JP2007057074A - 能動型防振支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 能動型防振支持装置のアクチュエータの大型化を回避しながら、コイルの巻き数を増加させてアクチュエータの出力を増加させる。
【解決手段】 能動型防振支持装置のアクチュエータ41が環状のヨーク44と、ヨーク44の外周に巻回されたコイル46と、ヨーク44の内周に往復動可能に配置されて可動部材28に接続されたアマチュア54とを備えており、コイル46を励磁および消磁するとヨーク44に対してアマチュア54が相対移動して可動部材28が駆動される。ヨーク44のテーパー部44bおよび等径部44cを可動部材28に向けて延長して可動部材28をヨーク44の内周部に配置したので、ヨーク44の外周に巻回可能なコイル46の巻き数を増加させてアクチュエータ41の出力を増加させることができ、またアクチュエータ41の出力を従来どおりにすればアクチュエータ41を小型化することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、振動体の荷重を受ける弾性体と、弾性体が少なくとも壁面の一部を構成する液室と、振動体の振動状態に応じた電流の供給を受けて作動するアクチュエータと、アクチュエータにより往復動して液室の容積を変化させる可動部材とを備え、前記アクチュエータは、環状のヨークと、ヨークの外周に巻回されたコイルと、ヨークの内周に往復動可能に配置されて前記可動部材に接続されたアマチュアとを含む能動型防振支持装置に関する。
かかる能動型防振支持装置は、例えば下記特許文献1により公知である。この能動型防振支持装置のアクチュエータは、外周にコイルが巻回されたヨークの上端の高さと、ヨークの内周に上下動可能に支持されたアマチュアの上端の高さとが略一致しており、アマチュアに接続された可動部材はヨークの上端よりも高い位置に配置されている。
特開2004−293601号公報
ところで、能動型防振支持装置に有効な防振機能を発揮させるには、アクチュエータの出力を充分に確保する必要がある。アクチュエータの出力を増加させるにはコイルの巻き数を増加させれば良いが、単にコイルの巻き数を増加させるとアクチュエータが大型化してしまい、結果として能動型防振支持装置の大型化を招くという問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、能動型防振支持装置のアクチュエータの大型化を回避しながら、コイルの巻き数を増加させてアクチュエータの出力を増加させることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、振動体の荷重を受ける弾性体と、弾性体が少なくとも壁面の一部を構成する液室と、振動体の振動状態に応じた電流の供給を受けて作動するアクチュエータと、アクチュエータにより往復動して液室の容積を変化させる可動部材とを備え、前記アクチュエータは、環状のヨークと、ヨークの外周に巻回されたコイルと、ヨークの内周に往復動可能に配置されて前記可動部材に接続されたアマチュアとを含む能動型防振支持装置において、前記可動部材をヨークの内周部に配置したことを特徴とする能動型防振支持装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記ヨークは、アマチュアを往復動可能に支持するアマチュア支持部から可動部材に向けて内径が漸増していることを特徴とする能動型防振支持装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記可動部材は弾性体支持リングを介してアクチュエータケースに保持されており、前記弾性体支持リングは前記ヨークと協働して磁気回路を構成することを特徴とする能動型防振支持装置が提案される。
尚、実施例の第2弾性体支持リング15は本発明の弾性体支持リングに対応し、実施例の第1弾性体19は本発明の弾性体に対応し、実施例の第1、第2液室30,31は本発明の液室に対応し、実施例のボビンレスコイル46は本発明のコイルに対応し、実施例の可動コア54は本発明のアマチュアに対応し、実施例の可動コア支持部44aは本発明のアマチュア支持部に対応する。
