JP2007054916A - 変速装置、工作機械及び加工方法 - Google Patents

変速装置、工作機械及び加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】切削具の振れを利用可能な変速装置を提供する。
【解決手段】
変速装置61は、主軸46と一体的に回転する回転部65と、回転部65の回転によって発電する発電機66と、発電機66の発電した電力によって回転駆動される電動機67と、電動機67によって回転駆動され、加工具Tを保持する加工具保持部68とを備え、アジャスタボルト78は、回転部65の軸心65oを主軸46の回転軸CA1に対してずらすように回転部65の位置を調整可能であり、ケース69は、回転部65を軸支するボールベアリング72と、ケース69の回転を規制するためのピン75とを有し、回転部65の軸心65oからずれた位置を回転軸とする回転部65の回転に伴って円運動可能であり、加工具保持部68は、ケース69の円運動に伴って円運動しつつ、電動機67によって回転部65よりも高速で回転する。
【選択図】図2

Description

本発明は、変速装置、工作機械及び加工方法に関する。
刃物(エンドミルやドリル等)や砥石等の加工具を主軸に取り付け、加工具を回転させて加工対象物に対して切削や研磨等の加工を行う工作機械では、主軸の回転軸(回転中心)と加工具の軸心(軸の中心、断面中心)とが一致していないと、加工具に振れが生じ、加工精度が低下することが知られている。従って、加工具の振れを防止する技術が種々提案されている(例えば特許文献1)。なお、主軸の回転によって発電する発電機と、発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、電動機によって加工具を回転させる工作機械も知られている(特許文献2参照)。
特開2002−283104号公報 特開2001−341045号公報
主軸の回転軸と加工具の軸心とのずれによって生じる加工具の振れを、加工対象物の加工の際に利用することについては着想されていなかった。
本発明の目的は、加工具の振れを利用可能な変速装置、工作機械及び加工方法を提供することにある。
本発明の第1の観点の変速装置は、加工対象物を加工する加工手段を保持し、第1の回転部に取り付けられる変速装置であって、前記第1の回転部と一体的に回転する第2の回転部と、前記第2の回転部の回転によって発電する発電機と、前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、前記第2の回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースと、前記第2の回転部の前記第1の回転部に対する位置を調整する調整手段と、を備え、前記調整手段は、前記第2の回転部の軸心を前記第1の回転部の回転軸に対してずらすように前記第2の回転部の位置を調整可能であり、前記ケースは、前記第2の回転部を軸支する軸受部と、当該ケースの回転を規制するための被回転規制部とを有し、前記第2の回転部の軸心からずれた位置を回転軸とする前記第2の回転部の回転に伴って円運動可能であり、前記保持部は、前記ケースの円運動に伴って円運動しつつ、前記電動機によって前記第2の回転部よりも高速で回転可能である。
好適には、前記保持部の回転軸は、前記第1の回転部の回転軸と平行である。
好適には、前記保持部の回転軸は、前記第1の回転部の回転軸に対して平行な方向と、直交する方向との間で移動可能である。
好適には、前記第1の回転部に取り付けられ、前記第2の回転部を保持するシャンクを更に備え、前記シャンクには、前記第2の回転部が前記第1の回転部の軸方向に挿入される穴部と、前記第1の回転部の径方向に延びて、前記穴部に連通するねじ孔とが開口し、前記調整手段は、前記ねじ孔に螺入されるボルトを有する。
好適には、前記調整手段は、電力によって動力を発生し、当該動力を前記第2の回転部に付与して前記第2の回転部の位置を調整する駆動手段を有する。
好適には、前記駆動手段は、前記発電機の発電した電力により動力を発生する。
好適には、前記第1の回転部に取り付けられ、前記第2の回転部を保持するシャンクを更に備え、前記シャンクには、前記第2の回転部が前記第1の回転部の軸方向に挿入される穴部と、前記第1の回転部の径方向に延びて、前記穴部に連通するねじ孔とが開口し、前記調整手段は、前記ねじ孔に螺入されるボルトを含み、前記駆動手段は、前記ボルトの先端と前記第2の回転部との間に配置された圧電素子である。
好適には、前記第2の回転部の軸心と前記第1の回転部の回転軸とのずれ量を検出するための検出素子を更に備える。
好適には、前記第1の回転部に取り付けられ、前記第2の回転部を保持するシャンクを更に備え、前記シャンクには、前記第2の回転部が前記第1の回転部の軸方向に挿入される穴部と、前記第1の回転部の径方向に延びて、前記穴部に連通するねじ孔とが開口し、前記調整手段は、前記ねじ孔に螺入されるボルトを有し、前記検出素子は、前記ボルトに設けられた歪ゲージである。
好適には、前記調整手段は、前記第2の回転部の軸心と前記第1の回転部の回転軸とのずれ量を検出するセンサと、前記第2の回転部に動力を付与して前記第2の回転部の位置を調整する駆動手段と、前記センサの検出結果に基づいて前記駆動手段の動作を制御する制御手段とを有する。
好適には、前記制御手段は、前記第1の回転部の回転中に前記ずれ量が変化するように前記駆動手段の動作を制御する。
本発明の第2の観点の変速装置は、加工対象物を加工する加工手段を保持し、第1の回転部に取り付けられる変速装置であって、前記第1の回転部に取り付けられるシャンクと、前記シャンクに対して固定され、前記第1の回転部と一体的に回転する第2の回転部と、前記第2の回転部の回転によって発電する発電機と、前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、前記第2の回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースと、前記第2の回転部の前記シャンクに対する位置を調整する調整手段と、を備え、前記シャンクには、前記第2の回転部が前記第1の回転部の軸方向に挿入される穴部と、前記第1の回転部の径方向に延びて、前記穴部に連通するねじ孔とが開口し、前記調整手段は、前記ねじ孔に螺入されるボルトを有する。
本発明の第3の観点の工作機械は、加工手段を回転させて加工対象物を加工する工作機械であって、主軸と、前記主軸を軸支するラムと、前記主軸と一体的に回転する回転部と、前記回転部の回転によって発電する発電機と、前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、前記回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースと、前記回転部の前記主軸に対する位置を調整する調整手段と、を備え、前記調整手段は、前記回転部の軸心を前記主軸の回転軸に対してずらすように前記回転部の位置を調整可能であり、前記ケースは、前記回転部を軸支する軸受部と、当該ケースの回転を規制するための被回転規制部とを有し、前記ラムは、前記ケースの回転を規制する回転規制部を有し、前記回転規制部は、前記回転部の軸心からずれた位置を回転軸とする前記回転部の回転に伴う前記ケースの円運動を許容可能に、前記被回転規制部に対して前記主軸の周方向においてのみ係合し、前記保持部は、前記ケースの円運動に伴って円運動しつつ、前記電動機によって前記回転部よりも高速で回転可能である。
