JP2006217049A - 記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
記録媒体の記録可能容量が限られている場合でも、可能な限り利用者が希望する高画質のモードで番組録画可能な記録再生装置を提供する。
【解決手段】
放送番組を選択して受信するチューナ2と、チューナ2で受信した放送番組をコード化して記録再生部6に予め設定した第1の画質モードで記録する第1のエンコーダ4と、記録再生部6に記録された放送番組をデコードして映像信号として出力する第1のデコーダ8と、前記記録再生部6に記録された放送番組をデコードして映像信号として出力する第2のデコーダ15と、第2のデコーダ15の出力をコード化して前記第1の画質モードよりも低画質の第2の画質モードで記録再生部に記録する第2のエンコーダ14を備えた。
【選択図】 図1
記録媒体の記録可能容量が限られている場合でも、可能な限り利用者が希望する高画質のモードで番組録画可能な記録再生装置を提供する。
【解決手段】
放送番組を選択して受信するチューナ2と、チューナ2で受信した放送番組をコード化して記録再生部6に予め設定した第1の画質モードで記録する第1のエンコーダ4と、記録再生部6に記録された放送番組をデコードして映像信号として出力する第1のデコーダ8と、前記記録再生部6に記録された放送番組をデコードして映像信号として出力する第2のデコーダ15と、第2のデコーダ15の出力をコード化して前記第1の画質モードよりも低画質の第2の画質モードで記録再生部に記録する第2のエンコーダ14を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、記録再生装置に係り、特に限られた記憶容量を効率よく利用して録画することのできる記録再生装置に関する。
近年、TV番組等の映像及び音声を録画する機器としてハードディスクレコーダ等が広く普及しつつある。これらの機器は、圧縮技術の進歩および記録する媒体容量の増大に伴い、数多くの番組を録画することが可能となり、更にその録画時間もビデオカセットテープに比較してケタ違いに長くなってきた。このため、利用者にとっては格段に有利な装置である。
このような、より大きな容量を持った録画機器であっても、その記録容量には限界がある。このため、利用者は録画番組を整理し、さらに不要な録画番組を消去する等の方法で記録可能な領域を確保しておかなければならない。記録可能領域が不足する場合には、例えば、タイマーによる番組予約機能を利用して、地上波放送、BS放送あるいはCS放送等の番組等を録画しようとした場合、容量が一杯で録画予約ができないといった問題が発生することになる。
特に高度な拡張機能を持った機器においては、ブロードバンド対応LAN(インターネット)経由で自宅外から携帯電話等を用いて録画予約が可能な機能を持っている。この機能を使用して、外部から携帯電話やパソコンを用いてインターネットを通じて、録画予約しようとした場合も、前述の場合と同様に容量が不足して録画予約が受け付けられないという場合が生じる。
外部からのコントロールの場合には、機器を目前にして操作できる自宅の環境とは異なり、記録領域が不足する場合に消去してよい番組等を確認する等の操作はできないのが一般的である。即ち、機能が限定された環境で使用する場合は弊害が大きい。
このような問題に関して、特許文献1には、一時録画として記録された番組を、通常録画予約された番組のための記録領域が不足した時点で上書き消去することにより、録画予約を可能にする方法が示されている。この方法によれば、予約した複数の番組をそれぞれの録画実行日時に応じて効率よく録画することが可能となる。
また、特許文献2には、録画可能な記録容量、録画時間及び録画画質に基づいて、録画実行時の画質モードを調整することが記載されている。この映像録画装置によれば、録画可能な記録容量と録画しようとする番組の録画時間に基づいて、画質モードを変化させることにより、限られた記録容量であっても予約した番組を録画することを可能としている。
特開2003−179851
特開2002−271742
特許文献1に開示された従来の映像記録再生装置は、記憶容量が不足した時点で先に録画した番組の記憶領域に、新たに録画予約された番組を上書きする。このため、未だ視聴していない録画番組(一時録画番組)が消去されてしまい、利用者は録画した番組を視聴することができなくなる場合が生じる。
