JP2007053427A - 撮像装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】低照度での撮影であっても、手振れによる画像間の位置ずれを正確に検出して、手振れのない良好な画像を得ることを目的とする。
【解決手段】被写体を撮影する実画像撮影用の撮像素子14aとは別に、高感度な特性を有する位置ずれ検出用の撮像素子14bを備える、この撮像素子14a,14bを同時に駆動して被写体の撮影を行う。その際に、撮像素子14bから得られる画像データを用いて撮影時の手振れによる画像間の位置ずれ量を位置ずれ検出部28にて算出し、この位置ずれ量に基づいて、撮像素子14aから得られる画像データの位置を位置補正部29にて補正する。これにより、低照度での撮影であっても、手振れによる画像間の位置ずれを正確に検出して、手振れのない良好な画像を得ることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置に係り、特に撮影時の手振れを補正するための手振れ補正機能を備えた撮像装置と、この撮像装置に用いられる画像処理方法及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラでは、手ぶれを起こさない短い露光時間で連続撮影を行い、その連続撮影によって得られた複数枚の画像を重ね合わせることで、ブレのないノイズを抑えた鮮明な画像を得る方法が考えられている。
ここで、連続撮影における各フレームの間隔は短時間であっても、その間にカメラと被写体との間に位置ずれが生じる可能性がある。このため、連続撮影によって得られた各画像を重ね合わせて合成する場合には、このような位置ずれを補正して重ね合わせることが必要となる。
従来、手振れによる画像間の位置ずれを検出する方法として、時差をおいて撮影した2つの画像の相互相関をとることによって画像間の位置ずれを検出する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−173992号公報
例えば、ストロボを使用できない場合、あるいは、ストロボを使用しても被写体がカメラから遠くてストロボ光が十分に届かない場合など、低照度で撮影された画像はSN比が非常に低く、被写体の特徴点を抽出しづらい。このため、手振れによる画像間の位置ずれを正確に検出することができず、画像合成しても良好な画像が得られないといった問題がある。
本発明は前記のような点に鑑みなされたもので、低照度での撮影であっても、手振れによる画像間の位置ずれを正確に検出して、手振れのない良好な画像を得ることのできる撮像装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置は、被写体を撮影する実画像撮影用の第1の撮像素子と、この第1の撮像素子よりも高感度な特性を有する位置ずれ検出用の第2の撮像素子と、前記第1および第2の撮像素子を同時に駆動して被写体の撮影を行う撮影手段と、この撮影手段による撮影時に前記第2の撮像素子から得られる画像データを用いて撮影時の手振れによる画像間の位置ずれ量を算出する位置ずれ検出手段と、この位置ずれ検出手段によって得られた位置ずれ量に基づいて、前記第1の撮像素子から得られる画像データの位置を補正する位置補正手段とを具備して構成される。
このような構成によれば、高感度な特性を有する第2の撮像素子から得られる画像データを用いて撮影時の手振れによる画像間の位置ずれ量が算出され、この位置ずれ量に基づいて実画像撮影用の第1の撮像素子から得られる画像データの位置が補正される。これにより、低照度での撮影であっても、手振れによる画像間の位置ずれを正確に検出して、手振れのない良好な画像を得ることができる。
また、本発明の請求項2は、前記請求項1記載の撮像装置において、前記位置ずれ検出手段は、前記第2の撮像素子から連続的に得られる少なくとも2枚の画像データを比較して位置ずれ量を算出することを特徴とする。
このような構成によれば、第2の撮像素子から連続的に得られる少なくとも2枚の画像データを比較することで位置ずれ量が算出されて実画像の位置補正に適用される。
また、本発明の請求項3は、前記請求項1または2記載の撮像装置において、前記第1および第2の撮像素子のそれぞれから得られる画像データの相違を考慮して、前記位置ずれ検出手段によって得られた位置ずれ量を前記第1の撮像素子から得られる画像データの座標系に対応させる光学素子補正手段を備え、前記位置補正手段は、この光学素子補正手段による補正後の位置ずれ量に基づいて、前記第1の撮像素子から得られる画像データの位置を補正することを特徴とする。
このような構成によれば、例えば第1の撮像素子と第2の撮像素子のサイズや画素数が異なるな場合でも、各撮像素子のそれぞれから得られる画像データの相違を考慮して位置ずれ量が補正されるので、その補正後の位置ずれ量を用いて実画像の位置を正しく補正することができる。
