JP2003220050A - 振動を減少させた高磁場開放型磁気共鳴マグネット - Google Patents

振動を減少させた高磁場開放型磁気共鳴マグネット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開放型MRIシステムにおいて、望ましいシ
ステムの開放性を維持しながら撮像に悪影響を及ぼす振
動を減少させる。 【解決手段】 マグネット・アセンブリ・システムは、
長手方向に離間した関係で互いに反対の位置にある第1
のアセンブリ(14)と第2のアセンブリ(26)を備
える。第1及び第2のアセンブリは撮像のための静磁場
を発生させる。第1と第2のアセンブリの間には、第1
と第2のアセンブリの間で開放撮像ボリュームを維持
し、さらに構造的支持を提供するために複数の支持ポス
ト(42)を設けている。支持ポストの各々は、第1の
支持要素(310)と、撮像ボリューム(66)から離
れた表面上で第1の支持要素に取り付けた第2の支持要
素(320)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には、開放
型磁気共鳴イメージング(MRI)のマグネット・シス
テムに関し、さらに詳細には、開放型マグネット・アセ
ンブリ内に包含される支持構造に関する。
【0002】
【発明の背景】開放型MRIマグネットは一般に、厚い
円盤形状をした2つの磁極片を用いて製作されている。
水平開放型のマグネットでは、その磁極片は上側の水平
極と下側の水平極を有するように配列させる。撮像対象
はこれらの極の間のギャップに挿入する。別の配置で
は、磁極片(「2重ドーナツ」と呼ぶことが多い)から
なる面を有しており、患者は磁極片の中心にある穴
(「ドーナツ穴」)を通るように挿入している。この配
置では、医師その他の介助者がこのドーナツの間に立つ
ことができ、これにより患者にアクセスすることができ
る。
【0003】典型的には、磁極片間には強い磁気力が存
在しており、また水平マグネット配置の場合では、その
上側磁極片はかなりの重さがあり支持しなければならな
い。磁極片の間には強靱でありかつ剛性がなかり大きい
支持ポストがあると都合がよい。スキャナの開放性を高
めるためには、そのポストをできるだけ狭い角度領域に
押し込めることが望ましい。しかし、狭いポストは振動
を起こしやすく、振動が起こると撮像に悪影響を及ぼ
す。
【0004】0.7テスラ(T)やこれ以上の高磁場の
マグネット・システムでは、支持ポストの振動が撮像中
に高速スピンエコーのシーケンスにより検出されること
がある。この影響は、MRIシステムの機械系による共
鳴を発生させるような撮像傾斜の周期的印加に起因す
る。支持ポストが若干曲がると、撮像ボリューム内の磁
場が乱される。
【0005】開放型MRIシステムにおいて、望ましい
システムの開放性を維持しながら撮像に悪影響を及ぼす
振動を減少させるようなマグネット配置が必要である。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の態様では、開放型
磁気共鳴イメージング(MRI)システムで使用するた
めのマグネット・アセンブリ・システムであって、長手
方向に離間した関係で互いに反対の位置にある第1のア
センブリと第2のアセンブリを備えるマグネット・アセ
ンブリ・システムを提供する。この第1及び第2のアセ
ンブリによって撮像の際に使用する静磁場を発生させて
いる。さらに、第1と第2のアセンブリの間には、第1
と第2のアセンブリの間の開放撮像ボリュームを維持し
さらに構造的支持を提供するための複数の支持ポストを
設けている。この支持ポストの各々は、第1の支持要素
と、撮像ボリュームから離れた表面上でこの第1の支持
要素に取り付けた第2の支持要素と、を備えている。
【0007】第2の態様では、開放型MRIシステムの
振動の減少方法であって、撮像ボリュームから離れた表
面上で支持ポストの各々に第2の支持要素を取り付ける
ことを含む振動減少方法を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の特徴及び利点は、本発明
の以下の詳細な説明を添付の図面と共に読むことによっ
て明らかとなろう。
【0009】ここで図面を参照すると、図面全体にわた
って同じ参照番号は同じ要素を表しており、図1〜2は
本発明のマグネット10の実施の一形態を表している。
ある用途では、マグネット10は、医学的診断に使用す
る磁気共鳴イメージング(MRI)システム(図示せ
ず)向けの静磁場を提供する。本発明の記載にあたり、
あるマグネットが1つのコイル、1つの磁極片、1つの
