JP2006269046A - データ処理装置および方法 - Google Patents

データ処理装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006269046A
JP2006269046A JP2006028498A JP2006028498A JP2006269046A JP 2006269046 A JP2006269046 A JP 2006269046A JP 2006028498 A JP2006028498 A JP 2006028498A JP 2006028498 A JP2006028498 A JP 2006028498A JP 2006269046 A JP2006269046 A JP 2006269046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction
parameter
parameters
data processing
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006028498A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kondo
弘幸 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006028498A priority Critical patent/JP2006269046A/ja
Publication of JP2006269046A publication Critical patent/JP2006269046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

【課題】機器の動作に関連する種々のパラメータを複数通り保持するとともに、容易に切り替え可能にすることである。
【解決手段】 データ処理装置は、動作を制御するためのパラメータが少なくとも1つ規定されたグループを複数格納したメモリであって、複数のグループの各々の間ではパラメータが独立して規定されているメモリと、ユーザからの選択指示に基づいて複数のグループのひとつを選択して、選択されたグループのパラメータを読み出す選択部と、読み出されたパラメータを動作の制御に利用可能な状態に設定する設定部と、設定されたパラメータを利用して動作を制御する制御部とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像、音声等に関するマルチメディアデータを蓄積可能な機器において、機器を動作させるためのパラメータを変更する技術に関する。
音楽や映像の記録および再生を行うDVD(Digital Versatile Disc)レコーダ等の機器においては、録画モード、画質、音質、予約録画等の機器の動作に関するパラメータを設定することができる。このようなパラメータの設定はDVDプレーヤ等の再生専用機器においても可能であり、例えば再生時のノイズ除去の要否、ドルビーデジタル対応音声の出力の要否、出力音声言語、字幕のON/OFF等の各パラメータを設定できる。設定されたパラメータに基づいて機器が記録動作および再生動作を行うことにより、録画、再生等の基本的な機能を実現できるとともに、ユーザの好みに従った動作が実現される。
このようなパラメータ(設定項目およびその設定内容)は、一般的には各機器において1通りしか保持されることがない。これは機器を利用するユーザが複数存在しているか否かにかかわらず一定であり、複数のユーザが1つの機器設定を共有することを前提に構成されているといえる。
この結果生じる問題点は以下のとおりである。いま、DVDレコーダの録画モードに関し、いつも長時間モード(EP等)を利用して録画を行っている父親がその長時間モードを利用して録画を行う例を想定する。父親が録画を行う少し前に、子供が標準モード(SP)で利用して録画を行っていたとすると、その父親は録画する前に再び長時間モードにパラメータを変更し直さなければならない。
時間的に余裕がないときには、設定変更の完了が遅れ、番組の冒頭部分の録画ができない場合がある。また、設定変更をし忘れると録画可能時間が不足して番組の後半が録画できない場合がある。このような録画の失敗は致命的である。さらに、外出先から在宅中の家族に録画を依頼する事例を想定すると(このような事例はしばしば生じ得る)、在宅中の家族は確認すべきパラメータを聞き出してメモし実際に確認しながらパラメータを変更しなければならず、非常に煩雑である。パラメータの確認および変更の失敗があれば、希望したとおり録画されないことになり、致命的な録画の失敗等が生じ得る。
一方、時間的に余裕があったとしても、パラメータごとに設定を変更する必要がある点では繁雑である。特に、画質や音質に関するパラメータを設定する際には、ブライトネス、シャープネス、高音、低音等の複数項目をまとめて変更するケースが多いため、好みが異なる人が機器の使用を共有すると設定変更項目が多く、非常に面倒である。最も気に入ったパラメータを得られたとしても、その設定は後に変更され得るため、メモに残す必要等がある。
このような事情に鑑み、ユーザごとのパラメータを保持し、機器の利用時にそのユーザを特定してパラメータを変更する技術が存在している。例えば特許文献1は、電源入後リモコンに指紋が入力されると予め登録されている指紋データと照合し、一致すればそのユーザ個人に対応して設定された受信チャネルなどに自動的に切り換える機器を開示している。個人ごとのパラメータを複数保持するとともに個人認証の手段として指紋を用いることにより、確実に個人の希望に応じた動作が可能になる。
特開2001−45580号公報
個人ごとのパラメータを保持してパラメータを自動的に切り替えるためには機器のユーザはその機器に認証を受けなければならないため、当該機器においてユーザーを認識できる範囲から認識のための入力を行い、パラメータの変更処理を行わなければならない。特に指紋を用いる場合には、外出先から在宅中の家族に録画を依頼する際のパラメータの変更を自動的に行うことは依然不可能である。
本発明の目的は、機器の動作に関連するパラメータを複数通り保持するとともに、容易に切り替え可能にすることである。
本発明によるデータ処理装置は、動作を制御するためのパラメータが少なくとも1つ規定されたグループを複数格納したメモリであって、複数のグループの各々の間では前記パラメータが独立して規定されているメモリと、ユーザからの選択指示に基づいて前記複数のグループのひとつを選択して、選択されたグループの前記パラメータを読み出す選択部と、読み出された前記パラメータを前記動作の制御に利用可能な状態に設定する設定部と、設定された前記パラメータを利用して動作を制御する制御部とを備えている。
