JP6758555B1 - 超電導コイル装置及びmri装置 - Google Patents

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Abstract

超電導コイル装置は、少なくとも1つのコイルユニットを備えている。少なくとも1つのコイルユニットは、一対の超電導コイルと、一対の固定板と、支持体とを有している。一対の超電導コイルは、同一軸線上に互いに間隔をおいて配置されている。一対の固定板は、一対の超電導コイルの互いに対向する面にそれぞれ固定されている。支持体は、一対の固定板間に設けられており、一対の固定板の間隔の変化を阻止する。

Description

この発明は、少なくとも一対の超電導コイルが同一軸線上に互いに間隔をおいて配置されている超電導コイル装置、及びそれを備えたMRI装置に関するものである。
MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置では、被検体が磁場中に置かれ、核磁気共鳴現象により得られる信号が計測され、演算処理される。そして、被検体中の原子核スピンの密度分布、緩和時間分布等が、断層像として画像表示される。
また、MRI装置において、被検体が入る空間には、高強度、かつ均一性の高い磁場が発生される。臨床において用いられているMRI装置の磁場強度は、0.2T以上であり、磁場強度が1.5T以上であるMRI装置が主流となっている。
また、鮮明な画像を得るために、磁場均一度を2ppm以下とすることが求められている。しかし、超電導コイルに作用する電磁力により超電導コイルが変位すると、撮像空間内の磁場均一度が悪化し、画質が低下する。例えば、1つの超電導コイルに0.5mmの変位が生じただけで、磁場均一度は100ppm以上に悪化し、画質が低下する。
また、希土類高温超電導線材に代表される薄膜線材で構成された超電導コイルを用いる場合、超電導コイルの変位により、薄膜線材が剥離し、超電導特性が劣化する恐れがある。
これに対して、従来の磁場コイル支持装置では、6個の磁場コイルの径方向外側に3本のレールが互いに平行に配置されている。各磁場コイルは、支持装置又は調整装置によって、3本のレールにそれぞれ結合されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭59−34244号公報
上記のような従来の磁場コイル支持装置では、3本のレールが6個の磁場コイルの径方向外側のみに配置されているため、各磁場コイルの径方向内側端部に軸方向への変形が生じる恐れがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コイルユニットにおける一対の超電導コイルの変位及び変形をより確実に抑制することができる超電導コイル装置、及びそれを用いたMRI装置を得ることを目的とする。
この発明に係る超電導コイル装置は、同一軸線上に互いに間隔をおいて配置されている一対の超電導コイルと、一対の超電導コイルの互いに対向する面にそれぞれ固定されている一対の固定板と、一対の固定板間に設けられており、一対の固定板の間隔の変化を阻止する支持体とを有している少なくとも1つのコイルユニットを備えている。
この発明によれば、コイルユニットにおける一対の超電導コイルの変位及び変形をより確実に抑制することができる。
この発明の実施の形態1によるMRI装置の要部を示す斜視図である。 図1のマグネット本体の中心軸線に沿う断面図である。 図2の第1のコイルユニットの構成を模式的に示す斜視図である。 実施の形態1の第1のコイルユニット及び第2のコイルユニットの変形例を示す斜視図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 この発明の実施の形態2による第1のコイルユニットの構成を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるマグネット本体の中心軸線に沿う断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるMRI装置の要部を示す斜視図である。図において、MRI装置は、超電導コイル装置としての円筒形の超電導マグネット装置1を備えている。図1は、超電導マグネット装置1の一部を切り欠いて示している。超電導マグネット装置1は、均一な静磁場を発生することによって、均一磁場領域2を形成する。均一磁場領域2は、超電導マグネット装置1の内側に形成される。
