JP2007048452A - 光ディスク装置におけるディスク判別装置 - Google Patents

光ディスク装置におけるディスク判別装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のディスク判別方法ではディスク判別からフォーカス引き込みをする場合複数回対物レンズの上下動作を行う必要があり、スピンナップタイムが長くなるという問題点があったが、高速に、かつ確実にディスク種類の判別とフォーカス引き込みを行うことができる光ディスク装置のディスク判別装置を得る。
【解決手段】対物レンズからの出射光を上記光ディスク面上のフォーカス位置に引き込ませる際、対物レンズをディスクの情報面に近づける過程で光ディスク種別の判定を行い、その時得られる第1層目のフォーカスエラー信号の振幅値を記憶し、この記憶値を基に、第2層目のエラー信号の有無を検出してディスク種類の判定動作を行い、対物レンズをディスクの情報面から遠ざける過程でフォーカス引き込み動作を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、多層膜ディスクを用いた光ディスク装置におけるディスク判別装置に関するものである。
図11は従来の光ディスク装置におけるフォーカスアクチュエータ電圧とフォーカスエラー信号波形を示した図である。一般的に用いられる開口数(NA)が0.6のレンズを用いた光ピックアップにて、それぞれ異なる光ディスクのフォーカスエラー信号を示したものであり、41は1層DVDを用いた時のフォーカスエラー信号で、42は2層DVDを用いた時のフォーカスエラー信号、43はCDを用いた時のフォーカスエラー信号である。図11より、1層DVDのフォーカスエラー信号はフォーカスエラー信号振幅が大きく、波形のピーク(最高位電圧レベル)とボトム(最低位電圧レベル)が1回ずつ出力されていることを特徴とする。また、2層DVDのフォーカスエラー信号は1層DVDと比較して、フォーカスエラー信号振幅が小さく、波形のピークとボトムが2回ずつ出力されているのが特徴である。更に、CDのフォーカスエラー振幅はレンズ開口数が0.6の場合は43のような振幅が小さくボトムとピークが明瞭でない波形が出力される。
図12はツインレンズ光ピックアップの構成を示したもので、図において44は一般的に用いられるCD用対物レンズ(NA=0.45)、45はDVD用対物レンズ(NA=0.6)、46はアクチュエータの中心軸、47はアクチュエータ、48はトラッキングコイル、49はフォーカスコイル、50はミラー、51はレーザダイオード、52はハーフミラー、53は光検知器である。図においてレーザダイオード51から出力されたレーザはハーフミラー52によってミラー50へと運ばれ、DVD用対物レンズ45を通って光ディスクへと照射される。光ディスクから反射されたレーザはミラー50、ハーフミラー52を通って、光検知器53に入力される構成となっている。上述したように、DVDとCDではその記録信号のピットサイズならびに、光ディスク表面から記録層までの厚みが異なるため、DVDとCDの互換再生を行うには、それぞれの光ディスクに応じて、レーザ光のフォーカス位置やスポット径を変える必要がある。そこで、軸摺動回動方式を用いることでCD用対物レンズ44とDVD用対物レンズ45の切り換えを行う。このツインレンズ光ピックアップはアクチュエータ47が中心軸46に沿ってフォーカスコイル49により上下動し、トラッキングコイル48により中心軸46に対し、回動する構成となっている。
図13は光ピックアップのレーザパワーのバラつきを考慮した、フォーカスエラー信号振幅の分布を示した図である。図において54はCDを用いた時のフォーカスエラー信号振幅の分布、55は1層DVDを用いた時のフォーカスエラー信号振幅の分布、56は2
層DVDを用いた時のフォーカスエラー信号振幅の分布を示す。図に示すように、1層DVDと2層DVDのフォーカスエラー信号振幅の分布には重なる部分があるため、振幅情報だけでは正確なディスク判別を行うことができないことがわかる。
