JP2007061528A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007061528A
JP2007061528A JP2005254621A JP2005254621A JP2007061528A JP 2007061528 A JP2007061528 A JP 2007061528A JP 2005254621 A JP2005254621 A JP 2005254621A JP 2005254621 A JP2005254621 A JP 2005254621A JP 2007061528 A JP2007061528 A JP 2007061528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
magnetic
gradient
gradient magnetic
static
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005254621A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinobu Imamura
幸信 今村
Takeshi Nakayama
武 中山
Tomoo Chiba
智雄 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005254621A priority Critical patent/JP2007061528A/ja
Publication of JP2007061528A publication Critical patent/JP2007061528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 傾斜磁場コイルの漏れ磁場に起因する静磁場磁石の振動を抑制する。
【解決手段】 被検体の観測空間に静磁場を発生させる静磁場コイル6,7と磁性体8a,8bとを含む静磁場磁石と、観測空間9に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル3,13a、13bとを備え、円環状又は円板状に形成された磁性体8a,8bの少なくとも周縁部に径方向に延びる複数のスリット22,24を形成し、傾斜磁場の漏れ磁場により磁性体に流れる渦電流を低減して、この渦電流と静磁場との電磁力の作用による振動を抑制する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置に係り、特に、傾斜磁場の漏れ磁場により発生する振動を低減する技術に関する。
磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI装置という。)は、均一な静磁場中に置かれた被検体に高周波パルスを照射したときに生じる核磁気共鳴現象を利用して、被検体内の物理的あるいは化学的性質を表す断層像を得て、医療分野の診断に供するものである。MRI装置は、被検体が置かれる撮像領域に均一な静磁場を生成する静磁場磁石と、被検体に向けて高周波パルスを照射するRFコイルと、被検体からの核磁気共鳴信号を受信する受信コイル、及び断層像に観測空間の位置情報を付与するための傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル等を備えて構成されている。
MRI装置により得られる断層像の画質を向上させるには、静磁場の均一性と安定性を確保することが重要である。例えば、静磁場磁石が振動すると、磁石配置がずれるために、静磁場の均一性が悪化する。この振動の原因としては、外部から構造物を伝播して静磁場磁石にかかる力と、外部磁場と静磁場磁石との間に作用する電磁力がある。
また、静磁場磁石に超伝導コイル等を用いた場合は、超伝導コイルを低温状態に保持するために、静磁場磁石を収納する容器に断熱支持構造物を介して支持することにより、容器の外表面からの熱侵入を防ぐようにしている。このような断熱支持構造物は、外部からの熱の伝播を防ぐために細長い形状にせざるを得ないから、静磁場磁石は軟弱な構造物によって容器に支持せざるを得ない。さらに、静磁場磁石に鉄などの磁性材料を使用している場合、磁性材料の温度変化による静磁場の変動を避けるため、これらを周囲温度から断熱支持することがある。このような磁性材料の支持構造物も、超伝導コイルと同様に、軟弱な断熱支持構造物が使用される。
一方、MRI装置においては、観測空間内に傾斜磁場を印加して核磁気共鳴信号に空間位置情報を付与するようになっている。この傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルには、パルス状又はステップ状の電流が流されるから動磁場が発生し、これにより静磁場との間に電磁力が発生して振動源となる。
そこで、静磁場磁石の振動を抑えるために様々な解決法が検討されている。例えば、特許文献1には、振動源である傾斜磁場コイルと静磁場磁石をそれぞれ別の部材で支持することにより、傾斜磁場コイルの振動が静磁場磁石に伝播するのを抑制することが記載されている。
特開2002−17709号公報