前記データ処理装置は、オン指示に基づいて電源をオンし、オフ指示に基づいて電源をオフする電源制御部をさらに備えている。前記電源がオフされている状態において、前記オン指示および/または前記選択指示の入力に応答して前記電源制御部は前記電源をオンするとともに、前記設定部は、前記選択指示に基づいて前記選択部によって読み出された前記パラメータを、起動直後において前記動作の制御に利用可能な状態に設定してもよい。
前記データ処理装置は、ユーザが操作するためのキーを1以上有する操作部をさらに備えている。前記キーは前記複数のグループの少なくとも1つに対応付けられており、前記キーに対する操作と同時に、または前記操作の後の所定期間内に前記電源制御部が前記オン指示を受け取ったときは、前記選択部は、前記キーに対応付けられたグループを選択してもよい。
前記操作部は、前記キーの操作に応答して電源オン指示を出力可能であり、前記ユーザによる前記キーの操作に基づいて、前記電源制御部が前記オン指示を受け取ってもよい。
前記選択部は、前記電源制御部による前記オン指示の受け取りと実質的に同時に前記選択指示を受け取ってもよい。
前記データ処理装置は、オン指示に基づいて電源をオンし、オフ指示に基づいて電源をオフする電源制御部をさらに備えている。前記メモリは、前記オフ指示に応答して、現在設定されているパラメータを前記複数のグループの1つである標準設定グループに格納してもよい。
前記選択部は、前記オン指示を受けたときに選択すべきグループが指示されていない場合には、前記標準設定グループを選択してもよい。
前記制御部は、設定された前記パラメータを利用して、コンテンツの記録動作、および、前記コンテンツの再生動作の少なくとも一方の動作を制御してもよい。
前記制御部は、設定された前記パラメータに基づいて、メニュー表示に関する表示態様を制御してもよい。
本発明による他のデータ処理装置は、動作を制御するための少なくとも1つのパラメータを受け取り、かつ、前記少なくとも1つのパラメータを登録すべき指示を受け取る受信部と、前記指示に応答して、受け取った前記少なくとも1つのパラメータを1つのグループとしてメモリに格納する設定登録部とを備えている。前記メモリには複数のグループが格納されており、前記複数のグループの各々の間では前記パラメータが独立して規定されている。
本発明によるデータ処理方法は、データ処理装置の動作を制御するためのパラメータが規定されたグループを複数格納したメモリを用いて、前記データ処理装置において実行される。前記方法は、複数のグループの各々の間で前記パラメータを独立して保持するステップと、ユーザからの選択指示に基づいて前記複数のグループのひとつを選択して、選択されたグループの前記パラメータを前記メモリから読み出すステップと、前記データ処理装置に対し、読み出された前記パラメータを前記動作の制御に利用可能な状態に設定するステップと、設定された前記パラメータを利用して動作を制御するステップとを包含する。
本発明による他のデータ処理方法は、動作を制御するための少なくとも1つのパラメータを受け取るステップと、前記少なくとも1つのパラメータを登録すべき指示を受け取るステップと、前記指示に応答して、受け取った前記少なくとも1つのパラメータを1つのグループとしてメモリに格納するステップと、上記各ステップによって前記メモリに複数のグループを格納し、前記複数のグループの各々の間では前記少なくとも1つのパラメータを独立して管理するステップとを包含する。
本発明によれば、メモリにはデータ処理装置の動作を制御するためのパラメータが規定されたグループが複数格納されており、複数のグループの各々の間ではパラメータが独立して保持および管理されている。よって、装置の使用時に異なるパラメータが設定されていても、メモリから希望するグループを選択すればそのパラメータを設定することができる。これにより、設定内容のメモをとる必要もなく、最も好ましい設定状態を容易に復元できる。また複数のパラメータが変更されていた場合であっても、個別に手作業で設定しなおすことなく、まとめて一度に復元することができる。
本発明によれば、グループに分けてユーザの個別の設定が保存されていて任意に呼び出しができるため、ユーザがその場にいなければならない指紋認証等は不要である。そのため、外出中のユーザから操作依頼を受けた在宅中の家族であっても、依頼したユーザの要望に合致した代理操作を簡単、確実かつ安心してすることができ、録画の失敗等の致命的な失敗を減らすことができる。また、グループに分けて設定内容が保存されているため、1つのグループを複数の人で共有利用するだけでなく、コンテンツの種類等の場合によって、1人でいくつもの設定パターンを使い分けることもできる。
以下、添付の図面を参照して、本発明によるデータ処理装置の実施形態を説明する。本実施形態においては、データ処理装置は、ハードディスクドライブ(HDD)を内蔵したDVDレコーダであるとして説明する。
図1は、レコーダ100のハードウェア構成を示す。レコーダ100は、記録媒体としてDVD205aにコンテンツデータを書き込み可能であるとともに、ハードディスク205bにも書き込み可能である。コンテンツデータとは、例えば放送番組の録画データである。
また図1には、レコーダ100を赤外線等を用いて遠隔操作するためのリモコン101も示されている。リモコン101は、一般に知られている種々のボタンを有しているが、図1においては以下の説明において言及される主要なボタン(電源ボタン102およびテンキー103)のみを示している。リモコン101はレコーダ100と別体であるが別個の構成要素と考えなくてもよい。これらは実質的に一体となってレコーダ100の機能を実現するからである。また、本発明はレコーダ100本体上に配設されたボタン等を利用しても実施できるため、リモコン101を利用した説明は一実施例であることも留意されたい。
レコーダ100の各構成要素を説明する前に、まずリモコン101の機能を説明する。リモコン101は、その上に配設されている各種のキーが押されると、そのキーに対応した固有のキーコードを出力する。例えば、電源キー102が押されると電源キー102に対応したキーコードを出力し、また、再生開始キー(図示せず)が押されたときには、リモコン101は電源キー102に対応したキーコードと異なるキーコードを出力する。さらにリモコン101は、電源キー102および数字キーのひとつ(例えば「1」キー103)が同時に押されたときにも、さらに異なるキーコードを出力する。よって、キーコードに基づいて、1つのキーが単独で押されたか、電源キー102および数字キーがどのように組み合わされて押されたかが一意に特定できる。レコーダ100においては、キーコードに応じてどのような機能を実行するかが予め規定されている。