請求項1の構成によれば、能動型防振支持装置のアクチュエータが環状のヨークと、ヨークの外周に巻回されたコイルと、ヨークの内周に往復動可能に配置されて可動部材に接続されたアマチュアとを備えており、コイルを励磁および消磁するとヨークに対してアマチュアが相対移動して可動部材が駆動される。ヨークを可動部材に向けて延長して可動部材をヨークの内周部に配置したので、ヨークの外周に巻回可能なコイルの巻き数を増加させてアクチュエータの出力を増加させることができ、またアクチュエータの出力を従来どおりにすればアクチュエータを小型化することができる。
請求項2の構成によれば、ヨークの内径がアマチュアを往復動可能に支持するアマチュア支持部から可動部材に向けて漸増しているので、ヨークを可動部材に向けて延長しても可動部材と干渉する虞がない。
請求項3の構成によれば、可動部材をアクチュエータケースに保持する弾性体支持リングがヨークと協働して磁気回路を構成するので、ヨークを大型化あるいは厚くすることなく弾性体支持リングを利用して磁気回路を構成することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の第1実施例を示すもので、図1は能動型防振支持装置の縦断面図、図2は図1の2部拡大図、図3は能動型防振支持装置の作用を説明するフローチャートである。
図1および図2に示すように、自動車のエンジンを車体フレームに弾性的に支持するために用いられる能動型防振支持装置M(アクティブ・コントロール・マウント)は、軸線Lに関して実質的に軸対称な構造を有するもので、概略円筒状の上部ハウジング11の下端のフランジ部11aと、概略円筒状の下部ハウジング12の上端のフランジ部12aとの間に、上面が開放した概略カップ状のアクチュエータケース13の外周のフランジ部13aと、環状の第1弾性体支持リング14の外周部と、環状の第2弾性体支持リング15の外周部とが重ね合わされてカシメにより結合される。このとき、アクチュエータケース13の上部と第2弾性体支持リング15の内面との間に、環状のフローティングラバー17が介在する。
第1弾性体支持リング14と、軸線L上に配置された第1弾性体支持ボス18とに、厚肉のラバーで形成した第1弾性体19の下端および上端がそれぞれが加硫接着により接合される。第1弾性体支持ボス18の上面にダイヤフラム支持ボス20がボルト21で固定されており、ダイヤフラム支持ボス20に内周部を加硫接着により接合されたダイヤフラム22の外周部が上部ハウジング11に加硫接着により接合される。ダイヤフラム支持ボス20の上面に一体に形成されたエンジン取付部20aが図示せぬエンジンに固定される。また下部ハウジング12の下端の車体取付部12bが図示せぬ車体フレームに固定される。
上部ハウジング11の上端のフランジ部11bにストッパ部材23の下端のフランジ部23aがボルト24…およびナット25…で結合されており、ストッパ部材23の上部内面に取り付けたストッパラバー26にダイヤフラム支持ボス20の上面に突設したエンジン取付部20aが当接可能に対向する。能動型防振支持装置Mに大荷重が入力したとき、エンジン取付部20aがストッパラバー26に当接することで、エンジンの過大な変位が抑制される。
第2弾性体支持リング15に膜状のラバーで形成した第2弾性体27の外周部が加硫接着により接合されており、第2弾性体27の中央部に埋め込むように可動部材28が加硫接着により接合される。第2弾性体支持リング15の上面と第1弾性体19の外周部との間に円板状の隔壁部材29が固定されており、隔壁部材29および第1弾性体19により区画された第1液室30と、隔壁部材29および第2弾性体27により区画された第2液室31とが、隔壁部材29の中央に形成した連通孔29aを介して相互に連通する。
第1弾性体支持リング14と上部ハウジング11との間に環状の連通路32が形成されており、連通路32の一端は連通孔33を介して第1液室30に連通し、連通路32の他端は連通孔34を介して、第1弾性体19およびダイヤフラム22により区画された第3液室35に連通する。
次に、前記可動部材28を駆動するアクチュエータ41の構造を説明する。
アクチュエータケース13の内部に固定コア42、コイル組立体43およびヨーク44が下から上に順次取り付けられる。コイル組立体43は、固定コア42およびヨーク44間に配置されたボビンレスコイル46と、ボビンレスコイル46の外周を覆うコイルカバー47とで構成される。コイルカバー47には、アクチュエータケース13および下部ハウジング12に形成した開口13b,12cを貫通して外部に延出するコネクタ48が一体に形成される。ボビンレスコイル46の下面と固定コア42の上面との間にシール部材50が配置される。
