JP2007200473A - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴済みか未視聴かの動作定義が曖昧な判断要素を制御対象から排除し、かつ消去不可ではなく消去可の設定のみに限定し、かつ予約録画等の記録時に機器の全登録ユーザで動作をするのではない登録ユーザ個別の視聴意思をエントリーする制限方法により、一貫した動作ポリシーとしてわかりやすくすることで、さらに誤動作、記録データ誤消去を防止可能にすることである。
【解決手段】情報記録再生装置は、データの記録予約手段と、前記データに対し消去不可を設定できる記録時ユーザ意思設定手段と、前記データの記録手段と、前記データの消去不可に対し消去可に再設定できる記録後ユーザ意思設定手段と、前記データに対して、ユーザが前記記録時ユーザ意思設定手段または前記記録後ユーザ意思設定手段で設定した設定に、消去不可がない場合は、前記データを消去する消去手段とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像、音声等に関するマルチメディアデータを蓄積可能な機器において、複数ユーザによって使用され、蓄積されたマルチメディアデータのデータ操作の技術に関する。
音楽や映像の記録および再生を行うDVD(Digital Versatile Disc)レコーダ等の記録再生機器においては、記録データを誤消去から保護するためのプロテクトという機能が存在する。例えば、前記記録再生機器で使用される、カセットテープ、ビデオテープ、フロッピー(登録商標)ディスク、MD、DVD−RAM、ブルーレィディスク等のメディアハード上でのカートリッジプロテクトや、DVD−RAM、ブルーレィディスク等のようにプロテクトデータをメディアに記録してメディア全体をソフト的にプロテクトするディスクプロテクトや、DVD−RAM、ブルーレィディスク、ハードディスク等の記録データ毎に適用されるタイトルプロテクト等である。
前記のプロテクトの機能は使用するにあたっての使い勝手として個人ユーザに適しており、実際内容によっては絶対に消去や編集されては困る場合には非常に有用である。
一方で、前記のように保存対象にならなかったり、強力な消去不可という意思がなく、見てしまえば次々消去してメディア容量を空けていくような使い方で複数ユーザに共有利用されるケースでは非常に使い勝手が悪い。近年のハードディスクおよびディスクメディアの容量が増大する中、例えば、家族で1台の機器を共有使用していてある放送番組を予約録画したとする。その番組を家族の3人が見たいと思っており、かつそのような複数ユーザで視聴する記録された番組が多数あるような状況ではみんなが見てしまわなくてはその番組を消去できない。消去できなければ記録可能容量がどんどん減っていき新規記録に影響が出るようになる。ある記録された番組で3人中1人がまだ見ていない状況において、あるユーザの勘違いでみんな見たと思い込み全員に消去するという同意を得ずその番組を誤消去するケースも実際よくある事実である。
また、市販されている機器の一例として、一度も再生していなければ「未視聴」、少しでも再生すれば「視聴済み」という表示がなされるものもある。この場合だと、実際に視聴したい番組ではなく誤って別の番組を一瞬でも再生したり、当該番組をすべて視聴しておらず少しだけしか視聴していない状態で中断せざるを得ない場合でも「視聴済み」となっていまい正確な判断ができない。
また、例えば日本国の公開特許公報「特開2004− 199741 号公報( 公開日: 2004 年7 月15 日) 」に記載された記録再生方法および記録再生装置においては、複数ユーザに使用され、多くのコンテンツが記録されるような記録媒体におけるファイル管理を簡便、容易にした記録再生装置が提案されている。この中にもいくつもの従来例が記載されている。
これによると、見たかどうかの視聴済みという情報がかならず履歴項目として関連付けられている。この視聴済みという情報を自動で行うために現在機器を操作しているユーザを認識する必要がある。録画する場合は操作ユーザが録画者、視聴ユーザとして自動的に登録される。消去制限をかけない限り視聴済みというのは単なる情報であり誰でも消去可能である。消去制限は、すべての登録ユーザが視聴済みにならないと消去できないというように、未視聴者がいると消去できないという意味で使用されている場合と、ユーザ毎に消去不可という意味で使用されている場合がある。記録されているコンテンツに消去制限がかかっている場合は登録ユーザ全員が視聴済みかどうかで制御される。
総括すると、かならずユーザ確認が必要で、消去制限をかけない場合は誰でも消去可能で、消去制限をかけた場合はこの機器に登録されている全ユーザの1人でも未視聴状態では消去ができない、またはユーザと関連付けされた消去不可を1人のユーザでも設定しておれば消去できないという制御方法と言える。これは設定次第でまったく異なる動作も可能ということで動作ポリシーが変化するためわかりにくく間違いやすいものとなる。またこれによると、全体的に視聴、未視聴や消去禁止がベースになっており、場合によっては、例えば、毎週予約等でのシリーズものや再放送ものの場合、人によっては、ある特定の回だけ興味がない内容なので見ないまま消去してもよいとか、ある特定の回だけ以前見たので見ないまま消去してもよいといった場合にはわかりやすい最適な表現方法がないことになる。
特開2004−199741号公報
視聴済みか未視聴かを判断のベースにしてしまうと、何を持って視聴済みなのかという難しい問題に直面し、人によって、場合によって異なるため、この曖昧さが使い勝手の悪さにつながる。間違って再生した場合、何回にも分割してすべてを見終わった場合、少し見たが残りは見なくてもよい場合、シリーズもので特定回のみ見たくない場合等である。
また、すべて視聴済みになれば消去可能になるはずであるが、消去不可を後に設定して消去を防止する方式であると、消去不可の設定タイミングが遅れた場合で、視聴済みかどうかに連動して自動的に消去可能となれば誤消去につながる。
本発明の目的は、視聴済みか未視聴かという動作の定義が曖昧になりがちな判断要素を制御対象からまったく排除し、かつ、消去不可という設定ではなく消去可という設定のみに限定し、かつ、予約録画等の記録時に機器の全登録ユーザで1つの動作をするのではない登録ユーザ個別の視聴意思をエントリーする制限方法により、機器として一貫した動作ポリシーとしてわかりやすくすることで、さらに誤動作、記録データの誤消去を防止可能にすることである。