また、特許文献2に開示された従来の映像記録再生装置は、録画を実行する場合、録画可能な記録容量と録画しようとする番組の録画時間に基づいて、録画する画質モードを変化させる。これにより、録画した番組を消去することなく、予約した番組を録画することができる。しかしながら、通常の予約録画(録画可能な記録容量に余裕があるとき)では、番組を高画質モードで録画するため、1つの番組に対して録画に費やす記録容量が増大する。したがって、高画質モードで録画したそれまでの番組によって多くの記録領域が占められて記録容量が不足した場合、その後に録画しようとする番組は、時間当たりの記録容量が少ない低画質モードで録画せざるを得なくなる。
本発明は、これらの問題点を改善しようとするものであり、記録媒体の記録可能容量が限られている場合でも、可能な限り利用者が希望する高画質のモードで番組録画可能な記録再生装置を提供するものである。
本発明は上記課題を解決するため、次のような手段を採用した。
放送番組を選択して受信するチューナと、チューナで受信した放送番組をコード化して記録再生部に予め設定した第1の画質モードで記録する第1のエンコーダと、記録再生部に記録された放送番組をデコードして映像信号として出力する第1のデコーダと、前記記録再生部に記録された放送番組をデコードして映像信号として出力する第2のデコーダと、
第2のデコーダの出力をコード化して前記第1の画質モードよりも低画質の第2の画質モードで記録再生部に記録する第2のエンコーダを備えた。
第2のデコーダの出力をコード化して前記第1の画質モードよりも低画質の第2の画質モードで記録再生部に記録する第2のエンコーダを備えた。
本発明は、以上の構成を備えるため、記録媒体の記録可能容量が限られている場合でも、可能な限り利用者が希望する高画質のモードで番組録画可能な記録再生装置を提供することができる。
以下、最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る記録再生装置を説明する図である。記録再生装置に用いる記録媒体としてハードディスクを用いた。なお、記録媒体はハードディスクのみに限定されるものではなく、複数の番組が蓄積可能な媒体であればよい。
図1に示す記録再生装置において、4は第1のエンコーダであり、チューナ2で受信した放送番組をコード化して、第1のバッファメモリ5を介して記録再生部6に予め設定した第1の画質モードで記録する。8は第1のデコーダであり、記録再生部6に記録された放送番組をデコードし、D/A変換器11を介して映像信号及び音声信号として出力する。10は利用者が操作する操作部、9は記録再生装置全体を制御するシステム制御部、16は記録再生部6に記録した放送番組(放送番組の記録データ)を管理する録画ファイルである。
アンテナ1で受信したTV放送等の放送信号はチューナ2により受信される。このとき、利用者は操作部10およびシステム制御部9を介してチューナ2を操作することができる。チューナ2で受信した放送信号はA/D変換器3を介して第1のエンコーダ4に入力される。第1のエンコーダ4によりエンコードされたデータは、バッファメモリ制御部7の制御のもとで第1のバッファメモリ5に一時的に格納され、次いでシステム制御部9の指示のもとに記録再生部6において記録媒体であるハードディスクに記録される。
記録媒体(ハードディスク)に記録された記録データ(放送番組の記録データ)を再生する場合においては、まず、操作部10を操作して、記録再生部6に記録した複数の放送番組の中から、再生すべき放送番組を選択し、選択した放送番組の記録データを読み出す。読み出した記録データは、システム制御部9の指示のもとに、第1バッファメモリ5に一時に格納し、次いで第1のデコーダ8に転送する。第1のデコーダ8で復調されたデータはD/A変換器11を介して出力端子12に映像信号及び音声信号として出力する。
図2は、録画の際における録画画質モードと記録容量について説明する図である。図において、「録画画質モード」は録画画質モードを示す。図に示すように記録容量が最も必要な高画質モードを(HG)、次に記録容量を必要とする標準画質モードを(SG)、次に記録容量を必要とする長時間画質モードを(LG)、最も記録容量を必要としないエコノミー画質モードを(EG)で表している。
