JP2007062285A - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業性を低下させることなく自動的かつ効率的に丁合作業を行うことが可能な孔版印刷装置を提供する。
【解決手段】 マスタ18を製版する製版部6と、版胴11及び押圧手段12を有する印刷部5と、印刷部5において印刷がなされた用紙Pを排出する排紙部8と、排紙部8より排出された印刷済み用紙Pを積載可能な中間トレイ4と、上下方向に配設され印刷済み用紙を積載可能な複数の用紙トレイ28a〜28jを有し、各用紙トレイ28a〜28jより印刷済み用紙Pを1枚ずつ給送してこれらを重ね合わせて用紙束として排出する丁合装置3と、中間トレイ4を各用紙トレイ28a〜28jに対応させて昇降させるトレイ昇降手段49と、中間トレイ4上の印刷済み用紙Pを用紙トレイ28a〜28jに移送させる用紙移送手段53とを有し、製版印刷動作と丁合動作とを連続的に行うことが可能な孔版印刷装置1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、版胴外周面上に巻装されたマスタに対して押圧手段により用紙を押圧して印刷を行う孔版印刷装置に関し、詳しくは印刷済み用紙を丁合する丁合装置を接続した孔版印刷装置に関する。
従来、簡便な印刷方法としてデジタル式感熱孔版印刷が知られている。これは、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタに微細な発熱素子を複数有するサーマルヘッドを接触させ、この発熱素子に対しパルス的に通電を行いながらマスタをプラテンローラ等の搬送手段で搬送することにより、マスタの熱可塑性樹脂フィルムに画像情報に基づいた穿孔画像を熱溶融穿孔製版した後、この穿孔製版されたマスタを多孔性円筒状の版胴に巻装させ、プレスローラ等の押圧手段によって用紙を版胴外周面に押圧させることで版胴内周面に供給されたインキを版胴開孔部及びマスタ穿孔部から滲出させ、このインキを用紙に転移させることにより用紙上に印刷画像を得るものである。
この孔版印刷装置を用いて印刷済み用紙の丁合作業を行う場合には、各原稿毎に必要部数に対応した印刷を行い、印刷済みの用紙を孔版印刷装置とは別の丁合装置にセットし、丁合装置によって丁合を行ういわゆるオフライン方式と、大容量の丁合装置を孔版印刷装置に接続して両者を連動させ、印刷を行いながら丁合を行ういわゆるオンライン方式とがある。
また、丁合装置にも2つの種類がある。1つは複数のビントレイを有し各ビントレイにそれぞれ1ページ目の印刷物を1枚ずつ分配した後に各ビントレイにそれぞれ2ページ目の印刷物を1枚ずつ分配し、これを最終ページまで繰り返すことにより各ビントレイのそれぞれに複数ページからなる冊子を作成する、いわゆるソータ装置であり、1つは複数の用紙トレイを有し各用紙トレイに互いに異なるページの印刷物をそれぞれ複数枚ずつ収容し、各用紙トレイから印刷物を1枚ずつ給送してこれらを重ね合わせて冊子とし、この冊子を排紙トレイに順次排出する、いわゆるコレータ装置である。
上述したソータ装置が例えば「特許文献1」に、またコレータ装置が例えば「特許文献2」にそれぞれ開示されている。
実開平7−309520号公報 特開2003−73013号公報
ソータ装置としてはオフライン方式のものとオンライン方式のものとがあるが、多くはオンライン方式のものが用いられている。ソータ装置は上述のような丁合作業を行うために1つのビントレイに収容される枚数が制限され、少部数多ページ印刷に有利である。一方、コレータ装置としてはオフライン方式のもののみが知られており、用紙トレイの数が制限されることから多部数少ページ印刷に有利である。
また、孔版印刷装置による印刷物は電子写真式複写装置による画像形成物と比較すると、マスタのコストを除けば低コスト化を図れるため、版換えの少ない小部数多ページ印刷に有利である。そこで、孔版印刷装置による印刷物をコレータ装置により丁合することが考えられるが、上述のようにコレータ装置としてはオフライン方式のもののみしか知られていないため、孔版印刷装置により印刷された印刷物を手作業によってコレータ装置にセットしなくてはならず、作業性が大幅に低下してしまうという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、作業性を低下させることなく自動的かつ効率的に丁合作業を行うことが可能な孔版印刷装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、マスタを製版する製版部と、製版されたマスタを巻装する版胴及び給紙部より給送された用紙を前記版胴に押圧する押圧手段を有する印刷部と、前記印刷部において印刷がなされた用紙を排出する排紙部と、前記排紙部より排出された印刷済み用紙を積載可能な中間トレイと、上下方向に配設され印刷済み用紙を積載可能な複数の用紙トレイを有し、前記各用紙トレイより印刷済み用紙を1枚ずつ給送してこれらを重ね合わせて用紙束として排出する丁合装置と、前記中間トレイを前記各用紙トレイに対応させて昇降させるトレイ昇降手段と、前記中間トレイ上の印刷済み用紙を前記用紙トレイに移送させる用紙移送手段とを有し、製版印刷動作と丁合動作とを連続的に行うことが可能であることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