JP2007062148A - 冊子製本装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置異常が発生しても復旧が容易な冊子製本装置を提供すること。
【解決手段】 用紙束をクランプするクランプ手段と、
前記クランプ手段にクランプされた用紙束の背面に接着剤を塗布する塗布部材と、
前記用紙束の背面と前記塗布部材とを接離させる接離手段と、を有し、
前記接離手段は、接着剤の塗布中に異常が発生した場合前記用紙束の背面と前記塗布部材とを離間させる離間機構を、有していることを特徴とする冊子製本装置。
【選択図】 図8

Description

接着により冊子を作製する冊子製本装置に関する。
近年、小ロット対応、短納期、低コスト等の利点を生かして、従来の印刷装置に代わって、カラー電子写真方式の画像形成装置が用いられるようになってきた。また、画像形成装置で画像形成された用紙を所定枚数整合して用紙束を形成し、この用紙束の背面に接着剤を塗布し、表紙用紙を接着して冊子を作成する冊子製本装置も併せて用いられるようになってきた。
このような冊子製本装置のなかで、作業性及び品質の向上を目的として、用紙束の背面に塗布ローラにより接着剤を塗布した後表紙を接着するときに、接着面とは反対側の用紙束端面と表紙端面との合わせが容易に行え、かつ、用紙束と表紙との接着を強固に行うことが出来る装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−209753号公報
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、塗布中に、停電が発生したり、操作者が誤って装置を停止してしまう等の異常が発生した場合には、塗布ローラが接着剤を介して用紙束背面に固着してしまい、装置を復旧しようとしたときに、固着した塗布ローラを用紙束から切り離すために多大な労力と時間を要してしまう。特に、接着剤として、接着時間が短く、かつ、強力な接着力が得られる等の利点を有するホットメルトを使用した場合には、接着剤を再溶融させてから行わなくてはならないため、更に大きな労力と時間を要してしまう。
本発明は、上述した問題に鑑み点されたもので、その目的は、装置異常が発生しても復旧が容易な冊子製本装置を提供することにある。
本発明の目的は、下記の構成により達成することが出来る。
(1)
用紙束をクランプするクランプ手段と、
前記クランプ手段にクランプされた用紙束の背面に接着剤を塗布する塗布部材と、
前記用紙束の背面と前記塗布部材とを接離させる接離手段と、を有し、
前記接離手段は、接着剤の塗布中に異常が発生した場合前記用紙束の背面と前記塗布部材とを離間させる離間機構を、有していることを特徴とする冊子製本装置。
(2)
前記接離手段はソレノイドの作動により前記用紙束の背面と前記塗布部材とを接離させるものであり、前記離間機構は前記ソレノイドに対する電力供給が遮断されることにより前記用紙束の背面と前記塗布部材とを離間させる機構であることを特徴とする前記(1)に記載の冊子製本装置。
(3)
前記接離手段はカムの作動により前記用紙束の背面と前記塗布部材とを接離させるものであり、前記離間機構は前記カムに対する駆動力が遮断されることにより前記用紙束の背面と前記塗布部材とを離間させる機構であることを特徴とする前記(1)に記載の冊子製本装置。
(4)
前記接離手段はリンクの作動により前記用紙束の背面と前記塗布部材とを接離させるものであり、前記離間機構は前記リンクに対する駆動力が遮断されることにより前記用紙束の背面と前記塗布部材とを離間させる機構であることを特徴とする前記(1)に記載の冊子製本装置。
本発明によれば、塗布中に異常が発生した場合、塗布部材と用紙束の背面とが離間する離間機構を有しているため、接着剤を介して結合した塗布部材と用紙束とを切り離すための労力と時間とをかける必要がなく、容易に復旧することが可能となる。
本発明の実施の形態の一例を図面を用いて説明する。
なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
図1は画像形成装置Aに本発明の実施の形態に係る冊子製本装置Bを連結した画像形成システム全体を示す概略図である。
先ず、画像形成装置Aについて説明する。
画像形成装置Aは電子写真方式により転写材である用紙に画像形成を行うものであり、画像形成部A1、原稿搬送装置A2、画像読取部A3を有する。
