JP2007055270A - 封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントおよび封緘装置の粘着シート交換方法 - Google Patents

封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントおよび封緘装置の粘着シート交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】封緘装置の粘着シートの交換作業を正確に、また、簡易に行うことができる封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントおよび封緘装置の粘着シート交換方法を提供する。
【解決手段】粘着シート交換用アタッチメント79は、供給リール装着用筒76bと巻取りリール装着用筒78bの間で転写ローラ装着用筒80に粘着シート1が掛け渡された状態で容器88に収容される。容器88内で転写ローラ82等の配置と対応して位置決め、固定された転写ローラ装着用筒80、供給リール装着用筒76bおよび巻取りリール装着用筒78bのそれぞれのセンターを転写ローラ82、供給リール84、巻取りリール86のそれぞれのセンターに合わせて、粘着シート交換用アタッチメント79を奥に突き当たるまで、差し込み、容器88を開いて取り外す。また、転写ローラ装着用筒80を転写ローラ82から引き抜く。
【選択図】図13

Description

本発明は封緘装置に関し、より詳細には、糊付けに用いる封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントおよび封緘装置の粘着シート交換方法に関する。
従来から、事務作業等における少部数の封筒の封緘作業は、水糊やスティックタイプの半固形の糊等を用いて、封筒のフラップ(折り返し)部分に糊を付着させて、手でフラップ部分を折り返した後に押さえてフラップ部分を封筒本体に貼り付けることが封筒1枚毎に繰り返して行われていた。
しかしながら、小部数とはいえ、手作業による封緘作業を日常的に繰り返すことは作業効率上好ましくない。また、部数が多くなると封緘作業に時間がかかりすぎてしまう。
これに対して、大量の封筒の封緘作業を行うために、糊の塗布手段として熱溶解性の接着剤を入れた糊容器と接着剤を溶解するためのヒータと塗布具等を設け、封緘作業を自動的に行う封緘装置が提案されている(例えば特許文献1)。
しかしながら、この封緘装置は、接着剤の保管や補充の作業が必要となるだけでなく、定期的に塗布手段部分の清掃を行わなければならず、装置の維持管理に多大な労力を払わなければならない。
上記の封緘装置の不具合に鑑み、粘着膜を付着させたテープ状のセパレータを用いた貼着機構を設けた封緘装置も提案されている(例えば特許文献2)。この場合、移動中の封筒が所定の位置に来たことをセンサで検知し、粘着膜を封筒の貼着部に転移する構成とされている。
しかしながら、上記の粘着膜を付着させたテープ状のセパレータを用いた貼着機構を設けた封緘装置は、フラップの折り曲げ手段と粘着膜の付着手段がそれぞれ独立に設けられ、かつ独立して作用するように構成されており、また、センサで封筒の移動を検知して、各種制御手段を用いて制御するため、装置が複雑でコストが高くなる。
また、封緘する封筒の幅寸法が異なると、粘着膜を付着させたテープの幅寸法を変更する必要があるため、テープの幅寸法の異なる多種類の接着テープを準備する必要があり、さらにまた、接着テープの交換作業が煩雑である。
またさらに、装置の構造上、封筒のフラップの端部(封筒の長さ方向のフラップ上端部)まで粘着剤を貼着できないので、フラップの端部が捲れてしまい、場合によっては封緘部が剥がれてしまうおそれがある。
そこで、本発明者は、上記の問題点に鑑みて鋭意検討した結果、封緘処理数が例えば1〜1000部前後の多様な寸法の封筒を、簡易な構造で安価な装置を用いて効率的に封緘することができる封緘装置を開発した(特許文献3)。
この封緘装置の詳細な構造および作用については後述するが、要するに、フィルム基材上に粘着剤層を設けた粘着シートが掛け渡される転写ローラと、転写ローラの直下に先端が位置するように転写ローラの下方に配置されるフラップ折り返し位置決め板と、転写ローラに対向して配置されるシリコンゴムからなる補助ローラと、フラップ折り返し位置決め板の下方に配置される、封筒を載せる載置板を備え、フラップ折り返し位置決め板の先端にフラップの折り返し位置が重なるとともにフラップをフラップ折り返し位置決め板の先端から補助ローラ側に突き出すように位置決めして載置板に載せられる封筒を、補助ローラがフラップ折り返し位置決め板の先端を中心点として回動してフラップを折り返し、さらにフラップを転写ローラに押圧して、フラップに粘着剤を転写するように構成したものである。このとき、粘着シートが巻回された供給リールと粘着シートを巻き取る巻取りリールの間で粘着シートが転写ローラに掛け渡される。
この封緘装置によれば、多様な寸法の封筒を、簡易な構造で安価な装置を用いて効率的に封緘することができる。また、フラップの幅方向(封筒の幅方向)全幅にわたって、又、フラップの後端から先端方向(封筒の長さ方向)にわたって粘着剤を転写できるため、確実に封緘することができる。
特開昭60−172629号公報 特開平7−16957号公報 特許第3821445号公報