図14は従来の光ディスク装置におけるディスク判別手段の構成を示した図で、同図において、57は振幅検出回路、58は山の数計数回路、59は判別回路、60はレンズキック回路、61はサーボパラメータ変更回路、62はサーボゲインアップ切り換え回路、63はトラッキングアクチュエータドライバ、64はトラッキングアクチュエータを示す。
次に図14における動作について説明する。光ピックアップから得られたフォーカスエラー信号が振幅検出回路57と山の数計数回路58に入力される。ここで振幅検出回路57はフォーカスエラー信号のピークとボトムの数を測定し、(例えば入力されたフォーカスエラー信号波形のピークとボトムがそれぞれ1回ずつの場合は、山の数を1回と出力する。)その山の数を判別回路59に送る。振幅検出回路57と山の数計数回路58からの出力信号を基に判別回路59によって図11に示したようにそれぞれのディスクのフォーカスエラー信号の特徴を検出し、CDかDVDかというディスクの種類を判別し、その信号をレンズキック回路60に送り、トラッキングアクチュエータドライバ63を用いて、トラッキングアクチュエータ64を駆動させてCD用対物レンズ44もしくはDVD対物レンズ45に切り換える。また、CDか1層DVDかという2層DVDかディスクの種類を判別することによって、サーボパラメータ変更回路61においてそれぞれのディスクに最適なサーボパラメータに変更することができる。一般的にフォーカスサーボを行う場合、動作中においてはサーボゲインの自動調整が行われるため、極めて安定にサーボ系が構成されている。しかしながらフォーカス引き込み直後は、サーボゲインの自動調整を行っておらず、ディスクの反射率の違いによってフォーカスゲインが異なっているとサーボが引き込めない場合がある。また、CD用、DVD用の対物レンズを間違って使用するので焦点合わせができないため目標にサーボ引き込みを行うことができなくなる。このように、上記ディスクの種類を判別することで、サーボゲインアップ切り換え回路62によって、それぞれのディスクに最適なサーボゲインアップを設定することができる。
図15は2層DVDディスクを用いてディスク判別及びフォーカスON動作をさせた時の測定手順を示したもので、ディスク判別を行う際に得られるフォーカスアクチュエータ電圧波形とフォーカスエラー信号波形を示したものである。同図において、65はディスク判別からフォーカスONまで一連の動作をさせた時のフォーカスアクチュエータ電圧波形、66は同じくフォーカスエラー信号波形を示す。65の波形からまず、フォーカスエラー信号の振幅を計測し、フォーカスエラー信号の本数を計測することでディスク判別を行った後に図16のように光ヘッドを内周へ移動させてから再度フォーカスアクチュエータを上下動させてフォーカス引き込み動作を行っていることがわかる。また、図16は図15のようにディスク判別及びフォーカスON動作をさせた場合の光ヘッドの位置状態を示した図で、67は光ディスク、68はスピンドルモータ、69はインナースイッチ、70は光ヘッドを示す。以上のことから従来の方式ではまず、ディスク判別を行うために外周方向に光ヘッドを位置し、ディスク判別を行った後に、光ヘッドを内周へ移動させてフォーカス引き込みを行っていた。
また、アクチュエータ感度が高い場合、もしくはアクチュエータに印加する駆動電流が所定値よりも大きくなった場合、レンズ切り替わり時のオーバーシュート量が大きくなり、対物レンズを搭載したボディの跳ね返りが起こり、これによって切り換え前の元のレンズに戻ってしまうことがある。更にアクチュエータ感度が低いもしくは駆動電流量が所定値よりも小さい場合、レンズ切り換え動作に至らない場合がある。このようにトラッキングアクチュエータだけにレンズキックパルスを印加する方式では跳ね返り現象や駆動力の不足によるレンズ切り換えミスをする問題点やアクチュエータが下がっている状態では対物レンズを搭載しているボディが筐体に接触しているため、上記ボディの下面と筐体が摩擦の影響を受け易く、温度や湿度等による摩擦量のバラつき、更に温度や湿度等によってトラッキングアクチュエータのコイル抵抗の変化やマグネットの着磁ムラによるトラッキングアクチュエータの感度バラつきによってレンズキック時の跳ね返り動作が生じる問題点があった。
