JP4201553B2 - 素材ガイド装置及び自動旋盤 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工中の被加工素材をその加工部位近傍で支持する素材ガイド装置に関する。さらに本発明は、素材ガイド装置を備えた自動旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
NC旋盤等の、種々の自動旋削加工を実施できる工作機械(本明細書で自動旋盤と総称する)において、工具による加工作業位置の近傍で旋盤機台上に設置され、主軸に把持された棒状の被加工素材(以下、棒材と称する)を、その先端の加工部位の近傍で支持する補助支持装置としての素材ガイド装置を備えたものは知られている。素材ガイド装置は、一般に、径方向へ弾性変位可能な中空筒状の素材支持部を有するガイドブッシュと、ガイドブッシュの素材支持部を径方向へ弾性変位させる作動機構とを備えて構成される。
【0003】
従来の素材ガイド装置は、高速回転する棒材に対して固定的に配置される固定型ガイドブッシュを備えたものと、棒材と共に高速回転できる回転型ガイドブッシュを備えたものとが、適宜選択して使用されている。いずれの構成でも、素材ガイド装置はガイドブッシュの素材支持部によって、旋削加工中に棒材をその加工部位に振れが生じないように支持し、それにより製品を高精度に加工成形することを可能にする。また、棒材を把持した主軸が軸線方向へ送り運動できる構成を有する自動旋盤において、素材ガイド装置は、固定型及び回転型のいずれのガイドブッシュを備えたものにおいても、素材支持部に棒材を心出し支持(すなわち棒材軸線を回転軸線に合致させるように支持)した状態で、主軸の軸線方向移動により送られる棒材を軸線方向へ正確に案内しつつ支持できるようになっている。
【0004】
この種の素材ガイド装置においては、棒材の心出し支持と軸線方向案内支持との双方を所要水準で達成できるようにするために、加工対象の棒材を加工作業開始前にガイドブッシュに挿入し、手作業で作動機構を操作することにより、ガイドブッシュの素材支持部を弾性変位させてその内径寸法を加工対象棒材(丸棒、角棒)の外径寸法に合わせて調整していた。一般にこのような事前調整作業は、時間を消費するものであり、調整精度を高めるためには作業者の熟練を必要とする。そこで従来、ガイドブッシュの素材支持部の径方向寸法を、作動機構を介して自動的に調整するための調整機構を備えた素材ガイド装置が提案されている(特開平7−328804号公報参照)。
【0005】
この公知の素材ガイド装置では、調整機構は、作動機構を駆動するサーボモータと、トルク監視下でサーボモータの動作を制御する制御手段とを備える。この調整機構によりガイドブッシュの素材支持部の径方向寸法を自動調整する際には、まず、加工対象の棒材をガイドブッシュに挿通した状態でサーボモータを起動し、素材支持部を漸進的に弾性変位させて棒材を支持させる。そして、サーボモータのトルクが所定閾値を超えたときにサーボモータを停止して、素材支持部を仮の棒材支持位置に保持する。さらにその状態で、棒材を強固に把持した主軸を軸線方向送り(又は回転)運動させて、棒材と素材支持部との間に生じる摩擦抵抗を、主軸の送り(又は回転)用サーボモータのトルク監視によって測定する。そして、測定した摩擦抵抗(トルク)値が予め定めた範囲内にあるときには、素材支持部の径方向寸法(或いは素材支持部と棒材との間の微小隙間)が適正に調整できたものとして、事前調整作業を終了する。他方、測定した摩擦抵抗が予め定めた範囲外のときは、サーボモータを正回転又は逆回転させて、トルク監視下での隙間調整を繰り返して実施する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の素材ガイド装置において、ガイドブッシュの素材支持部の径方向寸法を高精度に調整するためには、加工対象棒材の外径寸法だけでなく、棒材材質や加工中の主軸回転数をも勘案して、素材支持部と加工対象棒材との間に最適な摩擦抵抗が生じる状態にする必要がある。したがって、手作業で作動機構を操作してガイドブッシュの素材支持部と棒材との微小隙間を調整する従来の隙間調整方法では、作業者の経験に裏打ちされた高度な技術が必要となり、作業者が替わる度に調整結果にばらつきが生じる傾向があった。また、前述した公知の素材ガイド装置の隙間調整機構は、主軸の送り(又は回転)用サーボモータのトルク監視により棒材と素材支持部との間に生じる摩擦抵抗を測定して、最適な摩擦抵抗が生じるようにガイドブッシュの素材支持部を寸法調整する構成であるから、サーボモータのトルク変動に影響を与える他の要因(例えば主軸の移動に伴う負荷の増減)を排除しない限り、摩擦抵抗を正確に測定することは困難であり、結果として素材支持部の径方向寸法を高精度に調整することが困難であった。