上記のように、本発明者の発明に係る封緘装置は、効率的に封緘することができるため、大量の封筒を封緘処理して装置に装着された粘着シートを比較的短時間で使い終わった後に新しい粘着シートを装着する作業を頻繁に繰り返すことが必要となる。
このとき、粘着シートを巻回した供給リール装着部と、粘着シートを巻き取るための巻取りリール装着部の間に粘着シートを掛け渡した、いわばオープンリールタイプの粘着シート交換部品を、転写ローラに粘着シートを掛け渡しながら、供給リールおよび巻取りリールに装着することになる。
ところが、交換部品が、例えば、いわゆるカセットテープ方式のものであれば、カセットテープをそのままカセットデッキ等の装置に装着することにより、手順を誤ることなく簡単に交換することができるが、上記封緘装置の場合、使用者が上記の交換部品を装着する作業を行うときに、転写ローラに粘着シートを掛け渡す手順を忘れたまま供給リールおよび巻取りリールに交換部品を装着してしまう不具合が起こりえる。また、使用者が装着手順を理解していたとしても、供給リール装着部からの粘着シートの引き出し量を調整し、転写ローラに粘着シートを掛け渡した状態で、供給リール装着部を供給リールに、および巻取りリール装着部を巻取りリールにそれぞれ装着する作業は、煩雑である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、封緘装置の粘着シートの交換作業を正確に、また、簡易に行うことができる封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントおよび封緘装置の粘着シート交換方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントは、
封筒のフラップに粘着剤を転写し、フラップを折り返して封筒本体にフラップを貼着させて封緘する封緘装置であって、それぞれの同一方向側の一端が支持板に回動可能に取り付けられるとともに他の一端が自由端状態に設けられる、フィルム基材上に粘着剤層を設けた粘着シートが巻回された供給リールと該粘着シートを巻き取る巻取りリールの間で該粘着シートが掛け渡される転写ローラと、該転写ローラの直下に先端が位置するように該転写ローラの下方に配置されるフラップ折り返し位置決め板と、該転写ローラに対向して配置されるシリコンゴムからなる補助ローラと、該フラップ折り返し位置決め板の下方に配置される、該封筒を載せる載置板を備え、該フラップ折り返し位置決め板の先端に該フラップの折り返し位置が重なるとともに該フラップを該フラップ折り返し位置決め板の先端から補助ローラ側に突き出すように位置決めして該載置板に載せられる封筒を、該補助ローラが該フラップ折り返し位置決め板の先端を中心点として回動して該フラップを折り返し、さらに該フラップを該転写ローラに押圧して、該フラップに粘着剤を転写するように構成してなる封緘装置に用いる粘着シート交換用アタッチメントであって、
該粘着シートを巻回した供給リール装着用筒と、該粘着シートの始端が係止され、該粘着シートを巻き取るための巻取りリール装着用筒と、該転写ローラに仮に装着する転写ローラ装着用筒を備え、
該供給リール装着用筒と該巻取りリール装着用筒の間で該転写ローラ装着用筒に該粘着シートが掛け渡された形態で容器に収容されてなることを特徴とする。
また、本発明に係る封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントは、好ましくは、前記容器が、前記容器が、箱体状であり、前記供給リール、前記巻取りリールおよび前記転写ローラの配置に対応して設けられる、供給リール装着用筒、巻取りリール装着用筒および転写ローラ装着用筒を配置する固定部を備え、該固定部が2つの対向する主面に設けられる半割円状の収容部と、フラッパ状部で構成されることを特徴とする。
また、本発明に係る封緘装置の粘着シート交換方法は、上記の封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントを用いた封緘装置の粘着シート交換方法であって、
使用済みの供給リール装着用筒および巻取りリール装着用筒を供給リールおよび巻取りリールの自由端側から引き抜いて取り外す工程と、粘着シート交換用アタッチメントの半割円状の収容部を上側に位置した状態で、該自由端側から粘着シート交換用アタッチメントを供給して、粘着シート交換用アタッチメントの供給リール装着用筒を供給リールに、巻取りリール装着用筒を巻取りリールにおよび転写ローラ装着用筒を転写ローラに装着する工程と、転写ローラ装着用筒のみを転写ローラから引き抜いて取り外す工程と、容器を取り外す工程を有することを特徴とする。
本発明に係る封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントは、粘着シートを巻回した供給リール装着用筒と、粘着シートを巻き取るための巻取りリール装着用筒と、転写ローラに仮に装着する転写ローラ装着用筒を備え、供給リール装着用筒と巻取りリール装着用筒の間で転写ローラ装着用筒に該粘着シートが掛け渡された形態で容器に収容されているので、供給リール装着用筒を供給リールに、巻取りリール装着用筒を巻取りリールにおよび転写ローラ装着用筒を転写ローラにそれぞれ装着した後、転写ローラ装着用筒を転写ローラから引き抜いて取り外すことで、封緘装置の粘着シートの交換作業を正確に、また、簡易に行うことができる。
