JP2007053412A - 薄膜形成装置および薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成装置および薄膜形成方法 Download PDF

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Tsutomu Kamiyama
勉 上山
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Abstract

【課題】自動化に容易に対応することができ、低ランニングコストで基板への薄膜の形成を行うことができる薄膜形成装置および薄膜形成方法を提供する。
【解決手段】石英板2の表面に形成された絶縁膜21に対して基板1の薄膜形成面12を対向配置させた状態のまま、基板1および石英板2に相互に近接移動させて絶縁膜21を薄膜形成面12に密着させる(ステップS3:密着処理)。そして、石英板2のみを選択的に剥離させて基板1への絶縁膜21の転写が完了する(ステップS4:剥離処理)。こうすることで基板1の薄膜形成面12に絶縁膜21が形成され、搬送機構によって基板用カセットに収容される。一方、石英板2については、搬送機構によって洗浄ユニットに搬送されて洗浄された(ステップS5:洗浄処理)後、板状部材用カセットに戻され、次に再利用されるまで該カセット内で待機される。
【選択図】図2

Description

この発明は、絶縁膜や金属膜などの薄膜を基板の薄膜形成面に転写して薄膜を形成する薄膜形成装置および薄膜形成方法に関するものである。
近年、LSIの製造に用いるウエハの大口径化や液晶パネルなどの大面積化に伴い、大面積に適合した薄膜形成方法が必要となってきた。また、LSI製造技術における多層配線技術の分野においては、多層配線を実現するために絶縁膜の表面を高い精度で平坦化する必要があり、大面積化に加えて、薄膜形成における表面の平坦化技術への要求も高まってきている。そこで、これらの要求を満足すべく、加圧転写方法によって基板に薄膜を形成する薄膜形成技術が提案されている。
この薄膜形成装置としては、例えば特許文献1に記載された装置がある。この装置では、図8に示す薄膜形成手順で基板への薄膜形成を行っている。まず、同図(a)に示すように、半導体ウエハや液晶パネル用ガラス基板などの基板1の表面に形成された電極配線11が上を向くように試料台に載置する。ここでは、電極配線11が形成された表面12が以下に説明する手順によって薄膜を形成すべき薄膜形成面となっている。
次に、同図(b)に示すように、試料台の上方に対向配置された転写板に、その表面に絶縁膜21が予め形成されたシートフィルムFを装着する。ここでは、絶縁膜21が基板1に転写すべき薄膜であり、この絶縁膜21が試料台に載置された基板1の薄膜形成面12に対向配置されている。そして、試料台を転写板に向かって移動させ、基板1とシートフィルムFとを相互に当接させた後、さらに一定時間、同図(b)中の矢印で示すように相互に加重を加えるとともに、基板1が所定の温度となるように加熱する。こうすることで、絶縁膜21を挟んでシートフィルムFと基板1とが密着して密着物が形成される。
こうして形成された密着物を薄膜形成室から取り出し、同図(c)に示すようにシートフィルムFを剥離することによって、同図(d)に示すように絶縁膜21が基板1の薄膜形成面12に転写される。
特開平10−189566号公報(図3)
ところで、上記のように従来装置では、可撓性を有するシートフィルムF上に予め絶縁膜(薄膜)21を形成しておき、この絶縁膜21を基板1の薄膜形成面12に接合させた後、シートフィルムFを剥離させることで基板1への絶縁膜21の転写を行っているため、一度使用したシートフィルムFの再利用は不可能であり、シートフィルムFはいわゆる使い捨て状態にある。そのため、薄膜転写後のシートフィルムFは廃棄物となり、ランニングコストの増大要因の一つとなっている。
また、シートフィルムFの搬送に人手が介在すると、シートフィルムFにパーティクルが付着したり、シートフィルムFの熱が放熱されて熱履歴を管理し難くなるという問題が生じて薄膜品質の低下、さらには製品歩留りの低下を招いてしまう。さらに、装置を設置するのに広い床面積が必要になるという問題点もある。これらの問題を解消するためには、シートフィルム搬送の自動化が不可欠であるが、シートフィルムFが可撓性を有しているため、従来より知られている搬送ロボットなどの搬送機構によるシートフィルムFの搬送が困難となり、自動化の大きな障害の一つとなっていた。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、自動化に容易に対応することができ、低ランニングコストで基板への薄膜の形成を行うことができる薄膜形成装置および薄膜形成方法を提供することを目的とする。
