JP2007053205A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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【課題】 積層ズレが抑制された電子部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係る積層セラミックコンデンサ36の製造方法においては、ビア孔18が形成された複数のセラミックグリーンシート12のビア孔18に、ビア孔18内を充たす本体部26aと、セラミックグリーンシート12の上面12aより上側に位置し、且つ、本体部26aと一体的に形成された接続パッド部26bとを有するビア電極26を形成するステップと、ビア電極26が形成されたビア孔18が重なるように、複数のセラミックグリーンシート12を積層するステップとを備え、セラミックグリーンシート12の表面12aにおける接続パッド部26bの面積S(mm)及び接続パッド部の厚さt(mm)が、下記式(1)及び式(2)
/S≦1.35 ・・・(1)
≦1.3×10−2 ・・・(2)
を満たすことを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、貫通電極を有する電子部品及びその製造方法に関し、特に、積層セラミック配線基板、積層セラミックパッケージ、積層セラミックコンデンサ、積層圧電素子等のセラミック積層電子部品及びその製造方法に関するものである。
この技術の分野における電子部品として、例えば、積層セラミックコンデンサが挙げられる。この積層セラミックコンデンサにおいては、等価直列抵抗、等価直列インダクタンスを低くするために、内部電極間をビア電極(貫通電極)で接続する構造が増えてきている。このようなコンデンサの作製には、以下のような製造方法が用いられていた。
まず、セラミックグリーンシートに、レーザやマイクロドリル、パンチング等を用いて、例えば直径100μm程度の貫通孔を形成する。次に、スクリーン印刷法によって、上記セラミックグリーンシートに導電性ペーストを印刷して、セラミックグリーンシート上に内部電極を形成すると同時に上記貫通孔内に導電性ペーストを充填する。または、スクリーン印刷法によって、セラミックグリーンシート上への内部電極の形成と、貫通孔内への導電性ペーストの充填を別工程でおこなう。その後、複数のセラミックグリーンシートを、上下に重なるセラミックグリーンシートの貫通孔の位置が合致するように積層して、積層体を形成し、得られた積層体に対して切断処理及び焼成処理をほどこすことにより、積層セラミックコンデンサが完成する。
近年、上記積層セラミックコンデンサに代表される電子部品においては、小型化の要求がさらに高まっており、そのためにさらなる薄層多層化が必要となってきた。すなわち、この薄層多層化のために、内部電極をセラミックグリーンシート上に薄く印刷する必要が生じてきた。それにより、貫通孔を導電性ペーストで十分に充たすためには、内部電極のスクリーン印刷とは別工程で、貫通孔充填のためのスクリーン印刷がおこなわれるようになった。
特開平10−270282号公報
このとき、スクリーン印刷法の印刷精度の問題から、貫通孔充填のための印刷は、上記貫通孔の直径よりも大径のペースト透過孔を設けたスクリーンパターンでおこなう必要があった。そのため、貫通孔の周縁のシート上に導電性ペーストがはみ出して、シート表面より導電性ペーストが盛り上がってしまって、上下に重なるシートが面方向にズレる積層ズレが大きくなっていた。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、積層ズレが抑制された電子部品及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電子部品の製造方法においては、貫通孔が形成された複数のセラミックグリーンシートの貫通孔に、貫通孔内を充たす本体部と、セラミックグリーンシートの上面より上側に位置し、且つ、本体部と一体的に形成された接続パッド部とを有するビア電極を形成するステップと、ビア電極が形成された貫通孔が重なるように、複数のセラミックグリーンシートを積層するステップとを備え、セラミックグリーンシートの表面における接続パッド部の面積S(mm)及び接続パッド部の厚さt(mm)が、下記式(1)及び式(2)
/S≦1.35 ・・・(1)
≦1.3×10−2 ・・・(2)
を満たすことを特徴とする。
