JP2007057054A - ギヤードモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】
調整作業にかかる手間を簡略化することで、熟練技能を要せず、より短時間で必要なピニオン(傘歯車)とギヤ(傘歯車)との噛み合わせ組付け精度を得ることができるようにしたギヤードモータを提供することにある。
【解決手段】
モータ部1の回転軸4の回転力を減速機部2内に設けられた中間軸13に伝達するように、前記回転軸の先端部に設けられたピニオン11と前記中間軸に設けられたギヤ12とを噛み合わせて構成されるギヤードモータにおいて、前記回転軸4を軸方向に微調整する機構として回転軸の後端側を支承する軸受8を保持するハウジング31をモータ部の後端側の筐体9に対してネジ機構32により軸方向に微調整できるように構成し、前記中間軸13を軸方向に微調整できる機構として中間軸の一端側を支承する軸受18を保持するハウジング41を減速機部の一端側の筐体17に対してネジ機構42により軸方向に微調整できるように構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハイポイドギヤ式等のギヤードモータに関する。
ハイポイドギヤ式のギヤードモータについては、特開2000−274493号公報(特許文献1)において知られている。該特許文献1には、ハイポイドピニオンが設けられたモートル軸とこのモートル軸を支承するブラケットとを有するモートル部と、所定方向に分離しうるようにされた一対のケーシング部材を有し、この一対のケーシング部材により上記ハイポイドピニオンと噛合するハイポイドギヤ及びこのハイポイドギヤにより回転駆動される出力軸を回転可能に支承するギヤケースを設けた減速機とを備えたハイポイドギヤ式ギヤードモートルが記載されている。
特開2000−274493号公報
ギヤードモータは、モータ部と減速機部とから構成され、モータ部の回転軸の先端部に設けられたピニオン(傘歯車)と出力軸に歯車群を介して連結される中間軸に設けられてギヤ(傘歯車)とを噛み合わせて回転軸の回転動力を上記中間軸に伝達するように構成されている。ところで、上記一対の傘歯車の組付精度は、該傘歯車が動力を伝達しようとする際の性能(許容伝達動力、寿命、騒音等々)に大きく影響する。近年工作機械の加工精度が向上し、傘歯車についても個々の精度は良くなっているが、実際に動力を伝達する為のギヤードモータとしては、該ギヤードモータを構成するフレームや軸受等の構成部品の精度と該構成部品の組付け精度等、様々な要素が蓄積されたものが影響を与える為、傘歯車単品の精度だけに頼らず、該ギヤードモータを構成する一つの要素としての組付け精度を得る為の調整作業が必要となる。しかしながら上述した通り、該ギヤードモータを構成する夫々の要素(部品)の精度が影響することから、一般には該ギヤードモータを仮組みし、各部品の精度や組付けの精度も含めた状態で傘歯車の噛合い状態をチェックし、その結果に応じた調整を行ない、必要な精度が出るまで調整作業を繰り返すといった具合に、傘歯車の組付け精度の調整は相当の手間を有するものである。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、調整作業にかかる手間を簡略化することで、熟練技能を要せず、より短時間で必要なピニオン(傘歯車)とギヤ(傘歯車)との噛み合わせ組付け精度を得ることができるようにしたギヤードモータ及びその組付け調整方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、モータ部と減速機部とを有し、該モータ部の回転軸の回転力を前記減速機部内において減速して出力軸に伝達するギヤードモータにおいて、前記モータ部の回転軸の軸方向と前記減速機部内に設けられた中間軸の軸方向とを直交させ(ハイポイドギヤ式ギヤードモータのようにオフセットを持って直交させる場合も含む)、前記回転軸の回転力を前記中間軸に伝達するように、前記回転軸の先端部に設けられたピニオン(傘歯車)と前記中間軸に設けられたギヤ(傘歯車)とを噛み合わせて構成し、前記回転軸を前記モータ部の筐体に対して軸方向に微調整する機構として前記回転軸の後端側を支承する軸受を前記モータ部の筐体に対して軸方向に微調整できるように構成し、前記中間軸を前記減速機部の筐体に対して軸方向に微調整できる機構として前記中間軸の一端側を支