JP2007052692A - 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーションの移植性を向上させる。
【解決手段】システム制御部11でシステムの動作を制御する再生処理アプリケーション81が実行される。アプリケーション制御部61は、アプリケーション91を機種やシステムに異存しないようにするために、状態定義モジュール92、インターフェースモジュール93、及び、インターフェースシステム94を備えている。状態定義モジュール92は、アプリケーション91の機種やシステムに異存しない共通部分の実装を行うものであり、アプリケーション91とシステムとの間に発生するイベント、エラー等も含めたインターフェースを定義する。インターフェースモジュール93は、状態定義モジュール92により定義されるアプリケーションの状態定義とシステムにおける状態定義とのインターフェースを定義し、アプリケーションとプラットフォームとの差異を吸収する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラムに関し、特に、アプリケーションの移植性を向上することができるようにした、情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラムに関する。
従来、異なるプラットホームへアプリケーションを移植する場合、移植元のアプリケーションのGUI(グラフィックユーザインタフェース)定義ファイルを移植先で利用することにより、アプリケーションを移植する場合に、同一メニューを作成することができるようにした技術がある。
特開2002−14941号公報
しかしながら、異なるプラットホームへアプリケーションを移植する場合、実際のアプリケーション、特にマルチメディアアプリケーションにおいては、GUIの移植のみでは、アプリケーションの移植ができたとは言い難い。
そこで、状態遷移の管理など、高いレイヤでアプリケーションの挙動を管理して、GUIだけでなく、アプリケーションの挙動も含めて、可搬性を向上することにより、異なるプラットホームに対するアプリケーションの移植性を高める必要がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、アプリケーションの移植性を向上することができるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、アプリケーションを実行することが可能な情報処理装置であって、前記情報処理装置のシステムを制御する第1の制御手段と、前記アプリケーションの実行を制御する第2の制御手段とを備え、前記第2の制御手段は、前記システムに依存しない前記アプリケーションの状態を定義し、定義された前記状態の遷移を制御する状態遷移制御手段と、前記状態遷移制御手段に対して前記状態の遷移を指令するコマンドが発生された場合、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換する変換手段とを備える。
前記状態遷移制御手段には、前記状態の遷移を指令するコマンドが発生された場合、定義された前記状態を基に、前記コマンドにより前記状態の遷移が可能であるか否かを判断させるようにすることができ、前記変換手段には、前記状態遷移制御手段により前記状態の遷移が可能であると判断されたときのみ、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換させるようにすることができる。
前記変換手段には、前記システムと前記状態遷移制御手段とのそれぞれが認識可能な命令の関係を示す情報を保有させることができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、アプリケーションを実行することが可能な情報処理装置の情報処理方法であって、前記情報処理装置のシステムを制御し、前記アプリケーションの実行を制御し、前記アプリケーションの状態の遷移を指令するコマンドを受け、前記システムに依存しない前記アプリケーションの状態の定義を基に、前記コマンドに従って、定義された前記状態の遷移が可能であるか否かを判断し、前記状態の遷移が可能であると判断された場合、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、所定のシステムに組み込まれ、前記システムに依存しないアプリケーションの実行を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、前記アプリケーションの状態の遷移を指令するコマンドを受け、前記システムに依存しない前記アプリケーションの状態の定義を基に、前記コマンドに従って、定義された前記状態の遷移が可能であるか否かを判断し、前記状態の遷移が可能であると判断された場合、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面においては、システムに依存しないアプリケーションの状態が定義されて、定義された状態の遷移が制御され、状態の遷移を指令するコマンドが発生された場合、システムが認識可能な形式にコマンドが変換される。
以上のように、本発明の一側面によれば、アプリケーションを実行することができ、特に、システムに依存しないアプリケーションの状態を定義して制御し、状態の遷移を指令するコマンドが発生された場合、システムが認識可能な形式にコマンドを変換するようにしたので、アプリケーションの移植性を向上することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の情報処理装置は、アプリケーションを実行することが可能な情報処理装置(例えば、図1の情報処理装置1)であって、前記情報処理装置のシステムを制御する第1の制御手段(例えば、図1のシステム制御部11)と、前記アプリケーション(例えば、図2のアプリケーション91)の実行を制御する第2の制御手段(例えば、図1のアプリケーション制御部61)とを備え、前記第2の制御手段は、前記システムに依存しない前記アプリケーションの状態(例えば、図3または図4に示される状態)を定義し、定義された前記状態の遷移を制御する状態遷移制御手段(例えば、図2の状態定義モジュール92)と、前記状態遷移制御手段に対して前記状態の遷移を指令するコマンドが発生された場合、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換する変換手段(例えば、図2のインターフェースモジュール)とを備える。