本発明による情報記録再生装置は、データを記録するための予約を行う記録予約手段と、記録予約手段において予約されたデータに対して、ユーザは消去不可を設定できる記録時ユーザ意思設定手段と、記録予約手段で予約されたデータを記録する記録手段と、記録手段で記録されたデータに対して、ユーザは記録時ユーザ意思設定手段で設定された消去不可設定を消去可に再設定できる記録後ユーザ意思設定手段と、記録手段で記録されたデータに対して、ユーザが記録時ユーザ意思設定手段または記録後ユーザ意思設定手段で設定した設定に、消去不可がない場合は、データを消去する消去手段とを備えている。
記録後ユーザ意思設定手段は、ユーザの追加または削除ができるとしてもよい。
記録手段で記録されたデータの設定が消去可になっていない状態で、ユーザが消去操作する場合は、消去できない旨の警告表示を行う警告手段をさらに備えたものとしてもよい。
記録手段で記録されたデータに対して、消去不可またはデータ編集不可にするプロテクト手段をさらに備えたものとしてもよい。
装置のメディアドライブのディレクトリ毎に記録された全データに対して、消去不可またはデータ編集不可にするプロテクト手段をさらに備えたものとしてもよい。
装置のメディアドライブ毎に記録された全データに対して、消去不可またはデータ編集不可にするプロテクト手段をさらに備えたものとしてもよい。
本発明によれば、1台の情報記録再生装置を複数のユーザで共用使用する場合、ユーザ設定手段によりユーザの特定が行え、記録時ユーザ意思設定手段により記録されたデータを誰が視聴するのかがわかり、前記記録時ユーザ意思設定手段により設定されたユーザ情報すべてが記録後ユーザ意思設定手段により消去可を設定しない限り消去できず、また消去可がすべて設定されれば当該データを自動的に消去するので、記録データを消去するのに、一々誰が見たいのか特定してその見たいと思っているユーザ全員に消去確認を取る手間が省け、誤消去を確実に防止することができ、不要なものは自動的に削除されるためメディアの記録容量を増えるので有限のメディア容量を有効に活用することができる。
また、ユーザ意思を表示することによりいつでも現在どのような状態になっているのかが把握できるため、メディア残容量が少なく記録データを消去することで容量を増やしたい場合にも消去可能かどうかを誰に確認すればよいかがすぐにわかる。
誤操作による所望以外のコンテンツ再生や、一部分だけ視聴してまだ残りを視聴したい場合や、視聴していないがもう視聴したくないので視聴したことにしたい場合等、このような人によって、場合によって異なるという特性を持った何を持って視聴済みなのかという視聴済み、未視聴といった動作の定義が曖昧になりがちな判断要素を制御対象からまったく排除し、かつ、消去不可という設定ではなく消去可という設定のみに限定し、かつ、予約録画等の記録時に機器の全登録ユーザで1つの動作をするのではない登録ユーザ個別の視聴意思をエントリーする柔軟性を持った制限方法により、この記録データを誰が視聴予定でかつ消去可の意思を持っているのかという、機器として一貫した動作ポリシーとしてわかりやすくすることで、さらに誤動作、記録データの誤消去を防止可能にすることができ、かつ不要なものは自動的に消去して記録容量を増やすことができる。
曖昧性がなく誤解のない確実な情報設定により自動的に不要な記録データを消去できるので、誤消去することなく残量を増やすことができ、残量が増えることにより他の新規記録データをより多く記録することができる。
さらに、ユーザに関係のない記録データ毎、ディレクトリ毎、ドライブ毎のプロテクトを併用することで、各ユーザに無関係な保存目的としての従来からの使い方も合わせて行うことができる。従来プロテクト的な概念と融合した使用方法にして設定によって消去可能か不可かが変化するといったものであると、ユーザとして操作がわかりにくく誤設定により必要な記録データを誤って消去してしまう可能性が高くなる。わかりやすい動作ポリシーとすることで誤消去を防止することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明による情報記録再生装置の実施形態を説明する。本実施形態においては、情報記録再生装置は、ハードディスクドライブ(HDD)を内蔵したDVDレコーダであるとして説明する。
図1は、レコーダ100のハードウェア構成を示す。レコーダ100は、記録媒体としてDVD205aにコンテンツデータを書き込み可能であるとともに、ハードディスク205bにも書き込み可能である。コンテンツデータとは、例えば放送番組の録画データである。
また図1には、赤外線等を用いて、レコーダ100を遠隔操作するためのリモコン101も示されている。リモコン101は、一般に知られている種々のボタンを有しているが、図1においては以下の説明において言及される主要なボタン(電源ボタン102およびテンキー103)のみを示している。リモコン101はレコーダ100と別体であるが別個の構成要素と考えなくてもよい。これらは実質的に一体となってレコーダ100の機能を実現するからである。また、本発明はレコーダ100本体上に配設されたボタン等を利用しても実施できるため、リモコン101を利用した説明は一実施例であることも留意されたい。
レコーダ100の各構成要素を説明する前に、まずリモコン101の機能を説明する。リモコン101は、その上に配設されている各種のキーが押されると、そのキーに対応した固有のキーコードを出力する。例えば、電源キー102が押されると電源キー102に対応したキーコードを出力し、また、再生開始キー(図示せず)が押されたときには、リモコン101は電源キー102に対応したキーコードと異なるキーコードを出力する。さらにリモコン101は、電源キー102および数字キーのひとつ(例えば「1」キー103)が同時に押されたときにも、さらに異なるキーコードを出力する。よって、キーコードに基づいて、1つのキーが単独で押されたか、電源キー102および数字キーがどのように組み合わされて押されたかが一意に特定できる。レコーダ100においては、キーコードに応じてどのような機能を実行するかが予め規定されている。
なお、「同時に押された」については厳密に判断しなくてもよい。両方のキーの押下期間が重複しているか、または所定時間内に連続して押されていればよい。特に、まず初めに電源キー102が押され、その後に数字キーが押されることもある。電源キー102が単独で押されたときには通常の電源オン/オフが行われるため、電源キー102が単独で押されたか、または、その直後に数字キーが押されるかを判定する必要がある。よって、初めに電源キー102が押されたときは、一定時間だけ数字キーの入力を監視し、有効な数字キーが押されれば多重押しと認識するようにする。そして電源キー102および数字キーの組み合わせに応じたキーコードを生成および出力すればよい。数字キーが押された直後に、または押されている状態で電源キー102が押されたときも同様に、多重押しと認識すればよい。