【0007】
本発明の目的は、自動旋盤に設置される素材ガイド装置において、作業者の熟練や経験に依存せずに、ガイドブッシュの素材支持部の径方向寸法を高精度に事前調整できる素材ガイド装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、そのような素材ガイド装置を備えた高性能の自動旋盤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、径方向へ弾性変位可能な中空筒状の素材支持部を有するガイドブッシュと、ガイドブッシュを支持する支持体と、ガイドブッシュの素材支持部を径方向へ弾性変位させる作動機構と、作動機構を介して素材支持部の径方向寸法を調整する調整機構とを具備する素材ガイド装置において、調整機構は、ガイドブッシュと支持体とに関連して設けられ、ガイドブッシュにその軸線方向へ負荷される推力を検出する検出部を具備し、検出部が検出した推力に基づいて、素材支持部の径方向寸法を調整できるようにすること、を特徴とする素材ガイド装置を提供する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガイドブッシュにおいて、調整機構は、作動機構を駆動する駆動部と、検出部が検出した推力に基づいて駆動部を制御する制御部とをさらに具備する素材ガイド装置を提供する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のガイドブッシュにおいて、制御部は、被加工素材を加工する種々の加工工程の各々に関連して予め設定した推力許容値と検出部が検出した推力との比較に基づき、駆動部を制御する素材ガイド装置を提供する。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガイドブッシュにおいて、検出部は、ガイドブッシュ及び支持体に関連して軸線方向へ相対移動可能な二部分の間に介在する荷重変換素子を具備する素材ガイド装置を提供する。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガイドブッシュにおいて、検出部は、ガイドブッシュ及び支持体に関連して軸線方向へ相対移動可能な二部分の間に介在する圧電素子を具備する素材ガイド装置を提供する。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の素材ガイド装置を、被加工素材の加工作業位置近傍に設置してなる自動旋盤を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図面を参照すると、図1は、本発明の一実施形態による素材ガイド装置10を示す断面図、図2は、素材ガイド装置10を備えた本発明の一実施形態による自動旋盤12の、主要部を示す一部切欠正面図である。素材ガイド装置10は、自動旋盤12において、主軸に把持された棒材Wをその先端の加工部位の近傍で支持する補助支持装置として機能する。
【0015】
素材ガイド装置10は、径方向へ弾性変位可能な中空筒状の素材支持部14を有するガイドブッシュ16と、ガイドブッシュ16を支持する支持体18と、ガイドブッシュ16の素材支持部14を径方向へ弾性変位させる作動機構20と、作動機構20を介して素材支持部14の径方向寸法を調整する調整機構22とを備えて構成される。ガイドブッシュ16は、自動旋盤12での旋削加工工程中に、素材支持部14に支持した高速回転する加工対象棒材Wに対して、支持体18上に固定的に配置される固定型ガイドブッシュの構成を有する。
【0016】
ガイドブッシュ16の素材支持部14は、支持対象の棒材Wの中心軸線に合致する中心軸線14aを有して、棒材Wを軸線方向送り可能に心出し支持(すなわち棒材軸線を旋削中の回転軸線に合致させるように支持)する。その目的で、素材支持部14は、中心軸線14aを基準として内径寸法を弾性的に変更可能なすり割り構造を有し、複数(例えば3個)のスリット24によって分割形成された複数(例えば3個)の縦割片26が、径方向へ板ばね状に弾性変位できるようになっている。それら縦割片26は、それぞれの内面が互いに協働して、棒材Wを心出し支持する実質的円筒状の素材支持面28を形成するとともに、それぞれの外面に設けたテーパ面が互いに協働して、素材支持部14を径方向内方へ変位させるための外力を受ける円錐台状の圧力受け面30を形成する。