前記変換手段は、前記システムと前記状態遷移制御手段とのそれぞれが認識可能な命令の関係を示す情報(例えば、図5に示される対応表)を有することができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、アプリケーションを実行することが可能な情報処理装置(例えば、図1の情報処理装置1)の情報処理方法であって、前記情報処理装置のシステムを制御(例えば、図1のシステム制御部11)し、前記アプリケーション(例えば、図2のアプリケーション91)の実行を制御(例えば、図1のアプリケーション制御部61)し、前記アプリケーションの状態の遷移を指令するコマンドを受け(たとえば、図7のステップS1の処理)、前記システムに依存しない前記アプリケーションの状態(例えば、図3または図4に示される状態)の定義を基に、前記コマンドに従って、定義された前記状態の遷移が可能であるか否かを判断(例えば、図7のステップS1の処理)し、前記状態の遷移が可能であると判断された場合、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換する(例えば、図7のステップS4の処理)ステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、所定のシステム(例えば、図1の情報処理装置1)に組み込まれ、前記システムに依存しないアプリケーションの実行を制御するコンピュータ(例えば、図1のアプリケーション制御部61)が実行可能なプログラムであって、前記アプリケーションの状態の遷移を指令するコマンドを受け(例えば、図7のステップS1の処理)、前記システムに依存しない前記アプリケーションの状態(例えば、図3または図4に示される状態)の定義を基に、前記コマンドに従って、定義された前記状態の遷移が可能であるか否かを判断(例えば、図7のステップS1の処理)し、前記状態の遷移が可能であると判断された場合、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換する(例えば、図7のステップS4の処理)ステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1に示される、本発明を適用した情報処理装置1は、マイクロコンピュータにより構成されるシステム制御部11に対して接続されるシステムバス12に、各種放送受信部、画像出力表示部、音声出力部、操作入力部などの各処理部が接続されて構成されている。そして、システム制御部11に対して、アプリケーション制御部61が接続されており、アプリケーション制御部61により、装置やシステムに依存しないアプリケーションプログラムの処理と、それらのアプリケーションに関するGUI表示が制御される。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムROM(Read Only Memory)と、ワークエリアRAM(Random Access Memory)などを備え、プログラムROMに書き込まれたプログラムにしたがって、ワークエリアRAMを用いながら、種々の制御処理を実行する。
放送受信部としては、地上アナログ放送受信部21、地上デジタル放送受信部22、BS放送受信部23、および、CS放送受信部24が設けられ、それぞれインターフェース(I/F)25乃至28を介して、システムバス12に接続されている。放送受信部21乃至24のそれぞれは、図示しないアンテナで受信された対象とする放送信号から、リモートコマンダ33を介して入力されたユーザの選局操作に応じた放送番組を選択し、選択された放送番組の画像データおよび音声データ、または、データ放送により受信したデータを、インターフェース(I/F)25乃至28を介して、システムバス12に送出する。
地上アナログ放送受信部21は、現行の地上アナログテレビ放送信号を選局受信して、画像信号(映像信号)および音声信号を、インターフェース25を介して、システムバス12に出力する。地上デジタル放送受信部22は、デジタルテレビジョン放送、デジタル音声放送およびデータ放送に対応しており、ユーザの選局操作に対応して放送番組を選局受信してデコードし、画像信号(映像信号)および音声信号、EPG(電子番組ガイド;Electronic Programming Guide)データ等のデータを、インターフェース26を介して、システムバス12に出力する。BS放送受信部23は、BSテレビジョン放送、BS音声放送およびデータ放送に対応して、ユーザの選局操作に対応して放送番組を選局受信してデコードし、画像信号(映像信号)および音声信号、EPGデータ等のデータを、インターフェース27を介して、システムバス12に出力する。CS放送受信部23は、CSテレビジョン放送、CS音声放送およびデータ放送に対応して、ユーザの選局操作に対応して放送番組を選局受信してデコードし、画像信号(映像信号)および音声信号、EPGデータ等のデータを、インターフェース28を介して、システムバス12に出力する。
