JP2007056333A - 窒化処理部材のショットピーニング方法及びその方法で処理された窒化処理部材 - Google Patents

窒化処理部材のショットピーニング方法及びその方法で処理された窒化処理部材 Download PDF

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【課題】部材を窒化処理することにより、部材に形成される窒化物緻密層と、窒化物緻密層に形成される窒化物孔質層とを有する窒化処理部材に、ショット材を投射してショットピーニングし、窒化物孔質層を除去する窒化処理部材のショットピーニング方法及びその方法で処理された窒化処理部材を提供することである。
【解決手段】本発明に係る窒化処理部材のショットピーニング方法及びその方法で処理された窒化処理部材は、部材14を窒化処理することにより、部材14に形成される窒化物緻密層16と、窒化物緻密層16に形成される窒化物孔質層18とを有する窒化処理部材10に、ショット材を投射してショットピーニングする窒化処理部材10のショットピーニング方法であって、窒化物孔質層18より硬質なショット材を、50m/sec以上200m/sec以下の投射速度で投射する投射工程を有し、窒化物孔質層18を除去することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、窒化処理部材のショットピーニング方法及びその方法で処理された窒化処理部材に係り、特に、部材を窒化処理することにより、部材に形成される窒化物緻密層と、窒化物緻密層に形成される窒化物孔質層とを有する窒化処理部材に、ショット材を投射してショットピーニングする窒化処理部材のショットピーニング方法及びその方法で処理された窒化処理部材に関する。
車両用の部材である、例えば、ばねや歯車等の耐摩耗性、疲労強度等を向上させるために、部材の表面に硬質な窒化物層を形成する窒化処理が行われている。窒化処理は、一般的に、部材として使用される合金鋼等を、アンモニアガス雰囲気中で所定の温度で処理することにより、アンモニアガスが分解して発生する窒素と合金鋼等と反応させて行われる。部材が窒化処理されると、部材の表面に、FeNやFeN等からなる窒化物層が形成される。そして、この窒化物層は、一般的に、ビッカース硬さでHV1000以上と硬質であるため、部材の耐摩耗性、疲労強度等を向上させることができる。ここで、窒化物層は、部材に形成される緻密な層である窒化物緻密層と、窒化物緻密層に形成される気泡を含んだポーラスな層である窒化物孔質層とを有している。
また、窒化処理された部材である窒化処理部材について、耐疲労特性等を向上させるためにショットピーニングすることが行われている。窒化処理部材へのショットピーニングは、ショット材を遠心力または圧縮空気等を用いて投射して、窒化処理部材に衝突させて加工硬化させる処理である。そして、窒化処理部材を加工硬化させて圧縮残留応力を付与することにより、窒化処理部材の耐疲労特性等を向上させることができる。このようなショットピーニングに使用されるショット材は、一般的に、ガラスビーズやスチールが用いられている。そして、これらのショット材は、ビッカース硬さでHV400以上HV700以下の硬さを有している。
ここで、従来のショットピーニングは、上述したように窒化物層よりも硬度が小さいショット材を使用している。そのため、ショットピーニングした窒化処理部材には、窒化物層である窒化物緻密層と窒化物孔質層とが残存する。このうち、窒化物孔質層は、脆弱であるため疲労破壊の起点となりやすく、窒化処理部材の耐疲労特性を低下させる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、部材を窒化処理することにより、部材に形成される窒化物緻密層と、窒化物緻密層に形成される窒化物孔質層とを有する窒化処理部材に、ショット材を投射してショットピーニングし、窒化物孔質層を除去する窒化処理部材のショットピーニング方法及びこの方法で処理された窒化処理部材を提供することである。
本発明に係る窒化処理部材のショットピーニング方法は、部材を窒化処理することにより、部材に形成される窒化物緻密層と、窒化物緻密層に形成される窒化物孔質層とを有する窒化処理部材に、ショット材を投射してショットピーニングする窒化処理部材のショットピーニング方法であって、窒化物孔質層より硬質なショット材を、50m/sec以上200m/sec以下の投射速度で投射する投射工程を有し、窒化物孔質層を除去することを特徴とする。また、ショット材は、0.005mm以上0.08mm以下の粒径を有することが好ましい。
本発明に係る窒化処理部材は、部材を窒化処理することにより、部材に形成される窒化物緻密層と、窒化物緻密層に形成される窒化物孔質層とを有する窒化処理部材に、ショット材を投射してショットピーニングする窒化処理部材のショットピーニング方法により処理される窒化処理部材であって、窒化物孔質層より硬質なショット材を、50m/sec以上200m/sec以下の投射速度で投射する投射工程を有し、窒化物孔質層を除去することを特徴とする。また、ショット材は、0.005mm以上0.08mm以下の粒径を有することが好ましい。
