JP2002149418A - アプリケーションの移植方法、そのシステム、記憶媒体及びそのプログラム - Google Patents

アプリケーションの移植方法、そのシステム、記憶媒体及びそのプログラム

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JP2002149418A
JP2002149418A JP2001254227A JP2001254227A JP2002149418A JP 2002149418 A JP2002149418 A JP 2002149418A JP 2001254227 A JP2001254227 A JP 2001254227A JP 2001254227 A JP2001254227 A JP 2001254227A JP 2002149418 A JP2002149418 A JP 2002149418A
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善友 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なるプラットフォームへのアプリケーション
の移植方法に関し、GUI定義を利用して、移植先のG
UI定義を作成防止する。 【解決手段】移植元のアプリケーション(1)のGUI
定義ファイル(35)を使用して、メニューを表示し、
表示された状態から得られるGUI情報を追加した移植
先の環境におけるアプリケーションのGUI定義ファイ
ル(34)を作成するため、移植元のアプリケーション
のGUI定義から移植先アプリケーションのGUI定義
を自動作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1のプラットフォ
ームを使用して作成したアプリケーションプログラムを
他のプラットフォームに移植するアプリケーションの移
植方法、そのシステム、記憶媒体及びプログラムに関
し、特に、アプリケーションのGUI(グラフィカルユ
ーザーインタフェイス)のメニューデータを利用できる
ようにしたアプリケーションの移植方法、そのシステ
ム、記憶媒体及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来技術を説明するためのア
プリケーションの構造図である。1のOS(オペレーテ
イングシステム)のアプリケーションプログラム(以
下、アプリケーションという)は、そのまま他のOS環
境で使用できない。このアプリケーションを他のOS環
境で使用するため、他の環境に移植する必要がある。以
下、ワークステーション(WS)のUNIX(登録商
標)アプリケーションを、パソコン(PC)のWind
ows(登録商標)アプリケーションに移植する例で説
明する。
【0003】例えば、UNIX上で、X11/Moti
f(第1のプラットフォーム)120を使用して作成し
たUNIXアプリケーションプログラム100は、X1
1/Motif依存部分110を有する。一方、Win
dowsNTアプリケーションプログラム200は、W
indowsNT依存部分210を有する。
【0004】このUNIXアプリケーション100を、
WindowsNT(登録商標)に移植するには、次の
ような方法が利用されていた。 (1)アプリケーション100のX11/Motif依
存部分110を、全てWindowsNTに依存する機
能に書き換える。 (2)アプリケーション100はそのままで、X11/
Motif依存部分110を、WindowsNTに依
存する部分が動作するようにエミュレーションするツー
ル(プログラム)を利用する。
【0005】しかし、前者は、個々のアプリケーション
毎に、書き換える必要があり、移植するアプリケーショ
ンが複数ある場合は、書き換え量が大きくなる。又、後
者は、各利用者が、エミュレーションツールを購入する
必要がある他に、エミュレーションツールをアプリケー
ション実行時に常時起動しておく必要がある。更に、エ
ミュレーションツールに障害があった場合には、エミュ
レートできないか、エミュレートに時間がかかる。
【0006】このため、アプリケーションとプラットフ
ォームとの間を取り持つインタフェイス層を設け、アプ
リケーションは、そのインタフェイスを使用して作成す
ることにより、プラットフォームが変わっても、インタ
フェイス部分を書き換えるだけで、アプリケーションの
移植を行う方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】近年のアプリケー
ションは、ユーザーが利用しやすいように、GUI(グ
ラフィカルユーザーインタフェイス)を持つ。GUI
は、GUI定義により、所望のメニューを表示する。G
UI定義の内容は、使用しているGUIツールにより、