【0017】
素材支持部14は、圧力受け面30に一様に外力を加えて複数の縦割片26を径方向内方へ弾性的に撓ませることにより、素材支持面28の内径寸法を縮小(すなわち縮径)できる。その状態から、素材支持部14への外力が弱められると、各縦割片26が径方向外方へ弾性的に復元して素材支持面28の内径寸法が拡大(すなわち拡径)する。このようにガイドブッシュ16では、素材支持部14に負荷する外力を調節することによって、素材支持面28の径寸法を調整することができる。
【0018】
ガイドブッシュ16はさらに、素材支持部14から共軸状に軸線方向へ一体的に延設される中空筒状の基部32を備える。基部32の、素材支持部14から離れた軸線方向後端(図1で右端)領域には、その外周面に沿って雄ねじ部分34が形成される。また、素材支持部14と雄ねじ部分34との間には、基部32の外周面に沿って、任意の中心角度位置で軸線方向へ延びる1条のキー溝36が形成される。
【0019】
支持体18は、ガイドブッシュ16を同心状に収容して支持する中空筒状のスリーブ部材38と、スリーブ部材38を静的に支持するコラム40とを備える。スリーブ部材38には、その軸線方向中央領域で任意の中心角度位置に、スリーブ内外周面から両端部分を径方向へ突出させる回り止め42が設置される。スリーブ部材38は、回り止め42の内方端をガイドブッシュ16のキー溝36に嵌入した状態で、ガイドブッシュ16を、径方向へのがたつき無く軸線方向へ摺動可能に、かつ相対回転不能に支持する。スリーブ部材38の内周面の軸線方向前端領域には、ガイドブッシュ16の圧力受け面30に係合可能な円錐台状の作用面44が形成される。作用面44は、ガイドブッシュ16の素材支持部14を径方向へ弾性変位させるための外力を圧力受け面30に負荷する加圧面として機能する。
【0020】
コラム40には、筒状の取付穴46が貫通形成され、取付穴46の任意の中心角度位置に、軸線方向へ延びる1条のキー溝48が設けられる。スリーブ部材38は、回り止め42の外方端をコラム40のキー溝48に嵌入した状態で、コラム40の取付穴46に、径方向へのがたつき無く軸線方向へ摺動可能に、かつ相対回転不能に取り付けられる。スリーブ部材38の外周面には、軸線方向前端(図1で左端)近傍に外方へ突出するフランジ部分50が形成されるとともに、軸線方向後端領域に雄ねじ部分52が形成される。雄ねじ部分52には、対応の雌ねじを有する取付ナット54が螺着される。スリーブ部材38は、フランジ部分50と取付ナット54との間にコラム40を挟持した状態で、取付穴46に取り付けられる。
【0021】
作動機構20は、スリーブ部材38の軸線方向後端側に同心状に設置される中空筒状の作動部材56を備える。作動部材56は、その軸線方向前端(図で左端)領域に、ガイドブッシュ16の基部32の後端に設けた雄ねじ部分34に螺合する雌ねじ部分58が形成されるとともに、軸線方向後端領域に、径方向外方へ円板状に延出するプーリ部分60が形成される。作動部材56は、その軸線方向前端領域をスリーブ部材38の軸線方向後端領域に同心状に挿入した状態で、雌ねじ部分58を雄ねじ部分34に螺合させてガイドブッシュ16に作用的に連結される。なお、作動部材56とコラム40との間には、スリーブ部材38と取付ナット54との螺合部分を保護するためのカバー62が設置されている。
【0022】
上記構成において、作動部材56をスリーブ部材38に対し軸線方向へ固定した状態で所望方向に回動させると、雄ねじ部分34と雌ねじ部分58との螺合及びキー溝36と回り止め42との係合によって形成される送りねじ構造により、ガイドブッシュ16がスリーブ部材38の内側で軸線方向へ移動する。それにより、ガイドブッシュ16の圧力受け面30とスリ−ブ部材38の作用面44との間に生じる相互圧力が変動し、素材支持部14の内径寸法が変化する。なお、図示実施形態では、作動部材56は、その軸線方向前端面56aを、スリーブ部材38の内周面に沿って形成した肩面38aに当接するまで、雌ねじ部分58がガイドブッシュ16の雄ねじ部分34にねじ込まれており、その状態で、スリーブ部材38に対する作動部材56の軸線方向前方移動が阻止されている。
【0023】