また、本発明の請求項4は、前記請求項1記載の撮像装置において、前記第1の撮像素子は、カラーフィルタを備えた撮像素子であり、前記第2の撮像素子は、カラーフィルタを備えないモノクロ撮影用の撮像素子であることを特徴とする。
このような構成によれば、カラーフィルタを備えた撮像素子を実画像撮影用として用いることで、実画像を高画質に撮影することができ、その一方で、カラーフィルタを備えない撮像素子を位置ずれ検出用として用いることで、低照度時でも高感度に画像を撮影して位置ずれを高精度に検出することができる。
また、本発明の請求項5は、前記請求項1記載の撮像装置において、前記第1の撮像素子は、可視光領域に感度を有し、前記第2の撮像素子は、可視光領域以外に感度を有することを特徴とする。
このような構成によれば、可視光領域に感度を有する撮像素子を実画像撮影用として用いることで、実画像を高画質に撮影することができ、その一方で、可視光領域以外に感度を有する撮像素子を位置ずれ検出用として用いることで、低照度時でも高感度に画像を撮影して位置ずれを高精度に検出することができる。
また、本発明の請求項6は、前記請求項1記載の撮像装置において、装置本体に設けられた第1の撮影レンズと、この第1の撮影レンズに並設された第2の撮影レンズとを備え、前記第1の撮像素子は前記第1の撮影レンズを介して入射される光を受け、前記第2の撮像素子は前記第2の撮影レンズを介して入射される光を受けることを特徴とする。
このような構成によれば、2つの撮影レンズを介して入射された光をそれぞれ第1および第2の撮像素子で受けることで、実画像撮影用と位置ずれ検出用の画像データを同時に作成することができる。
また、本発明の請求項7は、前記請求項1記載の撮像装置において、装置本体に設けられた1つの撮影レンズと、この撮影レンズを介して入射される光を第1の波長成分と第2の波長成分に分離する分離手段とを備え、前記第1の撮像素子は前記分離手段によって分離された第1の波長成分の光を受け、前記第2の撮像素子は前記分離手段によって分離された第2の波長成分の光を受けることを特徴とする。
このような構成によれば、1つの撮影レンズを介して入射される光を第1の波長成分と第2の波長成分に分離する分離手段を備え、第1の波長成分の光を第1の撮像素子で受け、第2の波長成分の光を第2の撮像素子で受けることで、実画像撮影用と位置ずれ検出用の画像データを同時に作成することができる。
また、本発明の請求項8は、前記請求項7記載の撮像装置は、前記分離手段は、前記撮影レンズを介して入射される光を可視光領域の波長成分と赤外光領域の波長成分に分離するものであり、前記第1の撮像素子は、可視光領域に感度を有し、前記第2の撮像素子は、赤外光領域に感度を有することを特徴とする。
このような構成によれば、1つの撮影レンズを介して入射される光が分離手段によって可視光領域の波長成分と赤外光領域の波長成分に分離されるので、赤外光領域に感度を有する撮像素子を位置ずれ検出用の第2の撮像素子として用いれば、高精度に位置ずれを検出することができる。
本発明の請求項9に係る画像処理方法は、被写体を撮影する実画像撮影用の第1の撮像素子と、この第1の撮像素子よりも高感度な特性を有する位置ずれ検出用の第2の撮像素子とを備えた撮像装置に用いられる画像処理方法であって、前記第1および第2の撮像素子を同時に駆動して被写体の撮影を行う第1のステップと、この第1のステップによる撮影時に前記第2の撮像素子から得られる画像データを用いて撮影時の手振れによる画像間の位置ずれ量を算出する第2のステップと、この第2のステップによって得られた位置ずれ量に基づいて、前記第1の撮像素子から得られる画像データの位置を補正する第3のステップとを備えたことを特徴とする。
このような画像処理方法によれば、前記各ステップに従った処理を実行することにより、前記請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
本発明の請求項10に係るプログラムは、被写体を撮影する実画像撮影用の第1の撮像素子と、この第1の撮像素子よりも高感度な特性を有する位置ずれ検出用の第2の撮像素子とを備えた撮像装置を制御するコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、前記第1および第2の撮像素子を同時に駆動して被写体の撮影を行う第1の機能と、この第1の機能による撮影時に前記第2の撮像素子から得られる画像データを用いて撮影時の手振れによる画像間の位置ずれ量を算出する第2の機能と、この第2の機能によって得られた位置ずれ量に基づいて、前記第1の撮像素子から得られる画像データの位置を補正する第3の機能とを実現させることを特徴とする。