デュワーなど1つの構成要素を含むように記述している
場合、そのマグネットには少なくとも1つのコイル、少
なくとも1つの磁極片、少なくとも1つのデュワー、な
どを含むことを意味していると理解すべきであることに
留意されたい。
【0010】第1の実施形態では、超伝導マグネット1
0は、長手方向に延びる軸12及び第1のアセンブリ1
4を含む。この第1のアセンブリ14は、超伝導主コイ
ル16及び磁化可能な磁極片18を含む。この主コイル
16は、軸12と概して同軸状に整列し、第1の主電流
を第1の方向に流し、かつ軸12から第1の放射方向距
離に配置される。この第1の方向は、電流方向の僅かな
長手方向成分を無視すると、軸12の周りの時計廻りあ
るいは反時計廻りのいずれかの円周方向と規定される。
磁極片18は軸12と概して同軸状に整列し、かつ第1
のアセンブリ14の主コイル16から離間している。第
1のアセンブリ14の磁極片18の大部分は、第1のア
センブリ14の主コイル16の放射方向内側に配置され
る。第1のアセンブリ14の磁極片18は軸12から放
射方向外側に第1の放射方向距離の少なくとも75パー
セントに等しい距離だけ延びている。マグネット10の
動作時には、第1のアセンブリ14の磁極片18は第1
のアセンブリ14の主コイル16の温度と概して等しい
温度を有する。第1のアセンブリ14はテーブル・マグ
ネット(図示せず)として単独で用いられることがあ
り、あるいは(図に示すような)開放型マグネットの2
つのアセンブリの一方になることがあることに留意され
たい。マグネット10の動作時には、第1のアセンブリ
14の主コイル16及び磁極片18はクライオクーラの
コールドヘッド(図示せず)及び/または極低温流体そ
の他により冷却される。
【0011】第2の実施形態では、超伝導マグネット1
0は長手方向に延びる軸12及び第1のアセンブリ14
を含む。この第1のアセンブリ14は、超伝導主コイル
16、磁化可能な磁極片18及び極低温流体用デュワー
20を含む。この超伝導主コイル16は、軸12と概し
て同軸状に整列し、かつ第1の主電流を第1の方向に流
している。この磁極片18は、軸12と概して同軸状に
整列し、主コイル16から離間しており、かつ表面部分
22を有する。磁極片18の大部分は、主コイル16の
放射方向内側に配置される。デュワー20は主コイル1
6を囲繞し、かつ磁極片18の表面部分22によりその
一部が画定されるような内部表面24を有する。
【0012】具体的なマグネット設計では、当業者には
周知のように、その超伝導コイルで使用している超伝導
体の臨界電流密度を超えないようにマグネットの撮像ボ
リューム内に大きな磁場強度を実現するために、第1の
アセンブリ14内に追加的な超伝導主コイル(図示せ
ず)を必要とすることがある。超伝導主コイル16用の
超伝導体の一例はニオブ・チタンである。磁極片18用
の素材の一例は鉄である。
【0013】一例では、マグネット10はまた、第1の
アセンブリ14から長手方向に離間させた第2のアセン
ブリ26を含む。この第2のアセンブリ26は、超伝導
主コイル28、磁化可能な磁極片30及び極低温流体用
デュワー32を含む。超伝導主コイル28は、軸12と
概して同軸状に整列し、かつ第1の主電流を上述の第1
の方向に流している。磁極片30は、軸12と概して同
軸状に整列し、主コイル28から離間しており、かつ表
面部分34を有する。この磁極片30の大部分は、主コ
イル28の放射方向内側に配置される。デュワー32
は、主コイル28を囲繞し、かつ磁極片30の表面部分
34によりその一部が画定されるような内部表面36を
有する。図1及び2に示す例では、その磁極片18はデ
ュワー20の内部表面24の画定に寄与していない別の
表面部分23を含み、またその磁極片30はデュワー3
2の内部表面36の画定に寄与していない別の表面部分
35を含む。
【0014】ある構造では、マグネット10はまた、磁
極片18に取り付けられると共に第1のアセンブリ14
の主コイル16を支持する概して磁化されないコイルサ
ポート38を含み、またさらに磁極片30に取り付けら
れると共に第2のアセンブリ26の主コイル28を支持
する概して磁化されないコイルサポート40を含む。こ
こで「磁化されない」とは、非磁性のステンレス鋼と同
程度にしか磁化できないことを意味する。コイルサポー
ト38及び40用の素材の一例は、非磁性のステンレス
鋼またはガラス繊維である。
【0015】あるマグネット設計では、マグネット10
はまた、第1のアセンブリ14の磁極片18に構造上取
り付けた(例えば、溶着させた)第1の端部を有し、第
2のアセンブリ26の磁極片30に構造上取り付けた
(例えば、溶着させた)第2の端部を有し、かつ表面部