本発明の第4の観点の工作機械は、工作機械本体と、工作機械本体に着脱される変速装置とを備え、変速装置に保持された加工手段を回転させて加工対象物を加工する工作機械であって、前記工作機械本体は、主軸と、前記主軸を軸支するラムと、当該工作機械の動作を制御する制御手段と、を備え、前記変速装置は、前記主軸と一体的に回転する回転部と、前記回転部の回転によって発電する発電機と、前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、前記回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースと、前記回転部の前記主軸に対する位置を調整する駆動手段と、を備え、前記ケースは、前記回転部を軸支する軸受部と、当該ケースの回転を規制するための被回転規制部とを有し、前記ラムは、前記ケースの回転を規制する回転規制部を有し、前記回転規制部は、前記回転部の軸心からずれた位置を回転軸とする前記回転部の回転に伴う前記ケースの円運動を許容可能に、前記被回転規制部に対して前記主軸の周方向においてのみ係合し、前記駆動手段は、前記制御手段によって動作が制御される。
好適には、前記回転規制部には、前記制御手段に接続された本体側端子が設けられ、前記被回転規制部には、前記駆動手段に接続されたツール側端子が設けられ、前記変速装置の前記主軸への着脱に伴って、前記本体側端子と、前記ツール側端子とが接続されることにより、前記駆動手段と前記制御手段とが電気的に接続される。
本発明の第5の観点の加工方法は、第1の回転部の回転により加工手段を回転させて加工対象物を加工する加工方法であって、前記第1の回転部と一体的に回転する第2の回転部と、前記第2の回転部の回転によって発電する発電機と、前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、前記第2の回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースとを配置し、前記第2の回転部の軸心を前記第1の回転部の回転軸に対してずらすように前記第2の回転部の位置を調整し、前記ケースの回転を規制しつつ、前記第2の回転部の軸心からずれた位置を回転軸とする前記第2の回転部の回転に伴って前記ケースを円運動させ、前記保持部を、前記ケースの円運動に伴って円運動させつつ、前記電動機によって前記第2の回転部よりも高速で回転させる。
本発明によれば、加工具の振れを利用することができる。
第1の実施形態
図1は、本発明を適用したマシニングセンタ1の構成を示す概略図である。マシニングセンタ1はいわゆる複合加工の可能な数値制御工作機械として構成され、工作機械本体2と、工作機械本体2に取り付けられる変速装置61とを備えている。工作機械本体2は、駆動部3と、数値制御装置(NC装置)51と、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)52とを備えている。
駆動部3は、2本のコラム38の各軸によって両端部を移動可能に支持されたクロスレール37を備えており、このクロスレール37上を移動可能に支持されたサドル44を介してラム45が鉛直方向(Z軸方向)に移動可能に設けられている。
サドル44には、水平方向にクロスレール37内を通じて図示しないねじ部が形成されており、これに外周にねじ部が形成された送り軸41が螺合している。送り軸41の一端部には、サーボモータ19が接続されており、送り軸41はサーボモータ19によって回転駆動される。送り軸41の回転駆動によって、サドル44はY軸方向に移動可能となり、これによってラム45のY軸方向の移動および位置決めが行われる。
さらに、サドル44には、鉛直方向に図示しないねじ部が形成されており、これに外周にねじ部が形成された送り軸42がねじ込まれている。送り軸42の端部には、サーボモータ20が接続されている。サーボモータ20によって送り軸42が回転駆動され、これによりサドル44に移動可能に設けられたラム45のZ軸方向の移動および位置決めが行われる。
ラム45内には、主軸モータ31が内蔵され、この主軸モータ31はラム45に回転自在に保持された主軸(第1の回転部)46を回転駆動する。主軸46の先端には、刃物(エンドミルやドリル等)や砥石等の加工具を保持する変速装置61が取り付けられる。なお、以下では、加工具や加工具が取り付けられた変速装置61を単に工具ということがある。また、図などにおいて、加工具として刃物を例示する。
ラム45の下方には、加工すべきワークが固定されるテーブル35がX軸方向に移動可能に設けられている。テーブル35には、図示しないねじ部が形成されており、これにX軸方向に沿って設けられた図示しない送り軸が螺合しており、この図示しない送り軸にサーボモータ18が接続されている。テーブル35は、サーボモータ18の回転駆動によってX軸方向の移動および位置決めが行われる。
また、2本のコラム38には、図示しないねじ部がそれぞれ形成されており、これに螺合する送り軸32aをクロスレール昇降用サーボモータ32によって回転駆動することによりクロスレール37は昇降する。自動工具交換装置(ATC)39は、主軸46に対して各種工具を自動交換する。自動工具交換装置39は、例えば、不図示のマガジンに各種加工具及び変速装置61を収納しており、不図示の交換アームによって主軸46に取り付けられている工具と、マガジンに収納されている工具とを交換する。
NC装置51は、上記のサーボモータ18,19,20およびクロスレール昇降用サーボモータ32の駆動制御を行う。NC装置51は、具体的には、予め加工プログラムで規定された位置指令(例えばGコードやFコード)に従って、サーボモータ18,19,20による変速装置61とワークとの間の位置および速度制御を行う。また、NC装置51は、加工プログラムにおいて、たとえば、Sコードで規定された主軸モータ31の回転数(単位時間当りの回転数)を解読することにより主軸46の回転数の制御を行う。
PLC52は、NC装置51および不図示の操作パネルと接続されている。このPLC52は、予め決められたシーケンスプログラムに従って、マシニングセンタ1の起動、停止を行ったり、不図示の表示部を点灯、消灯する信号を出力する等の各種シーケンス制御を行う。
また、PLC52は、主軸モータ31を駆動制御する不図示のモータドライバと接続されている。PLC52は、主軸モータ31の起動、停止および速度制御を行うための制御指令をモータドライバに出力する。