本発明の特徴的構成として、調整機構22は、ガイドブッシュ16と支持体18とに関連して設けられる検出部64を備える。検出部64は、ガイドブッシュ16にその軸線方向へ負荷される推力を検出し、検出推力に基づいて、ガイドブッシュ16の素材支持部14の径方向寸法を適正に調整できるようにする。その目的で、調整機構22はさらに、作動機構20を駆動する駆動部66と、検出部64が検出した推力に基づいて駆動部66を制御する制御部68とを備える。
【0024】
図示実施形態では、検出部64は、ガイドブッシュ16及び支持体18に関連して軸線方向へ相対移動可能な二部分の間に介在する荷重変換素子(ロードセル)70から構成される。荷重変換素子70は、環状の弾性体構造を有し、スリーブ部材38の軸線方向後端領域を同心状に囲繞して、取付ナット54(軸線方向可動部分)とコラム40(固定部分)との間に挿入配置される。この状態で、取付ナット54とコラム40とから荷重変換素子70に圧力が加わると、荷重変換素子70が弾性変形し、その機械的歪みを電気信号(抵抗値変化)に変換して制御部68に出力する。なお、荷重変換素子70は、それ自体の弾性変形範囲でコラム40に対するスリーブ部材38の僅かな軸線方向移動を許容するが、その弾性変形態様は、取付ナット54とコラム40との間に介在してスリーブ部材38をコラム40に対し軸線方向へ実質的静止状態に支持できる程度のものである。
【0025】
荷重変換素子70から出力された電気信号はすなわち検出部64が検出した上記推力に対応するので、制御部68は、この電気信号を演算処理して、必要に応じて駆動部66に所要の駆動動作を指令する。そして駆動部66は、制御部68からの指令に基づき、作動部材56を所要の回転方向及び回転角度に駆動し、それによりガイドブッシュ16をスリーブ部材38の内側で軸線方向へ移動させて、素材支持部14の内径寸法を変化させる。
【0026】
上記した調整機構22による素材支持部14の径方向寸法調整手順を、図2に示す自動旋盤12に関連してさらに詳述する。
自動旋盤12は、機台72上に軸線方向移動可能に設置される主軸74を備える。主軸74は、主軸台76に回転自在に収容され、加工対象棒材Wを強固に把持して、図示しない主軸駆動源により回転駆動される。主軸台76は、機台72の上面に設置されたリニアガイド装置78に沿って、図示しない送り駆動源により、主軸74の回転軸線方向へ送り運動できるようになっている。素材ガイド装置10の支持体18を構成するコラム40は、機台72の上面に一体的に立設され、ガイドブッシュ16を、その素材支持部14の中心軸線14aが主軸74の回転軸線に合致する位置に支持する。この位置で、ガイドブッシュ16は、主軸74に把持された棒材Wの加工部位近傍を心出し支持して、機台72上に設定された工具80による加工作業位置に棒材Wの加工部位を位置決めする。
【0027】
図示実施形態では、素材ガイド装置10の調整機構22の駆動部66として、コラム40上にサーボモータ66が設置される。サーボモータ66の出力軸にはプーリ82が固定され、プーリ82と作動部材56のプーリ部分60との間に、動力伝達用のベルト84が張設される。また、制御部68は、自動旋盤12の主軸74や刃物台(図示せず)の動作を制御する制御装置(例えばNC装置)に組み込んで構成されるものとするが、別の制御装置を使用することもできる。
【0028】
上記構成を有する自動旋盤12においては、棒材Wの加工プログラムを開始する前の予備段階として、素材ガイド装置10におけるガイドブッシュ16の素材支持部14の径方向寸法を、棒材Wの外径寸法に合わせて調整する。この事前調整作業に際しては、まず、素材支持部14に径方向内方への外力を加えない状態で、主軸74に把持した棒材Wを、主軸台76の軸線方向送り運動により、作動部材56側からガイドブッシュ16内に挿入して素材支持部14に挿通する。その状態から、サーボモータ66を起動して、作動部材56をその雌ねじ部分58がガイドブッシュ16の雄ねじ部分34にねじ込まれる方向へ回動させる。それにより、ガイドブッシュ16がスリーブ部材38に対し軸線方向後方へ移動して、ガイドブッシュ16の圧力受け面30がスリーブ部材38の作用面44に押付けられ、その結果、ガイドブッシュ16の素材支持部14が一様に径方向内方へ弾性変位して、素材支持面28が棒材Wの外周面に当接される。この間、制御部68はサーボモータ66のトルクを継続して監視し、トルクが予め記憶した所定閾値を超えたときにサーボモータ66を停止して、素材支持部14を仮の棒材支持位置に保持する。
【0029】
