JP2010167989A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】アイス性能とドライ操縦安定性能、特にアイス制動性能とドライ操縦安定性能との両者を向上した空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド面1にサイプを形成したブロックを備える空気入りタイヤにおいて、ブロック2の中心部付近より始端して放射状に延び、ブロック2内で終端する複数の第1サイプ10aと、第1サイプ10aの延在方向Aからずれた位置より始端してブロック2端部に向かって放射状に延びる、複数の第2サイプ10bとを含むものとする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トレッド面にサイプを形成したブロックを備え、アイス性能とドライ操縦安定性能とを向上した空気入りタイヤに関するものであり、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
従来より、スタッドレスタイヤにおいて、摩擦係数が低いアイス路面での走行性能(以下、「アイス性能」という。)を向上させる目的で、タイヤパターンの各部(センター部、メディエイト部およびショルダー部)に数多くのサイプを配置した例が知られている。そして、アイス路面での制動性能(以下、「アイス制動性能」という。)を向上させる目的で、タイヤ幅方向に延びるサイプを数多く配置して、前後方向のエッジ効果を向上させてきた。また、アイス路面での旋回性能(以下、「アイス旋回性能」という。)を向上させる目的で、タイヤ周方向に近づくような角度のサイプ成分を増加させて、横方向のエッジ効果を向上させてきた。
このようなアイス制動性能とアイス旋回性能との両者を向上させる方法として、タイヤ幅方向の直線サイプに代えて、波状またはジグザグ状のサイプをタイヤ幅方向に形成することが一般に行われてきた。このような波型サイプなどでは、直線サイプに比べてアイス旋回性能を改善できるが、タイヤ幅方向の成分の減少が避けられず、また、タイヤ周方向の成分も十分とは言えず、アイス制動性能とアイス旋回性能との向上効果がいずれも不十分であった。
アイス制動性能とアイス旋回性能との両者を向上した空気入りタイヤとして、下記特許文献1では、ブロックの中心部付近から放射状に延びた後、ブロック端部に向かって幅方向と略平行に延びるサイプを少なくとも4本形成したブロックをトレッド面に備える空気入りタイヤが記載されている。また、下記特許文献2では、ブロックの中心部付近からブロック端部へと放射状に延び、中心部付近ではサイプ密度が密で、ブロック端部ではサイプ密度を疎にしたサイプを形成したブロックをトレッド面に備える空気入りタイヤが記載されている。
上記の空気入りタイヤのブロックに形成されたサイプでは、横力に対するエッジ成分は増加するものの、ブロックの中心部付近でサイプが複数交差するため、あるいは中心部付近のサイプ密度が大きくなるため、いずれもブロックの中心部付近の剛性が低下する傾向がある。加えて、摩擦係数が低いアイス路面では、ブロックの中心部付近での接地圧が高くなる傾向がある。これらの傾向により、上記の空気入りタイヤでは、ブロックの中心部付近にてサイプが過度に倒れ込み、接地面積が低下することで、アイス性能が全般的に悪化する場合があった。さらに、ブロックの中心部付近の剛性低下に伴い、ドライ路面での操縦安定性能(以下、「ドライ操縦安定性能」という。)が悪化する場合があった。
特開昭64−47603号公報 特開2007−45410号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アイス性能とドライ操縦安定性能、特にアイス制動性能とドライ操縦安定性能との両者を向上した空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド面にサイプを形成したブロックを備える空気入りタイヤにおいて、前記サイプは、ブロックの中心部付近より始端して放射状に延び、ブロック内で終端する複数の第1サイプと、前記第1サイプの延在方向からずれた位置より始端してブロック端部に向かって放射状に延びる、複数の第2サイプとを含むものであることを特徴とする。
本発明に係る空気入りタイヤでは、ブロックの踏面にて放射状に延びる複数のサイプが形成されているため、周方向(制動方向)および幅方向(旋回方向)のエッジ成分を増加させることができ、アイス性能(アイス制動性能およびアイス旋回性能)を向上することができる。
ところで、放射状に延びる複数のサイプをブロックの踏面に形成すると、ブロックの中心部付近ではサイプ密度が密になりやすく、ブロックの中心部付近の剛性が低下する傾向がある。加えて、摩擦係数が低いアイス路面では、ブロックの中心部付近の接地圧が高くなる傾向がある。これらの傾向により、ブロックの中心部付近にてサイプが過度に倒れ込み、接地面積が低下することで、空気入りタイヤのアイス性能が全般的に悪化する場合がある。さらに、ブロックの中心部付近の剛性低下に伴い、ドライ操縦安定性能が悪化する場合がある。
