JP2007057416A - 測定誤差の補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の試験治具を用いる場合に発生する治具間のバラツキを補正し、非信号ラインポートを有する電子部品の電気特性測定に関する誤差補正を、複数の試験治具を同時に用いて効果的に行うことができる、測定誤差の補正方法を提供する。
【解決手段】 電子部品110は、高周波信号の印加または検出に係わる信号ラインポート以外に、非信号ラインポートを有する。信号ラインポート及び非信号ラインポートを測定可能な第1の試験治具130と、信号ラインポートのみ測定可能な基準治具120との間で相対補正を行うための数式を決定する。第2の試験治具140と第1の試験治具130との間で相対補正を行うための数式を決定する。電子部品110を第2の試験治具140に実装した状態での測定値を、第1の試験治具130に実装した状態に相対補正し、さらに、基準治具120に実装した状態に相対補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、測定誤差の補正方法に関し、詳しくは、高周波信号の印加または検出に係わる信号ラインに接続される信号ラインポートと、信号ラインポート以外の非信号ラインポートとを有する電子部品の電気特性を、試験治具に実装した状態で信号ラインポート及び非信号ラインポートを測定した結果から、その電子部品を信号ラインポートのみ測定可能である基準治具に実装して測定したならば得られるであろう電気特性の推定値を算出する、測定誤差の補正方法に関する。
従来、同軸コネクタを有しない表面実装型電子部品は、同軸コネクタを有する治具に実装し、治具と測定装置の間を同軸ケーブルを介して接続して、電気特性が測定されることがある。このような測定においては、個々の治具の特性のばらつきや、個々の同軸ケーブル及び測定装置の特性のばらつきが、測定誤差の原因となる。
同軸ケーブル及び測定装置については、基準特性を有する標準器を同軸ケーブルを介して測定装置に接続して測定することにより、標準器を接続した同軸ケーブル先端よりも測定装置側の誤差を同定することができる。
しかし、治具については、電子部品を実装する端子と同軸ケーブルに接続する同軸コネクタとの間の電気特性の誤差を精度よく同定することができない。また、治具間の特性が一致するように調整することは容易ではない。特に広い帯域幅で治具間の特性を一致するように治具を調整することは、極めて困難である。
そこで、補正データ取得用試料を複数の治具に実装して測定し、治具間における測定値のばらつきから、ある治具(これを、「基準治具」という。)と他の治具(これを、「試験治具」という。)との間の相対的な誤差を補正する数式を予め導出しておき、この数式を用いて、任意の電子部品を試験治具に実装した状態で測定した結果から、その電子部品を基準治具に実装して測定したならば得られるであろう電気特性の推定値を算出することが提案されており、このような測定誤差の補正方法を、「相対補正法」という。例えば、基準治具はユーザーに対して電気特性を保証するために用い、試験治具は電子部品の製造工程における良品選別のための測定に用いる(例えば、非特許文献1、2参照)。
GAKU KAMITANI(Murata manufacturing Co., Ltd.) "A METHOD TO CORRECT DIFFERENCE OF IN−FIXTURE MEASUREMENTS AMONG FIXTURES ON RF DEV1CES" APMC Vol.2, p1094−1097, 2003 J.P.DUNSMORE, L.BETTS (Agilent Technologies) "NEW METHODS FOR CORRELATING FIXTURED MEASUREMENTS" APMC Vol.1, p568−571, 2003
このような手法は、もともと、測定対象の電子部品が信号ラインポート(測定装置を用いて電子部品が有する任意の電気特性を測定するための高周波信号の印加または検出に係わる信号ラインに接続されるポート)のみを有する場合に対応するための手法である。