図2は、変速装置61の外観を示す図である。変速装置61は、エンドミル等の加工具Tを保持するとともに主軸46に取り付けられ、主軸46の回転を増速して加工具Tに伝達するツールとして構成されている。変速装置61は、主軸46に取り付けられるシャンク62と、加工具Tを保持するとともにシャンク62の回転を加工具Tに伝達する変速部63とを備えている。
シャンク62は、例えばテーパシャンクにより構成されており、ATC39の交換アームによって把持される被把持部62aと、主軸46のテーパスリーブ46aに挿入されるテーパ部62bと、主軸46に内蔵された不図示のクランプ機構によりクランプされるプルスタッド62cとを有している。
被把持部62aは例えば概ね円盤状に形成され、外周面には円周方向に延びる溝が設けられている。ATC39により被把持部62aが把持される際には、交換アームの把持部が当該溝に嵌合することにより、被把持部62aの抜けが防止される。
テーパ部62bは、被把持部62aを底面側とする円錐状に概ね形成されている。プルスタッド62cは、テーパ部62bの先端に設けられている。プルスタッド62cがクランプ機構により引き込まれ、テーパ部62bがテーパスリーブ46aに密着することにより、シャンク62の軸心は主軸46の回転軸CA1に略一致する。
図3(a)は、図2のIIIa−IIIa線矢視方向における断面図であり、図3(b)は、図2と同一方向から見た断面図である。
変速装置61の変速部63は、シャンク62と連結される回転部(第2の回転部)65と、回転部65の回転によって発電する発電機66と、発電機66の発電した電力によって回転駆動される電動機67と、電動機67によって回転駆動され、加工具Tを保持する加工具保持部68と、回転部65、発電機66、電動機67及び加工具保持部68を保持するケース69とを備えている。
回転部65は、シャンク62に対して固定されている。具体的には、回転部65は、被把持部62aと略同径の円盤部65aと、円盤部65aからシャンク62側へ突出する円柱状の突出部65bとを有しており、主軸46の軸方向に開口するシャンク62の穴部62dに、被把持部62a側からテーパ部62b側へ突出部65bが嵌合挿入されている。穴部62dには、プルスタッド62c側から被把持部62a側へボルト71が挿通され、ボルト頭がテーパ部62bに係合するとともに、ボルトねじが突出部65bに形成されたねじ孔に螺合している。なお、この他、回転部65のシャンク62に対する回転を阻止するための突条部及び当該突条部に勘合する溝部が突出部65bの外周面及び穴部62dの内周面に設けられていてもよい。
一方、回転部65は、ケース69側へ突出する円柱状の突出部65cを有しており、突出部65cは、例えばボールベアリング(軸受部)72を介してケース69に軸支されている。従って、主軸46の回転により、回転部65はケース69に対して回転する。
発電機66は、たとえば単体の同期発電機により構成され、入力軸66aと、本体66bとを備えている。入力軸66aは、回転部65の突出部65cの軸心に設けられた穴部に圧入されることにより回転部65と連結され、シャンク62及び回転部65を介した主軸46の回転を本体66bに入力する。
発電機66の本体66bは、電機子、界磁、これらを収納するカバー部材等を備えて構成されており、カバー部材はケース69に対して固定され、電機子及び界磁の一方は固定子としてカバー部材に対して固定され、他方は回転子として入力軸66aに対して固定されている。発電機66は、回転子が回転することにより発電し、固定子に接続されたケーブル73を介して発電した電力を供給する。
電動機67は、たとえば単体の誘導電動機により構成され、本体67aと、出力軸67bとを備えている。本体67aは、電機子、界磁、これらを収納するカバー部材等を備えて構成されており、カバー部材はケース69に対して固定され、電機子及び界磁の一方は固定子としてカバー部材に対して固定され、他方は回転子として出力軸67bに対して固定されている。固定子にはケーブル73が接続されており、ケーブル73を介して供給される電力によって回転子及び出力軸67bは回転する。出力軸67bの先端はカップリング74を介して加工具保持部68と連結されている。
加工具保持部68は、全体として概ね軸状に形成されており、ケース69にベアリングを介して軸支されている。加工具保持部68は、ケース69からケース外側へ突出しており、突出した部分には加工具を保持するための保持機構が設けられている。
ケース69は、例えば金属により形成されており、全体として概ね円筒状に形成されている。ケース69には、ケース69の回転を規制するための被回転規制部としてのピン75が設けられている。
図4は、ピン75周辺を変速装置61と主軸46とを取り外した状態で示す図である。ピン75は、例えば、シャンク62の側方において主軸46に平行に延びる。一方、ラム45には、ピン75に係合してケース69の回転を規制する回転規制部材としてのブロック76が設けられている。ブロック76は、例えば、主軸46の側方においてラム45の端面から変速装置61側に突出している。ブロック76には、ピン75が挿入される凹部76aが形成されている。凹部76aは、主軸46の径方向に延びる溝状に形成されている。
従って、ピン75は、主軸46の周方向においてはブロック76に係合してラム45に対する移動が規制される。これにより、ケース69のラム45に対する回転は規制される。一方、主軸46の径方向へのラム45に対する移動及びピン75自体の回転はブロック76によっては規制されない。従って、ケース69は、ピン75をブロック76に対して摺動及び回転させつつ、主軸46の回転軸周りに円運動(円周上を移動する運動)可能である。
図3(a)及び図3(b)に示すように、変速装置61には、回転部65の軸心の位置を調整するためのアジャスタボルト78が設けられている。アジャスタボルト78は、例えば、被把持部62aに開口するねじ孔62eに螺合されている。ねじ孔62eは、被把持部62aの径方向(主軸の径方向)に延び、被把持部62aの外周側に開口するとともに、穴部62dに連通する。従って、アジャスタボルト78を螺入させることにより、アジャスタボルト78の先端により回転部65の突出部65bを押圧して回転部65の軸心位置を調整することができる。アジャスタボルト78は、例えば突出部65dの周囲に等間隔で4つ設けられており、回転部65の軸心を任意の位置に調整できる。従って、回転部65の軸心をシャンク62の軸心に一致させることも、所定量だけずらすこともできる。
以上の構成を有するマシニングセンタ1の動作について説明する。なお、以下では、三相同期発電機及び三相誘導電動機により発電機66及び電動機67を構成した場合を例示して説明する。
主軸46を回転速度(回転数)Nで回転させると、シャンク62及び回転部65が回転し、主軸46の回転力が発電機66に伝達される。これにより、発電機66は、三相交流電力を発電する。発電機66の発生する交流電力の周波数fは、発電機66の極数をPとし、主軸46の回転速度をN〔rpm〕とすると、次式(1)によって表される。