また、超電導マグネット装置1は、円筒状の低温容器3と、マグネット本体4とを有している。マグネット本体4は、低温容器3内に格納されている。また、低温容器3内でのマグネット本体4の重力方向の支持は、例えば複数のフックによって行われている。各フックの材料としては、例えばガラスエポキシが用いられている。
低温容器3には、図示しない冷凍機が接続されている。冷凍機は、マグネット本体4を冷却する。
低温容器3は、真空槽5、熱シールド6、及びコイル巻枠7を有している。真空槽5内は、真空状態にされている。コイル巻枠7は、真空槽5内に設けられている。熱シールド6は、真空槽5とコイル巻枠7との間に配置されており、外部から侵入する熱を遮断する。
図2は、図1のマグネット本体4の中心軸線に沿う断面図である。マグネット本体4は、第1のコイルユニット10、第2のコイルユニット20、及び第3のコイルユニット30を有している。第1のコイルユニット10、第2のコイルユニット20、及び第3のコイルユニット30は、同一軸線上に配置されている。
第1のコイルユニット10は、一対の円環状の第1の超電導コイル11、一対の円板状の第1の固定板12、及び第1の支持体13を有している。一対の第1の超電導コイル11は、同一軸線上に互いに間隔をおいて配置されている。
また、一対の第1の超電導コイル11は、互いに対向している。また、一対の第1の超電導コイル11は、原点Oに対して対称に配置されている。原点Oとは、マグネット本体4の直径方向のR軸と、マグネット本体4の中心軸線に沿うZ軸とが重なる点である。
一対の第1の固定板12は、一対の第1の超電導コイル11の互いに対向する面にそれぞれ固定されている。一対の第1の超電導コイル11は、例えば樹脂により、一対の第1の固定板12にそれぞれ接着されている。各第1の固定板12の中央には、円形の孔が設けられている。
一対の第1の固定板12の外径は、それぞれ一対の第1の超電導コイル11の外径よりも大きい。一対の第1の固定板12の内径は、それぞれ一対の第1の超電導コイル11の内径よりも小さい。これにより、一対の第1の超電導コイル11の互いに対向する面全体が、それぞれ一対の第1の固定板12に接している。
第1の支持体13は、一対の第1の固定板12間に設けられており、一対の第1の固定板12の間隔の変化を阻止する。また、第1の支持体13は、一対の第1の固定板12に固定されている。また、第1の支持体13は、複数本の第1の外側ロッド14と、複数本の第1の内側ロッド15とを有している。
複数本の第1の外側ロッド14は、同一円周上に配置されている。また、複数本の第1の外側ロッド14は、一対の第1の超電導コイル11の周方向に互いに等間隔をおいて配置されている。
複数本の第1の内側ロッド15は、複数本の第1の外側ロッド14よりも、一対の第1の超電導コイル11の径方向の内側に配置されている。また、複数本の第1の内側ロッド15は、同一円周上に配置されている。また、複数本の第1の内側ロッド15は、一対の第1の超電導コイル11の周方向に互いに等間隔をおいて配置されている。
複数本の第1の外側ロッド14及び複数本の第1の内側ロッド15は、マグネット本体4の中心軸線に平行に配置されている。
第2のコイルユニット20は、一対の円環状の第2の超電導コイル21、一対の円板状の第2の固定板22、及び第2の支持体23を有している。一対の第2の超電導コイル21は、同一軸線上に互いに間隔をおいて配置されている。
また、一対の第2の超電導コイル21は、互いに対向している。また、一対の第2の超電導コイル21は、原点Oに対して対称に配置されている。
また、一対の第2の超電導コイル21は、一対の第1の超電導コイル11よりも、原点Oから離れている。このため、一対の第2の超電導コイル21の間隔は、一対の第1の超電導コイル11の間隔よりも大きい。また、一対の第1の超電導コイル11は、一対の第2の超電導コイル21間に配置されている。
一対の第2の固定板22は、一対の第2の超電導コイル21の互いに対向する面にそれぞれ固定されている。一対の第2の超電導コイル21は、例えば樹脂により、一対の第2の固定板22にそれぞれ接着されている。各第2の固定板22の中央には、円形の孔が設けられている。