また、画像出力表示部として、CRT(Cathode Ray Tube;陰極線管)やLCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)などからなるモニターディスプレイ29がディスプレイインターフェース30を介して、システムバス12に接続されている。また、音声出力部として、音声出力インターフェース31を介してスピーカ32が接続されている。また、操作入力部として、リモートコマンダ33が設けられ、システムバス12には、このリモートコマンダ33からの操作信号を受信する操作信号受信部34が接続されている。リモートコマンダ33は、左右方向指示操作ボタンおよび上下方向指示操作ボタンと、「ホーム」ボタンと、「決定」ボタンとを備えるか、または、同様の操作入力ができるようになされていると好適である。すなわち、リモートコマンダ33は、例えば、各種ボタン、十字型上下左右方向指示ボタン、または、ジョイスティックなどにより、モニターディスプレイ29に表示される、後述するGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)画面上で、ユーザによるボタン操作により、選択指示などを行うことができるような入力デバイスを備えるものとする。
システムバス12には、さらに、ドライブ35、時計部36、外部入力インターフェース37、通信インターフェース38、メディア再生部39、表示画像生成出力部40、および、EPG保持部41が接続されている。
ドライブ35は、これに挿入される、例えば、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、または、半導体メモリなどのリムーバブルメディア50からデータを読み取り、また、リムーバブルメディア50にデータを書き込むためのものである。
時計部36は、現在時刻の情報やカレンダー情報を提供する。また、時計部36は、放送番組予約設定や、予約設定に対応した各種タイマー時間の計測にも用いられる。外部入出力インターフェース37は、映像入出力端子、音声入出力端子、USB(Universal Serial Bus)端子などの外部入出力端子37−1乃至37−nを備え、各入出力端子とシステムバス12との間の信号のやり取りを行う。通信インターフェース38は、通信回線に接続されており、データ放送番組が双方向放送であるときに、応答信号を所定の宛先に送信したり、ネットワークを通じたサーバ装置にあるデータ放送コンテンツを取得したりするために用いられる。なお、通信インターフェース38は、ウェブコンテンツなどのデータをインターネット経由で取り込んだり、インターネットを介して所定の情報を送出したりするようにすることもできる。
EPGデータ保持部41は、放送受信部21乃至24のそれぞれから、インターフェース25乃至28およびシステムバス12を介して供給される電子番組ガイドのデータ(EPGデータ)を、内蔵するメモリに保持する。EPGデータは、地上アナログ放送の場合には、テレビ放送信号の垂直ブランキング期間に重畳されてくるものを用い、デジタル放送の場合には、データ放送として送られてくるものを用いる。このEPGデータには、各放送番組の放送局名、放送番組名、番組開始時刻、番組終了時刻、出演者、番組のジャンルなどのデータが含まれる。EPGデータ保持部41に保持されるEPGデータは、最新のデータとなるように更新される。
なお、EPGデータは、放送信号に重畳されて伝送されてくるものを用いるのではなく、例えば通信インターフェース38を用いて、インターネットに接続されているEPGデータ提供サーバにアクセスして、当該EPGデータ提供サーバから取得するようにすることもできる。
メディア再生部39は、例えば、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどで構成されているメディア51が装着可能なようになされており、装着されたメディア51に記録されている、画像データ(動画像データまたは静止画像データ)や音楽データなどからなるコンテンツを再生する。メディア再生部39は、再生したコンテンツを表示画像生成出力部40に供給したり、また、再生したコンテンツがエンコードされている場合はデコード処理部42に供給する。
デコード処理部42は、供給された画像データや音声データをデコードし、表示画像生成出力部40や音声出力インターフェース31に供給する。
表示画像生成出力部40は、システム制御部11による制御を受けて、モニターディスプレイ29に表示する画像を生成する。表示画像生成出力部40は、放送受信部21乃至24により受信された画像データ、または、デコード処理部42によりデコードされた画像データを、内蔵する出力バッファに格納し、合成の必要がない場合は、システムバス12を介して、ディスプレイインターフェース30に供給し、合成の必要がある場合は、合成処理部64に供給する。
アプリケーション制御部61は、システムに依存しないアプリケーションプログラムを実行し、それらのアプリケーションプログラムに関する表示処理を制御する。表示用データ格納部62は、後述するGUIを構成するアイコンのデータや、チャンネル表示用データ、その他のキャラクタデータ等の表示用のデータを格納する。アプリケーション制御部61は、表示用データ格納部62に格納されているアイコンのデータなどを呼び出して、GUIを表示のための文字や記号などに対応するデータ(後述するGUI部品)生成し、グラフィックインターフェース63を介して、合成処理部64に供給する。
また、合成処理部64は、グラフィックインターフェース63から、GUI表示のための文字や記号などに対応するデータ(例えば、GUI表示に用いられるさまざまなアイテムであり、いわゆる、GUI部品とも称されるものなど)の供給を受け、オンスクリーンディスプレイ(OSD)データとして、内蔵するオンスクリーンバッファに格納する。オンスクリーンディスプレイデータは、モニターディスプレイ29の画面に表示する再生映像の画像に重畳して表示されるデータである。すなわち、GUIが表示されるとき、GUIは、再生画像にOSDとして重畳されるので、GUI表示の下に、再生映像の画像が透けて見えるような表示とされる。