また、本発明に係る封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントは、容器が、箱体状であり、供給リール、巻取りリールおよび転写ローラの配置に対応して設けられる、供給リール装着用筒、巻取りリール装着用筒および転写ローラ装着用筒を配置する固定部を備え、固定部が2つの対向する主面に設けられる半割円状の収容部と、フラッパ状部で構成されるため、また、本発明に係る封緘装置の粘着シート交換方法は、上記の封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントを用いた封緘装置の粘着シート交換方法であって、使用済みの供給リール装着用筒および巻取りリール装着用筒を供給リールおよび巻取りリールの自由端側から引き抜いて取り外す工程と、粘着シート交換用アタッチメントの半割円状の収容部を上側に位置した状態で、該自由端側から粘着シート交換用アタッチメントを供給して、粘着シート交換用アタッチメントの供給リール装着用筒を供給リールに、巻取りリール装着用筒を巻取りリールにおよび転写ローラ装着用筒を転写ローラに装着する工程と、転写ローラ装着用筒のみを転写ローラから引き抜いて取り外す工程と、容器を取り外す工程を有するため、粘着シート交換用アタッチメントの各部材をそのまま、対応する供給リール、巻取りリールおよび転写ローラに装着することで、本発明の効果をより好適に発揮することができる。
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本実施の形態に係る封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントおよび封緘装置の粘着シート交換方法が好適に適用される封緘装置について説明する。
図1〜3を参照して、封緘装置の構造を説明する。図1は、封緘装置の概略平面図であり、装置の安全カバーや転写ローラ等の後述する粘着剤転写手段を外した状態を示す。また、図2は、図1中、矢印A方向から見た封緘装置の内部の概略側面図である。また、図3は、補助ローラ回動手段の組立て分解斜視図である。
封緘装置20は、構造部品を収容する本体フレーム22と、図1中、矢印X1−X2方向に移動可能に設けられた一対のアーム24を介して矢印X1−X2方向に移動可能な封筒ストッパー(封筒サイズ変更板)17を備える。
封緘装置20は、上端中央に例えば反射式のセンサ26が設けられる。また、フラップ折り返し位置決め板6が設けられるとともに、フラップ折り返し位置決め板6の下方の、フラップ折り返し位置決め板6と重なる位置に封筒を載せる載置板15が配置される。なお、参照符合4は補助ローラを、参照符合13はプレスローラを、参照符合14は送りローラを、それぞれ示す。これらの部材についてはさらに後述する。
封緘する封筒(図1中、矢印Eで示す。)は、図1中、フラップ折り返し位置決め板6の先端(図1中、矢印Bで示す。)にフラップE1の折り返し位置(図1中、矢印Cで示す。)を合わせ、フラップE1を補助ローラ4側に突き出すように位置決めして、下方から上方に向けて封緘装置20に差し込まれ、本体フレーム22の上端の壁22aに封筒Eが突き当たった状態で、載置板15の上に配置される。これにより、センサ26が封筒Eを検知して、装置が駆動され、後述する封緘処理が自動的に行われる。
なお、封筒Eを上記のように封緘装置20にセットした後、封筒ストッパー17をX1方向に移動させて、封筒Eの後端(図1中、右端)に突き当たったところで封筒ストッパー17を止めておくと、以降、同一寸法の封筒Eの封緘作業を繰り返すときには、フラップE1を上記のように位置決めする代わりに封筒Eの後端を封筒ストッパー17に当接させることで、フラップE1を簡単に位置決めすることができる。
図2を参照して、封緘装置20の構造をさらに説明する。
封緘装置20は、粘着剤転写手段30と、補助ローラ4および補助ローラ回動手段32と、上記したプレスローラ13および送りローラ14を有する。
粘着剤転写手段30は、供給リール2と、転写ローラ19と、巻取りリール3を備える。
供給リール2には、フィルム基材上にほぼ全幅にわたって粘着剤を塗布または貼付して粘着剤層を形成した粘着シート1が巻回される。粘着シート1は、供給リール2から引き出されて転写ローラ19に掛け渡され、さらに、粘着剤が剥離された粘着シート1は巻取りリール3で巻き取られるように構成される。なお、図2(および図3以下の各図)において、本体フレーム22への供給リール2、転写ローラ19および巻取りリール3の取り付け状態の表示を便宜上省略しているが、供給リール2、転写ローラ19および巻取りリール3それぞれの同一方向側の一端が、図1に示す壁(支持板)22aに回動可能に取り付けられるとともに他の一端が自由端状態に設けられる。
このとき、大量の封筒の封緘処理を行い、粘着剤転写手段30にセットした粘着シート1を使い切った後に、新しい粘着シート1を簡単にセットできるように、粘着シートを巻回した供給リール装着用筒が供給リールに、および粘着シートの始端が係止された粘着シートを巻き取るための巻取りリール装着用筒が巻取りリールにそれぞれ着脱、交換可能に装着される。この本実施の形態に係る、供給リール装着用筒、巻取りリール装着用筒を備えた粘着シート交換用アタッチメントおよび粘着シート交換方法の詳細は、後述する。