次に、ガイドブッシュ16の素材支持部14を仮の棒材支持位置に保持した状態で、棒材Wを強固に把持した主軸74を軸線方向前方(すなわち素材ガイド装置10に接近する方向)へ送り運動させる。このとき、素材支持部14の素材支持面28と棒材Wの外周面との間に生じる摩擦抵抗に起因して、ガイドブッシュ16に軸線方向前方への推力が負荷される。この推力は、ガイドブッシュ16の雄ねじ部分34と作動部材56の雌ねじ部分58との螺合、及び作動部材56の軸線方向前端面56aとスリーブ部材38の肩面38aとの衝合によって、スリーブ部材38に軸線方向前方への推力として伝達される。さらにこの推力は、スリーブ部材38に螺着した取付ナット54とコラム40との間に介在する荷重変換素子70に圧力として伝達される。この圧力により、荷重変換素子70は弾性変形し、その機械的歪みを電気信号に変換して制御部68に出力する。
【0030】
制御部68は、荷重変換素子70から出力された電気信号を演算処理して、ガイドブッシュ16に負荷された推力(又は摩擦抵抗)が、予め記憶した所定の許容範囲内に有るか否かを判断する。そして、推力(又は摩擦抵抗)が許容範囲に有ると判断したときは、素材支持部14の径方向寸法(或いは素材支持部14と棒材Wとの間の微小隙間)が仮の棒材支持位置で適正に調整できているものとして、事前調整作業を終了する。他方、ガイドブッシュ16に負荷された推力又は摩擦抵抗が許容範囲に無いと判断したときは、サーボモータ66を正回転又は逆回転させて、素材支持部14の径方向寸法を再調整し、次いで棒材Wの軸線方向移動によりガイドブッシュ16に負荷される推力の検出及び許容判断を再度実施する。ここで例えば、サーボモータ66の出力軸の回転角度を予め定めたパルス数で制御すれば、スリーブ部材38に対するガイドブッシュ16の軸線方向移動量及び素材支持部14の径方向変位量を、段階的に微調整することができる。このようにして、ガイドブッシュ16の素材支持部14と加工対象棒材Wの外周面との間に、許容範囲の推力(又は摩擦抵抗)を生じる所望の微小隙間を確保できる。
【0031】
上記構成を有する素材ガイド装置10では、荷重変換素子70からなる検出部64は、素材支持部14の素材支持面28と棒材Wの外周面との間に生じる摩擦抵抗に起因してガイドブッシュ16に負荷される軸線方向前方への推力を、ガイドブッシュ16と支持体18との間で検出するものであるから、主軸駆動用サーボモータのトルク監視により棒材と素材支持部との間の摩擦抵抗を測定する従来技術と異なり、他の要因による主軸駆動用サーボモータのトルク変動に影響されることなく、推力を正確に検出することができる。その結果、素材ガイド装置10によれば、ガイドブッシュ16の素材支持部14の径方向寸法を高精度に事前調整することが可能になる。
【0032】
また、制御部68は、荷重変換素子70の検出信号を処理して、検出した推力と予め定めた推力許容値とを比較した結果に基づき、作動部材56を動作させてガイドブッシュ16の素材支持部14の径方向寸法を調整するようにしたから、加工対象棒材Wの外径寸法、材質及び加工中の主軸回転数等の固有パラメータから導き出される素材支持部14と棒材Wとの間の最適な摩擦抵抗(又は推力)を、許容範囲として予め設定して制御部68に記憶しておけば、作業者の熟練や経験に依存せずに、素材支持部14の径方向寸法を高精度に調整できる。
【0033】
この場合、加工対象棒材Wの加工プログラムに含まれる種々の加工工程の各々に関連して、摩擦抵抗(又は推力)の許容範囲を予め設定しておくことが好ましい。例えば、棒材Wを軸線方向へ送りながらの通常の旋削加工工程に加えて、棒材Wを静止させた状態での回転工具による二次的加工工程を実施可能な多機能型の自動旋盤においては、素材ガイド装置10は、通常の旋削加工工程では棒材送り動作を妨げることなく棒材Wを案内支持でき、また二次的加工工程では切削抵抗に抗して棒材Wを強固に固定的に支持できるように、ガイドブッシュ16の素材支持部14の径方向寸法を調整できることが有利である。
【0034】
図3は、素材ガイド装置10の変形例を示す。この素材ガイド装置10では、調整機構22の検出部64として、スリーブ部材38の軸線方向後端側で取付ナット54とコラム40との間に挿入配置される荷重変換素子70に加えて、スリーブ部材38の軸線方向前端側でフランジ部分50(軸線方向可動部分)とコラム40(固定部分)との間に挿入配置される荷重変換素子86を装備している。荷重変換素子86は、荷重変換素子70と同様の環状の弾性体構造を有し、スリーブ部材38の軸線方向前端領域を同心状に囲繞して配置される。この状態で、フランジ部分50とコラム40とから荷重変換素子86に圧力が加わると、荷重変換素子86が弾性変形し、その機械的歪みを電気信号(抵抗値変化)に変換して制御部68に出力する。