したがって、コンピュータが前記各機能を実現するためのプログラムを実行することにより、前記請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
本発明によれば、実画像撮影用の撮像素子とは別に、高感度特性を有する撮像素子を位置ずれ検出用に用いて撮影を行うことにより、低照度での撮影であっても、手振れによる画像間の位置ずれを正確に検出して、手振れのない良好な画像を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図である。
このデジタルカメラ10の装置本体11の上面には、シャッターキー12が設けられている。このシャッターキー12は、撮影タイミングを指示するための操作キーとして用いられる。
なお、この他に、特に図示しないが、例えば電源キーや、撮影モードと再生モードを切り替えるためのモードキー、撮影動作に関わる各種メニューを表示するためのメニューキーなどが装置本体の所定の箇所に設けられている。また、装置本体の背面には図示せぬ液晶画面が設けられており、撮影時に現在の撮影対象がスルー画像として表示され、再生時にはメモリに記録された画像が再生表示される。
ここで、装置本体11の正面(被写体と対向する面)には、2つの撮影レンズ13a,13bが並設されている。一方の撮影レンズ13aは実画像撮影用であり、他方の撮影レンズ13bは位置ずれ検出用であり、互いに近接して設けられている。
図2は第1の実施形態に係るデジタルカメラの撮影レンズと被写体との関係を示す図である。図中のKa,Kbは撮影レンズ13a,13bの光軸、θa,θbは撮影レンズ13a,13bの画角を示している。また、15は被写体である。実画像撮影用の撮影レンズ13aと位置ずれ検出用の撮影レンズ13bは、それぞれに同じ画角、同じ倍率を有する。
図3は第1の実施形態に係るデジタルカメラの撮影レンズと撮像素子との関係を示す図である。図中の14a,14bは撮像素子である。
デジタルカメラ10の装置本体11内には、撮影レンズ13a,13bに対応させて2つの撮像素子14a,14bが内蔵されている。撮像素子14a,14bは、例えばCCD(charge coupled device)からなり、それぞれに撮影レンズ13a,13bを通して入力される被写体の各部位からの光を受光し、その光の強度に応じた電気信号を出力する。
撮像素子14aは実画像撮影用であり、撮影レンズ13aの光軸Ka上に設けられている。この撮像素子14aは、実画像を得るために可視光線領域に感度を有し、その前面にベイヤー配列状にカラーフィルタが配置されている。なお、IR(赤外線)領域の光をカットするためのフィルタが配置される場合もある。
撮像素子14bは位置ずれ検出用であり、撮影レンズ13bの光軸Kb上に設けられている。この撮像素子14bは、モノクロ撮像素子であって、カラーフィルタ、IRカットフィルタ、UV(紫外線)カットフィルタ等のフィルタ類の配置はない。また、この撮像素子14bは、微小な光も感知可能な高感度な特性を有し、低照度の撮影時でも被写体の外形の特徴等を鮮明に撮影することができる。この2つの撮像素子14a,14bは同じ画素サイズ、同じ画素数を有し、撮影時に同時に駆動される。
図4は同実施形態に係るデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ10は、実画像撮影用の撮像素子14aと位置ずれ検出用の撮像素子14bを備えている。上述したように、撮像素子14aは、可視光領域に感度を有し、カラーフィルタを備えた光電変換素子である。撮像素子14bは、可視光領域以外のIR領域にも感度を有し、カラーフィルタ等を備えずに低照度時でも高感度撮影可能なモノクロの光電変換素子である。
タイミングジェネレータ(TG)21は、この2つの撮像素子14a,14bの撮影タイミングをコントロールする。ADコンバータ(ADC)22は、撮像素子14aから出力される電気信号をデジタルの画像データに変換する。メモリ23は、実画像用のメモリであり、撮像素子14aからADコンバータ22を介して得られる画像データを実画像として1枚分記憶する。ADコンバータ(ADC)24は、撮像素子14bから出力される電気信号をデジタルの画像データに変換する。メモリ25は、位置ずれ検出用のメモリであり、撮像素子14bからADコンバータ24を介して得られる画像データを1枚分記憶する。
CPU26は、デジタルカメラ10の動作制御を行うためのコンピュータであって、図示せぬROM等に記憶されたプログラムを読み込むことにより、そのプログラムに記述された手順に従って各種処理を実行する。
このCPU26には、画像生成部27、位置ずれ検出部28、位置補正部29が設けられている。なお、これらは、CPU26によって実行される処理を機能的に示したものである。