この発明にかかる薄膜形成装置は、上記目的を達成するため、不撓性の板状部材の表面に形成された薄膜に対して基板の薄膜形成面を対向配置させた状態で板状部材および基板を保持しつつ、板状部材および基板のうち少なくとも一方を他方側に移動させることによって、薄膜を薄膜形成面に密着させて、薄膜を介して基板と板状部材とが一体化された密着物を得る密着手段と、密着物から板状部材を選択的に剥離させる剥離手段と、剥離手段により剥離された板状部材を洗浄する洗浄手段とを備えたことを特徴としている。
また、この発明にかかる薄膜形成方法は、上記目的を達成するため、不撓性の板状部材の表面に形成された薄膜に対し、基板の薄膜形成面を対向配置した後、板状部材および基板のうち少なくとも一方を他方側に移動させることによって、薄膜を薄膜形成面に密着させて、薄膜を介して基板と板状部材とが一体化された密着物を得る密着工程と、密着工程後に、密着物から板状部材を選択的に剥離する剥離工程と、剥離された板状部材を洗浄する洗浄工程とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明(薄膜形成装置および薄膜形成方法)では、不撓性の板状部材を用いて基板への薄膜転写が行われる。つまり、板状部材に形成された薄膜と、基板の薄膜形成面とが相互に対向した状態で板状部材および基板のうち少なくとも一方が他方側に移動されて薄膜が薄膜形成面に密着する。そして、板状部材が選択的に剥離されることで板状部材から基板に薄膜が転写され、基板の薄膜形成面に薄膜が形成される。一方、板状部材側では、剥離された板状部材を洗浄することによって板状部材の表面から薄膜が除去されて再利用が可能となる。これによって板状部材に薄膜の一部が残ったまま次の薄膜が板状部材に形成されるのを防止することができ、高品質で薄膜形成を行うことができる。また、この発明ではその表面に薄膜が形成された不撓性の板状部材を搬送することで基板への薄膜の密着が可能となっており、従来より周知の搬送ロボットなどの搬送機構を用いることができ、薄膜形成処理の自動化が容易なものとなる。
ここで、洗浄手段としては、その内部が洗浄チャンバーとなっている洗浄容器と、洗浄チャンバー内に板状部材を洗浄するための洗浄液を供給する洗浄液供給部とを有するものを用いることができる。また、洗浄チャンバー内で板状部材を浮遊した状態で保持するのが好ましい。
また、洗浄チャンバー内に板状部材を乾燥させるためのガスを供給するガス供給部をさらに備えるようにしてもよい。ここで、ガス供給部は予め加熱されたガスを供給するのが乾燥効率の点から望ましい。
また、板状部材を構成する材料としては、半導体材料、金属、セラミックスや樹脂などの材料を用いることができるが、基板への汚染物質を含まず、加工性に優れ、しかも板状部材の表面の平坦性を容易に高めることができる点などを考慮すると、石英材料を用いるのが望ましい。
また、この発明にかかる薄膜形成装置は、上記目的を達成するため、不撓性の板状部材に、薄膜となる塗布液を供給する塗布ユニットと、塗布液が薄膜となって表面に存在する板状部材の該薄膜に対して、基板の薄膜形成面を対向させた状態で基板を保持しつつ、板状部材および基板のうち少なくとも一方を他方側に移動させることによって、薄膜を薄膜形成面に密着させて、薄膜を介して基板と板状部材とが一体化された密着物を得る密着ユニットと、密着物から板状部材を選択的に剥離させる剥離ユニットと、板状部材を洗浄する洗浄ユニットと、板状部材、基板、密着物を保持して塗布ユニット、密着ユニット、剥離ユニット、洗浄ユニットに搬送する搬送機構とを備えたことを特徴としている。
また、この発明にかかる薄膜形成方法は、上記目的を達成するため、塗布ユニットにおいて不撓性の板状部材に薄膜となる塗布液を供給する塗布工程と、塗布液が薄膜となって表面に存在する板状部材を密着ユニットに搬送するとともに、基板を密着ユニットに搬送する第1搬送工程と、密着ユニットにおいて板状部材の表面に形成された薄膜に対し、基板の薄膜形成面を対向配置した後、板状部材および基板のうち少なくとも一方を他方側に移動させることによって、薄膜を薄膜形成面に密着させて、薄膜を介して基板と板状部材とが一体化された密着物を得る密着工程と、密着物を剥離ユニットに搬送する第2搬送工程と、剥離ユニットにおいて密着物から板状部材を選択的に剥離する剥離工程と、剥離された板状部材を洗浄ユニットに搬送する第3搬送工程と、洗浄ユニットにおいて剥離された板状部材を洗浄する洗浄工程とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明(薄膜形成装置および薄膜形成方法)では、一度薄膜形成処理に供された板状部材を洗浄ユニットにて洗浄し、再度薄膜形成処理に提供することができるので、薄膜形成処理の自動化が容易になる。また、不撓性の板状部材を密着ユニットに搬送することで基板への薄膜の密着が可能となっており、従来より周知の搬送ロボットなどの搬送機構を用いることができ、薄膜形成処理の自動化が容易なものとなる。