上記の窒化処理部材のショットピーニング方法及びその方法で処理された窒化処理部材によれば、部材を窒化処理することにより、部材に形成される窒化物緻密層と、窒化物緻密層に形成される窒化物孔質層とを有する窒化処理部材に、ショット材を投射してショットピーニングし、窒化物孔質層を除去することができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。図1は、窒化処理部材のショットピーニング方法の工程を示す図である。
部材準備工程(S10)は、窒化処理用の部材を準備する工程である。部材には、Al,Cr,VまたはTi等の合金成分を含んでいる合金鋼を用いることができる。これらの合金成分は、窒素と化学的親和力が強いからである。部材としては、例えば、JISに規定されている窒化用鋼SACM645等のAl―Cr―Mo系合金鋼、Al−Cr系合金鋼、Al−Cr−V系合金鋼、Cr−Mo系合金鋼、Cr−Mo−V系合金鋼、Ni−Cr−Al系合金鋼、Ni−Cr−Mo−Al系合金鋼等を用いることができる。勿論、部材は、特に、これらの合金鋼だけに限定されることなく、炭素鋼等を用いることもできる。
窒化処理工程(S12)は、部材準備工程(S10)で準備した部材を窒化処理する工程である。部材の窒化処理は、部材と窒素供給剤から供給される窒素とを反応させて行われる。窒素供給剤としては、例えば、アンモニアガスを用いることができるが、勿論、これに限定されることはない。窒化処理温度は、400℃以上600℃以下の温度範囲が好ましい。勿論、窒化処理温度は、他の条件次第では、この範囲に限定されることはない。また、窒化処理時間は、10時間以上100時間以下の時間が好ましい。勿論、窒化処理時間は、他の条件次第では、この範囲に限定されることはない。
窒化処理は、一般的な窒化処理に用いられる設備により行うことができる。窒化処理のための設備は、主に、窒素供給剤を供給するためのガスボンベ等の供給装置と、窒素と部材とを反応させる加熱炉と、反応ガス等を排気するための排気装置とを含んで構成される。窒素供給剤、例えば、アンモニアガスをガスボンベから加熱炉の中に流し込み、上述した窒化処理温度に加熱することで、アンモニアガスが窒素と水素に分解する。そして、分解して生成した窒素が、加熱炉内に置かれた部材である上述した合金鋼等と反応することにより部材の表面に窒化物層が形成される。図2は、窒化処理部材の断面組織の模式図である。窒化処理部材10の窒化物層12は、部材14に形成される緻密な層である窒化物緻密層16と、窒化物緻密層16に形成される気泡を含んだポーラスな層である窒化物孔質層18とを有している。窒化物層12の膜厚は、窒化処理条件にもよるが、例えば、5μm以上20μm以下である。また、窒化物孔質層18の膜厚は、窒化処理条件にもよるが、例えば、2.5μm以上10μm以下である。
投射工程(S14)は、窒化処理工程(S12)で窒化処理された部材である窒化処理部材10に、ショット材を投射してショットピーニングする工程である。
投射工程(S14)に使用されるショット材は、窒化物孔質層18よりも硬質なショット材が用いられる。窒化物孔質層18よりも硬質なショット材を用いるのは、ショット材を窒化処理部材10に投射することにより、ショット材で窒化物孔質層18を削ったりまたは粉砕したりして除去するためである。窒化物孔質層18の硬さは、窒化処理条件にもよるが、一般的に、ビッカース硬さでHV1000以上である。そのため、ショット材は、ビッカース硬さでHV1000以上のショット材が用いられる。勿論、ショット材の硬さは、他の条件次第では、特に、これに限定されることはない。ここで、ショット材には、例えば、超硬合金やセラミックスのショット材を使用することができる。超硬合金のショット材には、例えば、WC−Co系合金鋼、WC−TiC−Co系合金鋼、WC−TiC−TaC−Co系合金鋼等を用いることができる。セラミックスのショット材には、例えば、アルミナや炭化珪素等を用いることができる。勿論、ショット材は、これらの材料に限定されることはない。
投射工程(S14)に使用されるショット材は、0.005mm以上0.08mm以下の粒径を有するショット材が用いられる。ショット材の粒径を0.005mm以上としたのは、ショット材の粒径が0.005mm未満であると、窒化処理部材10に所定の圧縮残留応力を付与することができないからである。また、ショット材の粒径が0.005mm未満であると、窒化処理部材10にショット材を投射したときに、窒化物孔質層18を除去することができないからである。また、ショット材の粒径が0.08mm以下としたのは、ショット材の粒径が0.08mmを越えると、窒化物層12を破砕してしまい、窒化物孔質層18だけでなく窒化物緻密層16も除去されてしまうからである。そして、窒化物緻密層16が除去されることにより、面粗度が粗くなるからである。勿論、ショット材の粒径は、他の条件次第では、特に、この範囲に限定されることはない。また、ショット材の形状は、球状だけでなくスチールワイヤー形状のショット材を用いることができる。