置において、さらに丁合動作を行わない通常モードと丁合動作を行う丁合モードとを切替可能であり、通常モード時において前記排紙部より排出された印刷済み用紙を前記中間トレイ上に積載し、丁合モード時において前記排紙部より排出された印刷済み用紙を前記各用紙トレイに分配して積載することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の孔版印刷装置において、さらに通常モード時における印刷動作完了時に、前記トレイ昇降手段を作動させて前記中間トレイを所定位置に移動させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の孔版印刷装置において、さらに丁合モード時に、1枚目の原稿に対応した印刷済み用紙が全て前記中間トレイ上に積載された後、前記トレイ昇降手段を作動させて前記中間トレイを所定の前記用紙トレイと対応する位置まで移動させた後に前記用紙移送手段を作動させて前記印刷済み用紙を前記用紙トレイに移送する移送動作を行い、2枚目の原稿に対応した製版動作を前記移送動作と並行して行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2ないし4の何れか1つに記載の孔版印刷装置において、さらに前記中間トレイは、前記排紙部より排出された印刷済み用紙の揃えを行う、用紙幅方向に移動自在な一対のサイドフェンスと用紙搬送方向に移動自在な1つのエンドフェンスとを有し、前記エンドフェンスは前記排紙部より排出された印刷済み用紙の先端が当接する第1の位置と前記用紙移送手段の作動時に前記中間トレイ上に積載された印刷済み用紙と干渉しない第2の位置とを選択的に占めることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2ないし5の何れか1つに記載の孔版印刷装置において、さらに丁合モード時において、前記丁合装置が有する前記用紙トレイの数を設定されたページ数が上回る場合には、先ず前記用紙トレイの数と同じページ数分の印刷動作及び丁合動作を行い、その後、残りのページ数分の印刷動作及び丁合動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、製版印刷動作と丁合動作とを自動的に連続して行うことが可能となり、作業性を低下させることなく自動的かつ効率的に丁合作業を行うことにより作業効率を大幅に向上することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態を採用した孔版印刷装置の要部概略正面図を示している。同図において孔版印刷装置1は、孔版印刷装置本体2、丁合装置3、中間トレイ4等を有している。
孔版印刷装置本体2は、その内部に印刷部5、製版部6、給紙部7、排紙部8、画像読取部9、図示しない排版部等を有している。
印刷部5は、筐体10のほぼ中央部に位置し図示しない版胴駆動手段によって図1において時計回り方向に回転駆動される版胴11と、版胴11の外周面に対して接離自在に設けられ給紙部7から給送される用紙Pを版胴11に対して押圧する押圧手段としてのプレスローラ12とを有している。
版胴11は、その両側縁部を図示しない一対の端板の各周面にそれぞれ取り付けられた多孔性支持板と、多孔性支持板の外周に複数層巻装された図示しないメッシュスクリーンとを有しており、多孔性支持板には複数の開孔を有する開孔部が形成されている。多孔性支持板の非開孔部にはクランパ13が開閉自在に支持されており、クランパ13は版胴11が所定位置を占めたときに図示しない開閉手段によって開閉される。
版胴11の内部には、版胴11の支軸を兼ねたインキ供給パイプ、図示しない駆動手段によって回転駆動されるインキローラ及びドクターローラ等を有する図示しないインキ供給手段が配設されている。図示しないインキ供給手段は、図示しないインキポンプの作動により図示しないインキパック内のインキをインキ供給パイプ、インキローラ、ドクターローラを介して版胴11の内周面に供給する。
版胴11の下方にはプレスローラ12が配設されている。版胴11の軸方向長さとほぼ同じ長さを有し、芯部の周囲にゴム等の弾性体を巻成してなるプレスローラ12は、芯部の両端を図示しない一対のプレスローラアームの一端間にそれぞれ回転自在に支持されている。各プレスローラアームは筐体10にそれぞれ回転自在に支持されており、図示しない揺動手段によって各プレスローラアームが一体的に揺動されることにより、プレスローラ12はその周面を版胴11の外周面に圧接する圧接位置と、その周面を版胴11の外周面より離間させる離間位置とを選択的に占める。
上述した版胴11を回転駆動する版胴駆動手段、クランパ13を開閉する開閉手段、インキローラ及びドクターローラを回転駆動する駆動手段、インキパック内のインキを吸引するインキポンプ、プレスローラ12を揺動させる揺動手段を総称して印刷駆動手段75(図5参照)とする。
印刷部5の右上方には製版部6が配設されている。製版部6は、図示しないマスタ貯容手段、サーマルヘッド14、プラテンローラ15、マスタ切断手段16、マスタ搬送ローラ対17等を有している。マスタ貯容手段は、マスタ18をロール状に巻成してなるマスタロール18aを回転自在かつ着脱自在に支持する。
