JP3887822B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録型光ディスクの再生中にトラックを検出できないと、光ピックアップが対向する領域にデータが記録されているか否かを確認する光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク再生装置は、再生型光ディスクだけでなく、記録型光ディスクも再生することができる。しかし、ユーザは、誤ってデータを未記録の記録型光ディスクを光ディスク再生装置にセットしてしまうと、以下のような問題が発生していた。すなわち、光ディスク再生装置は、データを記録された光ディスクを再生することを前提に設計されているので、データを未記録の記録型光ディスクがセットされるとデータが記録されたトラックの検索を続けるため、検索を続けたまま制御不能になることがあった。
【0003】
そこで、従来、再生位置にセットされた光ディスクから信号を再生するべく、この光ディスクを回転させた後、トラッキングエラー信号のレベルに基づいて、再生位置にセットされた光ディスクが記録済の光ディスクであるか否かを判断し、記録済の光ディスクであると判断された時に限り、トラッキングサーボを実行して、信号の再生を開始する再生専用光ディスク装置があった(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−50054号公報(第4−6頁、第1−8図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の再生専用光ディスク装置は、データを未記録の光ディスクがセットされた場合には、トラッキングエラー信号のレベルなどに基づいて、この光ディスクが未記録であるか否かを判定することができる。しかしながら、この再生専用光ディスク装置では、プログラム領域の途中でデータの記録を完了した記録型光ディスクを再生中に外部から振動や衝撃が加わると、光ピックアップが移動してしまうことがあった。また、この再生専用光ディスク装置では、瞬停が発生した場合などに制御系が誤動作して光ピックアップが移動することがあった。さらに、再生専用光ディスク装置では、記録型光ディスクを再生中に制御系が誤動作した場合、記録データをすべて再生後に停止せずに、光ピックアップが光ディスクの未記録領域に対向する位置に移動してしまうことがあった。
【0006】
再生専用光ディスク装置は、光ピックアップが光ディスクの記録領域に対向する位置に移動した場合、すぐにフォーカスサーボやトラッキングサーボを行うので、データを速やかに再生することができる。しかしながら、再生専用光ディスク装置は、光ピックアップが光ディスクの未記録領域に対向する位置に移動すると、トラックを検出できなかったものと判断して、光ディスクを回転させながら光ピックアップを光ディスクの内周方向または外周方向に移動させて、トラックの検索を続ける。そのため、再生専用光ディスク装置が、光ディスクの未記録領域であると判断するまでに長時間ががかるという問題があった。また、光ディスク再生装置によっては、トラックの検索を続けたまま暴走する場合があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記の問題を解決するために、記録型光ディスクを再生中に光ピックアップが振動や誤動作により移動した場合に、光ピックアップが光ディスクの未記録領域に対向しているか、または記録領域に対向しているかを検出して、的確な処理を速やかに行う光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0009】
(1)光ディスクを回転させるディスク回転手段と、前記ディスク回転手段が光ディスクを回転させている時に、光ディスクのトラックを検出して、このトラックに記録された信号を読み取る光ピックアップ手段と、を備えた光ディスク再生装置において、
前記光ピックアップ手段が、光ディスクの再生中にトラックを一定時間検出できない時、前記光ピックアップ手段にフォーカスサーボのみを実行させて信号を読み取らせて、この信号中の最長ピットの長さを測定し、この最長ピットの長さが基準値よりも長ければ、光ディスクの未記録領域であると判定する判定動作を実行する制御手段を備え
前記制御手段は、光ディスクの記録領域であると判定すると、前記ディスク回転手段にこの光ディスクの回転速度を低下させてから、前記判定動作を再度行うことを特徴とする。
【0010】