【0035】
上記構成では、ガイドブッシュ16の素材支持部14を前述した仮の棒材支持位置に保持した状態で、棒材Wを強固に把持した主軸74を軸線方向後方(すなわち素材ガイド装置10から離れる方向)へ送り運動させたときに、素材支持部14の素材支持面28と棒材Wの外周面との間に生じる摩擦抵抗に起因してガイドブッシュ16に負荷される軸線方向後方への推力が、ガイドブッシュ16の圧力受け面30とスリーブ部材38の作用面44との衝合によって、スリーブ部材38に軸線方向後方への推力として伝達される。そしてこの推力は、スリーブ部材38のフランジ部分50とコラム40との間に介在する荷重変換素子86に圧力として伝達される。
【0036】
このように、上記変形例によれば、ガイドブッシュ16の素材支持部14の径方向寸法を調整するための主要データである前述した軸線方向推力を、棒材Wを素材支持部14に対して軸線方向前方へ移動させたときだけでなく、軸線方向後方へ移動させたときにも、検出部64によって検出することができる。したがって、加工対象棒材Wの略全長に渡って、ガイドブッシュ16の素材支持部14と棒材Wの外周面との間の微小隙間を最適化することができる。
【0037】
図4は、素材ガイド装置10の他の変形例を示す。この素材ガイド装置10では、調整機構22の検出部64として、スリーブ部材38の肩面38a(固定部分)と作動部材56の軸線方向前端面56a(軸線方向可動部分)との間に挿入配置される荷重変換素子88を装備している。荷重変換素子88は、前述した荷重変換素子70と同様の環状の弾性体構造を有し、ガイドブッシュ16の軸線方向後端領域を同心状に囲繞して配置される。この状態で、スリーブ部材38と作動部材56とから荷重変換素子88に圧力が加わると、荷重変換素子88が弾性変形し、その機械的歪みを電気信号(抵抗値変化)に変換して制御部68に出力する。なおスリーブ部材38は、取付ナット54により、コラム40に対し軸線方向へ強固に固定して設置される。
【0038】
上記構成では、ガイドブッシュ16の素材支持部14を前述した仮の棒材支持位置に保持した状態で、棒材Wを強固に把持した主軸74を軸線方向前方へ送り運動させたときに、素材支持部14の素材支持面28と棒材Wの外周面との間に生じる摩擦抵抗に起因してガイドブッシュ16に負荷される軸線方向前方への推力が、雄ねじ部分34と雌ねじ部分58との螺合によって作動部材56に軸線方向前方への推力として伝達される。そしてこの推力は、スリーブ部材38と作動部材56との間に介在する荷重変換素子88に圧力として伝達される。このように、上記変形例によっても、図1に示す素材ガイド装置10と同等の作用効果が奏されることは理解されよう。
【0039】
本発明に係る素材ガイド装置は、上記した固定型ガイドブッシュを有する構成に限定されず、旋削加工中に高速回転する棒材と共に回転する回転型ガイドブッシュを有する構成とすることもできる。図5は、そのような回転型ガイドブッシュを備えた本発明の他の実施形態による素材ガイド装置90を示す。なお、素材ガイド装置90は、ガイドブッシュ16の支持構造以外は、上記した素材ガイド装置10と実質的同一の構成を有するので、対応の構成要素には共通する参照符号を付してその説明を省略する。また、素材ガイド装置90は、前述した素材ガイド装置10と同様に、図2に示す自動旋盤12の機台72上で、工具80による加工作業位置の近傍に設置できる。
【0040】
素材ガイド装置90では、スリーブ部材38は、軸受装置92を介して、中空筒状の支持部材94に回動自在に収容される。支持部材94は、取付ナット54を用いて、コラム40の取付穴46に、径方向へのがたつき無く軸線方向へ摺動可能に、かつ相対回転不能に取り付けられる。支持部材94は支持体18を構成し、軸受装置92を介して、スリーブ部材38とガイドブッシュ16とを一体的に、回転軸線16a(素材支持部14の中心軸線14aと同一)を中心に回動自在に支持する。スリーブ部材38の外周面の軸線方向後端領域には、被動歯車96が取り付けられる。被動歯車96は、図示しない動力伝達機構を介して図示しないガイドブッシュ駆動源に連結され、ガイドブッシュ駆動源により、自動旋盤12に装備される主軸74(図2)の回転速度と同一の回転速度で回転駆動される。その結果、自動旋盤12で旋削加工を実施する際に、被動歯車96、スリーブ部材38及びガイドブッシュ16が、支持部材94の内側で一体的に、主軸74の回転速度と同一の回転速度で回転する。