一方、本発明に係る空気入りタイヤでは、ブロックの中心部付近より始端して放射状に延び、ブロック内で終端する複数の第1サイプと、第1サイプの延在方向からずれた位置より始端してブロック端部に向かって放射状に延びる、複数の第2サイプとがブロック踏面に形成されている。かかる構成によれば、第1サイプと第2サイプとが、ブロックの中心部付近からブロック端部までの途中で分断されているため、接地圧の高いブロックの中心部付近にて、サイプ密度を低減することなくブロック剛性を高めることができる。これにより、ブロックの中心部付近にてサイプの倒れ込みを抑制することができ、接地面積を確保することでアイス性能を向上することができる。加えて、ブロックの中心部付近の剛性を高めることで、ドライ操縦安定性能も向上することができる。
上記空気入りタイヤにおいて、前記第1サイプの長さL1と、前記第1サイプに近接する前記第2サイプの長さL2との比率が、L1:L2=3:7〜7:3であることが好ましい。かかる構成によれば、接地圧の高いブロックの中心部付近にて、サイプ密度を低減することなくブロック剛性を効果的に高めることができる。これにより、空気入りタイヤのアイス性能とドライ操縦安定性能とをより向上することができる。
ところで、放射状に延びる複数のサイプをブロックの踏面に形成すると、ブロックの端部付近ではサイプ密度が疎になりやすく、ブロックの端部付近の剛性が高くなりすぎる傾向がある。しかしながら、上記空気入りタイヤにおいて、前記第2サイプは、そのブロック中心部側でのサイプ厚みを、前記第1サイプのサイプ厚みよりも大きくしたものであると、ブロックの端部付近で、サイプを適度に倒れ込み易くすることができ、アイス路面での接地性が向上することでアイス性能、特にアイス制動性能を向上することができるため好ましい。
上記空気入りタイヤにおいて、前記第2サイプは、そのブロック端部側のサイプ端部をブロック端部にて開口させたものであることが好ましい。
サイプ長さの短いサイプを形成するためには、長さの短いサイプブレードを使用する必要があるが、長さの短いサイプブレードは、特に繰り返し加硫成形に使用した後にブレード曲がりや折れが発生する恐れがあり、その耐久性が悪化する場合がある。しかし、上記構成によれば、第2サイプのブロック端部側の端部をブロック端部にて開口させているため、この第2サイプを形成するサイプブレードの長さを確保することができ、サイプブレードの耐久性を向上することができる。
ところで、ブロックの踏面にてサイプ同士の交差部分があると、その部分にてブロック剛性が低下する傾向があり、特にブロック中心部にてサイプ同士の交差部分があると、ブロックの中心部付近でのブロック剛性が低下し、上述した理由により、空気入りタイヤのアイス性能とドライ操縦安定性能とが全般的に悪化する場合がある。しかしながら、上記空気入りタイヤにおいて、前記複数のサイプは、いずれも他のサイプと交差しないものとすると、特にブロックの中心部付近でのブロック剛性を高めることができ、アイス性能とドライ操縦安定性能とをより向上することができる。
本発明の空気入りタイヤの一例のトレッド面を示す平面図 図1のトレッド面のブロックを示す要部拡大図 本発明の空気入りタイヤにおけるブロックの他の例を示す要部拡大図 比較例1のトレッド面のブロックを示す要部拡大図
1:トレッド面
2:ブロック
10:サイプ
10a:第1サイプ
10b:第2サイプ
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤの一例のトレッド面を示す平面図である。また、図2は、図1のトレッド面のブロックを示す要部拡大図である。
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、トレッド面1にサイプ10を形成したブロック2を備える。本実施形態では、周方向溝3と横溝4とにより区分されて、略正方形のブロック2が形成され、タイヤセンターCLを対象に4列のブロック2が配列されている例を示す。
図2に示すように、ブロック2の踏面にて放射状に延びる複数のサイプ10(10aおよび10b)が形成されていると、周方向(制動方向)および幅方向(旋回方向)のエッジ成分を増加させることができる。その結果、本発明に係る空気入りタイヤでは、アイス性能(アイス制動性能およびアイス旋回性能)を向上することができる。
本発明に係る空気入りタイヤでは、ブロック2の中心部付近より始端して放射状に延び、ブロック2内で終端する複数の第1サイプ10aと、第1サイプ10aの延在方向Aからずれた位置より始端してブロック2端部に向かって放射状に延びる、複数の第2サイプ10bとがブロック2踏面に形成されている。かかる構成によれば、第1サイプ10aと第2サイプ10bとが、ブロック2の中心部付近からブロック2端部までの途中で分断されているため、接地圧の高いブロック2の中心部付近にて、サイプ密度を低減することなくブロック剛性を高めることができる。これにより、ブロック2の中心部付近にてサイプ10、特には10aの倒れ込みを抑制することができ、接地面積を確保することでアイス性能を向上することができる。加えて、ブロック2の中心部付近の剛性を高めることで、ドライ操縦安定性能も向上することができる。ここで、「ブロック2の中心部」とは、ブロック2表面の図心位置Oを意味するものとし、「ブロック2の中心部付近」とは、ブロック2表面の図心位置Oから、例えば2mm以内の円形領域を意味するものとする。
