JP2007061949A - ステージ駆動装置 - Google Patents

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【課題】 ヨーイングのみならず、ピッチングの少ない構造のステージ駆動装置を提供する。
【解決手段】 ベッド1と、このベッドにY軸方向へ移動可能に支持されたYステージ11と、このYステージにX軸方向へ移動可能に支持されたXステージと、このXステージにZ軸方向へ移動可能に支持されたZステージとを備えたステージ駆動装置。Yステージ11を同方向へ駆動する3つ以上の駆動手段(リニアモータ)15A,15B,15Cが設けられ、これら3つ以上のリニアモータは、Y〜Zステージからなる構造体の重心位置Gを内部に包含する三角形の頂点位置に配置されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ステージ駆動装置に関する。例えば、工作機械や半導体製造装置などに使用されるステージ駆動装置に関する。
例えば、工作機械などのステージを駆動させる駆動装置として、ボールねじを用いたステージ駆動装置が知られている(特許文献1参照)。
このステージ駆動装置は、コラムに移動可能に設けられた主軸頭の両側に、2本のボールねじ軸を主軸頭の移動方向と平行に配置するとともに、主軸頭に螺合し、この両側のボールねじ軸の間にモータを配置し、このモータの回転を歯車を介してボールねじ軸に伝達する構造である。
この構造によれば、コラムの構造的、熱的対称性を確保できるので、コラムの倒れや曲がり等、軸方向と異なる方向の熱変位が顕在化するのを防止できる。しかも、軸方向の熱変位を3軸制御によって補正すれば、コラムの熱応力による倒れ、曲がりを防止できる。従って、熱変位の少ない工作機械を提供できる。
特公平2−38335号公報
上述したステージ駆動装置では、主軸頭の移動方向と平行に2本のボールねじ軸が配置されているから、主軸頭のヨーイング(2本のボールねじ軸を含む平面に対して直交する軸回りに回転する動き)を減少させることができる。しかし、主軸頭のピッチング(2本のボールねじ軸を含む平面に対して直交する軸線と主軸頭の移動方向軸線とで定まる面内を揺動する動き)を減少させるのは困難である。
最近、ナノメートルオーダの加工精度が要求される超精密加工機械にあっては、ヨーイングのみならず、ピッチングの少ない構造が要望されている。
本発明の目的は、ヨーイングのみならず、ピッチングの少ない構造のステージ駆動装置を提供することにある。
本発明のステージ駆動装置は、ステージを駆動させるステージ駆動装置であって、前記ステージを同方向へ駆動する3つ以上の駆動手段を備え、これら3つ以上の駆動手段は、前記ステージの重心位置を囲んで配置されていることを特徴とする。
ここで、駆動手段としては、3つ以上であればよいが、3〜5つが好ましい。
この発明によれば、ステージを同方向へ駆動する3つ以上の駆動手段が、ステージの重心位置を囲んで配置されているから、ヨーイングのみならず、ピッチングの少ない構造に構成できる。つまり、2つの駆動手段によって、これら2つの駆動手段を含む平面に対して直交する軸回りの回動(ヨーイング)を減少させることができ、更に、残りの1以上の駆動手段によって、前記2つの駆動手段を含む平面に対して直交する軸線とステージの移動方向軸線とで定まる面内の揺動(ピンチング)を減少させることができる。しかも、これら3つ以上の駆動手段が、ステージの重心位置を囲んで配置されているから、ステージに対して移動方向以外の力が作用することが少なく、円滑な移動を実現できる。従って、超精密加工機械などのステージ駆動装置に応用すれば、ナノメートルオーダの加工精度を実現できる。
本発明のステージ駆動装置は、ベッドと、このベッドに移動可能に支持された第1ステージと、この第1ステージに第1ステージの移動方向に対して直交する方向へ移動可能に支持された第2ステージと、この第2ステージに前記第1ステージの移動方向および第2ステージの移動方向に対して直交する方向へ移動可能に支持された第3ステージとを備えたステージ駆動装置において、前記第1ステージを同方向へ駆動する3つ以上の駆動手段を備え、これら3つ以上の駆動手段は、前記第1〜第3ステージからなる構造体の重心位置を囲んで配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、第1ステージの移動方向をY軸方向とすると、第2ステージの移動方向はX軸方向、第3ステージの移動方向はZ軸方向となるから、つまり、第3ステージはY,X,Z軸方向の三次元方向へ移動可能であるから、三次元移動ステージにおいて、ヨーイングのみならず、ピッチングの少ない構造に構成できる。