【0041】
素材ガイド装置90では、調整機構22の検出部64は、支持部材94の軸線方向前端のフランジ部分94a(軸線方向可動部分)とコラム40(固定部分)との間、及び支持部材94の軸線方向後端に螺着した取付ナット54(軸線方向可動部分)とコラム40(固定部分)との間にそれぞれ介在する一対の荷重変換素子98から構成される。各荷重変換素子98は、図1の荷重変換素子70と同様の環状の弾性体構造を有し、支持部材94を同心状に囲繞して配置される。この状態で、支持部材94又は取付ナット54とコラム40とから各荷重変換素子98に圧力が加わると、荷重変換素子98が弾性変形し、その機械的歪みを電気信号(抵抗値変化)に変換して制御部68に出力する。
【0042】
上記構成では、ガイドブッシュ16の素材支持部14を前述した仮の棒材支持位置に保持した状態で、棒材Wを強固に把持した主軸74を軸線方向前方又は後方へ送り運動させたときに、素材支持部14の素材支持面28と棒材Wの外周面との間に生じる摩擦抵抗に起因してガイドブッシュ16に負荷される軸線方向前方又は後方への推力が、ガイドブッシュ16からスリーブ部材38及び軸受装置92を介して、支持部材94及び取付ナット54とコラム40との間に介在する荷重変換素子98のいずれかに圧力として伝達される。このような構成によれば、図3に変形例として示す素材ガイド装置10と同等の作用効果が奏されることが理解されよう。
【0043】
本発明に係る素材ガイド装置は、作動機構を手動操作してガイドブッシュの素材支持部を調整する構成にも適用できる。図6は、そのような手動操作型の調整機構を備えた本発明のさらに他の実施形態による素材ガイド装置100を示す。なお、素材ガイド装置100は、調整機構の構成以外は、前述した素材ガイド装置10と実質的同一の構成を有するので、対応の構成要素には共通する参照符号を付してその説明を省略する。また、素材ガイド装置100は、前述した素材ガイド装置10と同様に、図2に示す自動旋盤12の機台72上で、工具80による加工作業位置の近傍に設置できる。
【0044】
素材ガイド装置100は、作動機構20として、図1に示すプーリ部分60を有する作動部材56の替わりに、軸線方向後端で径方向へ延長される端板部分102を備える手動操作用の作動部材56を備える。また、作動機構20を介してガイドブッシュ16の素材支持部14の径方向寸法を調整する調整機構22として、ガイドブッシュ16と支持体18とに関連して設けられる検出部64と、検出部64の検出結果を作業者に知らせる制御部68とが装備される。検出部64は、ガイドブッシュ16にその軸線方向へ負荷される推力を検出し、作業者が、制御部68を介してその検出推力を知ることにより、手作業で、ガイドブッシュ16の素材支持部14の径方向寸法を適正に調整できるようにする。
【0045】
図示実施形態では、検出部64は、ガイドブッシュ16及び支持体18に関連して軸線方向へ相対移動可能な二部分の間に介在する圧電素子104から構成される。圧電素子104は、中空筒状の構造を有し、コラム40の取付穴46を同心状に囲繞して、作動部材56の端板部分102(軸線方向可動部分)とコラム40(固定部分)との間に固定配置される。この状態で、作動部材56の端板部分102とコラム40とから圧電素子104に圧力が加わると、圧電素子104がその機械的歪みを電気信号(電圧)に変換して制御部68に出力する。制御部68は、その電気信号を演算処理して、例えば図示しないディスプレイ装置等に圧電素子104による検出結果を表示する。
【0046】
上記構成では、ガイドブッシュ16の素材支持部14を前述した仮の棒材支持位置に保持した状態で、棒材Wを強固に把持した主軸74を軸線方向前方又は後方へ送り運動させたときに、素材支持部14の素材支持面28と棒材Wの外周面との間に生じる摩擦抵抗に起因してガイドブッシュ16に負荷される軸線方向前方又は後方への推力が、ガイドブッシュ16から作動部材56に伝達され、さらに作動部材56とコラム40との間に介在する圧電素子104に軸線方向への圧力又は引張力(すなわち径方向圧力)として伝達される。
【0047】
