JP2007059192A - 非水電解液二次電池及びその製造方法 - Google Patents

非水電解液二次電池及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【目的】 充電状態の電池の高温環境下における熱的安定性の向上した非水電解質電池を提供することを目的とする。
【解決手段】 電解質塩と非水溶媒からなる非水電解質、正極および負極を備えた非水電解質電池において、前記非水溶媒は、2,2,2-トリフルオロエチルホスフェートに代表される、JIS K−2265に準拠した引火点測定において引火点を有さないもののみから実質的に構成されているものとすることで、上記課題を解決できる。

Description

本発明は、非水電解質電池及びその製造方法に関する。
近年、エネルギー密度の高い電気化学デバイスとして、リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質電池が実用化されている。一般的なリチウムイオン二次電池は、正極活物質としてLiCoO2等を用いた正極と、負極活物質としてリチウムを吸蔵放出可能な炭素材料を用いた負極と、非水電解質を備えた発電要素が金属電槽缶又はアルミラミネートパック製の電槽に収容されたものであり、安全性にも優れている。前記非水電解質は電解質塩と非水溶媒からなり、電解質塩としてはLiPF6等のリチウム塩が用いられ、非水溶媒としてはエチレンカーボネート等の環状エステルやジエチルカーボネート等の鎖状エステル等の有機溶媒が用いられている。しかしながら、充電状態にある非水電解質電池が高温環境下に曝された場合には、電池内部から発熱が生じることにより、周囲温度を超える「過昇温」が起こるという問題があった。なかでも、LiNiO2を含有している正極活物質を用いた電池においては前記「過昇温」が起こりやすかった。
本件発明の課題とは異なるが、安全性の課題に対応する従来技術としては、リン酸エステルやハロゲン化合物等の難燃性溶媒を非水電解質に添加する方法が提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特許文献4も、「本発明の非水系電解液は、不燃性(引火点なし)、高い導電率を有し、本発明の非水系電解液を用いることにより、優れた充放電特性及び高い電池の安全性、信頼性を有するリチウム二次電池が得られる。(段落0060)」と記載されているように、安全性の向上を課題としたものであり、「リチウムの吸蔵・放出が可能な正極及び負極と組み合わせて使用するリチウム二次電池用の非水系電解液であって、(1)リン酸エステルを含む非水溶媒(2)前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩、及び(3)ビニレンカーボネート化合物とビニルエチレンカーボネート化合物、を含むことを特徴とする非水系電解液。(請求項1)」、「前記非水溶媒が、さらに環状カルボン酸エステル及び/又は環状炭酸エステルを含み、かつ前記リン酸エステルと前記環状カルボン酸エステル及び/又は環状炭酸エステルの合計の容量に対して、前記リン酸エステルが60容量%以上、100容量%未満の非水溶媒である、請求項1記載の非水系電解液。(請求項2)」、前記「非水系電解液と、リチウムの吸蔵・放出が可能な正極及び負極を備えたリチウム二次電池。(請求項9)」が提案され、実施例には、第1表に示されているように、溶媒としてリン酸トリメチルを100体積比とした非水系電解液や、リン酸トリメチルやリン酸トリフルオロエチルジメチルと環状エステルの混合溶媒を用いた非水系電解液が示されている。また、これらの非水系電解液は、JIS K−2265に準拠した引火点測定において、引火点がないことも示されている。また、前記リン酸エステルとしては「前記リン酸エステルが、リン酸トリメチル、リン酸トリフルオロエチルジメチル、リン酸ビス(トリフルオロエチル)メチル及びリン酸トリス(トリフルオロエチル)からなる群より選ばれる鎖状リン酸エステルの少なくとも1種、並びに/又はリン酸エチレンメチル、リン酸エチレンエチル及びリン酸エチレントリフルオロエチルからなる群より選ばれる環状リン酸エステルの少なくとも1種(請求項4)」が列挙されている。
特開平4−184870号公報 特開平6−283205号公報 特開平8−22839号公報 特開2003−173819号公報
