JP2007054434A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 特図乱数取得手段114は、始動口62に遊技球が入球したとき特図乱数を取得する。当否判定手段118は、その当否を判定する。パターン記憶手段126は、図柄の変動時間が相対的に長い表示パターンの集合である第1表示パターン群と図柄の変動時間が相対的に短い表示パターンの集合である第2表示パターン群に分類して各表示パターンを記憶する。パターン選択手段128は、抽選の結果に応じていずれかの表示パターンを選択する。表示制御手段132は、選択された表示パターンにて、図柄を変動表示させる。特別遊技実行手段134は、抽選の結果が当たりと判定されたときには、図柄の変動表示後に遊技者に有利な特別遊技を実行する。パターン選択手段128は、遊技者から操作入力がなされたときには、第2表示パターン群から表示パターンを選択する。
【選択図】 図3
Description
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを主たる目的として遊技を行う(例えば、特許文献1参照)。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口への遊技球の入球を契機に抽選を実行する抽選手段と、図柄の変動表示過程を示す表示パターンを複数種類記憶するパターン記憶手段と、抽選の結果に応じていずれかの表示パターンを選択するパターン選択手段と、選択された表示パターンにて、図柄を変動表示させる表示制御手段と、抽選の結果が当たりと判定されたときには、図柄の変動表示後に遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、遊技者による操作入力を検出する操作検出手段と、を備える。
パターン記憶手段は、第1表示パターン群と、前記第1表示パターン群に含まれる表示パターンよりも図柄の変動時間が短い表示パターンの集合である第2表示パターン群とに分類して各表示パターンを記憶し、パターン選択手段は、通常は第1表示パターン群から表示パターンを選択し、操作入力が検出されたことを条件として第2表示パターン群から表示パターンを選択することにより、操作入力に応じて図柄の変動時間が短くなるように制御する。
ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤面で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17、操作ボタン82およびスピーカ18を含む。
装飾図柄200は、特別図柄抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。装飾図柄表示装置60は、装飾図柄200としてスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。装飾図柄表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示装置であってもよい。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの特別図柄抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、装飾図柄表示装置60や特別図柄表示装置61における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。
セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
始動口62、大入賞口66、普通電動役物ソレノイド76、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、スピーカ18、遊技効果ランプ90、操作ボタン82および遊技制御装置100との間は電気的に接続されている。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROM、演算処理や制御処理に用いるCPUやRAM等の素子で実現でき、ソフトウエア的には画像処理機能、制御機能、乱数発生機能等のプログラムによって実現されるが、本図ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できる。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板49とに機能を分担させた形態で構成されてもよい。
入球判定手段110は、大入賞口66の入賞検出装置78または始動口62の入賞検出装置74から遊技球が落入した旨の情報を取得し、更にその情報に基づいて入賞の有無を判定する。操作検出手段111は、操作ボタン82の押下を検出する。特別図柄抽選手段112は、特別図柄抽選を実行して、その当否を判定する。図柄決定手段120は、特別図柄202や装飾図柄200の変動表示過程を示す表示パターンを特図乱数に対応づけて複数種類記憶している。図柄決定手段120は、特図乱数とその当否に応じて特別図柄202と装飾図柄200の図柄変動の停止図柄および表示パターンを決定する。有効期間設定手段130は、後述する有効期間の設定に関する制御を行う。表示制御手段132は、図柄決定手段120により決定された表示パターンおよび停止図柄にて特別図柄202や装飾図柄200を装飾図柄表示装置60および特別図柄表示装置61に表示させる。また、表示制御手段132は、遊技効果ランプ90など電飾等の表示も制御する。特別遊技実行手段134は、特別遊技の実行を制御する。開閉制御手段136は、大入賞口ソレノイド80を励磁することにより、特別遊技において大入賞口66の開閉を制御する。また、開閉制御手段136は、作動口68への遊技球の落入を契機とする普通電動役物ソレノイド76の開閉も制御する。
遊技球が始動口62に落入すると、入賞検出装置74はそれを検出して落入を示す始動入賞情報を生成する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判定する。入球判定手段110は、一般入賞口72など各種入球口への遊技球の落入についても判定する。
パターン記憶手段126は、特別図柄202と装飾図柄200の変動表示過程を示す表示パターンを記憶する。パターン選択手段128は、この記憶されている複数種類の表示パターンの中からいずれかの表示パターンを選択する。
なお、以下の説明においては特別図柄202と装飾図柄200がそれぞれ変動表示される期間は一致するので、図柄の変動表示、または単に変動表示というときには、これら2種類の図柄の変動表示を指すものとする。