承する軸受を前記減速機部の筐体に対して軸方向に微調整できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明は、モータ部と減速機部とを有し、該モータ部の回転軸の回転力を前記減速機部内において減速して出力軸に伝達するギヤードモータにおいて、前記モータ部の回転軸の軸方向と前記減速機部内に設けられた中間軸の軸方向とを直交させ(ハイポイドギヤ式ギヤードモータのようにオフセットを持って直交させる場合も含む)、前記回転軸の回転力を前記中間軸に伝達するように、前記回転軸の先端部に設けられたピニオンと前記中間軸に設けられたギヤとを噛み合わせて構成し、前記回転軸を前記モータ部の後端側の筐体に対して軸方向に微調整する機構として前記回転軸の後端側を支承する軸受を保持するハウジングを前記モータ部の後端側の筐体(エンドブラケット)に対してネジ機構により軸方向に微調整できるように構成し、前記中間軸を前記減速機部の一端側の筐体に対して軸方向に微調整できる機構として前記中間軸の一端側を支承する軸受を保持するハウジングを前記減速機部の一端側の筐体(ケーシング)に対してネジ機構により軸方向に微調整できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ギヤードモータにおいて、前記回転軸の先端側を支承する軸受を前記モータ部と前記減速機部を区画する仕切り部材上に設けて構成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ギヤードモータにおいて、前記ピニオン及び前記ギヤがハイポイドで形成されていることを特徴とする。
ところで、説明をより明確にするために、便宜上、上記一対のピニオン(傘歯車)とギヤ(傘歯車)に対し一方のピニオン(傘歯車)を傘歯車A、もう一方のギヤ(傘歯車)を傘歯車Bとする。
傘歯車の組付け状態を考えた時、その精度を構成する要因としては、傘歯車A、及び傘歯車B夫々の精度の他、傘歯車Aと傘歯車B夫々の回転中心軸の位置関係(夫々の回転中心軸が成す角度等。また、ハイポイドギヤのように回転中心軸が互いに交差しない傘歯車の場合は当該回転中心軸の距離(オフセット量)等も含む。)や、傘歯車Aの回転軸中心から傘歯車Bが組みつけられる距離、逆に傘歯車Bの回転軸中心から傘歯車A組み付けられる距離(以下組付け距離と称す)、更には、これらの傘歯車を支える回転軸や軸受、ギヤボックスのフレーム等々の精度等があげられる。これらの要因のうち、傘歯車Aと傘歯車Bの回転中心が成す軸角度やオフセット量は、それらを支える回転軸やフレーム等が持つ精度(加工精度等)により決定されるものであり、傘歯車の組付けによって調整できるものとしては、組付け距離の調整となる。この組付け距離の調整は、高い精度を要求される場合、数ミクロンから数十ミクロンといったわずかな誤差しか許容しない場合もあり、ギヤボックスの組立作業の中でも相当の工数を有する部分である。
そこで、ギヤードモータを組立後に、該ギヤードモータの外部から傘歯車A及び傘歯車Bの組付け距離を調整することを可能とすれば、組付け距離精度を気にせずに当該ギヤードモータの組立を実施し、該ギヤードモータを構成する各要素の誤差なども含めた状態で組付け距離の調整をすることが可能になると同じに、再調整・再組立等の手間を省くことが可能となる。また、再組立による組立誤差を気にする必要も無くなる。
本発明によれば、ギャードモータにおいて、回転軸の先端部に設けられたピニオン(傘歯車)と中間軸に設けられたギヤ(傘歯車)との組付け精度を調整することに有する工数を出きる限り低減することによって、人件費・精度測定工具・調整にかかる時間等々、様々な面でコスト低減が図られると共に、調整に関わる熟練技術も不要となり、更には、必要工数が低減するということから、組付け不良等が発生する確率の低減も期待できる。
本発明に係るギヤードモータの実施の形態について図面を用いて説明する。
図1(a)(b)は本発明に係るギヤードモータであるハイポイドギヤ式ギヤードモータの一実施の形態を示す構造図である。
