JP3235031B2 - カメラの手振れ表示装置 - Google Patents

カメラの手振れ表示装置

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JP3235031B2 JP20070492A JP20070492A JP3235031B2 JP 3235031 B2 JP3235031 B2 JP 3235031B2 JP 20070492 A JP20070492 A JP 20070492A JP 20070492 A JP20070492 A JP 20070492A JP 3235031 B2 JP3235031 B2 JP 3235031B2
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの手振れを検出
して撮影者に手振れ量を知らせるカメラの手振れ表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラでは、従来から種々の警告表示が
行なわれている。この中で最も頻繁に行われる警告の一
つに、カメラの手振れ警告表示がある。従来の手振れ警
告表示では、シャッタ秒時の表示を点滅させたり、音に
よって警告を発したり、さらにはカメラ振れを表す図柄
を液晶表示用のセグメントとして用意しておき、警告時
にカメラの外部またはファインダ内の液晶画面(LC
D)上に点滅表示させるなどしている(例えば、特公昭
62─37771号公報参照)。
【0003】カメラの手振れ検出の原理は、図12にお
いて、レンズLから被写体Aまでの距離をa、レンズL
から結像面Bまでの距離をb、レンズLの焦点距離をf
とすると、光軸IがI’まで角速度ωで傾いたときの結
像面Bでの像の動く速度v1は、 v1 ={af/(a−f)}×ω …… と表せる。ただし、 (1/a)+(1/b)=(1/f) …… の関係を有する。ここで、シャッタ秒時を“t”とする
と、振れ量d1 は d1 =v1 ・t …… となり、この振れ量d1 が、例えば許容錯乱円径δ(δ
=1/30mm)より大きければ“振れる”ことになる。
【0004】カメラに手振れ防止装置が備わっている場
合は、この防止装置により結像面Bでの像を速度v2 で
移動可能とすると、このときの振れ量dは、 d=(v1 −v2 )・t …… となる。この振れ量dが前記許容錯乱円径δより大きけ
れば“振れる”ことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したシ
ャッタ秒時の点滅表示や音による警告では、初心者にと
ってその警告が何を意味するのか認識できない場合があ
る。また、特別な図柄をLCD上で点滅表示させる警告
は、他の警告に比べると認識しやすいものの、図柄が複
雑で小さい場合は識別できず、逆に大きいと他の表示の
ためのスペースを減少させてしまうといった不都合があ
る。また、これらの各警告表示では手振れがあることは
分かるが、それがどの程度のものであるのか撮影者には
認識できない。また、手振れすることはわかるが、どの
様に対処してよいかわからないといった不都合がある。
【0006】そこで本発明は、新たな表示部を必要とせ
ず、かつ撮影者が振れの程度を認識しやすい表示形態で
手振れ表示を行うカメラの手振れ表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラの手
振れ表示装置は、振れ検出センサの出力に基づいてカメ
ラの振れ量を検出する振れ検出手段(12)と、前記カ
メラの撮影情報値を表す表示手段(19)と、前記振れ
量を撮影結果において所定量とするために、前記振れ量
を対応する撮影情報値である対応情報値に換算する換算
手段(10)と、前記対応情報値を表示する対応情報値
表示手段(30,30b)とを備えた構成とする。
【0008】この場合に、前記対応させた撮影情報値を
表示すると同時に、現在設定されている撮影情報値と前
記対応情報値との関係を表示するように構成する。
た、前記撮影情報値は撮影シャッタ秒時であるように構
成する。
【0009】また、本発明によるカメラの手振れ表示装
置は、振れ検出センサの出力に基づいてカメラの振れ量
を検出する振れ検出手段(12)と、カメラの撮影情報
値を表す表示手段(19)と、振れ量を撮影結果におい
て所定量とするために、振れ量を対応する撮影情報値で
ある対応情報値に換算する換算手段(10)とを設け、
対応情報値を表示手段で表示するように構成する。
【0010】この場合、対応させた撮影情報値を表示す
ると同時に、現在設定されている撮影情報値も表示手段
で表示するように構成する。また、この場合、撮影情報