従来のディスク判別方法では対物レンズを上下動させてレンズ立ち上げ時にフォーカスエラー信号振幅を検出し、レンズ立ち下げ時にフォーカスエラー信号の山の数を計測していた。更にフォーカス引き込み時においては上記ディスク判別動作終了後にあらたにレンズを立ち上げ、引き込み動作を行っていた。よって一回のディスク判別からフォーカス引き込みをする場合、複数回レンズの上下動作を行う必要があった。そのためスピンナップタイムが長くなるという問題点があった。上記スピンナップタイムとはディスクを回転させて、ディスク判別を行い、フォーカス引き込み動作を完了させるまでの時間を示す。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、フォーカス引き込みサーチ動作を行う際に高速にかつ確実に上記ディスクの種類を判別及び引き込みを行うことができる光ディスク装置を得ることを目的とする。
この発明に係わる光ディスク装置におけるディスク判別装置は、光ディスクに記録された情報を読み出すための対物レンズからの出射光の光スポットを上記光ディスクの各層のフォーカス最適位置に引き込ませる手段と、上記光ディスクの情報面に対して鉛直方向で上記対物レンズを近づける過程でフォーカスエラー信号の立ち上がり時に第1の基準値および第2の基準値の通過回数によって求まるピークを検出する手段と、上記ピークを検出する際、最初に得られるピークの振幅値を記憶する手段と、上記記憶手段に記憶された振幅値よりも小さい値である第3の基準値に基づいて、上記最初に得られるピークに続いて得られるピークの有無によって上記光ディスクの種類および光ディスクの層数検出を行う手段と、上記光ディスクの情報面に対して鉛直方向で上記対物レンズを遠ざける過程でフォーカス引き込み動作を行う手段とを備えたものである。
また、フォーカス及びトラッキングアクチュエータに複数の対物レンズを備え、上記光ディスクの種類検出手段の検出結果が、その検出動作時に用いた対物レンズと異なる対物レンズを選択した場合、光ディスクの種類の検出動作を行った後に上記トラッキングアクチュエータを駆動する手段と、対物レンズを検出結果に合ったレンズに切り換える手段と、対物レンズの切り換え動作開始から予め定めた一定時間経過後に上記フォーカスアクチュエータを光ディスクの情報面に対して鉛直方向でディスクから遠ざける方向に駆動力を印加して上記フォーカスアクチュエータの動きを静止させる手段を備えたものである。
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
光ディスクの最内周に光ヘッドを移動させ、レンズ立ち上がり時に対物レンズをディスクに近づける過程でディスク判別を行い、レンズ立ち下げ時にフォーカス引き込み動作を行うように構成したので、スピンナップタイムの短縮を実現することができる効果がある。
また、レンズ立ち上がり時に対物レンズをディスク近づける過程でディスク判別を行い、レンズキック後の所定時間後にフォーカスアクチュエータに筐体方向に移動させる電圧パルス信号を加えることによって、フォーカスアクチュエータと光ヘッド筐体を接触さ
せ、対物レンズ移動にブレーキをかけてレンズキック動作を行い、その後で再びフォーカスアクチュエータを立ち上げるように構成したので、レンズキック動作を高速で行うとともに、跳ね返りを防止し、安定したレンズキック動作を行うことができ、確実にCD用対物レンズに切り換えてフォーカス引き込みを行うことができる効果がある。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は光ディスク装置におけるディスク判別手段の構成を示したブロック図である。