複数の発熱素子を有するサーマルヘッド14は製版部6の図示しない側板に支持されており、図示しない付勢手段によってその発熱素子面をプラテンローラ15の周面に圧接されている。プラテンローラ15は製版部6の図示しない側板間に回転自在に支持されており、図示しないステッピングモータによって回転駆動される。
マスタ切断手段16は、製版部6に固定された固定刃と固定刃に対して移動自在な可動刃とを有しており、可動刃が固定刃に対して回転移動あるいは上下動してマスタ18を切断する。マスタ搬送ローラ対17は、図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動ローラと、駆動ローラに圧接配置され駆動ローラの回転時に従動回転する従動ローラとを有しており、サーマルヘッド14とプラテンローラ15とによって製版搬送されたマスタ18を印刷部5に向けて搬送する。
上述したプラテンローラ15を回転駆動するステッピングモータ、サーマルヘッド14の各発熱素子を発熱させる発熱駆動手段、マスタ切断手段16の可動刃を移動させる移動手段、マスタ搬送ローラ対17の駆動ローラを回転駆動する駆動手段を総称して製版駆動手段76(図5参照)とする。
製版部6の下方には給紙部7が配設されている。給紙部7は、昇降自在な給紙トレイ19、図示しない駆動手段によって互いに同期して回転駆動される給紙ローラ20及び分離ローラ21、分離パッド22、図示しない駆動手段によって版胴11の回転に同期して回転駆動されるレジストローラ対23を有しており、給紙トレイ19上に積載された多数の用紙Pのうちの最上位の1枚を給紙ローラ20及び分離ローラ21及び分離パッド22によって分離給送し、レジストローラ対23において一時停止させた後、版胴11上に巻装された製版済みのマスタ18の画像と一致する所定のタイミングでレジストローラ対23が回転駆動されることにより、用紙を印刷部5に給送する周知の構成である。
上述した給紙トレイ19を昇降させる昇降手段、給紙ローラ20及び分離ローラ21を回転駆動する駆動手段、レジストローラ対23を回転駆動する駆動手段を総称して給紙駆動手段77(図5参照)とする。
印刷部5の左方には排紙部8が配設されている。排紙部8は、剥離爪24、排紙搬送部材25等から主に構成されている。
剥離爪24はその基端を筐体10の図示しない側板に揺動自在に支持されており、図示しない爪揺動手段によって揺動されることにより鋭角状に形成されたその先端を版胴11の外周面に対して近接離間自在に配設されている。剥離爪24は、その先端が版胴11の外周面に近接した際に、版胴11の外周面上より印刷済みの用紙P(以下、印刷済み用紙Pという)を剥離する。
剥離爪24の下方には排紙搬送部材25が配設されている。排紙搬送部材25は、駆動ローラ、従動ローラ、各ローラ間に掛け渡された開孔を有する複数の無端ベルト、吸引ファン等を有する周知の搬送コンベヤであり、吸引ファンの吸引力によって無端ベルト上に印刷済み用紙Pを吸引しつつ、各無端ベルトの移動によって図1において左方へと印刷済み用紙Pを搬送する。
上述した剥離爪24を揺動させる爪揺動手段、排紙搬送部材25の吸引ファンを駆動するファン駆動手段、排紙搬送部材25の駆動ローラを駆動する駆動手段を総称して排紙駆動手段78(図5参照)とする。
筐体10の上部には画像読取部9が配設されている。画像読取部9は、それぞれ図示しない走査ユニット、レンズ、画像センサ等を有しており、読み取った画像情報を変換して記憶する周知の構成を有している。また、画像読取部9はその上部にADFユニット26を有しており、複数枚の原稿27を連続して読み取ることが可能に構成されている。画像読取部9の各部は、読取駆動手段79(図5参照)によって駆動される。
印刷部5の左上方には、版胴11の外周面上より使用済みのマスタを剥離して廃棄する図示しない排版部が配置されている。図示しない排版部は、排版ローラ対、排版ボックス、圧縮板を有しており、排版ローラ対によって版胴11の外周面上より使用済みのマスタの端部をすくい上げて搬送し、搬送した使用済みのマスタを排版ボックス内に収容し、収容したマスタを圧縮板で圧縮する周知の構成である。
孔版印刷装置本体2の左方には丁合装置3が配設されている。丁合装置3は、複数の用紙トレイ28a〜28j、各用紙トレイ28a〜28jに対応して設けられた用紙ストッパ29及び給送ローラ30a〜30j及び分離パッド31及び押し当てローラ32、縦搬送装置33、排紙トレイ34等を有している。
各用紙トレイ28a〜28jは印刷済み用紙Pをそれぞれの上面に積載可能に構成されており、それぞれの一端を装置本体35に回動自在に支持されている。各用紙トレイ28a〜28jは、それぞれの上面に用紙Pを滑り易くさせるための例えばフッ素樹脂等からなる低摩擦部材68(図3参照)が配設されており、その他端が下方に向けて傾斜した態様でそれぞれ配設されている。各用紙トレイ28a〜28jは、それぞれトレイ駆動手段80(図5参照)によって一端を中心に図1において時計回り方向へ個別に回動される。また各用紙トレイ28a〜28jには、その上面上に印刷済み用紙Pが載置されているか否かを検知する用紙有無検知センサ81(図5参照)がそれぞれ配設されている。
用紙ストッパ29は、各用紙トレイ28a〜28jの他端側にそれぞれ配設されており、各用紙トレイ28a〜28jの他端に接触することなく各用紙トレイ28a〜28j上に積載された印刷済み用紙Pが落下することを防止すべく装置本体35に取り付けられている。