f=P×N/120〔Hz〕 …(1)
したがって、主軸46を回転速度Nで回転すると、上記(1)式で表される周波数fの交流電力が電動機67に供給される。ここで、電動機67の極数がPとすると、電動機67は交流の1サイクルで2/P回転することから、電動機67の回転速度Nは、次式(2)で表される。
=120×f/P〔rpm〕 …(2)
したがって、主軸46の回転速度Nに対する加工具Tの回転速度Nは次式(3)によって表される。
=N×P/P〔rpm〕 …(3)
(3)式からわかるように、主軸46の回転速度Nは、上記(3)式で表される回転速度Nに変速される。また、発電機66の極数Pと電動機67の極数Pとの比を適宜設定することにより、主軸46の回転速度Nに対する加工具Tの回転速度Nの変速比を任意に設定できることが分かる。
すなわち、主軸46の回転速度Nを増速したい場合には、極数比P/Pを1より大きくし、減速したい場合には、極数比P/Pを1より小さくなるように、発電機66の極数Pおよび電動機67の極数Pを予め選択すればよい。たとえば、マシニングセンタ1の主軸46の回転速度3000rpmを30000rpmに増速させる場合には、極数比P/Pが10となるように発電機66及び電動機67を構成する。
図5(a)は、回転部65の軸心65oの位置の設定例を示しており、回転部65の軸心65oを距離dLだけ主軸46の回転中心CA1からずらした場合を例示している。
この状態で主軸46を回転させると、回転部65は、軸心65oからずれた位置(主軸46の回転軸)を回転軸として回転する。ケース69は、ピン75及びブロック76により回転が規制されているから主軸46が回転しても回転しないが、回転部65を軸支しているから、回転部65の回転による回転部65の外周の位置変化に伴って距離dLを半径とする円運動を行う。加工具保持部68は、ケース69に軸支されているから、ケース69の円運動に伴って円運動を行うとともに、電動機67によってケース69に対して回転駆動される。
図5(b)は、図5(a)のように設定した場合の加工具Tの軌跡を、図2のVb−Vb線矢視方向において示す図である。従来のように、回転部65の軸心を主軸46の回転軸に一致させた場合、加工具Tは回転軸CA2を中心として回転する。従って、加工具Tの半径Trと同等の半径の円形領域が切削される。なお、回転軸CA2は主軸の回転軸CA1と同軸上であってもよいし、同軸上でなくてもよい。
図5(a)のように、回転部65の軸心65oを主軸46の回転軸CA1から距離dLだけずらした場合には、加工具Tの回転軸CA3は回転軸CA2から距離dLだけずれ、さらに、回転軸CA3は、ケース69の半径dLの円運動に伴って回転軸CA2の周りを移動する。従って、ワークWは、半径Trよりも距離dLだけ長い半径Hrの円形領域AR1が切削されることになる。なお、厳密には、回転部65の傾き等の種々の要因により、円形領域AR1は真円ではない。
ここで、主軸46の回転速度と、加工具Tの回転速度とが同じ場合、加工具Tの外周の点Taは、軌跡RT1で示すように、回転軸CA2を中心とする半径Hrの円周上を移動する。換言すれば、点Taだけがワークに常に接触した状態で加工具Tが回転し、他の部分はワークに接触しないことになる。従って、点Taのみに負担が集中し、加工具Tの寿命を短くすることになる。また、1回転で円形領域AR1を切削することになり、加工具Tに加わるモーメントも大きい。
一方、変速装置61により主軸46の回転を増速して加工具Tを回転させた場合、点Taは、軌跡RT2で示すように、螺旋を描くように移動する。換言すれば、点Ta以外の部分も順次ワークに接触させながら、加工具Tが回転することになる。従って、負担が加工具T全体に分散される。また、複数回転で円形領域AR1を切削することから、加工具Tに加わるモーメントも軽減される。
図6は、マシニングセンタ1により、ワークWを切削している状況を例示しており、図6(a)は斜視図、図6(b)は上面図である。
図6(a)の矢印y1で示すように、ワークWに対して加工具Tを回転軸に対して直交する方向に移動させつつ切削し、溝Waを形成する場合、加工具Tは、溝Waの側壁Wbから抵抗を受けることになる。しかし、上述のように、回転部65の軸心65oが主軸46の回転軸CA1に対してずらされることにより、加工具Tは円運動しながら回転して切削を行うことから、図6(b)に示すように、加工具Tは、加工具Tの直径TDよりも大きい幅HDの溝Waを形成することになる。従って、加工具Tと側壁Wbとの間には余裕が生じ、側壁Wbから受ける抵抗が減少し、加工具Tの負担が軽減される。
なお、加工具Tが円運動することによる加工精度の低下は、距離dLに対応する量だけ主軸46の位置指令を補正することにより補償できる。例えば、主軸46の位置を距離dLだけ切削領域内側へ移動させるように補正すればよい。位置指令の補正は、NC装置51に入力されるCADデータを予めユーザが補正することにより行ってもよいし、入力されたCADデータ又は当該CADデータに基づく位置指令をNC装置51が補正することにより行ってもよい。ただし、加工具Tが円運動することによる加工精度の低下が、要求される精度に対して問題ない大きさであれば、位置指令を補正しなくてもよい。また、正面フライス削りによりワークの一面全体を平面にする場合等、加工具Tの円運動が加工精度に及ぼす影響が比較的小さいのであれば補正しなくてもよい。
回転部65の軸心65oと、主軸46の回転軸とのずれ量の調整は、例えば、図2に示すように、ダイヤルゲージ80を用いて行う。ダイヤルゲージ80は、例えば、標準型のダイヤルゲージであり、測定子81を測定対象に突き当て、スピンドル82のステム83に対する押し込み量に応じた指針84の回転位置を読み取ることにより、測定対象の振れを測定するものである。具体的には以下のように調整する。
まず、変速装置61を主軸46に取り付けるとともに、主軸46を手動で回転可能にする。そして、ダイヤルゲージ80をケース69に突き当て、手動で主軸46を回転させる。上述のように、回転部65の軸心65oと主軸46の回転軸とがずれていれば、そのずれ量を半径としてケース69は円運動するから、ずれ量の2倍の大きさの振れ量が最大の振れ量(測定子81が最も突出する位置と最も引き込まれた位置との差)としてダイヤルゲージ80により検出される。そこで、最大の振れ量が、目標とするずれ量の2倍の大きさになるように、アジャスタボルト78を適宜に締め込み、又は緩めて調整する。
なお、厳密には、回転部65やケース69の傾き等の種々の要因により、図5(b)に示した円形領域ARの半径Hrと加工具Tの半径Trとの差(最大の振れ量の1/2)は、図5(a)に示した回転部65の軸心65oと主軸46の回転軸とのずれ量とは異なる。従って、円形領域ARの大きさを目標の大きさに精度よく設定するためには、ダイヤルゲージ80をケース69に突き当てる位置は、加工具T寄りにすることが望ましく、例えば、図2に示すように、加工具保持部68の突出位置付近とする。なお、加工具保持部68や加工具Tにダイヤルゲージ80を突き当ててもよい。