そして、合成処理部64は、出力バッファに格納したデータと、オンスクリーンバッファに格納したオンスクリーンディスプレイデータとを合成し、その合成データを、ディスプレイインターフェース30を介してモニターディスプレイ29に供給して表示させる。
図2は、図1のシステム制御部11およびアプリケーション制御部61が有する機能を示すモジュール構成図(ソフトウェアスタック)である。
システム制御部11においては、システムバス12に接続されている各部の動作を制御するためのアプリケーションが実行される。具体的には、システム制御部11においては、システムバス12に接続されている各部の動作を制御して、動画、音楽、静止画像などのコンテンツを再生する処理を実行する再生処理アプリケーション81が実行される。このアプリケーションは、情報処理装置1のシステムに依存して動作するアプリケーションプログラムである。システム制御部11により再生処理アプリケーション81が実行されることにより、映像、音声、静止画などデータが、システム内のいずれかの記録部から読み出されたり、システム内のいずれかの処理部でデコードされたり、システム内のいずれかの記録領域から他の記録領域へコピーされたり移動されるなど、情報処理装置1のシステムに依存する各種処理が実行される。
これに対して、アプリケーション制御部61は、機種やシステムに依存しないアプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nの処理を制御する。アプリケーション制御部61は、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nを機種やシステムに異存しないで利用可能なようにするための機能として、状態定義モジュール92、インターフェースモジュール93、および、インターフェース(I/F)システム94を備えている。
すなわち、アプリケーション制御部61におけるソフトウェアスタックにおいては、最下層のシステムレイヤのインターフェース(I/F)システム94と、最上層のアプリケーションレイヤのアプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nとの間のミドルウェアレイヤにおいて、アプリケーションレイヤ側に状態定義モジュール92が、システムレイヤ側にインターフェースモジュール93が、それぞれ設けられている。
状態定義モジュール92は、例えば、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nによるGUI表示にかかわるコンポーネントや状態定義など、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nにおいて機種やシステムに異存しない共通部分の実装を行うものであり、いわゆる、フレームワーク上の1モジュールであると考えられる。状態定義モジュール92は、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nとシステムとの間に発生するイベント、エラー等も含めたインターフェースを定義し、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nからの要求を、インターフェースモジュール93を介して、システムレイヤのインターフェースシステム94に供給して、システム制御部11(再生処理アプリケーション81)に供給したり、インターフェースシステム94、および、インターフェースモジュール93を介して、再生処理アプリケーション81からの要求や通知などの供給を受け、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nに送出する。
また、状態定義モジュール92は、図3または図4に示されるような、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nに共通して定義されている状態遷移を管理する。
図3は、状態定義モジュール92によりアプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nに共通して定義されている、動画、映像、または、音楽などを、メディア再生部39に装着されているメディア51から読み出して再生する場合の状態遷移図である。図中、太線で囲まれているのが、状態定義モジュール92によりアプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nに共通して定義されているシステムの定常状態であり、細線で囲まれているのが、定常状態と定常状態との遷移中の状態を示す。
まず、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nのうちのいずれかがアプリケーション制御部61内部のメモリに展開されて起動され(Create()命令)、起動中状態121を経て、起動が終了した場合、アプリケーションは起動されたが、再生されるコンテンツはまだ選択されていない(1つもオープンされていない)状態111となる。
再生されるコンテンツが選択されていない状態111において、いずれかのコンテンツが選択されてファイルオープンされるためのオープン命令(Open())が供給された場合、ファイルオープン処理が実行されて、オープン処理中の状態122を経て、Open処理完了が通知されて、停止中状態112となる。停止中状態112とは、再生開始位置がコンテンツの先頭位置となった状態で再生指令待ちまたは他の再生開始位置のシーク指令待ちの状態のことである。
停止中状態112において、再生命令(Play())が供給された場合、再生開始処理が実行されて再生開始処理中状態123となり、Play処理完了が通知されて、再生中状態113に遷移される。