測定対象の電子部品が信号ラインポート以外のポート(電源ラインやGNDライン等、電気特性測定に係わらない非信号ラインに接続されるポート。以下、「非信号ラインポート」という。)を有する場合、非信号ラインポートに接続される治具特性によって、電子部品そのものの電気特性が変化してしまう。そのため、試験治具では非信号ラインポートについても測定装置に接続して測定を行い、基準治具では非信号ラインポートは非信号ラインポートのままで(すなわち、測定装置に接続しないで)特性保証を行うような場合には、このような手法の考え方をさらに発展し、信号ラインポートと非信号ラインポートの間が接続されたスルーデバイスを用いて相対補正法を適用することにより対応することができる。
ところで、本来、試験治具の非信号ラインポートには同軸コネクタが取り付けられておらず、いわば電極端子そのままの状態となっている。これは、元々、非信号ラインポートには電源などから引き出されたリード線がはんだ付けにより接続されるためである。このような試験治具に対して、スルーデバイスを用いて相対補正法を行うためには、非信号ラインポートに同軸コネクタを接続し、測定ポート(上記の非信号ライン)として電気特性を測定できるようにする必要がある。
しかし、そのような同軸コネクタの接続を行うとすると、試験治具が複数あった場合に、それぞれの治具の非信号ラインに同軸コネクタを同一には接続できないので、非信号ラインポートの特性にバラツキが出ることになり、基準治具と直接相対補正を行っていない試験治具との間では誤差補正ができていないことになる。全ての試験治具を基準治具と直接相対補正することは、基準治具の価格、消耗を考慮すると現実的でない。
本発明は、上記実情に鑑み、複数の試験治具を用いる場合に発生する治具間のバラツキを補正し、信号ラインポート以外に非信号ラインポートを有しその電気特性が非信号ラインポートに接続される治具の特性によって変化してしまう電子部品の電気特性測定に関する誤差補正を、複数の試験治具を同時に用いて効果的に行うことができる、測定誤差の補正方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した測定誤差の補正方法を提供する。
本発明の測定誤差の補正方法は、高周波信号の印加または検出に係わる信号ラインに接続される信号ラインポートと、該信号ラインポート以外の非信号ラインポートとを有する電子部品について、前記信号ラインポート及び前記非信号ラインポートを測定可能である試験治具に実装した状態での電気特性の測定結果から、前記信号ラインポートのみ測定可能である基準治具に実装した状態での電気特性の推定値を算出するタイプの方法である。測定誤差の補正方法は、第1〜第7のステップを備える。前記第1のステップにおいて、少なくとも3種類の補正データ取得用試料の信号ラインポートの少なくとも一つについて、第1の前記試験治具(以下、「前記第1試験治具」という。)に実装した状態と前記基準治具に実装した状態とで電気特性を測定する。前記第2のステップにおいて、信号ラインポートの少なくとも一つと非信号ラインポートの少なくとも一つとが電気的に接続された補正データ取得用スルーデバイスについて、前記第1試験治具に実装した状態で前記信号ラインポート及び前記非信号ラインポートの電気特性を測定し、かつ、前記基準治具に実装した状態で前記信号ラインポートの電気特性を測定する。前記第3のステップにおいて、前記第1及び第2のステップで得られた電気特性の測定値に基づいて、前記電子部品の前記第1試験治具に実装した状態での電気特性の測定値から、前記電子部品を前記基準治具に実装した状態での電気特性の推定値を算出するための数式を決定する。前記第4のステップにおいて、少なくとも3種類の補正データ取得用試料を前記第1試験治具に実装した状態と第2の前記試験治具(以下、「前記第2試験治具」という。)に実装した状態とで、信号ラインポートの少なくとも一つと非信号ラインポートの少なくとも一つの電気特性を測定する。前記第5のステップにおいて、前記第4のステップで得られた電気特性の測定値に基づいて、前記第1試験治具と前記第2試験治具の対応するポートの測定値を関連付ける数式を決定する。前記第6のステップにおいて、前記電子部品について、前記第2試験治具に実装した状態で前記信号ラインポートおよび前記非信号ラインポートの電気特性を測定する。前記第7のステップにおいて、前記第6のステップで得られた電気特性の測定値に基づいて、前記第3及び第5のステップで決定した前記数式を用いて、前記電子部品を前記基準治具に実装した状態で前記信号ラインポートを測定したならば得られるであろう電気特性の推定値を算出する。