また、次に板状部材が再利用されるまで、板状部材を収容する板状部材用カセット内に、洗浄ユニットにおいて洗浄された板状部材を待機させるのが好ましい。
以上のように、この発明によれば、不撓性の板状部材に形成された薄膜と、基板の薄膜形成面とが相互に対向した状態で板状部材および基板のうち少なくとも一方を他方側に移動して薄膜を薄膜形成面に密着した後、板状部材を選択的に剥離して板状部材から基板に薄膜を転写するように構成しているので、剥離した板状部材を再利用することができ、薄膜転写を行うたびにシートフィルムを廃棄していた従来装置に比べ、ランニングコストを大幅に低減することができる。しかも、剥離した板状部材を洗浄しているので、板状部材に薄膜の一部が残ったまま次の薄膜が板状部材に形成されるのを防止することができ、高品質で薄膜形成を行うことができる。また、この発明では不撓性の板状部材を用いて密着処理および剥離処理を実行しているので、従来より周知の搬送ロボットなどの搬送機構を用いることができ、薄膜形成処理の自動化を容易に図ることができる。
ここでは、薄膜形成装置を構成する各処理ユニット(塗布ユニット、乾燥ユニット、密着ユニット、剥離ユニットおよび洗浄ユニット)の構成および動作を詳述する前に、薄膜形成装置における概要動作について図1および図2を参照しつつ説明する。
図1は、この発明にかかる薄膜形成装置の基本動作を示す図であり、同図中の実線矢印は基板の搬送順序を示し、1点鎖線矢印は石英板の搬送順序を示し、白抜矢印は密着物の搬送を示している。また、図2は図1の基本動作を示す模式図である。この薄膜形成装置では、その表面に電極配線11が形成された基板1が基板用カセットに収容される一方、本発明の「不撓性の板状部材」に相当する石英板2が板状部材用カセットに収容されている。そして、板状部材用カセットから石英板2を従来より周知の搬送ロボットなどの搬送機構によって取り出し、図2(a)に示すように、その石英板2の表面に絶縁膜21を塗布した(ステップS1:塗布処理)後、その絶縁膜21を乾燥させる(ステップS2:乾燥処理)。
そして、その表面に絶縁膜21が形成された石英板2を密着ユニットに搬送するとともに、基板用カセットから基板1を取り出し、石英板2の表面に形成された絶縁膜21に対して基板1の薄膜形成面、つまり電極配線11が形成された側の表面12を対向配置させる(図2(b))。そして、その対向状態のまま基板1および石英板2を相互に近接移動させることによって、絶縁膜21を薄膜形成面12に密着させて、絶縁膜21を介して基板1と石英板2とが一体化された密着物(後で説明する図6中の符号A)を形成する(ステップS3:密着処理)。
次に、その密着物を剥離ユニットに搬送した後、密着物から石英板2のみを選択的に剥離させて基板1への絶縁膜21の転写が完了する(ステップS4:剥離処理)。こうすることで基板1の薄膜形成面12に絶縁膜21が形成され、搬送機構によって基板用カセットに収容される。一方、石英板2については、搬送機構によって洗浄ユニットに搬送されて洗浄された(ステップS5:洗浄処理)後、板状部材用カセットに戻され、次に再利用されるまで該カセット内で待機される。
次に、本発明の薄膜形成装置を構成し、上記した塗布処理、乾燥処理、密着処理、剥離処理および洗浄処理をそれぞれ実行する塗布ユニット、乾燥ユニット、密着ユニット、剥離ユニットおよび洗浄ユニットの構成および動作について順次説明する。
図3は、この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる塗布ユニットの一実施形態を示す図である。この塗布ユニット3は、円板状のステージ31と、このステージ31を回転させるモータ(図示省略)の回転軸32と、塗布液である例えばSOG(Spin-on-Glass)液を塗布するためのSOG液用吐出ノズル33と、エッジリンスを行うべく石英板2の周縁部分に洗浄液を吐出する洗浄液用吐出ノズル34と、塗布液や洗浄液等が塗布ユニット3の周辺に飛散するのを防止する飛散防止カップ35とを備えている。
このステージ31では、図示を省略する複数の支持ピンが昇降可能となっており、支持ピンがステージ31の上面から突出して石英板2を搬送機構から受け取った後、支持ピンがステージ31内に下降後退することで石英板2をステージ31の上面に載置する。また、そのステージ31には複数の吸着孔が設けられており、上記のようにして載置された石英板2を真空吸着して保持可能となっている。また、支持ピンが上昇することでステージ31上の石英板2をステージ31から持ち上げて搬送機構による塗布ユニット3からの石英板2の搬出が可能となっている。そして、このように構成されたステージ31の周囲を飛散防止カップ35が取り囲む構成になっている。