この構成においては、光ディスク再生装置は、光ディスクの再生中に一定時間トラックを検出できないと、未記録領域であるか否かを判定するので、記録型光ディスクを再生中に光ピックアップが振動や誤動作によって移動した場合でも、データを再生できるか否かを短時間で判定することができる。また、光ディスク再生装置は、信号中の最長ピットの長さを測定した結果に基づいて判定を行うので、容易に未記録領域であるか否かを判定することができ、誤判定を防止できる。
また、光ディスク再生装置では、光ディスクの再生中に振動や誤動作のために、光ピックアップが移動した際に、光ディスクの回転速度が移動前の位置における回転速度のままであると、記録領域であっても高速なために光ディスクに記録されたデータを読み出すことができない場合がある。この構成においては、光ディスク再生装置は、光ディスクの記録領域のデータを読み出せなかった場合、光ディスクの回転速度を低下させるので、光ディスクの記録領域のデータを読み出すことができる。
【0011】
(2)前記制御手段は、光ディスクの未記録領域であると判定すると、前記ディスク回転手段にこの光ディスクの回転を停止させてから排出することを特徴とする。
【0012】
この構成においては、光ディスク再生装置は、未記録領域を再生しようとした場合、光ディスクの回転を停止・排出するので、従来のようにトラックを検出するために光ディスクを長時間回転させることがない。また、ユーザは、光ディスクの排出されるので、光ディスク再生中に誤動作が発生したことをすぐに把握できる。
【0013】
(3)前記制御手段は、光ディスクの未記録領域であると判定すると、前記光ピックアップ手段を内周側に所定距離移動させてから、前記判定動作を再度実行することを特徴とする。
【0014】
この構成においては、光ディスク再生装置は、光ピックアップを内周側に移動させて判定動作を行うので、この動作を繰り返すことで光ディスクの記録領域を検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施の実施形態に係る光ディスク再生装置の概略構成図である。光ディスク再生装置1は、ドライブ部21、表示部22、記憶部23、操作部24、及び制御部25を備えている。ドライブ部21は、光ディスクの再生を行う。表示部22は、ユーザに伝達する内容などを表示する。記憶部23は、制御部25が行う動作などのプログラムを記憶する。操作部24は、ユーザが光ディスク再生装置1に対して各種の操作を行うためのものである。制御部25は、光ディスク再生装置1の各部を制御する。
【0018】
また、ドライブ部21は、スピンドルモータ2、周波数発生器(FG)3、スピンドルモータ制御回路4、ガイドレール5、フィードモータ6、光ピックアップ(OPU)7、サーボ回路8、レーザパワー制御回路(ALPC)9、トレイ10、チャッキング機構11、トレイ駆動モータ12、トレイ駆動モータ制御回路13、メモリ14、及び制御回路15を備えている。
【0019】
スピンドルモータ2は、光ディスクDを回転駆動するモータである。また、スピンドルモータ2の回転軸先端部には、光ディスクDを保持(チャッキング)するためのチャッキング機構11の一部であるターンテーブル11aが設けられている。また、光ディスクDは、クランパ11bによってターンテーブル11a上にセットされる。
【0020】
周波数発生器3は、スピンドルモータ2の回転軸の位置(角度)や回転数を検出するための信号をスピンドルモータ制御回路4へ出力する。周波数発生器3は、スピンドルモータ2が一定速度で1回転する間に、パルス信号を等間隔に一定回数出力する。スピンドルモータ制御回路4は、このパルス信号を検出することで、スピンドルモータ2の回転軸に取り付けた光ディスクの相対位置(角度)や回転数を検出できる。
【0021】
スピンドルモータ制御回路4は、周波数発生器3から出力されたパルス信号に基づいて、スピンドルモータ2の回転制御を行う。
【0022】
ガイドレール5は、光ピックアップ7が光ディスクDに対向して、光ディスクDの半径方向に移動するように、光ピックアップ7を支持する。
【0023】
フィードモータ6は、光ピックアップ7を光ディスクDの半径方向に移動させるための駆動力を供給するモータである。
【0024】