なお、「同時に」押されたか否かについては厳密に判断しなくてもよい。両方のキーの押下期間が重複しているか、または所定時間内に連続して押されていればよい。特に、まず初めに電源キー102が押され、その後に数字キーが押されることもある。電源キー102が単独で押されたときには通常の電源オン/オフが行われるため、電源キー102が単独で押されたか、または、その直後に数字キーが押されるかを判定する必要がある。よって、初めに電源キー102が押されたときは、一定時間だけ数字キーの入力を監視し、有効な数字キーが押されれば多重押しと認識するようにする。そして電源キー102および数字キーの組み合わせに応じたキーコードを生成および出力すればよい。数字キーが押された直後に、または押されている状態で電源キー102が押されたときも同様に、多重押しと認識すればよい。
上述の処理をより簡単にするため、グループの選択と電源オンの両方の機能を持たせた専用キーを設けてもよい。そのキーにもまた、固有のキーコードが割り当てられる。電源キー102および数字キーの組み合わせに応じたキーコードや、専用キーに応じたキーコードは、後述の処理に鑑みれば電源オンの指示およびグループの選択指示の両方を含むといえる。
例えば、専用キーとして「電源キー1」、「電源キー2」のような数字が付された電源キーを複数備えればよい。これにより、押下された電源キーの番号に基づいて対応する番号が割り当てられたグループのキーコードを出力することができる。電源キー1が押下されたときに出力されるキーコードは、電源キーと数字キー1とが同時に押下されたときに出力されるキーコードと同じである。よって、その後、そのキーコードを受信したレコーダ100の動作も同じである。専用キーを設ける場合には、リモコン上のボタン数は増えることとなる。しかし、複数のキーを同時に押下する必要はなく、特定の1つの電源キーのみを押下すればよいため、ユーザがより操作しやすくなる。専用キーと数字キーとを並存させてもよい。数字キーは予約時刻等を入力するときに便利だからである。
レコーダ100は、視聴の対象となる映像、音声等に関するMPEG2プログラムストリーム等の記録および再生、映像、音声等アナログ入出力、操作、予約録画等の動作に関し、種々のパラメータを設定することができる。
パラメータは大きく2つに分類することができる。1つは、レコーダ100の設置時に設定すれば、以後ほとんど設定変更する必要のない初期設定パラメータである。もう一方は、ユーザーの嗜好やコンテンツに依存して、頻繁に変更されるプリファレンスパラメータである。
初期設定パラメータは、設置地域、選局可能チャンネル、アンテナ、電話、ネットワーク、接続ディスプレイ、複数のリモコンコード、時刻、自動電源ON/OFF、表示管ディマー、デジタル信号出力種別等に関する情報である。
一方のプリファレンスパラメータは、例えば記録音声種別(ドルビーデジタル音声/DTS音声/リニアPCM音声等)、言語に関する再生出力方法(再生出力時の音声言語、字幕・文字スーパー言語、メニュー言語、字幕・文字スーパーON/OFF)、MPEG映像に関する映像デジタルノイズフィルター(3次元、ブロック、モスキート等のノイズを除去するフィルター)の適用/非適用、再生画質(コントラスト、ブライトネス、シャープネス、カラー濃度、ガンマ等)、再生音声(高音/低音強調、バランス、サラウンド効果等の音質、ドルビーデジタル音声/リニアPCM音声/DTS音声等の音声属性)に関するパラメータである。さらにプリファレンスパラメータには、メニューの表示態様に関するパラメータも含まれる。例えば、初心者向けのメニュー表示に関するパラメータや、視力が低い人向けのメニュー表示に関するパラメータである。
上述の初期設定パラメータおよびプリファレンスパラメータは、後述する半導体メモリ(EEPROM、IC・LSI等)に保持され、レコーダ100の動作時に読み出されて設定される。
なお上述のパラメータは、種々のデータ形式で管理され得る。例えば、音声言語に対しては「日本語」、字幕・文字スーパーに対しては「オン」または「オフ」である。本明細書においては、「パラメータ」とは、設定可能な項目(上述の例では音声言語、字幕・文字スーパーの有無)およびその項目に対して設定される内容(上述の例では「日本語」、「オン」または「オフ」)の組を包括する概念とする。なお、設定される内容は、「日本語」、「オン」等に限られず、それらに対応する個々の数値であってもよい。
以下、レコーダ100の構成要素を説明する。レコーダ100は、チューナ201と、ADコンバータ202と、MPEG−2エンコーダ203と、PS処理部204と、MPEG−2デコーダ206と、グラフィック制御部207と、メモリ208と、DAコンバータ209と、CPUバス213と、ネットワーク制御部214と、指示受信部215と、インタフェース(I/F)部216と、表示管217と、システム制御部250とを含む。なお、図1には、光ディスク205aがレコーダ100内に記載されているが、光ディスク205aは光ディスクレコーダ100から取り外し可能であり、レコーダ100自体の構成要素ではない。
以下、各構成要素の機能を説明する。
チューナ201は、アンテナ(図示せず)から放送波を受信し、周波数に基づいて選局を行って必要な番組のアナログ信号を取り出す。そして番組の映像および音声信号をADコンバータ202に出力する。
ADコンバータ202は入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してMPEG−2エンコーダ203に供給する。MPEG−2エンコーダ203(以下「エンコーダ203」と記述する)は、録画の開始指示を受け取ると、供給されたアナログ放送のデジタルデータをMPEG−2形式に圧縮符号化してプログラムストリームを生成し、PS処理部204に入力する。この処理は、エンコーダ203が録画の終了指示を受け取るまで継続される。エンコーダ203は圧縮符号化を行うために、参照ピクチャ等を一時的に保持するバッファ(図示せず)等を有している。
PS処理部204は、動画の記録時にはMPEG−2の動画データを受け取ってプログラムストリーム(PS)を生成し、DVD205aおよび/またはHDD205bに書き込む。プログラムストリームとは、DVD205aおよび/またはHDD205bに記録するための形式を有するデータストリームである。
プログラムストリームを記録媒体に書き込む際、PS処理部204はそのプログラムストリームに固有の識別情報を付する。この識別情報は記録媒体内のコンテンツを一意に識別するために用いられ、例えばそのプログラムストリームに関する番組のタイトルである。番組のタイトルに代えて、または番組のタイトルに加え、録画日時や録画したチャンネルに関する情報を識別情報として用いてもよい。本実施形態においては、番組のタイトルを識別情報として説明する。すなわち全てのコンテンツには異なるタイトルが割り当てられるとする。