上記方法において、第1のステップの測定値により、信号ラインポートについて、基準治具と第1の試験治具(第1試験治具)との間の相対的な測定誤差の補正を行うことができる。この信号ラインポートについての補正結果と、第2のステップの測定値とから、非信号ラインポートについても、基準治具と第1試験治具との間の相対的な測定誤差の補正が可能となる。第1及び第2のステップの測定値から決定した数式(以下、「第1の数式」という。)を用いると、信号ラインポートのみならず非信号ラインポートについても測定誤差を補正することができるので、任意の電子部品について、第1試験治具に実装した状態で信号ラインポート及び非信号ラインポートを測定した結果から、基準治具に実装したときの電気特性を、精度よく推定することができる。
また、第4のステップの測定値から決定した数式(以下、「第2の数式」という。)を用いると、第2の試験治具(第2試験治具)に実装した状態で信号ラインポート及び非信号ラインポートを測定した結果から、第1試験治具に実装した場合の電気特性を、精度よく推定することができる。つまり、基準治具と直接相対補正を行うことができる試験治具(第1試験治具)と、基準治具と直接相対補正を行うことができない試験治具(第2試験治具)との間で相対補正を行うことができる。
よって、電子部品を第2試験治具に実装した状態での測定した電気特性について、まず、第2の数式を用いて相対補正を行うことにより、第1試験治具に実装した状態での測定値(推定値)を求めることができる。さらに、その第1試験治具に実装した状態での測定値(推定値)について、第1の数式を用いて相対補正を行うことにより、基準治具に実装した状態での測定値(推定値)に変換することができる。
なお、第1のステップで用いる補正データ取得用試料と、第4のステップで用いる補正データ取得用試料とは、同一のものであっても、異なるものであってよい。
本発明の測定誤差の補正方法によれば、複数の試験治具を用いる場合に発生する治具間のバラツキを補正し、信号ラインポート以外に非信号ラインポートを有しその電気特性が非信号ラインポートに接続される治具の特性によって変化してしまう電子部品の電気特性測定に関する誤差補正を、複数の試験治具を同時に用いて効果的に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図14を参照しながら説明する。
まず、測定誤差の補正方法の概要について、図1、図2a及び図2bを参照しながら説明する。
図1に示すように、電子部品110は、異なる治具120,130,140を用いて測定することができる。
図1(a)に示した治具120(以下、「基準治具120」という。)は、例えばユーザーに対して電気特性を保証するために用いる。電子部品110の非信号ラインポートには、電気素子112がシャント接続される。基準治具120は、電子部品110の信号ラインポートに接続される同軸コネクタ122,124のみを備える。
図1(b)に示した治具130(以下、「第1の試験治具130」という。)と、図1(c)に示した治具140(以下、「第2の試験治具140」という。)とは、例えば電子部品の製造工程における良品選別のための測定に用いる。第1の試験治具130及び第2の試験治具140は、電子部品110の信号ラインポートに接続される同軸コネクタ132,134;142,144と、電子部品110の非信号ラインポートに接続される同軸コネクタ136;146とを備える。
詳しくは後述するが、予め、非信号ラインポートの同軸コネクタがない基準治具120と、非信号ラインポートの同軸コネクタ136を備える第1の試験治具130と間の相対的な測定誤差を補正するための第1の数式を導出しておく。そして、任意の電子部品について、第1の試験治具130に実装して測定を行い、導出した第1の数式を用いて、その電子部品を基準治具120に実装して測定したならば得られるであろう電気特性を推定する。
また、予め、非信号ラインポートに接続される同軸コネクタ136,146を備えた第1の試験治具130と第2の試験治具140との間の相対的な測定誤差を補正する第2の数式を導出しておく。そして、任意の電子部品110について、第2の試験治具140に実装して測定を行い、第2の数式を用いて、その電子部品を第1の試験治具130に実装して測定したならば得られるであろう電気特性を推定する。そして、その推定値に対して第1の数式を用いることによって、第2の試験治具140に実装した電子部品110を基準治具120に実装して測定したならば得られるであろう電気特性を推定する。