しかしながら、従来技術では、傾斜磁場コイルによって観測空間以外の領域に形成される磁場(漏れ磁場と称する。)によって、静磁場磁石が振動し、静磁場均一性が損なわれることについて考慮されていない。すなわち、傾斜磁場コイルにより発生される傾斜磁場は、元々、パルス状又はステップ状に変動する動磁場である。したがって、傾斜磁場の漏れ磁場によって、静磁場磁石を構成する導電性の磁性材に渦電流が流れ、この渦電流が静磁場磁石に振動的な電磁力を及ぼすことがある。しかも、前述したように、静磁場磁石を構成する超伝導コイルや磁性材は、軟弱な断熱支持構造物で支持せざるを得ないことから、静磁場磁石の振動を抑制できず、静磁場の均一性が損なわれるおそれがある。
このような問題に対しては、断熱支持構造物を強固にすることや、傾斜磁場コイルの漏れ磁場を低減させることなどが考えられる。しかし、一般に、断熱支持構造物を強固にすると熱侵入が増大することから、断熱支持構造物を強固にすることに限界があり、振動抑制の十分な効果を得ることができない。
本発明の課題は、傾斜磁場コイルの漏れ磁場に起因する静磁場磁石の振動を抑制することにある。
本発明の磁気共鳴イメージング装置は、上記の課題を解決するため、被検体の観測空間に静磁場を発生させる静磁場コイルと磁極体とを含んでなる静磁場磁石と、前記観測空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルとを備え、前記磁極体は、円環状又は円板状に形成され、該磁性体の少なくとも周縁部に径方向に延びる複数のスリットが形成されてなることを特徴とする。
すなわち、静磁場磁石を構成する磁性体に、傾斜磁場コイルの変動する漏れ磁場の磁力線が鎖交すると磁性体に渦電流が流れる。この変動する渦電流と静磁場との電磁作用により磁性体を介して静磁場磁石が振動的な電磁力を受けて振動することになる。そこで、本発明は、磁性体を構成する円環状又は円板状の磁性体の少なくとも周縁部に、径方向に延びる複数のスリットを形成して、スリットにより磁性体の周方向に沿って流れる渦電流のループを切断し、磁性体に作用する振動的な電磁力を低減して、静磁場磁石の振動を抑制するようにしたのである。
この場合において、スリットは、前記傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場の漏れ磁場によって前記磁性体に作用する電磁力の合力の方向に沿って少なくとも1つ設けることが好ましい。これにより、渦電流を効果的に低減することができる。具体的に、スリットは、傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場軸を磁性体に鉛直に投影した線に対して、磁性体の周方向に間隔をあけて少なくとも2つのスリットを設ける。あるいは、これに代えて、円環状又は円板状の磁性体を、傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場軸を磁性体に鉛直に投影した線に沿って分割して形成することもできる。
本発明は、開放型又はオープン型と称される磁気共鳴イメージング装置に限らず、円筒型又はトンネル型と称される磁気共鳴イメージング装置にも適用できる。つまり、開放型又はオープン型は、一対の静磁場磁石を対向配置し、その対向された空間に静磁場の観測空間を形成するものである。この場合の傾斜磁場コイルは、通常、一対の静磁場磁石の観測空間側にそれぞれ配置される。また、円筒型又はトンネル型は、中空円筒状の容器の両端部に一対の静磁場磁石を対向して収納し、その容器の中空部に静磁場の観測空間を形成するものである。この場合の傾斜磁場コイルは、容器の中空部の観測空間に対応する中空部の壁面に設けられる。
本発明によれば、傾斜磁場コイルの漏れ磁場に起因する静磁場磁石の振動を抑制することができるため、均一かつ安定な静磁場を生成でき、鮮明な画像を得ることができる。
以下、本発明を適用した磁気共鳴イメージング装置を実施例に基づいて説明する。
図1に、本発明の実施例1の特徴部に係る円環状の磁性体と傾斜磁場コイルの一例の関係を示す。図2に、本発明に係る実施例1の開放型MRI装置の斜視図を示す。図3に、図2の開放型MRI装置の縦断面図を示す。図4に、説明のために、図3を側面から見た拡大模式図を示す。
図2に示すように、開放型MRIは、上下一対の真空容器1内に静磁場磁石をそれぞれ収納し、それらの真空容器1を対向させて連結柱2によって支持している。また、傾斜磁場コイル3は、上下の真空容器1の対向面に形成された凹部に収められている。また、図示していないが、RFコイルが設けられている。
図3に示すように、各真空容器1の内部には、円環状に形成された輻射シールド4が収納されている。輻射シールド4は、断熱支持構造物5によって真空容器1に支持されている。輻射シールド4内には、静磁場磁石の静磁場コイルを構成する主コイル6とシールドコイル7が収納されている。また、主コイル6とシールドコイル7は、超電導コイルを用いて同心状に形成され、図示していない液体ヘリウムなどの冷媒が充填された円環状の容器内に収納されている。また、真空容器1内には、静磁場磁石の磁極を構成する複数の磁性体8が収納されている。本実施例の磁性体8は、円環状に形成された2つの磁性体8a、8bから構成されている。一方の磁性体8aは、輻射シールド4の内周側の外壁面に取り付けられている。他方の磁性体8bは、磁性体8aよりも小径の円環状に形成されて、輻射シールド4の円環の内側に配置されて、断熱支持構造物5によって真空容器1に支持されている。これらの主コイル6、シールドコイル7、磁性体8a、8bは同軸上に配置されて、上下一対の真空容器1内に対称的に収納されている。これにより、上下一対の真空容器1に挟まれた観測空間9に、矢印で示した鉛直方向の均一な静磁場10を形成するようになっている。
