JP2007046662A - バタフライ弁、調圧弁、及び、それらの制御装置 - Google Patents

バタフライ弁、調圧弁、及び、それらの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 バタフライ弁の原点位置制御を行う場合に、バウンズバック現象の影響を排除し、コストを抑制することが可能なバタフライ弁を提供すること。
【解決手段】 バタフライ弁であって、バタフライ弁体と、バタフライ弁体を駆動するステッピングモータと、バタフライ弁体が回転する軌跡に沿った球形状に形成された球状ハウジングとを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ステッピングモータによって駆動されるバタフライ弁に関する。
一般的に、バタフライ弁は、弁体(以下、バタフライ弁体と呼ぶ。)と、ハウジングと、原点ストッパを備えており、例えば、このバタフライ弁を流れる流体の流量が最小になる位置、すなわち、バタフライ弁体とハウジングが接触する位置にある時、若しくは、バタフライ弁体とハウジングが最も近い位置にある時などに原点ストッパが作動する。以下では、このように、バタフライ弁において、原点ストッパが作動した時のバタフライ弁体の位置を原点位置と呼び、バタフライ弁体を原点位置に移動させる制御を原点位置制御と呼ぶ。この原点位置制御は、バタフライ弁を流れる流体流量を最小にするための制御、すなわち、バタフライ弁を閉弁状態にするための制御である。また、バタフライ弁の駆動機構として、例えば、ステッピングモータが用いられる。このステッピングモータは、パルス信号で駆動し、パルス信号が入力されるごとに一定角度(1ステップ)ずつ回転する位置決め機能を持ったモータである。
このステッピングモータを用いて、バタフライ弁の原点位置制御を行う方法としては、例えば、下記特許文献1に記載される技術が開示されている。すなわち、まず、ステッピングモータを駆動してバタフライ弁体を回転させて、原点ストッパを作動させる。この時、ステッピングモータは、原点ストッパ作動後もさらに回転を続けようとして、脱調することになるで、この時点でステッピングモータを停止させる。しかし、この場合、バタフライ弁体は、原点ストッパが作動した時に跳ね返りを起こす。そこで、予め跳ね返り量を求めておき、この跳ね返り量に相当するステップ数のパルス信号を再度ステッピングモータに供給して、バタフライ弁体を原点位置に移動させる。
ところで、バタフライ弁の原点位置制御において、バタフライ弁体を回転させて、原点ストッパを作動させた際に、「バウンズバック現象」が発生する場合がある。このバウンズバック現象とは、ステッピングモータのロータの位置関係や反発力、負荷状態などの所定の条件が一致した場合に発生し、原点ストッパ作動時において、バタフライ弁体が跳ね返り後、突如ステッピングモータが逆回転を起こして想定以上の跳ね返りおこしてしまう現象を言う。このように、バタフライ弁の原点位置制御時に、バウンズバック現象が生じると、上述の特許文献1に開示する方法では、想定以上の跳ね返り量が生じるので、バタフライ弁体を正確に原点位置に移動させることができないという問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、下記特許文献2に記載される技術が開示されている。この技術では、バタフライ弁の原点位置制御を行った場合に、バウンズバック現象が生じると、この現象で跳ね返った後のバタフライ弁体の位置を位置センサで測定するようにしている。そして、その位置から原点位置までの距離に相当するステップ数のパルス信号を再度ステッピングモータに供給することにより、その位置から再度バタフライ弁の原点位置制御を行うことができるようになっている。
特開平09−065699号公報 特開2004−357409号公報
しかしながら、上述した特許文献2に記載の技術では、バタフライ弁の原点位置制御を行う際に、バウンズバック現象が生じた場合に対応するため、位置センサを取り付ける必要があるので、それに伴い、コストが上昇するという問題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、バタフライ弁の原点位置制御を行う場合に、バウンズバック現象の影響を排除し、コストを抑制することが可能なバタフライ弁を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の
バタフライ弁であって、
ステッピングモータにより駆動されるバタフライ弁体と、