上述の処理をより簡単にするため、グループの選択と電源オンの両方の機能を持たせた専用キーを設けてもよい。そのキーにもまた、固有のキーコードが割り当てられる。電源キー102および数字キーの組み合わせに応じたキーコードや、専用キーに応じたキーコードは、後述の処理に鑑みれば電源オンの指示およびグループの選択指示の両方を含むといえる。
例えば、専用キーとして「電源キー1」、「電源キー2」のような数字が付された電源キーを複数備えればよい。これにより、押下された電源キーの番号に基づいて対応する番号が割り当てられたグループのキーコードを出力することができる。電源キー1が押下されたときに出力されるキーコードは、電源キーと数字キー1とが同時に押下されたときに出力されるキーコードと同じである。よって、その後、そのキーコードを受信したレコーダ100の動作も同じである。専用キーを設ける場合には、リモコン上のボタン数は増えることとなる。しかし、複数のキーを同時に押下する必要はなく、特定の1つの電源キーのみを押下すればよいため、ユーザがより操作しやすくなる。専用キーと数字キーとを並存させてもよい。数字キーは予約時刻等を入力するときに便利だからである。
この電源キー1等の上や近傍にユーザ名や使用用途を識別するシールを貼って認識しやすくしてもよい。
レコーダ100は、視聴の対象となる映像、音声等に関するMPEG2プログラムストリーム等の記録および再生、映像、音声等アナログ入出力、操作、予約録画等の動作に関し、種々のパラメータを設定することができる。
パラメータは大きく2つに分類することができる。1つは、レコーダ100の設置時に設定すれば、以後ほとんど設定変更する必要のない初期設定パラメータである。もう一方は、ユーザの嗜好やコンテンツに依存して、頻繁に変更されるプリファレンスパラメータである。
初期設定パラメータは、設置地域、選局可能チャンネル、アンテナ、電話、ネットワーク、接続ディスプレイ、複数のリモコンコード、時刻、自動電源ON/OFF、表示部ディマー、デジタル信号出力種別等に関する情報である。例えば、電源キーの例であるような番号とユーザ名や使用用途を関連付ける情報もここに格納される。
一方のプリファレンスパラメータは、例えば記録音声種別(ドルビーデジタル音声/DTS音声/リニアPCM音声等)、言語に関する再生出力方法(再生出力時の音声言語、字幕・文字スーパー言語、メニュー言語、字幕・文字スーパーON/OFF)、MPEG映像に関する映像デジタルノイズフィルター(3次元、ブロック、モスキート等のノイズを除去するフィルター)の適用/非適用、再生画質(コントラスト、ブライトネス、シャープネス、カラー濃度、ガンマ等)、再生音声(高音/低音強調、バランス、サラウンド効果等の音質、ドルビーデジタル音声/リニアPCM音声/DTS音声等の音声属性)に関するパラメータである。
上述の初期設定パラメータおよびプリファレンスパラメータは、後述する半導体メモリ(EEPROM、IC・LSI等)に保持され、レコーダ100の動作時に読み出されて設定される。
なお上述のパラメータは、種々のデータ形式で管理され得る。例えば、音声言語に対しては「日本語」、字幕・文字スーパーに対しては「オン」または「オフ」である。本明細書においては、「パラメータ」とは、設定可能な項目(上述の例では音声言語、字幕・文字スーパーの有無)およびその項目に対して設定される内容(上述の例では「日本語」、「オン」または「オフ」)の組を包括する概念とする。なお、設定される内容は、「日本語」、「オン」等に限られず、それらに対応する個々の数値であってもよい。
以下、レコーダ100の構成要素を説明する。レコーダ100は、チューナ201と、ADコンバータ202と、MPEG−2エンコーダ203と、PS処理部204と、MPEG−2デコーダ206と、グラフィック制御部207と、メモリ208と、DAコンバータ209と、CPUバス213と、ネットワーク制御部214と、指示受信部215と、インタフェース(I/F)部216と、表示部217と、システム制御部250とを含む。なお、図1には、光ディスク205aがレコーダ100内に記載されているが、光ディスク205aは光ディスクレコーダ100から取り外し可能であり、レコーダ100自体の構成要素ではない。
以下、各構成要素の機能を説明する。
チューナ201は、アンテナ(図示せず)から放送波を受信し、周波数に基づいて選局を行って必要な番組のアナログ信号を取り出す。そして番組の映像および音声信号をADコンバータ202に出力する。
ADコンバータ202は入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してMPEG−2エンコーダ203に供給する。MPEG−2エンコーダ203(以下「エンコーダ203」と記述する)は、録画の開始指示を受け取ると、供給されたアナログ放送のデジタルデータをMPEG−2形式に圧縮符号化してプログラムストリームを生成し、PS処理部204に入力する。この処理は、エンコーダ203が録画の終了指示を受け取るまで継続される。エンコーダ203は圧縮符号化を行うために、参照ピクチャ等を一時的に保持するバッファ(図示せず)等を有している。
PS処理部204は、動画の記録時にはMPEG−2の動画データを受け取ってプログラムストリーム(PS)を生成し、DVD205aおよび/またはHDD205bに書き込む。プログラムストリームとは、DVD205aおよび/またはHDD205bに記録するための形式を有するデータストリームである。プログラムストリームは、図3および図4を参照しながら後に説明する。
プログラムストリームを記録媒体に書き込む際、PS処理部204はそのプログラムストリームに固有の識別情報を付する。この識別情報は記録媒体内のコンテンツを一意に識別するために用いられ、例えばそのプログラムストリームに関する番組のタイトルである。番組のタイトルに代えて、または番組のタイトルに加え、録画日時や録画したチャンネルに関する情報を識別情報として用いてもよい。本実施形態においては、番組のタイトルを識別情報として説明する。すなわち全てのコンテンツには異なるタイトルが割り当てられるとする。