また、上下の真空容器1外側の対向面に形成された凹部に収められた傾斜磁場コイル3は、観測空間9に直交3軸(x、y、z軸)方向に傾斜した磁場を形成するものである。ここでは、説明の便宜から、静磁場10の方向をz軸とし、図3の紙面に平行な方向をx軸、図3の紙面に直交する方向をy軸として説明する。例えば、y軸方向の傾斜磁場は、図4に示すように、紙面に平行な方向に強度が傾斜した磁場11(磁場の方向は、z軸方向)である。x軸方向の傾斜磁場は、図示していないが、図4において紙面に直交する方向に強度が傾斜した磁場(磁場の方向は、z軸方向)である。z軸方向の傾斜磁場は、図示していないが、静磁場10の方向に強度が傾斜した磁場(磁場の方向は、z軸方向)である。
ここで、本発明の特徴に係る磁性体8の構成について、y軸方向の傾斜磁場コイルとの関係を例に説明する。傾斜磁場コイル3のうちのy軸方向の傾斜磁場コイルは、図3に示すように、傾斜磁場主コイル13とシールドコイル14とを備えて構成され、さらに傾斜磁場主コイル13とシールドコイル14は、図4に示すように、x軸方向に2つに分割された傾斜磁場主コイル13a,bとシールドコイル14a,bを有して構成されている。シールドコイル14は、磁極側への不要な漏れ磁場を抑えるようになっている。しかし、y軸方向の傾斜磁場コイル12にパルス状の電流を流すと、磁極側に漏れ磁場15が発生する。この漏れ磁場15が磁極を構成する円環状の磁性体8aと磁性体8bに交差すると、磁性体8a、8bに渦電流が発生する。
ここで、磁性体8aを例にして、渦電流の作用について、図5を参照して説明する。同図において、傾斜磁場主コイル13a,bにパルス状の電流16を図示矢印の方向に流すと、傾斜磁場主コイル13aが作る磁場は図示の方向17となり、傾斜磁場主コイル13bが作る磁場は図示の方向18となる。これらの磁場の漏れ磁束が磁性体8aに鎖交すると、磁性体8aの円環に沿って図示の渦電流19a,bが流れる。この渦電流19a,bによって、静磁場磁石が形成する静磁場との間に、白抜き矢印の電磁力20が発生する。この電磁力20は、y軸傾斜磁場の傾斜磁場軸21に対して対称である。したがって、傾斜磁場軸21に直交する方向の電磁力は相殺されて合力はゼロになるが、傾斜磁場軸21の方向には合力が残る。この合力は、傾斜磁場主コイル13a,bに流れるパルス状の電流によって変動するため、磁性体8aが振動して静磁場磁石が形成する静磁場の均一度に悪影響を与える。
そこで、本実施例1では、図1に示すように、y軸傾斜磁場の傾斜磁場軸21を磁性体8aに鉛直に投影した線を含む磁性体8aの部位に、1つ以上のスリット22を設けたことを特徴とする。これにより、図6に示すように、渦電流19a,bのループが2つに分割され、傾斜磁場軸21上の渦電流を低減させることができる。その結果、傾斜磁場軸21に沿う方向の電磁力の合力を著しく低減できるので、磁性体8aの振動を十分に抑制することができる。その結果、y軸傾斜磁場の傾斜磁場主コイル13a,bによって受ける静磁場の均一度の悪影響を大幅に抑制することができる。
以上の説明では、y軸方向の傾斜磁場コイルとの関係を例に説明したが、x軸方向の傾斜磁場コイルについても、同様に適用することができる。すなわち、x軸方向の傾斜磁場コイルは、図1及び図6に示したy軸傾斜磁場の傾斜磁場主コイル13a,bを、図の面内において、90°回転した位置関係になる。したがって、図1に示すように、x軸傾斜磁場の傾斜磁場軸23を磁性体8aに鉛直に投影した線を含む磁性体8aの部位に、1つ以上のスリット24を設ければよい。これによって、y軸方向の傾斜磁場コイルの場合と同一の作用により、静磁場の均一度の悪影響を大幅に抑制することができる。
特に、傾斜磁場コイルの動磁場によって、磁性体8aに発生する渦電流による電磁力の合力は、傾斜磁場軸に沿った方向のみであるから、その傾斜磁場軸を磁性体8aに鉛直に投影した線を含む磁性体8aの部位にのみ、スリット22,24を形成すればよい。また、スリット22,24の数は、図1のように、3つに限られるものではなく、1つでもよい。しかし、軸傾斜磁場軸に沿った方向の電磁力を低減するには、軸傾斜磁場軸の投影線の両側に、間隔をあけて2つのスリット22,24を設けるのが好ましい。電磁力を抑えるためのスリット22,24は軸21,23の近傍だけにあればよいので、加工の工数が少なくても効果を得ることができる。
また、以上の説明では、磁性体8aを例にして説明したが、磁性体8bについても同様にスリットを設けることにより、静磁場の均一度の悪影響を抑制することができる。
なお、本実施例は、静磁場10の方向に直交する水平な2軸(x、y)の傾斜磁場軸を有する傾斜磁場コイルとの関係において、磁性体8に作用する振動的な電磁力を軽減するのに有効である。しかし、静磁場10の方向に平行な傾斜磁場軸のz軸傾斜磁場の主コイルにより、振動的な電磁力を受ける磁性体を有する青磁場磁石の場合にも適用することができる。
図7に、本発明を適用した開放型MRI装置の実施例2の特徴部に係る円環状の磁性体と傾斜磁場コイルの一例の関係を示す。本実施例2では、実施例1のスリット22,24に代えて、円環状の磁性体8aを傾斜磁場軸(x軸、y軸)の投影線の位置25で分割したことを特徴とする。本実施例2によっても、実施例1と同一の効果を奏することができる。
なお、分割の位置25は、実施例1で説明した本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、円環状に磁性体8aの周方向にずらすことができる。