次に、上述の構成を有する塗布ユニット3の動作について説明する。この装置では、板状部材用カセットから取り出された石英板2が搬送機構と支持ピンとによってステージ31に載置されると、石英板2が真空吸着によってステージ31上に支持されて塗布ユニット3への石英板2のセットが完了する。そして、塗布ユニット3に設けられたモータ(図示省略)が作動し、回転軸32が回転し始め、この回転に伴って、ステージ31、さらには石英板2が回転される。また、この回転と同時、あるいは少し遅れてSOG液用吐出ノズル33より石英板2の中心点に向かってSOG液を供給する。すると、石英板2の回転に伴う遠心力によって、石英板2の中心から全面にわたってSOG液が塗布されて絶縁膜(SOG膜)21が形成される。このとき、石英板2の外側に飛散したSOG液は飛散防止カップ35、さらには図示を省略する排出管を介して塗布ユニット3の外部に排出される。
そして、石英板2の全面に対してSOG液の供給を行った後、エッジリンスを行う。すなわち、洗浄液用吐出ノズル34より石英板2の周縁部分に向かって洗浄液が吐出される。ここでも、石英板2の回転は継続されているため、この回転によって、石英板2の周縁部分に付着していた塗布液が除去される。こうして石英板2に対する塗布処理(ステップS1)が完了すると、真空吸着を解除した後、支持ピンによって石英板2をステージ31から持ち上げ、搬送機構によって次の乾燥ユニット4に搬送する。
なお、この実施形態における塗布ユニット3では、塗布液としてSOG液を用いたが、半導体のフォトリソグラフィに用いられるフォトレジスト液、SOD液などに例示されるように、基板1に対して形成すべき薄膜を構成する塗布液ならば、特に限定されるものではない。また、ここでは石英板2を真空吸着により保持しているが、機械的に保持するように構成してもよく、石英板2などの保持方式は特に限定されないことはいうまでもなく、この点に関しては他の処理ユニットにおいても同様である。
図4は、この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる乾燥ユニットの一実施形態を示す図である。この乾燥ユニット4は、その内部が上記乾燥処理(ステップS2)を実行するための処理チャンバー411となっている処理容器41と、その処理チャンバー411の内底部に配置されたホットプレート(ステージ)42とを備えている。
この処理容器41の底部には2箇所の窒素ガス導入口412,413が設けられており、図示を省略する窒素ガス供給源から窒素ガス(N2ガス)が上記導入口412,413を介して処理チャンバー411内に供給される。また、処理容器41の天井部には、排気口414が設けられており、処理チャンバー411内の気体成分を処理チャンバー411から排気可能となっている。このため、処理チャンバー411は窒素ガス雰囲気に満たされ、この雰囲気で乾燥処理が行われる。
また、ホットプレート42はヒータ421を内蔵しており、制御ユニット(図示省略)から与えられる電気信号によりヒータ421が発熱するように構成されている。また、ホットプレート42には、塗布ユニット3のステージ31と同様に昇降可能な支持ピン(図示省略)が設けられており、支持ピンと搬送機構とによってホットプレート42への石英板2の載置およびホットプレート42からの石英板2の搬出が可能となっている。そして、搬送機構と支持ピンとによって石英板2がホットプレート42に載置されると同時に、乾燥処理(ステップS2)が開始される。
なお、この実施形態では、乾燥処理の対象物たる石英板2をホットプレート42に直接載置して乾燥処理を行っているが、ホットプレート42から微小距離だけ離間させた状態で乾燥させる、いわゆるプロキシミティ乾燥を行うように構成してもよい。
また、次に説明する密着ユニット5において石英板2上の絶縁膜(SOG膜)21を基板1に転写するときに、石英板2から基板1に対して絶縁膜21を転写させ易くするために、絶縁膜21が半乾きの状態で乾燥処理を終えるのが好ましい。
図5は、この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる密着ユニットの一実施形態を示す図である。この密着ユニット5は、その内部が上記した密着処理(ステップS5)を行う処理チャンバー511となっている処理容器51を有している。この処理チャンバー511には、第1、第2のステージ52,53が上下に対向して収容されている。これらのステージのうち、第1のステージ52は基板用カセットから取り出された基板1を、その薄膜形成面12を下方に向けた状態で、第2のステージ53と対向するステージ面に保持可能となっている。
