JP2007052075A - アクセサリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】固体撮像素子のカバーガラスの表面や光学フィルタの表面に付着した塵埃を、より効率的かつ容易に除去できるようにする。
【解決手段】撮像素子を備えるレンズ交換可能な撮像装置に用いられ、撮像素子の前方に配置された光学部材の表面の異物を除去するためのアクセサリ装置であって、所定の面積を有し且つ粘着性を有する粘着面を備える粘着部材14と、粘着部材を支持するための支持部材15と、支持部材を支持するための軸部材11と、支持部材と軸部材との間に配置され、粘着部材の粘着面が光学部材の表面に接触したときに、粘着面が光学部材の表面に倣うように支持部材を軸部材に対して回動可能に保持する保持部11a,15bとを具備する。
【選択図】 図7
【解決手段】撮像素子を備えるレンズ交換可能な撮像装置に用いられ、撮像素子の前方に配置された光学部材の表面の異物を除去するためのアクセサリ装置であって、所定の面積を有し且つ粘着性を有する粘着面を備える粘着部材14と、粘着部材を支持するための支持部材15と、支持部材を支持するための軸部材11と、支持部材と軸部材との間に配置され、粘着部材の粘着面が光学部材の表面に接触したときに、粘着面が光学部材の表面に倣うように支持部材を軸部材に対して回動可能に保持する保持部11a,15bとを具備する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、例えばデジタルカメラ等の光学機器のアクセサリ装置に関し、特に光学機器に組み込まれている光学部材の表面或はその近傍に付着した異物を除去するためのアクセサリ装置に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像装置においては、撮影レンズの焦点面近傍に塵埃等の異物が存在すると、その異物の影が固体撮像素子に写り込んでしまうという問題がある。このような異物の発生原因としては、レンズ交換時に塵埃が外部から侵入することや、カメラ内部でのシャッタやミラーの動作に伴ってその構造部材である樹脂等の微細な磨耗紛が発生することなどが考えられる。このような原因で発生した塵埃は、特に固体撮像素子の保護用のカバーガラスとカバーガラスの前面に配設されている赤外カットフィルタや光学ローパスフィルタ(以下、LPFと略す)等の光学フィルタの間に入り込んでしまう場合がある。その場合、その塵埃を除去するためにはカメラを分解しなければならなかった。このため、固体撮像素子のカバーガラスと光学フィルタとの間を密閉構造とし、それらの間に塵埃が入り込まないようにすることは極めて有効なものであった。
しかしながら、光学フィルタの固体撮像素子に面する側とは反対側の表面に塵埃が付着した場合、それが焦点面の近傍である場合にはその塵埃が影となって固体撮像素子に写り込んでしまうという問題は依然として残っている。
そこで、このような問題を解決するために、固体撮像素子のカバーガラスの表面もしくは防塵構造の最外面をワイパーで清掃する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、粘着材により、固体撮像素子のカバーガラスの表面や光学フィルタの表面に付着している塵埃を除去する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2003−2018440号公報
実開平06−063183号公報
しかしながら特許文献1の構成では、固体撮像素子のカバーガラスの表面や防塵構造の最外面をワイパーで擦るため、金属紛のような硬い塵埃の場合には、固体撮像素子のカバーガラスの表面や防塵構造の最外面にキズを付ける可能性がある。またワイパーを配設するための機構が必要となり、カメラが大型化するという問題がある。
また特許文献2の構成では、粘着部材と被清掃面とが当接する面積が小さいため、固体撮像素子のカバーガラスの表面や光学フィルタの表面に多くの塵埃が付着した場合には、多数回の除去作業が必要になる。また塵埃の付着量が少量であったとしても、塵埃の位置を特定し、その塵埃を狙って清掃を行う必要があり、作業が複雑で熟練を要するという問題がある。