JP2007052689A - 制御装置 - Google Patents

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Takenori Kasahara
武則 笠原
Makoto Ogura
小倉  真
Masamitsu Kobayashi
正光 小林
Masakazu Ishikawa
雅一 石川
Akira Bando
阪東  明
Hiromichi Endo
浩通 遠藤
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Abstract

【課題】
誤ったアドレスへデータを書き込む前にアドレス線の故障をも検出することのでき、信頼性の向上した制御装置を提供することにある。
【解決手段】
システム制御回路120は、メモリ140にデータを転送してメモリ140の指定されたアドレスにデータを書き込み、また、メモリ140の指定されたアドレスからデータを読み出す。メモリ制御装置130のアドレス誤り検出回路134は、メモリ140に対して指定したアドレスの誤りを検出する。制御回路136は、指定したアドレスが正しい時に、メモリ140に対するデータ転送を許可する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、データ転送を行う制御装置に係り、特に、データ格納手段に対するデータ書き込み時に用いるに好適な制御装置に関する。
従来の制御装置におけるデータリード/ライトにおいては、例えば、特開平5−88992号公報に記載のように、メモリとのデータ転送においてライト時にライトデータに誤り制御用冗長ビット(ECCデータ)を付加してメモリに書き込み、リード時にデータとともに誤り制御用冗長ビット(ECCデータ)をメモリより読み出し、誤り検出修正回路(ECC回路)において誤り制御用冗長ビット(ECCデータ)を利用してデータの誤り検出・修正を行う。ここで、誤り制御用冗長ビット(ECCデータ)を格納するアドレスを指示するための誤り制御用冗長ビット専用のECCアドレス制御回路を設けることにより、アドレス線の故障が発生し、誤ったアドレスよりデータもしくはECCデータが読み出されたことを検出するようにしている。
特開平5−88992号公報
特開平5−88992号公報記載の方式では、読み出したデータが正しいアドレスから読み出されたことを確認することはできるが、データ書き込み時に誤ったアドレスへデータを書き込んでしまうことを防止できないという問題があった。ここで、誤ったアドレスへデータを書き込むことで、既に書き込んであったデータを破壊したり、書き込んだと思っているデータと違うデータが読み出されることになる。
本発明の目的は、誤ったアドレスへデータを書き込む前にアドレス線の故障をも検出することのでき、信頼性の向上した制御装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、格納手段にデータを転送して前記格納手段の指定されたアドレスにデータを書き込み、また、前記格納手段の指定されたアドレスからデータを読み出す制御装置であって、前記格納手段に対して指定したアドレスの誤りを検出するアドレス誤り検出手段と、前記指定したアドレスが正しい時に、前記格納手段に対するデータ転送を許可する制御手段とを備えるようにしたものである。
かかる構成により、誤ったアドレスへデータを書き込む前にアドレス線の故障をも検出することのでき、信頼性の向上し得るものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記アドレス誤り検出手段は、前記格納手段に対して指定したアドレスと、前記格納手段から得られる指定されたアドレスを比較して、不一致のとき、アドレス誤りと検出するようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記アドレス誤り検出手段は、指定したアドレスが誤っていると判定されたとき、その旨を報告するようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記アドレス誤り検出手段は、全ビットが一定時間以上正しくないとき、アドレス誤りと検出するようにしたものである。
本発明によれば、誤ったアドレスへデータを書き込む前にアドレス線の故障をも検出することのでき、信頼性を向上することができる。
以下、図1〜図4を用いて、本発明の一実施形態による制御装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による制御装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による制御装置の全体構成を示すシステムブロック図である。
制御装置は、CPU100と、I/O200A,…,200Nから構成される。CPU100は、演算器110と、システム制御回路120と、メモリ制御回路130と、メモリ140とから構成される。演算器110は、所定のプログラムに従って、所定の演算を実行する。システム制御回路120は、演算器110による演算結果のデータを、メモリ制御回路130を介して、メモリ140に格納したり、I/O200A,…,200Nに出力(格納)する。すなわち、メモリ140やI/O200A,…,200Nがデータの格納手段に相当する。また、システム制御回路120は、メモリ140に格納されたデータを、メモリ制御回路130を介して読み出したり、I/O200A,…,200Nから読み出す。メモリ制御回路130は、システム制御回路120からの指令に基づいて、メモリ140の中の所定のアドレスにデータを書き込んだり、所定のアドレスからデータを読み出す。