なお、図中の4つの録画画質モードは近年のハードディスクを搭載した録画再生装置が有している一般的なモードである。図に示すように、高画質モードの場合には、最低の画質モード(エコノミー画質モード)に比較すると、約6.6倍(1÷0.15)の記録容量を必要としている。すなわち、高画質モードで1時間の記録容量があれば、エコノミー画質モードでは、6.6時間記録できることになる。本発明は、このような録画画質モードによる録画時間の差異に着目し、記録媒体の記録可能容量が限られている場合でも、可能な限り利用者が希望する画質モードで番組録画可能とするものである。
図1において、15は第2のデコーダであり、記録再生部6に記録された放送番組(記録データ)を第2のバッファメモリ13を介して取り込み、取り込んだ記録データをデコードして映像信号及び音声信号として出力する。14は第2のエンコーダであり、第2のデコーダ15の出力を取り込んだときの画質モード(第1の画質モード)よりも低画質の第2の画質モードで記録再生部6に記録する。
まず、放送番組を記録再生部6に記録する際のモードとして、高画質モード(HG)を選択しているものとする。前述のように、アンテナ1で受信した放送信号はチューナ2を介して、A/D変換器3に入力され、更に第1のエンコーダ4によりコード化して第1のバッファメモリ5に格納される。ここで、説明を簡略化するためチューナ2、A/D変換器3、第1のエンコーダ4、および第1のバッファメモリ5からなる経路を第1の信号経路と称する。
第2のデコーダ15は記録再生部6に記録されている放送番組を第2のバッファメモリ13を介して取り込み、前記取り込んだときの画質モード(第1の画質モード)よりも低画質の第2の画質モードで記録再生部6に記録する。すなわち画質モードを変更して録画し直すことになる。ここで、第2のデコーダ15、第2のエンコーダ14、および第2のバッファメモリからなる経路を第2の信号経路と称する。
第2の信号経路は、記録再生部6の再生信号を装置の外部に出力する経路が存在しないことから、この信号経路は第1の信号経路とは独立して動作することが可能である。すなわち第1の信号経路等による放送信号の記録再生とは独立して、記録再生部6に記録した信号を(画質モードを変更して)記録し直すことができる。
図3は、録画ファイルの詳細を説明する図である。図3では、全く録画されていない状態から、第1のエンコーダ4を使用して高画質モード(HG)で3つの番組を録画した状態を示している。図において、「バックアップ」は、第2のデコーダ15および第2のエンコーダ14を用いて低画質モードで記録し直したバックアップファイルファイルの有無を表す欄であり、バックアップファイルが存在する場合は「BK」、存在しない場合は「−」で表示する。「タイトル」は録画した番組のタイトルであり、例えば、電子番組表EPG(Electronic Program Guide)を利用して番組を録画する際に自動で入力されるタイトルを利用するとよい。「録画元」は録画した放送信号のチャンネル番号を示す。「録画画質モード」は録画する際の画質モード、「時間」は録画時間をそれぞれ表している。なお、「消去モード」については後述する。
図4は、番組予約画面を説明する図である。図において、「番号」は予約番号を示し、「録画日」は録画した日、「録画元」は録画した放送信号のチャンネル番号を示す。「開始」、「終了」はそれぞれ録画の開始、終了時刻を示す。また「バックアップ・録画モード」は、第2のデコーダ15および第2のエンコーダ14を用いて録画し直す際の録画モードを示している。即ち、同一番組をどの録画画質モードで録画し直しておくかの選択結果を示している。
また、番号欄が2の番組予約においては、「バックアップ・録画モード」欄をOFFに設定して、同一番組を録画し直さないように設定している。すなわち、全ての録画予約に対してバックアップファイルを作成するのではなく、利用者による選択を可能に設定して使い勝手を向上している。なお、「バックアップ・録画モード」の初期値をエコノミー画質モード「EG」に設定しておくことにより、より多くの放送番組を利用者が希望する高画質のモードで記録することが可能となる。