電子部品の信号ラインポートや非信号ラインポートの数は、それぞれ1以上であればよい。図2a及び図2bは、3つの信号ラインポートと1つの非信号ラインポートを有する電子部品10についての例を示している。
図2aに示したように、基準治具20には、電子部品10を実装する実装部と、同軸コネクタ20a,20b,20cとが設けられている。図示していないが、実装部には電子部品10の端子に圧着する接続端子が設けられ、接続端子と同軸コネクタ20a,20b,20cとが電気的に接続されている。電子部品10の3つの信号ラインポートは、それぞれ、同軸コネクタ20a,20b,20c及び3本の同軸ケーブル25を介して、測定装置26に接続される。つまり、電子部品10を基準治具20に実装したときには、測定装置26を用いて、信号ラインポートのみを測定する。
図2bに示したように、電子部品10を他方の治具30(すなわち、試験治具)に実装したときには、測定装置36を用いて信号ラインポート及び非信号ラインポートの測定を行う。試験治具30には、電子部品10を実装する実装部と、同軸コネクタ30a,30b,30c,30dとが設けられている。図示していないが、実装部には電子部品10の端子に圧着する接続端子が設けられ、接続端子と同軸コネクタ30a,30b,30c,30dとが電気的に接続されている。電子部品10の3つの信号ラインポート及び一つの非信号ラインポートは、それぞれ、同軸コネクタ30a,30b,30c,30d及び4本の同軸ケーブル35を介して、測定装置36に接続される。
同軸ケーブル25及び測定装置26は、予め、同軸ケーブル25の先端(同軸コネクタ20a,20b,20cと接続する部分)に、既知の電気特性を有する標準器を接続して校正しておく。同様に、同軸ケーブル35及び測定装置36は、同軸ケーブル35の先端(同軸コネクタ30a,30b,30c,30dと接続する部分)に標準器を接続して校正しておく。
測定装置26,36には、例えばネットワークアナライザを用いる。ネットワークアナライザは、複数のポートを有し高周波で用いられる電子部品の電気特性を単に測定するだけでなく、任意に設定したプログラムにより測定した生データを演算して出力する機能も備えている。
次に、電子部品を試験治具(第1の試験治具)に実装したときの測定結果から、基準治具に実装したときの電気特性を推定する方法の基本原理について、説明する。
以下では、簡単のため、一つの信号ラインポートと一つの非信号ラインポートとを有する2ポートの試料(DUT)についての2端子対回路を例に説明するが、図2a及び図2bで示した4端子対回路のようなn端子対回路(nは、3以上の整数)に対しても拡張することができる。
図3aに示すように、一つの信号ラインポートと一つの非信号ラインポートとを有する電子部品11を実装する基準治具70には、信号ラインポートの同軸コネクタ70aのみが設けられている。電子部品11の信号ラインポートのみが、同軸コネクタ70a及び同軸ケーブル75を介して測定装置76に接続され、信号ラインポートについてのみ測定される。
図3bに示すように、一つの信号ラインポートと一つの非信号ラインポートとを有する電子部品11を実装する試験治具80には、信号ラインポートの同軸コネクタ80aと非信号ラインポートの同軸コネクタ80bとが設けられている。電子部品11の信号ラインポート及び非信号ラインポートは、同軸コネクタ80a,80b及び同軸ケーブル85を介して測定装置86に接続され、信号ラインポート及び非信号ラインポートについて測定される。
図4(a)は、基準治具70に、一つの信号ラインポートと一つの非信号ラインポートとを有する電子部品11(以下、「試料11」ともいう。)を実装したときの2端子対回路を示す。試料11の信号ラインポートに接続される基準治具70の一方のポート側21(端子対0−0'側)の誤差特性を散乱行列(ED1)、試料11の特性を散乱行列(SDUT)で表す。端子対0−0'は、基準治具70の同軸コネクタに相当する。信号ラインポート側の端子0'からは、基準治具70に試料11を実装したときの測定値S11Dが得られる。試料11を基準治具70に実装したときには、信号ラインポートのみの測定を行うため、試料11の非信号ラインポートに接続される基準治具70の他方のポート側22の誤差特性は、反射係数ΓD2のみとなる。
