JP2007050614A - 積層体及びそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱可塑性エラストマー組成物/粘接着剤/ジエン系ゴム組成物の積層体の粘接着剤の軟化による破壊や故障を防止する。
【解決手段】 熱可塑性樹脂を連続相、ゴム組成物を分散相とした熱可塑性エラストマー組成物(A)、粘接着剤(B)及びジエン系ゴム組成物(C)をこの順に組合せた積層体において、粘接着剤の架橋前と架橋後の粘弾性温度分散のtanδピーク温度の差を3℃以上としたことを特徴とする積層体並びにそれを用いた空気入りタイヤ。
【選択図】 なし

Description

本発明は積層体及びそれを用いた空気入りタイヤに関し、更に詳しくは特定の熱可塑性エラストマー組成物/粘接着剤/ジエン系ゴムの積層体及びそれをインナーライナー並びにカーカス層及び/又はタイゴム層として用いた空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤのインナーライナー(空気透過防止層)に、熱可塑性樹脂及び熱可塑性エラストマー組成物のフィルムを利用する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。このフィルムはカーカス層及びタイゴム層(カーカス層とインナーライナーとの間の緩衝材)との接着性が十分でなく、そのため、粘接着剤をフィルムに塗布するか、もしくはフィルムと共押出することによって、接着性を確保することが提案されている(例えば特許文献2及び3参照)。
特開平10−25375号公報 日本特許第3320420号明細書 特開平11−240108号公報
前記熱可塑性エラストマー組成物をタイヤに利用する技術において、熱可塑性エラストマー組成物とゴムを接着させる粘接着剤にはスチレン系の熱可塑性エラストマーが好適に用いられているが、タイヤが自動車の高速走行などで一定以上発熱すると、粘接着剤が軟化し、ここから破壊し、熱可塑性エラストマー組成物の層又はフィルムが剥離するという問題があった。
従って、本発明の目的は、特定の熱可塑性エラストマー組成物/粘接着剤/ジエン系ゴム組成物の積層体において、タイヤの高速走行などによる発熱で粘接着剤が軟化して積層体の破壊するのを防止させることにある。
本発明に従えば、熱可塑性樹脂を連続相、ゴム組成物を分散相とした熱可塑性エラストマー組成物(A)、粘接着剤(B)及びジエン系ゴム組成物(C)をこの順に組合せた積層体において、粘接着剤の架橋前と架橋後の粘弾性温度分散のtanδピーク温度の差を3℃以上とした積層体並びにそれを用いた空気入りタイヤが提供される。
本発明によれば、前記積層体(A)/(B)/(C)の粘接着剤層(B)を一定の割合で架橋させることにより、高速走行などでタイヤが発熱したときにも、粘接着剤の強度を保ち、剥離などの故障を抑えることができる。
本発明に係る積層体は、特定の熱可塑性エラストマー組成物/粘接着剤/ゴム組成物の積層体において、粘接着剤の粘弾性の温度分散をとったとき、本発明の目的を達成するために、架橋前と架橋後のtanδのピーク温度の差が3℃以上、好ましくは5〜20℃でなければならない。なお、tanδの測定は一般的なゴム粘弾性測定装置を用い、周波数20Hzの伸張ひずみ条件で、昇温速度3℃/分以下、好ましくは2℃/分以下で測定を行ったときの場合をいい、また架橋条件は粘接着剤のレオメータを測定したときに、架橋剤が95%以上架橋するような温度及び時間で行う。
本発明に係る積層体は、熱可塑性樹脂のマトリックスに加硫ゴムが分散した熱可塑性エラストマー組成物(A)の層とジエン系ゴム組成物(C)の層とを粘接着剤(B)の層を介して積層した積層体であり、熱可塑性エラストマー組成物(A)は、例えば空気透過係数が25×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg以下でヤング率が1〜500MPaを有することが好ましい。かかる熱可塑性エラストマー(A)は、例えばポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリニトリル系樹脂、ポリメタクリレート系樹脂、ポリビニル系樹脂、セルロース系樹脂、フッ素系樹脂及びイミド系樹脂などの少なくとも一種の熱可塑性樹脂のマトリックス(連続相)に、ジエン系ゴム及びその水添物、オレフィン系ゴム、含ハロゲン系ゴム、シリコンゴム、含イオウゴム、フッ素ゴム並びに熱可塑性エラストマーなどの少なくとも一種の少なくとも部分的に加硫したゴムが分散した熱可塑性エラストマーを押出成形などにより成形することに得ることができる。具体的には、予め熱可塑性樹脂と未加硫ゴムとを2軸混練押出機等で溶融混練し、連続相を形成する熱可塑性樹脂中にエラストマー成分を分散させることによって、得ることができる。