本発明のステージ駆動装置において、前記3つ以上の駆動手段は、前記第1〜第3ステージからなる構造体の重心位置を内部に包含する三角形の頂点位置にそれぞれ配置されていることが好ましい。ここで、三角形の重心位置が、第1〜第3ステージからなる構造体の重心位置に一致していれば、より好ましい。
この発明によれば、3つ以上の駆動手段が、構造体の重心位置を内部に包含する三角形の頂点位置にそれぞれ配置されているから、構造体に対して、各駆動手段が略均等な駆動力で駆動させることができるから、ピンチングの少ない円滑な移動を実現できる。
本発明のステージ駆動装置において、前記各駆動手段は、固定子と可動子とを有するリニアモータによって構成されていることが好ましい。
ここで、リニアモータとしては、リニア誘導モータ、リニア同期モータ、リニア直流モータ、リニアパルスモータなど任意のものを採用することができる。
この発明によれば、3つ以上の駆動手段の各々が、固定子と可動子とを有するリニアモータによって構成されているから、ステージを高精度に移動させることができるとともに、所定位置に高精度に位置決めすることができる。また、ステージにワークあるいは加工工具を取り付けて加工を行う場合であっても、加工時の振動などの影響を極力低減することができるから、高精度な加工を実現できる。
本発明のステージ駆動装置において、前記駆動手段は3つ設けられ、これら3つの駆動手段のうち2つの駆動手段は、1つの固定子に対して2つの可動子を備え、これら4つの可動子と残りの駆動手段の可動子とが、前記第1〜第3ステージからなる構造体の重心位置を内部に包含する四角錐の各頂点位置にそれぞれ配置されていることが好ましい。
この発明によれば、合計5つの可動子が四角錐の各頂点位置に配置されているから、ヨーイングおよびピッチングを極力低減させることができる。
本発明のステージ駆動装置において、前記第3ステージには、ワークまたはワークを加工する工具が取り付けられていることが好ましい。
この発明によれば、第3ステージにワークまたは工具を取り付け、ワークを加工するようにすれば、高精度な加工機械(工作機械)や半導体製造装置などを構成できる。また、第3ステージに測定子などを取り付け、ワークを測定するようにすれば、計測機械を構成できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明のステージ駆動装置を適用した工作機械の斜視図、図2は、工作機械の正面図、図3は、工作機械の側面図である。
これらの図に示すように、本実施形態の工作機械は、ベッド1と、このベッド1上に前後方向(Y軸方向)へ移動可能に支持された第1ステージとしてのYステージ11と、このYステージ11上にYステージ11の移動方向に対して直交する左右方向(X軸方向)へ移動可能に支持された第2ステージとしてのXステージ31と、このXステージ31上にYステージ11およびXステージ31の移動方向に対して直交する上下方向(Z軸方向)へ移動可能に支持された第3ステージとしてのZステージ51とを備える。
ベッド1は、正面から見てU字形状に形成されている。つまり、底部連結壁部2と、この底部連結壁部2の両側から上方へ向かって互いに平行に立ち上がった立上壁部3とを有するU字形状に形成されている。底部連結壁部2の一端側には、ワークを載置するテーブル4が配置されている。テーブル4は、単なる台でもよいが、X,Y,Z軸方向へ移動可能な移動機構を備える構造であってもよい。
Yステージ11は、ベッド1の両立上壁部3の上端面にガイド手段12を介して移動可能に支持され、かつ、3つの駆動手段15A,15B,15Cを介してY軸方向へ移動されるとともに、3つのリニアスケール25A,25B,25Cを介してY軸方向位置が検出される。
ガイド手段12は、立上壁部3の上端面にY軸方向に沿って固定されたガイドレール13と、このガイドレール13に沿って摺動可能でかつYステージ11の下面に固定されたスライダ14とから構成されている。
駆動手段15A,15B,15Cは、Yステージ11をY軸方向(同方向)へ駆動するもので、図4(図2の部分拡大図)に示すように、ベッド1の両側に駆動手段15A,15Bが配置され、Yステージ11の下面中央に駆動手段15Cが配置されている。