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、固体撮像素子のカバーガラスの表面や光学フィルタの表面に付着した塵埃を、より効率的かつ容易に除去できるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わるアクセサリ装置は、撮像素子を備えるレンズ交換可能な撮像装置に用いられ、前記撮像素子の前方に配置された光学部材の表面の異物を除去するためのアクセサリ装置であって、所定の面積を有し且つ粘着性を有する粘着面を備える粘着部材と、前記粘着部材を支持するための支持部材と、前記支持部材を支持するための軸部材と、前記支持部材と前記軸部材との間に配置され、前記粘着部材の粘着面が前記光学部材の表面に接触したときに、前記粘着面が前記光学部材の表面に倣うように前記支持部材を前記軸部材に対して回動可能に保持する保持手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、固体撮像素子のカバーガラスの表面や光学フィルタの表面に付着した塵埃を、より効率的かつ容易に除去することが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1、図2は本発明の一実施形態のアクセサリ装置50の構成を示す外観斜視図である。また図3A、図3Bはアクセサリ装置50の粘着部材付近の構造を示す側断面図である。
図1においてアクセサリ装置50は、塵埃を除去するための粘着面14aを有する粘着部材14を備えている。粘着部材14は、粘着力によって被清掃面に付着した塵埃を除去することが可能であり、且つ被清掃面側への粘着材転写のない材質で構成される。具体的には、例えばブチル系、シリコン系、EPDM系といったゴムや、もしくは粘着テープ(例えば住友3M製両面粘着テープ「9313」)、もしくは台座部15の表面にアクリル系等の粘着剤を直接塗布したものなどを用いることが可能である。軸部材11は、ユーザが、このアクセサリ装置50を用いて塵埃除去操作を行なう場合に、アクセサリ装置50を支持するために使用される。
粘着部材14は、プラスチック、金属などの剛体(剛性の高い材料)で構成される台座部15に両面テープや接着剤によって固定されている。図3に示すように、台座部15にはDカット形状の開口部15aが設けられており、開口部15aに軸部材11の突起部11aが挿入されている。台座部15は、軸部材11と一体に固定された回転規制部材18と、軸部材11の先端部11aとによって、軸部材11の軸方向への移動量が規制されている。台座部15がこの移動可能範囲の両端にある状態を、それぞれ第1の状態301(図3A)、第2の状態302(図3B)と呼ぶ。すなわち、台座部15の受け面15cと回転規制部材18の端部18aが接触している状態を第1の状態301と呼び、台座部15の凹部15bと軸部材11の突起部11aの先端が接触している状態を第2の状態302と呼ぶ。台座部15はコイルバネ(圧縮バネ)19によって付勢されており、外力の負荷のないときは第1の状態301となっているが、粘着部14の粘着面14aが被清掃面に当接し、台座部15が被清掃面に押されると第2の状態302へと移動する。
図3Aに示すように、第1の状態301では、回転規制部材18は台座部15の開口部15aと嵌合しており、台座部15の軸部材11に対するピッチング、ヨーイングの動きは規制される。また、回転規制部材18はDカット形状で、同じくDカット形状である台座部15の開口部15aと嵌合しており、ローリング(回転方向)の動きを規制する。ここでピッチング、ヨーイング、ローリングとは、それぞれ、図1に示された座標軸において、X軸、Y軸、Z軸を中心とした回転運動を示す。なお、20は回転規制部材18を固定するEリングである。
図3Bに示すように、第2の状態302では、回転規制部材18の開口部15aとの嵌合状態がはずれ、台座部15は軸部材11に対して3軸回りに回転可能となる。また第2の状態302では、台座部15の凹部15bに軸部材11の突起部11aの先端が接触しており、ここを回転中心として、粘着部材14は軸部材11に対して滑らかに回転することができる。なお、凹部15bの位置は、粘着部材14の粘着面14aになるべく近いほうが、粘着部材14が軸部材11に対して回動したときに、被清掃面に対する粘着部材14の面内方向の移動が少なくなるので好ましい。
マウント取り付け部56は、このアクセサリ装置50を、カメラ100のマウント機構101(図4参照)に取り付けるための機構部である。このマウント取り付け部56には、マウント機構101に位置決めされて係止される係止部56aと、軸部材11と摺動可能に嵌合する嵌合部56cとが設けられている。嵌合部56cには回転防止キー56bが設けられており、軸部材11の回転防止溝11bと嵌合することで、軸部材11がマウント取り付け部56に対して回転しないように構成されている。