前記バタフライ弁体が回転する軌跡に沿った球形状に形成された球状ハウジングと、
を備えたことを要旨とする。
上記構成のバタフライ弁によれば、例えば、バタフライ弁の原点位置制御を行った場合に、バウンズバック現象が生じたとしても、バタフライ弁体が球状ハウジングのいずれかの部分にある場合には、閉弁状態とすることができ、すなわち、バウンズバック現象の影響を排除することができる。また、バウンズバック現象に対応するために、位置センサ等を設けることなく、バウンズバック現象の影響を排除することができるので、位置センサ等の設置に伴うコストを抑制することができる。
上記バタフライ弁において、
前記バタフライ弁体と前記球状ハウジングとの間に、予め定められる一定の隙間を設けるようにしてもよい。
また、上記バタフライ弁を調圧弁として用いてもよい。
上記バタフライ弁の制御を行う制御装置であって、
前記バタフライ弁体を回転させている時に、前記バタフライ弁体と前記球状ハウジングとの間に所定の異物が挟まったことを検知する異物検知部と、
前記バタフライ弁体と前記球状ハウジングとの間に前記異物が挟まったことを検知すると、前記バタフライ弁体を前記回転方向に対して逆回転させる弁制御部と、
を備えるようにしてもよい。
このようにすれば、バタフライ弁体と球状ハウジングとの間に挟まった異物を除去することが可能となる。
なお、本発明は、上記したバタフライ弁や制御装置などの装置発明の態様に限ることなく、バタフライ弁の制御を行う制御方法などの方法発明としての態様で実現することも可能である。さらには、それら方法や装置を構築するためのコンピュータプログラムとしての態様や、そのようなコンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様や、上記コンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など、種々の態様で実現することも可能である。
また、本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、上記装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき次の順序で説明する。
A.実施例:
A1.燃料電池システムの概略:
A2.可変調圧弁220の構成:
A3.異物検知・除去処理:
B.変形例:
A.実施例:
A1.燃料電池システムの概略:
図1は、本発明の実施例としてバタフライ弁を可変調圧弁として備える燃料電池システムの概略構成図である。図1に示す燃料電池システム100は、主に燃料電池10と、水素タンク20と、遮断弁200と、可変調圧弁220と、ステッピングモータ210と、上流圧力センサP1と、下流圧力センサP2と、ブロワ30と、制御回路400と、加湿器60と、循環ポンプ250と、パージ弁240とを備えている。また、この可変調圧弁220は、ステッピングモータ210により駆動される。
燃料電池10は、固体高分子型の燃料電池であり、構成単位である単セル(図示せず)を複数積層したスタック構造を有している。各単セルは、電解質膜(図示せず)を挟んで水素極(図示せず)(以下、アノードと呼ぶ。)と酸素極(図示せず)(以下、カソードと呼ぶ。)とを配置した構成となっている。燃料電池10は、各々の単セルのアノード側に水素を含有する燃料ガス(以下、アノードガスと呼ぶ。)を供給し、カソード側に酸素を含有する酸化ガスを供給することで、電気化学反応が進行し、起電力を生じる。燃料電池10は、生じた電力を燃料電池10に接続される所定の負荷(例えば、モータや蓄電池。)に供給する。なお、燃料電池10としては、上記した固体高分子型燃料電池の他、水素分離膜型燃料電池や、アルカリ水溶液電解質型や、リン酸電解質型や、あるいは溶融炭酸塩電解質型等、種々のタイプの燃料電池を用いることができる。また、燃料電池10のアノードガスが流れる流路をアノード流路25と呼ぶ。
水素タンク20は、高圧の水素ガス(アノードガス)が貯蔵される貯蔵装置であり、アノードガス供給流路24を介して燃料電池10のアノード流路25に接続されている。アノードガス供給流路24上において、水素タンク20から近い順番に、遮断弁200と、上流圧力センサP1、可変調圧弁220、下流圧力センサP2とが設けられている。以下では、アノードガス供給流路24において、可変調圧弁220よりもアノードガスの供給方向に対して上流側を上流部と呼び、可変調圧弁220よりもアノードガスの供給方向に対して下流側を下流部と呼ぶ。