第1サイプ10aの長さL1と、第1サイプ10aに近接する第2サイプ10bの長さL2との比率は、L1:L2=3:7〜7:3であることが好ましい。かかる構成によれば、接地圧の高いブロック2の中心部付近にて、サイプ密度を低減することなくブロック剛性を効果的に高めることができる。これにより、アイス性能とドライ操縦安定性能とをより向上することができる。なお、第1サイプ10aの長さL1と、第1サイプ10aに近接する第2サイプ10bの長さL2との比率は、L1:L2=4:6〜6:4であることがより好ましく、本実施形態のようにL1とL2とが略同等(L1:L2≒5:5)であることがさらに好ましい。L1とL2とが同等に近づくにつれて、ブロック2中心部のブロック剛性をより効果的に高めつつ、ブロック2の接地性を特に高めることができる。
第2サイプ10bの始端位置は、第1サイプ10aの延在方向Aからずれた位置であって、本実施形態では、近接する2本の第1サイプ10aの終端位置の略中間位置としている。第2サイプ10bの始端位置は、第1サイプ10aの終端位置よりもブロック2中心側にあっても良く、ブロック2端部側にあっても良い。また、本実施形態では、第2サイプ10bは、ブロック2端部に向かって放射状に延び、そのブロック2端部側のサイプ端部をブロック2端部にて開口させたものとしている。この場合、第2サイプ10bを形成するサイプブレードの長さを確保することができ、サイプブレードの耐久性を向上することができる。
第1サイプ10aのサイプ厚みとしては、0.2〜0.4mmが例示される。また、本実施形態では、第2サイプ10bのサイプ厚みは、第1サイプ10aと同等に設定されている。
第1サイプ10aのサイプ深さは、4〜8mmが例示される。第1サイプ10aのサイプ深さは、全て同じに設定しても良いが、第1サイプ10aのサイプ深さを、深いものと浅いものとを交互に設定する、具体的には、サイプ深さが4〜6mmのものとサイプ深さが6〜8mmのものとを交互に設定しても良い。この場合、ブロック2中心部にてブロック剛性を保ちつつ、適度にサイプの倒れ込みを確保することができ、アイス性能がより向上する傾向がある。また、第2サイプ10bのサイプ深さは、5〜7mmが例示される。
本実施形態では、複数のサイプ(第1サイプ10a、第2サイプ10b)が、いずれも他のサイプと交差しないように構成されている。このように、第1サイプ10aと第2サイプ10b、第1サイプ10a同士、さらには第2サイプ10b同士が、いずれも交差しないものであると、特にブロック2の中心部付近でのブロック剛性を高めることができ、アイス性能とドライ操縦安定性能とをより向上することができる。
本発明では、ブロック剛性を確保しつつ、サイプのエッジ効果を効果的に発揮するために、ブロック2全体のサイプ密度が0.1〜0.2mm/mmであることが好ましい。
本発明の空気入りタイヤは、上記の如きトレッドパターン1を備える以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
本発明の空気入りタイヤは、いわゆる夏用タイヤにも適用できるが、前述の如き作用効果を奏するため、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
[他の実施形態]以下、本発明の他の実施の形態について説明する。
(1)前述の実施形態では、第2サイプ10bのサイプ厚みは、第1サイプ10aと同等に設定された例を示したが、図3に示すように、第2サイプ10bのブロック中心部側でのサイプ厚みを、第1サイプ10aのサイプ厚みよりも大きくする、具体的には0.4〜0.8mmに設定しても良い。この場合、ブロック2の端部付近で、サイプ10bを適度に倒れ込み易くすることができ、アイス路面での接地性が向上することでアイス性能、特にアイス制動性能を向上することができる。第2サイプ10bにおいて、サイプ厚みの大きい部分を10b(w)とした場合、10b(w)の長さは、第2サイプ10bの長さの40〜80%とすると、アイス性能とドライ操縦安定性能とをバランス良く向上することができる。
(2)また、第2サイプ10bのサイプ厚みを、ブロック2中心部側だけでなく、ブロック2端部側でも第1サイプ10aのサイプ厚みよりも大きくなるように設定しても良い。この場合も、アイス路面での接地性が向上することでアイス性能、特にアイス制動性能を向上することができるが、ブロック2端部のブロック剛性の低下が大きくなり、ドライ操縦安定性能が悪化する傾向がある。したがって、第2サイプ10b全体のサイプ厚みを第1サイプ10aのサイプ厚みよりも大きくする場合は、ブロック2端部側での第2サイプ10bのサイプ深さを、ブロック2中心部側よりも浅く設定する、具体的には例えば、第2サイプ10bのサイプ深さを、ブロック2中心部側では5〜7mmとし、ブロック2端部側では1〜3mmに設定することが好ましい。これにより、ブロック2端部側でのブロック剛性が向上し、ドライ操縦安定性能の悪化を防止することができる。第2サイプ10bにおいて、サイプ深さの大きい部分のサイプ長さは、例えば第2サイプ10bの長さの40〜80%としたものが例示される。