次に、図2を用いて、本実施形態による制御装置に用いるメモリ制御回路の構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による制御装置に用いるメモリ制御回路の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
メモリ制御回路130は、アドレス制御回路132と、アドレス誤り検出回路134と、制御回路136と、データ制御回路138とから構成される。
アドレス制御回路132は、システム制御120から指示されたデータ転送アドレスをアドレスバスAD1を通して、メモリ140へ出力すると同時に、アドレス誤り検出回路134へも出力する。ここで、アドレスバスAD1は、パラレルである。
アドレス誤り検出回路134は、アドレスバスAD1を通して入力されたアドレスと、メモリ140から誤り検出用アドレスバスAD2を通して入力されたアドレスが一致しているかを確認し、結果をシステム制御回路120と制御回路136に報告する。システム制御回路120には、両者のアドレスが不一致の場合、不一致報告がなされる。
ここで、アドレスバスAD1は、メモリ140の接続部C1を介して、メモリ140の内部のアドレスバスに接続されている。また、アドレスバスAD2は、メモリ140の接続部C2を介して、メモリ140の内部のアドレスバスに接続されている。ここで、接続部C1,C2は、コネクタなどである。アドレスバスAD1は、コネクタの端子にハンダ付け等で接続されている。また、メモリ140の接続用ピンがコネクタの端子に挿入される。ここで、アドレスバスAD1とコネクタの端子のハンダ接続部に熱ストレス等が加わると、この接続部における断線等が生じることがある。その場合、アドレス制御回路132からアドレスバスAD1に出力されたパラレルのアドレスデータの内、断線の生じた接続部に該当するビット位置のデータが正しくメモリ140の内部のアドレスバスに伝達されないことになり、誤ったアドレスがメモリ140に伝達されることになる。アドレスバスAD2は、メモリ140の内部のアドレスバスに接続されているため、アドレスバスAD1のデータと、アドレスバスAD2のデータを比較することで、アドレス制御回路132からメモリ140に正しいアドレスデータが伝達されたか否かを判定することができる。
制御回路136は、アドレス誤り検出回路134でアドレスが一致しているとが確認された時のみ、メモリ140のライトイネーブル端子WEにライト許可信号を出力し、データ転送処理を開始する。アドレス誤り検出回路134でアドレスが不一致と確認された場合は動作しない。
データ制御回路138は、制御回路136が動作したときのみ、データバスDBから、メモリ140のデータを書き込む。
また、データリード時にも、同様に、アドレス誤り検出回路134が動作し、アドレス誤りが検出されない場合には、制御回路136は、メモリ140の アウトプットイネーブル端子OEにリード許可信号を出力し、データ転送処理を開始する。アドレス誤り検出回路134でアドレスが不一致と確認された場合は動作しない。
データ制御回路138は、制御回路136が動作したときのみ、データバスDBから、メモリ140のデータを読み出して、システム制御回路120に出力する。
なお、メモリ140のチップセレクト端子CSは、複数のメモリチップが用いられる場合に、それらの複数のメモリチップの中から、所定のチップを選択するために用いられる。
次に、図3を用いて、本実施形態による制御装置におけるデータライト時の制御動作について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による制御装置におけるデータライト時の制御動作を示すフローチャートである。
ステップs10において、アドレス制御回路132からメモリ140にアドレスデータを出力する。
次に、ステップs12において、アドレス誤り検出回路134は、アドレス制御回路132から出力されたアドレスデータと、メモリ140から出力されたアドレスデータを比較し、両者が一致しているか否かを判定する。一致しているときはステップ14に進み、不一致の時はステップs16に進む。
次に、ステップs14において、制御回路136は、アドレス誤り検出回路134でアドレスが一致しているとが確認された時は、メモリ140のライトイネーブル端子WEに対して、書き込み許可信号を出力することで、メモリ140に対し、データ転送処理を開始する。システム制御回路120から送られた書き込みデータは、データ制御回路138によって制御され、メモリ140のデータバスDBから入力して、アドレスバスAD1で指定されたアドレスにデータが書き込まれる。
アドレス誤り検出回路134でアドレスが不一致と確認された場合は、ライトイネーブル端子WEに対して、書き込み許可信号を出力しないので、書き込み動作は実行されないことになる。