画像形成部A1において、ドラム状の感光体1の周囲に帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5A、分離装置5B及びクリーニング装置6が配置され、これらの電子写真プロセス装置により、帯電、露光、現像及び転写が行われて感光体1上にトナー像が形成され、用紙Sに画像が形成される。
用紙Sは3個の給紙トレイ7Aに収納されており、これらの給紙トレイ7Aから用紙Sが1枚ずつ給紙され、転写装置5Aにより、感光体1上のトナー像が用紙Sに転写される。
用紙Sに転写されたトナー像が定着装置8を通過して定着処理される。定着処理された用紙Sは、排紙ローラ7Cから排紙されるか又は再給紙路7Eに搬送される。
フェースアップ排紙においては、切り替えゲート7Dは用紙Sを直進させ、フェースダウン排紙及び両面画像形成においては、切り替えゲート7Dは用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙においては、用紙Sは下方に案内された後に、スイッチバックして上方に搬送され、排紙ローラ7Cから排紙される。
両面画像形成においては、用紙Sは下方に案内され、スイッチバックによる表裏反転後に再給紙路7Eを経て、転写装置5Aが配置された転写部に再給紙され、裏面画像の転写が行われた後、定着装置8にて定着処理されて排紙される。
原稿搬送装置A2は原稿を1枚ずつ読取位置に搬送する。画像読取部A3は原稿搬送装置A2により搬送された原稿又は原稿台9に載置された原稿の画像を読み取って、画像信号を生成する。
次に、同じく図1を用いて、冊子製本装置Bの概要について説明する。
冊子製本装置Bは画像形成装置Aから送り込まれた用紙Sを複数枚束ねて用紙束S1とし、用紙束S1に表紙用紙(以降、単に表紙という)S2を接合して冊子S3を作製する装置である。
冊子製本装置Bは、画像形成装置Aから排出された用紙Sを排紙皿20又は用紙反転部40に搬送する搬送部10、1枚ずつ又は数枚ずつ送りこまれた用紙Sを集積しクランプするクランプ手段50、用紙束S1の背面にホットメルト等の接着剤を塗布する塗布手段60、表紙S2を収納する表紙収納部70、表紙収納部70から給紙された表紙S2を支持する表紙支持手段80及び冊子排出部100を有する。
画像形成装置Aから排出された用紙Sは搬送部10に設けられた切り替えゲート11により排出路12を経て排紙皿20に排出されるか又は用紙反転部40に搬送される。排紙皿20には、製本モードでない場合に用紙Sが排出される。
製本モードにおいては、用紙Sは搬送路13を経て用紙反転部40に搬送され、用紙反転部40においてスイッチバックした後にクランプ手段50に搬送される。設定された枚数の用紙Sがクランプ手段50に集積されると、用紙束S1は姿勢変換されてほぼ垂直状態に保持される。
垂直状態に保持された用紙束S1の下面に、塗布手段60により接着剤が塗布される。
接着剤が塗布された用紙束S1に表紙収納部70から給紙され表紙支持手段80に支持されていた表紙S2が上昇して接触し、接着される。
用紙束S1に表紙S2が接着されて作成された冊子S3は冊子排出部100に排出、集積される。
以下、製本モードにおける冊子製本装置Bについて図2を参照して更に詳しく説明する。
図2は冊子製本装置Bの正面断面図である。
搬送路13を搬送された用紙Sは搬送ローラ401、402により斜め上方に搬送され、傾斜した反転皿403を上昇した後に、搬送ローラ402の逆回転により、下方に搬送されストッパ404に突き当たって停止する。
所定枚数の用紙Sが反転皿403上に集積されると、離間していた送り込みローラ405が集積された用紙Sをニップして下方に搬送し、搬送された用紙Sは支持板502及び突き当て板503を備えたクランプ手段50に傾斜状態で支持される。
なお、後述するように、用紙束S1をクランプしてから、傾斜したクランプ手段50が垂直状態になり、用紙束S1の背面に接着剤が塗布され、表紙S2が接着されて冊子S3が出来上がり、クランプ手段50が再度傾斜状態に戻るまでの時間帯はクランプ手段50には用紙Sが送り込めないため、搬送されてきた用紙Sは反転皿403に待機させておく必要があるが、このように反転皿403に待機させておく枚数が前述した所定枚数である。