以上の第1の実施形態によれば、アジャスタボルト78により回転部65の軸心65oを主軸46の回転軸CA1からずらし、ケース69を円運動させることにより、加工具Tを主軸46と同一の周期で円運動させ、その一方で、発電機66及び電動機67により加工具Tを主軸46よりも高速で回転させることにより、加工具Tが螺旋を描くように移動するから、加工具Tへの負担が軽減される。このような加工具Tの螺旋を描くような軌跡を、主軸46の移動により実現しようとすると、NC装置のプログラムが複雑化するが、そのような不都合も生じない。
また、アジャスタボルト78をシャンク62に挿通し、回転部65のシャンク62に対する位置を調整することにより、回転部65の主軸46に対する軸心位置を調整可能としたことから、主軸46側は従来どおりの構成でよい。また、シャンク62と回転部65との位置を一度調整すれば、主軸46に対して変速装置61を複数回着脱しても、再度回転部65の軸心位置を調整する必要がない。
第2の実施形態
図7は、第2の実施形態の変速装置161を示す、一部に断面図を含む側面図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については第1の実施形態と同一符号を付す。
変速装置161は、第1の実施形態の変速装置61と同様に、加工具Tを保持するとともに、マシニングセンタ1の主軸46(図7では不図示)に取り付けられ、主軸46の回転を増速して加工具Tに伝達するツールとして構成されている。また、変速装置161は、第1の実施形態と同様に、アジャスタボルト78により、回転部65のシャンク62に対する位置を調整し、回転部65の軸心を主軸46の回転軸に対してずらすことが可能に構成されている。
変速装置161は、加工具保持部68をシャンク62に対して矢印y11で示す方向へ回転可能に構成されている。例えば、加工具保持部68の回転軸が主軸46の回転軸と平行になる位置から主軸46に対して直交する位置(図7で示す位置)までの90°に亘って回転可能である。具体的には以下の通りである。
ケース169は、回転部65を軸支する第1ケース181と、加工具保持部68を軸支する第2ケース182とを備えている。第1ケース181には、回転部65の回転が入力される発電機66が固定されている。第2ケース182には、加工具保持部68を回転駆動する電動機67が固定されている。発電機66と電動機67とは、第1ケース181から延出して第2ケース182に引き込まれるケーブル173により接続されている。そして、第2ケース182は、第1ケース181に軸支されており、矢印y11で示す方向へ回転可能である。
なお、第2ケース182は、ボルト185等により、第2ケース181に対して適宜な角度で固定される。また、第1ケース181は、被回転規制部材としてのピン175に対して回転部65の軸周りに360°回転可能に、2以上の部材から構成されている。従って、変速装置161は、加工具Tをマシニングセンタ1に対して適宜な姿勢とすることができる。
図8(a)は、加工具Tを主軸46に対して直交する位置(図7に示す状態)とし、図5(a)に示すように、回転部65の軸心65oを主軸46の回転軸CA1から距離dLだけずらした場合の加工具Tの軌跡を、図7のVIIIa−VIIIa線矢視方向において示す図である。
加工具Tは、先端の点Tbに代表させて示すように、回転部65の軸心を主軸46の回転軸に一致させた場合の位置を中心として、半径dLで円運動を行う。従って、加工具Tの直径TDよりも距離2×dLだけ幅広の幅HDの溝が切削される。また、当該溝は、回転部65の軸心を主軸46の回転軸に一致させた場合よりも距離dLだけ加工具Tの軸方向に長い。
図8(b)は、図8(a)の加工具Tの軌跡を、図8(a)のVIIIb−VIIIb線矢視方向において見た図である。従来のように、回転部65の軸心を主軸46の回転軸に一致させた場合には、加工具Tは回転軸CA2を中心として回転し、加工具Tの半径Trと略同等の半径の円形領域が切削される。
図5(a)に示すように、回転部65の軸心65oを主軸46の回転軸CA1から距離dLだけずらした場合には、加工具Tの回転軸CA3は、点P1−P2間において往復直線運動を行う。点P1及び点P2は、回転軸CA2から距離dLだけ離れた点である。従って、ワークWは、短軸が加工具Tの直径TDと同等で、長軸が加工具Tの直径TDよりも2×dLだけ長いHDの長円形領域AR12に亘って切削されることになる。なお、厳密には、回転部65の傾き等の種々の要因により、加工具Tの往復運動は直線運動ではない。
ここで、主軸46の回転速度と、加工具Tの回転速度とが同じ場合、加工具Tの外周の点Taは、軌跡RT11で示すように、長円の周上を移動する。換言すれば、点Taだけがワークに常に接触した状態で加工具Tが回転し、他の部分はワークに接触しないことになる。従って、点Taのみに負担が集中し、加工具Tの寿命を短くすることになる。また、1回転で長円形領域AR12を切削することになり、加工具Tに加わるモーメントも大きい。
一方、変速装置161により主軸46の回転を増速して加工具Tを回転させた場合、点Taは、軌跡RT12で示すように、螺旋を描くように移動する。換言すれば、点Ta以外の部分も順次ワークに接触させながら、加工具Tが回転することになる。従って、負担が加工具T全体に分担される。また、複数回転で長円形領域AR12を切削することから、加工具Tに加わるモーメントも軽減される。
また、図6(a)に示すように、加工具Tを加工具Tに直交する方向へ移動させつつ切削する場合、図8(a)に示すように、加工具Tは、側壁Wbとの間に余裕があるだけでなく、加工具Tの先端側の面Wcとの間にも余裕がある。従って、加工具Tを主軸46に直交させた状態では、加工具Tを主軸46に平行にした状態よりも、加工具Tに直交する方向への移動における負担が軽減される。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、加工具Tの主軸46に対する姿勢を変化可能であることから、回転部65の軸心のずれに基づく加工具Tの振れを、加工具Tに対して適宜な方向に生じさせ、利用することができる。
第3の実施形態
図9は、第3の実施形態の変速装置261を示す断面図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については第1の実施形態と同一符号を付す。
変速装置261は、第1の実施形態の変速装置61と同様に、加工具T(図9では不図示)を保持するとともに、マシニングセンタ1の主軸46(図9では不図示)に取り付けられ、主軸46の回転を増速して加工具Tに伝達するツールとして構成されている。また、変速装置261は、第1の実施形態と同様に、アジャスタボルト278により、回転部265のシャンク262に対する位置を調整し、回転部265の軸心を主軸46の回転軸に対してずらすことが可能に構成されている。
変速装置261は、回転部265の軸心のずれ量を計測するためのセンサ281と、センサ281の計測結果に基づいて、回転部265の軸心のずれ量を調整するための圧電素子(駆動手段)282とを備えている。