PS処理部204は、動画の再生時には、DVD205aおよび/またはHDD205bからプログラムストリームを読み出して、MPEG−2デコーダ206に出力する。
なお、本明細書では、PS処理部204がDVD205aおよび/またはHDD205bにデータを書き込み、またはそれらからデータを読み出すとして説明しているが、これは説明の便宜のためである。DVD205aやHDD205bに対するストリームの書き込みや読み出しは、実際には、ディスクの回転、ヘッドの移動とともに各々のドライブ装置に設けられたコントローラ(図示せず)が行っている。
MPEG−2デコーダ206(以下「デコーダ206」と記述する)は、供給されたプログラムストリームを解析してMPEG−2圧縮符号化データを取得する。そして、その圧縮符号化データを伸長して非圧縮データに変換し、グラフィック制御部207に供給する。また、デコーダ206は、MPEG−2規格の圧縮符号化データのみならず、例えばJPEG規格に従った静止画データも非圧縮データに変換することができる。グラフィック制御部207には内部演算用のメモリ208が接続されており、オン・スクリーン・ディスプレイ(On Screen Display;OSD)機能を実現できる。例えば、グラフィック制御部207は種々のメニュー画像と映像とを合成してDAコンバータ209に出力することができる。DAコンバータ209は、入力されたOSD合成画像および音声データをアナログ変換して出力する。出力先は、例えばTV104である。
CPUバス213はレコーダ100内の信号を伝送する経路であり、図示されるように各機能ブロックと接続されている。また、CPUバス213には、後述するシステム制御部250の各構成要素も接続されている。
ネットワーク制御部214は、レコーダ100をネットワーク105に接続するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)等の規格に準拠した端子およびコントローラである。ネットワーク制御部214は、ネットワーク105を介してデータを授受する。このデータは、例えば録画予約の指示および登録に関するデータである。さらに放送番組に関する番組表のデータや、レコーダ100の動作を制御するためのソフトウェアプログラムの更新データを授受することもできる。
指示受信部215は、リモコン101からの赤外線を受光する受光部またはレコーダ100の本体部に設けられた操作ボタンである。指示受信部215は、ユーザから、例えば録画の開始/停止、録画した番組の再生の開始/停止等の指示を受信する。また指示受信部215は、ユーザから、予約録画に関する登録情報を受信する。さらに指示受信部215は、電源投入時のリモコン101のボタンの押され方に応じて生成された異なるコードを受信する。指示受信部215は、受け取った指示、登録情報、コード等に対応する信号をCPU211に出力する。
なお、指示受信部215は電源投入に対応するキーコードを受信しなければならない。よってレコーダ100の電源が見かけ上オフ状態であっても、指示受信部215には電源は供給され、受信が可能な待機状態になっている。また図1においては、指示受信部215からCPU211へは信号が直接入力されている。しかし、信号は指示受信部215からCPUバス213を介してCPU211に入力されてもよい。
インタフェース(I/F)部216は、レコーダ100が他の機器と通信するためのコネクタおよびその通信を制御する。I/F部216は、例えばUSB2.0規格の端子、IEEE1394規格の端子および各規格によるデータ通信を可能とするコントローラを含み、各規格に準拠した方式でデータを授受することができる。例えば、レコーダ100は、IEEE1394規格の端子を介して他のレコーダ102やPC103等と接続される。
表示部217は、液晶やFL管(蛍光表示部)などにより構成されており、種々の情報を表示する。例えば、電源オフ時は現在時刻等を表示する。また、電源オン時にはその時点での録画可能時間や、再生中、早送り、早戻しなどを表す記号を表示する。表示部217は、一定以上の無操作期間後に照度を落とすディマー機能を有している。表示すべき情報や、ディマー動作に関する指示は、CPUバス213を介してCPU211から伝送される。
システム制御部250は、レコーダ100内の信号の流れを含む全体的な処理を制御する。システム制御部250は、EEPROM210と、CPU211と、RAM212とを有している。それぞれはCPUバス213に接続されている。
EEPROM210は、電源をオフした後も記憶内容を保持できる不揮発性メモリである。ただし、この記憶内容は電気的に書き換えることも可能である。EEPROM210には、レコーダ100を制御するためのソフトウェアプログラムが格納されている。
本実施形態においては、EEPROM210には、各々が独立した複数のグループに分けてパラメータ(初期設定パラメータおよびプリファレンスパラメータ)が規定されている。表1は、EEPROM210に格納されているグループごとのパラメータの例を示す。
Figure 2007200473
表1に示す各列のうち、「デフォルトグループ」とは、選択すべきグループの指定が特にない場合に採用されるパラメータを規定したグループ(標準設定グループ)である。本明細書においては、デフォルトグループのパラメータは、最後にレコーダ100の電源をオフした時点で設定されていたパラメータとする。
一方「グループ1」から「グループ3」までは、レコーダ100のユーザごとに設定されたパラメータを規定する。ただし、レコーダ100を利用するユーザが1人だけであっても、利用を希望する態様ごとに設定されたパラメータを規定していてもよい。例えば映画鑑賞のためのパラメータを規定したグループ、スポーツ観戦のためのパラメータを規定したグループ等である。グループ3はすべてのパラメータが未設定であることを示しており、新規にパラメータを登録することができる。表1では4つのグループが規定されているが、この数は任意である。グループ数をより多くしてもよいし、少なくしてもよい。
表1に示す各行のうち「初期設定パラメータ」には各グループ共通の内容が設定される。一方、「プリファレンスパラメータ」にはグループ毎に独立した内容が設定される。なお、初期設定パラメータにもグループ毎に異なるパラメータを設定してもよいが、その場合には、表1に示す初期設定パラメータのそれぞれをプリファレンスパラメータとして取り扱えばよい。
