JP2007064396A - 等速自在継手のマスダンパ取付構造 - Google Patents

等速自在継手のマスダンパ取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 等速自在継手のマスダンパ取付構造で、マスダンパの脱落防止し圧入部への異物進入を防止すること
【解決手段】 等速自在継手100の外方部材12の外周面にマスダンパ11を圧入したマスダンパ取付構造であって、等速自在継手100の外方部材12とマスダンパ11とにそれぞれ軸方向に係合する抜止部材31を設けたことを特徴とする。また、外方部材12とマスダンパ11との間に、マスダンパ11の圧入部20に異物が浸入するのを防止するシール32を装着してもよい。
【選択図】 図2

Description

本発明は等速自在継手の外方部材の外周面にマスダンパを圧入したマスダンパの取付構造に関するものである。
ドライブシャフトに取り付けられる等速自在継手には、例えば、特許2532365号に記載されているように、駆動系の振動や騒音を低減する目的でマスダンパを装着することがある。
特許2532365号
等速自在継手10にマスダンパ11を取り付ける取付構造としては、図1に示すように、等速自在継手10の外方部材12のディファレンシャル側に締め代を設け、マスダンパ11を圧入嵌合する場合がある。なお、図1中、13はドライブシャフトの中間シャフト、14は等速自在継手10の内方部材、15は転動体、16は転動体を保持する保持器、17はディファレンシャル側のシャフト、18はブーツである。
この場合、マスダンパ11を等速自在継手10の外方部材12に圧入しているだけであるから、組み付け時に嵌入力が不十分であると、等速自在継手10から振動を受けた場合などに、マスダンパ11の圧入嵌合状態に緩みが生じる場合がある。
また、マスダンパ11の圧入部20に水や油が浸入すると、圧入部20が腐食侵食され、圧入嵌合力が低下することなども、マスダンパ11の圧入嵌合状態に緩みを生じさせる可能性がある。
特に、スペース上、マスダンパ11の外径を大きくすることができない場合には、図1に示すように、マスダンパ11を軸方向に大きくすることがある。この場合、マスダンパ11の内周面の全面を等速自在継手10の外方部材12の外周面に嵌合させる構造にすると、マスダンパ11の嵌入力で、等速自在継手10の内部が変形する可能性がある。このため、マスダンパ11の内周面の全面を等速自在継手10の外方部材12の外周面に嵌合させることができず、圧入部20を除いて外方部材12とマスダンパ11との間に径方向隙間21を設けることがある。
斯かる形態では、掛かる隙間21に水や油が進入して留まり易いから、さらに水や油がマスダンパ11の圧入部20に浸入して圧入部20を腐食させる問題が生じる可能性が高くなると考えられる。また、マスダンパ11の一部が外方部材12から浮いているので、等速自在継手10が高速で回転した場合に、マスダンパ11に掛かる慣性力により、マスダンパ11の圧入部20が緩み易いなど、種々の問題が生じ易いと考えられる。
本発明に係る等速自在継手のマスダンパ取付構造は、等速自在継手の外方部材の外周面にマスダンパを圧入したマスダンパ取付構造であって、等速自在継手の外方部材とマスダンパとにそれぞれ軸方向に係合する抜止部材を設けたことを特徴とする。また、外方部材とマスダンパとの間に、マスダンパの圧入部に異物が浸入するのを防止するシールを装着してもよい。
この等速自在継手のマスダンパ取付構造によれば、等速自在継手の外方部材とマスダンパとにそれぞれ軸方向に係合する抜止部材を設けたので、マスダンパの圧入嵌合力が低下した場合でも、マスダンパが等速自在継手から外れることを確実に防止することができる。
また、外方部材とマスダンパとの間に、マスダンパの圧入部に異物が浸入するのを防止するシールを装着したものでは、マスダンパの圧入部に水や油などの異物が浸入して腐食劣化が生じるのを確実に防止することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る等速自在継手のマスダンパ取付構造を図面に基づいて説明する。なお、同じ作用を奏する部材・部位に同じ符号を付している。
この等速自在継手100は、図2に示すように、外方部材12の外周面にマスダンパ11を圧入したものであり、外方部材12とマスダンパ11とにそれぞれ軸方向に係合する抜止部材31を設けたものである。
この実施形態では、抜止部材31は、スナップリングで構成されており、外方部材12の外周面に装着され、マスダンパ11の圧入方向後方側端面11bに係合している。スナップリング31は、例えば、図3(a)〜(d)に例示するが、これに限らず種々の形態のスナップリングを適用することができる。なお、抜止部材31は外方部材12とマスダンパ11とにそれぞれ軸方向に係合するものであればよく、スナップリングに限らず、また、周方向全周で外方部材12とマスダンパ11に係合する必要もないので、ピン状の部材、片材で周方向に部分的に外方部材12とマスダンパ11に係合するように設けてもよい。
斯かる抜止部材31を取り付けることにより、マスダンパ11の圧入嵌合力が低下した場合でも、マスダンパ11が等速自在継手100から外れることを確実に防止することができる。
また、この実施形態では、外方部材12とマスダンパ11との間に、マスダンパ11の圧入部20に異物が浸入するのを防止するシールを装着している。具体的には、外方部材12とマスダンパ11との間に形成される隙間21にOリング32を装着している。Oリング32を装着する際は、図2に示すように、マスダンパ11の内周面又は外方部材12の外周面に溝や窪み11a、12aを設け、Oリング32の取り付け位置を位置決めしてもよい。なお、図2に示すように、マスダンパ11の内周面と外方部材12の外周面の両方に溝や窪み11a、12aを設けてもよいが、マスダンパ11の内周面と外方部材12の外周面のいずれか一方のみに溝や窪みを設けても良い。
Oリング32は、マスダンパ11を圧入する際に装着するとよい。このように、外方部材12とマスダンパ11との間に、マスダンパ11の圧入部20に異物が浸入するのを防止するシール32を装着したものは、マスダンパ11の圧入部20に水や油などの異物が浸入して腐食劣化が生じるのを確実に防止することができ、斯かる腐食劣化によりマスダンパ11の圧入嵌合力が低下するのを防止することができる。
なお、外方部材12とマスダンパ11との間に、マスダンパ11の圧入部20に異物が浸入するのを防止するシールとしては、上述したOリング32に限定されず、例えば、マスダンパを圧入した後に、外方部材とマスダンパとの間に形成される隙間をシール材としての樹脂で埋めても良い。
以上、本発明の一実施形態に係る等速自在継手のマスダンパ取付構造を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されない。
例えば、何らかの事情により、マスダンパ11の圧入方向後方側端面11bに抜止部材31を係合させることができない場合においては、図4および図4(a)に拡大して示す等速自在継手101のように、マスダンパ11の内周面に抜止部材31が係合する係合部11cを設け、抜止部材31を外方部材12の外周面に装着してマスダンパ11の係合部11cに係合させるとよい。この場合、さらにシールとしてOリング32を設ける場合は、抜止部材31よりもマスダンパ11が圧入されている圧入部20側に、外方部材12の外周面とマスダンパ11の内周面にOリング32を挟み込むとよい。
斯かる形態においても、抜止部材31やシール32は、その作用を阻害しない範囲で、適宜、種々の形態に変更が可能である。また、等速自在継手の構造の上記の形態に限定されず、種々の形態の等速自在継手に適用できる。
等速自在継手の縦断側面図。 本発明の一実施形態に係る等速自在継手の縦断側面図。 (a)〜(d)は抜止部材としてのスナップリングのバリエーションを例示した平面図。 本発明の他の実施形態に係る等速自在継手の縦断側面図。(a)は抜止部材を取り付けた部位の拡大図である。
符号の説明
100、101 等速自在継手
11 マスダンパ
11c 係合部
11b 圧入方向後方側端面
12 外方部材
20 圧入部
21 径方向隙間
21 隙間
31 スナップリング(抜止部材)
32 Oリング(シール)