また、第1のステージ52には、加熱ヒータ521が内蔵されている。この加熱ヒータ521は制御ユニット(図示省略)から与えられる基板温度信号に基づき例えば25°C〜300°Cの間で加熱制御される。そして、第1のステージ52は処理容器51内に吊設され、加重モータ54によって昇降されるように構成されている。
また、もう一方のステージ、つまり第2のステージ53は第1のステージ52の下方に軸線を一致させて配設され、絶縁膜21を基板1の薄膜形成面12に対向した状態で石英板2を第2のステージ53の上面において吸着可能となっている。なお、第2のステージ53の構成は塗布ユニット3のステージ31とほぼ同一であり、相違している点はステージ53に加熱ヒータ531が内蔵されており、制御ユニット(図示省略)から与えられる石英板温度信号に基づき例えば25°C〜300°Cの間で加熱制御される点である。
さらに、第2のステージ53は、支え板55上において複数の圧縮コイルばね56によって弾性支持されて配設されることにより、基板1と石英板2を相互に押し付けたとき加重圧力が均一になるようにしている。また、支え板55は、支柱57によって上下動自在に保持され、加重モータ58によって昇降されるように構成されている。
このように構成された密着ユニット5では、石英板(板状部材)2の表面に形成された絶縁膜(薄膜)21に対して基板1の薄膜形成面12を対向配置させた状態で基板1および石英板2をそれぞれステージ52,53によって保持しつつ、加重モータ54,58によって2つのステージ52,53を互いに近接する方向に昇降移動させることで絶縁膜21を薄膜形成面12に密着させて、絶縁膜21を介して基板1と石英板2とが一体化された密着物が形成される。
ここで、この実施形態では、ステージ52,53の各々を他方側に移動させることによって石英板2上の絶縁膜21を薄膜形成面12に密着させているが、ステージ52のみを他方(ステージ53)側に移動させたり、逆にステージ53のみを他方(ステージ52)側に移動させることによって上記密着処理を行ってもよく、要は、基板1および石英板2のうち少なくとも一方を他方側に移動させることによって、絶縁膜(薄膜)21を基板1の薄膜形成面12に密着させるように構成すればよい。
こうして形成された密着物については、搬送機構によって次の処理ユニット、つまり剥離ユニット6に搬送されて剥離処理(ステップS4)が実行される。
図6は、この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる剥離ユニットの一実施形態を示す図である。この剥離ユニット6は、その内部が剥離処理(ステップS4)を実行するための処理チャンバー611となっている処理容器61と、その処理チャンバー611の下方に配置されて上記密着ユニット5により形成された密着物Aの石英板2を真空吸着するクールプレート62と、処理チャンバー611において、クールプレート62の上方に設けられ、クールプレート62上に載置された密着物Aの基板1を吸着可能で、上下方向および、同図紙面に対して垂直な方向に沿った軸AX周りに回動する基板吸着部63とを備えている。
また、基板吸着部63には該基板吸着部63を軸AX周りに回動させるため、ロータリ型のエアシリンダなどを用いた回動機構64が接続されている。また、基板吸着部63には昇降機構65が設けられている。
昇降機構65は、エアシリンダなどの駆動部材66によって、基板吸着部63における基板1との接触面に対して進退するピン67を有する。そして、基板1が上方を向いた状態になるよう基板吸着部63が回動したとき、ピン67を上昇させることにより基板1を基板吸着部63の上方に上昇させることが可能である。
処理容器61の処理チャンバー611には、図示を省略する除電器が設けられており、処理チャンバー611内においてオゾン(O3)雰囲気を形成可能となっている。
また、クールプレート62の内部には、冷却水や液体窒素などの冷媒を流通させるための流通経路621が設けられており、冷媒供給部68から冷媒を流通経路621に流通させてクールプレート62と直接接触している石英板2を強制冷却可能となっている。このように、この実施形態では、クールプレート62が板状部材たる石英板2を保持する保持部として機能する一方、そのクールプレート62を流通経路621と冷媒供給部68とからなる冷却機構によって冷却するように構成しており、本発明の「温度差発生部」として機能している。