冊子S3が作製されてクランプ手段50が斜め状態に復帰した後は、クランプ手段50での用紙Sの集積が可能となるので、画像形成装置Aの操作、表示手段A5(図1参照)において設定された冊子S3を作製する設定枚数に達するまで、搬送ローラ401により送り込まれた用紙Sは、搬送ローラ402により一枚毎クランプ手段50に送り込まれる。
クランプ手段50の集積枚数が設定枚数に達した後、用紙束S1は、不図示の駆動手段によるクランプ板504の作動により支持板502との間にクランプされ、クランプ手段50が軸505を回転軸として回転することにより傾斜状態から垂直状態に姿勢変換される。
用紙束S1が垂直状態に変換されると、突き当て板503が退避し、塗布手段60が図2の紙面垂直方向に移動することにより用紙束S1の背面に接着剤が塗布される。
続いて、冊子製本装置Bの下部に設けられた表紙収納部70の給紙トレイ701から送り出しローラ702等により搬送され、表紙支持手段80により水平状態にあらかじめ載置されていた表紙S2は、昇降手段90により用紙束S1の背面に接触するまで上昇し、用紙束S1に接着され冊子S3となり、冊子排出部100に排出される。
次に、図3、図4、図5を用いて、冊子S3が作製される詳細過程について説明する。
既に説明したように、図3(a)において、画像形成装置Aから搬送されてきた用紙Sは搬送ローラ401、402により斜め上方に搬送され、所定枚数になるまで用紙反転部40に集積された後、送り込みローラ405により斜め下方に搬送され、クランプ手段50の支持板502上に集積される。
続けて、1枚毎用紙Sが支持板502上に集積され設定枚数に達した後、クランプ板504の作動により支持板502とにより用紙束S1がクランプされる。クランプ後、用紙束S1が斜め状態から垂直状態に姿勢変換され、突き当て板503が退避し、塗布手段60が図3の紙面に対して直交する方向に移動しながら用紙束S1の背面SAにホットメルト等の接着剤を塗布する(図3(b)参照)。
なお、本発明の特徴である塗布手段60の構成及び動作については後述するものとする。
図3(c)の下段に示すように、上述した一連の動作と平行して、表紙収納部70(図2参照)から送り出された表紙S2は表紙引き込みローラ801、802により所定位置まで引き込まれ、水平状態に載置される。
用紙束S1の背面SAへの接着剤塗布が完了すると、昇降手段90(図2参照)により表紙支持手段80は、固定板803が表紙S2を介して用紙束S1の背面SAに当接するまで上昇する。
なお、図3(c)上段に示すように、固定板803よりも上方に設けた一対の折り曲げ部材804と表紙引き込みローラ801、802とによる表紙S2の引っ張り合いを防止するために、表紙支持手段80の上昇に連動して表紙引き込みローラ801、802のニップは解除される。
固定板803が用紙束S1の背面SAに当接すると、図4(a)に示すように、一対の折り曲げ部材804が互いに接近する方向に移動して、表紙S2と用紙束S1とを角型形状に接着した後初期位置に戻る。
表紙S2と用紙束S1との接着完了後、表紙支持手段80が下降を開始し、これに連動して、表紙引き込みローラ801、802の従動ローラ支持レバー805、806が、それぞれ図4の反時計方向、時計方向に回転するとともに、表紙支持レバー807、808が同じく、図4の反時計方向、時計方向に回転して表紙S2を支える。
表紙支持手段80は、後述するように、冊子搬送コンベア810が作製された冊子S3を受け取り排出するために図4の紙面に直交する方向に移動するが、この時に、冊子搬送コンベア810と表紙S2の先端部とが接触しなくなる位置まで下降する。
表紙支持手段80の下降が完了すると、図4の紙面に直交する方向にみて用紙束S1の長さ(幅)よりも外側に退避していた一対の冊子搬送コンベア810が用紙束S1を支える位置まで互いに移動、接近する(図4(b)参照)。
冊子搬送コンベア810の移動完了後、冊子S3が冊子搬送コンベア810上に落下した時の衝撃を和らげるため、冊子搬送コンベア810は用紙束S1の背面SAに接近して停止する(図4(c)参照)。
表紙支持手段80の停止後、クランプ板504による用紙束S1のクランプが解除され、冊子S3が冊子搬送コンベア810上に落下する(図5(a)参照)。なお、このときに、表紙支持レバー808は初期位置である水平位置に戻っている。
冊子S3が冊子搬送コンベア810上に落下した後、表紙支持手段80が下降を開始し冊子S3は、図5(b)の矢印方向に回転している冊子搬送コンベア810上に、用紙束S1の背面SAを先頭にして倒れながら搬送され(図5(b)参照)、やがて、冊子搬送コンベア810上に横倒しとなり排出される(図5(c)参照)。