図4(b)は、試験治具80に試料11を実装したときの2端子対回路を示す。試料11の信号ラインポートに接続される試験治具80の一方のポート側31(端子対11'側)の誤差特性を散乱行列(ET1)、試料11の特性を散乱行列(SDUT)とする。信号ラインポート側の端子1'からは、試験治具80に試料11を実装したときの測定値S11Tが得られる。試料11を試験治具80に実装したときには、非信号ラインポートについても測定を行うため、試料11の非信号ラインポートに接続される試験治具80の他方のポート側32の誤差特性を、散乱行列(ET2)で表す。非信号ラインポート側の端子2からは、試験治具80に試料11を実装したときの測定値S21Tが得られる。端子対1−1'、2−2'は、それぞれ、測定装置86の校正が同軸ケーブル85の先端で行われた同軸コネクタ接続部に相当する。
図5(a)は、図4(b)の回路の両側に、符号33,34で示すように、試験治具80の誤差特性(ET1),(ET2)を中和するアダプタ(ET1−1,(ET2−1を接続した状態を示す。このアダプタ(ET1−1,(ET2−1は、理論上は、誤差特性の散乱行列(ET1),(ET2)を伝送行列に変換し、その逆行列を求め、再度散乱行列に変換することにより得られる。誤差特性(ET1),(ET2)とアダプタ(ET1−1,(ET2−1との間の境界部分38,39を、以下、「校正面38,39」という。校正面38,39においては、試験治具80に試料11を実装したときの測定値S11T,S21Tが得られる。この回路では、試験治具80の誤差は除去されるので、回路の両側の端子からは、試料11そのものの測定値S11DUT,S21DUTが得られる。
図5(a)の回路は、試料11のみと等価であるので、図4(a)と同様に、両側に、基準治具70の信号ラインポート側21の誤差特性の散乱行列(ED1)と、基準治具70の非信号ラインポート側22の誤差特性である反射係数ΓD2を接続すると、図5(b)のようになる。
図5(b)において、回路全体の散乱行列は、端子0'の値S11Dが既知であるので、求めることができる。端子対00'と校正面38の間の部分41の2端子対回路を考えると、両側の端子の値S11D,S11Tが既知であるので、(ED1)と(ET1−1とを合成した散乱行列を求めることができる。校正面38,39の間の部分の2端子対回路を考えると、両側の端子の値S11T,S21T,S12T,S22Tが校正面から直接測定できるので、その散乱行列を求めることができる。端子対00'と校正面38の間の部分41の散乱行列と、校正面38,39の間の部分の散乱行列とを合成することにより、端子対00'から校正面39までの散乱行列を求めることができる。残った部分、すなわち校正面39よりも右側の部分42について、(ET2−1とΓD2とを合成した散乱行列は、図5(b)に示した回路全体の散乱行列と、端子対00'と校正面39との間の合成した散乱行列とから、求めることができる。
つまり、端子対00'と校正面38の間の部分41について合成した散乱行列を(C1)、校正面39よりも右側の部分42について(ET2−1とΓD2とを合成した反射係数をC2Γとすると、図6に示すようになる。
この(C1)は、いわゆる「相対補正アダプタ」であり、ポート毎に独立して求めることができる。(C1)の各要素をC100,C101,C110,C111とすると、相反定理によりC101=C110となる。したがって、相対補正アダプタ(C1)は、対象となるポートについて電気特性の異なる少なくとも3つの補正データ取得用試料を用意し、それぞれ、基準治具70と試験治具80に実装した状態で測定することにより、決定することができる。
すなわち、散乱係数(C100,C101,C110,C111)は、3つの補正データ取得用試料について、試験治具80に実装したときのS11T、基準治具70に実装したときのS11Dの測定値を、それぞれ、S11Ti、S11Di(i=1,2,3)とすると、次の式(1)により求めることができる。
Figure 2007057416
非信号ラインポートの相対補正アダプタC2Γについては、このようにして求めた散乱係数(C100,C101,C110,C111)と、信号ラインポートと非信号ラインポートが接続されたスルーデバイス(すなわち、補正データ取得用スルーデバイス)の測定値とから求める。
すなわち、スルーデバイスを基準治具70に実装した状態で測定することにより、測定値S11Dを求める。また、スルーデバイスを試験治具80に実装した状態で測定することにより、試験治具80に実装した状態の散乱係数(S11T,S12T,S21T,S22T)を求める。そして、図6において校正面39より左側の部分について、図7に示すように、散乱係数(C100,C101,C110,C111)と散乱係数(S11T,S12T,S21T,S22T)とを合成した散乱係数(S11I,S12I,S21I,S22I)を求める。