その内容が異なるため、移植元と移植先で使用するGU
Iツールが異なる場合には、メニューを作成する時に、
必要となる情報に過不足が生じ、移植先で正しいメニュ
ーの作成が困難となるという問題がある。
【0008】例えば、UNIX上で、X11/Moti
f(第1のプラットフォーム)120を使用して作成し
たUNIXアプリケーションプログラム100を、Wi
ndowsNT(第2のプラットフォーム)に移植する
場合には、X11/MotifのGUI定義では、メニ
ューの外枠の位置とサイズが定義されているだけであ
り、メニューを構成する各部品1つ1つの位置とサイズ
は定義されていない。しかし、WindowsNTでは、
メニューの中に配置された各部品を作成する場合は、部
品の位置と大きさが必要となる。
【0009】部品の位置とサイズ以外に、GUIを定義
する情報としては、色、フォント名、描画方向、配列、
陰影、ピクスマップ名、部品の親子関係(階層関係)、
部品の配置方法とサイズ変更時の振る舞い、部品の状態
(On/Off),スケール、テキスト部品等の部品自
身が持つ値、文字列等がある。
【0010】従来技術では、移植先でGUI定義情報が
不足する場合には、人手で入力する必要があり、その作
業には、多大な工数を必要とするという問題があった。
【0011】従って、本発明の目的は、移植元で作成さ
れたアプリケーションプログラムのGUI定義を移植先
で利用して、同一メニューを生成するためのアプリケー
ションの移植方法、そのシステム、記憶媒体及びプログ
ラムを提供するにある。
【0012】又、本発明の他の目的は、少ない工数でア
プリケーションプログラムを移植するためのアプリケー
ションの移植方法、そのシステム、記憶媒体及びプログ
ラムを提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的の達成のため、
本発明のアプリケーション移植方法は、移植元の環境に
おいて、移植元のアプリケーションのGUI定義ファイ
ルを使用して、メニューを表示して状態を確認するステ
ップと、表示された状態から得られるGUI情報を追加
した前記移植先の環境におけるアプリケーションのGU
I定義ファイルを作成するステップとを有する。
【0014】本発明では、移植元のアプリケーションの
GUI定義ファイルを使用して、メニューを表示し、表
示された状態から得られるGUI情報を追加した移植先
の環境におけるアプリケーションのGUI定義ファイル
を作成するため、移植元のアプリケーションのGUI定
義から移植先アプリケーションのGUI定義を自動作成
することができる。
【0015】又、本発明では、好ましくは、移植元の環
境におけるアプリケーションのインタフェイス層を、前
記作成されたGUI定義ファイルを読み込むように、書
き換え、前記移植先の環境におけるアプリケーションに
移植するステップを更に有することにより、容易に移植
先アプリケーションで作成されたGUI定義を使用し
て、メニューを表示できる。
【0016】更に、本発明では、好ましくは、前記作成
ステップは、前記移植元のアプリケーションのGUI定
義ファイルを使用して、作成したメニューを表示しうる
前記移植先の環境におけるアプリケーションのGUI定
義ファイルを作成するステップからなることにより、メ
ニュー内容の全体を移植できる。
【0017】更に、本発明では、好ましくは、前記確認
ステップは、前記メニューの親ウィンドウから順次子ウ
ィンドウを辿っていき、それぞれのウィンドウの表示状
態における位置とサイズを取り出すステップからなり、
前記作成ステップは、前記取り出した位置とサイズを出
力して、前記GUI定義ファイルを作成するステップか
らなることにより、ウィンドウ階層を利用して、少ない
工数でGUI定義を自動移植できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態の
アプリケーション移植方法の説明図、図2は、図1のイ
ンタフェイス層の構成図、図3及び図4は、図1のイン
タフェイス層の説明図である。
【0019】図1は、UNIXアプリケーション10−
1〜10−nを、WindowsNTに移植する例を示
す。図1に示すように、UNIX上で、X11/Mot
if(第1のプラットフォーム)12を使用して作成し
たUNIXアプリケーションプログラム10−1〜10
−nのX11/Motif依存部分を、複数のアプリケ
ーションから共通に使用できるように、部品化(ライブ
ラリ)されたインタフェイス層11で構成した。
【0020】そして、UNIXアプリケーション10を
WindowsNTに移植するには、X11/Moti
f依存部分のインタフェイス層11を、Windows
NTのインタフェイス層13に作り変える。このインタ