同図において1はフォーカスエラー信号より装着されたディスクがDVDかCDかどうかを判別するレベル判定器、2はレベル判定の結果に応じて開閉する切り換えスイッチ、3はフォーカスエラー信号の振幅検出回路、4はフォーカスエラー信号振幅の記憶値を半分にする手段、5はフォーカスエラー信号振幅を記憶する記憶回路、6はフォーカスエラー信号の山の数計測回路、7はフォーカスサーチ開始の指示を行うフォーカスサーチ回路、8はフォーカスアクチュエータドライバ、9はフォーカスアクチュエータ、10はディスクの種類を判別する判別回路、11はディスク判別の結果、CD用対物レンズかDVD用対物レンズに切り換えるレンズキック回路、12はディスク判別の結果、最適なサーボパラメータに変更するサーボパラメータ変更回路、13はディスク判別の結果、最適なサーボゲインアップに切り換えるサーボゲインアップ切り換え回路、14はトラッキングアクチュエータドライバ、15はトラッキングアクチュエータである。また、図2は図1の動作を説明するための2層ディスクのフォーカスエラー信号波形の一例を示したものである。同図において16は2層DVDのフォーカスエラー信号、A、B、C、D、Eはディスク判別からフォーカス引き込みまでの一連の動作を行うために必要な任意に設定された基準値である。
次に図1の動作について説明する。まず、フォーカスサーチ回路7によって指示されたフォーカスエラー信号がサーチ立ち上がり時にレベル判定回路1に入力されて、図2の波形におけるAの値を2回通過してBの値を通過してからBの値を下回った時点までの間におけるピーク値Dを振幅検出回路3で検出し、ピーク値Dを記憶回路5に記憶する。次にフォーカスエラー信号振幅の記憶値を半分にする手段4によって、ピーク値Dの半分の値を基準値Eとして設定する。更にフォーカスエラー信号が任意のスレッショルド値を何回横切ったかでフォーカスエラー信号の山の数を計測し、フォーカスエラー信号の山の数を判別回路10に送り、それぞれのディスクのフォーカスエラー信号の特徴を検出し、ディスクがCDかDVDかを検出する。
次いで、検出したディスクの種類情報をレンズキック回路11に送り、トラッキングアクチュエータに対してレンズキックパルスを加えることで、トラッキングアクチュエータドライバ14を用いてトラッキングアクチュエータ15を駆動させて、検出したディスクの種類に合わせてCD用対物レンズもしくはDVD用対物レンズに切り換える。また、フォーカスエラー信号の振幅や山の数の特徴を検出した結果から判別回路10において、ディスクがCDか1層DVDか2層DVDかというディスクの種類を判別する。また、サーボパラメータ変更回路12において、例えば制御ループのゲイン等を上記ディスク判別結果に基づいて、それぞれのディスクに最適なサーボパラメータに変更する。更にサーボゲインアップ切り換え回路13によって、上記ディスク判別結果に基づいて、それぞれのディスクに最適なサーボゲインアップを設定する。
図3は2層DVDディスクを用いて動作させた時のサーボ引き込みの様子をフォーカスアクチュエータ電圧波形とフォーカスエラー信号波形で示したものであり、ディスク判別を行う際に得られるフォーカスアクチュエータ電圧波形とフォーカスエラー信号波形を示したものである。同図において、17はディスク判別からフォーカスONまで一連の動作をさせた時のフォーカスアクチュエータ電圧波形、18は同じくフォーカスエラー信号波形である。17と18の波形からレンズ立ち上げ時にフォーカスエラー信号の振幅と山の数を計測することでディスク判別を行い、レンズ立ち下げ時にフォーカスエラー信号に基づいてフォーカス引き込み動作を行っている。以上のように、本実施の形態では1回の対物レンズの上下動でディスク判別とフォーカス引き込みを行っている。
また、図4はディスク判別及びフォーカス引き込みを行う際の光ヘッドの位置状態を示した図で、同図において、19は光ディスク、20は光ディスクを回転させるためのスピンドルモータ、21は光ヘッドが光ディスクの最内周に位置することを検知するインナースイッチ、22は光ヘッドを示す。図4は従来の装置を示した図16と比較してディスク判別とフォーカス引き込み動作を行う際に光ピックアップが内周に移動することなく、光ピックアップが光ディスクに対して同じ位置でディスク判別とフォーカス引き込みを行っている。
実施の形態2.