一対の第2の固定板22の外径は、それぞれ一対の第2の超電導コイル21の外径よりも大きい。一対の第2の固定板22の内径は、それぞれ一対の第2の超電導コイル21の内径よりも小さい。これにより、一対の第2の超電導コイル21の互いに対向する面全体が、それぞれ一対の第2の固定板22に接している。
また、一対の第2の固定板22の外径は、それぞれ一対の第1の固定板12の外径よりも大きい。また、一対の第2の固定板22の内径は、それぞれ一対の第1の固定板12の内径よりも小さい。
第2の支持体23は、一対の第2の固定板22間に設けられており、一対の第2の固定板22の間隔の変化を阻止する。また、第2の支持体23は、一対の第2の固定板22に固定されている。また、第2の支持体23は、複数本の第2の外側ロッド24と、複数本の第2の内側ロッド25とを有している。
複数本の第2の外側ロッド24は、同一円周上に配置されている。また、複数本の第2の外側ロッド24は、一対の第2の超電導コイル21の周方向に互いに等間隔をおいて配置されている。
複数本の第2の内側ロッド25は、複数本の第2の外側ロッド24よりも、一対の第2の超電導コイル21の径方向の内側に配置されている。また、複数本の第2の内側ロッド25は、同一円周上に配置されている。また、複数本の第2の内側ロッド25は、一対の第2の超電導コイル21の周方向に互いに等間隔をおいて配置されている。
また、複数本の第2の外側ロッド24は、一対の第1の超電導コイル11の径方向外側に配置されている。また、複数本の第2の内側ロッド25は、一対の第1の超電導コイル11の径方向内側に配置されている。
複数本の第2の外側ロッド24及び複数本の第2の内側ロッド25は、マグネット本体4の中心軸線に平行に配置されている。
第3のコイルユニット30は、一対の円環状の第3の超電導コイル31、一対の円板状の第3の固定板32、及び第3の支持体33を有している。一対の第3の超電導コイル31は、同一軸線上に互いに間隔をおいて配置されている。
また、一対の第3の超電導コイル31は、互いに対向している。また、一対の第3の超電導コイル31は、原点Oに対して対称に配置されている。
また、一対の第3の超電導コイル31は、一対の第2の超電導コイル21よりも、原点Oから離れている。このため、一対の第3の超電導コイル31の間隔は、一対の第2の超電導コイル21の間隔よりも大きい。また、一対の第2の超電導コイル21は、一対の第3の超電導コイル31間に配置されている。
一対の第1の超電導コイル11、一対の第2の超電導コイル21、及び一対の第3の超電導コイル31は、同一軸線上に配置されている。
一対の第3の固定板32は、一対の第3の超電導コイル31の互いに対向する面にそれぞれ固定されている。一対の第3の超電導コイル31は、例えば樹脂により、一対の第3の固定板32にそれぞれ接着されている。各第3の固定板32の中央には、円形の孔が設けられている。
一対の第3の固定板32の外径は、それぞれ一対の第3の超電導コイル31の外径よりも大きい。一対の第3の固定板32の内径は、それぞれ一対の第3の超電導コイル31の内径よりも小さい。これにより、一対の第3の超電導コイル31の互いに対向する面全体が、それぞれ一対の第3の固定板32に接している。
また、一対の第3の固定板32の外径は、それぞれ一対の第2の固定板22の外径よりも大きい。また、一対の第3の固定板32の内径は、それぞれ一対の第2の固定板22の内径よりも小さい。
第3の支持体33は、一対の第3の固定板32間に設けられており、一対の第3の固定板32の間隔の変化を阻止する。また、第3の支持体33は、一対の第3の固定板32に固定されている。また、第3の支持体33は、複数本の第3の外側ロッド34と、複数本の第3の内側ロッド35とを有している。
複数本の第3の外側ロッド34は、同一円周上に配置されている。また、複数本の第3の外側ロッド34は、一対の第3の超電導コイル31の周方向に互いに等間隔をおいて配置されている。
複数本の第3の内側ロッド35は、複数本の第3の外側ロッド34よりも、一対の第3の超電導コイル31の径方向の内側に配置されている。また、複数本の第3の内側ロッド35は、同一円周上に配置されている。また、複数本の第3の内側ロッド35は、一対の第3の超電導コイル31の周方向に互いに等間隔をおいて配置されている。