次に、上記のように構成された剥離ユニット6の動作について説明する。密着ユニット5により絶縁膜21を介して石英板2が貼り合わされた基板1、つまり密着物Aが搬送機構により支持されながら剥離ユニット6の処理チャンバー611内に搬入される。このとき、基板吸着部63は上方に退避している。そして、搬送機構は、石英板2がクールプレート62と接触するように、密着物Aをクールプレート62に載置した後、処理容器61外に退避する。
そして、クールプレート62が石英板2を吸着する一方、上方に退避していた基板吸着部63が下降し基板1の裏面(非薄膜形成面)を吸着する。また、処理容器61を密閉し、除電器を作動させて処理チャンバー611内をオゾン雰囲気の状態にする。
それに続いて、クールプレート62の流通経路621に対する冷媒の流通が開始されて石英板2が急速に冷却される。これによって、絶縁膜(薄膜)21と石英板2との間に大きな温度差が与えられることとなり、両者の熱膨張率の差により石英板2と絶縁膜21との接合が解除される。そして、所定時間後、基板吸着部63が上昇すると、石英板2と絶縁膜21との界面が剥離して、密着物Aから石英板2が選択的に、しかも確実に剥離され、基板1の薄膜形成面12に絶縁膜21が転写されることになる。
そして、上昇した基板吸着部63は回動機構64によって軸AX周りに回動し、基板1の薄膜形成面12が上方を向いて水平姿勢になるような状態で停止する。その後、基板吸着部63は基板1の吸着を解除するとともに、昇降機構65が基板1を上昇させる。すなわち、駆動部材66によってピン67を上昇させることによって、基板1を基板吸着部63との接触面から上昇させる。
そして、上昇した基板1は搬送機構によって搬出され、基板用カセットに収容される。一方、クールプレート62は石英板2の吸着を解除する。そして、搬送機構によって剥離ユニット6から搬出され、次の洗浄ユニット7に搬送される。
なお、密着物Aから石英板2を剥離する際に、処理チャンバー611内が真空雰囲気であると、剥離帯電によって基板1自体が破壊される場合があるが、本実施形態では処理チャンバー611内はオゾン雰囲気に調整されているので、オゾンの除電作用によって帯電が起こらずに基板1が破壊されるのを効果的に防止することができる。
図7は、この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる洗浄ユニットの一実施形態を示す図である。この洗浄ユニット7は、その内部が洗浄処理(ステップS5)を実行するための洗浄チャンバー711となっている洗浄容器71を備えている。この洗浄容器71の内底面から洗浄チャンバー711内に向けて、4本の支持ピン72が立設されており、石英板2を洗浄チャンバー711内に浮遊した状態で保持可能となっている。
洗浄容器71の側面には洗浄液導入口712が設けられており、その洗浄液導入口712に接続された洗浄液供給源から石英板2を洗浄するための洗浄液(例えばシンナー、イソプロピルアルコール、エタノールなどの有機溶剤や純水など)が洗浄チャンバー711内に供給可能となっている。また、洗浄容器71の側面には、洗浄液導入口712と対向して排出口713が設けられており、上記のようにして洗浄チャンバー711に供給された洗浄液、ならびに洗浄液によって石英板2から洗浄除去された汚染物質などを洗浄チャンバー711から排液回収部に排出可能となっている。さらに、洗浄容器71の天井中央部には、窒素ガス導入口714が設けられており、その窒素ガス導入口714に接続された窒素ガス供給源から洗浄チャンバー711に窒素ガスを供給して洗浄後の石英板2を乾燥させることができるように構成されている。
次に、上記のように構成された洗浄ユニット7では、剥離ユニット6によって密着物Aから剥離された石英板2が搬送機構によって洗浄チャンバー711内に搬入され、支持ピン72によって保持される。そして、この保持状態のまま、排出口713の近傍に設けられる電磁弁(図示省略)を閉じて排出口713からの排液を禁止するとともに、窒素ガス導入口714の近傍に設けられる電磁弁(図示省略)を閉じて洗浄チャンバー711への窒素ガスの供給を停止する一方、洗浄液導入口712の近傍に設けられる電磁弁(図示省略)を開いて洗浄チャンバー711内に洗浄液を供給して石英板2の洗浄を開始する。
そして、洗浄時間が経過すると、洗浄チャンバー711への洗浄液の供給を停止するとともに、洗浄チャンバー711内の洗浄液ならびに洗浄液によって石英板2から洗浄除去された汚染物質などを洗浄チャンバー711から排液回収部に排出させる。なお、この実施形態では、洗浄液の供給停止と同時に排液を開始しているが、洗浄チャンバー711への洗浄液の供給と、洗浄チャンバー711からの排液とをしばらくオーバーラップさせてフレッシュな洗浄液を供給しつつ、汚染物質の排出をしばらく継続させた後で、洗浄液の供給を停止するようにしてもよく、この場合、使用する洗浄液の量が増えるものの、洗浄効果を高めることができる。