本発明に係るハイポイドギヤ式ギヤードモータは、図1(a)に示すように、モートル部1と減速機部2とは仕切り部材3により区画されている。モートル部1は、両端側が支承された回転軸4と、回転軸4の途中位置の周りに設けられたロータ5と、該ロータ5の外周方向に配置されたステータ6と、該ステータ6の周りを囲むケーシング7とを備えて構成される。ケーシング7の一端の開口部には、回転軸4の出力側(先端側)と反対の後端側を傘歯車の組付け位置調整機構A部の軸受8を介して支承するエンドブラケット9が取り付けられる。即ち、エンドブラケット9の中心部には、ギヤードモータを組付けた状態で傘歯車11の組付け位置調整が数ミクロンから数十ミクロンといった精度でできるように傘歯車の組付け位置調整機構A部が設けられることになる。ケーシング7の他端の開口部には、回転軸4の出力側(先端側)を軸受10を介して支承する仕切り部材3が取り付けられる。回転軸4の減速機部2側に位置する出力端部(先端部)には例えばハイポイドからなる第1のピニオン11が形成される。そのため、回転軸4の先端側を支承する軸受10は、仕切り部材3のモートル部1よりの位置に設置される。
減速機部2は、回転軸4の先端部に設けられた第1のピニオン11と噛み合う例えばハイポイドからなる第1のギヤ12を有し、かつ両端を傘歯車の組付け位置調整機構B部の軸受18及びケーシング17内に設けられた軸受19によって回転可能に支承された中間軸13と、該中間軸13の途中位置に設けられた第2のピニオン14と噛み合う第2のギア15を有し、かつ両端をケーシング17内に設けられた軸受21、22によって回転可能に支承された出力軸16と、これらを取り囲むケーシング17とを備えて構成される。上記中間軸13の一方の側には、ギヤードモータを組付けた状態で傘歯車12の組付け位置調整が数ミクロンから数十ミクロンといった精度でできるように傘歯車の組付け位置調整機構B部が設けられることになる。
さらに、ケーシング17の一端開口部には仕切り部材3が取り付けられ、ケーシング17の他端部には出力軸16が挿通される。
仕切り部材3は、回転軸4の先端部を挿通しており、ケーシング7の他端開口部とケーシング17の開口部とを塞いで、モートル部1と減速機部2との間を区画している。
さらに、仕切り部材17とケーシング17とによって区画された空間18には、第1のギア12、第2のピニオン14、第2のギア15等の歯車群及び第1のピニオン11を潤滑するための潤滑油が封入される。仕切り部材3と回転軸4の軸部との間に、オイルシール23と、該オイルシール23の減速機部側の空間と減速機部2の内部とを遮蔽する遮蔽部材24とが設けられる。
なお、回転軸4の軸方向と中間軸13の軸方向とは図1及び図2に示す状態では直交するように配置される。さらに、第1のピニオン11と第1のギヤ12がハイポイドの場合には、図1(b)に示すように、ハイポイドギヤ12は、オフセットαを有してハイポイドピニオン11に噛み合うように構成される。
従って、モートル部1の回転軸4が駆動されると、該回転軸4の回転力が第1のピニオン11から第1のギヤ12、第2のピニオン14、第2のギヤ15よりなる歯車群を介して減速して出力軸16に伝達される。即ち、中間軸13から出力軸16の間の動力伝達は図1(a)に示す構成に限定されるものではなく、複数段の歯車群によって構成される場合も含むものである。
次に、本発明の特徴とするギヤードモータにおける傘歯車の組付け位置調整方法及びその機構について図1、図2及び図3を用いて説明する。
図2は、図1に示すギヤードモータにおける傘歯車の組付け位置調整機構のA部及びB部を拡大して示した図である。一方の傘歯車の組付け位置調整機構A部は、モートル部1を構成するエンドブラケット9の中心部に形成された、ピッチが0.2〜0.3mm程度のメネジ加工32が施された開口30と、回転軸4の後端を支承する軸受8の外輪部分を固定し(保持し)、外周にオネジ加工が施され、上記回転軸4を矢印方向35に微動できるように上記開口30にネジ嵌合させるネジ機構を有するハウジング31と、傘歯車11の組付け調整が終了後上記ハウジング31をエンドブラケット9に固定すると共に密閉するための蓋部材33とによって構成される。組立作業においては、回転軸4の後端を支承する軸受8の外輪部分を固定した(保持した)ハウジング31をエンドブラケット9の中心部に形成された開口30にネジ嵌合(螺合)させること(ネジ機構)によって、第1のピニオン11と回転軸4及び軸受8は、ギヤードモータの一つのユニット(以下ユニットAと称す。)として組立られることになる。
