構造となるので、より確実にブロック片に適度なたわみが得られ易くなる。また、波状サイプによって、サイプ密度を高めることができ、エッジ効果や除水効果をより向上させることができる。
また、前記中央サイプのサイプ幅は、前記ブロックのタイヤ幅方向におけるブロック幅の20〜50%であることが好ましい。このような範囲内に中央サイプを設けることにより、ブロックの中央付近でのブロック片のたわみの抑制効果と、前記幅広部によるエッジ効果や除水効果の維持効果のバランスを良好にして、より確実にこれらの効果を両立できるようになる。
また、前記中央サイプがブロックに1本設けられると共に、その中央サイプの少なくとも前記幅広部の全体を囲むように、環状サイプが更に設けられていることが好ましい。この構成によると、環状サイプによって、ブロックの中央付近での剛性を維持しながら、サイプ密度を高めてエッジ効果や除水効果を向上させることができる。また、タイヤ幅方向以外のサイプ成分の増加により、旋回性能などを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤにおけるトレッドパターンのブロックの一例を示す要部拡大図である。
本発明の空気入りタイヤは、サイプが形成されたブロックを有するトレッドパターンを備えるものである。本実施形態では、図1に示すように、タイヤ周方向PDとタイヤ幅方向WDとに延びる主溝によって区分されたブロック1にサイプ10が形成されている例を示す。トレッドパターンのブロック1以外の部分は、何れのパターンでもよいが、例えばブロック1の左右に同様のブロックを設けたものが挙げられる。
本発明では、図1に示すように、ブロック1の中央付近には、タイヤ幅方向WDに延びる、主溝に接しない両側クローズドの中央サイプ11を形成してある。中央サイプ11は他の部分(幅狭部11b)より溝幅の大きい幅広部11aをサイプ中央に有する。
幅広部11aを有する領域は、中央サイプ11のサイプ幅の20〜80%の領域であり、好ましくは30〜60%の領域である。幅広部11aを設ける領域が20%未満であると、幅広部11aによりサイプの閉塞(溝幅の減少)を抑制してエッジ効果や除水効果を十分維持するのが困難になり、幅広部11aを設ける領域が80%を超えると、80%を超えると、幅広部が広くなり剛性低下によりブロックの倒れ込みが大きく、アイス性能が低減する。
幅広部11aの溝幅は、前後力を受けて幅狭部11bが閉塞しても幅広部11aによりエッジ効果や除水効果を十分維持する観点より、0.3〜1mmが好ましく、0.5〜0.8mmがより好ましい。なお、幅狭部12の溝幅は0.1〜0.5mmが好ましい。
中央サイプ11は、直線状サイプでもよいが、波状サイプが好ましい。本発明における波状サイプとは、ジグザグサイプを含むものであり、また、その横断面形状は、正弦波に近いものに限られず、直線と曲線とを交互に組み合わせた波線や矩形波に近いもの等、何れの形状でもよい。
中央サイプ11が波状サイプの場合、いわゆる波型サイプの特性を好適に発現する上で、その振幅(両側頂部の高さの和)が、1〜2mmが好ましく、また、中央サイプ11の周期(例えば凸−凸頂部間の距離)は、2〜5mmが好ましい。
中央サイプ11のサイプ幅は、ブロック1のタイヤ幅方向WDにおけるブロック幅の20〜50%であることが好ましく、35〜45%であることがより好ましい。中央サイプ11のサイプ幅が、20%未満であると、サイプの閉塞(溝幅の減少)を抑制してエッジ効果や除水効果を十分維持するのが困難になる傾向があり、50%を超えると、幅広部が広くなり剛性低下により、ブロックの倒れ込みが大きく、アイス性能が低減する傾向がある。
本発明では、図1に示すように、中央サイプ11の両側には、タイヤ幅方向WDに延びる片側クローズドの波状サイプ12を形成してあることが好ましい。波状サイプ12は、一端がブロック1の端辺に開口し、他端がブロック1の内部で閉口する片側クローズドサイプである。
波状サイプ12は、1本の中央サイプ11に対して、両側に複数の波状サイプ12を設けてもよく、複数の中央サイプ11に対して、同数の波状サイプ12を両側に設けてもよい。また、波状サイプ12の端部と中央サイプ11の端部とは、接近させてもよいが、2つの波状サイプ12の各端部の中間に、中央サイプ11の端部が位置するようにしてもよい。