また、アドレス誤り検出回路134でアドレスが不一致と確認された場合は、ステップs16において、制御回路136は、システム制御回路120に対してアドレス不一致報告を送信する。
次に、図4を用いて、本実施形態による制御装置におけるデータリード時の制御動作について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による制御装置におけるデータリード時の制御動作を示すフローチャートである。
ステップs20において、アドレス制御回路132からメモリ140にアドレスデータを出力する。
次に、ステップs22において、アドレス誤り検出回路134は、アドレス制御回路132から出力されたアドレスデータと、メモリ140から出力されたアドレスデータを比較し、両者が一致しているか否かを判定する。一致しているときはステップ14に進み、不一致の時はステップs26に進む。
次に、ステップs24において、制御回路136は、アドレス誤り検出回路134でアドレスが一致しているとが確認された時は、アウトプットイネーブル端子OEにリード許可信号を出力する。これによって、データ制御回路138は、データバスDBから、アドレスバスAD1で指定されたアドレスからデータが読み出される。データ制御回路138は、メモリ140のデータバスDBから出力したデータを読み出して、システム制御回路120に出力する。
アドレス誤り検出回路134でアドレスが不一致と確認された場合は、アウトプットイネーブル端子OEにリード許可信号を出力しないので、読み出し動作は実行されないことになる。
また、アドレス誤り検出回路134でアドレスが不一致と確認された場合は、ステップs26において、制御回路136は、システム制御回路120に対してアドレス不一致報告を送信する。
なお、以上の説明では、アドレスバスとデータバスが個別に設けられている場合であるが、同一のバスに対して、時分割でアドレスとデータをリードライトする場合には、全ビットが一定時間以上正しいことを確認することで、指定したアドレスが正しいことを確認することができる。なお、このとき、全ビットが一定時間以上正しいことを確認する場合には、出力したアドレスとメモリまたはI/Oを経由して返ってきたアドレスがバスラインの長さ、負荷による遅延分以上の時間一致していること確認することで、遅延による影響を除去して、アドレスの一致不一致を正確に判定することができる。
また、以上の説明は、メモリに対するデータのリードライト時に関してであるが、I/O200に対してデータをリードライとするときにも、同様にして、アドレス誤りを検出することができる。
以上説明したように、本実施形態においては、アドレス誤り検出回路134を設けているため、アドレス線の故障が発生し、誤ったアドレスがアドレス誤り検出回路134に入力された場合、アドレス誤り検出回路134により読み書き支持されたアドレスと不一致となり、故障が発生したことを検出することができる。
次に、図5を用いて、本発明の他の実施形態による制御装置の構成及び動作について説明する。なお、本実施形態による制御装置の全体構成は、図1に示したものと同様である。
図5は、本発明の他の実施形態による制御装置に用いるメモリ制御回路の構成を示すブロック図である。なお、図1,図2と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、メモリ140Aの内部には、アドレス用メモリ142と、データ用メモリ144を備えている。データ用メモリ144は、ECCを含むものである。
メモリ140Aの初期化時に、アドレス用メモリ142に対してアドレスデータを書き込む。データ用メモリ144にデータを書き込む際には、アドレス誤り検出回路134は、アドレス用メモリ142からアドレスを読み出し、そのアドレスがアドレス制御回路132からメモリ140に出力された書き込みしたいアドレスと一致しているか否かを判定し、一致している場合には制御回路136に一致信号を出力することで、制御回路136はライトイネーブル端子WEにライト許可信号を出力し、データ用メモリ144の該当するアドレスにデータバスDBから入力したデータを書き込むようにする。
以上説明したように、本実施形態においても、アドレス誤り検出回路134を設けているため、アドレス線の故障が発生し、誤ったアドレスがアドレス誤り検出回路134に入力された場合、アドレス誤り検出回路134により読み書き支持されたアドレスと不一致となり、故障が発生したことを検出することができる。
次に、図6を用いて、本発明のその他の実施形態による制御装置の構成及び動作について説明する。なお、本実施形態による制御装置の全体構成は、図1に示したものと同様である。
図6は、本発明の他の実施形態による制御装置に用いるI/Oバス制御回路の構成を示すブロック図である。なお、図1,図2と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、システム制御回路120Aは、I/O制御回路121の他に、アドレス制御回路122と、アドレス誤り検出回路123と、制御回路124と、データ制御回路125とを備えている。また、システム制御回路120のピン数を節約するために、アドレスラッチ回路150を設ける。