PS処理部204は、動画の再生時には、DVD205aおよび/またはHDD205bからプログラムストリームを読み出して、MPEG−2デコーダ206に出力する。
なお、本明細書では、PS処理部204がDVD205aおよび/またはHDD205bにデータを書き込み、またはそれらからデータを読み出すとして説明しているが、これは説明の便宜のためである。DVD205aやHDD205bに対するストリームの書き込みや読み出しは、実際には、ディスクの回転、ヘッドの移動とともに各々のドライブ装置に設けられたコントローラ(図示せず)が行っている。
MPEG−2デコーダ206(以下「デコーダ206」と記述する)は、供給されたプログラムストリームを解析してMPEG−2圧縮符号化データを取得する。そして、その圧縮符号化データを伸長して非圧縮データに変換し、グラフィック制御部207に供給する。また、デコーダ206は、MPEG−2規格の圧縮符号化データのみならず、例えばJPEG規格に従った静止画データも非圧縮データに変換することができる。グラフィック制御部207には内部演算用のメモリ208が接続されており、オン・スクリーン・ディスプレイ(On Screen Display;OSD)機能を実現できる。例えば、グラフィック制御部207は種々のメニュー画像と映像とを合成してDAコンバータ209に出力することができる。DAコンバータ209は、入力されたOSD合成画像および音声データをアナログ変換して出力する。出力先は、例えばTV104である。
CPUバス213はレコーダ100内の信号を伝送する経路であり、図示されるように各機能ブロックと接続されている。また、CPUバス213には、後述するシステム制御部250の各構成要素も接続されている。
ネットワーク制御部214は、レコーダ100をネットワーク105に接続するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)等の規格に準拠した端子およびコントローラである。ネットワーク制御部214は、ネットワーク105を介してデータを授受する。このデータは、例えば録画予約の指示および登録に関するデータである。さらに放送番組に関する番組表のデータや、レコーダ100の動作を制御するためのソフトウェアプログラムの更新データを授受することもできる。
指示受信部215は、リモコン101からの赤外線を受光する受光部またはレコーダ100の本体部に設けられた操作ボタンである。指示受信部215は、ユーザから、例えば録画の開始/停止、録画した番組の再生の開始/停止等の指示を受信する。また指示受信部215は、ユーザから、予約録画に関する登録情報を受信する。さらに指示受信部215は、電源投入時のリモコン101のボタンの押され方に応じて生成された異なるコードを受信する。指示受信部215は、受け取った指示、登録情報、コード等に対応する信号をCPU211に出力する。
なお、指示受信部215は電源投入に対応するキーコードを受信しなければならない。よってレコーダ100の電源が見かけ上オフ状態であっても、指示受信部215には電源は供給され、受信が可能な待機状態になっている。また図1においては、指示受信部215からCPU211へは信号が直接入力されている。しかし、信号は指示受信部215からCPUバス213を介してCPU211に入力されてもよい。
インタフェース(I/F)部216は、レコーダ100が他の機器と通信するためのコネクタおよびその通信を制御する。I/F部216は、例えばUSB2.0規格の端子、IEEE1394規格の端子および各規格によるデータ通信を可能とするコントローラを含み、各規格に準拠した方式でデータを授受することができる。例えば、レコーダ100は、IEEE1394規格の端子を介して他のレコーダやPC等と接続される。
表示管217は、液晶やFL管(蛍光表示管)などにより構成されており、種々の情報を表示する。例えば、電源オフ時は現在時刻等を表示する。また、電源オン時にはその時点での録画可能時間や、再生中、早送り、早戻しなどを表す記号を表示する。表示管217は、一定以上の無操作期間後に照度を落とすディマー機能を有している。表示すべき情報や、ディマー動作に関する指示は、CPUバス213を介してCPU211から伝送される。
システム制御部250は、レコーダ100内の信号の流れを含む全体的な処理を制御する。システム制御部250は、EEPROM210と、CPU211と、RAM212とを有している。それぞれはCPUバス213に接続されている。
EEPROM210は、電源をオフした後も記憶内容を保持できる不揮発性メモリである。ただし、この記憶内容は電気的に書き換えることも可能である。EEPROM210には、レコーダ100を制御するためのソフトウェアプログラムが格納されている。
本実施形態においては、EEPROM210には、各々が独立した複数のグループに分けてパラメータ(初期設定パラメータおよびプリファレンスパラメータ)が保持および管理されている。表1は、EEPROM210に格納されているグループごとのパラメータの例を示す。
Figure 2006269046
表1に示す各列のうち、「デフォルトグループ」とは、選択すべきグループの指定が特にない場合に採用されるパラメータを規定したグループ(標準設定グループ)である。本明細書においては、デフォルトグループのパラメータは、最後にレコーダ100の電源をオフした時点で設定されていたパラメータとする。
一方「グループ1」から「グループ3」までは、レコーダ100のユーザごとに設定されたパラメータを規定する。ただし、レコーダ100を利用するユーザが1人だけであっても、利用を希望する態様ごとに設定されたパラメータを規定していてもよい。例えば映画鑑賞のためのパラメータを規定したグループ、スポーツ観戦のためのパラメータを規定したグループ等である。グループ3はすべてのパラメータが未設定であることを示しており、新規にパラメータを登録することができる。表1では4つのグループが規定されているが、この数は任意である。グループ数をより多くしてもよいし、少なくしてもよい。
表1に示す各行のうち「初期設定パラメータ」には各グループ共通の内容が設定される。一方、「プリファレンスパラメータ」にはグループ毎に独立した内容が設定される。なお、初期設定パラメータにもグループ毎に異なるパラメータを設定してもよいが、その場合には、表1に示す初期設定パラメータのそれぞれをプリファレンスパラメータとして取り扱えばよい。