波状サイプ12は、いわゆる波型サイプの特性を好適に発現する上で、その振幅(両側頂部の高さの和)が、1〜2mmが好ましく、周期(例えば凸−凸頂部間の距離)は、2〜5mmが好ましい。また、波状サイプ12の溝幅は、0.1〜0.5mmが好ましい。なお、波状サイプ12は、ブロック1の端辺に開口する一端が、直線状であることが好ましい。
本実施形態では、中央サイプ11がブロック1に1本設けられると共に、その中央サイプ11の少なくとも幅広部11aの全体を囲むように、環状サイプ13が更に設けられている例を示す。
図示した例では、周方向部13aと傾斜部13bとで構成される六角形の環状サイプ13が、中央サイプ11の全体を囲むように設けられている。そして、環状サイプ13の周方向部13aが中央サイプ11の端部を通過している。
そして、環状サイプ13のタイヤ幅方向WDの両側には、各々3本の波状サイプ12が設けられている。更に、環状サイプ13のタイヤ周方向PDの両側には、各々2本の従来の波状サイプ14が設けられている。
本発明では、サイプ10のトータルのサイプ密度が0.05〜0.20mm/mmであることが好ましく、0.1〜0.18mm/mmであることがより好ましい。
また、サイプ10の溝深さは、主溝深さの30〜80%が好ましい。サイプ10は、ブロック表面に対して垂直になるように形成されるのが一般的であるが、ブロック表面の法線に対してサイプ10が若干(例えば15°以下)傾斜していてもよい。
本発明の空気入りタイヤは、上記の如きトレッドパターンを備える以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
但し、サイプの形成に関しては、厚みが部分的に異なるサイプブレードを使用する必要があるが、その際、1枚のサイプブレードを部分的に折り返すことによって、厚みが部分的に異なるサイプブレードを形成するのが、製造コスト、製作面の点で有利である。
本発明の空気入りタイヤは、アイス性能を向上させるための適度なたわみが得られ易く、しかもエッジ効果や除水効果を十分維持して、アイス性能を向上させることができるトレッドパターンを備えるため、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施の形態について説明する。
(1)前述の実施形態では、略正方形のブロックにサイプが形成されている例を示したが、ブロック1は、この形状に限らず、平行四辺形、V字型、5角形、又は曲線基調のブロックでもよい。また、ブロックと共に、タイヤ周方向に直線状に延びるリブや、タイヤ周方向にジグザグに延びるリブが形成されていてもよい。
(2)前述の実施形態では、中央サイプがブロックに1本設けられると共に、その中央サイプの全体を囲むように、環状サイプが更に設けられている例を示したが、本願発明では、図2(a)〜(c)に示すような、種々の形態が可能である。
図2(a)に示す例では、ブロック1の中央付近に3本の中央サイプ11を形成すると共に、その中央サイプ11のタイヤ周方向PDの両側に、中央サイプ11と同じ形状の波状サイプ15が各々2本設けられている。また、波状サイプ15の両側には、タイヤ幅方向に延びる片側クローズドの波状サイプ12を形成してある。
図示した例では、中央サイプ11の端部と、波状サイプ12の端部とが接近して配置されているが、2つの波状サイプ12の各端部の中間に、中央サイプ11の端部が位置するようにしてもよく、その場合、2つの波状サイプ12の各端部より外側に、中央サイプ11の端部が配置されてもよい。
本発明では、ブロック1の中央付近に設ける中央サイプ11の数が、1〜3本が好ましい。複数の中央サイプ11を設ける場合には、環状サイプ13を設けない方が、ブロック1の中央付近の剛性を維持する上で好ましい。
図2(b)に示す例では、円形の環状サイプ13を設けると共に、波状サイプ12に加えて放射状にブロック1の端辺に延びる放射波状サイプ16を設けてある。また、環状サイプ13は、中央サイプ11の一部(幅狭部11b)がはみ出すように形成されている。放射波状サイプ16は、波状サイプ12と同様の形状を有するものが好ましい。
図2(c)に示す例では、ブロック1の中央付近に3本の中央サイプ11を形成すると共に、その中央サイプ11のタイヤ周方向PDの両側に、通常の波状サイプ14が各々2本設けられている。本発明では、この波状サイプ14に代えて、直線状のサイプを設けることも可能である。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。
(1)アイス制動性能