用紙ストッパ29の上方には、給送ローラ30a〜30j及び分離パッド31がそれぞれ配設されている。各給送ローラ30a〜30jは、各用紙トレイ28a〜28j上の印刷済み用紙Pに接触可能な位置に配設されており、トレイ駆動手段80によって各用紙トレイ28a〜28jが時計回り方向へと回動した際に、最上位の印刷済み用紙Pに対して所定の圧接力で圧接する。各給送ローラ30a〜30jは、それぞれ給送ローラ駆動手段82(図5参照)によって個別に回転駆動される。分離パッド31は、各給送ローラ30a〜30jに所定の圧接力で圧接配置されており、各給送ローラ30a〜30jが回転して各用紙トレイ28a〜28jから印刷済み用紙Pが給送される際に、用紙Pの重送を防止する。
各給送ローラ30a〜30j及び分離パッド31の左方には押し当てローラ32が配設されている。押し当てローラ32は、装置本体35に揺動自在に支持された図示しないブラケットに従動回転自在に取り付けられており、図示しない付勢手段の付勢力によって後述する縦搬送装置33の無端ベルトに所定の圧接力で圧接されている。
縦搬送装置33は、駆動ローラ36、従動ローラ37、無端ベルト38、吸引ファン39等を有するコンベヤであり、ベルト駆動手段83(図5参照)によって駆動ローラ36が回転駆動されることにより、ファン駆動手段84(図5参照)によってそれぞれ駆動される各吸引ファン39で印刷済み用紙Pを無端ベルト38上に吸引しつつ下方へと搬送する。駆動ローラ36の近傍には、無端ベルト38を介して駆動ローラ36に圧接配置された従動回転可能な送りローラ40と、印刷済み用紙Pの搬送方向を下方から左方へと変更するガイド板41とが配設されている。
装置本体35の左最下部には排紙トレイ34が配設されている。縦搬送装置33及び送りローラ40によって搬送された印刷済み用紙Pをその上面に積載する排紙トレイ34は、用紙搬送方向に移動自在な1つのエンドフェンス42を有している。排紙トレイ34は、装置本体35に用紙幅方向に対して移動自在に支持されており、トレイ移動手段85(図5参照)によって互いに異なる第1の位置と第2の位置とを選択的に占める。
上述の構成より丁合装置3は、各用紙トレイ28a〜28jに印刷済み用紙Pが積載された後に丁合動作開始の信号が送られる(10ページものの印刷物の場合:1ページ目が用紙トレイ28aに収容され、以下、順に10ページ目が用紙トレイ28jに収容)と、トレイ駆動手段80が作動して各用紙トレイ28a〜28jがそれぞれの一端を中心に図1において時計回り方向へ回動され、各用紙トレイ28a〜28j上に積載された各印刷済み用紙Pの最上位のものがそれぞれ各給送ローラ30a〜30jに圧接される。各用紙トレイ28a〜28jの回動動作は用紙有無検知センサ81からの信号に基づいて行われ、上面に印刷済み用紙Pが積載されている用紙トレイのみが回動される。
そして、給送ローラ駆動手段82が作動して給送ローラ30aが回転し、用紙トレイ28a上から1ページ目の印刷済み用紙Pが1枚分離給送される。分離給送された1ページ目の印刷済み用紙Pは、押し当てローラ32によって無端ベルト38に押し当てられつつ、縦搬送装置33によって下方へと給送される。給送ローラ30aの作動後、所定の時間をおいて給送ローラ駆動手段82が作動して給送ローラ30bが回転し、用紙トレイ28b上から2ページ目の印刷済み用紙Pが1枚分離給送される。分離給送された2ページ目の印刷済み用紙Pは、押し当てローラ32によって無端ベルト38上の1ページ目の印刷済み用紙Pに押し当てられつつ、縦搬送装置33によって下方へと搬送される。給送ローラ30bの回転タイミングは、1ページ目の印刷済み用紙Pの先端と2ページ目の印刷済み用紙Pの先端とが合致するタイミングに設定されている。以下、同様に所定のタイミングをおいて給送ローラ駆動手段82が作動して各給送ローラ30c〜30jがそれぞれ回転し、無端ベルト38上には1〜10ページ目までの印刷済み用紙Pが重合して用紙束を形成した状態で下方へと搬送される。形成された用紙束はガイド板41によって搬送方向を変えられつつ、縦搬送装置33及び送りローラ40によって第1の位置を占めている排紙トレイ34上に排出される。
1部目の用紙束が排紙トレイ34上に排出されると、トレイ移動手段85が作動して排紙トレイ34が第2の位置に変位される。その後、1部目と同様に給送ローラ駆動手段82が作動して各給送ローラ30a〜30jがそれぞれ所定の時間差をおいて回転し、2部目の用紙束が無端ベルト38上に作成される。作成された2部目の用紙束は、1部目の用紙束と同様に排紙トレイ34上に排出される。2部目の用紙束が排紙トレイ34上に排出されると、トレイ移動手段85が作動して排紙トレイ34が第1の位置に変位される。以下、この動作が繰り返され、設定された部数の丁合が終了するまで丁合装置3が動作を継続する。
孔版印刷装置本体2と丁合装置3との間には中間トレイ4が配設されている。中間トレイ4は、図1及び図2に示すように、トレイ本体43の両側部にそれぞれ2個ずつのガイドローラ44を有しており、各ガイドローラ44を縦長のフレーム45に設けられたガイドレール46に係合され、フレーム45によって昇降自在に支持されている。中間トレイ4にはプーリ89に巻き掛けられた金属性のワイヤ47の一端が固定されており、プーリ89と一体的に設けられたウォームホイール48をトレイ昇降手段としての中間トレイ昇降モータ49の出力軸に取り付けられたウォーム50によって回転させることにより中間トレイ4が昇降される。ワイヤ47にカウンターバランスとしての錘を設けてもよい。フレーム45には、中間トレイ4が排紙搬送部材25から排出される印刷済み用紙Pを受け取る位置であるホームポジションを占めているときにこれを検知するホームポジションセンサ51(図5参照)と、ホームポジションからの中間トレイ4の移動量を検知するエンコーダ52(図5参照)とが配設されている。