しかしながら、後述する実施例にも示すように、特許文献4等に具体的に示されるような、引火点のない非水電解質を用いても、充電状態にある非水電解質電池の高温環境下における熱的安定性を向上させた電池を得ることができなかった。この理由については必ずしも明らかではないが、充電状態にある非水電解質電池の高温環境下における熱的安定性は、正極活物質の酸素放出に伴う酸化反応機構が絡むものであることから、安全性の向上を課題とした従来技術と同一の観点では解決できなかったものと本発明者らは推察している。
本発明は、充電状態にある非水電解質電池の高温環境下における熱的安定性を向上させることを目的とする。
本発明の構成は次の通りである。
(1)電解質塩と非水溶媒からなる非水電解質、正極および負極を備えた非水電解質電池において、前記非水溶媒は、JIS K−2265に準拠した引火点測定において引火点を有さないもののみから実質的に構成されていることを特徴とする非水電解質電池。
(2)前記非水溶媒は、2,2,2-トリフルオロエチルホスフェートを含むことを特徴とする(1)項記載の非水電解質電池。
(3)正極活物質がLiNiO2を含有している(1)項又は(2)項記載の非水電解質電池。
(4)ビニレンカーボネート及び1,3−プロパンスルトンを添加した非水電解質を用いて、(1)〜(3)項のいずれかに記載の非水電解質電池を製造する非水電解質電池の製造方法。
JIS K−2265に準拠した引火点測定において引火点を有さない非水溶媒としては、2,2,2-トリフルオロエチルホスフェートが挙げられる。他にも、アルキル基の水素原子の一部がフッ素で置換された構造のリン酸エステルであってJIS K−2265に準拠した引火点測定において引火点を有さないものであれば、用いることができる。JIS K−2265に準拠した引火点測定において引火点を有さない非水溶媒として2,2,2-トリフルオロエチルホスフェートを選択することにより、充電状態にある電池の熱的安定性を向上させるという本発明の効果を確実に発揮させることができる。
本発明に用いる非水溶媒は、2種以上を混合しても良い。例えば、2,2,2-トリフルオロエチルホスフェートに環状フォスファゼンを混合して用いてもよい。しかしながら、2,2,2-トリフルオロエチルホスフェートにフッ素化溶媒を混合すると、非水電解質が相分離を起こしやすく、電池性能を低下させる虞があるので好ましくない。
本発明に用いる非水溶媒について、「JIS K−2265に準拠した引火点測定において引火点を有さないもののみから実質的に構成されている」とは、これ以外の溶媒が添加物レベルを超えて含有していないことをいい、実務的には、97%以上であれば、「のみから実質的に構成されている」といえる。
従来、正極活物質としてのLiNiO2は容易にエネルギー密度の高い電池とすることができる反面、前記「過昇温」を起こしやすいことが問題となっていたが、本発明を適用すれば、正極活物質がLiNiO2を含有している非水電解質電池においても、充電状態にある電池の熱的安定性を向上させるという本発明の効果を確実に発揮させることができる。
本発明を適用した電池を製造する際には、ビニレンカーボネート及び1,3−プロパンスルトンを用いることが強く推奨される。ビニレンカーボネート及び1,3−プロパンスルトンは、非水電解液に添加して用いてもよい。ビニレンカーボネート及び1,3−プロパンスルトンは両者を同時に用いることが好ましく、添加量は非水電解質の重量に対して2〜6%が好ましい。ビニレンカーボネート及び1,3−プロパンスルトンはいずれも引火点を有するが、過度に添加しない限り、非水電解質電池の組み立て後に行う初期充放電(初期化成)工程中にほぼ全量が消費されるので、初期充放電工程を経て完成された非水電解質電池においては、上記(1)項記載の要件を満たすものとなる。
「(1)電解質塩と非水溶媒からなる非水電解質、正極および負極を備えた非水電解質電池において、前記非水溶媒は、JIS K−2265に準拠した引火点測定において引火点を有さないもののみから実質的に構成されていることを特徴とする非水電解質電池。」とすることにより、充電状態の電池の高温環境下における熱的安定性の向上した非水電解質電池を提供できる。
「(2)前記非水溶媒は、2,2,2-トリフルオロエチルホスフェートを含むことを特徴とする(1)項記載の非水電解質電池。」とすることにより、上記効果が確実に発揮された非水電解質電池を提供できる。
「(3)正極活物質がLiNiO2を含有している(1)項又は(2)項記載の非水電解質電池。」とすることにより、上記効果が発揮され、エネルギー密度にも優れた非水電解質電池を提供できる。
「(4)ビニレンカーボネート及び1,3−プロパンスルトンを添加した非水電解質を用いて、(1)〜(3)項のいずれかに記載の非水電解質電池を製造する非水電解質電池の製造方法。」により、上記効果が確実に発揮された非水電解質電池の製造方法を提供できる。