投射工程(S14)におけるショット材の投射速度は、50m/sec以上200m/sec以下が用いられる。ショット材の投射速度を50m/sec以上としているのは、ショット材の投射速度が50m/sec未満であると、窒化処理部材10に所定の圧縮残留応力を付与することができないからである。また、ショット材の投射速度が50m/sec未満であると、窒化処理部材10にショット材を投射したときに、窒化物孔質層18を除去することができないからである。ショット材の投射速度が200m/sec以下であるのは、ショット材の投射速度が200m/secを越えると窒化物層12を破砕してしまい、窒化物孔質層18だけでなく窒化物緻密層16も除去されてしまうからである。勿論、ショット材の投射速度は、他の条件次第では、特に、この範囲に限定されることはない。
投射工程(S14)におけるアークハイトは、0.4mm以下が用いられる。ここで、アークハイトは、ショットピーニングの処理強度の指標であり、規格で決められた板にショット材を投射したときの反り量を示している。アークハイトが0.4mm以下であるのは、アークハイトが0.4mmを越える条件でショット材を投射すると、窒化物層12を破砕してしまい、窒化物孔質層18だけでなく窒化物緻密層16も除去されてしまうからである。勿論、投射工程(S14)におけるアークハイトは、他の条件次第では、特に、この範囲に限定されることはない。
投射工程(S14)におけるカバレージは、100%以上300%以下が用いられる。カバレージは、ショット材を窒化処理部材10に投射するときの面積率を示している。例えば、カバレージ70%とは、ショットピーニング後の窒化処理部材の表面を観察したときに、ショットピーニング前の表面が30%残っていることを示している。そして、カバレージ300%は、カバレージ100%となる時間の3倍の時間ショット材を投射することを示している。ここで、カバレージを100%以上としているのは、カバレージが100%未満であると窒化物孔質層18が残存してしまうからである。また、カバレージを300%以下としているのは、カバレージが300%を超えると、窒化物孔質層18だけでなく窒化物緻密層16も除去されてしまうからである。勿論、カバレージは、他の条件次第では、特に、この範囲に限定されることはない。
投射工程(S14)は、一般的に、ショットピーニングで使用されている設備を用いることができる。例えば、投射工程(S14)で用いられる設備は、空気式ショットピーニング装置や機械式ショットピーニング装置等を使用することができる。空気式ショットピーニング装置は、圧縮空気によりショット材を加速してショットピーニングする装置であり、機械式ショットピーニング装置は、遠心力等によりショット材を加速してショットピーニングする装置である。勿論、投射工程(S14)で用いられる設備は、特に、これらのショットピーニング装置に限定されることはない。
以上、上記の窒化処理部材10のショットピーニング方法によれば、窒化処理部材10について、窒化物孔質層18を除去し、窒化物緻密層16を残存させるとともに、窒化処理部材10に、加工硬化により圧縮残留応力を付与し、耐疲労特性を向上させることができる。図3は、ショットピーニングした窒化処理部材の断面組織の模式図である。ショットピーニングした窒化処理部材20には、窒化物孔質層18が除去されているとともに、窒化物緻密層16が残存し、圧縮残留応力が付与されていることを示している。また、本発明に係る窒化処理部材10のショットピーニング方法によれば、窒化物孔質層18をグラインダー等で除去してからショットピーニングする場合に比べて、窒化物孔質層18の除去とショットピーニングによる圧縮残留応力の付与を同時に行うことができるので生産性を向上させることができる。
部材準備工程(S10)、窒化処理工程(S12)により作製した窒化処理部材10について、ショットピーニング試験を実施した。まず、部材準備工程(S10)により、部材14としてAl−Cr−V系合金鋼を準備した。そして、窒化処理工程(S12)により、アンモニアガス等を用いて、窒化処理温度500℃以上600℃以下で、Al−Cr−V系合金鋼に窒化処置を行った。図4は、実施例1から実施例4、比較例1から比較例7の供試体についてのショットピーニング試験条件と試験結果とを示す図である。実施例1から実施例4は、上述した投射工程(S14)によりショット材を投射した供試体である。ショット材の粒径は、実施例1から実施例3が0.07mm、実施例4が0.005mmのショット材を使用した。ショット材の硬さは、実施例1から実施例4についていずれもビッカース硬さでHV1000であるショット材を使用した。ショット材の投射速度は、実施例1と実施例2とが50m/sec、実施例3と実施例4とが200m/secで行った。カバレージは、実施例1と実施例4とが100%、実施例2と実施例3とが300%とした。そして、アークハイトは、実施例1から実施例4のいずれも0.3mmとした。