CPU211は、レコーダ100の全体の動作を制御する中央制御ユニットである。CPU211は、EEPROM210からプログラムを読み出して実行することにより、プログラムに基づいて規定される処理を実現するための制御信号を生成し、CPUバス213を介して各構成要素に出力する。RAM212は、CPU211がプログラムを実行するために必要なデータを格納するためのワーク領域を有する。例えば、CPU211は、CPUバス213を使用してEEPROM210からプログラムをランダムアクセスメモリ(RAM)212に読み出し、そのプログラムを実行する。なお、コンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録して市場に流通され、または、インターネット等の電気通信回線を通じて伝送される。これにより、PC等を利用して構成されたコンピュータシステムを、本実施形態によるレコーダ100と同等の機能を有するデータ処理装置として動作させることができる。
ここで、図2を参照しながらシステム制御部250の詳細な機能を説明する。図2は、システム制御部250の主要な機能ブロックの構成を示す。システム制御部250は、不揮発性メモリ(EEPROM)210と、RAM212と、制御部300と、選択部301と、設定登録部302と、設定部303と、電源制御部304とを備えている。
図2に記載のハードウェア(不揮発性メモリ210およびRAM212)を除く機能ブロックは、CPU211(ハードウェア)がEEPROM210内のコンピュータプログラム(ソフトウェア)を読み出して、RAM212に展開して実行することにより実現される。なお、図2にはシステム制御部250以外のレコーダ100の構成要素も適宜記載している。
CPU211は、後述のフローチャート等に基づいて作成されたコンピュータプログラムを実行することにより当該処理に基づく制御を実現する。例えばCPU211は、図2に示す制御部300、選択部301、設定登録部302、設定部303、電源制御部304の機能をそれぞれ実現し、それらが協同して動作するシステムを構築する。
コンピュータプログラムは、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体記録媒体、および、光ディスク等の光記録媒体等の種々の記録媒体に記録可能であり、ネットワーク等の電気通信回線を介して伝送可能である。さらにそのようなコンピュータプログラムを記憶した1以上の半導体記録媒体により、個々に流通するチップセットを構成することもできる。
以下、CPU211によって実現される各構成要素の機能を詳細に説明する。なおCPU211はソフトウェアを利用してその機能を実現するが、CPU211とは異なる専用のハードウェアを各構成要素として設けてもよい。
制御部300は、システム制御部250を含むレコーダ100の動作を制御する。制御部300は指示受信部215を介してリモコン101からのキーコードを受け取る。制御部300は、受け取ったキーコードに基づいて他の機能ブロックへ指示を出す。
例えば、リモコン101から出力されるキーコードについて、電源キー102が単独で押されたときにはキーコード0が出力され、数字キー「1」と電源キー102とが同時に押されたときはキーコード1が出力され、数字キー「2」と電源キー102とが同時に押されたときはキーコード2が出力されると仮定する。キーコード3についても同様である。
制御部300は、キーコード0を受け取ったときは電源制御部304に電源のオン/オフを指示する。より具体的には、制御部300は、電源がオンされているときにキーコード0を受け取ったときは電源オフの指示を出力し、電源がオフされているときにキーコード0を受け取ったときは電源オンの指示を出力する。一方、制御部300は、キーコード1を受け取ったときは選択部301に対してキーコード1に対応するグループのパラメータの読み出しを指示する。なお電源がオフされているときにキーコード1等を受け取ったときには、電源オンの指示を出力するとともに、キーコード1に対応するグループのパラメータの読み出しを指示する。
制御部300は、パラメータの読み出し指示を出力した後、その指示に応答して選択部301によって読み出されたパラメータを受け取ったときは、RAM212に格納するとともに、設定部303に対してそれらのパラメータの設定を指示し、そのパラメータに基づいてレコーダ100が動作できるように処理を進める。
パラメータの読み出し指示とはさらに別に、制御部300は、適宜設定されたパラメータをグループに登録するようにユーザから指示を受け取る。より正確には、制御部300はユーザからの指示に対応する命令および設定すべきグループの番号を示すキーコードを、指示受信部215を介してリモコン101から受け取る。
選択部301は、制御部300からの指示に基づいて対象となるグループを特定し、特定されたグループに対応するパラメータの組をEEPROM210から読み出す。上述の例では、キーコード1に対応するグループの読み出し指示を受けたときは、選択部301は、読み出し対象となるグループがグループ1であることを特定し、グループ1に対応するパラメータをEEPROM210から読み出す。読み出されたパラメータは、制御部300に送られ、さらにワークメモリであるRAM212に書き込まれる。
設定登録部302は、制御部300からグループの指定を受けると、任意に設定されたパラメータの集合を、指定されたグループとして登録する。具体的には設定登録部302は、指定されたグループが格納されるEEPROM210上のアドレスにパラメータを順次書き込む。ユーザから既存のグループが指定された場合には、設定登録部302は書き込みの禁止、または、既存のグループのパラメータの上書きを行う。
設定部303は、制御部300からの設定指示および設定すべきパラメータを受け取ると、各パラメータの意味を解釈し、関係するICやLSIに対して設定操作を行う。設定部303によってパラメータが設定されると、レコーダ100はそのパラメータに基づく処理を行うことができる。
次に、図3から図6までを参照しながらレコーダ100の動作を説明する。図3は、本実施形態によるレコーダ100の処理の手順を示している。ステップS31において、レコーダ100は待機状態でキー入力を待っている。待機状態では、レコーダ100は見かけ上は電源がオフされているが、完全に電源が遮断されているわけではない。例えば、レコーダ100は表示管217上に時計等を表示しており、またリモコン101からのキーコードを受信し、および、本体キーへの入力を検出することが可能な動作状態を維持している。
ステップS32において、ユーザが電源キーを押し、または電源キーと数字キーの多重押しが行われたときには、リモコン101はそれを検出して対応するキーコードを出力する。
その結果、ステップS33において、システム制御部250内の制御部300は電源制御部304に対して電源のオンを指示する。これにより電源がオンされる。
ステップS34において、制御部300は、その電源オン動作が電源キーの単独押下のみに基づくか、または、電源キーと数字キーとの多重押下に基づいているかを判定する。多重押下であるときはステップS35に進み、単独押下であるときはステップS36に進む。