フェイス層13を、プラットフォーム非依存部と、プラ
ットフォーム依存部に分け、プラットフォーム依存部
は、WindowsNT依存機能を使用し、プラットフ
ォーム非依存部は、WindowsNTのため、書き換
える。
【0021】図2は、書き換えられたWindowsNT
アプリケーションプログラム10のインタフェイス層1
3の構成図である。図2に示すように、インタフェイス
層13は、WindowsNT依存のプラットフォーム
依存部15と、WindowsNTのため作成されたプ
ラットフォーム非依存部16からなる。
【0022】プラットフォーム依存部分15は、図形を
描画する図形描画部20と、メニューを作成するメニュ
ー作成部21と、キーボード、マウス32からのイベン
トを読み込む、イベント読込部22とからなり、Win
dowsNT依存機能を利用する。
【0023】プラットフォーム非依存部分16は、GU
I定義ファイル34からGUI情報を読み込むGUI管
理部24と、イベント読込部22のイベントを解析する
イベント管理部27と、アプリケーション本体10,イ
ベント管理部27の指定するメニューを解析し、GUI
情報を読み込むメニュー管理部25と、アプリケーショ
ン本体10,イベント管理部27の指定する図形を解析
する図形管理部26とからなり、WindowsNTに
依存しない。
【0024】図3及び図4は、図1及び図2のインター
フェイス層11、13の説明図である。図3は、アプリ
ケーション10がリスト作成(gtXCreateLi
st( ))を指示した時のメニュー作成時のインター
フェイス層11、13の処理の説明図である。図3に示
すように、アプリケーション10がリスト作成を指示し
た場合、UNIXアプリケーション10のインタフェイ
ス層11では、Motifリスト作成関数を呼び出し
(XmCreateList())、Motifリスト
作成関数は、GUI定義ファイル35のリスト情報(詳
細は、図9で後述する)からMotifリストを作成す
る。
【0025】一方、アプリケーション10がリスト作成
を指示した場合、WindowsNTアプリケーション
10のインタフェイス層13では、GUI定義ファイル
34のGUI情報を読み出し、Windowsリスト作
成関数を呼び出し(CreateWindow(Lis
tBox,サイズ))、フォントを指定(SendMe
ssage(WM#SETFONT)する。即ち、Win
dowsリスト作成関数に位置とサイズ、フォントを指
定する。Windowsリスト関数は、位置、サイズ、
フォントを利用してWindowsリストを作成する。
【0026】このように、メニューの作成には、Win
dowsアプリケーションでは、GUI情報(位置、サ
イズ、フォント)が必要であり、且つインタフェイス層
13に、これを読み込む機能が必要である。
【0027】次に、図形描画を図4により、説明する。
図4に示すように、アプリケーション10が円の作成を
指示した場合、UNIXアプリケーション10のインタ
フェイス層11では、図形属性を設定し(XChang
eGC( )),円描画関数を呼び出し(XDrawC
ircle( ))、X11の円描画関数は、ウィンド
ウに円を描画する。
【0028】一方、アプリケーション10が円の作成を
指示した場合、WindowsNTアプリケーション1
0のインタフェイス層13では、ペンとブラシを設定し
(CreatePen( ),CreateBrush
( ))、円描画関数を呼び出し(Ellispe
( ))、Windowの円描画関数は、ウィンドウに
円を描画する。
【0029】このように、インタフェイス層を書き換え
る。
【0030】次に、前述のように、X11/Motif
のGUI定義では、メニューの外枠の位置とサイズが定
義されているだけであり、メニューを構成する各部品1
つ1つの位置とサイズは定義されていない。しかし、W
indowsNTでは、メニューの中に配置された各部品
を作成する場合は、部品の位置と大きさが必要となる。
本発明では、X11/MotifのGUI定義をそのま
ま用いて、WindowsNTの部品(メニューのリス
ト等)の位置、サイズ情報を追加する。
【0031】図5は、本発明の一実施の形態のGUI変
換ツールの構成図、図6は、図5の変換プログラムの処
理フロー図、図7は、その変換動作説明図、図8は、変
換メニュー例の説明図、図9は、X11/Motifで
のGUI定義の説明図、図10は、これを変換したWi
ndowsNTでのGUI定義の説明図である。
【0032】図5に示すように、UNIX環境における
入出力関係は、X11/MotifのGUI定義35を
用いて、UNIXアプリケーション10が表示装置1
に、メニュー、図形を表示する。WindowsNT環
境における入出力関係は、GUI定義34を用いて、W