比較例1は、粒径0.004mm、比較例2は、粒径0.09mmのショット材を使用して投射した供試体である。比較例1と比較例2は、いずれも比較のためにショット材の粒径が0.005mm以上0.08mm以下の範囲外のショット材を使用した。比較例3は、ショット材の硬さがビッカース硬さでHV900であるショット材を使用して投射した供試体である。比較例4は、投射速度40m/sec、比較例5は、投射速度300m/secを用いてショット材を投射した供試体である。比較例4と比較例5は、いずれも比較のためにショット材の投射速度が50m/sec以上200m/sec以下の範囲外の投射速度を用いた。比較例6は、カバレージ80%、比較例7は、カバレージ330%を用いてショット材を投射した供試体である。比較例6と比較例7は、いずれも比較のためにカバレージが100%以上300%以下の範囲外のカバレージを用いた。そして、比較例1から比較例7のアークハイトは、いずれも0.3mmとした。
実施例1から実施例4、比較例1から比較例7のショットピーニング後の供試体について、表面粗さ測定、残留応力測定、ピッチング強度試験、表面状態観察を行った。表面粗さ測定は、JIS B 0601の十点平均粗さにより測定した。残留応力測定は、X線により残留応力を測定した。ピッチング強度試験は、ローラーピッチング試験により、すべり率−20%、回転率2000rpmで行った。図4に示すように、表面粗さ測定の結果は面粗度Rz(μm)、残留応力測定の結果は残留応力ピーク値(MPa)、ピッチング強度試験の結果はピッチング強度(MPa)、表面状態観察の結果は表面状態で表している。
実施例1から実施例4の供試体は、いずれも窒化物孔質層18のみ除去されていた。また、これらの供試体の面粗度Rzは、6μm以上11μm以下であり、いずれの供試体も表面粗さは小さかった。これらの供試体の残留応力ピーク値は、−781MPa以上−510MPa以下であり、いずれの供試体も高い圧縮残留応力が付与されていた。そして、これらの供試体のピッチング強度は、2840MPa以上3130MPa以下であり、いずれの供試体も高いピッチング強度が得られた。
ショット材の粒径が0.004mmの場合である比較例1は、窒化物孔質層18が残存した。ショット材の粒径が0.09mmの場合である比較例2は、窒化物層12が破砕し、窒化物孔質層18だけでなく窒化物緻密層16も除去された。ショット材の硬さが900HVである比較例3は、窒化物孔質層18が残存した。ショット材の投射速度が40m/secの場合である比較例4は、窒化物孔質層18が残存した。ショット材の投射速度300m/secの場合である比較例5は、窒化物層12が破砕し、窒化物孔質層18だけでなく窒化物緻密層16も除去された。カバレージが80%の場合である比較例6は、窒化物孔質層18が残存した。カバレージが330%の場合である比較例7は、窒化物層12が破砕し、窒化物孔質層18だけでなく窒化物緻密層16も除去された。
本発明に係る実施形態である窒化処理部材のショットピーニング方法の工程を示す図である。 本発明に係る実施形態である窒化処理部材の断面組織の模式図である。 本発明に係る実施形態であるショットピーニングした窒化処理部材の断面組織の模式図である。 本発明に係る実施形態である実施例1から実施例4、比較例1から比較例7の供試体についてのショットピーニング試験条件と試験結果とを示す図である。
符号の説明
10 窒化処理部材、12 窒化物層、14 部材、16 窒化物緻密層、18 窒化物孔質層、20 ショットピーニングした窒化処理部材。

Claims (3)

  1. 部材を窒化処理することにより、部材に形成される窒化物緻密層と、窒化物緻密層に形成される窒化物孔質層とを有する窒化処理部材に、ショット材を投射してショットピーニングする窒化処理部材のショットピーニング方法であって、
    窒化物孔質層より硬質なショット材を、50m/sec以上200m/sec以下の投射速度で投射する投射工程を有し、
    窒化物孔質層を除去することを特徴とする窒化処理部材のショットピーニング方法。
  2. 請求項1に記載の窒化処理部材のショットピーニング方法であって、
    ショット材は、0.005mm以上0.08mm以下の粒径を有することを特徴とする窒化処理部材のショットピーニング方法。
  3. 請求項1または2に記載の窒化処理部材のショットピーニング方法により処理されることを特徴とする窒化処理部材。
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