タイヤを実車(国産2000ccクラスのFFセダン)に装着し、1名乗車の荷重条件にて、凍結した路面を走行させ、速度40km/hで制動力をかけてABSを作動させた際の制動距離を指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
(2)耐摩耗性能
タイヤを実車(国産2000ccクラスのFFセダン)に装着し、1名乗車の荷重条件にて、乾燥舗装道路を8000km走行したときの段差摩耗量(摩耗によるサイプとサイプとの段差)を測定し、指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
比較例1(従来品)
図3(a)に示すブロック(縦26mm、横32mm)を全面(5列)を備えたトレッドパターンにおいて、サイプを下記のサイズで形成してサイズ195/65R15のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。サイプ深さを7mm、サイプの溝幅0.3mm、周期4mm、振幅1.8mm、サイプ間隔4mmとした。
実施例1
図1に示すブロックを全面に備えたトレッドパターン(サイプ以外は比較例1と同じ)において、サイプを下記のサイズで形成してサイズ195/65R15のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。サイプ深さを7mm、中央サイプの幅広部(長さ7mm)の溝幅0.6mm、幅狭部(長さ2.5mm×2)の溝幅0.3mm、振幅を1.5mm、周期4mm、環状サイプの溝幅0.3mm、一辺の長さ6mm、波状サイプの長さ7.6mm(周期と振幅は同じ)、通常の波状サイプの長さ28mm(周期と振幅は同じ)、サイプ間隔4mmとしたとした。
実施例2
図2(a)に示すブロックを全面に備えたトレッドパターン(サイプ以外は比較例1と同じ)において、サイプを下記のサイズで形成してサイズ195/65R15のラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。サイプ深さを7mm、中央サイプと波状サイプとの形状等は実施例1と同じ、サイプ間隔4mmとした。
比較例2
比較例1において両側オープンサイプを図3(b)に示すサイプ(実施例2の中央サイプと波状サイプとを繋げたもの)に変えること以外は、比較例1と同様にしてラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
Figure 2007069652
表1の結果が示すように、実施例ではアイス制動性能、耐摩耗性能が従来品より大幅に向上した。これに対して、従来のサイプに単に幅広部を追加した比較例2では、ブロック片の倒れ込みが大きくなりすぎ、接地面積が低下することでアイス性能が低下した。
本発明の空気入りタイヤにおけるブロックの一例を示す要部拡大図 本発明の空気入りタイヤにおけるブロックの他の例を示す要部拡大図 比較例で採用したサイプの形状を示す要部拡大図
符号の説明
1 ブロック
10 サイプ
11 中央サイプ
11a 幅広部
11b 幅狭部
12 波状サイプ
13 環状サイプ
WD タイヤ幅方向
PD タイヤ周方向

Claims (4)

  1. サイプが形成されたブロックを有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記ブロックの中央付近には、タイヤ幅方向に延びる、主溝に接しない両側クローズドの中央サイプを形成してあり、その中央サイプは他の部分より溝幅の大きい幅広部をサイプ幅の20〜80%の領域のサイプ中央に有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記中央サイプの両側には、タイヤ幅方向に延びる片側クローズドの波状サイプを形成してある請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記中央サイプのサイプ幅は、前記ブロックのタイヤ幅方向におけるブロック幅の20〜50%である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記中央サイプがブロックに1本設けられると共に、その中央サイプの少なくとも前記幅広部の全体を囲むように、環状サイプが更に設けられている請求項1〜3いずれかに記載の空気入りタイヤ。

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