燃料電池システム100の運転中において、電気化学反応に供された後のアノードからの排ガス(以下、アノード排ガスと呼ぶ。)は、定期的に、アノード排ガス流路26を介し、パージ弁240から外部へ排出(パージ)される。また、アノード排ガスは、循環ポンプ250によりガス循環流路28を介して、アノードガス供給流路24に再度供給される。このようにして、アノード排ガスに含まれる水素ガスは、循環して、アノードガスとして再び発電に使用される。ブロワ30で圧縮された空気は、加湿器60によって加湿された後に燃料電池10に供給される。燃料電池10には、カソード排ガス流路36が配されており、電気化学反応に供された後のカソードからの排ガスは、カソード排ガス流路36を通じて外部に排出される。
制御回路400は、マイクロコンピュータを中心とした論理回路として構成され、詳しくは、予め設定された制御プログラムに従って所定の演算などを実行するCPU(図示せず)と、CPUで各種演算処理を実行するのに必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納されたROM(図示せず)と、同じくCPUで各種演算処理をするのに必要な各種データが一時的に読み書きされるRAM(図示せず)と、各種信号を入出力する入出力ポート(図示せず)等を備え、燃料電池システム100に関する種々の制御を行う。
また、制御回路400は、異物検知部410および弁制御部420として機能する。弁制御部420は、外部からの負荷要求(発電要求)に対応させて、ステッピングモータ210を駆動し、可変調圧弁220の調圧値を適宜可変調整する。例えば、弁制御部420は、発電要求が、発電電力(発電電流)の出力アップを要求するものである場合には、その要求に対応させて、ステッピングモータ210の回転方向及びステップ数を調整して駆動することにより可変調圧弁220の調圧値を高く調整し、すなわち、アノードガス供給流路24の下流部に流れるアノードガス流量を多くする。異物検知部410および弁制御部420は、後述する異物検知・除去処理を実行する。
A2.可変調圧弁220の構成:
本実施例の可変調圧弁220は、水素タンク20から供給されるアノードガスを調圧するが、アノードガスの調圧値を可変調整できるようになっている。以下に、この可変調圧弁220について図2〜図4を用いて詳細を説明する。
図2は、本実施例における可変調圧弁220の斜視図である。図3(a)は、図2におけるA−Aを通るx−y平面をz方向に向かって見た図である。図3(b)は、図3(a)のバタフライ弁に対する比較例を示している。図4は、図2におけるB−Bを通るx−z平面をy方向に向かって見た図である。これらの図に示すように、可変調圧弁220は、バタフライ弁体221と、ステッピングモータ210と接続され、バタフライ弁体221の回転軸となるバタフライ軸229と、バタフライ軸229のステッピングモータ210側の軸受けとなる上部軸受227と、バタフライ軸229の先端の軸受けとなる下部軸受228と、上部軸受227内部に備えられるストッパ226と、本実施例の特徴部分である球状ハウジング222とから構成される。
弁制御部420は、ステッピングモータ210を駆動して、この可変調圧弁220のバタフライ弁体221を回転制御することにより、アノードガス供給流路24を流れるアノードガスの調圧(流量調整)を行う。
図3において、バタフライ弁体が、半時計回りに回転する場合を順回転とし、時計回りに回転する場合を逆回転とする。図3において、バタフライ弁体が、アノードガス供給流路と略平行となった位置をS位置とする。また、バタフライ弁体が、このS位置から順回転方向にθ1度回転した位置をQ位置とする。さらに、バタフライ弁体221が、S位置から順回転方向θ2度回転した位置をR位置とする。
バタフライ弁体221は、図2〜図4に示すように、円形状の弁体である。球状ハウジング222は、図2〜図4に示すように、アノードガス供給流路24に接続され、バタフライ弁体221の描く軌跡に沿った球形状に形成されている。
図3(b)に示す比較例では、バタフライ弁において、ハウジングがアノードガス供給流路と略平行に設けられている。そのため、この比較例のバタフライ弁は、バタフライ弁体がS位置から順回転方向に90度回転したQ'位置にある時のみ閉弁状態となる。一方、本実施例の可変調圧弁220(バタフライ弁)では、図3(a)に示すように、バタフライ弁体221がQ位置からR位置までの間にある場合には、バタフライ弁体221と球状ハウジング222との間は、一定の隙間Tとなり、すなわち、アノードガスの流量が一定であり、かつ、最低流量となるので、可変調圧弁220(バタフライ弁)は閉弁状態となる。以下では、Q位置からR位置までの間を原点領域と呼ぶ。