こうして石英板2の洗浄が完了すると、窒素ガス導入口714側の電磁弁を開いて窒素ガスを洗浄チャンバー711に供給して石英板2を乾燥させる。このとき、常温の窒素ガスを用いるよりも予め加熱された窒素ガスを用いるのが乾燥効率の点から望ましい。また、この実施形態では窒素ガスを用いているが、使用される気体は窒素ガスに限定されるものではなく、例えば空気や不活性ガスなど用いてもよい。
最後に、石英板2の乾燥が完了すると、搬送機構によって石英板2を洗浄チャンバー711から取出した後、板状部材用カセットに搬送収容し、次に再利用されるまで該カセット内で待機させる。
以上のように構成された薄膜形成装置によれば、密着ユニット5において、不撓性の石英板2に形成された絶縁膜(薄膜)21と、基板1の薄膜形成面12とを相互に対向した状態で基板1および石英板2を相互に近接移動させて絶縁膜21を薄膜形成面12に密着させている。そして、剥離ユニット6において、石英板2を選択的に密着物Aから剥離し、石英板2から基板1への絶縁膜21の転写を行って基板1の薄膜形成面12に絶縁膜21を形成している。一方、剥離した石英板2については、洗浄ユニット7により洗浄した後、板状部材用カセットに戻し、再利用に供することが可能となっているため、石英板2を繰り返して使用することができ、薄膜転写を行うたびにシートフィルムFを廃棄していた従来装置に比べ、ランニングコストを大幅に低減することができる。
また、石英板2を密着物Aから剥離した際に石英板2の表面から絶縁膜21が完全に取り除かれる場合には上記洗浄処理(ステップS5)は不要となるが、石英板2の表面に絶縁膜21の一部が残留すると、該石英板2の表面に形成する絶縁膜21の品質が低下するおそれがある。しかしながら、上記装置では、再利用の前に石英板2に対して洗浄処理を施しているため、常に良好な品質の絶縁膜21を石英板2に形成することができる。
また、上記装置では、不撓性の石英板2を密着ユニット5に搬送することで基板1への絶縁膜21の密着が可能となっており、従来より周知の搬送ロボットなどの搬送機構を用いることができ、薄膜形成処理の自動化が容易なものとなっている。
さらに、不撓性の板状部材として石英を用いているが、半導体材料、金属、セラミックスや樹脂などの材料を用いることができるが、上記装置では基板1への汚染物質を含まず、加工性に優れ、しかも石英板2の表面の平坦性を容易に高めることができる点などを考慮して石英材料を用いている。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、密着処理(ステップS3)については密着ユニット5を用いて行い、剥離処理(ステップS4)については剥離ユニット6を用いて行っているが、密着処理および剥離処理を同一ユニットにおいて連続的に行うようにしてもよい。例えば、密着ユニット5のステージ53に加熱ヒータ531のみならず、冷却機構をさらに設け、密着処理(ステップS3)に続いて加熱ヒータ531を停止させた後、冷却機構によって剥離処理を実行するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、薄膜として絶縁膜21を基板1の薄膜形成面12に転写しているが、絶縁膜以外の薄膜を基板1に転写する薄膜形成装置全般に本発明を適用することができる。さらに、上記した実施形態では、半導体ウエハや液晶パネル用ガラス基板などの基板1に薄膜を形成する例を示したが、これに限らず、フォトマスク用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、光ディスク用基板、電子部品材料関係であればマルチチップモジュール等の実装関係の配線基板(例えばプリント基板)にも適用できることはいうまでもない。
この発明は、絶縁膜や金属膜などの薄膜を基板の薄膜形成面に転写して薄膜を形成する薄膜形成装置および薄膜形成方法に適用することができる。
この発明にかかる薄膜形成装置の基本動作を示す図である。 図1の基本動作を示す模式図である。 この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる塗布ユニットの一実施形態を示す図である。 この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる乾燥ユニットの一実施形態を示す図である。 この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる密着ユニットの一実施形態を示す図である。 この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる剥離ユニットの一実施形態を示す図である。 この発明にかかる薄膜形成装置に設けられる洗浄ユニットの一実施形態を示す図である。 従来の薄膜形成装置における薄膜形成動作を示す図である。