駆動手段15A,15Bは、ベッド1の両立上壁部3の外面にY軸方向に沿って設けられた固定子16と、Yステージ11の両側面にブラケット18を介して取り付けられかつ固定子16に対して隙間を隔てて対向配置された可動子17とを有するリニアモータによって構成されている。駆動手段15Cは、ベッド1の立上壁部3間に支持台19を介してY軸方向に沿って固定された固定子16と、Yステージ11の下面中央にブラケット20を介して取り付けられかつ固定子16に対して隙間を隔てて対向配置された可動子17とを有するリニアモータによって構成されている。なお、固定子16はコイルによって、可動子17はマグネットによって構成されているが、これとは逆でもよい。
ここにおいて、Yステージ11およびこれに搭載されるXステージ31やZステージ51等の構造物は、正面(図2の正面図)から見て中心軸に対して左右対称構造に構成されている。また、側面(図3の側面図)から見て、構造体の重心位置GがYステージ11の略中心(Xステージ31を駆動させる駆動手段35の中心軸線上の下方位置)に設定されている。例えば、これらの構造物の上部部材をアルミ合金で構成し、下部部材を鉄(鋳鉄)などで構成することにより、重心位置Gを下方に設定している。
そして、Yステージ11およびこれに搭載されるXステージ31やZステージ51等の構造物の重心位置Gを囲んで、駆動手段15A,15B,15Cが配置されている。つまり、図5に示すように、構造体の重心位置G(図5において×印位置)を内部に包含する三角形の頂点位置に駆動手段15A,15B,15Cの可動子17がそれぞれ配置されている。
リニアスケール25A,25B,25Cは、図4に示すように、対応する駆動手段15A,15B,15Cに近接した位置に設けられている。
リニアスケール25A,25Bは、ベッド1の両立上壁部3の外面にY軸方向に沿って設けられたスケール部材26と、Yステージ11のブラケット18に取り付けられかつスケール部材26に対して隙間を隔てて対向配置された検出ヘッド27とから構成されている。リニアスケール25Cは、固定子16(ベッド1側に支持台19を介して固定された固定子16)の側面にY軸方向に沿って固定されたスケール部材26と、ブラケット20にブラケット28を介して取り付けられかつスケール部材26に対して隙間を隔てて対向配置された検出ヘッド27とから構成されている。
Xステージ31は、図6に示すように、Yステージ11の上端面にガイド手段32およびブラケット38を介して移動可能に支持され、かつ、駆動手段35を介してX軸方向へ移動されるとともに、リニアスケール45を介してX軸方向位置が検出される。
Xステージ31は、(図1参照)、ブラケット38に固定された本体部41と、この本体部41の前部に設けられたガイドブロック42と、本体部41の後部に設けられたバランスウエイト43とを備える。バランスウエイト43は、Xステージ31およびこれに搭載されるZステージ51やこれに取り付けられる部材(主軸ヘッドなど)の重心位置がXステージ31の駆動手段35の中心軸線上にくるように、重量設定されている。
ガイド手段32は、Yステージ11の上端面にX軸方向に沿って形成されたガイドレール33と、このガイドレール33に沿って摺動可能でかつブラケット38の下面に固定されたスライダ34とから構成されている。
駆動手段35は、Yステージ11の上面中央にX軸方向に沿って固定された固定子36と、ブラケット38の下面に取り付けられかつ固定子36に対して隙間を隔てて対向配置された可動子37とを有するリニアモータによって構成されている。
リニアスケール45は、固定子36の側面にX軸方向に沿って設けられたスケール部材46と、ブラケット38の下面にブラケット48を介して取り付けられかつスケール部材46に対して隙間を隔てて対向配置された検出ヘッド47とから構成されている。
Zステージ51は、図7に示すように、Xステージ31のガイドブロック42の正面にガイド手段52およびブラケット58を介してZ軸方向へ移動可能に支持され、かつ、駆動手段55を介してZ軸方向へ移動されるとともに、リニアスケール65を介してZ軸方向位置が検出される。
Zステージ51には(図1参照)、テーブル4上に載置されたワークに対して加工を施す工具を備えた主軸ヘッド61が搭載されているとともに、ブラケット62を介してXステージ31のガイドブロック42の上端に固定されたバランスシリンダ63が連結されている。バランスシリンダ63は、ブラケット58や主軸ヘッド61を含むZステージ51の重量をシリンダ内のエアー圧で保持できるように構成され、Zステージ51を軽い力で昇降できるように構成されている。
ガイド手段52は、Xステージ31の正面にZ軸方向に沿って形成されたガイドレール53と、このガイドレール53に沿って摺動可能でブラケット58の裏面に固定されたスライダ54とから構成されている。