センサ281は、例えば、変形量に応じて抵抗値が変化する歪ゲージ(検出素子)283と、その抵抗値の変化を電圧の変化として検出するアンプ284とを含んで構成されている。歪ゲージ283は、アジャスタボルト278に取り付けられ、アジャスタボルト278の変形量に応じて抵抗値が変化する。これにより、例えば、アジャスタボルト278の所定の初期状態からの変形量を回転部265の軸心のずれ量として検出することができる。初期状態は、例えば、回転部265の軸心が主軸46の回転軸に一致する状態である。なお、アンプ284は、適宜な位置に設けてよく、変速装置261のうち、回転部265等の回転する部材に設けられてもよいし、図9のように、ケース269内の非回転の位置に設けられてもよいし、工作機械本体2に設けられ、後述するケーブル287を介して歪ゲージ283と接続されてもよい。
圧電素子282は、例えばセラミックにより構成され、ドライバ296により印加される電圧の変化に応じて膨張又は縮小する。圧電素子282は、アジャスタボルト278の先端と回転部265の突出部265bとの間に配置されており、膨張することによりアジャスタボルト278から反力を受けつつ回転部265を押圧する。なお、ドライバ296は、アンプ284と同様に、適宜な位置に設けてよい。
歪ゲージ283(アンプ284)及び圧電素子282(ドライバ296)は、互いに接続された第1ケーブル285、第2ケーブル286、第3ケーブル287により、PLC252と接続されている。第1ケーブル285は、シャンク262及び回転部265の内部に設けられ、第2ケーブル286は、ケース269内部に設けられ、第3ケーブル287は、工作機械本体2に設けられている。
第1ケーブル285と第2ケーブル286とは、例えばスリップリング288により接続されており、回転部265とケース269とを回転させても導通状態が保たれる。スリップリング288は、例えば、回転部265の突出部265cに固定され、第1ケーブル285に接続されたリング部289と、ケース269に固定され、第2ケーブル286に接続されたブラシ部290とを備えている。ブラシ部290は、回転部265のケース269に対する回転に伴って、リング部289に対して摺動する。
第2ケーブル286と、第3ケーブル287とは、例えば、被回転規制部としてのピン275に設けられ、第2ケーブル286に接続されたツール側端子291と、回転規制部としてのブロック276に設けられ、第3ケーブル287に接続された本体側端子292とにより接続されている。ツール側端子291と本体側端子292とは、変速装置261を主軸46に取り付けることにより互いに接触して接続される。なお、ツール側端子291と本体側端子292とを確実に接触させるために、ツール側端子291又は本体側端子292を接触方向に付勢するばね等の付勢手段が設けられることが望ましい。
PLC252は、センサ281の検出結果に基づいて、回転部265の軸心の位置が主軸46の回転軸に対して所定量だけずれるように、ドライバ296を介して圧電素子の動作を制御する。なお、ずれ量は、予めPLC252に記憶されていてもよいし、不図示の操作パネルを介してユーザが適宜に入力してもよい。また、PLC252は、主軸46の停止時にずれ量を調整してもよいし、主軸46の回転中にずれ量を調整してもよい。主軸46の回転中にずれ量を調整する場合には、主軸46が停止するまでずれ量を一定にしてもよいし、作業内容に適したずれ量となるように、作業の進行に伴ってずれ量を変化させてもよい。PLC252は、作業の進行状況等を、例えば実行中のプログラムから判断すればよい。
なお、アンプ284やドライバ296への電力供給は、第2ケーブル286や第3ケーブル287を介して、工作機械本体2の不図示の電源回路から供給されてもよいし、発電機66から供給されてもよい。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、センサ281により回転部265のずれ量を検出し、検出結果に基づいて圧電素子283の動作をPLC252により制御してずれ量を調整することから、ずれ量の調整を自動的に行うことができる。
アジャスタボルト278の先端と回転部265との間に設けられていることから、例えば、第1の実施形態と同様に、予めアジャスタボルト278を回転させることにより回転部265の軸心を主軸46の回転軸からずらしておき、その後、主軸46の回転に伴うずれ量の変動を圧電素子282により微調整することができる。
主軸46の回転中にもずれ量を調整できることから、例えば、切削領域の内部側を切削する際にはずれ量を大きくして加工具Tの負担を小さくし、切削領域の輪郭を切削する際にはずれ量を小さくして加工精度を向上させることができる。
また、ピン275に設けられたツール側端子291と、ブロック276に設けられた本体側端子292とにより、歪ゲージ283及び圧電素子282と、PLC252とを接続することから、変速装置261の主軸46への着脱に伴って簡単に接続することができ、ATC39による自動交換も可能となる。
第4の実施形態
図10は、第4の実施形態の変速装置361を示す断面図である。なお、第1及び第3の実施形態と同様の構成については第1及び第3の実施形態と同一符号を付す。
変速装置361は、第3の実施形態と同様に、回転部265の軸心のずれ量を検出するためのセンサ281と、回転部265の軸心のずれ量を調整するための圧電素子282とを備えている。
さらに、変速装置361は、センサ281の検出結果に基づいて、圧電素子282の動作を制御するための制御部352を備えている。制御部352は、例えばICにより構成されており、不図示のCPU、ROM、RAM等を有している。制御部351は、アンプ284及びドライバ296に接続されている。制御部351は、第3の実施形態のPLC252と同様に、回転部265の軸心の位置が主軸46の回転軸に対して、予めROM等に記憶されたずれ量だけずれるように、ドライバ296を介して圧電素子282の動作を制御する。なお、作業の進行等に伴ってずれ量を変化させる場合、例えば、回転部65の回転数を検出するセンサを設け、検出された回転数に応じてずれ量を変化させるように制御部351を動作させればよい。
アンプ284、ドライバ296、制御部352への電力供給は、発電機66によりなされる。なお、主軸46の停止時にもずれ量を調整可能とするためには、発電機66から供給される電力を蓄える2次電池を変速装置361に設ければよい。
第4の実施形態によれば、第1及び第3の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、制御部352が変速装置361に設けられ、アンプ284等への電力供給が発電機66によってなされるため、変速装置361を工作機械本体2と電気的に接続する必要がない。従って、変速装置361を工作機械本体2から独立した工具として取り扱うことができ、変速装置361の互換性が向上する。