C2Γは、測定値S11D及び散乱係数(S11I,S12I,S21I,S22I)とを用いて、次の式(2)により求める。
Figure 2007057416
以上のようにして決定した信号ラインポートの相対補正アダプタ(C100,C101,C110,C111)と、非信号ラインポートの相対補正アダプタC2Γは、任意の電子部品の電気特性を推定するため、後述する式(3)において用いる。
一つの信号ラインポートと一つの非信号ラインポートを有する2ポートの試料11については、試験治具80に実装した状態で測定を行い、試験治具80に電子部品を実装した状態での散乱係数(S11T,S12T,S21T,S22T)を求め、次の(3)式を用いて、基準治具70に実装した状態で測定したならば得られる測定値S11Dを算出することができる。
Figure 2007057416
任意のMポートの非信号ラインポートを持つNポートの電子部品(M<N)についても、前記電子部品を試験治具に実装した状態で測定を行い散乱係数を求め、各信号ラインポート、各非信号ラインポートにそれぞれ対応する相対補正アダプタを合成することによって、前記電子部品を基準治具に実装した状態で測定したならば得られる測定値を算出することができる。
基準試験治具30,80を用いる測定装置36,86は、非信号ラインポートについて上述したような測定誤差の補正を行うことができるように構成されている。基準治具20,70を用いる測定装置26,76は、非信号ラインポートについて測定を行わないので、特に測定装置36,86と同じ構成とする必要はない。もっとも、測定装置36,86と同じ構成のものであっても、使用可能である。
次に、電子部品を第2の試験治具に実装した状態で測定した結果から、その電子部品を第1の試験治具に実装した状態で測定したならば得られるであろう電気特性を推定する基本原理について、図8を参照しながら説明する。
図8は、電子部品を第1の試験治具に実装したときのシグナルフローダイヤグラムである。端子対1d−1d',2d−2d',3d−3d',4d−4d'は、第1の試験治具の4つの同軸コネクタに対応する。第1の試験治具の3つの信号ラインポートについての誤差特性の散乱行列を、(ED1),(ED2),(ED3)とする。第1の試験治具の1つの非信号ラインポートについての誤差特性の散乱行列を(ED4)とする。
図9は、電子部品を第2の試験治具に実装したときのシグナルフローダイヤグラムに、後述する端子対4t−4t'に相対補正アダプタ(CA4)を仮想的に接続したものである。端子対1t−1t',2t−2t',3t−3t',4t−4t'は、第2の試験治具の4つの同軸コネクタに対応する。第2の試験治具の3つの信号ラインポートについての誤差特性の散乱行列を、(ET1),(ET2),(ET3)とする。第2の試験治具の1つの非信号ラインポートについての誤差特性の散乱行列を(ET4)とする。
図9に示したように、端子対4t−4t'に、誤差特性(ET4)を中和するアダプタ(ET4−1と、誤差特性(ED4)を接続すると、電子部品の非信号ラインポートより先は(ED4)となる。これは、図8に示したように、電子部品を第1の試験治具に実装したときの非信号ポートラインと端子対4d−4d'との間の誤差特性と等価となる。この相対補正アダプタ(CA4)は、第2の試験治具に実装した状態での電気特性の測定値と、第1の試験治具に実装した状態での電気特性の測定値とを関連付ける数式である。
相対補正アダプタ(CA4)は、前述した図6の(C1)と同様に、非信号ラインポートについて、電気特性の異なる少なくとも3種類の補正データ取得用試料を第1の試験治具と第2の試験治具にそれぞれ実装した状態で電気特性を計測することにより、決定することができる。
したがって、任意の電子部品を第2の試験治具に実装した状態で非信号ラインポートの端子4t−4t'について測定し、これに相対補正アダプタ(CA4)を合成すると、第1の試験治具の端子対4d−4d'における値が得られる。つまり、任意の電子部品を試験治具に実装した状態で測定した結果から、その電子部品を第1の試験治具に実装したならば得られるであろうその電子部品の電気特性の推定値を算出することができる。