再生中状態113において、頭だしなどの命令(Seek())が供給された場合、シーク中の状態124を経て、再生中状態113に戻る。また、再生中状態113において、倍速再生などの再生命令(引数の異なるPlay())が供給された場合、速度変更中の状態125において速度設定が変更されて、再生中状態113に戻る。
再生中状態113において、一時停止命令(Pause())の供給を受けた場合、一時停止処理中126の状態を経て、一時停止中114の状態となる。また、停止中状態112において、頭だしなどの命令(Seek())が供給された場合も、シーク中の状態127を経て、一時停止中状態114となる。一時停止中状態114において再生開始命令を受けた場合、再生開始位置は、先頭位置とは異なる位置である。
一時停止状態114において、頭だしなどの命令(Seek())が供給された場合、シーク中の状態128を経て、一時停止状態114に戻る。一時停止状態114において、停止命令(Stop())を受けた場合、スタート位置へのシーク中の状態129を経て、停止中状態112に状態が遷移される。また、一時停止状態114において、再生命令(Play())が供給された場合、再生開始処理が実行されて再生開始処理中状態130となり、Play処理完了が通知されて、再生中状態113に遷移される。
また、再生中状態113において、停止命令(Stop())を受けた場合、停止処理中の状態131を経て、停止中状態112に状態が遷移される。
停止中状態112において、オープンされているコンテンツのファイルがクローズされるための命令(Close())の供給を受けた場合、クローズ中の状態132を経て、コンテンツが選択されていない状態111に状態が遷移される。コンテンツが選択されていない状態111において、アプリケーションプログラム91−nのうちの対応するものの終了(Destroy())が指令された場合、終了処理中の状態133を経て、アプリケーションプログラムが終了される。
このようにして、状態定義モジュール92により、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nの状態が、システムによらず定義されている。この状態定義はシステムによらないが、実際のシステムの動作は、例えば、選択されるコンテンツが、メディア再生部39に装着されたメディア51から再生される場合と、ドライブ35に装着されたリムーバブルメディア50から再生される場合と、図示しない内部の記録媒体から再生される場合とでは異なる。しかしながら、状態定義モジュール92によりシステムによらない状態遷移が定義されることにより、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nは、システムによらない可搬性を有することが可能となる。
次に、図4は、状態定義モジュール92によりアプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nに共通して定義されている、圧縮符号化されている静止画などのコンテンツをデコード処理部42においてデコードした後、再生その他の処理を施す場合の状態遷移図である。図4においても、図中、太線で囲まれているのが、状態定義モジュール92によりアプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nに共通して定義されている定常状態であり、細線で囲まれているのが、定常状態と定常状態との遷移中の状態を示す。
まず、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nのうちのいずれかがアプリケーション制御部61内部のメモリに展開されて起動され(Create()命令)、起動中の状態161を経て、起動が終了した場合、コンテンツがデコードされていない状態151となる。
コンテンツがデコードされていない状態151において、いずれかのコンテンツが選択され、デコードが指令(Decode())された場合、状態は、デコード中の状態152に遷移される。デコード中の状態152において、Decode完了通知が供給された場合、状態は、定常状態153に遷移する。また、デコード中の状態152において、デコード処理の中止が指令(terminate())された場合、状態は、処理中止中の状態162を経て、terminate完了通知を受け、コンテンツがデコードされていない状態151となる。
定常状態153において、いずれかのコンテンツが選択され、デコードが指令(Decode())された場合、状態は、デコード中の状態152に遷移される。デコード中の状態152において、Decode完了通知が供給された場合、状態は、定常状態153に遷移する。
また、定常状態153において、いずれかのコンテンツが選択され、移動が指令(Move())された場合、コンテンツの移動中の状態163を経て、Move完了通知を受け、状態は、定常状態153に遷移する。
また、定常状態153において、いずれかのコンテンツが選択され、コピーが指令(Copy())された場合、コンテンツのコピー処理中164の状態を経て、Copy完了通知を受け、状態は、定常状態153に遷移する。
また、定常状態153において、いずれかのコンテンツが選択され、回転処理が指令(RotX,RotY,RotZ())された場合、コンテンツの回転処理中の状態165を経て、RotX,RotY,RotZの対応するものの完了通知を受け、状態は、定常状態153に遷移する。
また、定常状態153において、いずれかのコンテンツが選択され、ズーム(拡大または縮小)が指令(Zoom())された場合、コンテンツのズーム処理中(拡大処理中または縮小処理中)の状態166を経て、Zoom完了通知を受け、状態は、定常状態153に遷移する。
また、定常状態153において、例えば、コンテンツの一覧表示状態においてスクロールが指令された場合など、コンテンツの検索が指令(Seek())された場合、コンテンツの表示中の状態167を経て、Seek完了通知を受け、状態は、定常状態153に遷移する。