また、図3(a)に示すように、可変調圧弁220において、バタフライ弁体221がR位置からS位置の間にある場合には、可変調圧弁220は、開弁状態となる。
ストッパ226は、図3(a)において、バタフライ弁体221が逆回転してQ位置に来た場合、および、バタフライ弁体221が順回転してS位置に来た場合に、バタフライ弁体221を停止させるように設定されている。
弁制御部420は、可変調圧弁220を開弁状態から閉弁状態とする場合には、ステッピングモータ210を駆動して、バタフライ弁体221を逆回転方向に回転制御し、バタフライ弁体221を図3(a)のQ位置まで回転させる。バタフライ弁体221がQ位置まで来ると、ストッパ226が作動して、バタフライ弁体221の回転が停止し、閉弁状態となる。従って、Q位置は、閉弁時におけるストッパ作動位置(以下では、閉弁時ストッパ作動位置と呼ぶ。)となる。
なお、この場合、弁制御部420は、可変調圧弁220において、バタフライ弁体221をQ位置まで回転制御させることなく、原点領域(図3(a):R位置からQ位置の間)に停止させて、閉弁状態としてもよい。この場合、弁制御部420は、下流圧力センサP2の値を参照して、閉弁状態となったか否かを判断するようにしてもよい。
また、弁制御部420は、可変調圧弁220を閉弁状態から開弁状態とする場合には、ステッピングモータ210を駆動して、バタフライ弁体221を所望の調圧値となるまで順回転方向に回転制御する。この場合、可変調圧弁220において、バタフライ弁体221が順回転して図3(a)のS位置まで回転すると、ストッパ226が作動し、バタフライ弁体221の回転が停止するようになっている。従って、S位置は、開弁時におけるストッパ作動位置(開弁時ストッパ作動位置)となる。バタフライ弁体221がS位置にある場合には、最大調圧値(最大流量)となる。
ところで、弁制御部420は、可変調圧弁220において、開弁状態と閉弁状態を繰り返すことで細かな調圧を行うディザー制御を行う場合がある。この場合、弁制御部420は、ステッピングモータ210を駆動し、バタフライ弁体221をR位置(図3(a))からS位置に向けて少し順回転方向に回転させて停止させ、すぐにその停止位置からR位置まで逆回転方向に回転させる制御を繰り返すことにより、このディザー制御を行う。
A3.異物検知・除去処理:
図5は、異物検知・除去処理のフローチャートを示す図である。ここで、異物検知部410および弁制御部420が行う異物検知・除去処理について、以下に説明する。この処理は、燃料電池システム100の運転中において行われる処理であり、燃料電池システム100が外部から更なる負荷運転の要求(高負荷運転要求、または、高発電運転要求)を受付けた場合、すなわち、可変調圧弁220の調圧値を上昇させるべき要求を受付けた場合に行う処理である。
制御回路400が外部からの高負荷運転要求(高発電運転要求)を受付けると(ステップS10)、続いて、異物検知部410は、上流圧力センサP1から圧力値Ps1を検出する(ステップS20。)
そして、弁制御部420は、バタフライ弁体221を順回転方向に回転させるように、ステッピングモータ210を駆動する(ステップS30)。なお、この場合、弁制御部420は、バタフライ弁体221が徐々に順回転方向に回転するように、ステッピングモータ210を駆動することが好ましい。
次に、異物検知部410は、下流圧力センサP2から圧力値Ptを検出する(ステップS40)。
異物検知部410は、検出した圧力値Ptが、ステップS10の処理で受付けた高負荷運転要求に対応する圧力値Plとなったか否かを判断する(ステップS50)。
異物検知部410は、検出した圧力値Ptが、高負荷要求に対応する圧力値Plとなった場合(ステップS50:YES)には、可変調圧弁220が正常に作動していると判断し、この処理を終了する。
異物検知部410は、検出した圧力値Ptが、高負荷要求に対応する圧力値Plとなってない場合(ステップS50:NO)には、上流圧力センサP1から圧力値Ps2を検出する(ステップS60)。
異物検知部410は、検出した圧力値Ps2が圧力値Ps1より高くなったか否か、すなわち、ステップS30の処理でステッピングモータ210駆動後に可変調圧弁220より上流側の圧力が上昇したか否かを判断する(ステップS70)。
異物検知部410は、検出した圧力値Ps2が圧力値Ps1より高くなっていない、すなわち、ステップS30の処理でステッピングモータ210駆動後に可変調圧弁220より上流側の圧力が上昇していない場合(ステップS70:NO)には、ステップS40の処理にリターンする。