ステップS35では、押下された数字キーに対応するグループに、パラメータが設定されているか否かを判定する。ユーザによる設定があればステップS37に進み、なければステップS36に進む。例えば、リモコン101のキー番号Nに対応して、上述の表1に示すグループNが割り当てられているとする(N=1、2、3)。数字キー1または2が押下されていたときには、グループ1または2にパラメータが設定されているため、ステップS37の処理に進む。一方、数字キー3が押下されていたときには、グループ3にはパラメータが設定されていないため、ステップS36の処理に進む。
ステップS36では、選択部301は前回の電源OFF時に設定されていた各パラメータ(すなわち後述のステップS39においてデフォルトグループに設定されるパラメータ)をEEPROM210から読み出してRAM212に書き込む。これにより設定が完了する。なお、電源起動中はRAM212上の各パラメータを使用することとするが、都度EEPROM210から読み書きして使用してもよい。
ステップS37においては、選択部301は指定されたグループのパラメータをEEPROM210から読み出し、制御部300はそのパラメータをRAM212に書き込む。
ステップS38においては、パラメータの設定完了後において、レコーダ100は設定されたパラメータに基づいて動作を開始する。仮にEEPROM210が故障していて正常に各パラメータが読み出せなかった場合は、当該故障の旨の表示を行って動作を停止させるか、または、当該故障の旨を表示してデフォルトグループのパラメータを設定して動作させればよい。
ステップS39においては、動作が終了した後(例えば電源オフ時)の終了処理が行われる。具体的には、設定登録部302はその時点において設定されている各パラメータをRAM212から読み出し、デフォルト設定グループとして関連付けて、各パラメータをEEPROM210に書き込む。この処理は、動作が終了した時の各パラメータをデフォルト設定グループとして登録することを意味する。
ここで図4(a)から(c)を参照しながら、異なるパラメータが設定されることによって動作が相違する例を説明する。以下では、上述した表1のプリファレンスパラメータのうち、「初心者向けメニュー表示」および「ユーザ補助」を例に挙げる。
図4(a)から(c)は、パラメータの設定に応じて変化するメニュー表示画面の例を示す。まず図4(a)は、「初心者向けメニュー表示」パラメータが「有効」に設定されているときのメニュー401を示す。メニュー401は表1のグループ1が選択されたときにテレビ104の画面400に表示される。メニュー401は2項目のみを含んでいる。この2項目はレコーダ100の基本機能を示しており、他の複雑な応用機能の表示は省かれている。初心者や機器の操作に不慣れなユーザにとっては、複雑な応用機能を利用する頻度は少なく、応用機能に関する表示を省略するほうが使用しやすい。よって、プリファレンスパラメータとして設定することは有用である。このときは、リモコン101に関しても選択操作以外の操作は受け付けられない。なお、応用機能を利用したいときも想定されるため、画面400には、すべての項目を表示するためのボックス402も表示されている。
次に、図4(b)は、「初心者向けメニュー表示」パラメータが「無効」に設定されているときのメニュー403を示す。メニュー403はすべての項目を含んでいる。メニュー403は表1のグループ2が選択されたときにテレビ104の画面400に表示される。また、図4(a)においてボックス402を選択したときもメニュー403が表示される。メニュー403は、図4(a)に示すメニュー401よりも多くの、複雑な応用機能に関する選択項目が表示されている。レコーダ100の操作に習熟したユーザにとっては、初めからすべての選択項目が表示されている方が便利である。よって、プリファレンスパラメータとして「初心者向けメニュー表示」を無効に設定することは有用である。
図4(c)は、「ユーザ補助」パラメータが「有効」になっているときのメニュー404を示す。視力が弱いユーザにとってみれば、画面上の文字が大きいほうが確認しやすい。よって図4(c)に示すように、プリファレンスパラメータとして「ユーザ補助」パラメータを設けることは有用である。さらにこのときレコーダ100は、カーソルが位置する項目を選択することによって設定できる内容を説明する音声(ガイド音声)を、スピーカ(図示せず)から出力してもよい。ガイド音声のデータは、例えばHDD205bに格納されており、CPU211等の指示によって読み出されて復号化され、アナログ音声信号として出力される。
なお図4(b)および(c)のメニュー表示を採用するときは、背景部分にメニューが重畳される。背景部分に受信中の映像を表示しているときにおいては、図4(b)の表示によればその映像をより確認しやすい。その一方、図4(c)の表示によればメニューの内容をより確認しやすい。いずれを重視するかはユーザの選択次第である。
上述のように、レコーダ100においては、1以上のグループに分けてユーザの個別の設定が保存されていて任意に呼び出しができる。レコーダ100を利用して番組の録画を希望するレコーダ100の所有者は、レコーダ100の前にいてレコーダ100を操作する必要はない。例えば所有者が外出中であっても、在宅中の家族がその所有者の要望に合致した操作を簡単、確実かつ安心して実行できる。その結果、録画の失敗等の致命的な失敗を減らすことができる。レコーダ100は操作を行っている者の認証はしないため、所有者であるかその家族であるかは問題ではない。操作する者をユーザとして認識すればよい。
なお、レコーダ100においては設定内容がグループに分けて保存されている。そのため、1つのグループを複数のユーザで共有利用するだけでなく、コンテンツの種類等によって、1ユーザがいくつもの設定パターンを使い分けてもよい。
次に、図5を参照しながら、レコーダ100の電源オン後(レコーダ100の動作開始後)にグループを切り替えて、異なるパラメータの設定を適用する処理を説明する。図5は、電源オン後に他のグループのパラメータに設定を変更する処理の手順を示す。まず起動が完了して動作または待機している状態において、ユーザが所望のグループを選択して設定する操作キーを押すか、またはTV等に表示された設定メニューからグループを呼び出して所望のグループを選択する。するとステップS41において、制御部300は、ユーザからの指示に対応する命令および選択されたグループの番号を示すキーコードを、指示受信部215を介してリモコン101から受け取る。
ステップS42において、制御部300は選択されたグループが登録されているか否かを判定する。登録されているときはステップS43に進み、登録されていないときには処理は終了する。ステップS43においては、制御部300は選択されたグループの各パラメータをRAM212から読み出してEEPROM210に書き込み、設定を完了する。