以下、実施例ならびに比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、これらは本発明を何ら限定するものではない。
まず、非水電解質電池を製造するための原材料として、下記比較例電解質1〜6及び実施例電解質1,2を準備した。
(比較例電解質1)
50重量比のエチレンカーボネート(EC)及び50重量比のジエチルカーボネート(DEC)を混合した混合溶媒に、1.0モル/リットルの濃度のLiBF4を溶解させ、2重量比のビニレンカーボネート(VC)及び2重量比の1,3−プロパンスルトン(PS)を添加した。
(比較例電解質2)
10重量比のエチレンカーボネート及び90重量比の2,2,2-トリフルオロエチルホスフェート(TFP)を混合した混合溶媒に、1.0モル/リットルの濃度のLiBF4を溶解させ、2重量比のビニレンカーボネート及び2重量比の1,3−プロパンスルトンを添加した。
(比較例電解質3)
100重量比のトリメチルホスフェート(TMP)に、1.0モル/リットルの濃度のLiBF4を溶解させ、2重量比のビニレンカーボネート及び2重量比の1,3−プロパンスルトンを添加した。
(比較例電解質4)
100重量比のトリメチルホスフェート(TMP)に、1.0モル/リットルの濃度のLiBF4を溶解させた。
(比較例電解質5)
100重量比のトリメチルホスフェート(TMP)に、1.0モル/リットルの濃度のLiBF4を溶解させ、2重量比のビニレンカーボネートを添加した。
(比較例電解質6)
100重量比のトリメチルホスフェート(TMP)に、1.0モル/リットルの濃度のLiBF4を溶解させ、2重量比の1,3−プロパンスルトンを添加した。
(実施例電解質1)
100重量比の2,2,2-トリフルオロエチルホスフェート(TFP)に、1.0モル/リットルの濃度のLiBF4を溶解させ、2重量比のビニレンカーボネート及び2重量比の1,3−プロパンスルトンを添加した。
(実施例電解質2)
100重量比の2,2,2-トリフルオロエチルホスフェート(TFP)に、1.0モル/リットルの濃度のLiN(C25SO22を溶解させ、2重量比のビニレンカーボネート及び2重量比の1,3−プロパンスルトンを添加した。
以上8種類の非水電解質の組成について表1にまとめて示す。また、これらの非水電解質、エチレンカーボネート(EC)単品、トリメチルホスフェート(TMP)単品、及び、2,2,2-トリフルオロエチルホスフェート(TFP)単品について、JIS K−2265に準拠して引火点を測定したので、これについても表1に併せて示す。この結果から、トリメチルホスフェート(TMP)単品は95℃に引火点を有し、2,2,2-トリフルオロエチルホスフェート(TFP)単品は引火点を有さないことが確認された。
Figure 2007059192
〔熱的安定性評価試験1〕
充電末状態の正極活物質が非水電解質と共存している状態における熱的安定性評価試験(その1)を実施した。正極活物質としてLiCoO2又はLiNiO2を用いた非水電解質電池用正極板を作製し、適当な大きさに切り出して3極式試験セル用の作用極として用いた。対極及び参照極には共に金属リチウムを用い、非水電解質として上記比較例電解質1〜6及び実施例電解質1,2をそれぞれ注液した3極式試験セルを組み立てた。正極活物質と非水電解質の組み合わせは、表2に示すとおりとした。次に、作用極の開回路電位がいずれも4.3V(v.s.Li/Li+)となるように電位調整した。但し、比較例電解質4〜6を注液したセルでは、長時間経過しても作用極の開回路が4.3Vまで至らなかったため、電位調整を断念し、以降の熱的安定性評価試験についても行わなかった。このことから、電池の製造時には、非水電解質にビニレンカーボネート及び1,3−プロパンスルトンを添加して注液することが極めて好ましい。次いで、作用極を取り出し、電解液が湿潤した状態のまま、熱分析用試料パンに密閉し、表2に示すとおりの熱分析試料1〜7を調整した。示差走査熱量分析(DSC)を行った。昇温速度5℃/分にて30℃から400℃まで温度を走査した。結果を表2に示す。この結果から、正極活物質にLiCoO2を用いた場合においてもLiNiO2を用いた場合においても、実施例電解質1,2を含有している試料では、比較例電解質1〜3を含有している試料に比べ、発熱開始温度が高いことから、充電状態にある正極の熱的安定性が向上していることが確認された。
〔熱的安定性評価試験2〕