画像生成部27は、メモリ25に記憶された画像データを元に位置ずれを算出しやすい画像を生成して、メモリ31またはメモリ32に記憶する。このメモリ31,32は共に位置ずれ検出のために用意されたメモリであり、ここでは連続撮影によって順次得られる複数枚の画像データのうち、1枚目の画像データが基準画像としてメモリ31に記憶され、2枚目以降の画像データが順に1枚ずつ参照画像としてメモリ32に記憶されるようになっている。
位置ずれ検出部28は、メモリ31に記憶された基準画像とメモリ32に記憶された参照画像とを比較し、手振れによる画像間の位置ずれ量を算出する。位置補正部29は、この位置ずれ検出部28によって算出された位置ずれ量に基づいて、メモリ23に記憶された画像データつまり実画像の位置を補正して、加算平均部33に与える。
加算平均部33は、連続撮影によって順次得られる画像データの各画素の輝度値を加算平均して1枚の合成画像を生成する部分であり、ここでは位置補正部29によって位置補正された実画像を合成対象として加算平均を行い、その結果を後段のメモリ34に記憶する。なお、1枚目の基準画像に相当する実画像については、そのままスルーしてメモリ34に記憶され、2枚目以降の実画像がその基準画像の上に順に重ね合わせられていくものとする。
外部メモリ35は、加算平均部33によってメモリ34内に作成された合成画像を手振れ補正後の撮影画像として記憶、保存しておくメモリである。なお、実際には、例えばJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)等により圧縮処理されて外部メモリ35に保存される。この外部メモリ35としては、例えばフラッシュメモリなどが用いられる。
次に、同実施形態の動作を説明する。
なお、以下のフローチャートで示される処理は、マイクロコンピュータであるCPU26が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。
図5は同実施形態におけるデジタルカメラの画像処理の動作を示すフローチャートであり、連続撮影によって得られた複数枚の画像データ(静止画)を位置合わせして合成することで、手振れを補正した画像を作成する場合の処理の流れが示されている。
まず、実画像撮影用の撮像素子14aの出力状況に応じて撮像素子14aに対するゲインおよび露光時間が設定される。なお、露光時間は撮影時に手振れが発生しても、撮影された画像が大きくぶれない程度の値に設定される。例えば、125msec以下が望ましい。位置ずれ検出用の撮像素子14bに対しても同様の露光時間が設定されると共に、ADC出力レンジに合致したゲインが設定される(ステップA11)。
シャッターキー12の押下操作により撮影が指示されると、前記ステップA11で設定されたゲインおよび露光時間に従って撮像素子14aと撮像素子14bが同じタイミングで駆動され、それぞれに対応したADコンバータ22,23を介して1枚分の画像データがメモリ23,25に個別に記憶される(ステップA12)。
メモリ25に記憶された1枚目の画像データは、画像生成部27によって位置ずれを算出しやすいように画像処理された後、基本画像としてメモリ31に記憶される(ステップA13)。一方、メモリ23に記憶された1枚目の画像データは、位置補正処理および加算平均処理されずに、そのまま基本画像としてメモリ34に記憶される(ステップA14)。
次に、合成すべき既定枚数分の画像の処理が終了したか否かが判断される(ステップA18)。既定枚数に達していなければ(ステップA18のNo)、ステップA12に戻って2枚目以降の撮影が所定の時間間隔で連続して実行される。この場合、2枚目の撮影で撮像素子14aから得られた実画像データはメモリ23に保持され、撮像素子14bから得られた位置ずれ検出用の画像データはメモリ25に記憶された後、画像生成部27にて画像処理されてメモリ32に参照画像として記憶される。このとき、メモリ31には1枚目の画像データが基準画像として保持されている。
メモリ31に記憶された基準画像とメモリ32に記憶された参照画像は位置ずれ検出部28に与えられ、その2つの画像データを用いて手振れによる画像間の位置ずれ量が算出される(ステップA15)。
なお、位置ずれ量の算出方法としては、例えば特許文献1に開示されているような方法の他に、様々な方法がある。本発明では、これらの方法に特に限定されるものではなく、既知の方法にて位置ずれ量の算出を行うものとする。
この位置ずれ検出部28によって得られた位置ずれ量は位置補正部29に与えられる。位置補正部29では、前記位置ずれ量に基づいて前記メモリ23に保持されている2枚目の実画像の位置を基本画像に合致するように補正する(ステップA16)。
この位置ずれ補正後の2枚目の実画像は加算平均部33に与えられ、その実画像を構成する各画素の輝度値とメモリ34に既に記憶されている基本画像の各画素の輝度値が加算平均される(ステップA17)。