相対補正アダプタはポート毎に独立して求めることができ、ポートごとに、電気特性の異なる少なくとも3種類の補正データ取得用試料を第1の試験治具と第2の試験治具にそれぞれ実装した状態で電気特性を計測することにより、ポートごとの相対補正アダプタを決定することができる。したがって、信号ラインポートについても同様に、相対補正アダプタを用いて、第2の試験治具に実装した状態での電気特性の測定値から、第1の試験治具に実装した状態での電気特性の測定値を推定することができる。
次に、本発明の実施例について説明する。
電子部品10には、図10に示す不平衡入力−平衡出力2.4GHz帯LCフィルタを用いる。このデバイスは、信号ラインポートであるポート1〜3と、非信号ラインポートであるDCポートを備えている。ポート1は不平衡入力ポート、ポート2及び3は平衡出力ポートである。DCポートは、製造時の特性選別工程においてマルチメータで直流的なチェックを行うため、マルチメータに接続するためのポートである。DCポートは、製造時に平衡出力の断線検出のためDC印加されるが、製品としては使用されないため、ユーザー使用時には開放状態となる。
図2bに示すように、試験治具30は、ポート1〜3と測定装置36とを接続する同軸コネクタ30a,30b,30c以外に、DCポートにマルチメータを接続するための同軸コネクタ30dを有している。つまり、信号ラインポート(ポート1〜3)と非信号ラインポート(DCポート)が測定される。
一方、ユーザー保証状態となる基準治具20において、DCポートは開放状態となっていて、図2aに示すように、信号ラインポート(ポート1〜3)のみが測定され、非信号ラインポート(DCポート)は測定されない。このような治具20,30間の非信号ラインポートの違いにより、試験治具30と基準治具20とでデバイス測定値が変化する。
具体的な実験条件は、次の通りである。
・DUT 不平衡入力−平衡出力2.4GHz帯LCフィルタ
・測定器 ADVANTEST R3767CG(8GHz 4ポートネットワークアナライザ)
・周波数範囲 500MHz〜3.5GHz
・データ点数 401点
・IF帯域幅 3kHz
・基準治具 DCポートにRFコネクタを取り付けた4ポート治具
・試験治具 基準治具のDCポートに1pFのコンデンサをシャント接続した4ポート治具
・標準試料 非信号ラインポートに対する補正データ取得用試料として、Open、Short、Loadの3種類の標準試料を用意した。
・評価内容 S11、S21、S31、Sds21、Sdd22、Phase Differentia1
図11〜14に、本発明を用いて試験治具測定値から基準治具測定値を推定した結果(非信号ラインポート間相対補正結果)を示す。図中、「基準」は基準治具に実装した状態で測定した特性である。「試験」は第2の試験治具に実装した状態で測定した特性である。「補正」は、第1の試験治具と第2の試験治具との間の相対補正アダプタ(第2の数式)とを用いて、第2の試験治具に実装した状態で測定した特性を第1の試験治具に実装した状態に補正した後、その補正値を、基準治具と第1の試験治具との間の相対補正アダプタ(第1の数式)を用いて、基準治具に実装した状態に補正した特性である。
図11、図12a及び図12bから、Sds21についてはバランス特性のために、基準治具、第2の試験治具間では大きな特性の違いが見られないが、S21及びS31については、試験基板特性が基準試験基板特性に補正されていることが確認できる。また、Phase(位相ずれ)についても、通過域においてその効果が確認できる。
ここで補足として、非信号ラインポートがDCポートの場合、パスコンを実装することが考えられる。そこで、パスコン容量値と相対補正の関係について実験を行った結果を、図13に示す。評価特性としては、DCポートの影響を大きくうけるS21について評価した。図13よりパスコン容量が2pF以下であれば、非信号ラインポートの相対補正の効果は確認できるが、4pFでは全く相対補正ができていない。つまり、適切に相対補正を行うことのできるパスコン容量は2pF以下である必要がある。
この理由を調査するために、パスコン容量ごとに、相対補正アダプタ導出のためのLoad標準試料の特性測定を行った結果を図14に示す。評価特性は、非信号ラインポートの反射特性であるS44である。この結果、パスコン容量が4pFになると、short標準試料と同一特性となってしまい、相対補正アダプタの精度低下の要因になっている。この現象は、非信号ラインポートからのRF信号が標準試料に到達する前に、パスコンで全反射を発生してしまうためである。