indowsNTアプリケーション10が表示装置2
に、メニュー、図形を表示する。
【0033】GUI定義変換プログラム4は、UNIX
環境において、X11/MotifのGUI定義35を
用いて、X11/MotifのGUI定義に不足してい
る部品(メニューのリスト等)の位置、サイズを追加
し、GUI定義ファイル34を作成する。
【0034】具体的には、GUI定義35を読み込んで
作成したメニューは、親ウィンドウを頂点にして、子ウ
ィンドウが階層的に順次配置されているため、一番上の
親ウィンドウから順次子ウィンドウを辿ることができ
る。そこで、全てのウィンドウを辿っていき、それぞれ
のウィンドウの表示状態における位置とサイズを取り出
し、GUI定義の記述形式に従って出力することによ
り、位置とサイズが入ったGUI定義ファイル34を生
成する。
【0035】より具体的に、図7及び図8を用いて、図
6によりGUI定義変換プログラム4を説明する。
【0036】(S10)表示装置5で変換指示された変
換指示ファイルを読み込む。
【0037】(S11)GUI定義情報をファイル35
から読み込む。
【0038】(S12)読み込んだGUI情報を使用し
て、指示されたメニューを作成して表示する。即ち、表
示装置5の指示により、最上位のウィンドウを、読み込
んだGUI情報を用いて作成し、表示する。表示装置5
のマウスでサイズを調整する。この最上位ウインドウの
GUI情報を格納する。リソース内の下位ウィンドウ指
定情報を取り出す。下位ウィンドウ指定の有無を確認す
る。無い場合には、ステップS13に進む。一方、有る
場合には、下位ウィンドウを読み込んだGUI情報を用
いて作成し、表示する。表示装置5のマウスでサイズを
調整する。この下位ウインドウのGUI情報を格納す
る。これを繰り返す。
【0039】図8のX11/Motifのメニュー60
は、図7に示すように、最上位ウィンドウ50から順次
ウィンドウが最下位ウィンドウ54〜58に階層化され
ている。従って、最上位ウィンドウ50から最下位ウィ
ンドウ58まで辿って表示していくことにより、各ウィ
ンドウのGUI情報(メニュー)が取得できる。
【0040】(S13)次に、確認用メッセージダイア
ログを表示し、応答を待つ。
【0041】(S14)メッセージダイアログからの応
答を調べる。NGなら、ステップS16に進む。
【0042】(S15)メッセージダイアログがOKな
ら、取得したメニュー情報をGUI定義情報に変換す
る。即ち、メニューの最上位ウィンドウのGUI情報を
取り出し、GUI定義ファイル34に書き込む。下位ウ
ィンドウの有無を確認する。無い場合には、ステップS
16に進む。一方、有る場合には、下位ウィンドウのG
UI情報を取り出し、GUI定義ファイル34に書き込
む。これを繰り返す。
【0043】(S16)作成したメニューを削除して、
終了する。
【0044】図9は、X11MotifのGUI定義例
であり、図10は、これから作成した位置とサイズを追
加したGUI定義である。図9のX11/Motifの
GUI定義では、メニューの外枠の位置とサイズ(x,
y,width,height)が定義されているだけ
であり、メニューを構成する各部品(menu,rc
6,txt6,list7,scale7)の1つ1つ
の位置とサイズは定義されていない。
【0045】図10のWindowsNTのGUI定義で
は、メニューの外枠の位置とサイズ(x,y,widt
h,height)が定義されている他に、メニューを
構成する各部品(menu,rc6,txt6,lis
t7,scale7)の1つ1つの位置とサイズが定義
されている。
【0046】このようにして、X11/MotifのG
UI定義35を用いて、X11/MotifのGUI定
義に不足している部品(メニューのリスト等)の位置、
サイズを追加し、GUI定義ファイル34を作成するこ
とができる。
【0047】又、GUI定義35を読み込んで作成した
メニューが、親ウィンドウを頂点にして、子ウィンドウ
が階層的に順次配置されているため、一番上の親ウィン
ドウから順次子ウィンドウを辿り、それぞれのウィンド
ウの表示状態における位置とサイズを取り出し、GUI
定義の記述形式に従って出力することにより、位置とサ
イズが入ったGUI定義ファイル34を自動生成でき
る。
【0048】上述した実施の形態では、X11/Mot
ifを使用したUNIXアプリケーションから、WIN
32APIを使用したWindowsアプリケーション
への移植を例に説明したが、GUI定義情報を表示した
状態から取得できる他のGUIツール及び各種OSの組
み合わせの相互間での移植に適用できる。例えば、GU
Iツールとして、X11/Motif、WIN32AP
Iの他に、X/View(OpenWindow),S
unView,Java等にも適用でき、移植の対象と