光ピックアップ7は、レーザダイオード、レンズやミラーなどの光学系、戻り光受光素子、フォーカスサーボ機構、及びトラッキングサーボ機構などを備えている(図示は省略する。)。また、データの記録及び再生時には、レーザダイオードから光ディスクDに対してレーザ光を照射し、光ディスクDからの戻り光を受光して受光信号に応じたトラッキング誤差信号、フォーカス誤差信号をサーボ回路8に出力する。なお、フォーカスサーボ機構は、光ピックアップ7のレンズと光ディスクDのデータ記録面との距離を一定に保つためのサーボ機構である。また、トラッキングサーボ機構は、光ディスクの記録層やレーベル面側に形成されたプリグルーブ(記録トラック)上に、レーザ光を常に照射するためのサーボ機構である。さらに、光ピックアップ7は、レーザパワーモニタ用のフォトダイオードを備えており、このフォトダイオードは、レーザダイオードが出射したレーザ光の一部を受光すると、受光したレーザ光のパワーに応じた電流を出力し、この電流がレーザパワー制御回路9へ供給されるようになっている。
【0025】
サーボ回路8は、光ピックアップ7のフォーカス制御、トラッキング制御、並びにフィードモータ6による光ピックアップ7の送り制御(スレッド制御)を行い、光ピックアップ7が常に適正な位置になるように制御する。また、サーボ回路8は、光ピックアップ7でフォーカスサーボを行った際に、フォーカス駆動電圧の値を制御回路15へ出力する。
【0026】
レーザパワー制御回路9は、光ピックアップ7のレーザダイオードから照射するレーザ光のパワーを制御する。具体的には、レーザパワー制御回路9は、光ピックアップ7のフォトダイオードが出力する電流の値と、制御回路15から送信されるレーザパワーの最適目標値を示す情報と、に基づいて、最適なレーザパワーのレーザ光を光ピックアップ7のレーザダイオードが出射するように制御する。
【0027】
トレイ10は、光ディスク再生装置1の内部に光ディスクを搬入したり、光ディスク再生装置1の内部から光ディスクを搬出したりする。
【0028】
チャッキング機構11は、光ディスクを安定して高速回転させるために、光ディスクを保持するための機構であり、ターンテーブル11aとクランパ11bとで光ディスクDを挟み込んで保持する。チャッキング機構11は、トレイ10の動作と連動しており、光ディスクDをセットしたトレイ10が装置内に収納されることで光ディスクDをチャッキングする構造である。そのため、チャッキング機構11は、トレイ10を所定の位置まで搬出しないと、光ディスクのチャッキングを解除できない構造である。
【0029】
なお、チャッキング機構11は、上記の構成に限るものではなく、他の構成であっても良い。例えば、ターンテーブル11aは、光ディスク保持用の複数の爪で光ディスクを保持する構成などであっても良い。また、チャッキング機構11は、トレイ10を所定の位置まで搬出しないでも、光ディスクのチャッキングを解除できる構造であっても良い。
【0030】
トレイ駆動モータ12は、ドライブ部21からトレイ10を搬出したり、ドライブ部21内にトレイ10を搬入したりするため駆動力を供給するモータである。
【0031】
トレイ駆動モータ制御回路13は、制御回路15からの信号に基づいて、トレイ駆動モータ12の回転制御を行う。なお、トレイ駆動モータ制御回路13には、トレイを搬入、または搬出させる操作を行うためのイジェクトボタン13aが接続されている。
【0032】
メモリ14は、フォーカス駆動電圧の基準値や測定値などを記憶させるためのものである。
【0033】
制御回路15は、CPU、ROM、及びRAM等から構成されており、ROMに格納されたプログラムに従って光ディスク再生装置1のスピンドルモータ制御回路4、サーボ回路8、及びレーザパワー制御回路9などに制御信号を送信して、これらに接続された各部を制御する。
【0034】
次に、光ディスク再生装置1が振動・衝撃・誤動作などにより、光ピックアップが移動した場合の動作について説明する。
【0035】
(1)光ディスク再生装置1は、光ピックアップ7が移動する前と同様の回転速度で記録型光ディスクDを回転させながら、トラックの検出動作を行う。光ディスク再生装置1は、記録型光ディスクDが所定の回数(例えば、5〜10回転)回転する間、または所定の時間(例えば、0.5〜1秒)経過しても、トラックを検出できなかった場合、以下の動作を行う。まず、光ディスク再生装置1は、記録型光ディスクDを一定速度で回転させる。そして、光ディスク再生装置1は、光ピックアップ7のフォーカスサーボのみをオンにして、記録型光ディスクDのトラックを検出する動作を行う。光ディスク再生装置1は、トラックを検出できると、光ピックアップ7のフォーカスサーボだけでなく、トラッキングサーボ及びスレッドサーボを有効にして、通常通り記録型光ディスクDのデータを再生する。
【0036】