本発明は以上の第1〜第4の実施形態に限定されず、種々の態様で実施してよい。例えば、上記第1〜第4の実施形態は適宜に組み合わせてよく、第2の実施形態のような加工具保持部の回転軸の方向を主軸の回転軸の方向に対して適宜に位置決めできる変速装置において、第3の実施形態や第4の実施形態のように、回転部の軸心のずれ量を検出、調整するためのセンサや駆動手段を設けてもよい。
加工具は、回転することにより加工対象物を加工するものであればよい。いずれにせよ、円運動により種々の効果が得られる。例えば、加工具が、主軸と平行な軸回りの回転により主軸に直交する面を研磨する砥石である場合、砥石の回転中心が円運動しつつ研磨が行われることにより、砥石の回転中心と砥石の外周側との速度差による研磨のばらつきが緩和される。
発電機及び電動機は、交流発電機及び交流電動機の組み合わせに限定されず、直流発電機及び直流電動機の組み合わせ、交流発電機及び直流電動機の組み合わせ、直流発電機及び交流電動機との組み合わせであってもよい。なお、交流発電機及び直流電動機の組み合わせの場合には整流回路を、直流発電機及び交流電動機の組み合わせの場合には逆変換回路を設ければよい。
調整手段は、回転部の軸心の位置を主軸の回転軸に対してずらすように調整可能であればよく、回転部とシャンクとの位置を調整するアジャスタボルトや、アジャスタボルトと回転部との間に配置された圧電素子に限定されない。例えば、主軸に螺入され、シャンクを押圧可能なボルトを設けてもよい。なお、この場合、シャンクが回転部として機能する。
また、例えば、変速装置にアジャスタボルトを設けずに、圧電素子をシャンクと回転部との間に直接設けてもよい。
ずれ量の検出及び検出結果に基づく調整は適宜に行ってよく、レベルゲージの計測値に基づくアジャスタボルトの調整や、制御手段による、センサの検出結果に基づく駆動手段の動作の制御に限定されない。例えば、センサの検出結果をモニタなどに表示し、作業者がモニタを視認して、アジャスタボルトを調整してもよいし、レベルゲージの計測結果に基づいて作業者が駆動手段を制御してもよい。回転部のずれ量が所定値になったときに互いの位置が一致するマーキングをアジャスタボルト及びシャンクに付してもよい。ずれ量の最大値を規制するために、アジャスタボルトの可動範囲を制限する部材をアジャスタボルト又はシャンクに設け、適宜な大きさのずれ量としてもよい。
なお、回転部の軸心が主軸の回転軸に対してずらすように調整されているか否かは、例えば、要求される加工精度及び調整手段の精度により判断できる。例えば、回転部の軸心と主軸の回転軸とのずれ量が、要求される加工精度及び調整手段の精度よりも大きければ、回転部の軸心が主軸の回転軸に対してずらされていると判断できる。また、例えば、回転部の軸心を一の位置に設定して切削や研磨を行い、その後、回転部の軸心を他の位置に設定しなおして切削や研磨が行われれば、少なくともいずれか一方の位置においては、回転部の軸心は主軸の回転軸からずれていると判断することができる。
本発明の第1の実施形態の工作機械の全体構成を示す概略図。 図1の工作機械の変速装置の外観を示す図。 図2の変速装置の断面図。 図2の変速装置の一部を示す概観斜視図。 図2の変速装置の軸心位置の設定例と加工具の軌跡を示す図。 図2の変速装置に保持された加工具による切削の様子を示す図。 本発明の第2の実施形態の変速装置を示す一部に断面図を含む側面図。 図7の変速装置に保持された加工具による切削の様子を示す図。 本発明の第3の実施形態の変速装置を示す断面図。 本発明の第4の実施形態の変速装置を示す断面図。
符号の説明
1…工作機械、46…主軸(第1の回転部)、61…変速装置、65…回転部(第2の回転部)、65o…回転部の軸心、66…発電機、67…電動機、68…加工具保持部、69…ケース、72…ボールベアリング(軸受部)、75…ピン(被回転規制部)、78…アジャスタボルト(調整手段)、W…ワーク(加工対象物)、T…加工具(切削手段)、CA1…主軸の回転軸。

Claims (16)

  1. 加工対象物を加工する加工手段を保持し、第1の回転部に取り付けられる変速装置であって、
    前記第1の回転部と一体的に回転する第2の回転部と、
    前記第2の回転部の回転によって発電する発電機と、
    前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、
    前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、
    前記第2の回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースと、
    前記第2の回転部の前記第1の回転部に対する位置を調整する調整手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、前記第2の回転部の軸心を前記第1の回転部の回転軸に対してずらすように前記第2の回転部の位置を調整可能であり、
    前記ケースは、前記第2の回転部を軸支する軸受部と、当該ケースの回転を規制するための被回転規制部とを有し、前記第2の回転部の軸心からずれた位置を回転軸とする前記第2の回転部の回転に伴って円運動可能であり、
    前記保持部は、前記ケースの円運動に伴って円運動しつつ、前記電動機によって前記第2の回転部よりも高速で回転可能である
    変速装置。
  2. 前記保持部の回転軸は、前記第1の回転部の回転軸と平行である
    請求項1に記載の変速装置。
  3. 前記保持部の回転軸は、前記第1の回転部の回転軸に対して平行な方向と、直交する方向との間で移動可能である
    請求項1に記載の変速装置。
  4. 前記第1の回転部に取り付けられ、前記第2の回転部を保持するシャンクを更に備え、
    前記シャンクには、前記第2の回転部が前記第1の回転部の軸方向に挿入される穴部と、前記第1の回転部の径方向に延びて、前記穴部に連通するねじ孔とが開口し、
    前記調整手段は、前記ねじ孔に螺入されるボルトを有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の変速装置。
  5. 前記調整手段は、電力によって動力を発生し、当該動力を前記第2の回転部に付与して前記第2の回転部の位置を調整する駆動手段を有する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の変速装置。
  6. 前記駆動手段は、前記発電機の発電した電力により動力を発生する
    請求項5に記載の変速装置。
  7. 前記第1の回転部に取り付けられ、前記第2の回転部を保持するシャンクを更に備え、
    前記シャンクには、前記第2の回転部が前記第1の回転部の軸方向に挿入される穴部と、前記第1の回転部の径方向に延びて、前記穴部に連通するねじ孔とが開口し、
    前記調整手段は、前記ねじ孔に螺入されるボルトを含み、
    前記駆動手段は、前記ボルトの先端と前記第2の回転部との間に配置された圧電素子である