(3)前述の実施形態では、サイプ10として直線サイプを形成した例を示したが、波状またはジグザグ状のサイプ、いわゆる波形サイプを形成しても良い。また、サイプ10(第1サイプ10a、第2サイプ10b)以外のサイプをブロック2の踏面に適宜形成しても良い。
(4)前述の実施形態では、ブロック2の形状として略正方形の例を示したが、特に限定はなく、例えば長方形、ひし形、台形であっても良い。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例などについて説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。
(1)アイス制動性能
テストタイヤ(サイズ205/65R15)を実車(国産3000ccクラスのFRセダン)に装着し、1名乗車の荷重条件にて、アイス路面を走行させ、速度40km/hで制動力をかけてABSを作動させた際の制動距離の逆数を指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好なアイス制動性能を示す。
(2)ドライ操縦安定性能
タイヤを上記の実車に装着し、1名乗車の荷重条件で一般路をドライ条件下にて走行し、操縦安定性のフィーリング評価を行い、その評価ポイントを指数で評価した。比較例1の評価を100として指数で示し、数値が大きいほどドライ操縦安定性能が良好であることを示す。
実施例1
図1に示すトレッド面1に、図2に示すサイプ10であって、第1サイプ10aのサイプ厚みと第2サイプ10bのサイプ厚みとを、ともに0.3mm、第1サイプ10aのサイプ深さと第2サイプ10bのサイプ深さとを、ともに6.5mmと設定した空気入りタイヤを製造した。かかるタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
実施例2
図1に示すトレッド面1に、図3に示すサイプ10であって、第1サイプ10aのサイプ厚みを0.3mm、第2サイプ10bのブロック2の中心部側のみのサイプ厚みを0.6mmと設定(10b(w)の長さを、第サイプ10bの長さの75%と設定し、第2サイプ10bのブロック2の端部側のサイプ厚みを0.3mmと設定)した以外は、実施例1と同じ構成である空気入りタイヤを製造した。かかるタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
比較例1
図1に示すトレッド面1に、図4に示すサイプ11であって、サイプ厚みを0.3mmと設定した以外は、実施例1と同じ構成である空気入りタイヤを製造した。かかるタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
Figure 2010167989
表1の結果から、比較例1の空気入りタイヤに比べて、実施例1の空気入りタイヤでは、アイス性能、特にアイス制動性能とドライ操縦安定性能との両者が向上していることがわかる。また、実施例2の空気入りタイヤは、比較例1の空気入りタイヤに比べて、アイス性能、特にアイス制動性能が特段に向上し、ドライ操縦安定性能も十分向上していることがわかる。

Claims (5)

  1. トレッド面にサイプを形成したブロックを備える空気入りタイヤにおいて、
    前記サイプは、ブロックの中心部付近より始端して放射状に延び、ブロック内で終端する複数の第1サイプと、前記第1サイプの延在方向からずれた位置より始端してブロック端部に向かって放射状に延びる、複数の第2サイプとを含むものであることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第1サイプの長さL1と、前記第1サイプに近接する前記第2サイプの長さL2との比率が、L1:L2=3:7〜7:3である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第2サイプは、そのブロック中心部側でのサイプ厚みを、前記第1サイプのサイプ厚みよりも大きくしたものである請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第2サイプは、そのブロック端部側のサイプ端部をブロック端部にて開口させたものである請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記複数のサイプは、いずれも他のサイプと交差しないものである請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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