トレイ本体43には用紙移送手段としてのベルト搬送装置53が配設されている。ベルト搬送装置53は、駆動ローラ54、従動ローラ55、無端ベルト56、ベルト駆動モータ57等を有している。駆動ローラ54はトレイ本体43の側板間に回転自在に支持されており、タイミングプーリ58を一体的に有している。従動ローラ55はトレイ本体43の用紙搬送方向下流側端部に突設された複数のブラケット59間に回転自在に支持されており、駆動ローラ54と従動ローラ55との間には、トレイ本体43の上面よりも高い位置においてゴム等の高摩擦抵抗部材からなる複数の無端ベルト56が掛け渡されている。図3に示すように各用紙トレイ28a〜28jには、各ブラケット59が嵌合可能な切欠部67がそれぞれ形成されている(図3では用紙トレイ28aのみを代表して示す)。ベルト駆動モータ57はトレイ本体43に取り付けられており、その出力軸にはタイミングプーリ60が取り付けられている。各タイミングプーリ58,60間にはタイミングベルト61が掛け渡されており、ベルト駆動モータ57の作動により各無端ベルト56は図2の矢印A方向に移動される。またトレイ本体43には、その上面上における印刷済み用紙Pの有無を検知する用紙有無検知センサ66が配設されている。
トレイ本体43の上面上には、一対のサイドフェンス62と1つのエンドフェンス63とが配設されている。各サイドフェンス62は、図示しないブラケットを介してトレイ本体43に移動自在に支持されており、互いに同期して用紙Pの幅方向に向けて近接離間自在に構成されている。エンドフェンス63はその上端をブラケット64の上端に回動自在に支持されており、ブラケット64に固定されたフェンス移動モータ65によって、図2に実線で示す印刷済み用紙Pの先端を受け止める第1の位置と、図2に二点鎖線で示すトレイ本体43上より印刷済み用紙Pを送り出す際に邪魔とならない第2の位置とを選択的に占める。ブラケット64は、トレイ本体43により用紙搬送方向と平行な方向に向けて移動自在に支持されている。なお、各サイドフェンス62及びエンドフェンス63をモータ等のアクチュエータによって自動的に移動させる構成としてもよい。
図4は、孔版印刷装置1の操作パネルを示している。操作パネル69は筐体10の上部前面に配設されており、その上面にはスタートキー70、ストップキー71、テンキー72、LCD表示装置73、丁合キー74等が配設されている。スタートキー70は孔版印刷装置1に一連の動作を行わせる際に押下され、スタートキー70の押下によって製版印刷動作が行われる。ストップキー71は孔版印刷装置1の動作を停止させる際に押下され、テンキー72は各種設定時において押下される。LCD表示装置73には各種情報が表示され、丁合キー74は製版印刷動作に連動して丁合装置3によって丁合動作を行う際に押下される。丁合キー74が押下されるとLED74aが点灯し、丁合動作を行う丁合モードであることがオペレータに教示される。
図5は、孔版印刷装置1の制御ブロック図を示している。同図において孔版印刷装置1の制御手段86は、孔版印刷装置本体2及び中間トレイ4の動作制御を行う印刷装置制御手段87及び丁合装置3の動作制御を行う丁合装置制御手段88を有している。印刷装置制御手段87は、ホームポジションセンサ51、エンコーダ52、用紙有無検知センサ66等の各種センサからの検知信号及び操作パネル69からの各種信号を入力し、印刷駆動手段75、製版駆動手段76、給紙駆動手段77、排紙駆動手段78、読取駆動手段79、中間トレイ昇降モータ49、ベルト駆動モータ57、フェンス駆動モータ65等に動作信号を出力する。丁合装置制御手段88は、用紙有無検知センサ81等の各種センサからの検知信号を入力し、トレイ駆動手段80、給送ローラ駆動手段82、ベルト駆動手段83、ファン駆動手段84等に動作信号を出力する。印刷装置制御手段87と丁合装置制御手段88とは、互いに信号の授受を行っている。
上述の構成に基づき、以下に孔版印刷装置1の動作を図6及び図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
先ず、丁合キー74が押下されない通常モードでの孔版印刷装置1の動作を説明する。オペレータにより印刷すべき原稿27が画像読取部9にセットされ、丁合キー74が押下されずにLED74aが消灯した状態(ST1)でテンキー72等により印刷枚数が設定された後にスタートキー70が押下されると、孔版印刷装置本体2の各部位が作動して排版動作、製版給版動作、版付け動作が行われた後、給紙部7より用紙Pが連続的に給送されて印刷動作が行われる(ST2)。この一連の動作時において、エンドフェンス63は第1の位置を占めている。そして、設定された印刷枚数が消化されたと制御手段86が判断すると(ST3)、中間トレイ昇降モータ49が作動して中間トレイ4が上昇し、中間トレイ4が所定位置を占めると中間トレイ昇降モータ49の作動が停止される(ST4)。この所定位置はオペレータが中間トレイ4上より印刷済み用紙Pを取り出し易い位置に予め設定されており、所定の操作によって位置変更可能に構成されている。中間トレイ4が所定位置で停止した後、制御手段86は用紙有無検知センサ66からの信号を確認し、中間トレイ4上より印刷済み用紙Pが取り出されたと判断すると(ST5)中間トレイ昇降モータ49を作動させて中間トレイ4を下降させ、中間トレイ4を再びホームポジションに復帰させる(ST6)。