駆動手段55は、Xステージ31のガイドブロック42の正面にZ軸方向に沿って固定された固定子56と、ブラケット58の裏面に取り付けられかつ固定子56に対して隙間を隔てて対向配置された可動子57とを有するリニアモータによって構成されている。
リニアスケール65は、固定子56の側面に設けられたスケール部材66と、ブラケット58の裏面にブラケット68を介して取り付けられスケール部材66に対して隙間を隔てて対向配置された検出ヘッド67とから構成されている。
<実施形態の効果>
(1)ベッド1と、このベッド1にY軸方向へ移動可能に支持されたYステージ11と、このYステージ11にX軸方向へ移動可能に支持されたXステージ31と、このXステージ31にZ軸方向へ移動可能に支持されたZステージ51とを備え、Yステージ11を同方向へ駆動する3つの駆動手段15A,15B,15Cが設けられ、これら3つの駆動手段15A,15B,15Cが、Yステージ11,Xステージ31,Zステージ51からなる構造体の重心位置Gを囲んで配置されているから、ヨーイングのみならず、ピッチングの少ない構造に構成できる。
つまり、2つの駆動手段15A,15Bによって、これら2つの駆動手段15A,15Bを含む平面に対して直交する軸回りの回動(ヨーイング)を減少させることができ、更に、残りの駆動手段15Cによって、2つの駆動手段15A,15Bを含む平面に対して直交する軸線とYステージ11の移動方向軸線とで定まる面内の揺動(ピンチング)を減少させることができる。
(2)3つの駆動手段15A,15B,15Cが、構造体の重心位置Gを囲んで配置されているから、Yステージ11に対して移動方向以外の力が作用することが少なく、円滑な移動を実現できる。
従って、超精密加工機械などのステージ駆動装置に応用すれば、ナノメートルオーダの加工精度を実現できる。
(3)3つの駆動手段15A,15B,15Cは、Yステージ11,Xステージ31,Zステージ51からなる構造体の重心位置を内部に包含する三角形の頂点位置にそれぞれ配置されているから、構造体に対して、各駆動手段15A,15B,15Cが略均等な駆動力で駆動させることができ、この点からも、ピンチングの少ない円滑な移動を実現できる。
(4)各駆動手段15A,15B,15C,35,55は、固定子16,36,56と可動子17,37,57とを有するリニアモータによって構成されているから、Yステージ11,Xステージ31,Zステージ51を高精度に移動させるとともに、所定位置に高精度に位置決めすることができる。また、Zステージ51に主軸ヘッド61を取り付けて加工を行う場合であっても、加工時の振動などの影響を極力低減することができるから、高精度の加工を実現できる。
<変形例>
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
前記実施形態では、Yステージ11を駆動させる3つの駆動手段15A,15B,15Cを、図5に示す配置、構成としたが、これに限られない。
例えば、前記実施形態では、Yステージ11,Xステージ31,Zステージ51からなる構造体の重心位置Gを内部の包含する三角形の頂点位置に駆動手段15A,15B,15Cの可動子17を配置したが、構造体の重心位置Gと、駆動手段15A,15B,15Cの可動子17を頂点位置に配置した三角形の重心位置とが一致するように構成すれば、より好ましい。
また、図8に示すように、3つの駆動手段15A,15B,15Cのうち2つの駆動手段15A,15Bは、1つの固定子16に対して2つの可動子17A,17Bを備え、これら4つの可動子17A,17Bと残りの駆動手段15Cの可動子17とが、Yステージ11,Xステージ31,Zステージ51からなる構造体の重心位置Gを内部に包含する四角錐の各頂点位置にそれぞれ配置するようにしてもよい。このようにすれば、合計5つの可動子17A,17B,17が四角錐の各頂点位置に配置されているから、ヨーイングおよびピッチングを極力低減させることができる。
また、図9に示すように、駆動手段15A,15Bにおいて、1つの固定子16に対して2つの可動子17A,17Bを設けるのではなく、2つの可動子17A,17Bに跨るような、長い可動子17Cを設けるようにしても、同様な効果が期待できる。
また、Yステージ11を駆動させる駆動手段の数についても、前記実施形態で述べた3つに限らず、4以上でもよい。ただし、多すぎても経済的に不利になるので、3〜5つ程度が好ましい。
前記実施形態では、Yステージ11のみについて3つの駆動手段15A,15B,15Cで駆動させるようにしたが、Xステージ31やZステージ51についても、3つ以上の駆動手段で駆動させるようにしてもよい。この場合も、各ステージおよびこれに搭載される部材からなる構造体の重心位置を囲んで駆動手段を配置すればよい。