エラストマー成分を加硫する場合には、混練下で加硫剤を添加し、エラストマー成分を動的加硫させる。また、熱可塑性樹脂及び/又はエラストマー成分への各種配合剤(加硫剤を除く)は、上記混練中に添加しても良いが、混練の前に予め混合しておくことが好ましい。熱可塑性樹脂とエラストマー成分の混練に使用する混練機としては、特に限定はなく、スクリュー押出機、ニーダ、バンバリーミキサー、2軸混練押出機等が挙げられるが、中でも2軸混練押出機を使用するのが好ましい。なお、かかる熱可塑性エラストマー組成物のフィルムの製造方法、その他については、例えば特開平8−258506号公報などの文献に更に詳しく記載されており、本発明でもこれらの文献に記載された方法によることができる。
本発明における熱可塑性マトリックスの少なくとも部分的に加硫したゴムが分散した熱可塑性エラストマー組成物(A)のマトリックス樹脂としては、例えばポリアミド系樹脂(例えばナイロン6(N6)、ナイロン66(N66)、ナイロン46(N46)、ナイロン11(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン610(N610)、ナイロン612(N612)、ナイロン6/66共重合体(N6/66)、ナイロン6/66/610共重合体(N6/66/610)、ナイロンMXD6(MXD6)、ナイロン6T、ナイロン6/6T共重合体、ナイロン66/PP共重合体、ナイロン66/PPS共重合体)及びそれらのN−アルコキシアルキル化物、例えば6−ナイロンのメトキシメチル化物、6−610−ナイロンのメトキシメチル化物、612−ナイロンのメトキシメチル化物、ポリエステル系樹脂(例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイソフタレート(PE10)、PET/PEI共重合体、ポリアリレート(PAR)、ポリブチレンナフタレート(PBN)、液晶ポリエステル、ポリオキシアルキレンジイミド酸/ポリブチレートテレフタレート共重合体などの芳香族ポリエステル)、ポリニトリル系樹脂(例えばポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメチクリロニトリル、アクリロニトリル/スチレン共重合体(AS)、メタクリロニトリル/スチレン共重合体、メタクリロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体)、ポリメタクリレート系樹脂(例えばポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル)、ポリビニル系樹脂(例えば酢酸ビニル、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルアルコール/エチレン共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PDVC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニリデン/メチルアクリレート共重合体、塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体)、セルロース系樹脂(例えば酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース)、フッ素系樹脂(例えばポリフッ素化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリクロルフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフロロエチレン/エチレン共重合体)、イミド系樹脂(例えば芳香族ポリイミド(PI))などを挙げることができ、これらは単独又は任意のブレンドとして使用することができる。
一方、本発明の熱可塑性エラストマー組成物(A)に分散層として存在する少なくとも部分的に加硫したゴムとしては、例えばジエン系ゴム及びその水添物(例えばNR,IR、エポキシ化天然ゴム、SBR,BR(高シスBR及び低シスBR)及びそのマレイン酸付加物、NBR、水素化NBR、水素化SBR)、オレフィン系ゴム(例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM,EPM)、マレイン酸変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM)、IIR、イソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー共重合体、アクリルゴム(ACM)、アイオノマー)、含ハロゲンゴム(例えば