冊子S3の排出が完了すると、上述した各部材は初期位置に復帰する。
次に、塗布手段60について、図6、図7、図8を用いて説明する。
図6は図1に示す塗布手段60を上方から見た平面図、図7は図6のX−X断面図、図8は図6のY−Y断面図である。
図6に示すように、601は接着剤を塗布するための塗布部材である塗布ローラであり、概略箱形形状の第1揺動体602に回転自在に支持されるとともに、図8に示すように、第1揺動体602に貯留されヒータ603により溶融したホットメルト等の接着剤ADに一部が浸漬している。
図6、図7に示すように、604は、用紙束S1の背面SAに塗布された接着剤をならすためのならしローラであり、第1揺動体602及び概略箱形形状の第2揺動体605に回転自在に支持され、ならしローラ604の回転軸604Aには歯車G1が固定されている。
図6に示すように、歯車G1は、アイドル歯車G2を介して塗布ローラ601の回転軸601Aに固定された歯車G3と噛み合うとともに、図7に示すように、第2揺動体605に保持された塗布モータM1の出力軸に固定された歯車G4に噛み合っている。
これにより、塗布モータM1の回転が塗布ローラ601及びならしローラ604に伝達される。
図6、図7に示すように、606は第2揺動体605の外側に設けた概略箱形形状の塗布本体であり、第2揺動体605に固定された第2揺動軸607を回転自在に支持している。
同じく図6、図7に示すように、塗布本体606の上部には、スライド軸受け608が4ヶ所設けられており、これらのスライド軸受け608にはスライド軸609、610が摺動可能に係合しており、スライド軸609、610は、塗布本体606が、図1の紙面に直交する方向に移動できるように配置されている。
図6に示すように、611は塗布本体606をスライドさせるためのベルトであり、ベルト611の1ヶ所が結合部材612を介してスライド軸受け608の1つに固定されている。
ベルト611は、スライド軸609、610と平行に設けた、プーリ613、614に張架されており、プーリ614には移動モータM2から駆動が伝達される。
図8に示すように、615は、ならしローラ604の回転軸604Aを支点として第1揺動体602を図8の反時計方向に揺動させるための第1ソレノイドであり、第2揺動体605に固定されている。616は、塗布本体606に回転自在に設けた第2揺動軸607を支点として、第2揺動体605を、図8の時計方向に揺動させるための第2ソレノイドであり塗布本体606に固定されている。
図8からも明らかなように、第1ソレノイド615及び第2ソレノイド616が通電して各ソレノイドのプランジャーが飛び出したときに、塗布ローラ601及びならしローラ604の外周面が同一高さになり用紙束S1の背面SAに接触するように、第1ソレノイド615及び第2ソレノイド616のプランジャーのストロークが設定されている。
図8に示すように、617は用紙束S1の背面SAに直交する用紙束S1の両側側辺SS1、SS2を検知する検知手段であり、塗布本体606の矢印の移動方向前方に一体的に設けられている。
同じく図8において、618は、塗布ローラ601に担持された接着剤ADの量を規制するための規制板であり、塗布ローラ601に対して一定の隙間を持って設置されている。619は、ならしローラ604に付着した接着剤ADを除去するための除去板であり、ならしローラ604に対して一定の圧力で当接している。
塗布ローラ601及びならしローラ604ともに、図8の矢印方向に回転するように設定されている。
なお、塗布ローラ601には不図示の棒状ヒータが内蔵されている。
以上の説明から明らかなように、クランプ手段50はクランプ板504、支持板502等を備え、塗布手段60は塗布ローラ601、ならしローラ604、塗布モータM1等を備え、移動手段61はスライド軸受け608、スライド軸609、610、ベルト611、移動モータM2等を備え、接離手段62は第1ソレノイド615を備え、ならし部材接離手段63は第2ソレノイド616を備え、表紙支持手段80は表紙引き込みローラ801、802、固定板803、折り曲げ部材804、従動ローラ支持レバー807、808、冊子搬送コンベア810を備えている。
次に、上述した構成の冊子製本装置Bの制御構成について図9を用いて説明する。