以下、同様にして既定枚数分の撮影が連続的に行われ、基本画像に対して2枚目以降に得られた実画像が位置ずれ補正されて順に加算平均処理され、その合成画像がメモリ34に生成されることになる。
この加算平均処理について説明すると、一般に、同一点の信号の相関は高く、n回加算すればn倍の値が得られる。一方、雑音は不規則雑音を想定すると、多数回平均(時間平均)により0となるので、SN比はN回の積算平均により、√n倍向上する。したがって、複数回の撮像結果を合成することにより、実効的な露出時間が長くなり、出力が合成画像数のn倍となり、感度がn倍増加すると共に、画像のSN比は、√n倍向上することになる。
既定枚数分の画像の処理が終了すると(ステップA18のYes)、メモリ34に生成された合成画像が手振れを補正した画像として外部メモリ35に出力され、所定の方式で圧縮されて保存される(ステップA19)。
このように、実画像撮影用の撮像素子14aとは別に、高感度特性を有する撮像素子14bを用いて同時に撮影を行うことで、低照度での撮影であっても、撮像素子14bから順次得られる画像データから被写体の特徴点を抽出して画像間の位置ずれ量を正確に算出することができる。よって、その位置ずれ量に基づいて、撮像素子14aから順次得られる実画像を位置合わせして重ね合わせることで、手振れ成分を補正した鮮明な画像を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前記第1の実施形態では、2組の光学系の画角および倍率が同じであり、また、これらの光学系に対応して設けられた2組の撮像素子のサイズおよび画素数も同じであった。しかしながら、図6および図7に示すように、必ずしも同じものを使用しなくとも実現できる。図6の例は、撮影レンズ13a,13bの倍率が異なり、撮像素子14a,14bのサイズおよび画素数が異なる場合を示している。図7の例は、さらに撮影レンズ13a,13bの画角が異なる場合を示している。
図8は第2の実施形態に係るデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。なお、図4(第1の実施形態)の構成と同一部分には同じ符号を付して、以下の説明は省略するものとする。
図8において、図4と異なる点はCPU26に光学素子補正部30が備えられていることである。この光学素子補正部30は、実画像撮影用の撮像素子14aと位置ずれ検出用の撮像素子14bのそれぞれから得られる画像データの相違を考慮して、位置ずれ検出部28によって算出された位置ずれ量を撮像素子14aから得られる画像データの座標系に対応させる。
位置補正部29では、この光学素子補正部30による補正後の位置ずれ量を用いて、メモリ23に記憶された画像データつまり実画像の位置を補正する。
次に、第2の実施形態としての動作について説明する。
なお、以下のフローチャートで示される処理は、マイクロコンピュータであるCPU26が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。
図9は第2の実施形態におけるデジタルカメラの画像処理の動作を示すフローチャートであり、連続撮影によって得られた複数枚の画像データ(静止画)を位置合わせして合成することで、手振れを補正した画像を作成する場合の処理の流れが示されている。
基本的な処理の流れは、前記第1の実施形態における図5のフローチャートと同じであり、異なる点はステップB16で光学素子処理が追加されていることである。
すなわち、まず、実画像撮影用の撮像素子14aの出力状況に応じて撮像素子14aに対するゲインおよび露光時間が設定されると共に、位置ずれ検出用の撮像素子14bに対しても同様の露光時間が設定されると共に、ADC出力レンジに合致したゲインが設定される(ステップB11)。
シャッターキー12の押下操作により撮影が指示されると、前記ステップB11で設定されたゲインおよび露光時間に従って撮像素子14aと撮像素子14bが同じタイミングで駆動され、それぞれに対応したADコンバータ22,23を介して1枚分の画像データがメモリ23,25に個別に記憶される(ステップB12)。
メモリ25に記憶された1枚目の画像データは、画像生成部27によって位置ずれを算出しやすいように画像処理された後、基本画像としてメモリ31に記憶される(ステップB13)。一方、メモリ23に記憶された1枚目の画像データは、位置補正処理および加算平均処理されずに、そのまま基本画像としてメモリ34に記憶される(ステップB14)。