また、複数本の第3の外側ロッド34は、一対の第2の超電導コイル21の径方向外側に配置されている。また、複数本の第3の内側ロッド35は、一対の第2の超電導コイル21の径方向内側に配置されている。
複数本の第3の外側ロッド34及び複数本の第3の内側ロッド35は、マグネット本体4の中心軸線に平行に配置されている。
超電導マグネット装置1の構成要素のうち、特定要素以外の構成要素は、非磁性材料によって構成されている。非磁性材料としては、ステンレス鋼、アルミニウム、銅、樹脂等が挙げられる。
また、特定要素には、一対の第1の超電導コイル11、一対の第2の超電導コイル21、一対の第3の超電導コイル31、冷凍機、及び図示しない磁場調整用シムが含まれている。
一対の第1の超電導コイル11、一対の第2の超電導コイル21、及び一対の第3の超電導コイル31の材料としては、NbTi、GdBa2CU3y等が挙げられる。
このような超電導マグネット装置1では、MRI装置の稼働時に、一対の第1の超電導コイル11間に互いに引き合う電磁力が生じる。これに対して、実施の形態1では、一対の第1の超電導コイル11の互いに対向する面に、一対の第1の固定板12がそれぞれ固定されている。また、一対の第1の固定板12間には、第1の支持体13が設けられている。
このため、第1のコイルユニット10における一対の第1の超電導コイル11の変位及び変形をより確実に抑制することができる。同様に、一対の第2の超電導コイル21の変位及び変形をより確実に抑制することができるとともに、一対の第3の超電導コイル31の変位及び変形をより確実に抑制することができる。これにより、MRI装置の画質を向上させることができる。
また、コイルの固定がコイルユニット毎に行われているため、第1のコイルユニット10と第2のコイルユニット20と第3のコイルユニット30との間で、コイルの変形及び変位は伝達されない。このため、マグネット本体4全体として、コイルの変形及び変位をさらに抑制することができる。
また、コイルの変形及び変位が抑制されることにより、均一磁場領域2を作り易くなり、磁場調整用シムの使用量を削減することができる。これにより、超電導マグネット装置1の軽量化を図ることができる。
また、コイルユニット毎に、一対の固定板及び支持体の材料及び形状を最適化することができ、これによっても超電導マグネット装置1の軽量化を図ることができる。
また、一対の第1の超電導コイル11の互いに対向する面全体が、それぞれ一対の第1の固定板12に接している。これにより、一対の第1の超電導コイル11全体の変位及び変形をより確実に抑制することができる。
同様に、一対の第2の超電導コイル21全体の変位及び変形をより確実に抑制できる。また、一対の第3の超電導コイル31全体の変位及び変形をより確実に抑制できる。
また、第1の支持体13は、複数本の第1の外側ロッド14及び複数本の第1の内側ロッド15を有している。このため、一対の第1の超電導コイル11間の領域へのアクセスが容易であり、一対の第1の超電導コイル11間を電気的に接続する作業を容易に実施することができる。なお、一対の第1の超電導コイル11は、一般的に直列に接続されている。
同様に、一対の第2の超電導コイル21間を電気的に接続する作業、及び一対の第3の超電導コイル31間を電気的に接続する作業を容易に実施することができる。
また、複数本の第1の外側ロッド14と複数本の第1の内側ロッド15とが用いられているため、一対の第1の超電導コイル11の変位及び変形を、径方向の全体で、より確実に抑制できる。
同様に、一対の第2の超電導コイル21の変位及び変形を、径方向の全体で、より確実に抑制できる。また、一対の第3の超電導コイル31の変位及び変形を、径方向の全体で、より確実に抑制できる。
ここで、図3は、図2の第1のコイルユニット10の構成を模式的に示す斜視図である。以下の第1の支持体13についての説明は、第2の支持体23及び第3の支持体33についても言えることである。
第1の支持体13は、一対の第1の固定板12の位置を強固に保持する必要がある。このため、第1の支持体13として複数本のロッドを用いる場合、ロッドの本数は3本以上とすることが望ましい。即ち、第1の支持体13は、各第1の固定板12を3点以上で支持することが望ましい。また、複数本のロッドは、同一円周上に等間隔で配置することが望ましい。
また、複数本の第1の外側ロッド14のみ、又は複数本の第1の内側ロッド15のみで、第1の支持体13を構成することも可能である。