ヨーク44の可動コア支持部44aの内周面に薄肉円筒状の軸受け部材51が上下摺動自在に嵌合しており、この軸受け部材51の上端には径方向内向きに折り曲げられた上部フランジ51aが形成されるとともに、下端には径方向外向きに折り曲げられた下部フランジ51bが形成される。下部フランジ51bとヨーク44の可動コア支持部44aの下端との間にセットばね52が圧縮状態で配置されており、このセットばね52の弾発力で下部フランジ51bを弾性体53を介して固定コア42の上面に押し付けることで、軸受け部材51がヨーク44に支持される。
軸受け部材51の内周面に概略円筒状の可動コア54が上下摺動自在に嵌合する。前記可動部材28の中心から下向きに延びるロッド55が可動コア54の中心を緩く貫通し、その下端にナット56が締結される。可動コア54の上面に設けたばね座57と可動部材28の下面との間に圧縮状態のセットばね58が配置されており、このセットばね58の弾発力で可動コア54はナット56に押し付けられて固定される。この状態で、可動コア54の下面と固定コア42の上面とが、円錐状のエアギャップgを介して対向する。ロッド55およびナット56は固定コア42の中心に形成された開口42aに緩く嵌合しており、この開口42aはシール部材59を介してプラグ60で閉塞される。これらのシール部材49,50,59によって、アクチュエータケース13、下部ハウジング12および固定コア42に形成した開口13b,12c,42aからアクチュエータ41の密閉空間61に水や塵が入り込むのを阻止することができる。
その外周面にボビンレスコイル46が巻回される環状のヨーク44は、前記アクチュエータ支持部44aの上端からテーパー状に拡径しながら上方に延びるテーパー部44bと、テーパー部44bの上端から一定の直径で上方に延びる等径部44cとを備えており、この等径部44cの内周面に第2弾性体支持リング15の内周のフランジ部15aが嵌合する。ヨーク44の等径部44cの上端は、可動部材28の上端近傍に達しており、従って、可動部材28の少なくとも一部はヨーク44の内周部に配置されている。
エンジンのクランクシャフトの回転に伴って出力されるクランクパルスを検出するクランクパルスセンサSaが接続された電子制御ユニットUは、能動型防振支持装置Mのアクチュエータ41に対する通電を制御する。エンジンのクランクパルスは、クランクシャフトの1回転につき24回、つまりクランクアングルの15°毎に1回出力される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
自動車の走行中に低周波数のエンジンシェイク振動が発生したとき、エンジンからダイヤフラム支持ボス20および第1弾性体支持ボス18を介して入力される荷重で第1弾性体19が変形して第1液室30の容積が変化すると、連通路32を介して接続された第1液室30および第3液室35間で液体が行き来する。第1液室30の容積が拡大・縮小すると、それに応じて第3液室35の容積が縮小・拡大するが、この第3液室35の容積変化はダイヤフラム22の弾性変形により吸収される。このとき、連通路32の形状および寸法、並びに第1弾性体19のばね定数は前記エンジンシェイク振動の周波数領域で低ばね定数および高減衰力を示すように設定されているため、エンジンから車体フレームに伝達される振動を効果的に低減することができる。
尚、上記エンジンシェイク振動の周波数領域では、アクチュエータ41は非作動状態に保たれる。
前記エンジンシェイク振動よりも周波数の高い振動、即ちエンジンのクランクシャフトの回転に起因するアイドル時の振動や気筒休止時の振動が発生した場合、第1液室30および第3液室35を接続する連通路32内の液体はスティック状態になって防振機能を発揮できなくなるため、アクチュエータ41を駆動して防振機能を発揮させる。
能動型防振支持装置Mのアクチュエータ41を作動させて防振機能を発揮させるべく、電子制御ユニットUはクランクパルスセンサSaからの信号に基づいてボビンレスコイル46に対する通電を制御する。