「消去モード」は、第2のデコーダ15および第2のエンコーダ14を用いて低画質モードで記録し直したバックアップファイルを作成するか否かを設定をする欄である。消去モードが「Back Up」に設定されている場合は、第2のデコーダ15および第2のエンコーダ14を用いて低画質モードで記録し直すこと(消去に際してはバックアップファイルを残して元の録画ファイルのみを消去する)を示し、消去モードが「消去」に設定されている場合は、バックアップファイルを作成しないこと、および記録媒体の記録領域が録画する番組に対して不足する場合には、「消去」に設定された録画ファイルが消去可能であることを示す。即ち、重要でない録画ファイルには「消去」を設定しておけば、番組録画する際に空き容量が不足すると、この「消去」の設定で録画された番組が優先的に消去されることになる。
次に、バックアップファイルの作成について説明する。バックアップファイルの作成の主たる目的は、同一番組をハードディスクの記録容量が少なくて済む低い録画画質モードで記録し直したファイルを作成することである。これにより記録再生部(ハードディスク)の記録容量が一杯になった際に、記録容量が大きい録画ファイルを削除(低画質モードで記録したファイルは残す)することにより、ディスクに空き容量を作成することができる。
図3に示す3つの番組を録画した後に、図4に示す番組予約にしたがって録画する例について説明する。まず、図1に示すシステム制御部9は時刻を監視し、装置全体の電源は省電力モードで動作している。図4に示す番組予約1の開始時間(20:00)になると、システム制御部9は装置全体の電源を立ち上げる。その後、番組予約されたチャンネル(CH8)にチューナ2を同調させ、A/D変換器3、第1のエンコーダ4、第1のバッファメモリ5を介して記録再生部6に放送番組を記録する。
システム制御部9は、図3に示す録画済み番組の一覧を検索し、「消去モード」が「Back Up」に設定されており、かつ、未だバックアップファイルが作成されていない録画ファイルの有無を判断する。図3の例では、3つの番組が全てがこれに該当するため、バックアップファイルの作成処理に入る。なお、バックアップファイルの作成処理と番組予約された前記放送番組の記録は並行して行うことができる。
バックアップファイルの作成に際して、システム制御部9はバッファメモリ制御部7を介して、記録再生部6から既に録画された番組(番組番号1)である例えば「新撰組」の録画データを 第2のバッファメモリ13に読み出し、読み出した録画データを第2のデコーダ15に送る。更に第2のデコーダ15から出力されたデータを第2のエンコーダ14に入力して、所定の画質モード(例えばエコノミー画質モード)のフォーマットに符号化し、第2のバッファメモリ13を介して記録再生部6に録画し直す。
このとき、バックアップするデータの録画画質モードは、前述のようにエコノミー画質モードと設定しておくと良い。例えば、既に録画された元の録画画質モードが高画質モードであり、バックアップファイルを作成するときの画質モードをエコノミー画質モードとした場合には、15%の記録容量で同一の番組を録画し直すことができる。
同様にして、番組番号2,3の番組「ニュースワールド」および「渡る世間」を記録再生部6に録画し直す。なお、バックアップファイルの作成には、利用者が映像信号等を視聴するわけではないので、高速に録画することが可能である。元の記録データの録画画質モードとバックアップファイルの録画画質モードの組み合わせにもよるが、録画し直す時間は、録画時間の数十倍速で行うことができる。このため、図3に示す3つの番組のバックファイルを作成するのに要する時間は、図4に示す番号1で予約された録画時間(録画開始時刻20:00から終了時刻21:00までの1時間)があれば、十分である。
このように装置の電源の投入されている時間に、バックアップファイルを作成することができるため、バックアップファイルを作成するための待ち時間を必要としない。また、予約タイマーによる番組の録画中にバックアップファイルを作成するので、消費電力を抑える上でも効果がある。なお、予約タイマーにより番組を録画する場合には、システム制御部9は電源が投入されている時間を認識することができる。このため、複数番組のバックアップファイルを作成する場合は、作成のために要する時間の概略を算出し、前記電源が投入されている時間内で録画し直せるファイル数だけバックアップファイルを作成すればよい。