また、実施例1,2では、2つの磁性体8a、8bが設けられたMRI装置を例に説明したが、磁性体の数及び配置は、静磁場均一化のために種々の変形態様が考えられる。その場合でも、本発明を適用して、静磁場の均一度の悪影響を抑制することができる。例えば、円板状に形成した磁性体を用いる場合は、円板状の磁性体の周縁部にスリット22,24を設けたり、あるいは、スリットの位置において円板状の磁性体を分割してもよい。
図8及び図9に、本発明の実施例3のMRI装置の構成を示す。本実施例3が実施例1,2と相違する点は、円筒型又はトンネル型と称される水平型のMRI装置に本発明を適用したものである。
図8の断面図に示すように、本実施例のMRI装置は、水平に設置した中空円筒状の容器である真空容器31の両端部に、一対の円環状の輻射シールド32を収納し、この輻射シールド32内にそれぞれ静磁場コイルを構成する主コイル33とシールドコイル34を収納して構成されている。また、主コイル33とシールドコイル34は、超電導コイルを用いて同心状に形成され、図示していない液体ヘリウムなどの冷媒が充填された円環状の容器内に収納されている。また、真空容器31内には、円環状の輻射シールド32が対向する側面に、静磁場磁石の磁極を構成する一対の磁性体35が収納されている。このように構成される静磁場磁石は、水平に設置した真空容器31の中空部の観測空間36に、図示矢印方向の静磁場37を形成するように、水平方向の軸に対して回転対称に配置されている。また、観測空間36に傾斜磁場を発生させる複数の傾斜磁場コイル38が、真空容器31の中空部壁に設けられている。本実施例の傾斜磁場の傾斜軸の方向は、実施例1、2と同様に直交3軸方向である。なお、符号41は、断熱支持構造物である。
図9に、円環状の磁性体35と傾斜磁場コイル38の部分の断面図を示す。本実施例の場合も、一対の円環状の磁性体35の径方向に延びる複数のスリット39,40を形成する。本実施例では、静磁場37の方向と直交する2成分の傾斜磁場方向に磁性体35にスリット39,40を形成した例を示している。
本実施例によっても、傾斜磁場コイル38が発生する動磁場によって、磁性体35に流れる渦電流による電磁力の合力は、軸傾斜磁場軸に沿った方向のみであるから、その傾斜磁場軸を磁性体35に鉛直に投影した線を含む磁性体35の部位にのみ、スリット39,40を形成すればよい。また、スリット39,40の数は、図のように、3つに限られるものではなく、1つでもよい。しかし、軸傾斜磁場軸に沿った方向の電磁力を低減するには、軸傾斜磁場軸の投影線の両側に、間隔をあけて2つのスリット39,40を設けるのが好ましい。
また、図9のスリット39,40に代えて、同位置で磁性体35を分割しても、同様の効果が得られる。
本発明の実施例1の特徴部に係る円環状の磁性体と傾斜磁場コイルの一例の関連構成図である。 本発明に係る実施例1の開放型MRI装置の斜視図である。 図2の開放型MRI装置の縦断面図である。 図3の縦断面図を側面から見た説明のための拡大模式図である。 磁性体に流れる渦電流の作用を説明する図である。 実施例1の円環状の磁性体による振動低減の効果を説明する図である。 本発明の実施例2の特徴部に係る円環状の磁性体と傾斜磁場コイルの一例の関連構成図である。 本発明の実施例3の円筒型MRI装置の断面図である。 実施例3の特徴部に係る円環状の磁性体と傾斜磁場コイルの一例の関連構成図である。
符号の説明
1 真空容器
3 傾斜磁場コイル
6 主コイル
7 シールドコイル
8a,8b 磁性体
9 観測空間
10 静磁場
13,13a,13b 傾斜磁場主コイル
21、23 傾斜磁場軸
22,24 スリット

Claims (9)

  1. 被検体の観測空間に静磁場を発生させる静磁場コイルと磁極体とを含んでなる静磁場磁石と、前記観測空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルとを備え、前記磁極体は、円環状又は円板状に形成され、該磁性体の少なくとも周縁部に径方向に延びる複数のスリットが形成されてなる磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記スリットは、前記傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場の漏れ磁場によって前記磁性体に作用する電磁力の合力の方向に沿って少なくとも1つ設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記スリットは、前記傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場軸を前記磁性体に鉛直に投影した線に対して、前記磁性体の周方向に間隔をあけて少なくとも2つ形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記円環状又は円板状の磁性体は、前記傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場軸を前記磁性体に鉛直に投影した線に沿って分割されてなることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 