アドレス制御回路122は、I/O制御回路121から指示されたデータ転送アドレスをアドレスバスAD4を通して、アドレスラッチ回路150へ出力し、I/O制御回路121から指示されたデータ転送アドレスをラッチする。その後、アドレスラッチ回路150にラッチされたアドレスは、アドレスバスAD5を通して、I/Oバス160に出力すると同時に、アドレス誤り検出回路123に出力する。
アドレス誤り検出回路123は、アドレスバスAD3を通して入力されたアドレスとアドレスラッチ回路150からアドレスバスAD5を通して入力されたアドレスが一致しているかを確認し、結果をI/O制御回路121と制御回路124へ報告する。I/O制御回路121には、両者のアドレスが不一致の場合、不一致報告がなされる。
ここで、アドレスバスAD5は、I/Oバス160の接続部を介して複数のI/Oが接続されている。接続部はコネクタなどでありハンダ等の異物による短絡が生じることがある。また、I/Oバス160に接続されているI/Oモジュール200A〜200Nのいずれかまたは複数でアドレスが接続されているICの故障等により信号レベルが固着してしまうことがある。その場合、アドレスバスAD4に出力されたアドレスは正しく伝達されないことになり、誤ったアドレスがI/Oモジュール200A〜200Nに伝達されることになる。アドレスバスAD5は、I/Oバス160に接続されているため、アドレスバスAD3のデータとアドレスバスAD5のデータを比較することでアドレス制御回路122がI/Oバス160に正しいアドレスが伝達されたか否かを判定することができる。
制御回路124は、アドレス誤り検出回路123でアドレスが一致しているとが確認された時のみ、I/Oバス160を通してI/Oモジュール200A〜200Nに対し、データ転送処理を開始する。アドレス誤り検出回路123でアドレスが不一致と確認された場合は動作しない。
データ制御回路125は、制御回路124が動作したときのみ、データバスDB1を通してI/Oモジュール200A〜200Nとデータ転送を行なう。
以上説明したように、本実施形態においても、アドレス誤り検出回路123を設けているため、アドレス線の故障が発生し、誤ったアドレスがアドレス誤り検出回路123に入力された場合、アドレス誤り検出回路123により読み書き支持されたアドレスと不一致となり、故障が発生したことを検出することができる。
本発明の一実施形態による制御装置の全体構成を示すシステムブロック図である。 本発明の一実施形態による制御装置に用いるメモリ制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による制御装置におけるデータライト時の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による制御装置におけるデータリード時の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態による制御装置に用いるメモリ制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態による制御装置に用いるI/Oバス制御回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100…CPU
110…演算器
120,120A…システム制御回路
121…I/O制御回路
122,132…アドレス制御回路
123,134…アドレス誤り検出回路
124,136…制御回路、
125,138…データ制御回路
130…メモリ制御回路
140,140A…メモリ
142…アドレス用メモリ
144…データ用メモリ
150…アドレスラッチ回路
160…I/Oバス
200…I/O

Claims (4)

  1. 格納手段にデータを転送して前記格納手段の指定されたアドレスにデータを書き込み、また、前記格納手段の指定されたアドレスからデータを読み出す制御装置であって、
    前記格納手段に対して指定したアドレスの誤りを検出するアドレス誤り検出手段と、
    前記指定したアドレスが正しい時に、前記格納手段に対するデータ転送を許可する制御手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置において、
    前記アドレス誤り検出手段は、前記格納手段に対して指定したアドレスと、前記格納手段から得られる指定されたアドレスを比較して、不一致のとき、アドレス誤りと検出することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1記載の制御装置において、
    前記アドレス誤り検出手段は、指定したアドレスが誤っていると判定されたとき、その旨を報告することを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1記載の制御装置において、
    前記アドレス誤り検出手段は、全ビットが一定時間以上正しくないとき、アドレス誤りと検出することを特徴とする制御装置。
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US8949694B2 (en) 2011-09-23 2015-02-03 International Business Machines Corporation Address error detection
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