(2)光ディスク再生装置1は、記録型光ディスクDのトラックを検出できなかった場合、記録型光ディスクDを所定の回転速度で回転させながら、フォーカスサーボのみをオンにして、再度トラックの検出を行う。この時、光ディスク再生装置1は、所定の期間に検出したRF信号から最長のピットを検出して、この最長ピットの長さを測定する。光ディスク再生装置1は、記録型光ディスクにデータが記録されている場合、フォーカスサーボのみをオンにした状態では、記録型光ディスクに螺旋状に記録されたデータトラックを横切りながらデータを読み取ることになるので、記録されたデータの一部を読み取ることになり、RF信号から最長のピットを検出することができる。
【0037】
ここで、記録型光ディスクDのプリグルーブとランドとの間には高低差が有るため、その反射率が異なる。光ディスク再生装置1は、フォーカスサーボのみをオンにして光ピックアップ7からレーザ光を照射するので、記録型光ディスクDのプリグルーブ及びランドをレーザ光が横切る際に、未記録領域であってもピット及びランドによる信号と同様の信号として検出してしまう。また、光ディスク再生装置1は、このプリグルーブ及びランドをレーザ光が横切る時以外の時には、長さの非常に長いピットを検出しているものとして、信号を検出してしまう。例えば、CD−Rの場合、データの記録に使用するピットの最長の長さである11Tよりも長い値として信号を検出する。したがって、CD−Rの場合、閾値を11Tに設定すると、11Tを越えた値のRF信号を検出した場合には、データの未記録領域と判定すれば良い。
【0038】
(3)光ディスク再生装置1は、(2)においてピットの長さを測定した結果、ピットの長さが閾値以下の正常値の場合は、記録領域であると判断して、光ピックアップ7のフォーカスサーボ、トラッキングサーボ及びスレッドサーボを有効にして、通常通り記録型光ディスクDのデータを再生する。
【0039】
(4)光ディスク再生装置1は、(2)においてピットの長さを測定した結果、ピットの長さが閾値を超えた異常値であった場合は、未記録領域であると判断する。
【0040】
(5−a)光ディスク再生装置1は、未記録領域であると判断した場合、即座に再生エラーであるとして、記録型光ディスクDの再生を停止して、トレイ10を排出するとともに、表示部22にその旨を表示させる。
【0041】
(5−b)また、光ディスク再生装置1は、再生エラーと判定する代わりに、以下のように処理することもできる。すなわち、光ディスク再生装置1は、光ピックアップ7を内周側に移動させながら、(2)で説明した最長ピットの長さの測定を所定の間隔で行う。そして、光ディスク再生装置1は、最長ピットの長さが閾値以下の正常値であると、記録領域であると判断して、データを再生する。
【0042】
次に、光ディスク再生装置1で記録型光ディスクDを再生中に、振動・衝撃・誤動作などにより光ピックアップ7が移動した場合の具体的な動作について、フローチャートに基づいて説明する。図2,図3は、本発明の実施形態に係る光ディスク再生装置において光ピックアップが移動した際の動作を説明するためのフローチャートである。
【0043】
図2に示すように、光ディスク再生装置1の制御回路15は、振動・衝撃・誤動作などにより光ピックアップが移動した場合、光ピックアップ7が移動する前と同様の回転速度で記録型光ディスクDを回転させながら、引き続きデータを再生するためにトラックの検出動作を行う(s1)。制御回路15は、トラックを検出すると(s2)、データを再生する(s3)。
【0044】
一方、制御回路15は、ステップs2において、記録型光ディスクDが所定の回数(例えば、5〜10回転)回転する間、または所定の時間(例えば、0.5〜1秒)経過しても、トラックを検出できなかった場合、以下の動作を行う。まず、制御回路15は、スピンドルモータ制御回路4を介してスピンドルモータ2の回転速度を予め設定した角速度に制御する。これにより、記録型光ディスクDは角速度一定で回転する(s4)。そして、制御回路15は、サーボ回路8に信号を送信して光ピックアップ7のフォーカスサーボのみをオンにして記録型光ディスクDのトラックの検出を行う(s5)。また、制御回路15は、ステップs5の動作を行った時に、図外のカウンタを1増加させる。制御回路15は、トラックを検出できると(s6)、サーボ回路8に光ピックアップ7のフォーカスサーボ、トラッキングサーボ及びスレッドサーボを有効にさせて、通常通り記録型光ディスクDのデータを再生する(s3)。
【0045】
制御回路15は、ステップs6において、記録型光ディスクDのトラックを検出できなかった場合、前記のカウンタのカウント数を確認してトラックの検出処理を行った回数を確認する(s7)。制御回路15は、トラックの検出回数(カウント数)が例えば3回以上の場合(s8)、ディスクエラーまたは装置の故障であると判断して、エラー信号を制御部25に送る。制御回路15は、このエラー信号を受け取ると、表示部22にディスクエラーまたは装置の故障である旨を表示させて(s9)、処理を終了する。