図5はCDディスクを用いて動作させた時のサーボ引き込みの様子を示した図であり、ディスク判別を行う際に得られるフォーカスアクチュエータ電圧波形とトラッキングアクチュエータ電圧波形、フォーカスエラー信号波形を示したものである。同図において、23はディスク判別からフォーカスONまで一連の動作をさせた時のフォーカスアクチュエータ電圧波形、24はその時のトラッキングアクチュエータ電圧波形、25はその時のフォーカスエラー信号波形を示す。また、図6は光ヘッドのフォーカスアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータの状態を示した図であり、図6(a)はアクチュエータの中心軸が垂直に設置されている据え置き型のモデル、図6(b)はアクチュエータの中心軸が水平に設置されている横置き型のモデルを示したものである。同図において、26は光ディスク、27はトラッキングマグネット、28はアクチュエータの中心軸、29はフォーカスコイル、30は光ヘッドの筐体、31はCD用対物レンズとDVD対物レンズ
を搭載したボディ、71は光ヘッドからの照射光を示す。図において図6(a)の据え置き型モデルでは、重力によってフォーカスアクチュエータが光ヘッドの筐体30に接触する位置まで下がっているが、図6(b)の横置き型モデルはボディ31が筐体30の方向へ重力の影響を受けないため、トラッキングマグネットによりフォーカスアクチュエータが中点に位置している。
図7は光ヘッド部を上方向から見た図であり、27はトラッキングマグネット、28はアクチュエータの中心軸、31はCD用対物レンズとDVD対物レンズを搭載したボディ、32はCD用対物レンズ、33はDVD用対物レンズ、40はレンズ切り換え時にボディ31が所定のレンズ位置から回転し過ぎないようにするためのストッパーである。図7に示すような2つの対物レンズを搭載したアクチュエータにおいては使用するディスクがCDかDVDかによって、レンズを切り換える必要がある。そこでレンズの切り替わり状態を図8に示す。同図において、34は縦軸にトラッキングアクチュエータの移動角度、横軸に時間をとって、レンズキック時のトラッキングアクチュエータの挙動を示したものである。このとき、34の波形はレンズキックが正常に行われた状態を示し、35はレンズ切り替わり時において跳ね返りが生じた場合の波形、36はレンズ切り換え動作に至らなかった場合の波形を示している。
図9はキックパルスとブレーキパルスを印加した時のレンズキック動作を示した図である。同図において、37はフォーカス方向にもブレーキをかけた時のトラッキングアクチュエータの挙動を示したもの、38はトラッキングアクチュエータに印加するレンズキックパルス、39はフォーカスアクチュエータに印加するブレーキパルスを示したものである。ここで図9に示すようにトラッキングアクチュエータにキックパルス38を印加するのみならず、フォーカスアクチュエータを筐体の方向に引っ張るようなパルス39を印加してブレーキをかけることにより、レンズ切り換え動作にかかる時間を短縮するために、より大きなキックパルス38を印加しても跳ね返りに至らないようにすることができる。
図10は上記請求項2に基づく光ディスク装置においてCDディスクをセットして、ディスク判別からフォーカスON状態に至るまでの動作をさせた場合のフローチャートである。同図において、まず、図6で説明した横置き光ヘッドの場合を考慮してS1においてフォーカスアクチュエータを一旦下げる処理をした後、S2においてDVD用対物レンズを立ち上げる。次にS3においてフォーカスエラー信号に基づいて上記ディスクの種類の判別を行う。更にS3におけるディスク判別の結果、ディスクがDVDと判別された場合、S4においてDVD用対物レンズを立ち下げる動作を行う。次にS8においてフォーカスON動作を行う構成となっている。また、S3におけるディスク判別の結果、ディスクがCDと判別された場合、S5においてレンズキックパルスを加えることでDVD用対物レンズからCD用対物レンズへとレンズ切り換え動作を行い、S6においてレンズキック後の所定時間後にフォーカスアクチュエータが筐体方向に動作するような電圧(ブレーキパルス)を加えることによって、フォーカスアクチュエータと光ヘッド筐体を接触させ、対物レンズ移動にブレーキをかけることでレンズキック動作をより高速で行うとともに、跳ね返りを防止する。次にS7においてCD用対物レンズを立ち上げる動作を行い、上記対物レンズ立ち上げ時にS8においてフォーカスON動作を行う。
また、上記各実施の形態では、DVDとCDのディスク判別を行う装置として説明したが、MOやMD、LDなどのDVDやCD以外の種類の光ディスクや、記録可能なCDやDVDディスクであっても構わないのは言うまでもない。更に、アクチュエータに対物レンズの数が3つ以上あるものにおいて適用することも可能である。