図6は、設定されたパラメータを1つのグループとして登録するための処理の手順を示す。まず、ユーザがグループ登録キーを押すか、またはTV等に表示された設定メニューからグループ登録を呼び出して新たに設定すべきグループを選択して実行する。するとステップS51において、制御部300は、ユーザからの指示に対応する命令および選択されたグループの番号を示すキーコードを、指示受信部215を介してリモコン101から受け取る。
ステップS52において、設定登録部302は制御部300から選択されたグループの番号を受け取り、選択されたグループが空きグループか否かを判定する。空きグループでないときには処理は終了する。空きグループであるときにはステップS53に進む。ステップS53においては、設定登録部302は各パラメータをRAM212から読み出して、選択されたグループに関連付けて、パラメータをEEPROM210に書き込む。
遠隔操作可能な機器の例としてリモコンを挙げて説明したが、遠隔操作可能な他の機器であっても、上述した機能を発揮することができる。例えば携帯電話やPCを用いてネットワークを介して予約録画の設定を行う際には、携帯電話やPCからグループを選択すればよい。ユーザは、チャンネル、録画時刻、録画時間長などを確認するだけでよい。また、ユーザはメニュー表示の態様が初心者向けに設定されているか否かや、視力が弱い人向けに大きく表示されるよう設定されているか否か等を確認すればよい。その他の設定(録画モードや音声符号化方式等)は各グループに登録されているパラメータが利用されて予約録画が行われる。予約録画のみならず、すぐに録画を開始したいときにおいても同様にグループを選択すればよい。
本実施形態においてはレコーダとして説明したが、本発明はパラメータが設定される再生用機器にも適用可能である。例えば個人の好みの設定が強く反映されるオーディオ再生機器(例えばアンプ、CDプレーヤ、DVDオーディオプレーヤ)や、ビデオ再生機器(例えばDVDビデオ専用プレーヤ、プロジェクタ)などに対しても応用できる。
本発明のデータ処理装置によれば、ユーザの所望するパラメータの設定をグループ単位で随時呼び出し、設定、保存および登録が可能になる。これによりユーザの利便性が向上する。本発明は、各種パラメータを変更して使用し、登録する場合等において有用である。
レコーダ100のハードウェア構成を示す図である。 システム制御部250の主要な機能ブロックの構成を示す図である。 本実施形態によるレコーダ100の処理の手順を示すフローチャートである。 (a)から(c)は、パラメータの設定に応じて変化するメニュー表示画面の例を示す図である。 電源オン後に他のグループのパラメータに設定を変更する処理の手順を示すフローチャートである。 設定されたパラメータを1つのグループとして登録するための処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 レコーダ
101 リモコン
215 指示受信部
210 EEPROM
212 RAM
250 システム制御部
300 制御部
301 選択部
302 設定登録部
303 設定部
304 電源制御部

Claims (12)

  1. 動作を制御するためのパラメータが少なくとも1つ規定されたグループを複数格納したメモリであって、複数のグループの各々の間では前記パラメータが独立して規定されているメモリと、
    ユーザからの選択指示に基づいて前記複数のグループのひとつを選択して、選択されたグループの前記パラメータを読み出す選択部と、
    読み出された前記パラメータを前記動作の制御に利用可能な状態に設定する設定部と、
    設定された前記パラメータを利用して動作を制御する制御部と
    を備えたデータ処理装置。
  2. オン指示に基づいて電源をオンし、オフ指示に基づいて電源をオフする電源制御部をさらに備え、
    前記電源がオフされている状態において、
    前記オン指示および/または前記選択指示の入力に応答して前記電源制御部は前記電源をオンするとともに、前記設定部は、前記選択指示に基づいて前記選択部によって読み出された前記パラメータを、起動直後において前記動作の制御に利用可能な状態に設定する、請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. ユーザが操作するためのキーを1以上有する操作部をさらに備え、前記キーは前記複数のグループの少なくとも1つに対応付けられており、
    前記キーに対する操作と同時に、または前記操作の後の所定期間内に前記電源制御部が前記オン指示を受け取ったときは、前記選択部は、前記キーに対応付けられたグループを選択する、請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記操作部は、前記キーの操作に応答して電源オン指示を出力可能であり、
    前記ユーザによる前記キーの操作に基づいて、前記電源制御部が前記オン指示を受け取る、請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記選択部は、前記電源制御部による前記オン指示の受け取りと実質的に同時に、前記選択指示を受け取る、請求項2に記載のデータ処理装置。
  6. オン指示に基づいて電源をオンし、オフ指示に基づいて電源をオフする電源制御部をさらに備え、
    前記メモリは、前記オフ指示に応答して、現在設定されているパラメータを前記複数のグループの1つである標準設定グループに格納する、請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 前記選択部は、前記オン指示を受けたときに選択すべきグループが指示されていない場合には、前記標準設定グループを選択する、請求項6に記載のデータ処理装置。
  8. 前記制御部は、設定された前記パラメータを利用して、コンテンツの記録動作、および、前記コンテンツの再生動作の少なくとも一方の動作を制御する、請求項1〜7のいずれかに記載のデータ処理装置。
  9. 前記制御部は、設定された前記パラメータに基づいて、メニュー表示に関する表示態様を制御する、請求項1〜8のいずれかに記載のデータ処理装置。
  10. 動作を制御するための少なくとも1つのパラメータを受け取り、かつ、前記少なくとも1つのパラメータを登録すべき指示を受け取る受信部と、
    前記指示に応答して、受け取った前記少なくとも1つのパラメータを1つのグループとしてメモリに格納する設定登録部と
    を備え、前記メモリには複数のグループが格納されており、前記複数のグループの各々の間では前記パラメータが独立して規定されている、データ処理装置。
  11. データ処理装置の動作を制御するためのパラメータが規定されたグループを複数格納したメモリを用いて、前記データ処理装置において実行される方法であって、