供給リール2および巻取りリール3の間には無端状ベルト5が掛け回される。供給リール2、転写ローラ19および巻取りリール3は、詳細を後述するように、転写ローラ19に掛け渡された粘着シート1が、粘着シート1に密着した封筒EのフラップE1の移動に伴って移動することによって、それぞれが連動して回転する。
粘着シート1は、封緘装置20で処理予定の幅寸法の異なる多種類の封筒のうちで最大の幅寸法のものに幅寸法を合わせる。但し、これに限らず、粘着シート1の幅寸法を、例えば、最も処理頻度の高い封筒の幅寸法に合わせてもよく、この場合、最も処理頻度の高い封筒よりもさらに幅の大きい封筒については、装置寸法の異なる別の封緘装置で処理する。
なお、図2等に示すように、封緘装置20において、転写ローラ19、供給リール2および巻取りリール3は、この順に配列されているが、これに限らず、供給リール2および巻取りリール3の順序を入れ替えて配列してもよい。また、転写ローラ19は、機構上、フラップ折り返し位置決め板6に近接した高さに配置することが必要であるが、供給リール2および巻取りリール3については、両者の相対的な位置関係を含め、高さ方向の配置に制限はない。ただし、粘着シート1を巻回した供給リール装着用筒を装着した供給リール2がフラップ折り返し位置決め板6に当接しない限度で供給リール2の高さ位置をフラップ折り返し位置決め板6よりも高くすることは当然である。一方、供給リール2および巻取りリール3をできるだけフラップ折り返し位置決め板6に近づけた低い高さに設けると、封緘装置20の高さ寸法を小型化するうえで好ましい。
補助ローラ4および補助ローラ回動手段32について、図3の補助ローラ回動手段32の組立て分解斜視図をさらに参照して説明する。
補助ローラ回動手段32は、ほぼL字状に形成されたアングル34と、リンク機構42と、スライド板7を有する。
アングル34の一端に補助ローラ4が軸止される。アングル34の折り曲がり箇所(ヒンジ箇所)の軸孔に軸部材(主軸)40が挿通され、軸部材40の一端は本体フレーム22の側壁22bに形成された孔49、後述するスリット50およびスライド板7に形成されたスリット38を挿通してねじ37で固定される。アングル34の他の一端である支持アーム8はコイルスプリング12の一端に係止され、コイルスプリング12の他の一端は本体フレーム22に係止される(図示せず。)。
前記したフラップ折り返し位置決め板6は、一側にスリット50が形成されたアングル状の係合部材6aが延出される。係合部材6aのスリット50が形成された部分がスライド板7に被されて、スリット50とスリット38が重なる状態として、フラップ折り返し位置決め板6がスリット36を挿通して装置本体の内部に延出、配置される。これにより、フラップ折り返し位置決め板6がスライド可能に構成される(前進手段)。
スライド板7には、本体フレーム22の側壁22bに形成されたスリット44を挿通して装置本体の内部に延出する棒状の係合部材9の一端が固着される。また、スリット38、50を挿通する係合部材(スライド板ガイドねじ)45が本体フレーム22の側壁22bに固着される。
リンク機構42は、クランク10および連結部材11を有する。クランク10の一端には回転軸46の一端が固着され、回転軸46の他の一端は本体フレーム22の側壁22bを挿通して、装置本体の内部に設けられる駆動源47に接続される。クランク10の他の一端は、クランク10よりも長さ寸法が大きい連結部材11の一端に回動可能に係合される。連結部材11の他の一端は、ボス状(突起状)に形成された係合部材48によってスライド板7に回動可能に係合される。
プレスローラ13および送りローラ14は、図2に示すようにそれぞれ一対設けられる。プレスローラ13および送りローラ14は、いずれも、内容物の収容された封筒の厚みの変化に対応できるように、例えば、コイルスプリングによって一対のローラが当接するように付勢され、あるいはまた、弾性変形に富む材料でローラが形成される。
上記のように構成される封緘装置20の作用を、図4〜図7を参照して説明する。なお、図4〜図7では、各部材を見やすくするために、図3に示した本体フレーム22の側壁22bの表示を省略している。
図4は、封緘装置本体の載置板15と、フラップ折り返し位置決め板6との間に封筒Eをセットし、封筒ストッパー17で、封筒EのフラップE1の折り目部分Cを先フラップ折り返し位置決め板6の先端部に合わせた状態を示す。フラップE1は、フラップ折り返し位置決め板6の位置から補助ローラ4の上方に突き出た状態となっている。このとき、クランク34の支持アーム8はコイルスプリング12によって左方向に付勢力を加えられた状態にあるが、係合部材9に当接して動きを規制されている。
図4の状態で、センサ26が作働すると、駆動源47により回転軸46が回転し、図5に示すようにクランク10が回転軸46を支点として約45゜時計回り方向に回転し、連結板11の係合部材48の箇所が左方向に移動する。これにより、係合部材45および軸部材40を2つの支点として、スライド板7が左方向に移動する。このとき、スライド板7に固着された係合部材9も左方向に移動するため、係合部材9が移動した分だけ軸部材40を支点として支持アーム8が時計回り方向に回動し、クランク34に一端を固着された補助ローラ4がフラップ折り返し位置決め板6の先端を中心点として回動して立ち上がり、フラップE1を押し上げ、折り曲げ、さらに、フラップE1を転写ローラ19に当接させる。このように、補助ローラ4と転写ローラ19の間にフラップE1を挟持することにより、粘着シート1の粘着剤がフラップE1の全幅にわたって線状にフラップE1に転写される。