そして、定常状態153において、アプリケーションプログラム91−nのうちの対応するものの終了(Destroy())が指令された場合、終了処理中の状態168を経て、アプリケーションプログラムが終了される。
このようにして、状態定義モジュール92により、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nの状態が、システムによらず定義されている。この状態定義はシステムによらないが、実際のシステムの動作は、例えば、デコード処理部42が有するデコード機能によって異なる。しかしながら、状態定義モジュール92によりシステムによらない状態遷移が定義されることにより、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nは、システムによらない可搬性を有することが可能となる。
ここで、図3および図4において太線で囲まれて示される定常状態は、いずれも、アプリケーションプログラムが起動されるシステム(ハードウェア)、すなわち、ここでは、情報処理装置1における状態であり、具体的には、システム制御部11において制御される再生処理アプリケーション81の処理によりハンドリングされる、システムの状態である。
すなわち、アプリケーション1−1乃至アプリケーション91−nのうちのいずれかから、状態遷移が要求された場合、状態定義モジュール92は、システムに対して、状態遷移の要求を伝え、システムの状態遷移が終了された場合、終了通知が、アプリケーション1−1乃至アプリケーション91−nのうちの対応するものに通知される必要がある。
しかしながら、アプリケーション1−1乃至アプリケーション91−nと、システム(ここでは、再生処理アプリケーション81)とにおいて、認識可能な関数(命令)や状態定義は異なるものであり、それぞれが認識している関数(命令)を送出しても、そのままでは、関数(命令)の供給を受けた相手は、要求や通知を認識することができない。
そこで、インターフェースモジュール93は、状態定義モジュール92により定義されるアプリケーションの状態定義と、実際のシステム(装置)における状態定義とのインターフェースを定義することにより、アプリケーションとプラットフォームとの差異を吸収する。すなわち、インターフェースモジュール93は、機種やシステムに依存するものであり、インターフェースモジュール93を機種やシステムに応じて設計することにより、これよりも上位のレイヤである状態定義モジュール92およびアプリケーション91−1乃至91−nは、機種やシステムによらず、共通のものを用いることが可能となる。
すなわち、インターフェースモジュール93は、アプリケーションが認識可能な命令と、システムが認識可能な命令との対応関係を把握している。インターフェースモジュール93は、アプリケーションから状態の遷移命令が供給された場合、システムが認識可能な命令に変換した後、インターフェースシステム94に供給して、再生処理アプリケーション81に通知させる。また、インターフェースモジュール93は、システムがユーザによる操作入力を受けた場合など、システムから状態の遷移要求を受けた場合、アプリケーションが認識可能な命令に変換した後、状態定義モジュール92に供給する。
インターフェースモジュール93は、アプリケーションが認識可能な状態定義および命令と、システムが認識可能な状態定義および命令との関係を、いかなる方法で把握していてもよいが、例えば、図5に示されるように、状態定義モジュール92により定義されるアプリケーションの状態定義ごとに、それぞれが認識可能な命令(関数)の対応を示す対応表を登録するものとしてもよい。
図3において太線で囲まれて示される定常状態のうち、メディアがセットされていない状態において、アプリケーションが認識可能な命令は、Open()命令とDestroy()命令であり、インターフェースモジュール93は、これらの命令に対応する、システムが認識可能な命令と、それらの命令による状態遷移をそれぞれ登録している。システムが認識可能な命令は、システム依存であるため、インターフェースモジュール93が対応されるシステムによって異なる命令が登録されることは言うまでもない。なお、アプリケーションが認識可能な命令と、システムが認識可能な命令とは、それぞれ1対1で対応しているとは限らない。例えば、アプリケーションが認識可能な命令1命令に対して、システムが認識可能な命令が複数対応してもよいし、システムが認識可能な命令1命令に対して、アプリケーションが認識可能な命令が複数対応してもよい。
同様にして、図3において太線で囲まれて示される定常状態のうち、停止中状態において、アプリケーションが認識可能な命令は、Close()命令、Play()命令、および、Seek()命令であり、インターフェースモジュール93は、これらの命令に対応する、システムが認識可能な命令をそれぞれ登録している。また、図3において太線で囲まれて示される定常状態のうち、再生中状態において、アプリケーションが認識可能な命令は、Stop()命令、Play()命令、Seek()命令、および、Pause()命令であり、一時停止中状態において、アプリケーションが認識可能な命令は、Stop()命令、Play()命令、および、Seek()命令であり、インターフェースモジュール93は、これらの命令に対応する、システムが認識可能な命令をそれぞれ登録している。
すなわち、インターフェースモジュール93は、図5に示される対応表に基づいて、状態定義モジュール92とインターフェースシステム94との間で授受される命令を、機種やシステムに依存しないアプリケーション91と、システム固有の再生処理アプリケーション81がそれぞれ認識可能なように変換することにより、アプリケーションレイヤとシステムレイヤ(およびそれに接続されるシステム)との仲介を行うことができる。
そして、インターフェース(I/F)システム94は、システムレイヤに対応するものであり、システム制御部11において実行されている再生処理アプリケーション81(すなわち、システムの処理を制御するアプリケーション)との情報のインターフェースを行うものである。