前記実施形態では、Yステージ11を駆動する駆動手段15A,15B,15C、Xステージ31を駆動させる駆動手段35、Zステージ51を駆動させる駆動手段55を全てリニアモータで構成したが、必ずしも、リニアモータでなくてもよい。ボールねじ軸を用いた送り機構であってもよい。
前記実施形態では、ベッド1に対してYステージ11をY軸方向へ移動可能に支持し、このYステージ11にXステージ31をX軸方向へ移動可能に支持し、このXステージ31にZステージ51をZ軸方向へ移動可能に支持した構成であったが、少なくとも1つのステージを1軸方向へ移動可能に支持した構造であっても、本発明を適用することができる。
前記実施形態では、Zステージ51に、ワークを加工する主軸ヘッド61(工具)を取り付けたが、計測ヘッドやワークでもよい。計測ヘッドを取り付ければ、テーブル4上に載置したワークを計測するための計測機械を構成できる。また、ワークを取り付けた場合でも、別に主軸ヘッド(工具)を用意すれば、ワークを加工する加工機械として構成することができる。
本発明は、ワークに対して各種加工を行う工作機械や半導体製造装置のほか、計測装置などにも利用できる。
本発明の実施形態にかかる工作機械を示す斜視図。 同上実施形態の工作機械の正面図。 同上実施形態の工作機械の側面図。 同上実施形態において、Yステージ駆動用の3つの駆動手段およびリニアスケールを示す部分拡大正面図。 同上実施形態において、Yステージ駆動用の3つの駆動手段の配置を示す図。 同上実施形態において、Xステージ駆動用の駆動手段およびリニアスケールを示す部分拡大側面図。 同上実施形態において、Zステージ駆動用の駆動手段およびリニアスケールを示す部分拡大平面図。 本発明の変形例を示す概念図。 本発明の更に他の変形例を示す概念図。
符号の説明
1…ベッド、
11…Yステージ(第1ステージ)
15A,15B,15C…駆動手段(リニアモータ)
16…固定子
17,17A,17B,17C…可動子
31…Xステージ(第2ステージ)
51…Zステージ(第3ステージ)
61…主軸ヘッド(工具)

Claims (6)

  1. ステージを駆動させるステージ駆動装置であって、
    前記ステージを同方向へ駆動する3つの以上の駆動手段を備え、
    これら3つ以上の駆動手段は、前記ステージの重心位置を囲んで配置されていることを特徴とするステージ駆動装置。
  2. ベッドと、このベッドに移動可能に支持された第1ステージと、この第1ステージに第1ステージの移動方向に対して直交する方向へ移動可能に支持された第2ステージと、この第2ステージに前記第1ステージの移動方向および第2ステージの移動方向に対して直交する方向へ移動可能に支持された第3ステージとを備えたステージ駆動装置において、
    前記第1ステージを同方向へ駆動する3つ以上の駆動手段を備え、
    これら3つ以上の駆動手段は、前記第1〜第3ステージからなる構造体の重心位置を囲んで配置されていることを特徴とするステージ駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のステージ駆動装置において、
    前記3つ以上の駆動手段は、前記第1〜第3ステージからなる構造体の重心位置を内部に包含する三角形の頂点位置にそれぞれ配置されていることを特徴とするステージ駆動装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のステージ駆動装置において、
    前記各駆動手段は、固定子と可動子とを有するリニアモータによって構成されていることを特徴とするステージ駆動装置。
  5. 請求項4に記載のステージ駆動装置において、
    前記駆動手段は3つ設けられ、これら3つの駆動手段のうち2つの駆動手段は、1つの固定子に対して2つの可動子を備え、これら4つの可動子と残りの駆動手段の可動子とが、前記第1〜第3ステージからなる構造体の重心位置を内部に包含する四角錐の各頂点位置にそれぞれ配置されていることを特徴とするステージ駆動装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のステージ駆動装置において、
    前記第3ステージには、ワークまたはワークを加工する工具が取り付けられていることを特徴とするステージ駆動装置。
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