値は撮影シャッタ秒時であるように構成する。さらに、
この場合、表示手段における振れ量の表示は、レリーズ
釦の半押し状態によって開始するように構成する。さら
に、この場合、表示手段における振れ量の表示は、表示
する振れ量の大きさに応じて表示レベルが変化する表示
であるように構成する。
【0011】
【作用】本発明の構成において、カメラの手振れ量の表
示は、表示手段で表示している撮影情報値の表示をレリ
ーズ釦の半押し中に一定期間停止し、この停止した撮影
情報値を表示する表示手段を用いて行う。表示を停止す
る撮影情報値としては、シャッタ秒時、焦点距離、露出
レベルまたは露出補正値などがある。
【0012】撮影情報値、例えばシャッタ秒時を表示す
る表示手段は、シャッタ目盛り、各シャッタ目盛りに対
応して設けられる複数のセグメントからなる表示素子お
よび振れ目盛りからなる。この表示手段でシャッタ秒時
を表示するときはシャッタ目盛りと設定されているシャ
ッタ秒時に対応する表示素子内のセグメントとを点灯
し、振れ量を表示するときは振れ目盛りと表示素子の一
端のセグメントを起点として振れ量をアナログ的にレベ
ル表示する。振れ量が振れ目盛りを超えたときは振れが
大きいことを表す。
【0013】また、別の表示手段として、表示素子のセ
グメントを少なくとも2列とし、撮影情報値と振れ量と
を同時に表示する表示手段がある。この表示手段で撮影
情報値のみを表示するときは全列のセグメントを同様に
用いて表示し、撮影情報値と振れ量とを同時に表示する
ときは、所定列のセグメントで撮影情報値を表示し、他
の所定列のセグメントで振れ量をアナログ的にレベル表
示する。特に撮影情報値がシャッタ秒時であれば、シャ
ッタ秒時と振れとは密接な関係にあるので、設定されて
いるシャッタ秒時に対する振れ量の関係が分かりやすく
表示できる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
で、コンピュータ構成のシーケンス制御部10によって
カメラ全体の制御がなされるように構成されている。シ
ーケンス制御部10には、撮影者がレリーズ釦を押し込
むことによって順次オンする半押しスイッチS1および
全押しスイッチS2を有するレリーズスイッチ部11、
角速度センサによってカメラの傾きを検出することによ
り振れを検出する振れ検出部12、撮影レンズの焦点距
離をエンコーダで検出する焦点距離検出部13、被写体
の明るさを測光する測光部14、使用するフィルムの感
度を表すISOデータを読み込むISO読込部15、シ
ャッタ優先または絞り優先等の各種露出モードを設定す
る露出モード設定部16、シャッタダイヤルでシャッタ
秒時を設定するシャッタ秒時設定部17、絞り環で絞り
値を設定する絞り値設定部18、カメラの外部またはフ
ァインダ内のLCD19の表示制御を行うLCD制御部
20、シーケンス制御部10からの指令に基づいてシャ
ッタ駆動部21、絞り駆動部22を制御する露出制御部
23および撮影距離検出部24がそれぞれ接続され、撮
影距離検出部24はカメラから被写体までの距離を検出
するオートフォーカスカメラの場合は測距素子の出力、
マニアルフォーカスカメラの場合はレンズのくり出し量
を検出する。
【0015】次に、この構成におけるカメラの手振れ表
示動作を、図2に示すフローチャートを参照して説明す
る。この手振れ表示動作はカメラのメンイスイッチのオ
ンによりスタートし、焦点距離、撮影距離、シャッタ秒
時、マニュアル露出値、露出補正値等の各種情報を読み
込み(ステップS11)、これら読み込んだ各種情報を
LCD19に撮影情報として表示する(ステップS1
2)。
【0016】次いで、レリーズスイッチ部11の半押し
スイッチS1および全押しスイッチS2のオン/オフ状
態を判定し(ステップS13,14)、半押しスイッチ
S1のみがオンされているときは振れ検出部12による
振れ検出の動作を開始し(ステップS15)、両スイッ
チS1およびS2がオンされているときは直ちに後述す
るEXP処理(ステップS16)に移行する。
【0017】振れ検出部12による振れ検出が開始され
ると(ステップS15)、LCD19で表示している撮
影情報の一部、例えばシャッタ秒時の表示を停止し(ス
テップS17)、シャッタ秒時を表示する表示素子を利
用して振れ量を表示する(ステップS18)。
【0018】シャッタ秒時を表示する表示素子は、図3
(a) に示すように、1/1秒〜1/8000秒のシャッ
タ秒時を表すシャッタ目盛り30と各シャッタ目盛りに
対応して設けられた方形のセグメント群31とシャッタ
目盛り1/125秒および1/250秒間に設けられた
振れ目盛り32とからなる。
【0019】この表示素子でシャッタ秒時を表示する場