また、2本のロッドのみで第1の支持体13を構成することも可能である。但し、この場合、一対の第1の固定板12を一対の第1の超電導コイル11の中心軸線に対して直角に配置するために、各ロッドの径を大きくする必要が生じる。
また、ロッドの断面形状は、円形、正方形、三角形、扇形等のいずれの形状であってもよい。また、筒状のロッドを用いてもよい。
図4は、実施の形態1の第1のコイルユニット10の変形例を示す斜視図である。また、図5は、図4のV−V線に沿う断面図である。この例では、各第1の固定板12に、複数の貫通孔12aが設けられている。
各貫通孔12aは、各第1の超電導コイル11よりも径方向内側に配置されている。各貫通孔12aには、対応する第2の内側ロッド25が通されている。
このような構成によれば、一対の第2の超電導コイル21の内径が一対の第1の超電導コイル11の内径以上である場合にも、第2の内側ロッド25を配置することができる。
また、各第1の内側ロッド15と各第2の内側ロッド25とを、同一円周上に配置することにより、一対の第2の固定板22の内径を必要以上に小さくせずに済み、一対の第2の固定板22の重量の増大を抑制することができる。
なお、図4及び図5に示す構成は、コイルユニットが3つ以上の構成にも適用できる。
実施の形態2.
次に、図6は、この発明の実施の形態2による第1のコイルユニット10の構成を模式的に示す斜視図である。実施の形態2では、実施の形態1の第1の支持体13の代わりに、支持体として、円筒状の支持部材16が用いられている。支持部材16は、一対の第1の超電導コイル11と同一軸線上に配置されている。
支持部材16の内径は、各第1の固定板12の内径以上である。支持部材16の外径は、各第1の超電導コイル11の外径以下であることが望ましい。他の構成は、実施の形態1と同様である。
一対の第1の超電導コイル11間の領域へのアクセスが不要な場合、円筒状の支持部材16を用いることによって、一対の第1の超電導コイル11の変位及び変形をより確実に抑制することができる。これによって、MRI画像の乱れを、さらに抑制することができる。
なお、実施の形態2では、支持部材16を第1のコイルユニット10に適用したが、支持部材16は、第1のコイルユニット10、第2のコイルユニット20、及び第3のコイルユニット30の少なくともいずれか1つに適用することができる。
また、支持部材16の断面形状は、円形に限定されない。
実施の形態3.
次に、図7は、この発明の実施の形態3によるマグネット本体4の中心軸線に沿う断面図である。第3のコイルユニット30は、円筒状の一対の保持部材37をさらに有している。一対の保持部材37は、一対の第3の超電導コイル31の外周面全体に接している。
常温から4Kまで温度を変化させたとき、各保持部材37の熱収縮量は、各第3の超電導コイル31の熱収縮量よりも大きい。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によれば、各第3の超電導コイル31に作用する径方向外側向きの力に対して、各第3の超電導コイル31の変形及び変位を抑制することができる。
一般的に、超電導コイルは、4K〜77Kの低温領域で使用される。これに対して、実施の形態3では、常温から4Kまで温度を変化させたとき、各保持部材37の熱収縮量が、各第3の超電導コイル31の熱収縮量よりも大きい。これにより、MRI装置の稼働時にも、一対の保持部材37を一対の第3の超電導コイル31の外周面全体に接触させることができる。
なお、実施の形態3では、第3のコイルユニット30のみに一対の保持部材37を適用したが、一対の保持部材37は、第1のコイルユニット10、第2のコイルユニット20、及び第3のコイルユニット30の少なくともいずれか1つに適用することができる。
また、実施の形態3の保持部材37は、実施の形態2の支持部材16と組み合わせて使用してもよい。
また、実施の形態1〜3では、MRI装置に用いられる超電導マグネット装置について説明したが、この発明は、MRI装置以外の装置、例えばNMR装置又はシリコン単結晶引き上げ装置にも適用できる。
また、この発明の超電導コイル装置は、超電導マグネット装置以外にも適用できる。
また、コイルユニットの数は、1つ、2つ、又は4つ以上であってもよい。