本実施例においては、特別図柄の表示パターンは第1パターン群と第2パターン群の二つの集合のいずれかに分類される。それに対応して装飾図柄の表示パターンも第1パターン群と第2パターン群の二つの集合のいずれかに分類される。パターン選択手段128は通常は第1パターン群から表示パターンを選択し、後述する短縮フラグがオンされているときには第2パターン群から表示パターンを選択する。変動時間欄142は、変動時間を示す。選択確率欄144は、変動時間欄142に示す複数種類の変動時間の遊技状態に応じた選択確率を示す。
第1パターン群が選択対象であるときには、特図乱数が当たりであるときは外れであるときに比べて、概ね長い変動時間が選択されやすく設定されている。そのため、第1パターン群が選択対象であるときには遊技者は変動時間が長いほど、大当たりに対する期待感を高められる。
第2パターン群が選択対象であるときにも、特図乱数が当たりであるときは外れであるときに比べて、概ね長い変動時間が選択されやすく設定されている。そのため、第2表示パターン群が選択対象であるときにも遊技者は変動時間が長いほど、大当たりに対する期待感を高められる。
また、特図乱数が当たりと判定されるときには、所定長、たとえば10秒以下の変動時間を選択対象外とし、特図乱数が外れと判定されるときには、所定長、たとえば90秒以上の変動時間を選択対象外としてもよい。このような設定により、変動時間と大当たりの可能性の相関性を更に高めることができるため、変動時間制御による遊技者の期待感を高める上で好適である。
遊技球が始動口62へ入球したか否かに基づき、入球判定手段110や特別図柄抽選手段112により始動入賞判定処理が実行される(S10)。遊技球が始動口62へ落入している場合に、図柄決定手段120等により図柄変動開始判定処理が実行される(S12)。最後に特別遊技実行手段134により特別遊技移行判定処理が実行される(S14)。これら一連のフローはループ処理となっており、遊技中に繰り返し実行される。
S10からS14の各処理の具体的内容については次の図6以降に関連して詳述する。
入球判定手段110は始動口62の入賞検出装置74から始動入賞情報を取得しているか否かを判定する(S20)。入球判定手段110が始動入賞情報を取得していなければ(S20のN)、S10の始動入賞判定処理は終了する。取得していれば(S20のY)、払出ユニット43が、入賞に応じた賞球を払い出す(S22)。例えば、この賞球数は4に設定される。
図柄決定手段120は、保留球が存在するか判定する(S30)。保留球があれば(S30のY)、図柄決定手段120は図柄の変動表示を開始可能か判定する(S32)。特別遊技の実行中や、既に特別図柄202が変動表示中である場合には、それらの処理が終了するまでは図柄の変動表示は開始されない。図柄の変動表示の開始が可能であれば(S32のY)、当否判定手段118は特図乱数記憶手段116から特図乱数を取り出す。保留球数として1が減算される(S34)。
当否判定手段118は、取り出した特図乱数を当否判定テーブルを参照して当否判定する(S36)。すなわち、取り出された特図乱数が当否判定テーブルにおいて当たりとなるべき数値と等価であれば、特別図柄抽選の当たり、すなわち「大当たり」と判定される。
このように、図柄変動開始タイミングにおいて有効期間の設定タイミングが決定され、かつ、その有効期間内に遊技者が首尾良く操作ボタン82を押下したときに、次回の図柄変動開始時において第2パターン群から表示パターンが選択されることになる。遊技者はいつ有効期間が始まるかという興味から、遊技に対する没入感を高められることになる。そのためには、有効期間の設定タイミングは遊技者にとって不可知性が高く、たとえば、ランダムなタイミングであることが望ましく、また、有効期間は1秒〜3秒程度の短時間であることが望ましい。
まず、図柄の変動表示が終了していなければ(S50のN)、S14の特別遊技実行判定処理は終了する。変動表示が終了している場合であって(S50のY)、特図乱数が当たりであれば(S52のY)、特別遊技実行手段134は特別遊技を開始する(S54)。一方、特図乱数が外れである場合には(S52のN)、S14の特別遊技実行判定処理は終了する。
Claims (3)
- 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口への遊技球の入球を契機に抽選を実行する抽選手段と、
図柄の変動表示過程を示す表示パターンを複数種類記憶するパターン記憶手段と、
抽選の結果に応じていずれかの表示パターンを選択するパターン選択手段と、
前記選択された表示パターンにて、図柄を変動表示させる表示制御手段と、
前記抽選の結果が当たりと判定されたときには、図柄の変動表示後に遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
遊技者による操作入力を検出する操作検出手段と、を備え、
前記パターン記憶手段は、第1表示パターン群と、前記第1表示パターン群に含まれる表示パターンよりも図柄の変動時間が短い表示パターンの集合である第2表示パターン群とに分類して各表示パターンを記憶し、
前記パターン選択手段は、通常は前記第1表示パターン群から表示パターンを選択し、前記操作入力が検出されたことを条件として前記第2表示パターン群から表示パターンを選択することにより、前記操作入力に応じて図柄の変動時間が短くなるように制御することを特徴とする弾球遊技機。 - 所定の遊技条件が成立したときに有効期間を設定する有効期間設定手段を更に備え、
前記パターン選択手段は、前記有効期間中に前記操作入力が検出されたことを条件として、前記第2表示パターン群から表示パターンを選択することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。 - 前記パターン記憶手段は、前記第2表示パターン群のうちにおいても図柄の変動時間が異なる複数種類の表示パターンを記憶し、
前記パターン選択手段は、前記第2表示パターン群から表示パターンを選択するとき、前記抽選の結果が当たりであるときには外れであるときに比べて長い変動時間の表示パターンが選択されやすくなるように各表示パターンの選択確率が定められた前記第2表示パターン群についてのパターン選択テーブルを参照して、いずれかの表示パターンを選択することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の弾球遊技機。
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