上述の構成により、丁合動作を行わない通常モード時において、印刷動作が終了した後に印刷済み用紙Pが積載された中間トレイ4を用紙取り出し作業の行い易い所定位置まで上昇させ、印刷済み用紙Pの取り出し後に再びホームポジションまで復帰させるので、用紙取り出し時における作業性が向上すると共にその後の印刷動作を連続的に行うことができる。
次に、丁合キー74が押下された丁合モードでの孔版印刷装置1の動作を説明する。オペレータにより印刷すべき原稿27が画像読取部9にセットされ、丁合キー74が押下されてLED74aが点灯した状態(ST1)でテンキー72等によりページ数A(原稿枚数)及び印刷部数B(印刷枚数)が設定された後にスタートキー70が押下される(ST7)と、制御手段86は設定されたページ数Aが用紙トレイ数N(本実施形態では10)以下であるか否かを判断し(ST8)、ページ数Aが用紙トレイ数Nを上回っている場合にはLCD表示装置73にその旨を表示し、オペレータに再度の設定を促す。ページ数A(本実施形態ではページ数Aを10、印刷部数Bを60とし、10枚の原稿27がADFユニット26にセットされているものとする)が用紙トレイ数N以下である場合には、図示しない排版部が作動して版胴11上より前版のマスタが剥離されると共にADFユニット26が作動して1枚目の原稿が画像読取部9において読み取られ、読み取られた原稿画像に応じて製版部6において製版動作が行われる(ST9)。
製版動作では、製版駆動手段76が作動してプラテンローラ15及びマスタ搬送ローラ対17が回転駆動され、マスタロール18aからマスタ18が引き出される。引き出されたマスタ18はサーマルヘッド14を通過する際に複数の発熱素子によって加熱穿孔され、製版画像を形成される。製版画像を形成された製版済みのマスタ18は、プラテンローラ15及びマスタ搬送ローラ対17によって開放されているクランパ13に向けて搬送される。
図示しないステッピングモータのステップ数より、マスタ18の先端がクランパ13に対応した所定位置まで到達したと制御手段86が判断すると、図示しない開閉手段が作動してクランパ13が閉じられ、マスタ18はその先端部を版胴11の外周面上に係止される。その後、版胴11がマスタ18の搬送速度と同じ周速度で図1において時計回り方向に回転駆動され、マスタ18の版胴11への巻装動作が行われる。そして、図示しないステッピングモータのステップ数より1版分の製版が完了したと制御手段86が判断すると、プラテンローラ15及びマスタ搬送ローラ対17の回転が停止すると共にマスタ切断手段16が作動してマスタ18が切断される。切断されたマスタ18は版胴11の回転によって製版部6から引き出され、版胴11が再びホームポジションにおいて停止すると製版動作及び巻装動作が完了する(ST10)。
次に、給紙トレイ19にセットされた用紙Pのサイズに合わせて、排紙トレイ34のエンドフェンス42の位置が手動により調整される(ST11)。なお、エンドフェンス42を電動により自動的に移動させる構成としてもよい。
巻装動作に引き続き版付け動作が行われる。版胴11が低速で回転を開始し、給紙部7から用紙Pが1枚給送されてレジストローラ対23にくわえ込まれる。そして、版胴11に巻装されたマスタ18に形成された製版画像の先端がプレスローラ12と対応する位置に到達するタイミングでレジストローラ対23が回転し、用紙が版胴11とプレスローラ12との間に向けて給送される。この直後のタイミングでプレスローラ12が揺動され、プレスローラ12はその周面を版胴11の外周面に圧接させる。
この押圧動作により、プレスローラ12と用紙Pとマスタ18と版胴11の外周面とが圧接し、図示しないインキ供給手段によって版胴11の内周面に供給されたインキが版胴11の開孔部、図示しないメッシュスクリーン、マスタ18の多孔性支持体及び熱可塑性樹脂フィルムの穿孔部を介して用紙Pに転移され、いわゆる版付けが行われる。版付けによりインキを転移された用紙Pは、剥離爪24により版胴11の外周面より剥離されて下方へと落下し、排紙搬送部材25により搬送されて中間トレイ4上に排出される。
中間トレイ4上より版付けに使用された用紙Pが除去されたことを用紙有無検知センサ66の信号に基づいて制御手段86が認識すると、版胴11が設定された印刷速度に応じた回転周速度で回転すると共に給紙部7より用紙Pが連続的に給送されて印刷動作が行われる(ST12)。そして設定された印刷枚数(60枚)が消化されたと判断されると(ST13)、2枚目の原稿27がADFユニット26によって送られ、画像読取部9において読み取られつつ上述と同様に製版動作が行われる(ST14)。また、これと並行して図示しない排版部が作動して排版動作が行われる(ST15)。排版動作後、上述と同様に製版済みのマスタ18が版胴11の外周面上に巻装される(ST16)。