B1は冊子製本装置Bの制御手段であり、冊子製本装置Bの制御手順や各種データを記憶する記憶手段B2、記憶手段B2に記憶された制御手順やデータに基づいて制御を実行するCPU(参照符号B3)等で構成されている。
制御手段B1は、インターフェースB4を介して上位の画像形成装置Aの制御手段A4(図1参照)と通信可能に構成され、サイズ、設定枚数等の情報が伝達される。制御手段B1の入力側には、検知手段617が接続され、出力側には、クランプ手段50、塗布モータM1、移動モータM2、第1ソレノイド615、第2ソレノイド616等が接続されている。
また、制御手段B1は、例えば、AC等の電源ラインPLから電力の供給を受け、制御手段B1内に設けた電源供給手段B5から、第1ソレノイド615、第2ソレノイド616等に所定の電力を供給している。
次に、上述した構成の冊子製本装置Bにおける接着剤を塗布する手順について、図10及び既出の図面を用いて説明する。
図10は塗布ローラ601及びならしローラ604が用紙束S1の背面SAに接離する過程を示す模式図である。
塗布手段60は、塗布モータM1及びならしローラ604が回転しながら、図10の左側の初期位置に待機している。
図3(a)に示すように、クランプ手段50により用紙束S1が垂直状態に姿勢変換されると、移動モータM2(図6参照)が回転し、塗布手段60が図10の右方向に移動を開始する。
塗布手段60の移動に伴い、検知手段617が用紙束S1の側辺SS1を検知してから所定時間(T1)経過後、第1ソレノイド615が作動して(図8参照)、背面SAの端部に塗布ローラ601が接触して塗布が開始されるとともに、第2ソレノイド616も作動して、ならしローラ604もならし動作可能位置に上昇する。
塗布本体606が移動して、検知手段617が用紙束S1の側辺SS2を検知してから所定時間(T2)経過後、第1ソレノイド615が非作動となり、塗布ローラ601が用紙束S1の背面SAの端部において離間する。
同様に、検知手段617が側辺SS2を検知してから所定時間(T3)経過後、第2ソレノイド616が非作動となり、ならしローラ604が背面SAの端部位置において離間してならし動作を終了する。
なお、塗布及びならし作業を行った後の戻り行程においては、塗布ローラ601及びならしローラ604は背面SAから離間して初期位置に戻るように制御されている。
斯かる構成のもとで、接着剤ADの塗布中に、例えば、停電等により電源ラインPLからの電力の供給がストップしたり、操作者が誤って冊子製本装置Bを停止してしまったり、或いは、電源供給手段B5が故障してしまう等の異常が発生した場合、第1ソレノイド615及び第2ソレノイド616に対する電力の供給が遮断され各ソレノイドのプランジャが引っ込むとともに、塗布手段60の自重により、塗布ローラ601及びならしローラ604が用紙束S1の背面SAから離間する。
なお、本実施の形態において、離間機構とは、第1ソレノイド615及び第2ソレノイド616に対する電力供給が遮断されることにより、塗布手段60の自重により、第1揺動体602、第2揺動体605が、それぞれ、ならしローラ604の回転軸604A、第2揺動軸607を支点として回転することにより、塗布ローラ601及びならしローラ604が用紙束S1の背面SAから離間する機構である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、接着剤ADの塗布中に異常が発生した場合、塗布ローラ601及びならしローラ604が用紙束S1の背面SAから離間する機構を有するので、塗布ローラ601及びならしローラ604が用紙束S1の背面SA固着するトラブルを防止することが出来、冊子製本装置を容易に復旧することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、塗布手段60に塗布ローラ601及びならしローラ604を有する構成としたが、塗布ローラ601のみを用いる構成としても良い。
また、本実施の形態においては、用紙束S1に表紙S2を接着して冊子S3としたが、用紙束S1のみを接着剤で接着して冊子とする構成としても良い。
更に、接離手段61として、ソレノイドを用いる代わりに、図11に示すように、偏心カム620を用いて、第1揺動体602を上下させても良く、偏心カム620が最も上昇した位置(上死点)の手前で、塗布ローラ601が用紙束の背面SAに接触するように構成することにより、塗布中に異常が発生し偏心カム620を駆動する駆動モータ(参照符号なし)に対する電力供給が遮断されると、偏心カム620が塗布手段60の自重により図の矢印の方向に回転して、塗布ローラ601が用紙束S1の背面SAから離間する。