作業者は、制御部68で知らされた圧電素子104による検出結果を参照して、ガイドブッシュ16に負荷された推力(又は摩擦抵抗)が、予め設定した所定の許容範囲内に有るか否かを判断する。そして、推力(又は摩擦抵抗)が許容範囲に有ると判断したときは、素材支持部14の径方向寸法(或いは素材支持部14と棒材Wとの間の微小隙間)が仮の棒材支持位置で適正に調整できているものとして、事前調整作業を終了する。他方、ガイドブッシュ16に負荷された推力又は摩擦抵抗が許容範囲に無いと判断したときは、作動部材56を手作業で正回転又は逆回転させて、素材支持部14の径方向寸法を再調整し、次いで棒材Wの軸線方向移動によりガイドブッシュ16に負荷される推力の検出及び許容判断を再度実施する。なお、予め設定した推力許容値は、随時閲覧可能な書面等に記録しておけばよい。このような構成によっても、図3に変形例として示す素材ガイド装置10と同等の作用効果が奏されることは理解されよう。
【0048】
以上、本発明の幾つかの好適な実施形態を説明したが、本発明はそれらに限定されず、様々な修正及び変更を施すことができる。例えば、調整機構の検出部は、支持体上に設置されてガイドブッシュの軸線方向寸法を測定する寸法測定器から構成することもできる。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、自動旋盤に設置される素材ガイド装置において、作業者の熟練や経験に依存せずに、ガイドブッシュの素材支持部の径方向寸法を高精度に事前調整することができるようになる。したがって、この素材ガイド装置を搭載した自動旋盤は、高精度旋削加工を実施可能な高性能工作機械となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による素材ガイド装置の構成を一部ブロック図で示す断面図である。
【図2】図1の素材ガイド装置を搭載した本発明の実施形態による自動旋盤の主要部を示す一部切欠正面図である。
【図3】図1の素材ガイド装置の変形例を示す断面図である。
【図4】図1の素材ガイド装置の他の変形例を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態による素材ガイド装置の構成を一部ブロック図で示す断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施形態による素材ガイド装置の構成を一部ブロック図で示す断面図である。
【符号の説明】
10、90、100…素材ガイド装置
12…自動旋盤
14…素材支持部
16…ガイドブッシュ
18…支持体
20…作動機構
22…調整機構
38…スリーブ部材
40…コラム
54…取付ナット
56…作動部材
64…検出部
66…駆動部
68…制御部
70、86、88、98…荷重変換素子
72…機台
74…主軸
104…圧電素子

Claims (6)

  1. 径方向へ弾性変位可能な中空筒状の素材支持部を有するガイドブッシュと、該ガイドブッシュを支持する支持体と、該ガイドブッシュの該素材支持部を径方向へ弾性変位させる作動機構と、該作動機構を介して該素材支持部の径方向寸法を調整する調整機構とを具備する素材ガイド装置において、
    前記調整機構は、
    前記ガイドブッシュと前記支持体とに関連して設けられ、該ガイドブッシュにその軸線方向へ負荷される推力を検出する検出部を具備し、
    前記検出部が検出した前記推力に基づいて、前記素材支持部の前記径方向寸法を調整できるようにすること、
    を特徴とする素材ガイド装置。
  2. 前記調整機構は、前記作動機構を駆動する駆動部と、前記検出部が検出した前記推力に基づいて該駆動部を制御する制御部とをさらに具備する請求項1に記載の素材ガイド装置。
  3. 前記制御部は、被加工素材を加工する種々の加工工程の各々に関連して予め設定した推力許容値と前記検出部が検出した前記推力との比較に基づき、前記駆動部を制御する請求項2に記載の素材ガイド装置。
  4. 前記検出部は、前記ガイドブッシュ及び前記支持体に関連して軸線方向へ相対移動可能な二部分の間に介在する荷重変換素子を具備する請求項1〜3のいずれか1項に記載の素材ガイド装置。
  5. 前記検出部は、前記ガイドブッシュ及び前記支持体に関連して軸線方向へ相対移動可能な二部分の間に介在する圧電素子を具備する請求項1〜3のいずれか1項に記載の素材ガイド装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の素材ガイド装置を、被加工素材の加工作業位置近傍に設置してなる自動旋盤。
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