    複数のグループの各々の間で前記パラメータを独立して保持するステップと、
    ユーザからの選択指示に基づいて前記複数のグループのひとつを選択して、選択されたグループの前記パラメータを前記メモリから読み出すステップと、
    前記データ処理装置に対し、読み出された前記パラメータを前記動作の制御に利用可能な状態に設定するステップと、
    設定された前記パラメータを利用して動作を制御するステップと
    を包含するデータ処理方法。
  12. 動作を制御するための少なくとも1つのパラメータを受け取るステップと、
    前記少なくとも1つのパラメータを登録すべき指示を受け取るステップと、
    前記指示に応答して、受け取った前記少なくとも1つのパラメータを1つのグループとしてメモリに格納するステップと、
    上記各ステップによって前記メモリに複数のグループを格納し、前記複数のグループの各々の間では前記少なくとも1つのパラメータを独立して管理するステップと
    を包含するデータ処理方法。
JP2006028498A 2005-02-22 2006-02-06 データ処理装置および方法 Pending JP2006269046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006028498A JP2006269046A (ja) 2005-02-22 2006-02-06 データ処理装置および方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005045495 2005-02-22
JP2006028498A JP2006269046A (ja) 2005-02-22 2006-02-06 データ処理装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006269046A true JP2006269046A (ja) 2006-10-05

Family

ID=37204809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006028498A Pending JP2006269046A (ja) 2005-02-22 2006-02-06 データ処理装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006269046A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009070275A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Toshiba Corp テレビジョン放送の表示機能を有する装置および当該装置におけるメニュー画面の表示方法
US8577428B2 (en) 2007-07-23 2013-11-05 Fujitsu Mobile Communications Limited Information processing apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8577428B2 (en) 2007-07-23 2013-11-05 Fujitsu Mobile Communications Limited Information processing apparatus
JP2009070275A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Toshiba Corp テレビジョン放送の表示機能を有する装置および当該装置におけるメニュー画面の表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007049247A (ja) 映像再生示装置
JP2007158806A (ja) コンテンツ出力システム、情報表示装置、コンテンツ出力装置、コンテンツ情報表示方法
JP2011125059A (ja) ビデオ再生システムの時間ベース・ナビゲーション機能のための時間値の設定
JP2007019695A (ja) 再生装置
JP2009033734A (ja) コンテンツの記録再生機器
US7840132B2 (en) Display device for storing various sets of configuration data and method for controlling the same
JP2006222565A (ja) 情報処理装置および制御方法
EP1850344A1 (en) Image display device and method for editing a program
JP2006269046A (ja) データ処理装置および方法
US20070180405A1 (en) Information reproduction device and method, and computer program
JP2005260941A (ja) 1つのメニュー画面を通じてアナログ及びデジタル放送信号の予約録画が可能なコンボシステム及びその予約録画方法
JP2007200473A (ja) 情報記録再生装置
JP3951129B2 (ja) ハードディスクレコーダ
US20030194223A1 (en) Reproducing apparatus for a recording medium that stores compressed data, such as audio, video or audio/video data, therein, and a controlling method thereof
KR100864720B1 (ko) 하나의 오에스디 화면을 통해 각 장치의 제어가 가능한콤비네이션 시스템 및 그의 동작제어방법
JP2006041584A (ja) 映像機器用マルチリモコンシステム
JP6345324B2 (ja) テレビジョン受信機
JP2008160412A (ja) 複数のリモコンに対応した表示装置及び表示方法
KR100597009B1 (ko) 메뉴화면을 일관성 있게 생성할 수 있는 영상재생장치 및그 메뉴화면 생성방법
KR100832474B1 (ko) 에이브이 기기 및 그 컨텐트 표시 방법
JP6195723B2 (ja) テレビジョン受信機
KR100774173B1 (ko) 프리젠테이션 정보 저장 및 재생방법 및 장치
WO2006016524A1 (ja) 外部制御記録再生システム
JP4937394B2 (ja) ストリームファイル管理装置及び方法
JP2009088630A (ja) 信号再生装置および録画再生装置