観測空間を挟んで対向配置された一対の静磁場コイルと、該静磁場コイルと協働して前記観測空間に静磁場を形成する少なくとも一対の円環状の磁性体と、前記観測空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルとを備え、前記各磁性体は、円環部に径方向に延びる複数のスリットが形成されてなる磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記スリットは、前記傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場の漏れ磁場によって前記磁性体に作用する電磁力の合力の方向に設けられてなることを特徴とする請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記スリットは、前記傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場軸を前記磁性体に鉛直に投影した線に対して、前記磁性体の周方向に間隔をあけて少なくとも2つ形成されてなることを特徴とする請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記円環状の磁性体は、前記傾斜磁場コイルが発生する傾斜磁場軸を前記磁性体に鉛直に投影した線に沿って分割されてなることを特徴とする請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 中空円筒状の容器と、該容器に収納され該容器の中空部の観測空間に静磁場を発生させる一対の静磁場コイルと、該一対の静磁場コイルに挟まれた前記容器内の空間に同軸に設けられた一対の円環状の磁性体と、前記容器の中空部壁に設けられ前記観測空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルとを備え、前記磁性体は、円環部に径方向に延びる複数のスリットが形成されてなる磁気共鳴イメージング装置。
JP2005254621A 2005-09-02 2005-09-02 磁気共鳴イメージング装置 Pending JP2007061528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005254621A JP2007061528A (ja) 2005-09-02 2005-09-02 磁気共鳴イメージング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005254621A JP2007061528A (ja) 2005-09-02 2005-09-02 磁気共鳴イメージング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007061528A true JP2007061528A (ja) 2007-03-15

Family

ID=37924402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005254621A Pending JP2007061528A (ja) 2005-09-02 2005-09-02 磁気共鳴イメージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007061528A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013150951A1 (ja) * 2012-04-06 2013-10-10 株式会社 日立メディコ 超電導電磁石および磁気共鳴イメージング装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0287505A (ja) * 1988-09-22 1990-03-28 Sumitomo Special Metals Co Ltd Mri用磁界発生装置
JPH09182730A (ja) * 1995-10-23 1997-07-15 General Electric Co <Ge> 開放形磁気共鳴作像磁石
JPH10146326A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Sumitomo Special Metals Co Ltd Mri用磁界発生装置
JPH11178808A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置用磁界発生装置
JP2002065631A (ja) * 2000-08-28 2002-03-05 Hitachi Medical Corp 磁石装置およびこれを用いた磁気共鳴イメージング装置
WO2004104612A1 (en) * 2003-05-23 2004-12-02 Siemens Aktiengesellschaft Magnetic field generating system applicable to nuclear magnetic resonance device
JP2005144132A (ja) * 2004-04-09 2005-06-09 Hitachi Ltd 超伝導磁石装置及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置
JP2005185552A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Mitsubishi Electric Corp 磁石装置及び磁気共鳴イメ−ジング装置