他方の傘歯車の組付け位置調整機構B部は、減速機部2を構成するケーシング17の中間軸13の一端側に形成された、ピッチが0.2〜0.5mm程度のメネジ加工42が施された開口40と、中間軸13の一端を支承する軸受18の外輪部分を固定し(保持し)、外周にオネジ加工が施され、上記中間軸13を矢印方向45に微動できるように上記開口40にネジ嵌合させるネジ機構を有するハウジング41と、傘歯車12の組付け調整が終了後上記ハウジング41をケーシング17に固定すると共に密閉するための蓋部材43とによって構成される。組立作業においては、中間軸13の一端を支承する軸受18の外輪部分を固定した(保持した)ハウジング41をケーシング17の中間軸13の一端側に形成された開口40にネジ嵌合(螺合)させること(ネジ機構)によって、第1のギア12と中間軸13及び軸受18は、ギヤードモータの一つのユニット(以下ユニットBと称す。)として組立られることになる。
即ち、ギヤードモータの組立作業においては、ユニットAをハウジング31と一体になった状態でエンドブラケット9の開口30のネジ加工部32に組付け、ユニットBをハウジング41と一体になった状態でケーシング17の開口40のネジ加工部42に組付ける。この時、上記ハウジング31のエンドブラケット9に対する位置関係及び上記ハウジング41のケーシング17に対する位置関係は、上記ハウジング31及び41をどれだけねじ込むかによって決まってくる。また、第1のピニオン(傘歯車)11及び第1のギヤ(傘歯車)12は一体となったユニットA及びBの一部であることから、上記エンドブラケット(筐体)9及びケーシング(筐体)17と上記ハウジング31及び41の位置関係が決まるということは、上記エンドブラケット9及びケーシング17が同一ギヤードモータの一部を示したものであり、上記エンドブラケット9及びケーシング17の位置関係が固定されていることからすると、上記ハウジング31及び41をねじ込んで組付けし位置関係を決定できるということは、第1のピニオン11及び第1のギア13の位置関係も決まるということになる。
上記を言いかえると、第1のピニオン11及び第1のギア12の位置関係を、必要な性能が十分に発揮されるように微調整しようとするときは、ハウジング31及び41のねじ込む量を0.3mm以下程度微調整し、ユニットA及びB、すなわち第1のピニオン(傘歯車)11及び第1のギヤ(傘歯車)12の組付け位置を35及び45の方向に微調整してやれば良い。従って、ギヤードモータの筐体を分解し、筐体の内部で組付け位置を調整するような手間をかけずに、ギヤードモータ内部の部品を組付けた後からでも、ハウジング41をケーシング(筐体)17の開口40に対してねじ込むことで中間軸13を軸方向45に微動し、ハウジング31をエンドブラケット(筐体)9の開口30に対してねじ込むことで回転軸4を軸方向35に微動し、第1のピニオン(傘歯車)11及び第1のギヤ(傘歯車)12の組付け位置を微調整することが可能となる。ハウジング41をケーシング(筐体)17の開口40に対してねじ込んだ場合には、中間軸13に固定されている軸受19がケーシング17に対して軸方向に微動して中間軸13が軸方向に微動されることになる。また、ハウジング31をエンドブラケット(筐体)9の開口30に対してねじ込んだ場合には、回転軸4に固定されている軸受10が仕切り部材3に対して微動することにより回転軸4が軸方向35に仕切り部材3に対して微動して回転軸4が軸方向に微動することになる。なお、11はピニオンであり、12はギヤであるため、回転軸4の微動調整量の方が中間軸13の微動調整量よりも大きくとることは可能である。従って、最初は、中間軸13の方で調整し、回転軸4で最終の微調整をすることが好ましい。
また、上記方法で組付けた後に微調整するということは、組付け位置に関わる精度に影響する部品が組込まれた状態で微調整することにもなるのため、筐体を分解し調整した後組立てる手順とは異なり、各種部品の精度を加味した上で微調整したことにもなるため、組立て誤差の影響も極限まで抑えることができるものである。
また、上記組付け位置調整においてはハウジングを用いた構造をとったが、ネジによる微調整量を確保できる構造であれば同じ効果が得られる。
次に、本発明に係るギヤードモータの組付け位置調整の手順について図3を用いて説明する。まず、ハウジング(第1のネジ)41を回し(S31)、規定値になったかを判断する(S32)。規定値になったと判断されたならば、次にハウジング(第2のネジ)31を回し(S33)、規定値になったかを判断する(S34)。規定値になったと判断されたならば、各ハウジング41、31を蓋部材43、33で締め付けて各筐体9、17に固定して、ギヤードモータの組付け位置調整は終了することになる。このように、本発明によれば、ギヤードモータを組み付けした状態で調整できるので、容易になることは明らかである。なお、規定値になったかの判断は、実際に稼動してみて噛み合い部分から発生する音等を調べることによって行なわれる。