【0046】
一方、制御回路15は、トラックの検出回数が例えば3回未満の場合(s8)、引き続きスピンドルモータ制御回路4及びスピンドルモータ2に、記録型光ディスクDを一定の角速度で回転させる。また、制御回路15は、サーボ回路8に光ピックアップ7のフォーカスサーボのみをオンさせて、記録型光ディスクDの記録面にレーザ光を照射して、所定の期間におけるRF信号を検出する。そして、制御回路15は、記録型光ディスクDにおける最長ピットの長さを測定する (s10)。
【0047】
制御回路15は、ステップs9において最長ピットの長さを測定した結果、ピットの長さが予め設定した閾値(例えば、CD−Rの場合11Tのピットの長さ)以下の正常値の場合(s11)、光ピックアップ7は記録領域に対向していると判定する(s12)。そして、制御回路15は、サーボ回路8に光ピックアップ7のフォーカスサーボ、トラッキングサーボ及びスレッドサーボを有効にして、また、スピンドルモータ制御回路4にスピンドルモータ2の回転速度を低下させて、例えば記録型光ディスクDを基本回転速度(1倍速)で回転させる(s13)。そして、制御回路15は、ステップs2の動作を行う。
【0048】
一方、制御回路15は、ステップs11においてピットの長さを測定した結果、ピットの長さが閾値を超えた異常値であった場合、光ピックアップ7が記録型光ディスクDの未記録領域に対向していると判定する(s14)。そして、制御回路15は、この場合、再生エラーであるとして、即座にスピンドルモータ制御回路4にスピンドルモータ2の回転を停止させ、光ディスクの再生を停止させるとともに、制御部25に再生エラーであることを通知する信号を送信する。制御部25は、制御回路15からこの信号を受け取ると、表示部22に光ディスクの再生エラーであることを表示させて(s15)、処理を終了する。
【0049】
また、ユーザは、光ディスク再生装置1にステップs14以降の処理として、以下のような処理を実行させることもできる。すなわち、図3に示すように、制御回路15は、光ピックアップ7が記録型光ディスクDのみ記録領域に対向していると判定すると(s14)、サーボ回路8にフィードモータ6を駆動させて、光ピックアップ7を光ディスクDの内周側(中心側)に所定の距離だけ移動させる(s21)。そして、制御回路15は、サーボ回路8に光ピックアップ7のフォーカスサーボのみをオンさせて、所定の期間に検出したRF信号から最長のピットを検出して、この最長ピットの長さを測定する(s22)。
【0050】
制御回路15は、ステップs22においてピットの長さを測定した結果、ピットの長さが閾値以下の正常値の場合(s23)、記録領域であると判定して(s24)、サーボ回路8に光ピックアップ7のフォーカスサーボ、トラッキングサーボ及びスレッドサーボを有効にさせて、また、スピンドルモータ制御回路4にスピンドルモータ2の回転速度を低下させて、例えば記録型光ディスクDを基本回転速度(1倍速)で回転させる(s25)。そして、制御回路15は、図2のステップs2の動作を行う。
【0051】
一方、制御回路15は、ステップs22においてピットの長さを測定した結果、ピットの長さが閾値を越えた異常値であった場合、光ピックアップ7が記録型光ディスクDの未記録領域に対向していると判断する(s26)。そして、ステップs21を実行する。
【0052】
光ディスク再生装置1は、図3のs21〜s23,s26の処理を繰り返すことで、光ピックアップを内周側に移動させて判定動作を行いながら、記録型光ディスクDの記録領域を検出することができる。
【0053】
なお、以上の説明では、記録型光ディスクを再生する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、再生型光ディスクの再生中に振動・衝撃・誤動作などにより光ピックアップが移動した場合にも適用することができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0055】
(1)光ディスク再生装置は、光ディスクの再生中に一定時間トラックを検出できないと、未記録領域であるか否かを判定するので、記録型光ディスクを再生中に光ピックアップが振動や誤動作によって移動した場合でも、データを再生できるか否かを短時間で判定することができる。また、光ディスク再生装置は、信号中の最長ピットの長さを測定した結果に基づいて判定を行うので、容易に未記録領域であるか否かを判定することができ、誤判定を防止できる。さらに、光ディスク再生装置は、光ディスクの記録領域のデータを読み出せなかった場合、光ディスクの回転速度を低下させるので、光ディスクの記録領域のデータを読み出すことができる。