上記と全く同様の処方により、熱分析試料1〜7を調整した。示差走査熱量分析(DSC)を行った。昇温速度5℃/分にて30℃から220℃まで温度を走査した後、220℃で温度を最大1時間保持した。220℃での温度保持中に、試料の温度が300℃を超える「過昇温」現象が観察されるか否かを記録した。結果を表2に併せて示す。熱分析試料1〜4では過昇温が観察されたのに対し、熱分析試料5〜7では過昇温が観察されなかったことから、充電状態にある正極の熱的安定性が向上していることが確認された。また、比較例電解質2は非水電解質組成物としては引火点を有さないにもかかわらず、これを適用した熱分析試料4において本発明の効果が認められなかったことから、充電状態の電池の熱的安定性の課題に対しては、非水電解質の引火点の有無に依存しないことがわかる。
Figure 2007059192
設計容量600mAhの非水電解質二次電池を組み立てた。電池寸法は、厚さ4.0mm、幅35mm、高さ62mmであり、電池重量は17gである。表3に示すそれぞれの処方の電池をそれぞれ多数個作製した。正極には、正極活物質としてLiCoO2又はLiNiO2を用い、負極には、負極活物質としてハードカーボンを用い、セパレータにはポリオレフィン系微多孔膜を用いた。電槽にはアルミラミネートフィルムを用いた。ここで、正極及び負極の多孔度(ポロシティー)は、共に30%であり、セパレータの多孔度(ポロシティー)は50%であった。非水電解質として、上記比較例電解質1〜3又は実施例電解質1,2を注液した。正極活物質と非水電解質の組み合わせは、表3に示すとおりとした。非水電解質の注液量は、正極、負極及びセパレータの総空孔体積の100体積%とした。非水電解質を注液した後、1日間放置し、次いで、初期充放電(初期化成)を行った。初期充放電は、室温にて、充電電流60mA、4.1V、24時間の定電流定電圧充電を行い、放電電流120mA、終止電圧2.5Vの定電流放電を行なう充放電を計5サイクル繰り返した。充電末及び放電末にはそれぞれ30分間の休止時間を設けた。このようにして、比較電池1〜4及び本発明電池1〜3を作製した。
Figure 2007059192
上記で作製した比較電池1〜4及び本発明電池1〜3のそれぞれ各複数個について、非水電解質の組成分析に供した。電槽の一部を切り欠き、遠心分離器にかけて電池内の非水電解質を採取し、非水溶媒成分を分析した。その結果、比較電池1,2から採取した測定試料からはエチレンカーボネート及びジエチルカーボネートの両方が主溶媒成分として検出され、比較電池3から採取した測定試料からは溶媒成分として約90重量%の2,2,2-トリフルオロエチルホスフェート(TFP)と約10重量%のエチレンカーボネート約10%が検出され、比較電池4から採取した測定試料からは主溶媒成分としてトリメチルホスフェート(TMP)が検出された。一方、本発明電池1〜3から採取したいずれの測定試料からも、溶媒成分として、99重量%以上の2,2,2-トリフルオロエチルホスフェート(TFP)が検出された。即ち、本発明電池においては、「電解質塩と非水溶媒からなる非水電解質、正極および負極を備えた非水電解質電池において、前記非水溶媒は、JIS K−2265に準拠した引火点測定において引火点を有さないもののみから実質的に構成されていること」が確認された。なお、それぞれ複数個の本発明電池1〜3から採取した分析試料の非水電解質について、ほぼ全数の非水電解質からはビニレンカーボネート及び1,3−プロパンスルトンのいずれも検出されなかったが、ごく一部の測定試料からは、ビニレンカーボネート又は1,3−プロパンスルトンとみられる物質が不純物レベル(1重量%未満)で検出されたものがあった。

Claims (4)

  1. 電解質塩と非水溶媒からなる非水電解質、正極および負極を備えた非水電解質電池において、前記非水溶媒は、JIS K−2265に準拠した引火点測定において引火点を有さないもののみから実質的に構成されていることを特徴とする非水電解質電池。
  2. 前記非水溶媒は、2,2,2-トリフルオロエチルホスフェートを含むことを特徴とする請求項1記載の非水電解質電池。
  3. 正極活物質がLiNiO2を含有している請求項1又は2記載の非水電解質電池。
  4. ビニレンカーボネート及び1,3−プロパンスルトンを添加した非水電解質を用いて、請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解質電池を製造する非水電解質電池の製造方法。
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