合は、図3(b) に示すように、シャッタ目盛り30と、
設定されているシャッタ秒時、例えば1/125秒が設
定されている場合はセグメント群31内の対応するセグ
メントを点灯し、振れ目盛り32は消灯する。振れを表
示する場合は、図3(c) に示すように、振れの状態を方
形セグメント群31の下端のセグメントを起点としてア
ナログ的にレベル表示し、振れ目盛り32を超えた場合
は振れが大きいことを表す。このときシャッタ目盛り3
0は消灯しておく。
【0020】振れの状態は前述したようにカメラの傾く
角速度、焦点距離、撮影距離とシャッタ秒時等から決定
する。また、レンズをシフトすることによって振れを防
止する振れ防止装置を有しているカメラの場合は、振れ
防止装置の能力によって防止できる範囲を考慮して表示
する。
【0021】こうして振れ表示(ステップS18)が開
始されると、タイマーをスタートさせ(ステップS1
9)、全押しスイッチS2がオンされたか否かを判定す
る(ステップS20)。全押しスイッチS2がオンされ
ない間はタイマーがタイムアップするまで(ステップS
21)振れ表示を続け、全押しスイッチS2がオンされ
れば(ステップS20)、直ちに後述するEXP処理
(ステップS16)に移行する。
【0022】タイマーがタイムアップすると(ステップ
S21)、LCD19における振れ表示を停止し(ステ
ップS22)、再び全押しスイッチS2がオンされたか
否かを判定する(ステップS23)。全押しスイッチS
2がオンされていなければステップS12の処理に戻
り、LCD19で再びシャッタ秒時を含む各種撮影情報
を表示する。スイッチS2がオンされていればEXP処
理を実行し、絞り機構を設定した絞り値へ絞り込み、ミ
ラーアップを行い、シャッタを開いてフィルムに適正な
露光を与え、シャッタを閉じ、絞りの開放およびミラー
ダウンを行う(ステップS16)。この一連の手振れ表
示動作はカメラのメンイスイッチがオフされるまで繰り
返される。
【0023】図4は、振れ表示の他の表示態様を示す実
施例である。この実施例は、LCD19で表示する撮影
情報のうち焦点距離の表示を利用して振れ量を表示す
る。焦点距離を表示する表示素子は、図4(a) に示すよ
うに、焦点距離目盛り40と5本のバー状のセグメント
群41と振れ目盛り42からなる。
【0024】この表示素子で焦点距離を表示する場合
は、図4(b) に示すように、焦点距離目盛り40とセグ
メント群41とを使用し、振れ目盛り42は消灯する。
振れを表示する場合は、図4(c) に示すように、振れの
状態を5本のバー状のセグメント群41でアナログ的に
レベル表示し、振れ目盛り42の“OK”表示に達する
までは振れが小さく問題はないが、“OK”表示を超え
て“NG”表示側に行くほど振れが大きいことを示す。
【0025】図5は、振れ表示のさらに他の表示態様を
示す実施例である。この実施例は、LCD19で表示す
る撮影情報のうちマニュアル露出時の露出レベルの表示
を利用して振れ量を表示する。露出レベルを表示する表
示素子は、図5(a) に示すように、露出レベル目盛り5
0と各露出レベル目盛りに対応して設けられた方形のセ
グメント群51と振れ目盛り52とからなる。
【0026】この表示素子でマニュアル露出時の露出レ
ベルを表示する場合は、図5(b) に示すように、露出レ
ベル目盛り50とセグメント群51とを使用し、適正露
出“0”を基準にして左右に露出アンダー量または露出
オーバー量を表示する。このときは振れ目盛り52は消
灯する。振れを表示する場合は、図5(c) に示すよう
に、方形セグメント群51を用いて振れの状態を右端を
起点としてアナログ的にレベル表示し、中央のセグメン
トより右のレベルでは振れが小さく問題がないので“O
K”領域とし、中央のセグメントを超えて左に達したと
きは振れが大きく“NG”領域とする。
【0027】図6は、振れ表示のさらに他の表示態様を
示す実施例である。この実施例は、LCD19で表示す
る撮影情報のうち露出補正値の表示を利用して振れ量を
表示するもので、露出補正値を表示する表示素子は、図
6(a) に示すように、補正レベル目盛り60と各補正レ
ベル目盛りに対応して設けられた方形のセグメント群6
1と振れ目盛り62とからなる。
【0028】この表示素子で露出補正値を表示する場合
は、図6(b) に示すように、補正レベル目盛り60とセ
グメント群61とを使用し、適正露出“0”を基準にし
て左右に露出補正の増減量を表示する。このときは振れ
目盛り62は消灯する。振れを表示する場合は、図6
(c) に示すように、方形セグメント群61を用いて振れ
の状態を右端を起点としてアナログ的にレベル表示し、