CPU211は、レコーダ100の全体の動作を制御する中央制御ユニットである。CPU211は、EEPROM210からプログラムを読み出して実行することにより、プログラムに基づいて規定される処理を実現するための制御信号を生成し、CPUバス213を介して各構成要素に出力する。メモリ212は、CPU211がプログラムを実行するために必要なデータを格納するためのワーク領域を有する。例えば、CPU211は、CPUバス213を使用してプログラムROM210からプログラムをランダムアクセスメモリ(RAM)212に読み出し、そのプログラムを実行する。なお、コンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録して市場に流通され、または、インターネット等の電気通信回線を通じて伝送される。これにより、PC等を利用して構成されたコンピュータシステムを、本実施形態によるレコーダ100と同等の機能を有するデータ処理装置として動作させることができる。
ここで、図2を参照しながらシステム制御部250の詳細な機能を説明する。図2は、システム制御部250の主要な機能ブロックの構成を示す。システム制御部250は、不揮発性メモリ210と、RAM212と、制御部300と、選択部301と、設定登録部302と、設定部303と、電源制御部304とを備えている。
図2に記載のハードウェア(不揮発性メモリ210およびRAM212)を除く機能ブロックは、CPU211(ハードウェア)がEEPROM210内のコンピュータプログラム(ソフトウェア)を読み出して、RAM212に展開して実行することにより実現される。なお、図2にはシステム制御部250以外のレコーダ100の構成要素も適宜記載している。
制御部300は、システム制御部250を含むレコーダ100の動作を制御する。制御部300は指示受信部215を介してリモコン101からのキーコードを受け取る。制御部300は、受け取ったキーコードに基づいて他の機能ブロックへ指示を出す。
例えば、リモコン101から出力されるキーコードについて、電源キー102が単独で押されたときにはキーコード0が出力され、数字キー「1」と電源キー102とが同時に押されたときはキーコード1が出力され、数字キー「2」と電源キー102とが同時に押されたときはキーコード2が出力されると仮定する。キーコード3についても同様である。
制御部300は、キーコード0を受け取ったときは電源制御部304に電源のオン/オフを指示する。より具体的には、制御部300は、電源がオンされているときにキーコード0を受け取ったときは電源オフの指示を出力し、電源がオフされているときにキーコード0を受け取ったときは電源オンの指示を出力する。一方、制御部300は、キーコード1を受け取ったときは選択部301に対してキーコード1に対応するグループのパラメータの読み出しを指示する。なお電源がオフされているときにキーコード1等を受け取ったときには、電源オンの指示を出力するとともに、キーコード1に対応するグループのパラメータの読み出しを指示する。
また、リモコン101以外にも電源がONされれば表示部217にユーザ選択ガイドを表示させて選択することもできる。
ここで、図6を参照しながら詳細な機能を説明する。図6は、電源起動時におけるユーザ選択画面400の表示構成の一例を示す。ユーザ選択画面400は、第1のユーザ401と、第2のユーザ402と、第3のユーザ403とを備えている。
この例では3人のユーザが設定されているものとする。ユーザ選択画面400には設定されている全ユーザをボタン形式のユーザインターフェースで表示し、そのボタンには初期設定パラメータである名称が表示される。カーソルの初期表示はこの例では最初の項目にあたっているものとする。ここで、前回終了時のユーザをカーソルの初期表示としてもよい。リモコン101の矢印キーによりカーソルを所望のユーザボタンに移動させて決定キーで確定すると、前記リモコンによるユーザ認識と同様の動作が完了する。以降は同様のためリモコン操作による説明とする。
制御部300は、パラメータの読み出し指示を出力した後、その指示に応答して選択部301によって読み出されたパラメータを受け取ったときは、RAM212に格納するとともに、設定部303に対してそれらのパラメータの設定を指示し、そのパラメータに基づいてレコーダ100が動作できるように処理を進める。
パラメータの読み出し指示とはさらに別に、制御部300は、適宜設定されたパラメータをグループに登録するようにユーザから指示を受け取る。より正確には、制御部300はユーザからの指示に対応する命令および設定すべきグループの番号を示すキーコードを、指示受信部215を介してリモコン101から受け取る。
選択部301は、制御部300からの指示に基づいて対象となるグループを特定し、特定されたグループに対応するパラメータの組をEEPROM210から読み出す。上述の例では、キーコード1に対応するグループの読み出し指示を受けたときは、選択部301は、読み出し対象となるグループがグループ1であることを特定し、グループ1に対応するパラメータをEEPROM210から読み出す。読み出されたパラメータは、制御部300に送られ、さらにワークメモリであるRAM212に書き込まれる。
設定登録部302は、制御部300からグループの指定を受けると、任意に設定されたパラメータの集合を、指定されたグループとして登録する。具体的には設定登録部302は、指定されたグループが格納されるEEPROM210上のアドレスにパラメータを順次書き込む。ユーザから既存のグループが指定された場合には、設定登録部302は書き込みの禁止、または、既存のグループのパラメータの上書きを行う。
設定部303は、制御部300からの設定指示および設定すべきパラメータを受け取ると、各パラメータの意味を解釈し、関係するICやLSIに対して設定操作を行う。設定部303によってパラメータが設定されると、レコーダ100はそのパラメータに基づく処理を行うことができる。
次に、図3から5までを参照しながらレコーダ100の動作を説明する。図3は、本実施形態によるレコーダ100の処理の手順を示している。ステップS31において、レコーダ100は待機状態でキー入力を待っている。待機状態では、レコーダ100は見かけ上は電源がオフされているが、完全に電源が遮断されているわけではない。例えば、レコーダ100は表示部217上に時計等を表示しており、またリモコン101からのキーコードを受信し、および、本体キーへの入力を検出することが可能な動作状態を維持している。
ステップS32において、ユーザが電源キーを押し、または電源キーと数字キーの多重押しが行われたときには、リモコン101はそれを検出して対応するキーコードを出力する。