なお、図5および以下に説明する図6、図7において、クランク10の補助ローラ4を支承する部材の一部を破断して、フラップ折り返し位置決め板6の先端等の位置が分かりやすいように表示している。
続いて、図6に示すように、クランク10がさらに回転すると、係合部材48のボス部分に当接したフラップ折り返し位置決め板6がスライド板7とともに左方向にさらにスライドし、フラップ折り返し位置決め板6にフラップE1が当接する封筒Eを左方向(進行方向)に移動させる。そして、フラップE1の折り曲げ部分が左方向に移動することにより、フラップE1が折り返され、さらには転写ローラ19と補助ローラ4の間から引き抜かれることで、フラップE1に粘着剤を転写した粘着シート1がフラップE1の移動に伴って移動し、粘着シート1が巻回され、あるいは掛け渡された供給リール2、転写ローラ19および巻取りリール3さらには補助ローラ4が連動して回転する。これにより、フラップE1の上端部(先端部)まで粘着剤が帯状に確実に転写される。
図5および図6の粘着剤の転写工程において、フラップE1の幅寸法が粘着シート1の幅寸法よりも小さい場合、粘着シート1のフラップE1からはみ出した部分は補助ローラ4に当接する。粘着シート1のこの部分には転写されない粘着剤が残っているが、補助ローラ4がシリコンゴムでできているため、補助ローラ4に付着して汚損することがない。
さらに図7に示すように、粘着剤を転写処理された封筒Eがフラップ折り返し位置決め板6によってプレスローラ13まで搬送され、プレスローラ13によって加圧・接着され封止(封緘)される。そして、クランク10がさらに回転して図4の状態に戻り、センサ26が封筒の通過を検知して駆動源47を停止する。その後、センサ26と連動して駆動源47の停止後に一定時間動作するようにマイクロスイッチで制御される駆動源(図示せず。)に付勢されて回転する送りローラ14によって、封止された封筒Eが装置の外部に排出されて封緘作業が完了する。
以上説明した封緘装置20は、多様な寸法の封筒を、簡易な構造で安価な装置を用いて効率的に封緘することができる。また、フラップの幅方向(封筒の幅方向)全幅にわたって、又、フラップの後端から先端方向(封筒の長さ方向)にわたって粘着剤を転写できるため、確実に封緘することができる。
つぎに、上記の封緘装置に好適に適用される、本実施の形態に係る封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントおよび封緘装置の粘着シート交換方法について説明する。
なお、以下の説明に使用する以下の各図において、封緘装置の構成部品は、基本的に封緘装置20の構成部品と対応するものであるため、参照符号を省略する。また、封緘装置の一部の構成が上記の封緘装置20と異なることがあるが、本実施の形態の説明上、支障を来たすものではない。
まず、封緘装置の粘着シート交換用アタッチメント(以下、他の実施の形態の説明を含め、単にアタッチメントということがある)の第一の実施の形態例について、図8を参照して説明する。
図8に示すアタッチメント50aは、粘着シート1を巻回した供給リール装着用筒52と、粘着シート1の始端が係止され、粘着シート1を巻き取るための巻取りリール装着用筒54と、転写ローラに仮に装着する転写ローラ装着用筒56を備える。各筒52、54、56は、適宜の材料で形成することができ、例えば安価な紙管を好適に用いることができる。供給リール装着用筒52および巻取りリール装着用筒54は、それぞれ供給リールおよび巻取りリールに装着し、固定した状態で使用するものであるため、供給リールおよび巻取りリールの形状にフィットした形態に形成するが、転写ローラ装着用筒56は転写ローラに仮に装着し、その後取り外すものであるため、形状や寸法に制限はなく、例えば、転写ローラに緩やかに取り付けられる程度の大きさの中空直方体の筒状形状に形成してもよい。
粘着シート1は、例えば、フィルム基材上に粘着剤層を設けた糊部の全長が10mであり、糊部の始端側には例えば緑色に着色した粘着剤層を設けていないフィルム基材(ブルーリーダー)が延出され、供給リール装着用筒52に係止される後端側には、例えばオレンジ色に着色した粘着剤層を設けていないフィルム基材(オレンジリーダー)が延出される。なお、粘着シート1の上記の構成は以下の他の実施の形態例においても同様である。
そして、供給リール装着用筒52と巻取りリール装着用筒54の間で転写ローラ装着用筒56に粘着シート1が掛け渡された形態で、例えば紙製等の適宜の容器58に収容される。供給リール装着用筒52、巻取りリール装着用筒54および転写ローラ装着用筒56は、例えば、搬送、保管等のために容器56を取り扱う際に、これらの部材ががたつかない程度に、例えばバンド止めその他の適宜の手段で容器58内に着脱可能に固定される(図示せず。)。
使用済みの供給リール装着用筒および巻取りリール装着用筒を新品に交換するとき、まず、使用済みの供給リール装着用筒および巻取りリール装着用筒をそれぞれ対応する供給リールおよび巻取りリールから取り外す。
ついで、アタッチメント50aの容器56から供給リール装着用筒52、巻取りリール装着用筒54および転写ローラ装着用筒56を一体として取り出し、供給リール装着用筒52を供給リールに、巻取りリール装着用筒54を巻取りリールにおよび転写ローラ装着用筒56を転写ローラに、それぞれ装着する。