さらに、システム制御部11とアプリケーション制御部61との間の通信は、ボトルネックとなり極力低減させる必要がある。状態定義モジュール92が取り扱うのは、アプリケーションの状態遷移などであり、抽象度が高いレイヤであるため、状態遷移に応じて不要な命令の通信をフィルタリングすることが可能である。
具体的には、例えば、図3を用いて説明した状態遷移において、メディアがセットされていない状態では、操作対象となる動画、音楽コンテンツが指定されていないため、システム制御部11で動作される再生アプリケーション81は、Open()及びDestroy()の処理のみが可能で、コンテンツを再生させるPlay()などの要求を受けても、実行することができない。したがって、状態定義モジュール92は、現在の状態においてシステム制御部11で動作される再生アプリケーション81が実行することができない命令は、システム制御部11に伝達せずにフィルタリングし、アプリケーション91にエラーを通知する。
また、図2を用いて説明したミドルウェアレイヤを実装することにより、状態定義モジュール92のフレームワークに基づいて設計されているアプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nは、他のプラットフォームにおいても、そのまま利用可能である。すなわち、図6に示されるように、インターフェースモジュール93を、システムに基づいて設計して、それぞれのシステムと状態定義モジュール92との命令などの授受を仲介することができるようにすることにより、状態定義モジュール92のフレームワークに基づいて設計されているアプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nと、状態定義モジュール92とは、機種やシステムにかかわらず、共通して実装させることが可能となる。
次に、図7のフローチャートを参照して、本発明を適用した状態定義モジュール92およびインターフェースモジュール92が実行する処理について説明する。
ステップS1において、状態定義モジュール92は、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nのうちのいずれかから、コマンドの入力を受けたか否かを判断する。ステップS1において、コマンドの入力を受けていないと判断された場合、コマンドの入力を受けたと判断されるまで、ステップS1の処理が繰り返される。
ステップS1において、コマンドの入力を受けたと判断された場合、ステップS2において、状態定義モジュール92は、現在の状態から、状態の遷移が可能であるか否かを判断する。具体的には、例えば、図3を用いて説明した状態遷移において、現在、コンテンツが選択されていない状態であれば、一時停止命令や再生命令を受けて、状態を遷移することはできないが、いずれかのコンテンツが選択されてファイルオープンされるためのオープン命令(Open())、または、アプリケーション91の終了命令(Destroy())とを受けて、状態を遷移することは可能である。
ステップS2において、状態の遷移が可能ではないと判断された場合、ステップS3において、状態定義モジュール92は、対応するアプリケーション91にエラーを通知し、処理が終了される。
ステップS2において、状態の遷移が可能であると判断された場合、ステップS4において、状態定義モジュール92は、コマンドをインターフェースモジュール93に供給する。インターフェースモジュール93は、例えば、図5を用いて説明したコマンドの対応表などを用いて、供給されたコマンドを、再生処理アプリケーション81が認識可能な形式の命令に変換する。
ステップS5において、インターフェースモジュール93は、変換された命令をインターフェースシステム94に供給して、再生処理アプリケーション81への供給を制御する。インターフェースシステム94は、再生処理アプリケーション81が認識可能な形式の命令に変換されたコマンドを、再生処理アプリケーション81に供給するので、再生処理アプリケーション81は、供給された命令を基に処理を実行する。
ステップS6において、インターフェースモジュール93は、インターフェースシステム94を介して、再生処理アプリケーション81から、状態遷移処理完了通知が供給されたか否かを判断する。ステップS6において、状態遷移処理完了通知が供給されていないと判断された場合、状態遷移処理完了通知が供給されたと判断されるまで、ステップS6の処理が繰り返される。
ステップS6において、状態遷移処理完了通知が供給されたと判断された場合、ステップS7において、インターフェースモジュール93は、状態遷移処理完了通知を、状態定義モジュール92が認識可能な関数に変換して、状態定義モジュール92に供給する。状態定義モジュール92は、遷移後の状態を認識し、アプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nのうちの対応するものに通知して、処理が終了される。
このようにして、システムに拠らないアプリケーション91−1乃至アプリケーション91−nと、システムを制御する再生処理アプリケーション81との命令や通知の授受がなされるので、システムに拠らずアプリケーションプログラムを設計することができる。すなわち、アプリケーションプログラムの移植性を確保することができる。
このように、状態定義モジュール92により定義される状態遷移に基づいて設計されるアプリケーションプログラムはシステムに依存しないので、状態定義モジュール92とシステムを仲介するインターフェースモジュール93を設けることにより、アプリケーションを更新する際に、システムを考慮する必要がなくなるため、アプリケーションの更新が容易となり、また、換言すれば、状態定義モジュール92により定義される状態遷移に基づいて設計されるアプリケーションプログラムを利用可能なハードウェア、および、ハードウェアを隠蔽しているAPI(Application Program Interface)の自由度が増す。