分44を有するような、概して磁化されない(第1の)
支持ポスト42を含む。この(第1の)支持ポスト42
用の素材の一例は非磁性のステンレス鋼である。この設
計では、マグネット10はさらに、第1のアセンブリ1
4のデュワー20及び第2のアセンブリ26のデュワー
32と流体連通する(第1の)デュワー・コンジット4
6を含む。この(第1の)デュワー・コンジット46は
(第1の)支持ポスト42の表面部分44によりその一
部が画定されるような内部表面48を有する。ここで、
プレート・アセンブリ50は、第1のアセンブリ14の
デュワー20の内部表面の一部を画定している第1の部
分52と、第2のアセンブリ26のデュワー32の内部
表面の一部を画定している第2の部分54と、(第1
の)デュワー・コンジット46の内部表面の一部を画定
している第3の部分56とを含むような内部表面を有す
る。この例では、マグネット10はさらに、熱シールド
58及び真空容器60を含む。熱シールド58は、第1
及び第2のアセンブリ14及び26に関する磁極片18
及び30とデュワー20及び32、(第1の)支持ポス
ト42、並びに(第1の)デュワー・コンジット46か
ら離間していると共に、これらを全体的に囲繞してい
る。真空容器60は、熱シールド58から離間させると
共にこれをハーメチックに囲繞している。プレート・ア
センブリ50、熱シールド58及び真空容器60用の素
材の一例は非磁性のステンレス鋼である。この例におい
て、上述した「離間」は、従来のスペーサ62を用いて
達成できることに留意されたい。
【0016】動作時には、マグネット10は、第1及び
第2のアセンブリ14及び26のデュワー20及び32
内、並びに(第1の)デュワー・コンジット46内に配
置された極低温流体64を含むことになる。極低温流体
の一例は液体ヘリウムである。クライオクーラのコール
ドヘッド(図示せず)は、コールドヘッドの第1段を熱
シールド58と接触させ、かつコールドヘッドの第2段
をデュワー20及び32の最高点近くでデュワーの無効
空間内に貫通させることにより、気化した液体ヘリウム
を再凝縮させるために使用することができる。本発明の
マグネットの別の実施形態(図示せず)では、第1及び
第2のアセンブリ14及び26はそれぞれ、自己完結型
のデュワー、熱シールド及び真空容器を有することにな
る。この際、支持ポストにより真空容器を相互接続させ
るか、あるいは2つのアセンブリ14及び26は「C」
字形アーム、床及び/または壁に対するボルト留め、ま
たはその他の手段によって離隔させた関係で支持される
ことになる。図示しないこの実施形態では、その極低温
流体64は(第1の)デュワー・コンジット46がない
ため、第1及び第2のアセンブリ14及び26のデュワ
ー20及び32内のみに配置されることになる。図1及
び2に示す実施形態では、マグネット10はまた、全体
として軸12上で第1アセンブリ14及び第2のアセン
ブリ26の間の長手方向に等距離に位置させた中心を有
する磁気共鳴撮像ボリューム66を含む。撮像ボリュー
ム66の形状の1つは球形である。第2のアセンブリ2
6は通常、軸12と垂直でありかつ第1アセンブリ14
と第2のアセンブリ26間で全体として等距離に配置さ
れる面(図示せず)に関して、全体として第1のアセン
ブリ14の鏡像となることに留意されたい。
【0017】第3の例示的な実施形態では、開放型超伝
導マグネット10は長手方向に延びる軸12と、第1の
アセンブリ14と、第1のアセンブリ14と長手方向に
離間した第2のアセンブリ26とを含む。第1のアセン
ブリ14は、超伝導主コイル16と、超伝導シールドコ
イル68と、磁化可能であり概して円筒形の磁極片18
と、極低温流体用デュワー20とを含む。超伝導主コイ
ル16は、軸12と概して同軸状に整列し、かつ第1の
主電流を第1の方向に流している。超伝導シールドコイ
ル68は、軸12と概して同軸状に整列し、主コイル1
6から長手方向外側に配置され、かつ第1のシールド電
流を上述の第1の方向と反対方向に流している。磁極片
18は、軸12と概して同軸状に整列しかつこれと交差
し、主コイル16及びシールドコイル68から離間して
おり、かつ表面部分22を有する。磁極片18の大部分
は、長手方向で主コイル16とシールドコイル68の間
にあり、かつこれらの放射方向内側に配置されている。
デュワー20は主コイル16及びシールドコイル68を
囲繞し、かつ磁極片18の表面部分22によりその一部
が画定されるような内部表面24を有する。第2のアセ
ンブリ26は、超伝導主コイル28と、超伝導シールド
コイル70と、磁化可能であり概して円筒形の磁極片3