ついで、転写ローラ装着用筒56を転写ローラから引き抜いて取り外す。その後、各部材の位置決め調整や、粘着シート1の使用開始時の位置決め調整およびテンション調整等の適宜の調整を行うことで、粘着シートの交換が完了する。
第一の実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換用アタッチメント50aによれば、封緘装置の粘着シートの交換作業を正確に、また、簡易に行うことができる。
また、アタッチメント50aの粘着シート1には、上記のように両端にブルーリーダーおよびオレンジリーダーが設けられているため、封緘装置に供給リール装着用筒52等の各部材を装着する際の一種のマーカーとして利用することができる。また、このとき、封緘装置の本体フレームの、粘着シート1等を覆う天板部分の供給リール装着用筒52の上方位置に開口を設けておくと、天板部分を開くことなく開口から覗いたときに、粘着シート1のオレンジリーダーが見えると、供給リール装着用筒52に巻回された粘着シート1が無くなったことを知ることができる。
つぎに、封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントの第二の実施の形態例について、図9および図10を参照して説明する。
第二の実施の形態例に係るアタッチメントは、容器60が、例えば図9に展開図を示すような形状の、例えば1枚の紙製のシート60aを用いて、図10に組み立て途中の状態を示す箱体状に組み立てたものである。なお、容器60を1枚のシート60aで形成する代わりに、複数のパーツを用いて組み立ててもよいことは勿論である。
容器60には、図10に示すように、1つの主面62aの両側に1対の半割円状の収容部64a、64bが対向して設けられ、他の1つの主面62bの両側に5つの舌片状のフラッパ状部66a〜66eが対向して設けられる。これら収容部64a、64bおよびフラッパ状部66a〜66eは、供給リール装着用筒52、巻取りリール装着用筒54および転写ローラ装着用筒56aを配置する固定部となる。ただし、図9では転写ローラ装着用筒56a用の収容部は設けられていない。
ここで、容器60に収容される供給リール装着用筒52等の各部材は、基本的に、第一の実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換用アタッチメント50aと同様の形状の各部材が、粘着シート1を巻回、係合あるいは掛け渡した状態のものを用いる。ただし、転写ローラ装着用筒56aは、粘着シート1を巻回した、大径の供給リール装着用筒52と同様の径寸法(高さ寸法)で、転写ローラに緩やかに装着することができる程度の大きさの例えば直方体形状に形成される(図11以降参照)。なお、これに代えて、転写ローラ装着用筒56aを図8の転写ローラ装着用筒56と同様に円筒状に形成し、収容部64a、64bと同様の固定部に配置してもよい。
そして、収容部64a、64bの矢印Aで示す部分に供給リール装着用筒52を、矢印Bで示す部分に巻取りリール装着用筒54を、および収容部64a、64bの設けられていない矢印Cで示す部分に転写ローラ装着用筒56aを、それぞれ配置し、図10中、矢印D方向に容器60を折りたたんで、舌片部68をスリット70に差し込むことにより、容器60が閉じられる。このとき、供給リール装着用筒52等の各部材が、主面62aの収容部64a、64bまたは主面62a自体と、主面62bのフラッパ状部66a〜66eの間に挟持され、容器60を搬送等する際にがたつかない程度に固定される。ここで、容器60内で固定された供給リール装着用筒52等の各部材のセンターの相対位置が封緘装置に設けられる供給リール、巻取りリールおよび転写ローラのそれぞれのセンターの相対位置と一致するように、あらかじめ、容器60の形状、寸法が設定される。このとき、装置の構造上、供給リール装着用筒52等を装着する巻取りリールおよび転写ローラのセンターレベルと転写ローラのセンターレベルが異なるが、転写ローラ装着用筒56aが転写ローラに比べて大きな寸法に形成されており、また、転写ローラ装着用筒56aは仮に装着するものであるため、センター合わせを行ううえで支障はない。
つぎに、上記第二の実施の形態例に係るアタッチメントを用いた本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法を説明する。
使用済みの供給リール装着用筒および巻取りリール装着用筒を供給リールおよび巻取りリールの自由端側から引き抜いて取り外し、粘着シート交換用アタッチメントの半割円状の収容部64a、64bを上側に位置した状態で、言い換えれば、容器60の天地を逆にした状態で、自由端側から粘着シート交換用アタッチメントを供給して、供給リール装着用筒52を供給リールに、巻取りリール装着用筒54を巻取りリールにおよび転写ローラ装着用筒56aを転写ローラに、それぞれ装着する。ついで、容器60を開いて、転写ローラ装着用筒56aに掛け渡した粘着シートを転写ローラに残した状態で転写ローラ装着用筒56aを転写ローラから引き抜いて取り外す。ついで、容器60を引き抜く。その後は、第一の実施の形態例で説明したように、各部材の位置決め調整や、粘着シート1の位置決め調整等の適宜の調整を行うことで、粘着シートの交換が完了する。なお、例えば容器の構造を適宜変更等することで、容器60を開く手順および転写ローラ装着用筒56aを引き抜く手順の2つの手順を適宜入れ替えることができる。