以上では、予約タイマーによる録画が開始された直後にバックアップファイルの作成を開始する例を説明した。しかし、現在録画している番組が録画された後の空き容量が、残り少なくなったときに録画し直すように設定してもよい。なお、バックアップファイルを作成することは一見、空き容量を少なくする方向であるが、バックアップファイルの元の番組のファイル容量は、バックアップファイルの容量よりも多いので、バックアップファイルを残し、元の番組のファイルを消去することにより、結果的には、ハードディスクの空き容量を増やすことができる。
また、バックアップファイルの作成は、録画予約された時間が到来する直前に行うようにしても良い。例えば、2時間の番組をバックアップする場合には、バックアップファイルの容量にもよるが、記録媒体がハードディスクであるため、数分で終了する。従って、バックアップファイルを作成する時間を、予めシステム制御部9内の算出手段により、例えば第1の画質モードの映像信号を第2の画質モードで記録するに要する時間として算出し、算出した時間だけ録画予約された時間より早く装置の電源を立ち上げて、バックアップファイルを作成することができる。なお、この算出した時間は概略値であるため、この時間の5割増し程度の時間をバックアップファイルを作成する時間として設定することにより、録画予約した時間までにバックアップファイルの作成を終了することができる。また、前記算出する時間としてバックアップファイルを作成済みの録画番組を消去するための時間を含めることができる。
録画予約による録画以前にバックアップファイルを作成するメリットについて説明する。例えば、近年チューナを2個搭載してダブルで録画予約する装置が提供されている。このような装置では、同じ時間帯に録画が重なった場合、ハードディスクへの書き込み処理が密になる。このような状態において、更にバックアップファイルを作成するために、読み込みと書き込みが発生すると、記録再生部に多大な負荷をかけることになる。しかしながら、録画予約による録画開始以前にバックアップファイルを作成する場合には、バックアップファイルの作成と予約番組の録画の競合を回避することができるため、より安定した録画が可能となる。
図5は、録画ファイル16の例を示す図である。図5では、タイマー予約による録画およびバックアップファイルの作成を繰り返し行った後におけるバックアップファイル例を示している。なお、説明の便のため、番組1と2で一枠、番組3と4で一枠、番組5と6で一枠に区切っている。このように本実施形態では、特に指定しない限り、録画番組にペアとなるバックアップファイルを作成するため、ファイル数は2倍になってしまうが、記録媒体であるハードディスクの容量はバックアップファイルを記録しない場合と比較して15%を余計に消費するだけである。なお、バックアップファイルには、電子番組表により入力されたタイトルの後部に(BK)を付加して、利用者が意図的に録画した録画画質モードのファイルと区別できるようにしている。
なお、バックアップファイルの作成は、既に記録再生部6に記録されている番組を図1に示す第1のデコーダ8を使用し再生している期間に行うことも可能である。これにより、利用者は記録再生部6に記録された別の番組を視聴している間にバックアップファイルの作成を行うことができる。この場合には、例えば、所定の番組の再生を開始した後で、所定のボタンを操作する。これにより、この番組の(通常)再生が完了する時刻まで装置の電源遮断を禁止するように設定する。すなわち、現在の番組の再生中は装置の電源を確実に確保しておく。なお、番組の通常再生が完了する期間中には、電源が遮断されないようにするためには、早送り再生等の操作を禁止して再生時間が予定より短くならないように設定しておくことが望ましい。
ところで、前記番組予約等による録画あるいは手動操作による録画を繰り返し行うと、記録再生部6に記録された録画ファイルの容量が増大し、空き容量が不足する事態が発生する。
図5に示す例では、録画ファイル数は100個である。このうち、利用者が実際に録画したのは50個であり、残りの50個はバックアップファイルである。ここで、例えば、記録再生部6の空き容量が3分間の録画さえできない状態になったとする。この状態でタイマーによる番組予約をした場合について説明する。