その結果、ステップS33において、システム制御部250内の制御部300は電源制御部304に対して電源のオンを指示する。これにより電源がオンされる。
ステップS34において、制御部300は、その電源オン動作が電源キーの単独押下のみに基づくか、または、電源キーと数字キーとの多重押下に基づいているかを判定する。多重押下であるときはステップS35に進み、単独押下であるときはステップS36に進む。
ステップS35では、押下された数字キーに対応するグループに、パラメータが設定されているか否かを判定する。ユーザによる設定があればステップS37に進み、なければステップS36に進む。例えば、リモコン101のキー番号Nに対応して、上述の表1に示すグループNが割り当てられているとする(N=1、2、3)。数字キー1または2が押下されていたときには、グループ1または2にパラメータが設定されているため、ステップS37の処理に進む。一方、数字キー3が押下されていたときには、グループ3にはパラメータが設定されていないため、ステップS36の処理に進む。
ステップS36では、選択部301は前回の電源OFF時に設定されていた各パラメータ(すなわちデフォルトグループに設定されているパラメータ)をEEPROM210から読み出してRAM212に書き込む。これにより設定が完了する。なお、電源起動中はRAM212上の各パラメータを使用することとするが、都度不揮発性EEPROM210から読み書きして使用してもよい。
ステップS37においては、選択部301は指定されたグループのパラメータをEEPROM210から読み出し、制御部300はそのパラメータをRAM212に書き込む。
ステップS38においては、パラメータの設定完了後において、レコーダ100は設定されたパラメータに基づいて動作を開始する。仮にEEPROM210が故障していて正常に各パラメータが読み出せなかった場合は、当該故障の旨の表示を行って動作を停止させるか、または、当該故障の旨を表示してデフォルトグループのパラメータを設定して動作させればよい。
図4は、電源オン後に他のグループのパラメータに設定を変更する処理の手順を示す。まず、ユーザが所望のグループを選択して設定する操作キーを押すか、またはTV等に表示された設定メニューからグループを呼び出して所望のグループを選択する。するとステップS41において、制御部300は、ユーザからの指示に対応する命令および選択されたグループの番号を示すキーコードを、指示受信部215を介してリモコン101から受け取る。
ステップS42において、制御部300は選択されたグループが登録されているか否かを判定する。登録されているときはステップS43に進み、登録されていないときには処理は終了する。ステップS43においては、制御部300は選択されたグループの各パラメータをRAM212から読み出してEEPROM210に書き込み、設定を完了する。
図5は、設定されたパラメータを1つのグループとして登録するための処理の手順を示す。まず、ユーザがグループ登録キーを押すか、またはTV等に表示された設定メニューからグループ登録を呼び出して新たに設定すべきグループを選択して実行する。するとステップS51において、制御部300は、ユーザからの指示に対応する命令および選択されたグループの番号を示すキーコードを、指示受信部215を介してリモコン101から受け取る。
ステップS52において、設定登録部302は制御部300から選択されたグループの番号を受け取り、選択されたグループが空きグループか否かを判定する。空きグループでないときには処理は終了する。空きグループであるときにはステップS53に進む。ステップS53においては、設定登録部302は各パラメータをRAM212から読み出して、選択されたグループに関連付けて、パラメータをEEPROM210に書き込む。
遠隔操作可能な機器の例としてリモコンを挙げて説明したが、遠隔操作可能な他の機器であっても、上述した機能を発揮することができる。例えば携帯電話やPCを用いてネットワークを介して予約録画の設定を行う際には、携帯電話やPCからグループを選択すればよい。ユーザは、チャンネル、録画時刻、録画時間長などを確認するだけでよい。その他の設定(録画モードや音声符号化方式等)は各グループに登録されているパラメータが利用されて予約録画が行われる。予約録画のみならず、すぐに録画を開始したいときにおいても同様にグループを選択すればよい。
次に、図7を参照しながらレコーダ100の視聴意思設定および消去可設定に関する動作を説明する。図7は、本実施形態によるレコーダ100の視聴意思設定および消去可設定に関する処理の手順を示している。ステップS71において、ユーザ設定画面を表示部217に表示させて前記グループ設定と同様に設定するユーザ番号に対する名称を設定する。
図8はユーザ設定画面の一例である。ユーザ設定800は、各グループ・ユーザの現在設定値の表示、設定値入力、設定値の変更確定と終了、設定値の変更キャンセルを行う。ユーザ1名称設定エリア801は、グループ1またはユーザ1の現在名称設定値の表示、設定値変更入力を行う。ユーザ2名称設定エリア802は、グループ2またはユーザ2の現在名称設定値の表示、設定値変更入力を行う。ユーザ3名称設定エリア803は、グループ3またはユーザ3の現在名称設定値の表示、設定値変更入力を行う。決定終了ボタン804は、ユーザ1名称設定エリア801とユーザ2名称設定エリア802とユーザ3名称設定エリア803の設定値に入力された名称を初期設定パラメータとしてEEPROM210に書き込み保存し、ユーザ設定800の表示を終了する。ここで書き込み保存されるのはフラッシュメモリやバックアップSRAMやハードディスクやメモリカードやDVD−RAM等各種記録メディアであってもかまわない。キャンセルボタン805は、ユーザ1名称設定エリア801とユーザ2名称設定エリア802とユーザ3名称設定エリア803の設定値の変更をキャンセルしてEEPROM210には書き込み保存しない。カーソル806は、フォーカスされているカーソルである。リモコンの上下左右の矢印キーや機能のダイレクトキーにより移動する。
ステップS72において、予約録画の設定画面を表示部217に表示させ、録画日時、放送チャンネル、録画モード等予約録画に必要な情報を設定する。
ステップS73において、前記ステップS72の予約録画の設定画面で視聴予定ユーザを設定する。