即ち、図3のフローチャートにおいて、先ずステップS1でクランクパルスセンサSaからクランクアングルの15°毎に出力されるクランクパルスを読み込み、ステップS2で前記読み込んだクランクパルスを基準となるクランクパルス(特定のシリンダのTDC信号)と比較することでクランクパルスの時間間隔を演算する。続くステップS3で前記15°のクランクアングルをクランクパルスの時間間隔で除算することでクランク角速度ωを演算し、ステップS4でクランク角速度ωを時間微分してクランク角加速度dω/dtを演算する。続くステップS5でエンジンのクランクシャフト回りのトルクTqを、エンジンのクランクシャフト回りの慣性モーメントをIとして、
Tq=I×dω/dt
により演算する。このトルクTqはクランクシャフトが一定の角速度ωで回転していると仮定すると0になるが、膨張行程ではピストンの加速により角速度ωが増加し、圧縮行程ではピストンの減速により角速度ωが減少してクランク角加速度dω/dtが発生するため、そのクランク角加速度dω/dtに比例したトルクTqが発生することになる。
続くステップS6で時間的に隣接するトルクの最大値および最小値を判定し、ステップS7でトルクの最大値および最小値の偏差、つまりトルクの変動量としてエンジンを支持する能動型防振支持装置Mの位置における振幅を演算する。そしてステップS8で、アクチュエータ41のボビンレスコイル46に印加する電流のデューティ波形およびタイミング(位相)を決定する。
しかして、エンジンが車体フレームに対して下向きに移動し、第1弾性体19が下向きに変形して第1液室30の容積が減少したとき、それにタイミングを合わせてアクチュエータ41のボビンレスコイル46を励磁すると、可動コア54、ヨーク44、第2弾性体支持リング15、アクチュエータケース13および固定コア42よりなる磁路に磁界が形成され、エアギャップgに発生する吸着力で可動コア54が固定コア42に向けて下向きに移動し、可動コア54にロッド55を介して接続された可動部材28に引かれて第2弾性体27が下向きに変形する。その結果、第2液室31の容積が増加するため、エンジンからの荷重で圧縮された第1液室30の液体が隔壁部材29の連通孔29aを通過して第2液室31に流入し、エンジンから車体フレームに伝達される荷重を低減することができる。第2弾性体支持リング15が磁路の一部を構成するので、その分だけヨーク44を小型化し、あるいは薄くすることができる。
続いてエンジンが車体フレームに対して上向きに移動し、第1弾性体19が上向きに変形して第1液室30の容積が増加したとき、それにタイミングを合わせてアクチュエータ41のボビンレスコイル46を消磁すると、エアギャップgに発生する吸着力が消滅して可動コア54が自由に移動できるようになるため、下向きに変形した第2弾性体27が自己の弾性復元力で上向きに復元する。その結果、第2液室31の容積が減少するため、第2液室31の液体が隔壁部材29の連通孔29aを通過して第1液室30に流入し、エンジンが車体フレームに対して上向きに移動するのを許容することができる。
このように、エンジンの振動の周期に応じてアクチュエータ41のボビンレスコイル46を励磁および消磁することで、エンジンの振動が車体フレームに伝達するのを防止する能動的な制振力を発生させることができる。
ところで、能動型防振支持装置Mに充分な防振機能を発揮させるにはアクチュエータ41の出力を増加させる必要があり、そのためにはボビンレスコイル46のコイル断面積、つまり巻き数を増加させる必要がある。しかしながら、ボビンレスコイル46の巻き数を無闇に増加させるとアクチュエータ41の寸法が増加してしまい、その結果として能動型防振支持装置Mの大型化を招く問題がある。そこで本実施例の能動型防振支持装置Mは、密閉空間61内のデッドスペースを有効に活用してボビンレスコイル46のコイル断面積の増加を図っている。
即ち、ヨーク44の可動コア支持部44aからテーパー部44bおよび等径部44cを上方に突出させ、そのテーパー部44bおよび等径部44cの径方向外側にボビンレスコイル46の一部を配置したので、可動部材28に連なる第2弾性体27の外周近傍に存在していたデッドスペースを有効利用し、ボビンレスコイル46の巻き数を増加させることができる。しかもヨーク44のテーパー部44bが可動部材28に向けて拡開しているので、ヨーク44を上方に延長したために可動部材28と干渉する不具合を解消することができる。