    請求項5又は6に記載の変速装置。
  8. 前記第2の回転部の軸心と前記第1の回転部の回転軸とのずれ量を検出するための検出素子を更に備えた請求項1〜7のいずれか1項に記載の変速装置。
  9. 前記第1の回転部に取り付けられ、前記第2の回転部を保持するシャンクを更に備え、
    前記シャンクには、前記第2の回転部が前記第1の回転部の軸方向に挿入される穴部と、前記第1の回転部の径方向に延びて、前記穴部に連通するねじ孔とが開口し、
    前記調整手段は、前記ねじ孔に螺入されるボルトを有し、
    前記検出素子は、前記ボルトに設けられた歪ゲージである
    請求項8に記載の変速装置。
  10. 前記調整手段は、
    前記第2の回転部の軸心と前記第1の回転部の回転軸とのずれ量を検出するセンサと、
    前記第2の回転部に動力を付与して前記第2の回転部の位置を調整する駆動手段と、
    前記センサの検出結果に基づいて前記駆動手段の動作を制御する制御手段と、
    を有する請求項1〜9のいずれか1項に記載の変速装置。
  11. 前記制御手段は、前記第1の回転部の回転中に前記ずれ量が変化するように前記駆動手段の動作を制御する
    請求項10に記載の変速装置。
  12. 加工対象物を加工する加工手段を保持し、第1の回転部に取り付けられる変速装置であって、
    前記第1の回転部に取り付けられるシャンクと、
    前記シャンクに対して固定され、前記第1の回転部と一体的に回転する第2の回転部と、
    前記第2の回転部の回転によって発電する発電機と、
    前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、
    前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、
    前記第2の回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースと、
    前記第2の回転部の前記シャンクに対する位置を調整する調整手段と、
    を備え、
    前記シャンクには、前記第2の回転部が前記第1の回転部の軸方向に挿入される穴部と、前記第1の回転部の径方向に延びて、前記穴部に連通するねじ孔とが開口し、
    前記調整手段は、前記ねじ孔に螺入されるボルトを有する
    変速装置。
  13. 加工手段を回転させて加工対象物を加工する工作機械であって、
    主軸と、
    前記主軸を軸支するラムと、
    前記主軸と一体的に回転する回転部と、
    前記回転部の回転によって発電する発電機と、
    前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、
    前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、
    前記回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースと、
    前記回転部の前記主軸に対する位置を調整する調整手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、前記回転部の軸心を前記主軸の回転軸に対してずらすように前記回転部の位置を調整可能であり、
    前記ケースは、前記回転部を軸支する軸受部と、当該ケースの回転を規制するための被回転規制部とを有し、
    前記ラムは、前記ケースの回転を規制する回転規制部を有し、
    前記回転規制部は、前記回転部の軸心からずれた位置を回転軸とする前記回転部の回転に伴う前記ケースの円運動を許容可能に、前記被回転規制部に対して前記主軸の周方向においてのみ係合し、
    前記保持部は、前記ケースの円運動に伴って円運動しつつ、前記電動機によって前記回転部よりも高速で回転可能である
    工作機械。
  14. 工作機械本体と、工作機械本体に着脱される変速装置とを備え、変速装置に保持された加工手段を回転させて加工対象物を加工する工作機械であって、
    前記工作機械本体は、
    主軸と、
    前記主軸を軸支するラムと、
    当該工作機械の動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記変速装置は、
    前記主軸と一体的に回転する回転部と、
    前記回転部の回転によって発電する発電機と、
    前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、
    前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、
    前記回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースと、
    前記回転部の前記主軸に対する位置を調整する駆動手段と、
    を備え、
    前記ケースは、前記回転部を軸支する軸受部と、当該ケースの回転を規制するための被回転規制部とを有し、
    前記ラムは、前記ケースの回転を規制する回転規制部を有し、
    前記回転規制部は、前記回転部の軸心からずれた位置を回転軸とする前記回転部の回転に伴う前記ケースの円運動を許容可能に、前記被回転規制部に対して前記主軸の周方向においてのみ係合し、
    前記駆動手段は、前記制御手段によって動作が制御される
    工作機械。
  15. 前記回転規制部には、前記制御手段に接続された本体側端子が設けられ、
    前記被回転規制部には、前記駆動手段に接続されたツール側端子が設けられ、
    前記変速装置の前記主軸への着脱に伴って、前記本体側端子と、前記ツール側端子とが接続されることにより、前記駆動手段と前記制御手段とが電気的に接続される
    請求項14に記載の工作機械。
  16. 第1の回転部の回転により加工手段を回転させて加工対象物を加工する加工方法であって、
    前記第1の回転部と一体的に回転する第2の回転部と、
    前記第2の回転部の回転によって発電する発電機と、
    前記発電機の発電した電力によって回転駆動される電動機と、
    前記電動機によって回転駆動され、前記加工手段を保持する保持部と、
    前記第2の回転部、前記発電機、前記電動機及び前記保持部を保持するケースと、
    を配置し、
    前記第2の回転部の軸心を前記第1の回転部の回転軸に対してずらすように前記第2の回転部の位置を調整し、
    前記ケースの回転を規制しつつ、前記第2の回転部の軸心からずれた位置を回転軸とする前記第2の回転部の回転に伴って前記ケースを円運動させ、
    前記保持部を、前記ケースの円運動に伴って円運動させつつ、前記電動機によって前記第2の回転部よりも高速で回転させる
    加工方法。
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