JP2007054344A - フレーム部材と接合具とそれらを用いた構造体 - Google Patents

フレーム部材と接合具とそれらを用いた構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】フレーム部材同士を、容易に接合することが出来、分解も容易で、部材の追加や交換によって形状の変更にも自由に対応することができ、いろいろな長さのフレーム部材の組み合わせで様々な大きさの構造体を形成できる汎用性、設計自由性に優れるフレーム部材と接合具の提供を目的としている。
【解決手段】長手方向に貫通する2個以上のビス下孔を有する棒状体の木口面に、1個以上の雌ネジ孔と、前記ビス下孔と一致する位置にあけられた2個以上の貫通孔とを有するプレートがネジ止めされたフレーム部材と、底板を有する中空多面筒状の接合具であって、底板面と側板面のうち少なくとも1以上の面にあけられた1個以上の貫通孔に接合ボルトが挿入され、前記プレートの雌ネジ孔にネジ止めすることで構造体を組み立てる。
【選択図】図4

Description

本発明は、組み立てや解体を容易に行うことができるフレーム部材と接合具、及び、それらを用いて、インテリア用品や福祉機器用品、遊具など、目的に応じて形状や大きさを自由に製作できる構造に関するものである。
従来、フレーム部材とジョイント部材を用いて棚やインテリア資材等を組み立てる方法として、フレーム部材には樹脂コーティングされた鋼管を用い、ジョイント部材には樹脂製のエルボやチーズを用いることで、フレーム部材を自由な長さにカットした後、エルボやチーズに嵌めこみ、組み立てる方法があり、開示されている。
(例えば特許文献1参照)
特許第3104131号 公報
特許文献1に記載の樹脂コーティングされたフレーム部材を使用する方法では、嵌合孔を有する複数の嵌合筒が交差状に配置され一体で成型されているので、樹脂コーティングされた鋼管を嵌合孔に差し込んで接着するだけで組み立てることが出来るが、接合に接着剤を使用するため、接合部が固定されてしまい、一度組み上げてしまうと、分解することや設計変更が困難であり、不要時にはそのまま廃棄され、環境問題が発生するという課題を有していた。
その他、材質が鉄であるので、カットしたり、孔を明けたりするには作業性が悪いという課題を有していた。
さらに、表面の材質が樹脂であるので、インテリア性に欠けるとともに、手触りが良くないという課題を有していた。
本発明は、上記課題を解決するもので、特殊な工具を使うことなく、フレーム部材と接合具との組み立てや分解が容易にできるので、本棚、収納棚などのインテリア用品やアウトドア用品、福祉機器用品、遊具などを、自由に製作することができ、また、長さの異なるフレーム部材の追加や交換をすることで、一旦組み立てたものでも、形状や大きさ、使用目的を変更することができる、フレーム部材、接合具、及び、それらを用いた構造体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明のフレーム部材と接合具とそれらを用いた構造体は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載のフレーム部材は、棒状体の木口面にプレートが取り付けられているものである。前記棒状体は、木又はプラスチック、又はプラスチックと木を混合した人工木材で、長手方向に貫通する2個以上のビス下孔を有する角柱または円柱状に成型されている。