中央のセグメントより右のレベルでは振れが小さく問題
がないので“OK”領域とし、中央のセグメントを超え
て左に達したときは振れが大きく“NG”領域とする。
【0029】次に、本発明によるカメラの手振れ表示装
置の他の実施例について説明する。本実施例は、前述し
た図1の構成と同一であり、シーケンス制御部10によ
る手振れ表示動作の処理手順のみ異なるので、図7に示
すフローチャートを参照して本実施例の手振れ表示動作
について説明する。
【0030】本実施例による手振れ表示動作はカメラの
メンイスイッチのオンによりスタートし、焦点距離、撮
影距離、シャッタ秒時、マニュアル露出値、露出補正値
等の各種情報を読み込み(ステップS31)、これら読
み込んだ各種情報をLCD19に撮影情報として表示す
る(ステップS32)。
【0031】次いで、レリーズスイッチ部11の半押し
スイッチS1および全押しスイッチS2のオン/オフ状
態を判定し(ステップS33,34)、半押しスイッチ
S1のみがオンされているときは振れ検出部12による
振れ検出の動作を開始する(ステップS35)。そし
て、レリーズ釦の押し込みによって両スイッチS1およ
びS2が共にオンされているときは直ちに後述するEX
P処理(ステップS36)を実行する。
【0032】振れ検出部12による振れ検出が開始され
ると(ステップS35)、LCD19で表示している撮
影情報の一部、例えばシャッタ秒時の表示を停止し(ス
テップS37)、シャッタ秒時を表示する表示素子を利
用して振れ量を表示する(ステップS38)。
【0033】この実施例におけるシャッタ秒時の表示素
子は、図8(a) に示すように、1/1秒〜1/8000
秒のシャッタ秒時を表すシャッタ目盛り30と各シャッ
タ目盛りに対応して設けた2列の方形セグメント群31
aおよび31bとからなる。この表示素子でシャッタ秒
時を表示する場合は、図8(b) に示すように、シャッタ
目盛り30と、設定されているシャッタ秒時、例えば1
/125秒が設定されている場合は方形セグメント群3
1aおよび31b内の対応するセグメントを点灯する。
【0034】振れ量を表示する場合は、図8(c) 〜(e)
に示すように、シャッタ目盛り30と、方形セグメント
群31a内の設定されているシャッタ秒時(1/125
秒)に対応するセグメントとを点灯し、同時に方形セグ
メント群31bを用いて振れの状態を下端のセグメント
を起点としてアナログ的にレベル表示する。この表示は
設定されているシャッタ秒時に対して振れが大きいか小
さいかを表す。
【0035】例えば、図8(d) に示すように、セグメン
ト群31bによる振れ表示がセグメント群31aによる
シャッタ秒時の表示位置を超えている場合は、設定され
ているシャッタ秒時に対して振れが大きく、シャッタ秒
時を1/500秒まで速くする必要があることを表して
いる。また、図8(e) に示すように、セグメント群31
bによる振れ表示がセグメント31aによるシャッタ秒
時の表示位置より低い場合は、設定されているシャッタ
秒時に対して振れ量に充分に余裕があり、シャッタ秒時
を1/30秒まで遅くしても振れないことを表してい
る。
【0036】このように、本実施例では、前述した式
およびで表されるシャッタ秒時と振れとの密接な関係
を利用し、設定されているシャッタ秒時に対して振れが
大きいか小さいかを表すようにしているので、撮影者は
振れ量とシャッタ秒時との関係が分かりやすくなり、シ
ャッタ秒時の選定が容易に行えるようになる。
【0037】こうして振れ表示(ステップS38)が開
始されると、再び半押しスイッチS1および全押しスイ
ッチS2のオン/オフ状態を判定し(ステップS39,
40)、半押しスイッチS1がオフされていれば振れ表
示を停止してステップS32の処理に戻り(ステップS
41)、LCD19で再びシャッタ秒時を含む各種撮影
情報を表示する。半押しスイッチS1のみがオンされて
いればステップS38〜S4Oの処理を繰り返して振れ
表示を続け、この間に全押しスイッチS2がオンされれ
ば(ステップS40)、EXP処理を実行し(ステップ
S36)、絞り機構を設定した絞り値へ絞り込み、ミラ
ーアップを行い、シャッタを開いてフィルムに適正な露
光を与え、シャッタを閉じ、絞りの開放およびミラーダ
ウンを行う。この一連の手振れ動作はカメラのメインス
イッチがオフされるまで繰り返される。
【0038】図9は、振れ表示の他の表示態様を示す実
施例である。この実施例は、LCD19で表示する撮影
情報のうち焦点距離の表示を利用して振れ量を表示する
もので、焦点距離を表示する表示素子は、図9(a) に示
すように、焦点距離目盛り40と各5本の2列のバー状
のセグメント群41aおよび41bと振れ目盛り42と