【0056】
(2)光ディスク再生装置は、未記録領域を再生しようとした場合、従来のようにトラックを検出するために光ディスクを長時間回転させることなく、短時間で光ディスクの回転を停止・排出することができる。また、光ディスクの排出されるので、光ディスク再生中に誤動作が発生したことをすぐに把握できる。
【0057】
(3)光ディスク再生装置は、光ピックアップを内周側に移動させて判定動作を行うので、この動作を繰り返すことで光ディスクの記録領域を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の実施形態に係る光ディスク再生装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る光ディスク再生装置において光ピックアップが移動した際の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態に係る光ディスク再生装置において光ピックアップが移動した際の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1−光ディスク装置、2−スピンドルモータ、3−周波数発生器、
4−スピンドルモータ制御回路、5−ガイドレール、6−フィードモータ6、
7−光ピックアップ、8−サーボ回路、9−レーザパワー制御回路、
10−トレイ、11−チャッキング機構、14−メモリ、15−制御回路、
21−ドライブ部、22−表示部、23−記憶部、24−操作部、25−制御部

Claims (4)

  1. 光ディスクを回転させるディスク回転手段と、前記ディスク回転手段が光ディスクを回転させている時に、光ディスクのトラックを検出して、このトラックに記録された信号を読み取る光ピックアップ手段と、を備えた光ディスク再生装置において、
    前記光ピックアップ手段が、光ディスクの再生中にトラックを一定時間検出できない時、前記光ピックアップ手段にフォーカスサーボのみを実行させて信号を読み取らせて、この信号中の最長ピットの長さを測定し、この最長ピットの長さが基準値よりも長ければ、光ディスクの未記録領域であると判定する判定動作を実行する制御手段を備え、
    前記制御手段は、光ディスクの未記録領域であると判定すると、前記ディスク回転手段にこの光ディスクの回転を停止させてから排出するか、
    または、光ディスクの未記録領域であると判定すると、前記光ピックアップ手段を内周側に所定距離移動させてから、前記判定動作を再度実行し、
    光ディスクの記録領域であると判定すると、前記ディスク回転手段にこの光ディスクの回転速度を低下させてから、前記判定動作を再度行うことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 光ディスクを回転させるディスク回転手段と、前記ディスク回転手段が光ディスクを回転させている時に、光ディスクのトラックを検出して、このトラックに記録された信号を読み取る光ピックアップ手段と、を備えた光ディスク再生装置において、
    前記光ピックアップ手段が、光ディスクの再生中にトラックを一定時間検出できない時、前記光ピックアップ手段にフォーカスサーボのみを実行させて信号を読み取らせて、この信号中の最長ピットの長さを測定し、この最長ピットの長さが基準値よりも長ければ、光ディスクの未記録領域であると判定する判定動作を実行する制御手段を備え
    前記制御手段は、光ディスクの記録領域であると判定すると、前記ディスク回転手段にこの光ディスクの回転速度を低下させてから、前記判定動作を再度行うことを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 前記制御手段は、光ディスクの未記録領域であると判定すると、前記ディスク回転手段にこの光ディスクの回転を停止させてから排出する請求項2に記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記制御手段は、光ディスクの未記録領域であると判定すると、前記光ピックアップ手段を内周側に所定距離移動させてから、前記判定動作を再度実行する請求項2に記載の光ディスク再生装置。
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