発明者らは、鋭意研究の末、以上の式(1)及び式(2)を満たすような接続パッド部を有するビア電極を形成することで、積層ズレが抑制された電子部品が得られることを新たに見出した。
また、セラミックグリーンシートの厚さが20μm以下であることが好ましい。この場合、低背化が図られた電子部品が得られる。この電子部品が積層セラミックコンデンサである場合には、さらに静電容量の増大が図られる。
また、セラミックグリーンシートを積層する際、少なくとも50枚のセラミックグリーンシートを積層することが好ましい。この場合、例えば、電子部品として積層セラミックコンデンサを作製する場合には、静電容量の増大が実現される。
本発明に係る電子部品は、貫通孔が形成された複数のセラミックグリーンシートの貫通孔に、貫通孔内を充たす本体部と、セラミックグリーンシートの上面より上側に位置し、且つ、本体部と一体的に形成された接続パッド部とを有するビア電極を形成すると共に、ビア電極が形成された貫通孔が重なるように、複数のセラミックグリーンシートを積層した後に焼成された電子部品であって、焼成後のセラミックグリーンシートの表面における焼成後の接続パッド部の面積S(mm)及び焼成後の接続パッド部の厚さt(mm)が、下記式(3)及び式(4)
/S≦1.59 ・・・(3)
≦9.7×10−3 ・・・(4)
を満たすことを特徴とする。
発明者らは、鋭意研究の末、以上の式(3)及び式(4)を満たすような焼成後の接続パッド部を有する電子部品によれば、積層ズレの抑制が実現されることを新たに見出した。
また、セラミックグリーンシートの焼成後の厚さが17μm以下であることが好ましい。この場合、低背化が図られた電子部品が得られる。この電子部品が積層セラミックコンデンサである場合には、さらに静電容量の増大が図られる。
また、少なくとも50枚のセラミックグリーンシートが積層された後に焼成された電子部品であってもよい。この場合、この電子部品が例えば積層セラミックコンデンサである場合、静電容量の増大が実現される。
本発明によれば、積層ズレが抑制された電子部品及びその製造方法が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明に係る電子部品及びその製造方法を実施するにあたり最良と思われる形態について詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。なお、本実施形態では、本発明に係る電子部品として、積層セラミックコンデンサを例にとって説明する。
まず始めに、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサを作製する手順について説明する。
本実施形態に係る積層セラミックコンデンサを作製するにあたり、図1に示すように、表面10aに、厚さ20μm以下(例えば、10μm)のセラミックグリーンシート(以下、単にグリーンシートと称す。)12が形成された複数枚のキャリアフィルム10を準備する。なお、図1(a)はキャリアフィルム10の厚さ方向に直交する方向における断面図であり、図1(b)は平面図である。
そして、その各キャリアフィルム10のグリーンシート12の表面12aに、図2及び図3に示すように、銀やニッケル等を含有した導体ペーストを用いて、公知の技術であるスクリーン印刷等により配線パターン電極14を形成する。配線パターン電極14として、図2(a)及び図2(b)に示すように、2種類のパターンが用意されており、以下、説明の便宜上、必要に応じて、一方を配線パターン電極14A、他方を配線パターン電極14Bと称す。
図2(a)に示した配線パターン電極14Aには、複数の円孔16が形成されている。それぞれの円孔16の直径Dは同一となっており、規則的に配列されている。具体的には、最も近接する円孔16同士の中心間距離がいずれも一定距離Lとなるように、斜め格子状に周期配列されている。
また、図2(b)に示した配線パターン電極14Bも、上記配線パターン電極14Aと同サイズの正方形状を有しており、複数の円孔16が、最も近接する円孔16同士の中心間距離がいずれも一定距離Lとなるように、斜め格子状に規則的に周期配列されている。ただし、この配線パターン電極14Bの円孔16の位置は、配線パターン電極14Aの円孔16の位置と相対的に半周期(長さL/2)だけズレている。そのため、配線パターン電極14Aの円孔16の位置は、配線パターン電極14Bでは円孔16のない位置に対応し、逆に、配線パターン電極14Bの円孔16の位置は、配線パターン電極14Aでは円孔16のない位置に対応している。