さらに、状態定義モジュール92により状態を定義し、状態遷移が不可能な命令を授受しないようにすることにより、アプリケーション制御部61とシステム制御部11の間で、無駄な通信を低減させることができる。
このように、本発明を適用することにより、システムを制御するアプリケーションプログラムと連動して動作する、動画、静止画、音楽等を扱うマルチメディアアプリケーションプログラムにおいて、装置のハードウェアの特性とアプリケーションの仕様との差異をミドルウェアレイヤ(ここでは、状態定義モジュール92およびインターフェースモジュール93)で吸収することができるので、アプリケーションの移植性が向上する。
また、このミドルウェア(ここでは、状態定義モジュール92およびインターフェースモジュール93)においては、汎用的なマルチメディアアプリケーションのインターフェースとエラーコードやイベントを定義するとともに、従来アプリケーションが定義していたアプリケーションの状態遷移の管理を行っている。このミドルウェアの抽象化レイヤに合わせてアプリケーションを設計することにより、アプリケーションの移植性は向上し、ハードウェアの自由度も向上する。
さらに、このミドルウェア(ここでは、状態定義モジュール92およびインターフェースモジュール93)においては、アプリケーションの挙動に関して、高いレイヤで状態を管理しているため、アプリケーションとハードウェア間での命令や通知などの授受のフィルタリングを行い、無駄な通信を削減することができる。
上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図1に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア50などにより構成される。
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した情報処理装置のソフトウェアスタックについて説明する図である。 状態遷移について説明する図である。 状態遷移について説明する図である。 アプリケーションの状態定義と、アプリケーションおよびシステムがそれぞれ認識可能な命令(関数)の対応を示す対応表について説明する図である。 アプリケーションの可搬性について説明する図である。 本発明を適用した処理について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 情報処理装置, 11 システム制御部, 29 モニターディスプレイ, 40 表示画像生成出力部, 42 デコード処理部, 61 アプリケーション制御部, 62 表示用データ格納部, 64 合成処理部, 81 再生処理アプリケーション, 91 アプリケーション, 92 状態定義モジュール, 93 インターフェースモジュール, 94 インターフェースシステム

Claims (6)

  1. アプリケーションを実行することが可能な情報処理装置において、
    前記情報処理装置のシステムを制御する第1の制御手段と、
    前記アプリケーションの実行を制御する第2の制御手段と
    を備え、
    前記第2の制御手段は、
    前記システムに依存しない前記アプリケーションの状態を定義し、定義された前記状態の遷移を制御する状態遷移制御手段と、
    前記状態遷移制御手段に対して前記状態の遷移を指令するコマンドが発生された場合、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換する変換手段と
    を備える
    情報処理装置。
  2. 前記状態遷移制御手段は、前記状態の遷移を指令するコマンドが発生された場合、定義された前記状態を基に、前記コマンドにより前記状態の遷移が可能であるか否かを判断し、
    前記変換手段は、前記状態遷移制御手段により前記状態の遷移が可能であると判断されたときのみ、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記変換手段は、前記システムと前記状態遷移制御手段とのそれぞれが認識可能な命令の関係を示す情報を有する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. アプリケーションを実行することが可能な情報処理装置の情報処理方法において、
    前記情報処理装置のシステムを制御し、
    前記アプリケーションの実行を制御し、
    前記アプリケーションの状態の遷移を指令するコマンドを受け、
    前記システムに依存しない前記アプリケーションの状態の定義を基に、前記コマンドに従って、定義された前記状態の遷移が可能であるか否かを判断し、
    前記状態の遷移が可能であると判断された場合、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換する
    ステップを含む情報処理方法。
  5. 所定のシステムに組み込まれ、前記システムに依存しないアプリケーションの実行を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記アプリケーションの状態の遷移を指令するコマンドを受け、
    前記システムに依存しない前記アプリケーションの状態の定義を基に、前記コマンドに従って、定義された前記状態の遷移が可能であるか否かを判断し、
    前記状態の遷移が可能であると判断された場合、前記システムが認識可能な形式に前記コマンドを変換する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムが記録されている記録媒体。
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