図9は予約録画設定における視聴ユーザ設定の一例である。予約設定900は、録画する番組の予約設定に必要な録画日時、放送チャンネル、録画モード等の情報の設定表示、視聴ユーザの名称表示、視聴ユーザの設定、設定値の変更確定と終了、設定値の変更キャンセルを行う。ユーザ1視聴チェックボタン901は、グループ1またはユーザ1が視聴するかどうかの現在設定値の表示、設定値変更入力を行う。ユーザ2視聴チェックボタン902は、グループ2またはユーザ2が視聴するかどうかの現在設定値の表示、設定値変更入力を行う。ユーザ3視聴チェックボタン903は、グループ3またはユーザ3が視聴するかどうかの現在設定値の表示、設定値変更入力を行う。なお、機器を使用するユーザとして設定されている全ユーザ、ここでいうユーザ1から3が全員視聴予定として設定してもよく、全員視聴予定ではないと設定してもよい。全員視聴予定でないと設定した場合は、一般的なユーザ設定のない情報記録再生装置と同様、誰でも消去が可能となる。決定終了ボタン904は、プリファレンスパラメータとして、ユーザ1視聴チェックボタン901とユーザ2視聴チェックボタン902とユーザ3視聴チェックボタン903を視聴するかどうかという設定をEEPROM210に書き込み保存し、予約設定900の表示を終了する。ここで書き込み保存されるのはフラッシュメモリやバックアップSRAMやハードディスクやメモリカードやDVD−RAM等各種記録メディアであってもかまわない。キャンセルボタン905は、ユーザ1視聴チェックボタン901とユーザ2視聴チェックボタン902とユーザ3視聴チェックボタン903の設定値の変更をキャンセルしてEEPROM210には書き込み保存しない。カーソル906は、フォーカスされているカーソルである。リモコンの上下左右の矢印キーや機能のダイレクトキーにより移動する。
ステップS71で予約設定900のようにユーザ設定されている名称と対応する設定用のチェックボタンが画面に表示され、カーソル906をチェックボタンに移動させて決定キーによりチェックのON、OFFを行う。
ステップS74において、設定された予約時刻に予約録画が開始され、ステップS75において、予約録画が終了する。
ステップS76において、録画のみで終了する場合と引き続き再生等他の機能を使用する場合があり、後者であればステップS77に進む。
ステップS78において、機能を選択して実行する際再生コンテンツ一覧表示が実行されれば、ステップS79において、再生コンテンツ一覧が表示される。
図10は再生コンテンツ一覧の一例である。再生コンテンツ一覧1000は、記録番号、記録日時、放送チャンネル、タイトル等の再生コンテンツ情報、および、ユーザ毎に視聴するかどうかまたは消去可かどうかの状態が表示される。ここで、ユーザ毎の情報表示において、「−」は、視聴予定なしであり、消去の制御からは対象外であることを表現している。つまり、視聴する意思がないので消去してもよいということになる。「黒四角」は、視聴する予定で消去不可であり、まだまったく視聴していないか、一部視聴したか、すべて視聴したといういずれかで、まだ消去されると困るということを表現している。「●」は、視聴する予定であって、すでにすべて視聴済みか、一部視聴したか、まったく視聴していないといういずれかで、消去してもよいということを表現している。これらは一例であり、例えば、全ユーザの情報欄を設けることなく、視聴予定なしは表示せず、それ以外の情報マークに名称を入れる等して表示エリアを削減し、その他の情報エリアを増やして見やすくすることもできる。
また、カーソルがコンテンツ毎の情報部分にあたっており矢印キーによりコンテンツを選択し、決定して再生したり、編集機能に入ったり、ユーザ情報変更を行う。カーソル1001は、フォーカスされているカーソルである。リモコンの上下左右の矢印キーや機能のダイレクトキーにより移動する。一覧表示されている記録データであるコンテンツ行をフォーカスする。編集ボタン1002は、カーソル1001により選択されたコンテンツの編集機能を実現させるための画面に遷移する。編集機能とは消去、部分削除、タイトル名称変更、コンテンツ同士の結合等であり、これらの機能についての説明は省略する。ユーザ情報変更ボタン1002は、カーソル1001により選択されたコンテンツのユーザ毎に視聴するかどうかまたは消去可かどうかの設定を変更する画面に遷移する。
ステップS80において、再生コンテンツ一覧1000のユーザ情報変更を行おうとするとユーザ一覧が表示され、名称、視聴予定、消去可といった現在設定値が表示される。
図11はユーザ情報変更画面の一例である。ユーザ情報設定1100は、各グループ・ユーザが視聴するかどうかまたは消去可かどうかの現在設定値の表示、設定値入力、設定値の変更確定と終了、設定値の変更キャンセルを行う。ユーザ1視聴予定設定エリア1101は、グループ1またはユーザ1の現在視聴予定設定値の表示、設定値変更入力を行う。ユーザ2視聴予定設定エリア1102は、グループ2またはユーザ2の現在視聴予定設定値の表示、設定値変更入力を行う。ユーザ3視聴予定設定エリア1103は、グループ3またはユーザ3の現在視聴予定設定値の表示、設定値変更入力を行う。ユーザ1消去可設定エリア1104は、グループ1またはユーザ1の現在消去可設定値の表示、設定値変更入力を行う。ユーザ2消去可設定エリア1105は、グループ2またはユーザ2の現在消去可設定値の表示、設定値変更入力を行う。ユーザ3消去可設定エリア1106は、グループ3またはユーザ3の現在消去可設定値の表示、設定値変更入力を行う。決定終了ボタン1107は、ユーザ1視聴予定設定エリア1101とユーザ2視聴予定設定エリア1102とユーザ3視聴予定設定エリア1103の設定値に入力された視聴予定と、ユーザ1消去可設定エリア1104とユーザ2消去可設定エリア1105とユーザ3消去可設定エリア1106の設定値に入力された消去可情報をプリファレンスパラメータとしてEEPROM210に書き込み保存し、ユーザ情報設定1100の表示を終了する。表示終了後は再生コンテンツ一覧1000に戻り、設定変更内容の表示も反映される。ここで書き込み保存されるのはフラッシュメモリやバックアップSRAMやハードディスクやメモリカードやDVD−RAM等各種記録メディアであってもかまわない。キャンセルボタン1108は、ユーザ1視聴予定設定エリア1101とユーザ2視聴予定設定エリア1102とユーザ3視聴予定設定エリア1103の設定値と、ユーザ1消去可設定エリア1104とユーザ2消去可設定エリア1105とユーザ3消去可設定エリア1106の設定値の変更をキャンセルしてEEPROM210には書き込み保存しない。カーソル1109は、フォーカスされているカーソルである。リモコンの上下左右の矢印キーや機能のダイレクトキーにより移動する。