前記プレートは、プラスチック、または、鉄、アルミなどの金属で成型され、1個以上の雌ネジ孔と、前記棒状体の木口面にあるビス下孔と一致する位置に2個以上の貫通孔とを有している。そして、プレートは、当該貫通孔から前記棒状体のビス下孔に、タッピングビスや木ネジ等をねじ込むことで、前記棒状体の木口面に取り付けられる。また、前記プレートには、回転防止のための嵌入部あるいは突起部を形成してもよい。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)棒状体の長手方向にビス下孔を貫通させるのは、プレートを取り付ける際に、ねじ込む木ネジ等のガイドとなり、正確に、且つ容易に取り付けでき、また、任意の位置で当該棒状体を切断した場合でも、ビス下孔が常にあり切断面にプレートを取り付けることができるようにするためである。
(2)プレートに雌ネジ孔を形成するのは、接合具と接合する際に、ボルトをねじ込むだけで、容易に接合できるようにするためである。
(3)プレートに雌ネジ孔を2個以上形成する場合は、接合具と接合する際に、2箇所以上で、ボルトを用いて止めつけすることで、接合後のフレーム部材の回転を防止するためであり、また、より強固に接合できるからである。
(4)プレートに嵌入部あるいは突起部を形成するのは、接合具と接合する際に、接合具に設けられた突起部あるいは嵌入部と嵌合され、接合後のフレーム部材の回転を防止できるからである。
本発明の請求項2に記載の接合具は、木、または、プラスチック、鉄、アルミなどの金属からなる底板を有する中空多面筒状に成形されている。前記接合具は、底板面または側板面のうち少なくとも1以上の面に、ボルトを用いて請求項1に記載のプレートと接合するための、少なくとも1個以上の貫通孔を有している。また、当該貫通孔の周囲に前記プレートの嵌入部あるいは突起部と嵌合される突起部あるいは嵌入部を形成してもよい。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)接合具を中空多面筒状に形成するのは、構成される面の数だけフレーム部材を接合するためであり、また、フレーム部材との接合時には、中空部内側からボルトを挿入し、接合できるようにするためである。
(2)接合具の底板面または側板面のうち少なくとも1以上の面に貫通孔を設けるのは、当該貫通孔を有する面にフレーム部材を接合する際に、ボルトを挿入するためであり、また、接合具の使用箇所によっては、フレーム部材を接合する必要のない面もあるので、貫通孔をすべての面に設ける必要はない。
(3)接合具の1つの面に貫通孔を2個以上設けることで、2箇所以上で接合でき、接合後のフレーム部材の回転を防止することができる。
(4)接合具の接合面に突起部あるいは嵌入部を形成するのは、フレーム部材と接合する際に、プレートの嵌入部あるいは突起部と嵌合され、接合後のフレーム部材の回転を防止することができるからである。
本発明の請求項3に記載の構造体は、請求項1に記載のプレートと請求項2に記載の接合具とを接合し、組み立てられるものである。前記接合具の底板面と側板面のうち少なくとも1以上の面にあけられた1個以上の貫通孔に中空部内側から接合ボルトを挿入し、前記プレートの雌ネジ孔に接合ボルトをねじ込むことで接合される。接合時には、接合具とプレートの間に、摩擦を起こすシート材を挟み、接合してもよい。
この構造により、以下のような作用を有する。
(1)1つの接合具に対して、フレーム部材を必要方向に接合することで、様々な形状、大きさのフレーム構造が容易に組み立てられる。
(2)接合具の中空部内側からボルトを挿入し、フレーム部材を接合する方法によって、1つの接合具を介して、同一直線状に2つのフレーム部材を接合することができ、これによって短いフレーム部材を用いても、大きなフレーム構造体を組み立てることができるようになる。
(3)フレーム部材と接合具の接合面を金属同士にすることは、より強固な接合になり、変形の少ないフレーム構造になる。
(4)摩擦シートを挟み接合することは、接合ボルト1本で接合した場合でも、接合後のフレーム部材の回転を防止することができるようにするためである。