この発明の実施の形態1である光ディスク装置におけるディスク判別手段の構成を示したブロック図である。 この発明の実施の形態1である2層DVDディスクのフォーカスエラー信号波形の一例を示した図である。 この発明の実施の形態1における2層DVDディスクを用いて動作させた時のサーボ引き込みの様子を示した図である。 この発明の実施の形態1における2層DVDディスクを用いて動作させた時の光ヘッドの位置状態を示した図である。 この発明の実施の形態2であるCDディスクを用いて動作させた時のサーボ引き込みの様子を示した図である。 この発明の実施の形態2である光ヘッドのフォーカスアクチュエータの状態を示した図である。 この発明の実施の形態2である光ヘッドを上方向から見た時の図である。 この発明の実施の形態2における光ヘッドの対物レンズの切り換わり状態を示した図である。 この発明の実施の形態2におけるキックパルスとブレーキパルスを印加した時のレンズキック動作を示した図である。 この発明の実施の形態2における光ディスク装置においてディスク判別からフォーカスON状態に至るまでの動作をさせた場合のフローチャートである。 従来のNA=0.6の時の異なる種類の光ディスクのフォーカスエラー信号波形を示した図である。 従来のツインレンズ光ピックアップの構成を示した図である。 従来のレーザパワーのバラつきを考慮したフォーカスエラー信号振幅の分布を示した図である。 従来の光ディスク装置におけるディスク判別手段の構成を示したブロック図である。 従来の光ディスク装置における2層DVDディスクを用いて動作させた時のサーボ引き込みの様子を示した図である。 従来の光ディスク装置における2層DVDディスクを用いて動作させた時の光ヘッドの位置状態を示した図である。
符号の説明
1 レベル判定器、2 切り換えスイッチ、3 振幅検出回路、4 フォーカスエラー信号振幅の記憶値を半分にする手段、5 記憶回路、6 山の数計測回路、7 フォーカスサーチ回路、8 フォーカスアクチュエータドライバ、9 フォーカスアクチュエータ、10 判別回路、11 レンズキック回路、12 サーボパラメータ変更回路、13 サーボゲインアップ切り換え回路、14 トラッキングアクチュエータドライバ、15 トラッキングアクチュエータ、16 2層DVDのフォーカスエラー信号、17 ディスク判別からフォーカスONまで一連の動作をさせた時のフォーカスアクチュエータ電圧波形、18 フォーカスエラー信号波形、19 光ディスク、20 スピンドルモータ、21 インナースイッチ、22 光ヘッド、23 ディスク判別からフォーカスONまで一連の動作をさせた時のフォーカスアクチュエータ電圧波形、24 トラッキングアクチュエータ電圧波形、25 フォーカスエラー信号波形、26 光ディスク、27 トラッキングマグネット、28 軸、29 フォーカスコイル、30 光ヘッドの筐体、31 CD用対物レンズとDVD対物レンズを搭載したボディ、32 CD用対物レンズ、33 DVD用対物レンズ、34 トラッキングアクチュエータの挙動を示した波形、35 跳ね返りが生じた場合の波形、36 レンズ切り換え動作に至らない場合の波形、37 フォーカス方向にもブレーキをかけた時のトラッキングアクチュエータの挙動を示した波形、38 トラッキングアクチュエータに印加するレンズキックパルス、39 フォーカスアクチュエータに印加するブレーキパルス、40 ストッパー、71 照射光。

Claims (2)

  1. 光ディスクに記録された情報を読み出すための対物レンズからの出射光の光スポットを上記光ディスクの各層のフォーカス最適位置に引き込ませる手段と、
    上記光ディスクの情報面に対して鉛直方向で上記対物レンズを近づける過程でフォーカスエラー信号の立ち上がり時に第1の基準値および第2の基準値の通過回数によって求まるピークを検出する手段と、
    上記ピークを検出する際、最初に得られるピークの振幅値を記憶する手段と、
    上記記憶手段に記憶された振幅値よりも小さい値である第3の基準値に基づいて、上記最初に得られるピークに続いて得られるピークの有無によって上記光ディスクの種類および上記光ディスクの層数検出を行う手段と、
    上記光ディスクの情報面に対して鉛直方向で上記対物レンズを遠ざける過程でフォーカス引き込み動作を行う手段と
    を有することを特徴とする光ディスク装置におけるディスク判別装置。
  2. フォーカス及びトラッキングアクチュエータに複数の対物レンズを備え、上記光ディスクの種類検出手段の検出結果が、その検出動作時に用いた対物レンズと異なる対物レンズを選択した場合、光ディスクの種類の検出動作を行った後に上記トラッキングアクチュエータを駆動する手段と、
    対物レンズを検出結果に合ったレンズに切り換える手段と、
    対物レンズの切り換え動作開始から予め定めた一定時間経過後に上記フォーカスアクチュエータを光ディスクの情報面に対して鉛直方向でディスクから遠ざける方向に駆動力を印加して上記フォーカスアクチュエータの動きを静止させる手段と
    を有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置におけるディスク判別装置。
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