尚、ボビンレスコイル46の巻き数を従来通りに維持するのであれば、アクチュエータ41の寸法を小型化して能動型防振支持装置M全体の小型化を図ることができる。
また上記特許文献1に記載された従来の能動型防振支持装置は、可動部材を第2弾性体および第2弾性体支持リングを介してアクチュエータケースの内周に当接させて該可動部材を径方向に位置決めしているので、第2弾性体支持リングの内周部を折り曲げてアクチュエータケースの内周面に当接させる必要があり、その折り曲げ部によってボビンレスコイルの巻き数が制限されていた。
しかしながら本実施例では、アクチュエータケース13の内周面に当接して位置決めされたアクチュエータ41のヨーク44を延長して第2弾性体支持リング15(ひいては可動部材28)を径方向に位置決めしているので、第2弾性体支持リング15の前記折り曲げ部を不要にしてボビンレスコイル46の巻き数を増加させることができる。
次に、図4に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
第1実施例のヨーク44は等径部44cが第2弾性体支持リング15に嵌合して支持されているが、第2実施例のヨーク44は等径部44cの上端から径方向外側に延びるフランジ部44dを備えており、そのフランジ部44dの先端がアクチュエータケース13に嵌合して支持される。
この第2実施例によれば、磁路が殆ど第2弾性体支持リング15を通過しいなので、磁路が短縮されて磁気抵抗が低減する。しかもヨーク44がアクチュエータケース13に直接支持されるので、その位置決め精度が向上する。
次に、図5に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
第1実施例のボビンレスコイル46の径方向外端は、ヨーク44の径方向外端よりも径方向外側に突出しているが(図2参照)、第3実施例のボビンレスコイル46の径方向外端はヨーク44の径方向外端に整列している。従って、第3実施例によれば、第1実施例に比べてアクチュエータ41の外径を小さくすることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例のアクチュエータ41はボビンレスコイル46を備えているが、ボビン付きコイルを備えたものでも良い。
第1実施例に係る能動型防振支持装置の縦断面図 図1の2部拡大図 能動型防振支持装置の作用を説明するフローチャート 第2実施例に係る、前記図2に対応する図 第3実施例に係る、前記図2に対応する図
符号の説明
15 第2弾性体支持リング(弾性体支持リング)
19 第1弾性体(弾性体)
28 可動部材
30 第1液室(液室)
31 第2液室(液室)
41 アクチュエータ
44 ヨーク
44a 可動コア支持部(アマチュア支持部)
46 ボビンレスコイル(コイル)
54 可動コア(アマチュア)

Claims (3)

  1. 振動体の荷重を受ける弾性体(19)と、
    弾性体(19)が少なくとも壁面の一部を構成する液室(30,31)と、
    振動体の振動状態に応じた電流の供給を受けて作動するアクチュエータ(41)と、
    アクチュエータ(41)により往復動して液室(30,31)の容積を変化させる可動部材(28)とを備え、
    前記アクチュエータ(41)は、環状のヨーク(44)と、ヨーク(44)の外周に巻回されたコイル(46)と、ヨーク(44)の内周に往復動可能に配置されて前記可動部材(28)に接続されたアマチュア(54)とを含む能動型防振支持装置において、
    前記可動部材(28)をヨーク(44)の内周部に配置したことを特徴とする能動型防振支持装置。
  2. 前記ヨーク(44)は、アマチュア(54)を往復動可能に支持するアマチュア支持部(44a)から可動部材(28)に向けて内径が漸増していることを特徴とする、請求項1に記載の能動型防振支持装置。
  3. 前記可動部材(28)は弾性体支持リング(15)を介してアクチュエータケース(13)に保持されており、前記弾性体支持リング(15)は前記ヨーク(44)と協働して磁気回路を構成することを特徴とする、請求項1に記載の能動型防振支持装置。
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