次に、合成すべき既定枚数分の画像の処理が終了したか否かが判断される(ステップB19)。既定枚数に達していなければ(ステップB19のNo)、ステップB12に戻って2枚目以降の撮影が所定の時間間隔で連続して実行される。この場合、2枚目の撮影で撮像素子14aから得られた実画像データはメモリ23に保持され、撮像素子14bから得られた位置ずれ検出用の画像データはメモリ25に記憶された後、画像生成部27にて画像処理されてメモリ32に参照画像として記憶される。このとき、メモリ31には1枚目の画像データが基準画像として保持されている。
メモリ31に記憶された基準画像とメモリ32に記憶された参照画像は位置ずれ検出部28に与えられ、その2つの画像データを用いて手振れによる画像間の位置ずれ量が算出される(ステップB15)。
ここで、第2の実施形態では、位置ずれ検出部28によって算出された位置ずれ量が光学素子補正部30に与えられる。撮像素子14a,14bのサイズおよび画素数が異なる場合には、撮像素子14aから得られる画像(画像Aとする)と撮像素子14bから得られる画像(画像Bとする)とで動きベクトルの画素単位の移動量が異なる。位置ずれ検出部28では、この移動量の差に基づいて、画像Bから算出された位置ずれ量を画像Aの座標系に合わせて補正する。撮影レンズ13a,13bの倍率や画角が異なる場合でも同様であり、その光学系の違いによって生じる画像A,Bの動きベクトルの移動量の差に基づいて、前記位置ずれ量が画像Aの座標系に合わせて補正されることになる(ステップB16)。
このようにして補正された位置ずれ量は位置補正部29に与えられる。位置補正部29では、その補正後の位置ずれ量に基づいて前記メモリ23に保持されている2枚目の実画像の位置を基本画像に合致するように補正する(ステップB17)。
この位置ずれ補正後の2枚目の実画像は加算平均部33に与えられ、その実画像を構成する各画素の輝度値とメモリ34に既に記憶されている基本画像の各画素の輝度値が加算平均される(ステップB18)。
以下、同様にして既定枚数分の撮影が連続的に行われ、基本画像に対して2枚目以降に得られた実画像が位置ずれ補正されて順に加算平均処理され、その合成画像がメモリ34に生成されることになる。
既定枚数分の画像の処理が終了すると(ステップB19のYes)、メモリ34に生成された合成画像が手振れを補正した画像として外部メモリ35に出力され、所定の方式で圧縮されて保存される(ステップB20)。
このように、実画像撮影用と位置ずれ検出用の光学系および撮像素子が異なる場合でも、位置ずれ検出用の撮像素子によって得られる画像間の位置ずれ量を実画像撮影用の撮像素子によって得られる画像の座標系に合わせて補正することにより、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
前記第1および第2の実施形態では、実画像撮影用と位置ずれ検出用に撮影レンズ13a,13bが個別に設けられていた。これに対し、第3の実施形態では、図10に示すように、光学系は撮影レンズ13aの1つであり、その撮影レンズ13aを通して入射される光をコールドミラー16にて可視光と赤外光に分離する構成としている。
コールドミラー16は撮影レンズ13aの光軸上に所定の角度に傾けた状態で設けられており、その光軸上の後段に位置ずれ検出用の撮像素子14bが配設されている。また、コールドミラー16の反射側に実画像撮影用の撮像素子14aが配設されている。
図11はコールドミラー16の反射特性を示す図であり、波長が400〜700nmの可視光を反射し、700nm以上の赤外光を通過させる特性を有する。
このような構成において、撮影時に撮影レンズ13aを通じて入射される光の可視光成分はコールドミラー16にて反射されて撮像素子14aに与えられる。一方、赤外光成分はコールドミラー16を通過して撮像素子14bに与えられる。したがって、撮像素子14bとして、赤外光領域に高感度特性を有する撮像素子を用いれば、低照度での撮影であっても、画像間の位置ずれ量を高精度に検出して、画像合成により手振れ補正した画像を得ることができる。
(応用例)
なお、前記第1および第2の実施形態では、静止画を撮影する例に説明したが、本発明の手法は動画の撮影でも適用可能である。
すなわち、静止画では、連続撮影によって得られた複数枚の画像を位置合わせてして重ね合わせることで、低照度時でのSN比を向上させて手振れのない画像を得るようにした。しかし、画像合成を行わなくても、位置ずれ検出用の撮像素子から得られた画像間の位置ずれ量を実画像に適用してリアルタイムに出力する構成とすれば、動画像に対する手振れも同様に補正することが可能である。
その場合の画像処理を図12に示す。この図12のフローチャートに示される処理についても、マイクロコンピュータであるCPU26が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。なお、回路構成については特に図示しないが、前記第1の実施形態における図4の構成を例にすれば、画像合成の要素である加算平均部33とメモリ34を除くことで実現できる。