以上に説明した測定誤差の補正方法によれば、基準治具及び試験治具に実装した状態で非信号ラインポートをRF測定することで、基準治具に実装した状態での電気特性を推定することができる。基準治具と第1の試験治具との間の相対補正アダプタ(第1の数式)と、第1の試験治具と第2の試験治具との間の相対補正アダプタ(第2の数式)とを用いることによって、複雑で多大な時間を要する治具間のポートの特性を揃えるための調整が不要となる。これによって、複数の試験治具を用いる場合に発生する治具間のバラツキを補正し、非信号ラインポートを有する電子部品の電気特性測定に関する誤差補正を、複数の試験治具を同時に用いて効果的に行うことができる。また、より高精度な電気特性のユーザー保証を可能にするほか、良品率の向上などの効果を得られる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形を加えて実施することができる。
基準治具及び試験治具の説明図である。 基準治具を用いて測定する場合の全体構成図である。 試験治具を用いて測定する場合の全体構成図である。 基準治具を用いて測定する場合の全体構成図である。 試験治具を用いて測定する場合の全体構成図である。 誤差補正の基本原理を示す2端子対回路図である。 誤差補正の基本原理を示す2端子対回路図である。 誤差補正の基本原理を示す2端子対回路図である。 誤差補正の基本原理を示す2端子対回路図である。 電子部品を第1の試験治具に実装して測定する場合のシグナルフローダイヤグラムである。 電子部品を第2の試験治具に実装して測定する場合のシグナルフローダイヤグラムである。 非信号ラインポートを有する電子部品の回路図である。 図10の電子部品の電気特性図である。 図10の電子部品の電気特性図である。 図10の電子部品の電気特性図である。 図10の電子部品の電気特性図である。 図10の電子部品の電気特性図である。
符号の説明
10,11,110 電子部品
20,70,120 基準治具
30,80,130,140 試験治具

Claims (1)

  1. 高周波信号の印加または検出に係わる信号ラインに接続される信号ラインポートと、該信号ラインポート以外の非信号ラインポートとを有する電子部品について、前記信号ラインポート及び前記非信号ラインポートを測定可能である試験治具に実装した状態での電気特性の測定結果から、前記信号ラインポートのみ測定可能である基準治具に実装した状態での電気特性の推定値を算出する、測定誤差の補正方法であって、
    少なくとも3種類の補正データ取得用試料の信号ラインポートの少なくとも一つについて、第1の前記試験治具(以下、「前記第1試験治具」という。)に実装した状態と前記基準治具に実装した状態とで電気特性を測定する第1のステップと、
    信号ラインポートの少なくとも一つと非信号ラインポートの少なくとも一つとが電気的に接続された補正データ取得用スルーデバイスについて、前記第1試験治具に実装した状態で前記信号ラインポート及び前記非信号ラインポートの電気特性を測定し、かつ、前記基準治具に実装した状態で前記信号ラインポートの電気特性を測定する第2のステップと、
    前記第1及び第2のステップで得られた電気特性の測定値に基づいて、前記電子部品の前記第1試験治具に実装した状態での電気特性の測定値から、前記電子部品を前記基準治具に実装した状態での電気特性の推定値を算出するための数式を決定する第3のステップと、
    少なくとも3種類の補正データ取得用試料を前記第1試験治具に実装した状態と第2の前記試験治具(以下、「前記第2試験治具」という。)に実装した状態とで、信号ラインポートの少なくとも一つと非信号ラインポートの少なくとも一つの電気特性を測定する第4のステップと、
    前記第4のステップで得られた電気特性の測定値に基づいて、前記第1試験治具と前記第2試験治具の対応するポートの測定値を関連付ける数式を決定する第5のステップと、
    前記電子部品について、前記第2試験治具に実装した状態で前記信号ラインポートおよび前記非信号ラインポートの電気特性を測定する第6のステップと、
    前記第6のステップで得られた電気特性の測定値に基づいて、前記第3及び第5のステップで決定した前記数式を用いて、前記電子部品を前記基準治具に実装した状態で前記信号ラインポートを測定したならば得られるであろう電気特性の推定値を算出する第7のステップとを備えたことを特徴とする、測定誤差の補正方法。
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