0と、極低温流体用デュワー32とを含む。超伝導主コ
イル28は、軸12と概して同軸状に整列し、かつ第2
の主電流を上述の第1の方向に流している。超伝導シー
ルドコイル70は、軸12と概して同軸状に整列し、主
コイル28より長手方向外側に配置され、かつ第2のシ
ールド電流を上述の反対方向に流している。磁極片30
は、軸12と概して同軸状に整列しかつこれと交差し、
主コイル28及びシールドコイル70から離間してお
り、かつ表面部分34を有する。磁極片30の大部分
は、長手方向で主コイル28とシールドコイル70の間
にあり、かつこれらの放射方向内側に配置させている。
デュワー32は主コイル28及びシールドコイル70を
囲繞し、かつ磁極片30の表面部分34によりその一部
が画定されるような内部表面36を有する。
【0018】ある構造では、その開放型マグネット10
はまた、磁極片18に取り付けられると共に第1のアセ
ンブリ14の主コイル16及びシールドコイル68を支
持する概して磁化されないコイルサポート38及び72
を含み、またさらに磁極片30に取り付けられると共に
第2のアセンブリ26の主コイル28及びシールドコイ
ル70を支持する概して磁化されないコイルサポート4
0及び74を含む。あるマグネット設計では、その開放
型マグネット10はまた、その各々が第1のアセンブリ
14の磁極片18に構造上取り付けられた第1の端部を
有し、その各々が第2のアセンブリ26の磁極片30に
構造上取り付けられた第2の端部を有し、かつその各々
が表面部分44を有するような、概して磁化されない第
1の支持ポスト42及び第2の支持ポスト(図示しない
が第1の支持ポスト42と同一である)を含む。この設
計では、その開放型マグネット10はさらに、それぞれ
第1のアセンブリ14のデュワー20及び第2のアセン
ブリ26のデュワー32と流体連通する第1のデュワー
・コンジット46及び第2のデュワー・コンジット(図
示しないが第1のデュワー・コンジット46と同一であ
る)を含む。第1のデュワー・コンジット46は、第1
の支持ポスト42の表面部分44によりその一部が画定
されるような内部表面48を有し、また第2のデュワー
・コンジットは、第2の支持ポストの表面部分によりそ
の一部が画定されるような内部表面を有する。この例で
は、その開放型マグネット10はさらに、熱シールド5
8及び真空容器60を含む。熱シールド58は、第1及
び第2のアセンブリ14及び26の磁極片18及び30
とデュワー20及び32、第1の支持ポスト42及び第
2の支持ポスト、並びに第1のデュワー・コンジット4
6及び第2のデュワー・コンジットから離間させると共
に全体としてこれらを囲繞している。真空容器60は、
熱シールド58から離間させると共にこれをハーメチッ
クに囲繞している。第1の支持ポスト42及び第1のデ
ュワー・コンジット46は真空容器60の第1の部分7
6の内部に配置されること、第2の支持ポスト及び第2
のデュワー・コンジットはこの真空容器の第2の部分7
8の内部に配置されること、並びに真空容器60のこれ
ら第1及び第2の部分76及び78は図1に示している
ことに留意されたい。動作時には、マグネット10は、
上述の極低温流体64及び磁気共鳴撮像ボリューム(単
に「撮像ボリューム」とも言う)66を含むことにな
る。ある構造では、第1の支持ポスト42及び第2の支
持ポストは(図1に示す真空容器60の第1及び第2の
部分76及び78を囲繞することから分かるように)軸
12の周りに概ね110〜150度の角度離隔をもた
せ、かつ撮像ボリューム66から放射方向外側に配置さ
せている。一例では、概ね130度の角度離隔を設け
て、撮像ボリューム66内に患者(図示せず)を都合よ
く配置できる。
【0019】ある用途では、その開放型マグネット10
はその撮像ボリューム66内に概ね1.4〜1.5テス
ラの磁場を有する。開放型マグネット10がある向きに
ある場合、その真空容器60の第1及び第2の部分76
及び78は(図1に示すように)水平方向に整列させ、
また患者は通常、撮像ボリューム66内で立った姿勢を
とることになる。開放型マグネット10が別の向きにあ
る場合(図示せず)には、真空容器60の第1及び第2
の部分76及び78は垂直方向に整列させ、また患者は
通常、撮像ボリューム66内で患者用寝台に横たえられ
ることになる。磁極片18及び30によりコイル16、
28、68及び70、並びにデュワー20及び32を含
むマグネット10の主構造サポートが提供されること、
並びに磁極片18及び30は撮像ボリューム66内によ
り均一な磁場を提供するような形状とする(例えば、リ
ング状ステップを有する)ことに留意されたい。磁場不
均一性に対する別の補正を、当業者の技術範囲内にある