臭素化ブチルゴム(Br−IIR)、塩素化ブチルゴム(Cl−IIR)、イソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭素化物(Br−IPMS)、クロロプレンゴム(CR)、ヒドリンゴム(CO,ECO,GCO,GECO)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、塩素化ポリエチレン(CM)、マレイン酸変性塩素化ポリエチレン(M−CM))、シリコンゴム(例えばメチルビニルシリコンゴム、ジメチルシリコンゴム、メチルフェニルビニルシリコンゴム)、含イオウゴム(例えばポリスルフィドゴム)、フッ素ゴム(例えばビニリデンフルオライド系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系ゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレン系ゴム、含フッ素シリコン系ゴム、含フッ素ホスファゼン系ゴム)、熱可塑性エラストマー(例えばスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー)などを挙げることができ、これらを単独又は任意のブレンドとして使用することができる。
本発明に係る積層体を構成するジエン系ゴム組成物(C)はジエン系ゴムを含有する組成物で、この組成物(C)は、例えばシート状にして前記組成物(A)の層(フィルム)と粘接着剤(B)を介して積層させて積層体とすることができる。この積層体は空気入りタイヤのカーカス層やタイゴム層として従来のタイヤ製造工程にそのまま使用することができる。
本発明のジエン系ゴム組成物(C)に使用するジエン系ゴムは、例えばタイヤ用などに使用することができる任意のジエン系ゴムを用いることができ、具体的には各種天然ゴム(NR)、各種ポリブタジエンゴム(BR)、各種ポリイソプレンゴム(IR)、各種スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NBR)、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴムなどのジエン系ゴムやブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムなどをあげることができ、これらは単独又は任意のブレンドとして使用することができる。
本発明に係る積層体に使用する粘接着剤は、前記した状態に架橋することを除けば、特に制限はなく、従前通りのものを使用することができる。具体的には、例えば従来からゴム層などの粘接着剤用ポリマーとして一般に使用されている任意のポリマー、例えばスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−イソプレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SIBS)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA)などのポリマーに粘着付与剤を配合することによって得ることができる。使用する粘着付与剤には特に限定はなく、一般的な粘着付与剤を用いることができるが、具体例としてはテルペン樹脂、変性テルペン樹脂、ピネン樹脂、テルペンフェノール樹脂、ロジン系樹脂、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、DCPD系石油樹脂、スチレン系樹脂、クマロン樹脂、アルキルフェノール樹脂などをあげることができる。これらの配合量にも特に限定はなく、粘接着剤用ポリマー成分100重量部当り、10〜200重量部程度である。
本発明の粘接着剤は更に必須成分として架橋剤を含む。そのような架橋剤としては、硫黄/加硫促進剤、有機過酸化物、フェノール樹脂などがあげられる。特に有機過酸化物が好ましく、具体的には、例えばジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、4,4−ジ−t−ブチルパーオキシ−バレリアン酸−n−ブチルエステルなどがあげられる。
本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物、粘接着剤及びジエン系ゴム組成物には、前記した必須成分に加えて、これらに従来から一般的に配合されている任意の添加剤、例えばカーボンブラックやシリカなどのその他の補強剤(フィラー)、酸化防止剤、可塑剤、軟化剤、加硫又は架橋剤、加硫又は架橋促進剤、各種オイル、老化防止剤などの各種添加剤を配合することができ、かかる添加剤は一般的な方法で混練して組成物とし、必要に応じ加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの添加剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでないことはいうまでもない。