このようにユーザ情報設定1100によりユーザ情報変更が行えるので、予約録画設定時における視聴予定ユーザの設定だけでなく、その後のユーザ予定の変更にも対応することができる。
ステップS81によりすべての視聴予定ユーザ全員の消去可が設定されると、ステップS82により自動的に選択されたコンテンツである記録データが消去される。消去の前に確認画面を出してもよい。記録データが自動的に消去されるとき、即時であっても、ある所定時間後であってもよく、その所定時間を設定できるようにしてもよい。
ユーザ情報で視聴予定ユーザがあり、かつ消去可となっていないユーザが1人でもいると、編集機能のコンテンツ消去はできなくなる。このとき理由を表示した画面を出してもよい。それに続けてユーザ情報変更画面を表示させて設定変更できるようにしてもよく、そうすれば残りのユーザの消去可の設定を行えば消去できる場合にユーザ情報変更の操作から編集機能の消去操作のステップが短縮されるので操作性がよくなる。
なお、一般的な使用状況での使い勝手を考え、機器を使用するユーザと機器にユーザ設定されているユーザが一致しなくてもよいという前提で説明したが、機器を使用するユーザと機器にユーザ設定されているユーザの一致を重要視する場合は他のユーザの設定を変更できないように設定を変更する場合はパスワードを入力させる等の認証手段を設けてもよい。機器を使用するユーザと機器にユーザ設定されているユーザが一致しないという条件においては、機器にユーザ設定されていない人が機器にユーザ設定されている人から操作を依頼されたケースも含まれる。
本実施形態においてはレコーダとして説明したが、本発明はパラメータが設定される記録再生用機器にも適用可能である。例えば個人の好みの設定が強く反映されるオーディオ記録再生機器(例えばCDレコーダ、MDレコーダ、HDDレコーダ、メモリレコーダ、メモリカードレコーダ)や、ビデオ記録再生機器(例えばHDDレコーダ、DVDレコーダ、ブルーレィディスクレコーダ、メモリレコーダ、メモリカードレコーダ)などに対しても応用できる。
上述の実施形態1は、主として各々に設けられたマイクロコンピュータ(図示せず)の制御に基づいて動作する。例えば実施形態1のマイクロコンピュータは、上述した制御手段1100、選択手段1201、設定登録手段1204等の機能を実現することができる。マイクロコンピュータは、フローチャート等を参照して説明した処理を規定したコンピュータプログラムを実行することにより、当該処理に基づく制御を実現する。そのようなコンピュータプログラムは、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体記録媒体、および、光ディスク等の光記録媒体等の種々の記録媒体に記録可能であり、ネットワーク等の電気通信回線を介して伝送可能である。さらにそのようなコンピュータプログラムを記憶した1以上の半導体記録媒体により、個々に流通するチップセットを構成することもできる。
本発明の情報記録再生装置によれば、1台の機器を複数ユーザで共用する場合の記録データ管理における誤消去防止および適切な残容量管理が可能になる。これによりユーザの利便性が向上する。本発明は、複数ユーザで同じ記録データを視聴し、消去する場合等において有用である。
レコーダ100のハードウェア構成を示す図 システム制御部250の主要な機能ブロックの構成を示す図 本実施形態によるレコーダ100の処理の手順を示すフローチャート 電源オン後に他のグループのパラメータに設定を変更する処理の手順を示すフローチャート 設定されたパラメータを1つのグループとして登録するための処理の手順を示すフローチャート 電源起動時におけるユーザ選択画面400の一例図 本実施形態によるレコーダ100の処理の手順を示すフローチャート ユーザ設定画面の一例図 予約録画設定における視聴ユーザ設定の一例図 再生コンテンツ一覧の一例図 ユーザ情報変更画面の一例図
符号の説明
100 レコーダ
101 リモコン
215 指示受信部
210 EEPROM
212 RAM
250 システム制御部
300 制御部
301 選択部
302 設定登録部
303 設定部
304 電源制御部

Claims (6)

  1. データを記録するための予約を行う記録予約手段と、
    前記記録予約手段において予約されたデータに対して、ユーザは消去不可を設定できる記録時ユーザ意思設定手段と、
    前記記録予約手段で予約されたデータを記録する記録手段と、
    前記記録手段で記録されたデータに対して、ユーザは前記記録時ユーザ意思設定手段で設定された消去不可設定を消去可に再設定できる記録後ユーザ意思設定手段と、
    前記記録手段で記録されたデータに対して、ユーザが前記記録時ユーザ意思設定手段または前記記録後ユーザ意思設定手段で設定した設定に、消去不可がない場合は、前記データを消去する消去手段と
    を備えた情報記録再生装置。
  2. 前記記録後ユーザ意思設定手段は、ユーザの追加または削除ができることを特徴とする、請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記記録手段で記録されたデータの設定が消去可になっていない状態で、ユーザが消去操作する場合は、消去できない旨の警告表示を行う警告手段をさらに備えた、請求項1または請求項2に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記記録手段で記録されたデータに対して、消去不可またはデータ編集不可にするプロテクト手段をさらに備えた、請求項1から請求項3に記載の情報記録再生装置。
  5. 装置のメディアドライブのディレクトリ毎に記録された全データに対して、消去不可またはデータ編集不可にするプロテクト手段をさらに備えた、請求項1から請求項3に記載の情報記録再生装置。
  6. 装置のメディアドライブ毎に記録された全データに対して、消去不可またはデータ編集不可にするプロテクト手段をさらに備えた、請求項1から請求項3に記載の情報記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011050092A (ja) * 2010-11-01 2011-03-10 Canon Inc 表示制御装置
US8482580B2 (en) 2006-06-05 2013-07-09 Canon Kabushiki Kaisha Display control apparatus

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