ような能動型シミングにより達成させることがある。図
面に示す例において、マグネット10は、アセンブリ1
4及び26のそれぞれについて一対の分離させた平坦な
シールド型傾斜/RFコイルに関して真空容器60内で
撮像ボリューム66に対面した1つのくぼみ80を有す
るように設計されること、その際、磁極片18及び30
の磁極面は、当業者であれば理解するように、積層させ
ないことにも留意されたい。
【0020】ここで図3を参照すると、本発明の実施形
態を適用できる支持ポスト構成の実施の一形態の断面図
を表している。この実施形態では、開放型マグネット・
システムの支持ポスト(図1では第1の支持ポスト42
で示しており、また第2の支持ポストは表示されていな
いが第1の支持ポストと同一である)に関する代替的な
実施形態を提供している。さらに図3を参照すると、図
1のマグネット・アセンブリ・システムは、長手方向に
離間した関係で互いに反対の位置にある第1のアセンブ
リ14と第2のアセンブリ26を備えている。第1及び
第2のアセンブリは、MRイメージングで使用するため
の静磁場を発生させている。図3では第1のアセンブリ
14のみを図示しているが、第2のアセンブリ26も同
一であることを理解されたい。第1のアセンブリ14の
一方の表面上(並びに、第2のアセンブリ26の相対す
る表面上)には、典型的には、支持ポスト42などの構
成要素を取り付けるためのリング300が存在する。リ
ング300は典型的には、第1のアセンブリ14及び第
2のアセンブリ26の外側表面で、かつ撮像ボリューム
66に面した表面に付けられている。このマグネット・
システムはさらに、支持ポスト42(並びに、図3の断
面図では図示していないが第2のポスト)を備えてい
る。本発明の実施の一形態では、支持ポスト42は、図
1及び2を参照しながら記載したような支持ポストであ
る第1の支持要素310と、撮像ボリューム66から離
れた表面上(以下、「背面(back)」という)で、
第1の支持要素310に取り付けられている第2の支持
要素320と、を備えている。図3に示す実施形態で
は、第2の支持要素320及び第1の支持要素310に
よって支持ポスト42を形成している。第2の支持要素
320は、第1の支持要素310に溶着させると共に、
さらに、支持を高めるためにリング300にも溶着させ
(すなわち、同様に取り付け)ている。この実施形態は
振動を減少させるように既存の開放型MRIシステムを
修正するために有用であることを理解されたい。
【0021】上述した支持ポストは振動を減少させるよ
うに構成されている。支持ポストにかかる曲げモーメン
トMにより誘導される曲率1/Rは、断面の慣性モーメ
ントI並びに弾性係数Eに依存し、式M=EI/Rで与
えられる。高磁場開放型の幾何学構成では、支持ポスト
が曲がることにより、磁極の一番上は撮像で検出される
磁場変動を生成させるような角度θ(theta)だけ
偏向を受ける。支持ポストの中立軸はある距離(典型的
な構成では、30cm)だけ中心からずれているため、
この角度により第1のアセンブリ14間と第2のアセン
ブリ26間のそれぞれのギャップ間の中心距離の振動振
幅に影響を及ぼす。ポストの長さd、曲率半径R及び角
度は、d=Rθの関係をもつ。図3の支持構造を利用す
ることによって、第2の支持要素320の追加的な材料
により外部ポスト境界はy方向でMRIシステムの背面
に向かって変位を受ける。加えた撮像傾斜によって磁極
にかかるトルク、磁極内部の慣性モーメント、及びポス
トのばね定数(spring constant)の組
み合わせにより30Hzの共鳴が生じる。これによりそ
の慣性モーメントが10倍大きくなりポストが剛性化
(stiffen)される。さらに、これにより共振周
波数が上昇し振動の振幅が小さくなる。
【0022】開放型MRIにおいて振動を減少させるた
めの方法に関する実施の一形態は、上述のように、支持
ポストの各々に撮像ボリュームから離れた表面上で第2
の支持要素を取り付けることを含む。この方法は、振動
及び振動の影響を低下させるための一修正形態として既
存の開放型MRIシステムに適用可能であることを理解
されたい。
【0023】本発明の好ましい実施形態について図示す
ると共に本明細書に記載してきたが、こうした実施形態
が例としてのみ提供されていることは明らかであろう。
当業者であれば、ここに示した本発明を逸脱することな
く、多くの変形形態、変更形態及び置換形態を生じさせ
るであろう。したがって、本発明は添付の特許請求の範
囲の精神及び趣旨によってのみ限定させようとする意図
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマグネットの実施の一形態の斜視図で