Claims (6)

  1. 等速自在継手の外方部材の外周面にマスダンパを圧入したマスダンパ取付構造であって、
    前記等速自在継手の外方部材とマスダンパとにそれぞれ軸方向に係合する抜止部材を設けたことを特徴とする等速自在継手のマスダンパ取付構造。
  2. 前記抜止部材は、外方部材の外周面に装着され、マスダンパの圧入方向後方側端面に係合していることを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手のマスダンパ取付構造。
  3. 前記マスダンパの内周面に抜止部材が係合する係合部を設け、前記抜止部材を外方部材の外周面に装着し、前記マスダンパの係合部に係合させたことを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手のマスダンパ取付構造。
  4. 前記抜止部材は等速自在継手の外方部材に装着したスナップリングで構成したことを特徴とする請求項1に記載のマスダンパの取付構造。
  5. 前記外方部材とマスダンパとの間に、マスダンパの圧入部に異物が浸入するのを防止するシールを装着したことを特徴とする請求項1に記載のマスダンパの取付構造。
  6. 前記マスダンパの内周面に抜止部材が係合する係合部を設け、前記抜止部材を外方部材の外周面に装着して前記マスダンパの係合部に係合させ、
    前記シールを、前記抜止部材よりもマスダンパが圧入されている圧入部側に、外方部材の外周面とマスダンパの内周面との間に挟み込んだOリングで構成したことを特徴とする請求項5に記載の等速自在継手のマスダンパ取付構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53128803A (en) * 1977-04-14 1978-11-10 Daimler Benz Ag Vibration attenuating apparatus for driving axle and in particular rear axle of automobile
JPH05209651A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Fuji Kiko Co Ltd ダンパープーリー

Patent Citations (2)

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