実施例1〜2及び比較例1〜2
材料試験(tanδのピーク温度の測定)
表Iに示す粘接着剤配合を1軸スクリュー押し出し機にて混練し、ストランド状に押し出した後、15cm×15cm×0.2cmの金型にて架橋前のサンプルとして成型温度100℃×3分、架橋後のサンプルとして170℃×10分にて、それぞれ、シート状に成型した。これを幅5mmの短冊状に打ち抜き、東洋精機(株)製粘弾性スペクトロメータにて、初期ひずみ10%、動ひずみ±0.5%、周波数20Hzの条件で−100℃から+100℃までの粘弾性温度分散を昇温速度2℃/分で測定し、tanδのピーク温度を求めた。結果は表Iに示す。
積層体の耐久試験(メスカット後耐久試験)
熱可塑性エラストマーフィルムの調整
以下に示す成分及び調整方法にて熱可塑性エラストマーフィルムを作成した。
熱可塑性樹脂成分
ナイロン11(アトケム製リルサンBMN O):30重量部
ナイロン6/66(東レ製アミランCM6001):10重量部
エラストマー成分
Br−IPMS(エクソン化学製EXXPRO 98−4):60重量部
加硫系成分
ZnO 正同化学製:0.3重量部
ステアリン酸亜鉛(正同化学製亜鉛華3号):1.2重量部
ステアリン酸(日本油脂製ビーズステアリン酸NY):0.6重量部
予め、エラストマー成分及び加硫系成分をバンバリーミキサーにて4分間混練し、その後、ゴムペレタイザーにてペレット化した。さらに、熱可塑性樹脂成分とゴムペレットをドライブレンドし、230℃に設定した2軸混練機に投入した。エラストマー成分と熱可塑性樹脂を十分に混練しながら、エラストマー成分を加硫することにより熱可塑性エラストマー組成物を得た。この熱可塑性エラストマー組成物を400mm幅Tダイ押出機にて200μmのフィルムに成形した。
積層体の作成
表Iに示す配合の各成分をドライブレンドし、1軸スクリュー押し出し機にて設定温度110℃で混練し、直系約3mmのストランドに押出した。これをストランドカッターにてペレット状に加工後、幅400mmのTダイで、設定温度100℃にて厚さ0.03mmに押出した後、各配合ごとに上で作成した熱可塑性エラストマーフィルムと圧着により貼りあわせて積層体を作成した。
Figure 2007050614
タイヤ走行試験(メスカット後耐久試験)の実施
上で作成した各積層体を空気透過防止層(インナーライナー)として用い、185/66R14サイズのタイヤを作成した。
各タイヤの内面のベルト端部からビード側に10mmの部分に、幅5mm深さ0.5mmのカットを周方向に対して斜め45度に入れた(周上6箇所)。このタイヤを内部空気圧140kPaで、直径1707mmのドラムを用い、時速80km、荷重5.5kNで5000km走行させた後、内面を観察し、以下の判定基準でインナーライナーの剥がれを観察し、表Iの最下欄に示す結果を得た。
○:クラックからの剥離の進行が1mm以下で、界面剥離ではないもの
△:クラックからの剥離の進行が1mm以上5mm以下で、界面剥離ではないもの
×:クラックからの剥離の進行が5mm以上で、接着剤が界面剥離しているもの
本発明によれば、以上の通り、粘接着剤を架橋前後のtanδピーク温度差が3℃以上になるように架橋することにより、タイヤの高速走行によるインナーライナーの剥れの問題が起こらず、空気入りタイヤのインナーライナー層並びにカーカス及び/又はタイゴム層として好適に使用することができる。

Claims (2)

  1. 熱可塑性樹脂を連続相、ゴム組成物を分散相とした熱可塑性エラストマー組成物(A)、粘接着剤(B)及びジエン系ゴム組成物(C)をこの順に組合せた積層体において、粘接着剤の架橋前と架橋後の粘弾性温度分散のtanδピーク温度の差を3℃以上としたことを特徴とする積層体。
  2. 請求項1に記載の積層体を空気透過防止層並びにタイゴム層及び/又はカーカス層として用いた空気入りタイヤ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2172349A4 (en) * 2007-07-23 2011-03-23 Yokohama Rubber Co Ltd PNEUMATIC TIRE
EP2258770A4 (en) * 2008-03-26 2011-04-13 Sumitomo Rubber Ind POLYMER MIXTURE, POLYMER COMPOSITION, AND PNEUMATIC

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