図4は、本実施形態のアクセサリ装置50を用いて、固体撮像素子のカバーガラスの表面もしくは光学フィルタの表面等に付着した塵埃を除去する対象機器の一例であるデジタル一眼レフカメラ(以下カメラと呼ぶ)100の構成を示す側断面図である。
このカメラ100は、CCD或はCMOSセンサなどの固体撮像素子を用いた単板式のカメラ(一眼レフカメラ)であり、固体撮像素子を連続的又は単発的に駆動して、動画像或は静止画像を表わす画像信号を得る。ここで固体撮像素子は、露光した光を画素毎に電気信号に変換し、その光量に応じた電荷をそれぞれ蓄積し、その電荷を読み出すタイプのエリアセンサである。
図4において、100aはカメラ本体、101はマウント機構であり、不図示の撮影レンズ(内部に絞りと結像光学系を有して取り外し可能)は、このマウント機構101を介してカメラ100の本体100aに電気的及び機械的に接続される。このようなデジタル一眼レフカメラでは、撮影に使用する撮影レンズを焦点距離の異なるレンズに交換することにより、様々な画角の撮影画面を得ることができる。
固体撮像素子106は、パッケージ124に収納されており、このパッケージ124はカバーガラス125により固体撮像素子106を密閉状態で保持している。そして、不図示の撮影レンズ内の結像光学系から固体撮像素子106に至る光路中には、光学ローパスフィルタ156(以下、LPF156と略す)が設けられている。LPF156は、固体撮像素子106上に物体像の必要以上に高い空間周波数成分が伝達されないように結像光学系のカットオフ周波数を制限する。また、この結像光学系には赤外線カットフィルタも配置されている。更に、カバーガラス125とLPF156との間は両面テープ等の密封部材157により密封構造となっているので、カメラ100の外部もしくはカメラ100の内部で発生した塵埃が、これらLPF156とカバーガラス125との間に入り込むことはない。
ハーフミラー111は、光学ファインダに不図示の結像光学系からの光路を分割する可動型のミラーである。フォーカシングスクリーン105は、物体像の予定結像面に配置されている。112はペンタプリズムである。レンズ109は、撮影時、ユーザが光学ファインダ像を観察するためのレンズであり、実際には3つのレンズで構成されている。フォーカシングスクリーン105、ペンタプリズム112、レンズ109はファインダ光学系を構成している。
ハーフミラー111とサブミラー122からなる光路分割系は、上述のファインダ光学系に光を導くための第1の状態と、不図示の結像レンズからの光束をダイレクトに固体撮像素子106に導くための第2の状態をとることができる。ハーフミラー111とサブミラー122は、図4に実線で示したように、撮影光路上に位置する。また、ハーフミラー111とサブミラー122は、第2の状態では図4に破線で示した111a,112aのように撮影光路から退避する。104は可動式の閃光発光部(ストロボ)、113はフォーカルプレンシャッタ、119はメインスイッチ、120はレリーズボタンである。モード切替えスイッチ123は、カメラ100のLPF156の表面等に付着した塵埃をアクセサリ装置50を使用して除去するために、カメラ100をクリーニングモードに設定するためのスイッチである。180は、光学ファインダ内の表示部である。
図5は、前述のモード切り換えスイッチ123が操作されて、カメラ100がクリーニングモードになっている状態を示す外観斜視図である。
カメラ100のLPF156表面に塵埃などが付くと、撮影した画像に黒い点となって写り込むことがある。そのため、カメラ100にはこの塵埃を除去するためのクリーニングモードが設けられている。モード切り換えスイッチ123が操作されてクリーニングモードが設定されると、ハーフミラー111とサブミラー122が第2の状態である位置111a及び122aに移動するとともに、フォーカルプレンシャッタ113が開放状態となる。この状態をクリーニングモードと呼ぶ。これによりユーザは、マウント機構101の開口を通して、直接LPF156の表面に付着した塵埃を除去できるようになる。
このように構成されたカメラ100のLPF156の表面に付着した塵埃を、本実施形態のアクセサリ装置50を用いて除去する動作について図6、図7を参照して説明する。
図6は、本実施形態のアクセサリ装置50をカメラに取り付ける直前の状態を示す外観斜視図である。また図7は、粘着部材14の粘着面14aがLPF156の表面に倣って略平行状態となり、LPF156表面に付着した塵埃を除去している様子を示す粘着部材付近の断面図である。