以上のように本発明のフレーム部材と接合具、及び、これらを用いた構造体によれば以下のような効果が得られる。 請求項1に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)棒状体の長手方向にビス下孔が貫通しているので、プレートをネジ止めする際に、長い木ネジ等であっても、正確、且つ簡単に取り付けでき、また、棒状体を任意の位置で切断した場合でも、ビス下孔があるので、簡単に切断面にプレートをネジ止めすることができる、作業性、汎用性に優れたフレーム部材を提供できる。
(2)プレートの取り付けには、長い木ネジ等を使用することで、木口方向からのネジ止めであっても、強固に取り付けられ、保持力が大きいフレーム部材を提供できる。
(3)フレーム部材の木口面にはプレートが取り付けられているので、接合具との接合時には、接合強度が大きく、経年変化に強い、フレーム部材を提供できる。
(4)プレートの取り付けには、ビスを使用しているので、一度プレートを取り付けた後でも容易に取り外しができ、破損した場合でも、破損部分だけを交換し、何度でも利用できる環境に配慮したフレーム部材を提供できる。
(5)プレートに2個以上の雌ネジ孔を形成し、2箇所以上で接合したり、嵌入部あるいは突起部を形成し、接合具に設けられた突起部あるいは嵌入部と嵌合させたりすることで、回転を防止することができるフレーム部材を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)プラスチック、または、金属で成型されることで、繰り返し使用できる耐久性に優れた接合具を提供できる。
(2)中空多面筒状に形成され、底板面または側板面のうち少なくとも1以上の面に貫通孔を設けることで、中空部内側からボルトを当該貫通孔に挿入し、フレーム部材の雌ネジ孔にネジ止めするだけで接合できる、作業性に優れた接合具を提供できる。
(3)1つの面に貫通孔を2個以上設ける場合は、2箇所以上で接合することで、接合後のフレーム部材の回転を防止することができる接合具を提供できる。
(4)接合する面に突起部あるいは嵌入部を形成することで、フレーム部材と接合する際に、プレートに設けられた嵌入部あるいは突起部と嵌合され、接合後のフレーム部材の回転を防止することができる接合具を提供できる。
(5)ボルトと緩み止め用ワッシャーを用いて接合することで、接合後もボルトが緩むことなく安全であり、且つ、取り外しも可能で繰り返し使用できる安全面、環境面に配慮した接合具を提供できる。
請求項3に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)1つの接合具に対して、フレーム部材を接合面の数だけ、必要方向に接合でき、様々な形状のフレーム構造が容易に組み立てられる設計自由性に優れた構造体を提供できる。
(2)接合部は、金属同士をボルトで接合することで、接合時には、非常に強固な変形の少ない構造体となり、また、接着材などを使用しないため、解体分解も容易であり、リサイクル度の高い構造体を提供できる。
(3)接合部は、接合する際に、摩擦シートを挟み接合することで、接合ボルト1本で接合した場合でも、フレーム部材が回転することがない構造体を提供することができる。
(4)木質のフレーム部材は、加工が容易であるため、必要に応じて切断したり、また、途中に側面からの貫通孔をあけたりすることで接合具のない部分にも、フレーム部材の接合が可能となったり、使用目的に応じた付属品を取り付けたりすることが容易であり、設計自由度の高い、優れた構造体を提供できる。
本発明の実施の形態を、実施例となる図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例となる棒状体の構成を示す断面図と斜視図
図2は、本発明の実施例となるフレーム部材の構成を示す斜視図
図3は、本発明の実施例となる接合具を示す斜視図
図4は、本発明の実施例となるフレーム部材と接合具の接合方法示す斜視図
図5は、本発明の実施例となる構造体の例を示す斜視図