図4の構成を例にして、動画撮影時の処理を簡単に説明すると、2つの撮像素子14a,14bのゲインおよび露光時間が設定された後(ステップC11)、シャッターキー12の押下操作に伴い、撮影が開始される(ステップC12)。
静止画撮影のときと同様に、撮像素子14aは実画像撮影用として用いられ、その撮像素子14aからフレーム単位で順次得られる各画像データはADコンバータ22を介してメモリ23に記憶される。一方、撮像素子14bは位置ずれ検出用として用いられ、その撮像素子14bからフレーム単位で順次得られる各画像データはADコンバータ24を介してメモリ25に記憶される。
ここで、メモリ25に記憶される各画像データは、画像生成部27にて画像処理された後、メモリ31,32に交互に記憶される(ステップC13)。このメモリ31,32に記憶された2つの画像データが位置ずれ検出部28に与えられて、その2つの画像データを用いて手振れによる画像間の位置ずれ量が算出される(ステップC14)。そして、その位置ずれ量に基づいて、メモリ23に記憶された実画像の位置が位置補正部29にて補正される(ステップC15)。
このように、撮像素子14bから順次得られる位置ずれ検出用の各画像データを用いて位置ずれ量が算出され、撮像素子14aから順次得られる実画像撮影用の各画像データにリアルタイムで適用されて、手振れによる位置ずれが補正される。このような処理が例えばシャッターキー12の再押下による動画撮影の終了指示があるまでの間、繰り返される。動画撮影の終了指示があると(ステップC16のYes)、位置補正された各画像からなる動画データが所定の方式で圧縮処理されて外部メモリ35に保存される(ステップC17)。
なお、このような動画撮影に対しても、前記第2の実施形態を適用可能である。すなわち、撮影レンズ13a,13bや撮像素子14a,14bがまったく同じものでなくとも、図8に示した光学素子補正部30を備えることで対応することが可能である。
さらに、本発明は、デジタルカメラの他に、例えばカメラ付きの携帯電話機など、撮影機能を備えた電子機器であれば、これらのすべてに適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
要するに、本発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
さらに、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図である。 図2は同実施形態に係るデジタルカメラの撮影レンズと被写体との関係を示す図である。 図3は同実施形態に係るデジタルカメラの撮影レンズと撮像素子との関係を示す図である。 図4は同実施形態に係るデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 図5は同実施形態におけるデジタルカメラの画像処理の動作を示すフローチャートである。 図6は本発明の第2の実施形態に係るデジタルカメラにおいて、実画像撮影用と位置ずれ検出用に異なる撮影レンズと撮像素子を用いた場合の一例を示す図である。 図7は同実施形態に係るデジタルカメラにおいて、実画像撮影用と位置ずれ検出用に異なる撮影レンズと撮像素子を用いた場合の別の例を示す図である。 図8は同実施形態に係るデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 図9は同実施形態におけるデジタルカメラの画像処理の動作を示すフローチャートである。 図10は本発明の第3の実施形態に係るデジタルカメラのコールドミラーを用いた撮像系の構成を示す図である。 図11は同実施形態におけるデジタルカメラのコールドミラーの反射特性を示す図である。 図12は本発明を動画撮影に適用した場合の画像処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10…デジタルカメラ、11…装置本体、12…シャッターキー、13a…実画像撮影用撮影レンズ、13b…位置ずれ検出用撮影レンズ、14a…実画像撮影用撮像素子、14b…位置ずれ検出用撮像素子、15…被写体、16…コールドミラー、21…タイミングジェネレータ(TG)、22…ADコンバータ(ADC)、23…メモリ、24…ADコンバータ(ADC)、25…メモリ、26…CPU、27…画像生成部、28…位置ずれ検出部、29…位置補正部、30…光学素子補正部、31…メモリ、32…メモリ、33…加算平均部、34…メモリ、35…外部メモリ。

Claims (10)

  1. 被写体を撮影する実画像撮影用の第1の撮像素子と、
    この第1の撮像素子よりも高感度な特性を有する位置ずれ検出用の第2の撮像素子と、