1 超電導マグネット装置(超電導コイル装置)、10 第1のコイルユニット、11 第1の超電導コイル、12 第1の固定板、13 第1の支持体、14 第1の外側ロッド、15 第1の内側ロッド、16 支持部材(支持体)、20 第2のコイルユニット、21 第2の超電導コイル、22 第2の固定板、23 第2の支持体、24 第2の外側ロッド、25 第2の内側ロッド、30 第3のコイルユニット、31 第3の超電導コイル、32 第3の固定板、33 第3の支持体、34 第3の外側ロッド、35 第3の内側ロッド、37 保持部材。

Claims (8)

  1. 第1のコイルユニットと、
    第2のコイルユニットと
    を備え、
    前記第1のコイルユニットは、
    同一軸線上に互いに間隔をおいて配置されている一対の第1の超電導コイルと、
    前記一対の第1の超電導コイルの互いに対向する面にそれぞれ固定されている一対の第1の固定板と、
    前記一対の第1の固定板間に設けられており、前記一対の第1の固定板の間隔の変化を阻止する第1の支持体と
    を有しており、
    前記第2のコイルユニットは、
    同一軸線上に互いに間隔をおいて配置されている一対の第2の超電導コイルと、
    前記一対の第2の超電導コイルの互いに対向する面にそれぞれ固定されている一対の第2の固定板と、
    前記一対の第2の固定板間に設けられており、前記一対の第2の固定板の間隔の変化を阻止する第2の支持体と
    を有しており、
    前記一対の第1の超電導コイルの互いに対向する面全体が、それぞれ前記一対の第1の固定板に接しており、
    前記一対の第2の超電導コイルの互いに対向する面全体が、それぞれ前記一対の第2の固定板に接しており、
    前記一対の第1の超電導コイルは、前記一対の第2の超電導コイルの間に配置されている超電導コイル装置。
  2. 前記第1の支持体及び前記第2の支持体の少なくともいずれか一方、複数本のロッドを有している請求項1記載の超電導コイル装置。
  3. 前記第2の支持体は、
    前記一対の第1の超電導コイルの径方向外側に配置されている複数本の外側ロッドと、
    前記一対の第1の超電導コイルの径方向内側に配置されている複数本の内側ロッドと
    を有している請求項1記載の超電導コイル装置。
  4. 前記第1の支持体及び前記第2の支持体の少なくともいずれか一方、筒状の支持部材である請求項1記載の超電導コイル装置。
  5. 前記第2の支持体は、
    前記一対の第1の超電導コイルの径方向外側と、前記一対の第1の超電導コイルの径方向内側とにそれぞれ配置されている筒状の支持部材
    を有している請求項1記載の超電導コイル装置。
  6. 同一軸線上に互いに間隔をおいて配置されている一対の超電導コイルと、前記一対の超電導コイルの互いに対向する面にそれぞれ固定されている一対の固定板と、前記一対の固定板間に設けられており、前記一対の固定板の間隔の変化を阻止する支持体とをそれぞれ有している第1のコイルユニットと第2のコイルユニットと
    を備え、
    前記支持体は、前記一対の超電導コイルの周方向に互いに間隔をおいて配置されている複数本のロッドを有しており、
    前記第1のコイルユニットの前記一対の超電導コイルは、前記第2のコイルユニットの前記一対の超電導コイルの間に配置されており、
    前記第2のコイルユニットの前記複数本のロッドは、
    前記第1のコイルユニットの前記一対の超電導コイルの径方向外側に配置されている複数本の外側ロッドと、
    前記第1のコイルユニットの前記一対の超電導コイルの径方向内側に配置されている複数本の内側ロッドと
    を有している超電導コイル装置。
  7. 前記第1のコイルユニット及び前記第2のコイルユニットの少なくともいずれか一方は、前記一対の第1の超電導コイルの外周面又は前記一対の第2の超電導コイルの外周面に接している筒状の一対の保持部材をさらに有している請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の超電導コイル装置。
  8. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の超電導コイル装置
    を備えているMRI装置。
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