図1中、1は棒状体、2は芯材、3は側材、4は溝、である。
図2中、5はビス下孔、6はプレート、7は雌ネジ孔、8は貫通孔、9は嵌入部、10は木ネジ、11はフレーム部材、である。
図3中、12は接合具、13は中空部、14は接合面、15は貫通孔、16は突起部、17はボルト、18はボルト頭、19はワッシャー、である。
図4中、20は六角孔、21は十字型、22はドライバー、23は六角レンチ、である。
図5中、24は構造体、である。
本発明によるフレーム部材11は、当該フレーム部材11の断面寸法が20×20〜60×60mmであることを想定する場合であり、以下のようにすることが望ましい。
図1の(a)に示す様に、棒状体1は、両面にノコや溝掘機械等で材の長手方向に溝4を加工した芯材2と、側材3を接着剤で貼り付けることで、この溝4が棒状体1の長手方向に貫通するビス下孔5となる、また、図1の(b)に示す様に、芯材2には溝4を加工せず、側材3に溝4を加工したものを貼り付けるか、図1の(c)に示す様に、芯材2、側材3共に、溝4を加工し、溝4部分をあわせて貼り付ける方法でもよい。
これらの方法でビス下孔5を形成すれば、ドリルを使用して、木口方向へ孔をあける場合と違い、孔の大きさや長さに制限がなく、正確な位置に貫通するビス下孔5をあけることができる。
棒状体1に貫通するビス下孔5の断面形状は、角もしくは丸でもよい。
溝4を丸鋸機械で加工する場合はビス下孔5の断面形状が角となり、ルーターやNC機械で加工する場合は断面形状が丸も可能となる。角溝の場合は芯材2か側材3のいずれか一方に溝4を加工し、貼り合わせるだけで正方形のビス下孔5を形成出来るが、丸孔の場合は、芯材2と側材3のいずれにも半丸の溝4を加工する必要がある。
図2に示す様に、棒状体1の木口面にプレート6を当接し、貫通孔8を通して、木ネジ10をビス下孔5にねじ込み、プレート6を棒状体1に取り付けることで、フレーム部材11とする。
本発明に使用する木ネジ10の保持力は同じ内径の場合は角形状より丸形状の方が大きくなるが、ビス下孔5の形状に応じて、材質とビス下孔5のサイズと木ネジ10の直径の相関関係より適切なサイズ、長さを選択することで、角形状、丸形状いずれの場合も十分な木ネジ10の保持力を有する。
また、ビス下孔5のサイズは使用する木ネジ10の谷の径よりも同じであるか、あるいは0.3〜0.8mm程度大きくすることが望ましい。ビス下孔5のサイズが使用する木ネジ10の谷径よりも小さいと、木ネジ10をねじ込むのに摩擦が増えて大きな力が必要となったり、無理にねじ込もうとして材が割れたりする可能性があり問題となる。これは特に硬い材質の場合に顕著である。
以上のことから、想定するフレーム部材11のサイズにおいて、木ネジ10の直径が4〜10mmのものを使用することが望ましく、ビス下孔5のサイズは、使用する木ネジ10のサイズに応じて4.0〜10.8mmとすることが望ましい。
木ネジ10の長さは、50〜150mmであることが望ましい。この時、木ネジ10の長さは長いほど、保持力は大きくなる。木ネジ10の長さが、50mmよりも短いと保持力が小さくなりすぎ、長期の使用により緩んだりする可能性がある。特に繊維に並行に使用するので、これより短いと、力が加わった場合、容易に引き抜けてしまう恐れがある。150mmよりも長いとねじ込み作業の際、大きな力が必要になり、ねじ込みに時間が掛かりすぎる、また、木ネジ10の重量が大きくなり、フレーム部材11全体の重量が増えるなどの問題がある。好ましくは、60〜90mmが望ましい。
ただし、棒状体1の長さが短く、50mmの木ネジ10を両端からねじ込むと木ネジ10の先端同士が衝突し、プレート6を正しくつけることができない場合は、この限りではない。この場合、木ネジ10の保持力を確保するため、さらに硬い木材の選択や接着剤との併用が望ましい。また、木ネジ10を使用せず、通しボルトとナットでプレート6同士を緊結する方法でもよい。