まず、システム制御部9は、空き容量を確保するため、バックアップファイルを作成してある元のファイルがあるか否かをチェックする。チェックに際しては、録画日時順等に行うことができる。録画日時順にチェックする場合は、番号欄が1のタイトル「新撰組」が最初に該当するので、まずこれを消去する。これにより記録再生部の空き容量が確保されたか否かを判定する。ここでも空き容量が確保されない場合は、次の番号欄が3のタイトル「ニュースワールド」を削除する。ここで、空き容量が確保されれば、番組予約は可能となる。
なお、元の番組の消去が禁止されている番組については、消去の対象からは除外するとよい。また、バックアップファイルを作成した時点で元のファイルを消去するようにしてもよい。
このように、バックアップファイルが存在する元の番組に対してのみ消去動作を行って空き容量を確保するため、空き容量の不足により番組予約ができないとの不都合の発生を防止することができる。 .
以上では番組を予約する際に、記録再生部6の空き容量の状態を検出し、記録データを消去する例を説明したが、番組予約された時間になる直前にバックアップファイルを作成し、バックアップファイルを作成した元の番組に対して消去動作を行って空き容量を確保するようにしても良い。
以上では番組を予約する際に、記録再生部6の空き容量の状態を検出し、記録データを消去する例を説明したが、番組予約された時間になる直前にバックアップファイルを作成し、バックアップファイルを作成した元の番組に対して消去動作を行って空き容量を確保するようにしても良い。
前述の例ではバックアップファイルを作成する時間に余裕を持たせるため早めに装置の電源を投入し、バックアップファイルを作成したが、このときに、この作成したバックアップファイルに対応する元の番組を消去することも可能である。
以上説明したように、バックアップファイルの録画画質モードの設定によっては、画質は落ちるが、仮に一度も視聴していない録画したファイルが削除されたとしても、バックアップファイルが記録媒体には消去されずに残っているため、利用者はこれを再生して鑑賞することができる。
また、利用者が設定した録画画質モードが高画質モードであり、バックアップファイルを録画する第2のエンコーダでの録画画質モードがエコノミー画質モードであるとして、15%の記録容量で同一の番組が録画できるものとして説明したが、バックアップファイルの録画画質モードを良好にしたい場合には、より高い録画画質モードを選択すればよい。ただし、この場合はバックアップファイル作成のための必要な容量アップを考慮する必要がある。例えば、利用者設定の録画画質モードを高画質モード(HG)にし、バックアップファイルの録画画質モードを長時間画質モード(LG)に設定すれば、25%に記録容量が増加する。
また、本実施例では、利用者が設定した録画画質モードで録画するための第1のエンコーダ4からのデータと、バックアップファイル作成するための第2のエンコーダ14からのデータを同じ記録再生部6に記録したが、これらを別々の記録再生部に記録することができる。特に第2のエンコーダ14からのデータを記録する記録再生部の記録媒体を取り外し可能な構成とし、記録再生部の取り外し可能な記録媒体が一杯になった場合には、別の記録媒体と交換し、取り外した記録媒体をライブラリーとして利用することも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、番組を予約する際に記録媒体の記録可能容量が限られている場合でも、なるべく利用者が希望する画質モードで番組を録画することができる。また、記録媒体の空き容量が不足したときバックアップファイルが作成された番組のみを消去するので、利用者が録画した番組を視聴することができなくなくことを防止することができる。
なお、録画した番組を利用者が視聴したか否か(録画した番組が再生されたか否か)を検出する検出部を備え、利用者が録画した番組を再生した場合は、その番組のバックアップファイルを消去する構成としても良い。このことにより、視聴済の不要なバックアップファイルを自動的に消去することができるので、記録再生部の録画に必要な空き容量を増加させることができる。