符号の説明
1…基板
2…石英板(不撓性の板状部材)
3…塗布ユニット
5…密着ユニット(密着手段)
6…剥離ユニット(剥離手段)
7…洗浄ユニット(洗浄手段)
12…薄膜形成面
21…絶縁膜(薄膜)
71…洗浄容器
72…支持ピン(保持部材)
711…洗浄チャンバー
A…密着物

Claims (11)

  1. 不撓性の板状部材の表面に形成された薄膜に対して基板の薄膜形成面を対向配置させた状態で前記板状部材および前記基板を保持しつつ、前記板状部材および前記基板のうち少なくとも一方を他方側に移動させることによって、前記薄膜を前記薄膜形成面に密着させて、前記薄膜を介して前記基板と前記板状部材とが一体化された密着物を得る密着手段と、
    前記密着物から前記板状部材を選択的に剥離させる剥離手段と、
    前記剥離手段により剥離された前記板状部材を洗浄する洗浄手段と
    を備えたことを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 前記洗浄手段は、その内部が洗浄チャンバーとなっている洗浄容器と、前記洗浄チャンバー内に前記板状部材を洗浄するための洗浄液を供給する洗浄液供給部とを有する請求項1記載の薄膜形成装置。
  3. 前記洗浄チャンバー内で前記板状部材を浮遊した状態で保持する保持部材をさらに備える請求項2記載の薄膜形成装置。
  4. 前記洗浄チャンバー内に前記板状部材を乾燥させるためのガスを供給するガス供給部をさらに備える請求項2または3記載の薄膜形成装置。
  5. 前記ガス供給部は予め加熱されたガスを供給する請求項4記載の薄膜形成装置。
  6. 前記板状部材は石英板である請求項1ないし5のいずれかに記載の薄膜形成装置。
  7. 不撓性の板状部材に、薄膜となる塗布液を供給する塗布ユニットと、
    塗布液が薄膜となって表面に存在する前記板状部材の該薄膜に対して、基板の薄膜形成面を対向させた状態で前記基板を保持しつつ、前記板状部材および前記基板のうち少なくとも一方を他方側に移動させることによって、前記薄膜を前記薄膜形成面に密着させて、前記薄膜を介して前記基板と前記板状部材とが一体化された密着物を得る密着ユニットと、
    前記密着物から前記板状部材を選択的に剥離させる剥離ユニットと、
    前記板状部材を洗浄する洗浄ユニットと、
    前記板状部材、前記基板、前記密着物を保持して塗布ユニット、密着ユニット、剥離ユニット、洗浄ユニットに搬送する搬送機構と
    を備えたことを特徴とする薄膜形成装置。
  8. 前記搬送機構は、前記塗布液が前記薄膜となって表面に存在する板状部材を前記密着ユニットに搬送するとともに、基板を前記密着ユニットに搬送する請求項7記載の薄膜形成装置。
  9. 板状部材を収容する板状部材用カセットをさらに備え、前記洗浄ユニットにおいて洗浄された前記板状部材は前記板状部材用カセット内で待機される請求項7または8記載の薄膜形成装置。
  10. 不撓性の板状部材の表面に形成された薄膜に対し、基板の薄膜形成面を対向配置した後、前記板状部材および前記基板のうち少なくとも一方を他方側に移動させることによって、前記薄膜を前記薄膜形成面に密着させて、前記薄膜を介して前記基板と前記板状部材とが一体化された密着物を得る密着工程と、
    前記密着工程後に、前記密着物から前記板状部材を選択的に剥離する剥離工程と、
    剥離された前記板状部材を洗浄する洗浄工程と
    を備えたことを特徴とする薄膜形成方法。
  11. 塗布ユニットにおいて不撓性の板状部材に薄膜となる塗布液を供給する塗布工程と、
    前記塗布液が前記薄膜となって表面に存在する前記板状部材を密着ユニットに搬送するとともに、基板を前記密着ユニットに搬送する第1搬送工程と、
    前記密着ユニットにおいて前記板状部材の表面に形成された前記薄膜に対し、前記基板の薄膜形成面を対向配置した後、前記板状部材および前記基板のうち少なくとも一方を他方側に移動させることによって、前記薄膜を前記薄膜形成面に密着させて、前記薄膜を介して前記基板と前記板状部材とが一体化された密着物を得る密着工程と、
    前記密着物を剥離ユニットに搬送する第2搬送工程と、
    前記剥離ユニットにおいて前記密着物から前記板状部材を選択的に剥離する剥離工程と、
    剥離された前記板状部材を洗浄ユニットに搬送する第3搬送工程と、
    前記洗浄ユニットにおいて剥離された前記板状部材を洗浄する洗浄工程と
    を備えたことを特徴とする薄膜形成方法。
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