なお、複数枚のキャリアフィルム10のうち、半分のキャリアフィルム10には配線パターン電極14Aを形成し、残りの半分のキャリアフィルム10には配線パターン電極14Bを形成する。以下、説明の便宜上、必要に応じて、キャリアフィルム10及びグリーンシート12のうち、配線パターン電極14Aが形成されたほうをキャリアフィルム10A及びグリーンシート12Aと称し、配線パターン電極14Bが形成されたほうをキャリアフィルム10B及びグリーンシート12Bと称す。同様に、適宜、配線パターン電極14Aに形成された円孔を円孔16A、配線パターン電極14Bに形成された円孔を円孔16Bと称す。
次に、配線パターン電極14が形成されたグリーンシート12に、図4及び図5に示すように、配線パターン電極14及びグリーンシート12を貫通する円形断面のビア孔(貫通孔)18をレーザ照射によって形成する。なお、このビア孔18の直径はD(例えば、50μm)となっており、このDは、上記配線パターン電極14の円孔16の直径Dよりも小さい。
このビア孔18の位置は、キャリアフィルム10Aにおいては、図4(a)に示すように、配線パターン電極14Aの円孔16Aの中心位置及び円孔16Aの中心位置から半周期(L/2)だけズレた位置(すなわち、配線パターン電極14Bの円孔16Bの中心位置)にそれぞれ形成されている。また、ビア孔18の位置は、キャリアフィルム10Bにおいても、図4(b)に示すように、配線パターン電極14Bの円孔16Bの中心位置及び円孔16Bの中心位置から半周期(L/2)だけズレた位置(すなわち、配線パターン電極14Aの円孔16Aの中心位置)にそれぞれ形成されている。
すなわち、ビア孔18は、両配線パターン電極14A,14Bとも同位置であって、配線パターン電極14Aの円孔16Aの位置及び配線パターン電極14Bの円孔16Bの位置のいずれか対応する位置に形成されており、その数も両配線パターン電極14A,14Bで同数である。
そして、ビア孔18それぞれに、公知のスクリーン印刷技術を用いて導電性ペースト20を充填する。なお、このスクリーン印刷に用いるスクリーンパターン22には、上記ビア孔18に対応する位置に、円孔16の直径Dより小さくビア孔18の直径Dより大きい直径Dの円形断面を有するペースト透過孔24が設けられている(図7参照)。従って、ビア孔18を導電性ペースト20で確実に充たすために、ビア孔18の容積よりも多くの導電性ペースト20をビア孔18に充填すると、図6及び図7に示すようなビア電極26が形成される。
ビア電極26は、ビア孔18内を充たす本体部26aと、グリーンシート12の表面12a又は配線パターン電極14の表面14aより上側に位置する接続パッド部26bとによって構成されている。このビア電極26の本体部26aと接続パッド部26bとは一体的に形成されている。接続パッド部26bは、そのグリーンシート12の表面12aにおける面積がS(mm)となっており、その投射形状は、ペースト透過孔24の断面形状(すなわち、直径Dの円形)と略同様の形状となっている。また、接続パッド部26bの厚さはt(mm)となっている。なお、配線パターン電極14の円孔16の中心位置に形成されたビア孔18のビア電極26は、その接続パッド部26bの直径が円孔16の直径Dよりも小さいために配線パターン電極14に接しておらず、このビア電極26と配線パターン電極14とは電気的に絶縁されている。一方、円孔16の外部に形成されたビア電極26は、配線パターン電極14と導通されている。
以上のようなビア電極26を各ビア孔18に形成した後、グリーンシート12をキャリアフィルム10から剥がす。そして、図8に示すように、ビア電極26の接続パッド部26bが形成されている側を上向きにして複数枚のグリーンシート12を重ねる。このとき、グリーンシート12Aのビア孔18とグリーンシート12Bのビア孔18とが重なるように位置合わせして、グリーンシート12Aとグリーンシート12Bとを交互に積層する。その結果、上下に重なるグリーンシート12のビア電極26同士が導通される。
そして、積層されたグリーンシート12の上下を、上記ビア電極26の対応位置にビア電極28が形成された上カバー層30Aとビア電極のない平坦な下カバー層30Bとで挟んで積層体32を形成し、この積層体32を図9に示すように上下方向からプレスする。そして、この積層体32を、必要に応じてチップサイズに切断した後、図10に示すように脱脂/焼成装置34によって脱脂処理及び焼成処理する。最後に、端子電極35を得られた焼結体の上カバー層30Aのビア電極28の対応位置に形成し、さらに焼付けをおこなうことで、積層セラミックコンデンサ36の作製が完成する(図11参照)。