1 アンテナ
2 チューナ
3 A/D変換器
4 第1のエンコーダ
5 第1のバッファメモリ
6 記録再生部
7 バッファメモリ制御部
8 第1のデコーダ
9 システム制御部
10 操作部
11 D/A変換器
12 出力端子
13 第2のバッファメモリ
14 第2のエンコーダ
15 第2のデコーダ
16 録画ファイル
2 チューナ
3 A/D変換器
4 第1のエンコーダ
5 第1のバッファメモリ
6 記録再生部
7 バッファメモリ制御部
8 第1のデコーダ
9 システム制御部
10 操作部
11 D/A変換器
12 出力端子
13 第2のバッファメモリ
14 第2のエンコーダ
15 第2のデコーダ
16 録画ファイル
Claims (9)
- 放送番組を選択して受信するチューナと、
前記チューナで受信した放送番組をコード化して記録再生部に予め設定した第1の画質モードで記録する第1のエンコーダと、
前記記録再生部に記録された放送番組をデコードして映像信号として出力する第1のデコーダと、
前記記録再生部に記録された放送番組をデコードして映像信号として出力する第2のデコーダと、
第2のデコーダの出力をコード化して前記第1の画質モードよりも低画質の第2の画質モードで記録再生部に記録する第2のエンコーダを備えたことを特徴とする記録再生装置。 - 請求項1記載の記録再生装置において、
前記第2のエンコーダは、前記第1のデコーダが前記記録再生部に記録された放送番組をデコードして映像信号として出力している期間に、前記第2のデコーダの出力をコード化して前記記録再生部に記録することを特徴とする記録再生装置。 - 請求項1記載の記録再生装置において、
前記第2のエンコーダは、前記第1のエンコーダが受信した放送番組をエンコードして映像信号として前記記録再生部に記録している期間に、前記第2のデコーダの出力をコード化して前記記録再生部に記録することを特徴とする記録再生装置。 - 請求項1記載の記録再生装置において、
前記第2のエンコーダは、前記第1のエンコーダが受信した放送番組をエンコードして映像信号として前記記録再生部に記録する時間よりも所定時間前から前記第2のデコーダの出力をコード化して前記記録再生部に記録することを特徴とする記録再生装置。 - 請求項4記載の記録再生装置において、前記所定時間は、第1の画質モードの映像信号を第2の画質モードで記録するに要する時間の推定値をもとに決定することを特徴とする記録再生装置。
- 請求項4記載の記録再生装置において、前記所定時間は、第1の画質モードの映像信号を第2の画質モードで記録するに要する時間の推定値および第1の画質モードで記録されたファイルの削除に要する時間の推定値をもとに決定することを特徴とする記録再生装置。
- 請求項1記載の記録再生装置において、
タイマ予約部を備え、該タイマ予約部は、前記チューナで受信した放送番組をコード化して前記記録再生部に記録する以前に、前記記録再生部を起動し、該記録再生部は、第1および第2の画質モードで記録されたファイルを共に蓄積した放送番組のうち第1の画質モードで記録されたファイルを削除することを特徴とする記録再生装置。 - 請求項1記載の記録再生装置において、
前記第2のデコーダおよび前記第2のエンコーダが動作している期間は前記記録再生装置の電源の遮断を禁止したことを特徴とする記録再生装置。 - 請求項5記載の記録再生装置において、
前記所定時間を、第1の画質モードの映像信号を第2の画質モードで記録するに要する時間として算出する算出手段を備えたことを特徴とする記録再生装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009021677A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Funai Electric Co Ltd | 記録装置 |
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2005
- 2005-02-01 JP JP2005025251A patent/JP2006217049A/ja active Pending
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