LPF156の表面のクリーニングを行う際、まずアクセサリ装置50をカメラ本体に取り付ける。前述したように、粘着部材14は、このアクセサリ装置50がカメラ本体に取り付けられる際、そのアクセサリ装置50と同じ回転角で保持されている。従って、図6に示すようにアクセサリ装置50が矢印K方向に回転されて取り付けられた状態で、粘着部材14がフォーカルプレンシャッタ113の開口113aの位置に丁度合うように、アクセサリ装置50に対する粘着部材14の取り付け方向が規定される。
アクセサリ装置50をカメラ本体に取り付けた後、前述のモード切り換えスイッチ123の操作により、カメラ100をクリーニングモードに設定する。これにより、ハーフミラー111とサブミラー122は位置111a及び122aに移動し、また、フォーカルプレンシャッタ113は開放状態となる。そして、LPF156が清掃可能な状態となる。
このようにアクセサリ装置50を装着後にカメラ100をクリーニングモードに設定することで、塵埃がミラーボックス内へ進入することを防止することができる。しかし、クリーニングモード設定後のハーフミラー111とサブミラー122の位置や、フォーカルプレンシャッタ113の開放状態を目視により確認したい場合には、カメラをクリーニングモードに設定後、アクセサリ装置50を装着することも可能である。
クリーニングモードにおいて、アクセサリ装置50をカメラ100に取り付けた状態から、軸部材11をカメラ100の内部に向けて押し込むと、軸部材11は取り付け部56の嵌合部56cに嵌合した状態で自身の軸に沿って摺動する。そして、粘着部材14がミラーボックス内に進入する。
上述の通り、このとき台座部15はコイルバネ19の付勢により第1の状態301にあるため、軸部材11に対して3軸回りの回動を規制されいる。そのため粘着部材14及び台座部15は、押し込まれる際に、カメラ100内で回動せず、粘着部材14を大きな面積で構成することで清掃可能面積を広くしても、カメラ内部の構造に触れる虞がない。また、粘着部材14の面積を台座部15の面積よりも大きくしておけば、万一アクセサリ装置がカメラ内部の機構に接触しても、剛体によって構成された台座部ではなく粘着部材がカメラに接触するため、カメラを損傷することを防止できる。そして、更に軸部材11をカメラ100の内部に向けて押し込むと、粘着部材14は正確にフォーカルプレンシャッタ113の開口113aを通ってLPF156と接触する。
このとき、軸部材11とマウント取り付け部56の嵌合部56cの嵌合ガタによって、軸部材11はマウント取り付け部56に対してわずかにヨーイング、ピッチング運動が可能である。そのため、LPF156の表面と粘着部材14の粘着面14aは平行には接触せず、粘着部材14の粘着面14aの全面はLPF156に当接しない。例えば、軸部材11の直径を17mm、嵌合長を30mmとし、軸部材11とマウント取り付け部56の嵌合部56cの嵌合を一般的な摺動部に用いられるHg9級の嵌合とすれば、LPF156の表面と粘着部材14の粘着面14aは最大2度傾く。
LPF156と粘着部材14が傾いて接触した状態から、軸部材11をさらに押し込むと、粘着部材14はLPF156に押され、第2の状態302に移行し、前述の通り嵌合が外れることで粘着部材14は3軸回りに回動可能となる。但し、粘着部材14はLPF156と接触しているためローリング方向には回転しない。このとき粘着部材14は、台座部15の凹部15bを回転中心としてピッチング、ヨーイング運動することで、LPF156の表面に倣い、粘着部材14の粘着面14aの全面が光学フィルタ表面に当接する。粘着部材14の回転中心は粘着部材14の粘着面14aの近傍に設けられているため、ピッチング、ヨーイング運動しても光学フィルタの表面に対するX、Y方向への移動量が少ない。そのため、粘着部材面積を大きくしてもカメラ内部の構造に触れる虞がない。さらに軸部材11を押し込むと、ユーザにより軸部材11に負荷された力は、剛体(剛性の高い材料)により構成された台座部15を介して粘着部材14に伝わり、LPF156と粘着部材14の当接面内に略一定荷重が負荷される。
その後、軸部材11の操作により粘着部材14をLPF156から離し、当接状態を解除すると、LPF156の表面に付着した塵埃は粘着部材14に吸着され、LPF156の表面から除去される。そしてアクセサリ装置50がカメラ100のマウント機構101の開口を介してカメラ100の内部から外部に取り出されることにより、カメラ100内部に付着していた塵埃はカメラ100の外部に完全に排出されることとなる。