JP2005185784A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Mitsubishi Electric Corp 磁石装置及び磁気共鳴イメ−ジング装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0287505A (ja) * 1988-09-22 1990-03-28 Sumitomo Special Metals Co Ltd Mri用磁界発生装置
JPH09182730A (ja) * 1995-10-23 1997-07-15 General Electric Co <Ge> 開放形磁気共鳴作像磁石
JPH10146326A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Sumitomo Special Metals Co Ltd Mri用磁界発生装置
JPH11178808A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置用磁界発生装置
JP2002065631A (ja) * 2000-08-28 2002-03-05 Hitachi Medical Corp 磁石装置およびこれを用いた磁気共鳴イメージング装置
WO2004104612A1 (en) * 2003-05-23 2004-12-02 Siemens Aktiengesellschaft Magnetic field generating system applicable to nuclear magnetic resonance device
JP2005185552A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Mitsubishi Electric Corp 磁石装置及び磁気共鳴イメ−ジング装置
JP2005185784A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Mitsubishi Electric Corp 磁石装置及び磁気共鳴イメ−ジング装置
JP2005144132A (ja) * 2004-04-09 2005-06-09 Hitachi Ltd 超伝導磁石装置及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013150951A1 (ja) * 2012-04-06 2013-10-10 株式会社 日立メディコ 超電導電磁石および磁気共鳴イメージング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4856430B2 (ja) 電磁石装置
JP2007000254A (ja) Mri用超電導電磁石装置
JP2009183386A (ja) 傾斜磁場コイル装置および磁気共鳴イメージング装置
JP4541092B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置の超伝導磁石装置
JP2007061528A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4921935B2 (ja) 電磁石装置及び磁気共鳴撮像装置
JP4886482B2 (ja) 超電導磁石装置及び核磁気共鳴イメージング装置
JP6001499B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2008130947A (ja) 超電導磁石装置及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置
JP2008124400A (ja) 超電導磁石装置および磁気共鳴イメージング装置
JP4814765B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JPS63281410A (ja) 磁気シ−ルド付電磁石
JP6296576B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2006141613A (ja) 磁石装置及び磁気共鳴画像診断装置
JP4866215B2 (ja) 超電導磁石装置及び核磁気共鳴イメージング装置
JP5416528B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5198805B2 (ja) 能動磁気遮蔽型磁石装置および磁気共鳴イメージング装置
JP2003220050A (ja) 振動を減少させた高磁場開放型磁気共鳴マグネット
JP2006326177A (ja) Mri用超電導磁石装置
JP4630196B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2005185318A (ja) 磁石装置及び磁気共鳴イメ−ジング装置
JP5145451B2 (ja) 電磁石装置及び磁気共鳴撮像装置
JP2008125935A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2005185552A (ja) 磁石装置及び磁気共鳴イメ−ジング装置
JP2005185784A (ja) 磁石装置及び磁気共鳴イメ−ジング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110517