この積層セラミックコンデンサ36は、上カバー層30Aのビア電極28側の面36aを搭載基板38の主面38aに対面させた状態で、端子電極35を搭載基板38の主面38a上に形成されたバンプ電極40に接続する。ただし、配線パターン電極14Aに接続されている端子電極35は陽極のバンプ電極40に接続し、配線パターン電極14Bに接続されている端子電極35は陰極のバンプ電極40に接続する。なお、積層セラミックコンデンサ36においては、上述したビア電極26の接続パッド部26bに対応する接続パッド部42の面積がS(mm)となっており、接続パッド部42の厚さがt(mm)なっている。
次に、上述したグリーンシート12に形成されたビア電極26の接続パッド部26bについて、より詳しく説明する。
ビア電極26の接続パッド部26bにおいては、その面積がS(mm)なっており、その厚さがt(mm)となっている。そして、これらのS及びtは、以下の2式(式(1)及び式(2))を満たしている。
/S≦1.35 ・・・(1)
≦1.3×10−2 ・・・(2)
発明者らは、積層セラミックコンデンサ等の電子部品の積層ズレを抑制する上で、接続パッド部26bのS及びtの好適な範囲の研究に励み、その結果、S及びtが上記式(1)及び式(2)を満たすように接続パッド部26bを形成することで、積層セラミックコンデンサ36の積層ズレの抑制が実現されることを新たに見出した。
そして、S及びtが以上の2式を満たすビア電極26が形成された積層体32を焼成することにより、以下の2式(式(3)及び式(4))を満たす接続パッド部42が形成される。
/S≦1.59 ・・・(3)
≦9.7×10−3 ・・・(4)
ここで、Sは積層セラミックコンデンサ36の厚さ方向に直交する面内における接続パッド部42の面積であり、tは接続パッド部42の厚さである。
換言すると、積層セラミックコンデンサ36に含まれる接続パッド部42が、上記式(3)及び式(4)を満たす場合には、その積層セラミックコンデンサ36における積層ズレの抑制が実現されている。
なお、積層セラミックコンデンサ36の作製に用いたグリーンシート12の厚さは20μm以下となっており、収縮率が0.85程度で換算すると焼成後のグリーンシート12の厚さは17μm以下となっているため、積層セラミックコンデンサ36においては静電容量の増大が図られている。加えて、このようにグリーンシート12を薄くすると、電子部品全般において低背化(すなわち、小型化)が実現される。さらに、積層セラミックコンデンサ36を、少なくとも50枚のグリーンシート12で構成することで、大きな静電容量を有する積層セラミックコンデンサが得られる。
以下、本発明の効果をより一層明らかなものとするため、実施例および比較例を用いて説明する。
(実施例1)
上述した積層体32と略同様であり、面積S及び厚さtの異なる接続パッド部26bを有するビア電極26を備えた複数の積層体32試料(#1〜#15)を用意して、その積層体試料(積層数140枚)における積層ズレを測定した。
具体的な積層ズレの測定方法は、図12に示すように、積層ズレの測定の基準軸として、最下層のグリーンシート12のビア電極26の中心軸Xを用い、この基準軸Xと、上に重なるグリーンシート12のビア電極26の各中心軸x1,x2・・・とのズレ量P1,P2・・・を測定して、その平均値を積層ズレ(μm)として算出した。その測定結果は、図13の表及び図14のグラフに示したとおりである。
この測定結果から明らかなように、上記式(1)及び式(2)を満たす試料#1,#4〜#8,#10,#11,#13〜#15については、積層ズレが40μmより小さく抑えられている。一方、上記式(1)及び式(2)を満たさない試料#2,#3,#9,#12については、積層ズレが40μmを大幅に超えて50μm以上となっている。以上のことから、式(1)及び式(2)を満たす積層体試料では、積層ズレが有意に抑制されることが確認された。
(実施例2)
さらに、上述した積層セラミックコンデンサ36と略同様であり、面積S及び厚さtの異なる接続パッド部42を備えた複数のコンデンサ36試料(#21〜#35)を用意して、そのコンデンサ試料における積層ズレを測定した。なお、積層ズレの測定方法は、上述した積層体試料(積層数140枚)における測定方法と同様である。