以上説明したように本実施形態によれば、撮像素子近傍の光学フィルタ表面に付着した塵埃を除去することが可能なアクセサリ装置を提供できる。
更に、アクセサリ装置の粘着部材を、カメラに対して位置決めされた状態で、カメラ内部の構造に触れること無く進入させることができる。そのため、粘着部材を大きくすることで清掃可能面積を大きくしても、光学フィルタ表面に付着した塵埃を除去する際に光学機器内部を汚染したリ、損傷を与える虞がない。
更に、アクセサリ装置の粘着部材が光学フィルタ表面に接触すると、粘着部材が軸部材に対して回動することで光学フィルタ面に倣って略平行状態となり、粘着部材面全面が光学フィルタ表面に当接することが可能となる。また、剛体(剛性の高い材料)により構成された台座部を介して粘着面に負荷が伝わることで、当接面内に略一定荷重が負荷される。そのため、当接面内での塵埃除去能力を略一定にすることができ、より効率的に光学フィルタ表面に付着した塵埃を除去することが可能となる。
更に、粘着部材の面積を台座部の面積よりも大きくしておくことにより、万一アクセサリ装置がカメラ内部の機構に接触しても、剛体によって構成された台座部ではなく粘着部材がカメラに接触するため、カメラを損傷する可能性を低減することが可能となる。
なお、上述の実施形態においては、図4を用いて、フォーカルプレーンシャッタ113より固体撮像素子106へ至る撮像光軸に沿ってLPF156、カバーガラス125が順に並んでおり、LPF156上に付着した塵埃を除去することについて説明した。しかし、光学部材の配置によっては必ずしもLPF156上の塵埃を除去することに限るものではなく、本質的には撮像に影響を与える塵埃を除去すべく、このような塵埃が付着する撮像光軸上の光学部材に対して粘着部材を接触させるものである。
また上述の実施形態においては、軸部材11はユーザによって直接、支持・駆動されるように説明したが、電気的に制御することで自動的に駆動しても良い。
11 軸部材
14 粘着部材
15 台座部
18 回転規制部材
19 コイルバネ
20 Eリング
56 マウント取り付け部
100 カメラ
101 マウント機構
111 ハーフミラー
113 フォーカルプレンシャッタ
122 サブミラー
156 光学ローパスフィルタ(LPF)
14 粘着部材
15 台座部
18 回転規制部材
19 コイルバネ
20 Eリング
56 マウント取り付け部
100 カメラ
101 マウント機構
111 ハーフミラー
113 フォーカルプレンシャッタ
122 サブミラー
156 光学ローパスフィルタ(LPF)
Claims (5)
- 撮像素子を備えるレンズ交換可能な撮像装置に用いられ、前記撮像素子の前方に配置された光学部材の表面の異物を除去するためのアクセサリ装置であって、
所定の面積を有し且つ粘着性を有する粘着面を備える粘着部材と、
前記粘着部材を支持するための支持部材と、
前記支持部材を支持するための軸部材と、
前記支持部材と前記軸部材との間に配置され、前記粘着部材の粘着面が前記光学部材の表面に接触したときに、前記粘着面が前記光学部材の表面に倣うように前記支持部材を前記軸部材に対して回動可能に保持する保持手段と、
を具備することを特徴とするアクセサリ装置。 - 前記撮像装置のレンズ装着部に装着され、前記軸部材を該軸部材の軸線に沿って摺動可能に支持する摺動支持部材を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のアクセサリ装置。
- 前記保持手段は、前記支持部材に対する前記軸部材の位置によって、前記支持部材が前記軸部材に対して回動不能な第1の状態と前記支持部材が前記軸部材に対して回動可能な第2の状態を切り替えるように構成されており、前記保持手段は、前記軸部材を前記第1の状態となる方向に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のアクセサリ装置。
- 前記保持手段は、前記第1の状態において前記支持部材の前記軸部材に対する回動を規制する規制手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のアクセサリ装置。
- 前記支持部材は、前記粘着部材の粘着面近傍の位置を回転中心として前記軸部材に対して回動することを特徴とする請求項1に記載のアクセサリ装置。
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