なるOSとして、UNIX(Solaris,Free
BSD,Linux),Windows(NT/95/
98/2000),MacOS,OS/2等にも適用で
きる。
【0049】以上、本発明を、実施の形態で説明した
が、本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形が可能
であり、これらを本発明の技術的範囲から排除するもの
ではない。
【0050】(付記1)移植元の環境におけるアプリケ
ーションを、移植先の環境におけるアプリケーションに
移植する方法において、前記移植元の環境において、前
記移植元のアプリケーションのGUI定義ファイルを使
用して、メニューを表示して状態を確認するステップ
と、前記表示された状態から得られるGUI情報を追加
した前記移植先の環境におけるアプリケーションのGU
I定義ファイルを作成するステップとを有することを特
徴とするアプリケーションの移植方法。
【0051】(付記2)前記移植元の環境におけるアプ
リケーションのインタフェイス層を、前記作成されたG
UI定義ファイルを読み込むように、書き換え、前記移
植先の環境におけるアプリケーションに移植するステッ
プを更に有することを特徴とする付記1のアプリケーシ
ョンの移植方法。
【0052】(付記3)前記作成ステップは、前記移植
元のアプリケーションのGUI定義ファイルを使用し
て、作成したメニューを表示しうる前記移植先の環境に
おけるアプリケーションのGUI定義ファイルを作成す
るステップからなることを特徴とする付記1のアプリケ
ーションの移植方法。
【0053】(付記4)前記確認ステップは、前記メニ
ューの親ウィンドウから順次子ウィンドウを辿ってい
き、それぞれのウィンドウの表示状態における位置とサ
イズを取り出すステップからなり、前記作成ステップ
は、前記取り出した位置とサイズを出力して、前記GU
I定義ファイルを作成するステップからなることを特徴
とする付記1のアプリケーション移植方法。
【0054】(付記5)前記移植元の環境がUNIXO
Sであり、前記移植先の環境がWindowsOSであ
ることを特徴とする付記1のアプリケーション移植方
法。
【0055】(付記6)移植元の環境におけるアプリケ
ーションを、移植先の環境におけるアプリケーションに
移植するシステムにおいて、前記移植元のアプリケーシ
ョンのGUI定義ファイルと、表示装置と、前記移植元
の環境において、前記移植元のアプリケーションのGU
I定義ファイルを使用して、メニューを表示して状態を
確認し、前記表示された状態から得られるGUI情報を
追加した前記移植先の環境におけるアプリケーションの
GUI定義ファイルを作成する作成部とを有することを
特徴とするアプリケーションの移植システム。
【0056】(付記7)作成部は、前記移植元の環境に
おけるアプリケーションのインタフェイス層を、前記作
成されたGUI定義ファイルを読み込むように、書き換
え、前記移植先の環境におけるアプリケーションに移植
することを特徴とする付記6のアプリケーションの移植
システム。
【0057】(付記8)前記作成部は、前記移植元のア
プリケーションのGUI定義ファイルを使用して、作成
したメニューを表示しうる前記移植先の環境におけるア
プリケーションのGUI定義ファイルを作成することを
特徴とする付記6のアプリケーション移植システム。
【0058】(付記9)前記作成部は、前記メニューの
親ウィンドウから順次子ウィンドウを辿っていき、それ
ぞれのウィンドウの表示状態における位置とサイズを取
り出し、前記取り出した位置とサイズを出力して、前記
GUI定義ファイルを作成することを特徴とする付記6
のアプリケーション移植システム。
【0059】(付記10)前記移植元の環境がUNIX
OSであり、前記移植先の環境がWindowsOSで
あることを特徴とする付記6のアプリケーション移植シ
ステム。
【0060】
【発明の効果】移植元のアプリケーションのGUI定義
ファイルを使用して、メニューを表示し、表示された状
態から得られるGUI情報を追加した移植先の環境にお
けるアプリケーションのGUI定義ファイルを作成する
ため、移植元のアプリケーションのGUI定義から移植
先アプリケーションのGUI定義を自動作成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のアプリケーン移植方法
の説明図である。
【図2】図1のインタフェイス層の構成図である。
【図3】メニュー指定時の図2のインタフェイス層の説
明図である。
【図4】図形描画時の図2のインタフェイス層の説明図
である。
【図5】図2のGUI定義変換システムの構成図であ
る。
【図6】図5のGUI定義変換プログラムの処理フロー
図である。
【図7】図6のGUI定義の階層構造図である。