第2揺動体605(図8参照)も同様に接離動作を行うことが出来るので説明は省略する。
接離手段61として、これ以外にも、例えば、図12に示すように、リンク630、631を用いて、用紙束の背面SAと塗布手段60とを接離させても良く、リンク630、631の死点DPの手前で、塗布ローラ601が用紙束S1の背面SAに接触するように構成することにより、塗布中に異常が発生しリンク630、631を駆動する駆動モータ(参照符号なし)に対する電力供給が遮断されると、リンク630、631が塗布手段60の自重により図の矢印の方向に曲がり、塗布ローラ601が用紙束S1の背面SAから離間する。
第2揺動体605(図8参照)も同様に行うことが出来るので説明は省略する。
画像形成装置に冊子製本装置を連結した画像形成システム全体の概略図。 冊子製本装置の正面断面図。 冊子が作製される過程の説明図(1)。 冊子が作製される過程の説明図(2)。 冊子が作製される過程の説明図(3)。 図1に示す塗布手段60を上方から見た平面図。 図6のX−X断面図。 図6のY−Y断面図。 冊子製本装置の制御構成図。 塗布ローラ及びならしローラが用紙束背面に接離する過程を示す模式図。 接離手段の他の実施の形態(1)。 接離手段の他の実施の形態(2)。
符号の説明
A 画像形成装置
A1 画像形成部
A2 原稿搬送装置
A3 画像読取部
A4 画像形成装置制御手段
A5 操作、表示手段
B 冊子製本装置
B1 制御手段
B2 インターフェース
M1 塗布モータ
M2 移動モータ
S 用紙
S1 用紙束
S2 表紙
S3 冊子
SS1、SS2 側辺
10 搬送部
20 排紙皿
40 用紙反転部
50 クランプ手段
60 塗布手段
61 移動手段
70 表紙収納部
80 表紙支持手段
90 昇降手段
100 冊子排出部
401、402 搬送ローラ
403 反転皿
404 ストッパ
405 送り込みローラ
502 支持板
503 突き当て板
504 クランプ板
505 回転軸
601 塗布ローラ
602 第1揺動体
603 ヒータ
604 ならしローラ
605 第2揺動体
606 塗布本体
607 第2揺動軸
608 スライド軸受け
609、610 スライド軸
611 ベルト
612 結合部材
613、614 プーリ
615 第1ソレノイド
616 第2ソレノイド
617 検知手段
618 規制板
619 除去板
620 偏心カム
630、631 リンク
701 給紙トレイ
702 送り出しローラ
801、802 表紙引き込みローラ
803 固定板
804 折り曲げ部材
805、806 従動ローラ支持レバー
807、808 表紙支持レバー
810 冊子搬送コンベア

Claims (4)

  1. 用紙束をクランプするクランプ手段と、
    前記クランプ手段にクランプされた用紙束の背面に接着剤を塗布する塗布部材と、
    前記用紙束の背面と前記塗布部材とを接離させる接離手段と、を有し、
    前記接離手段は、接着剤の塗布中に異常が発生した場合前記用紙束の背面と前記塗布部材とを離間させる離間機構を、有していることを特徴とする冊子製本装置。
  2. 前記接離手段はソレノイドの作動により前記用紙束の背面と前記塗布部材とを接離させるものであり、前記離間機構は前記ソレノイドに対する電力供給が遮断されることにより前記用紙束の背面と前記塗布部材とを離間させる機構であることを特徴とする請求項1に記載の冊子製本装置。
  3. 前記接離手段はカムの作動により前記用紙束の背面と前記塗布部材とを接離させるものであり、前記離間機構は前記カムに対する駆動力が遮断されることにより前記用紙束の背面と前記塗布部材とを離間させる機構であることを特徴とする請求項1に記載の冊子製本装置。
  4. 前記接離手段はリンクの作動により前記用紙束の背面と前記塗布部材とを接離させるものであり、前記離間機構は前記リンクに対する駆動力が遮断されることにより前記用紙束の背面と前記塗布部材とを離間させる機構であることを特徴とする請求項1に記載の冊子製本装置。
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