ある。
【図2】図1のマグネットを図1の線2−2に沿って切
った断面図である。
【図3】本発明の実施形態を適用できる支持ポストの断
面図である。
【符号の説明】 10 開放型マグネット 12 長手方向に延びる軸 14 第1のアセンブリ 16 超伝導主コイル 18 磁極片 20 デュワー 22 磁極片の表面部分 23 磁極片の別の表面部分 24 デュワーの内部表面 26 第2のアセンブリ 28 超伝導主コイル 30 磁極片 32 デュワー 34 磁極片の表面部分 35 磁極片の別の表面部分 36 デュワーの内部表面 38 超伝導主コイルのコイルサポート 40 超伝導主コイルのコイルサポート 42 支持ポスト 44 支持ポストの表面部分 46 デュワー・コンジット 48 デュワー・コンジットの内部表面 50 プレート・アセンブリ 52 プレート・アセンブリ内部表面の第1の部分 54 プレート・アセンブリ内部表面の第2の部分 56 プレート・アセンブリ内部表面の第3の部分 58 熱シールド 60 真空容器 62 スペーサ 64 極低温流体 66 撮像ボリューム 68 超伝導シールドコイル 70 超伝導シールドコイル 72 シールドコイル用コイルサポート 74 シールドコイル用コイルサポート 76 真空容器の第1の部分 78 真空容器の第2の部分 80 くぼみ 300 リング 310 第1の支持要素 320 第2の支持要素

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放型磁気共鳴イメージング(MRI)
    システムで使用するためのマグネット・アセンブリ・シ
    ステムであって、 長手方向に離間した関係で互いに反対の位置にあるよう
    な、静磁場を生成させるための第1のアセンブリ(1
    4)及び第2のアセンブリ(26)と、 前記第1と第2のアセンブリの間に取り付られている、
    前記第1と第2のアセンブリの間に開放撮像ボリューム
    を維持すると共にさらに構造的支持を提供するための複
    数の支持ポスト(42)であって、該支持ポストの各々
    は第1の支持要素(310)と前記撮像ボリューム(6
    6)から離れた表面上で該第1の支持要素に取り付けた
    第2の支持要素(320)とを備えているような複数の
    支持ポスト(42)と、を備えるマグネット・アセンブ
    リ・システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の支持ポスト(42)の各々は
    振動を減少するように構成されている、請求項1に記載
    のシステム。
  3. 【請求項3】 前記第1(14)と第2(26)のアセ
    ンブリの各々が、1つのマグネット・コイルと、1つの
    磁極片と、1つのデュワーと、を備えている、請求項1
    に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 静磁場を作成するための相対する一対の
    アセンブリ(14、26)と、構造的支持を提供すると
    共に前記一対のアセンブリ間に開放撮像ボリュームを維
    持するための複数の支持ポスト(42)と、を有する開
    放型MRIシステムで使用するための振動の減少方法で
    あって、 前記撮像ボリューム(66)から離れた表面上で前記支
    持ポストの各々に対して第2の支持要素(320)を取
    り付けるステップを含む方法。
  5. 【請求項5】 前記MRIシステムが高磁場開放型MR
    Iシステムである、請求項1または4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記相対する一対のアセンブリ(14、
    26)の各々が、1つのマグネット・コイルと、1つの
    磁極片と、デュワーと、を備えている、請求項4に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の支持要素(320)は外部ポ
    スト境界をy方向でMRIシステムの背面に向かって変
    位させている、請求項1または4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の支持要素(320)は、前記
    支持ポストを剛性化させかつ撮像中の支持ポストの振動
    を減少させるように適合している、請求項4に記載の方
    法。
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