なお、本発明において、ハウジングの組付け時に“ねじ込む”という表現を用いているが、これは、ネジを締め込むという動作と緩めるという動作の両方を含んだものとして用いたものである。更に、“組付け位置”“組付け精度”という表現を用いているが、両者を同意として用いていることも付け加えておく。
本発明によれば、モートルの高速回転を減速して回転動力を出力するギヤードモータにおいて、減速機部内の回転動力伝達機構における一対の傘歯車が必要とする性能を発揮できる組付け位置調整を容易にすることが可能となる。
本発明に係るギヤードモータの一つであるハイポイドギヤ式ギヤードモータの一実施の形態を示す構成図であり、(a)は正面部分断面図、(b)は平面部分図である。 図1(a)に示す傘歯車の組付け位置調整機構A部及びB部を拡大して示す詳細図であり、(a)は蓋部材を示す図、(b)は傘歯車の組付け位置調整機構A部及びB部の詳細図である。 本発明に係るギヤードモータにおける傘歯車の組付け位置調整手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
1…モータ部、2…減速機部、3…仕切り部材、4…回転軸、5…ロータ、6…ステータ、7…ケーシング、8…軸受、9…エンドブラケット(筐体)、10…軸受、11…第1のピニオン(傘歯車)、12…第1のギヤ(傘歯車)、13…中間軸、14…第2のピニオン、15…第2のギヤ、16…出力軸、17…ケーシング(筐体)、18…軸受、19…軸受、21、22…軸受、23…オイルシール、24…遮蔽部材、30…開口、31…ハウジング、32…ネジ加工部、33…蓋部材、40…開口、41…ハウジング、42…ネジ加工部、43…蓋部材。

Claims (4)

  1. モータ部と減速機部とを有し、該モータ部の回転軸の回転力を前記減速機部内において減速して出力軸に伝達するギヤードモータにおいて、
    前記モータ部の回転軸の回転力を前記減速機部内に設けられた中間軸に伝達するように、前記回転軸の先端部に設けられたピニオンと前記中間軸に設けられたギヤとを噛み合わせて構成し、
    前記回転軸を前記モータ部の筐体に対して軸方向に微調整する機構として前記回転軸の後端側を支承する軸受を前記モータ部の筐体に対して軸方向に微調整できるように構成し、
    前記中間軸を前記減速機部の筐体に対して軸方向に微調整できる機構として前記中間軸の一端側を支承する軸受を前記減速機部の筐体に対して軸方向に微調整できるように構成したことを特徴とするギヤードモータ。
  2. モータ部と減速機部とを有し、該モータ部の回転軸の回転力を前記減速機部内において減速して出力軸に伝達するギヤードモータにおいて、
    前記モータ部の回転軸の回転力を前記減速機部内に設けられた中間軸に伝達するように、前記回転軸の先端部に設けられたピニオンと前記中間軸に設けられたギヤとを噛み合わせて構成し、
    前記回転軸を前記モータ部の後端側の筐体に対して軸方向に微調整する機構として前記回転軸の後端側を支承する軸受を保持するハウジングを前記モータ部の後端側の筐体に対してネジ機構により軸方向に微調整できるように構成し、
    前記中間軸を前記減速機部の一端側の筐体に対して軸方向に微調整できる機構として前記中間軸の一端側を支承する軸受を保持するハウジングを前記減速機部の一端側の筐体に対してネジ機構により軸方向に微調整できるように構成したことを特徴とするギヤードモータ。
  3. 前記回転軸の先端側を支承する軸受を前記モータ部と前記減速機部を区画する仕切り部材上に設けて構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のギヤードモータ。
  4. 前記ピニオン及び前記ギヤがハイポイドで形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のギヤードモータ。
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