からなる。
【0039】この表示素子で焦点距離を表示する場合
は、図9(b) に示すように、2列のバー状のセグメント
群41aおよび41bを使用して表示する。振れを表示
する場合は、図9(c) に示すように、セグメント群41
aで焦点距離を表示し、同時にセグメント群41bで振
れの状態をアナログ的にレベル表示する。振れ表示が振
れ目盛り42の“OK”表示に達するまでは振れが小さ
く問題ないが、“OK”表示を超えて“NG”表示側に
行くほど振れ量が大きいことを示す。
【0040】図10は、振れ表示の他の表示態様を示す
実施例である。この実施例は、LCD19で表示する撮
影情報のうちマニュアル露出時の露出レベルの表示を利
用して振れ量を表示する。露出レベルを表示する表示素
子は、図10(a)に示すように、露出レベル目盛り5
0と各露出レベル目盛りに対応して設けられた2列の方
形のセグメント群51aおよび51bとからなる。
【0041】この表示素子でマニュアル露出時の露出レ
ベルを表示する場合は、図10(b)に示すように、露
出レベル目盛り50とその時の露出レベルをセグメント
群51aおよび51b内の対応するセグメントを点灯
し、適正露出“0”を基準にして左右に露出アンダー量
または露出オーバー量を表示する。
【0042】振れ量を表示する場合は、図10(c)に
示すように、露出レベル目盛り50と、方形セグメント
群51a内のその時の露出レベルに対応するセグメント
を点灯し、同時に方形セグメント群51bを用いて振れ
の状態を右端を起点としてアナログ的にレベル表示す
る。この表示は露出レベルに対応して振れが大きいか小
さいかを示す。
【0043】例えば、図10(c)に示すように、セグ
メント群51bによる振れ表示がセグメント群51aに
よる露出レベルの表示位置より左側にある場合は、その
時のシャッタ秒時と絞りの関係から決まる露出レベルに
対し、このシャッタ秒時では振れが大きく、1段露出ア
ンダーとなるまでシャッタ秒時を速くする必要があるこ
とを示している。この時露出レベルを適正レベルにした
ければ、その分絞りを開けばよい。
【0044】図11は、振れ表示の他の表示態様を示す
実施例である。この実施例は、LCD19で表示する撮
影情報のうち露出補正値の表示を利用して振れ量を表示
する。露出補正値を表示する表示素子は、図11(a)
に示すように、補正レベル目盛り60と各補正レベル目
盛りに対応し、各補正レベル目盛りに対応して設けられ
た2列の方形のセグメント群61aおよび61bとから
なる。
【0045】この表示素子で露出補正値を表示する場合
は、図11(b)に示すように、補正レベル目盛り60
とその時の補正レベルを、セグメント群61aおよび6
1b内の対応するセグメントで点灯し、適正露出“0”
を基準にして左右に露出アンダー量または露出オーバー
量を表示する。
【0046】振れ量を表示する場合は、図11(c)に
示すように、補正レベル目盛り60と、方形セグメント
群61a内のその時の補正レベルに対応するセグメント
を点灯し、同時に方形セグメント群61bを用いて振れ
の状態を右端を起点としてアナログ的にレベル表示す
る。この表示は露出レベルに対応して振れが大きいか小
さいかを示す。
【0047】例えば、図11(c)に示すように、セグ
メント群61bによる振れ表示がセグメント群61aに
よる補正レベルの表示位置より左側にある場合は、ふれ
が大きく、補正値“0”となるようにシャッタ秒時を速
くする必要があることを示している。この時補正レベル
を1段オーバーにしたければ、その分絞りを開ければよ
い。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、カメラの手振れ表示
を、カメラの撮影情報を表示する表示素子を用いて行う
ようにしたので、特別な表示部を必要とせずにカメラの
振れ量を表示することができる。そして、設定した撮影
情報、例えばシャッタ秒時と振れ量とを同時に表示する
ことにより、シャッタ秒時と振れ量との関係が分かりや
すくなり、シャッタ秒時の選定を容易に行うことが出来
る。
【0049】また、表示素子におけるカメラの手振れ表
示を、アナログ的にレべル表示するようにしたので、振
れの程度を容易に認識することが可能となる。また、カ
メラの手振れ表示をレリーズ釦の半押しで行うことによ
り、振れの状態または振れ防止装置の作動状態を事前に
確認することができ、特に振れ表示をカメラの外部表示
器で表示するようにすれば、ファインダ内で手振れ量を
確認できないレンズシャッタカメラにとって極めて有効