    前記第1および第2の撮像素子を同時に駆動して被写体の撮影を行う撮影手段と、
    この撮影手段による撮影時に前記第2の撮像素子から得られる画像データを用いて撮影時の手振れによる画像間の位置ずれ量を算出する位置ずれ検出手段と、
    この位置ずれ検出手段によって得られた位置ずれ量に基づいて、前記第1の撮像素子から得られる画像データの位置を補正する位置補正手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記位置ずれ検出手段は、前記第2の撮像素子から連続的に得られる少なくとも2枚の画像データを比較して位置ずれ量を算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第1および第2の撮像素子のそれぞれから得られる画像データの相違を考慮して、前記位置ずれ検出手段によって得られた位置ずれ量を前記第1の撮像素子から得られる画像データの座標系に対応させる光学素子補正手段を備え、
    前記位置補正手段は、この光学素子補正手段による補正後の位置ずれ量に基づいて、前記第1の撮像素子から得られる画像データの位置を補正することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記第1の撮像素子は、カラーフィルタを備えた撮像素子であり、
    前記第2の撮像素子は、カラーフィルタを備えないモノクロ撮影用の撮像素子であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記第1の撮像素子は、可視光領域に感度を有し、
    前記第2の撮像素子は、可視光領域以外に感度を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 装置本体に設けられた第1の撮影レンズと、
    この第1の撮影レンズに並設された第2の撮影レンズとを備え、
    前記第1の撮像素子は前記第1の撮影レンズを介して入射される光を受け、前記第2の撮像素子は前記第2の撮影レンズを介して入射される光を受けることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 装置本体に設けられた1つの撮影レンズと、
    この撮影レンズを介して入射される光を第1の波長成分と第2の波長成分に分離する分離手段とを備え、
    前記第1の撮像素子は前記分離手段によって分離された第1の波長成分の光を受け、前記第2の撮像素子は前記分離手段によって分離された第2の波長成分の光を受けることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  8. 前記分離手段は、前記撮影レンズを介して入射される光を可視光領域の波長成分と赤外光領域の波長成分に分離するものであり、
    前記第1の撮像素子は、可視光領域に感度を有し、
    前記第2の撮像素子は、赤外光領域に感度を有することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 被写体を撮影する実画像撮影用の第1の撮像素子と、この第1の撮像素子よりも高感度な特性を有する位置ずれ検出用の第2の撮像素子とを備えた撮像装置に用いられる画像処理方法であって、
    前記第1および第2の撮像素子を同時に駆動して被写体の撮影を行う第1のステップと、
    この第1のステップによる撮影時に前記第2の撮像素子から得られる画像データを用いて撮影時の手振れによる画像間の位置ずれ量を算出する第2のステップと、
    この第2のステップによって得られた位置ずれ量に基づいて、前記第1の撮像素子から得られる画像データの位置を補正する第3のステップと
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  10. 被写体を撮影する実画像撮影用の第1の撮像素子と、この第1の撮像素子よりも高感度な特性を有する位置ずれ検出用の第2の撮像素子とを備えた撮像装置を制御するコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記第1および第2の撮像素子を同時に駆動して被写体の撮影を行う第1の機能と、
    この第1の機能による撮影時に前記第2の撮像素子から得られる画像データを用いて撮影時の手振れによる画像間の位置ずれ量を算出する第2の機能と、
    この第2の機能によって得られた位置ずれ量に基づいて、前記第1の撮像素子から得られる画像データの位置を補正する第3の機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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