上記の本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法によれば、粘着シート交換用アタッチメントの供給リール装着用筒等の各部材を供給リール等の各部材の対応する位置に位置決めして装着した後、開いた容器を取り除くだけで、簡単でかつ正確に供給リール装着用筒等の各部材を供給リール等の各部材に取り付けることができる。
また、このとき、供給リール、巻取りリールおよび転写ローラと、封緘装置の例えばフラップ折り返し位置決め板等の他の部材との離間間隔が小さい場合であっても、容易に、粘着シート交換用アタッチメントの各部材を取り付け、容器を取り外すことができる。
なお、粘着シートの交換に際し、最初に第二の実施の形態例に係るアタッチメントの容器60を開いて、第一の実施の形態例で説明したように、容器60から供給リール装着用筒52、巻取りリール装着用筒54および転写ローラ装着用筒56aを一体として取り出し、供給リール装着用筒を供給リールに、巻取りリール装着用筒を巻取りリールにおよび転写ローラ装着用筒を転写ローラに、それぞれ装着してもよい。
ここで、上記本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法について、図11〜図18を参照してさらに詳細に説明する。
まず、図11に示すように、封緘装置20の上カバー72を手前から持ち上げて開いた後、供給リール装着用筒等を装置に固定している固定部材(紙管ガイド)74に係合するロックレバー76を開いて、固定部材74の固定を解除し、さらに固定部材74を手前に引く。
ついで、図12に示すように、固定部材74を左上方に持ち上げた後、使用済みの供給リール装着用筒76aおよび巻取りリール装着用筒78aを同時に手前に引き抜く。
ついで、図13に示すように、供給リール装着用筒76bと巻取りリール装着用筒78bの間で転写ローラ装着用筒(ガイド紙)80に粘着シート1が掛け渡された状態で容器88に収容された粘着シート交換用アタッチメント79を準備し、供給リール装着用筒76bおよび巻取りリール装着用筒78bのそれぞれのセンターを供給リール84および巻取りリール86のそれぞれのセンターに位置決めするとともに転写ローラ装着用筒80を転写ローラに装着し、粘着シート交換用アタッチメント79を奥に突き当たるまで、差し込む。
ついで、図14に示すように、粘着シート交換用アタッチメント79の容器88を剥がすようにして右方向に開いて粘着シート1を露出させ、容器88の開いた部分を手にもってそのまま引き抜いて、容器88を全て取り外す。
ついで、図15に示すように、転写ローラ装着用筒80を手前方向に転写ローラ82から引き抜く。
ついで、図16に示すように、転写ローラ82に固着されたプーリー90を回転させながら、供給リール84および巻取りリール86のそれぞれに設けられたピン92a、92bに、供給リール装着用筒76bおよび巻取りリール装着用筒78bのそれぞれに形成された切込み部94a、94bを順次合わせて、供給リール装着用筒76bを供給リール84に、および巻取りリール装着用筒78bを巻取りリール86にそれぞれセットする。
ついで、図17に示すように、固定部材74を下げた後、供給リール装着用筒76bが装着された供給リール84等の方向に押し込んで、供給リール84等を固定した後、ロックレバー76を固定部材74に係止し、固定する。
ついで、図18に示すように、プーリー90を反時計回り方向に回転させて、粘着シート1の粘着剤層を設けた糊部の始端を所定のスタート位置まで送り込んだ後、上カバー72を閉じることにより、粘着シートの交換が完了する。
なお、図18中、参照符号96で示す上カバー72に形成されたスリットは、前記した粘着シート1の未使用分が無くなったことを示すオレンジリーダーが現れたことを確認するためののぞき窓である。
本実施の形態の封緘装置の一部の部品を省略して示した概略平面図である。 図1の封緘装置の内部構造を説明するための概略側面図である。 補助ローラ回動手段の組立て分解斜視図である。 本実施の形態の封緘装置の動作を説明するためのものであり、封緘する封筒を挿入セットした状態を示す図である。 本実施の形態の封緘装置の動作を説明するためのものであり、封筒のフラップの折り目部分を折り曲げて、転写ローラと補助ローラにて挟持し加圧させた状態を示す図である。 本実施の形態の封緘装置の動作を説明するためのものであり、フラップに、粘着剤層が転写される状態を示す図である。 本実施の形態の封緘装置の動作を説明するためのものであり、フラップに粘着剤層を転写させた後、封緘する封筒をプレスローラに搬送する状態を示す図である。 封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントの第一の実施の形態例を示す図である。 封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントの第二の実施の形態例に用いる容器の展開図である。 図9の展開容器の組み立て途中の状態を示す図である。 本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法を説明するためのものであり、使用済みの粘着シート1を封緘装置から取り出すために封緘装置の上カバーを開いた状態を示す図である。 本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法を説明するためのものであり、使用済みの粘着シート1を封緘装置から取り出す状態を示す図である。 