貫通するビス下孔5の孔あけ位置は、棒状体1の外面から木ネジ10中心までの距離が木ネジ10の直径以上離れていることが望ましい。又、ビス下孔5同士の中心間距離は、木ネジ10の直径の2倍以上であることが望ましい。
棒状体1の外面からの中心までの距離が、木ネジ10の直径より短い場合は、ねじ込み時や、力が加わった時に棒状体1の外面側にクラックが入ったり、木ネジ10が引き抜け易くなったりする危険性がある。また、外面からの中心までの距離を、木ネジ10の直径より長くすると、木ネジ10同士の距離が短くなり、外力が加わった場合の耐力が小さくなるという問題が生じる。
プレート6の平面寸法は、棒状体1の断面寸法と略同サイズ以下とすることが望ましい。また棒状体1の断面寸法より小さくして、棒状体の木口を欠き込み、欠き込み部分にプレート6を埋め込むようにして取り付けることで、プレート6が接合後には、見えないようにしてもよい。プレート6の厚さは、1mm〜15mmが望ましい。
ここで、1mmより薄くした場合は、雌ネジ部分の長さが短くなり、接合時のボルト17の保持力が小さくなるため好ましくない。
プレート6の雌ネジ孔7のサイズは、M4〜M10が望ましい。M4よりも小さいと接合時のボルト17の保持力が小さくなり過ぎる、ねじ込み作業がしづらくなる、という問題がある。M10より大きいとボルト17の重量が大きくなりすぎ、全体重量も大きくなるので好ましくなく、また、接合具12の中空部13からのねじ込み作業もしづらくなるという問題がある。
プレート6には2箇所以上の木ネジ10を通すための貫通孔8を加工する。上下左右方向からの加力を考慮すると上下に2箇所づつ配分し、好ましくは4箇所とすることが望ましい。また、4箇所以上としてもよいが、対費用効果を考えると、できるだけ数は少ない方が望ましい。
止めつけ用の木ネジ10のサイズは4〜10mmが望ましく、プレート6に加工する貫通孔8の直径は木ネジ10のサイズより0.5〜2.0mm大きくすることが望ましい。製造誤差や木の収縮に対応させるためである。また、木ネジ10は、皿頭、ナベ頭のいずれを用いてもよく、用いる木ネジ10のサイズ、形状に合わせて、貫通孔8の端部の一方は、木ネジ10の頭部分がプレート6内に納まるような深さと角度のある加工を施すことが望ましい。
プレート6に、接合後の回転を防止するために嵌入部9を加工してもよい。嵌入部9の直径は、3〜8mm程度とし、接合具12に設けられた突起部16と嵌合させる位置に形成すればプレート平面のどの位置に形成してもよい。
図3に示す様に、接合具12の外部形状は、四角柱以外の多角柱でもよい。また、安全性の観点から、端部はR面取形状としてもよい。
接合具12のサイズは、フレーム11の断面と略同サイズ以下とすることが望ましい。中空部13の内法寸法は、16〜54mmとするのが望ましく、16mmより小さくなると中空部13に挿入できるボルト17のサイズが小さくなり耐力が不足するなどの問題が生じる。肉厚は3〜8mmとするのが望ましい。3mmより小さくなると強度が小さくなり、8mmより大きくなると中空部13の内法寸法が小さくなり、ボルト17のサイズが小さくなり過ぎるか、ボルト17が挿入できなくなる。あるいは、接合具12自体が大きくなる傾向が生じ好ましくない。
接合用のボルト17の長さは、ボルト17自体の長さと、ワッシャー19の厚みとボルト頭18の高さとの総合計寸法が、接合具12の中空部13の内法寸法よりも、短くなければならない。この時の寸法差は1〜3mm好ましい。1mmよりも小さいと製造公差によってボルト17が納まらなくなる可能性がある。
また、接合具12の肉厚とワッシャー19とボルト頭18の高さとの合計寸法の2倍の寸法に、ボルト頭18の半径寸法を足した総計長さが、接合具12の外形寸法より小さくなければならない。この時の前記総計長さと外形寸法の差は1〜3mmが望ましい。1mmよりも小さいと製造公差によってボルト17が納まらなくなる可能性がある。