【図8】図7のGUI定義のメニュー例の説明図であ
る。
【図9】図5のX11/MotifでのGUI定義の説
明図である。
【図10】図9のGUI定義を変換したWindows
NTのGUI定義の説明図である。
【図11】従来のアプリケーション移植方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1、2、5 表示装置 4 GUI定義変換プログラム 10 アプリケーションプログラム 11 インタフェイス層 12 第1のプラットフォーム 13 変換されたインタフェイス層 14 第2のプラットフォーム 15 プラットフォーム依存部分 16 プラットフォーム非依存部分 34 第1のプラットフォームのGUI定義ファイル 35 第2のプラットフォームのGUI定義ファイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移植元の環境におけるアプリケーション
    を、移植先の環境におけるアプリケーションに移植する
    方法において、 前記移植元の環境において、前記移植元のアプリケーシ
    ョンのGUI定義ファイルを使用して、メニューを表示
    して状態を確認するステップと、 前記表示された状態から得られるGUI情報を追加した
    前記移植先の環境におけるアプリケーションのGUI定
    義ファイルを作成するステップとを有することを特徴と
    するアプリケーションの移植方法。
  2. 【請求項2】前記移植元の環境におけるアプリケーショ
    ンのインタフェイス層を、前記作成されたGUI定義フ
    ァイルを読み込むように、書き換え、前記移植先の環境
    におけるアプリケーションに移植するステップを更に有
    することを特徴とする請求項1のアプリケーションの移
    植方法。
  3. 【請求項3】前記作成ステップは、 前記移植元のアプリケーションのGUI定義ファイルを
    使用して、作成したメニューを表示しうる前記移植先の
    環境におけるアプリケーションのGUI定義ファイルを
    作成するステップからなることを特徴とする請求項1の
    アプリケーションの移植方法。
  4. 【請求項4】前記確認ステップは、 前記メニューの親ウィンドウから順次子ウィンドウを辿
    っていき、それぞれのウィンドウの表示状態における位
    置とサイズを取り出すステップからなり、 前記作成ステップは、 前記取り出した位置とサイズを出力して、前記GUI定
    義ファイルを作成するステップからなることを特徴とす
    る請求項1のアプリケーション移植方法。
  5. 【請求項5】移植元の環境におけるアプリケーション
    を、移植先の環境におけるアプリケーションに移植する
    システムにおいて、 前記移植元のアプリケーションのGUI定義ファイル
    と、 表示装置と、 前記移植元の環境において、前記移植元のアプリケーシ
    ョンのGUI定義ファイルを使用して、メニューを表示
    して状態を確認し、前記表示された状態から得られるG
    UI情報を追加した前記移植先の環境におけるアプリケ
    ーションのGUI定義ファイルを作成する作成部とを有
    することを特徴とするアプリケーションの移植システ
    ム。
  6. 【請求項6】移植元の環境におけるアプリケーション
    を、移植先の環境におけるアプリケーションに移植する
    プログラムであって、 前記移植元の環境において、前記移植元のアプリケーシ
    ョンのGUI定義ファイルを使用して、メニューを表示
    して状態を確認させるプログラムデータと、 前記表示された状態から得られるGUI情報を追加した
    前記移植先の環境におけるアプリケーションのGUI定
    義ファイルを作成するプログラムデータとを有すること
    を特徴とするプログラム。
  7. 【請求項7】移植元の環境におけるアプリケーション
    を、移植先の環境におけるアプリケーションに移植する
    プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記移植元の環境において、前記移植元のアプリケーシ
    ョンのGUI定義ファイルを使用して、メニューを表示
    して状態を確認させるプログラムデータと、 前記表示された状態から得られるGUI情報を追加した
    前記移植先の環境におけるアプリケーションのGUI定
    義ファイルを作成するプログラムデータとを記憶したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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