上述の画像読取動作、製版動作、排版動作、巻装動作と並行して中間トレイ昇降モータ49が作動され、60枚の印刷済み用紙Pを積載した中間トレイ4が上昇する。そしてエンコーダ52からの信号に基づき、中間トレイ4が最上位の用紙トレイ28aと対応する位置まで上昇したと制御手段86が判断すると、中間トレイ昇降モータ49の作動が停止されて中間トレイ4は用紙トレイ28aと対応する位置に位置決めされる(ST17)。
中間トレイ4が位置決めされると、フェンス移動モータ65が作動してエンドフェンス63が第2の位置に位置決めされた(ST18)後、ベルト搬送装置53が駆動される。これにより、中間トレイ4上に積載されている1ページ目の原稿27に対応した印刷済み用紙Pが用紙トレイ28a上に全て移送される(ST19)。用紙有無検知センサ66の信号に基づき、中間トレイ4上から用紙トレイ28a上へと全ての印刷済み用紙Pが移送されたと制御手段86が判断すると、フェンス移動モータ65が作動してエンドフェンス63が第1の位置に位置決めされた(ST20)後、中間トレイ昇降モータ49が作動されて中間トレイ4が再びホームポジションに戻される(ST21)。このように、2枚目の原稿27に対する画像読取動作、製版動作、排版動作、巻装動作と並行して中間トレイ4から用紙トレイ28aへの印刷済み用紙Pの移送動作を行うことにより、作業効率を向上することができる。
版胴11へのマスタ18の巻装動作が完了し、さらに中間トレイ4が印刷済み用紙Pを積載していない状態でホームポジションを占めると、上述と同様に給紙部7より用紙Pが連続的に給送されて印刷動作が行われる(ST22)。そして設定された印刷枚数(60枚)が消化されたと判断されると(ST23)、3枚目の原稿27から10枚目の原稿27について上述したST14〜ST22の動作が繰り返され(ST24)、10枚全ての原稿27についての印刷動作及び各用紙トレイ28a〜28jへの印刷済み用紙Pの移送動作が完了したと制御手段86により判断されると(ST25)、続いて丁合動作が行われる。
丁合動作では、上述したように、先ずトレイ駆動手段80の作動により上面に印刷済み用紙Pが積載されている用紙トレイのみが回動し(本実施形態では用紙トレイ28a〜28jの全て)、各印刷済み用紙Pの最上位のものがそれぞれ各給送ローラ(本実施形態では30a〜30jの全て)に圧接する(ST26)。そして、給送ローラ駆動手段82が作動して各給送ローラ30a〜30jが所定の時間をおいて連続的に回転駆動し(ST27)、無端ベルト38上に1〜10ページ目までの印刷済み用紙Pが重合して用紙束を形成した状態で下方へと搬送され(ST28)て第1の位置を占めている排紙トレイ34上に排出される(ST29)。1部目の用紙束が排紙トレイ34上に排出された後、トレイ移動手段85が作動して排紙トレイ34が第2の位置に変位され、その後、1部目と同様に2部目の用紙束が排紙トレイ34上に排出される。以下、この動作が繰り返され、設定された印刷枚数に対応した部数(60部)が排紙トレイ34上に排出されたと制御手段86が判断すると(ST30)、丁合動作が完了する。
上述の構成によれば、製版印刷動作と丁合動作とを自動的に連続して行うことが可能となり、作業性を低下させることなく自動的かつ効率的に丁合作業を行うことにより作業効率を大幅に向上することが可能となる。
上記実施形態では、丁合装置3が用紙トレイとして28a〜28jまでの10段を有するものであるため、ページ数Aが11以上である用紙束を形成することができない。以下に本実施形態の変形例として、ページ数Aが11以上である18ページものの用紙束を50部形成する場合を説明する。
オペレータは操作パネル69上において、ページ数18ページ及び印刷部数50部を設定した後にスタートキー70を押下する。この場合、ページ数が用紙トレイ数を上回っているのでLCD表示装置73にその旨が表示されるが、この変形例ではオペレータが所定の確認キーを押下することにより印刷動作が継続される。
確認キーが押下されると、上記実施形態と同様に1ページ目の原稿27に対する製版動作、排版動作、巻装動作、版付け動作が行われた後に印刷動作が行われ、中間トレイ4上に50枚の印刷済み用紙Pが載置される。載置された印刷済み用紙Pは用紙トレイ28aへと運ばれ、続いて2枚目の原稿27に対する製版動作、排版動作、巻装動作、版付け動作、印刷動作が行われ、中間トレイ4上に50枚の印刷済み用紙Pが載置される。載置された印刷済み用紙Pは用紙トレイ28bへと運ばれ、以下同様に3〜10枚目の原稿27に対する印刷動作及び各用紙トレイ28c〜28jへの印刷済み用紙Pの移送動作が行われる。そして、10枚目の原稿27に対する画像を形成された印刷済み用紙Pが用紙トレイ28jに移送されると、上述と同様に丁合装置3が作動して丁合動作が行われる。この丁合動作により、排紙トレイ34上には1〜10ページ目までの原稿画像に対応した用紙束が50部積載される。
1〜10ページ目までの丁合動作が完了すると、LCD表示装置73に例えば「1から10ページ分の丁合が完了しました。排紙トレイから取り出して再びスタートキーを押してください。残りの11〜18ページ分の印刷と丁合とを行います。」というような表示がなされる。オペレータにより排紙トレイ34上より1〜10ページ目までの原稿画像に対応した用紙束が除去された後にスタートキー70が押下されると、上述と同様に11〜18ページの原稿27に対応した印刷動作が行われた後に丁合動作が行われる。なおこの場合には、用紙トレイ28i及び用紙トレイ28jは使用されない。この丁合動作により、排紙トレイ34上には11〜18ページまでの原稿画像に対応した用紙束が50部積載される。