本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法を説明するためのものであり、粘着シート交換用アタッチメントを封緘装置に供給する状態を示す図である。 本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法を説明するためのものであり、粘着シート交換用アタッチメントの容器を開いた状態を示す図である。 本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法を説明するためのものであり、転写ローラ装着用筒を引き抜く状態を示す図である。 本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法を説明するためのものであり、供給リール装着用筒等を供給リール等に固定する状態を示す図である。 本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法を説明するためのものであり、供給リール装着用筒を装着した供給リール等を固定する状態を示す図である。 本実施の形態例に係る封緘装置の粘着シート交換方法を説明するためのものであり、粘着シートを位置決めした後、上カバーを閉じるまでの状態を示す図である。
符号の説明
1 粘着シート
2、84 供給リール
3、86 巻取りリール
4 補助ローラ
5 無端状ベルト
6 フラップ折り返し位置決め板
6a 係合部材
7 スライド板
8 支持アーム
9、45、48 係合部材
10 クランク
11 連結部材
12 コイルスプリング
13 プレスローラ
14 送りローラ
15 載置板
17 封筒ストッパー
19、82 転写ローラ
20 封緘装置
22 本体フレーム
22a 壁
22b 側壁
24 アーム
26 センサ
30 粘着剤転写手段
32 補助ローラ回動手段
34 アングル
37 ねじ
40 軸部材
42 リンク機構
46 回転軸
47 駆動源
50a アタッチメント
52、76a、76b 供給リール装着用筒
54、78a、78b 巻取りリール装着用筒
56、80 転写ローラ装着用筒
58、60、88 容器
60a シート
62a、62b 主面
64a、64b 収容部
66a〜66e フラッパ状部
72 上カバー
74 固定部材
76 ロックレバー
79 粘着シート交換用アタッチメント
90 プーリー

Claims (3)

  1. 封筒のフラップに粘着剤を転写し、フラップを折り返して封筒本体にフラップを貼着させて封緘する封緘装置であって、それぞれの同一方向側の一端が支持板に回動可能に取り付けられるとともに他の一端が自由端状態に設けられる、フィルム基材上に粘着剤層を設けた粘着シートが巻回された供給リールと該粘着シートを巻き取る巻取りリールの間で該粘着シートが掛け渡される転写ローラと、該転写ローラの直下に先端が位置するように該転写ローラの下方に配置されるフラップ折り返し位置決め板と、該転写ローラに対向して配置されるシリコンゴムからなる補助ローラと、該フラップ折り返し位置決め板の下方に配置される、該封筒を載せる載置板を備え、該フラップ折り返し位置決め板の先端に該フラップの折り返し位置が重なるとともに該フラップを該フラップ折り返し位置決め板の先端から補助ローラ側に突き出すように位置決めして該載置板に載せられる封筒を、該補助ローラが該フラップ折り返し位置決め板の先端を中心点として回動して該フラップを折り返し、さらに該フラップを該転写ローラに押圧して、該フラップに粘着剤を転写するように構成してなる封緘装置に用いる粘着シート交換用アタッチメントであって、
    該粘着シートを巻回した供給リール装着用筒と、該粘着シートの始端が係止され、該粘着シートを巻き取るための巻取りリール装着用筒と、該転写ローラに仮に装着する転写ローラ装着用筒を備え、
    該供給リール装着用筒と該巻取りリール装着用筒の間で該転写ローラ装着用筒に該粘着シートが掛け渡された形態で容器に収容されてなることを特徴とする封緘装置の粘着シート交換用アタッチメント。
  2. 前記容器が、箱体状であり、前記供給リール、前記巻取りリールおよび前記転写ローラの配置に対応して設けられる、供給リール装着用筒、巻取りリール装着用筒および転写ローラ装着用筒を配置する固定部を備え、該固定部が2つの対向する主面に設けられる半割円状の収容部と、フラッパ状部で構成されることを特徴とする請求項1記載の封緘装置の粘着シート交換用アタッチメント。
  3. 請求項2記載の封緘装置の粘着シート交換用アタッチメントを用いた封緘装置の粘着シート交換方法であって、
    使用済みの供給リール装着用筒および巻取りリール装着用筒を供給リールおよび巻取りリールの自由端側から引き抜いて取り外す工程と、粘着シート交換用アタッチメントの半割円状の収容部を上側に位置した状態で、該自由端側から粘着シート交換用アタッチメントを供給して、粘着シート交換用アタッチメントの供給リール装着用筒を供給リールに、巻取りリール装着用筒を巻取りリールにおよび転写ローラ装着用筒を転写ローラに装着する工程と、転写ローラ装着用筒のみを転写ローラから引き抜いて取り外す工程と、容器を取り外す工程を有することを特徴とする封緘装置の粘着シート交換方法。
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