測定結果は、図15の表及び図16のグラフに示したとおりである。この測定結果から明らかなように、上記式(3)及び式(4)を満たす試料#21,#24〜#28,#30,#31,#33〜#35については、積層ズレが30μmより小さく抑えられている。一方、上記式(3)及び式(4)を満たさない試料#2,#3,#9,#12については、積層ズレが40μmを超えている。以上のことから、式(3)及び式(4)を満たすコンデンサ試料では、積層ズレが有意に抑制されることが確認された。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、本発明が適用される電子部品としては、上記積層セラミックコンデンサの他に、積層セラミック基板、積層セラミックパッケージ、積層圧電素子等のセラミック積層電子部品が挙げられる。また、積層数は50層以上に限定されず、所望の積層数に適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係る電子部品を作製する際に用いるキャリアフィルムとグリーンシートとを示した図である。 図1のグリーンシート上に形成される配線パターン電極を示した平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のグリーンシートに形成されたビア孔を示した平面図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のグリーンシートに形成されたビア電極を示した平面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 配線パターン電極の積層状態を示した図である。 本発明の実施形態に係る積層体を示した概略断面図である。 図9の積層体に適用する脱脂/焼成装置を示した図である。 本発明の実施形態に係る電子部品を示した概略断面図である。 本発明の実施例に係る積層ズレの測定方法を示した図である。 本発明の実施例1に係る積層ズレの測定結果を示した表である。 本発明の実施例1に係る積層ズレの測定結果を示したグラフである。 本発明の実施例2に係る積層ズレの測定結果を示した表である。 本発明の実施例2に係る積層ズレの測定結果を示したグラフである。
符号の説明
12,12A,12B…セラミックグリーンシート、18…ビア孔、26…ビア電極、26a…本体部、26b…接続パッド部、36…積層セラミックコンデンサ。

Claims (6)

  1. 貫通孔が形成された複数のセラミックグリーンシートの前記貫通孔に、前記貫通孔内を充たす本体部と、前記セラミックグリーンシートの上面より上側に位置し、且つ、前記本体部と一体的に形成された接続パッド部とを有するビア電極を形成するステップと、
    前記ビア電極が形成された前記貫通孔が重なるように、前記複数のセラミックグリーンシートを積層するステップとを備え、
    前記セラミックグリーンシートの表面における前記接続パッド部の面積S(mm)及び前記接続パッド部の厚さt(mm)が、下記式(1)及び式(2)
    /S≦1.35 ・・・(1)
    ≦1.3×10−2 ・・・(2)
    を満たす、電子部品の製造方法。
  2. 前記セラミックグリーンシートの厚さが20μm以下である、請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記セラミックグリーンシートを積層する際、少なくとも50枚の前記セラミックグリーンシートを積層する、請求項1又は2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 貫通孔が形成された複数のセラミックグリーンシートの前記貫通孔に、前記貫通孔内を充たす本体部と、前記セラミックグリーンシートの上面より上側に位置し、且つ、前記本体部と一体的に形成された接続パッド部とを有するビア電極を形成すると共に、前記ビア電極が形成された前記貫通孔が重なるように、前記複数のセラミックグリーンシートを積層した後に焼成された電子部品であって、
    焼成後の前記セラミックグリーンシートの表面における焼成後の前記接続パッド部の面積S(mm)及び焼成後の前記接続パッド部の厚さt(mm)が、下記式(3)及び式(4)
    /S≦1.59 ・・・(3)
    ≦9.7×10−3 ・・・(4)
    を満たす、電子部品。
  5. 前記セラミックグリーンシートの焼成後の厚さが17μm以下である、請求項4に記載の電子部品。
  6. 少なくとも50枚の前記セラミックグリーンシートが積層された後に焼成された、請求項4又は5に記載の電子部品。

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