11〜18ページまでの丁合動作が完了すると、LCD表示装置73に例えば「11〜18ページ分の丁合が完了しました。各用紙束を前の1〜10ページ分の用紙束と組み合わせてください。」というような表示がなされる。オペレータは、前に丁合され排紙トレイ34上より取り出しておいた1〜10ページ目までの用紙束と今丁合された11〜18ページまでの用紙束とを組み合わせて重ねることにより、1〜18ページまでの用紙束を得ることができる。
本発明の一実施形態を採用した孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる中間トレイの要部概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる中間トレイと用紙トレイとの接続部を示す概略上面図である。 本発明の一実施形態に用いられる操作パネルの概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる制御手段のブロック図である。 本発明の一実施形態における孔版印刷装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態における孔版印刷装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 孔版印刷装置
3 丁合装置
4 中間トレイ
5 印刷部
6 製版部
7 給紙部
8 排紙部
11 版胴
12 押圧手段(プレスローラ)
18 マスタ
28a〜28j 用紙トレイ
49 トレイ昇降手段(中間トレイ昇降モータ)
53 用紙移送手段(ベルト搬送装置)
62 サイドフェンス
63 エンドフェンス
P 用紙

Claims (6)

  1. マスタを製版する製版部と、
    製版されたマスタを巻装する版胴及び給紙部より給送された用紙を前記版胴に押圧する押圧手段を有する印刷部と、
    前記印刷部において印刷がなされた用紙を排出する排紙部と、
    前記排紙部より排出された印刷済み用紙を積載可能な中間トレイと、
    上下方向に配設され印刷済み用紙を積載可能な複数の用紙トレイを有し、前記各用紙トレイより印刷済み用紙を1枚ずつ給送してこれらを重ね合わせて用紙束として排出する丁合装置と、
    前記中間トレイを前記各用紙トレイに対応させて昇降させるトレイ昇降手段と、
    前記中間トレイ上の印刷済み用紙を前記用紙トレイに移送させる用紙移送手段とを有し、
    製版印刷動作と丁合動作とを連続的に行うことが可能であることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置において、
    丁合動作を行わない通常モードと丁合動作を行う丁合モードとを切替可能であり、通常モード時において前記排紙部より排出された印刷済み用紙を前記中間トレイ上に積載し、丁合モード時において前記排紙部より排出された印刷済み用紙を前記各用紙トレイに分配して積載することを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 請求項2記載の孔版印刷装置において、
    通常モード時における印刷動作完了時に、前記トレイ昇降手段を作動させて前記中間トレイを所定位置に移動させることを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 請求項2または3記載の孔版印刷装置において、
    丁合モード時に、1枚目の原稿に対応した印刷済み用紙が全て前記中間トレイ上に積載された後、前記トレイ昇降手段を作動させて前記中間トレイを所定の前記用紙トレイと対応する位置まで移動させた後に前記用紙移送手段を作動させて前記印刷済み用紙を前記用紙トレイに移送する移送動作を行い、2枚目の原稿に対応した製版動作を前記移送動作と並行して行うことを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 請求項2ないし4の何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
    前記中間トレイは、前記排紙部より排出された印刷済み用紙の揃えを行う、用紙幅方向に移動自在な一対のサイドフェンスと用紙搬送方向に移動自在な1つのエンドフェンスとを有し、前記エンドフェンスは前記排紙部より排出された印刷済み用紙の先端が当接する第1の位置と前記用紙移送手段の作動時に前記中間トレイ上に積載された印刷済み用紙と干渉しない第2の位置とを選択的に占めることを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 請求項2ないし5の何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
    丁合モード時において、前記丁合装置が有する前記用紙トレイの数を設定されたページ数が上回る場合には、先ず前記用紙トレイの数と同じページ数分の印刷動作及び丁合動作を行い、その後、残りのページ数分の印刷動作及び丁合動作を行うことを特徴とする孔版印刷装置。
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