ここで、ボルト17のサイズは、作業性、強度上の問題を解決できる最低寸法にできる限り近いものがよいと考えられ、大きくなればなる程、接合具12のサイズが大きくなり、重くなるなどの問題が生じる。またボルト17を挿入する貫通孔13は製造公差を考慮してボルト17の0.3mm〜1mm大きくすることが望ましい。
接合具12に、接合後の回転防止のための突起部16を加工してもよい。突起部16は、雌ネジを加工し、ネジをねじ込むことで、ネジの頭を突起部16とする、突起部16を一体で形成する、などの方法がある。形状は円柱、角柱、半円などでもよく特に限定はしない。また、プレート6に嵌合される位置であれば、接合面14のどの位置に形成してもよく、プレート6に突起部、接合具12に嵌入部を設けてもよい。
図4の(a)に示す様に、フレーム部材11の接合が、接合具12に対して1本だけの場合、または、2本以上の場合でも、フレーム部材11が直行する方向の接合では、接合用のボルト17を互いに直交する方向に挿入するため、ボルト17を挿入した位置の延長方向の貫通孔15または中空部13から、ドライバー22での締め付けを行うことができる。
図4の(b)に示すように、1つの接合具12に対してフレーム部材11が2本以上となる場合の接合で、フレーム部材11が連続する方向の接合では、ボルト17のボルト頭18が中空部13の内部で向き合うため、後からねじ込み作業をするボルト17は、中空部13からL型に曲がった六角レンチ23を挿入し、締め付け作業を行う。中空部13からの締め付けの場合は、六角孔20付のボルト17を使用した方が、締め付け作業を行いやすい。
接合には、全てに六角孔20付のボルト17を使用しても良いし、十字型21付のボルト17との併用としても良い。
図5に示すように、フレーム部材11と接合具12をボルトで締め付けることで接合し、自由な形状、大きさに組み立てる。接合後は、強固な構造体となり、また、接合後でもフレーム部材11と接合具12を容易に分解できるので、形状、大きさの変更や、一部の部品の交換なども簡単にできる。この構造体を骨組みとして、ガラス、ダンボール、金属製品、板材、布地、など様々な素材や部品などを組み合わせるなどして、自由に製品を製作しても良い。
棒状体の構成を示す断面図と斜視図 棒状体とプレートの構成を示す斜視図 接合具を示す斜視図 フレーム部材と接合具の接合方法示す斜視図 構造体を示す斜視図
符号の説明
1 棒状体
2 芯材
3 側材
4 溝
5 ビス下孔
6 プレート
7 雌ネジ孔
8 貫通孔
9 嵌入部
10 木ネジ
11 フレーム部材
12 接合具
13 中空部
14 接合面
15 貫通孔
16 突起部
17 ボルト
18 ボルト頭
19 ワッシャー
20 六角孔
21 十字型
22 ドライバー
23 六角レンチ
24 構造体

Claims (3)

  1. 長手方向に貫通する2個以上のビス下孔を有する角柱又は円柱状の棒状体の木口面に、1個以上の雌ネジ孔と、前記ビス下孔と一致する位置にあけられた2個以上の貫通孔とを有するプレートが、前記貫通孔から前記ビス下孔に木ネジ等を用いてネジ止めされたことを特徴とするフレーム部材。
  2. 底板を有する中空多面筒状の接合具であって、底板面と側板面のうち少なくとも1以上の面に、ボルトを用いて請求項1に記載のプレートと接合するための少なくとも1個以上の貫通孔を有することを特徴とする接合具。
  3. 請求項1に記載のフレーム部材と請求項2に記載の接合具で構成される構造体であって、前記接合具の底板面と側板面のうち少なくとも1以上の面にあけられた1個以上の貫通孔に中空部内側から接合ボルトが挿入され、請求項1に記載のプレートの雌ネジ孔にネジ止めされたことを特徴とする構造体。
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