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの手振れ表示装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】本発明によるカメラの手振れ表示動作を説明す
るフローチャートである。
【図3】図2の処理における表示態様の一実施例を示す
図である。
【図4】図2の処理における表示態様の他の実施例を示
す図である。
【図5】図2の処理における表示態様の他の実施例を示
す図である。
【図6】図2の処理における表示態様の他の実施例を示
す図である。
【図7】本発明によるカメラの手振れ表示動作の他の実
施例を説明するフローチャートである。
【図8】図7の処理における表示態様の一実施例を示す
図である。
【図9】図7の処理における表示態様の他の実施例を示
す図である。
【図10】図7の処理における表示態様の他の実施例を
示す図である。
【図11】図7の処理における表示態様の他の実施例を
示す図である。
【図12】カメラの手振れ検出の原理を説明するための
図である。
【符号の説明】
10 シーケンス制御部 11 レリーズスイッチ部 12 振れ検出部 13 焦点距離検出部 14 測光部 15 ISO読込部 16 露出モード設定部 17 シャッタ秒時設定部 18 絞り値設定部 19 液晶表示部(LCD) 20 LCD制御部 21 シャッタ駆動部 22 絞り駆動部 23 露出制御部 24 撮影距離検出部 30 撮影情報値目盛り 31,31a,31b レベル表示素子 32 振れ目盛り S1 半押しスイッチ S2 全押しスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−126251(JP,A) 特開 昭62−148934(JP,A) 特開 昭58−83831(JP,A) 特開 平4−136720(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/18 G03B 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振れ検出センサの出力に基づいてカメラ
    の振れ量を検出する振れ検出手段と、 前記カメラの撮影情報値を表す表示手段と、 前記振れ量を撮影結果において所定量とするために、前
    記振れ量を対応する撮影情報値である対応情報値に換算
    する換算手段と、 前記対応情報値を表示する対応情報値表示手段とを備え
    ことを特徴とするカメラの手振れ表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記対応させた撮影
    情報値を表示すると同時に、現在設定されている撮影情
    報値と前記対応情報値との関係を表示することを特徴と
    するカメラの手振れ表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2において、前記撮影情報
    値は撮影シャッタ秒時であることを特徴とするカメラの
    手振れ表示装置。
  4. 【請求項4】 振れ検出センサの出力に基づいてカメラ
    の振れ量を検出する振れ検出手段と、 前記カメラの撮影情報値を表す表示手段と、 前記振れ量を撮影結果において所定量とするために、前
    記振れ量を対応する撮 影情報値である対応情報値に換算する換算手段と、を備
    え、 前記対応情報値を前記表示手段で表示することを特徴と
    するカメラの手振れ表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記対応させた撮影
    情報値を表示すると同時に、現在設定されている撮影情
    報値も前記表示手段で表示することを特徴とするカメラ
    の手振れ表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4乃至5において、前記撮影情報
    値は撮影シャッタ秒時であることを特徴とするカメラの
    手振れ表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6において、前記表示手段
    における前記振れ量の表示は、レリーズ釦の半押し状態
    によって開始することを特徴とするカメラの手振れ表示
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至6において、前記表示手段
    における前記振れ量の表示は、表示する振れ量の大きさ
    に応じて表示レベルが変化する表示であることを特徴と
    するカメラの手振れ表示装置。
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