異物検知部410は、検出した圧力値Ps2が圧力値Ps1より高くなった、すなわち、ステップS30の処理でステッピングモータ210駆動後に可変調圧弁220より上流側の圧力が上昇した場合(ステップS70:YES)には、バタフライ弁体221と球状ハウジング222との間になんらかの異物が挟まり、ステッピングモータ210を駆動してもバタフライ弁体221が順回転方向に回転できなくなっていると判断する(ステップS80)。
そして、この場合、弁制御部420は、バタフライ弁体221を逆回転させるように、ステッピングモータ210を駆動する(ステップS90)。その後、この処理を終了する。
以上のように、本実施例の可変調圧弁220は、開弁状態から閉弁する場合には、バタフライ弁体221を閉弁時ストッパ作動位置(Q位置)まで逆回転させストッパ226を作動させる。この場合、閉弁時ストッパ作動位置が、Q位置(図3)であるので、ストッパ226が作動した場合に、バウンズバック現象が発生したとしても、バタフライ弁体221の跳ね返り後の位置は、球状ハウジング222における原点領域(R位置からQ位置の間)内となる。従って、そのままバタフライ弁体221をその位置に停止させれば、閉弁状態とすることができる。その結果、バウンズバック現象が生じたとしても、その影響を排除することができる。また、本実施例の可変調圧弁220は、バウンズバック現象に対応するために、位置センサ等を設けることなく、バウンズバック現象の影響を排除することができるので、位置センサ等の設置に伴うコストを抑制することができる。
また、本実施例の可変調圧弁220は、開弁状態から、ストッパ226を作動させずともバタフライ弁体221を原点領域(Q位置からR位置の間)に回転させて停止させれば、閉弁状態とすることができる。従って、この場合、可変調圧弁220を開弁状態から閉弁してもバウンズバック現象が発生することがなく、すなわち、バウンズバック現象の影響を排除することができる。また、この場合、バウンズバック現象に対応するために、位置センサ等を設けることなく、バウンズバック現象の影響を排除することができるので、位置センサ等の設置に伴うコストを抑制することができる。
さらに、本実施例の可変調圧弁220は、ディザー制御を行った場合であっても、ストッパ226が作動することがない。従って、可変調圧弁220は、ディザー制御中、ストッパ226が作動することによるバタフライ弁体221の跳ね返りを生じることがないので、その制御を精度よく行うことが可能となる。
以上のように、上記燃料電池システム100が行う異物検知・除去処理(図5)では、バタフライ弁体221と球状ハウジング222との間になんらかの異物が挟まり、ステッピングモータ210を駆動してもバタフライ弁体221が順回転方向に回転できなくなっている場合(ステップS80)には、バタフライ弁体221を逆回転させるように、ステッピングモータ210を駆動するようにしている(ステップS90)。このようにすれば、バタフライ弁体221と球状ハウジング222との間に挟まった異物を除去することが可能となる。
B.変形例:
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
B1.変形例1:
上記実施例の可変調圧弁220としてのバタフライ弁、および、駆動機構としてのステッピングモータ210を、他の所定の装置で用いられる調圧弁や遮断弁、及び、その駆動機構にそれぞれ適用してもよい。この場合、上記バタフライ弁を、遮断弁として用いる場合には、バタフライ弁体221と球状ハウジング222との間に設けられた隙間Tを無くし、バタフライ弁体221と球状ハウジング222とが略接触するようにすればよい。
B2.変形例2:
上記異物検知・除去処理(図5)において、バタフライ弁体221を順回転方向に回転させるように、ステッピングモータ210を駆動したにも関わらず(ステップS30)、可変調圧弁220よりも上流側のアノードガスの圧力が上昇した場合(ステップS70:YES)に、バタフライ弁体221と球状ハウジング222との間になんらかの異物が挟まっていると判断しているが(ステップS80)、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ステッピングモータ210にステッピングモータ210の回転を検知する回転検知センサ(図示せず)を取り付け、ステッピングモータ210に駆動指示を出した場合に、回転検知センサがステッピングモータ210の回転を検知できない場合に、バタフライ弁体221と球状ハウジング222との間になんらかの異物が挟まっていると判断してもよい。
B3.変形例3:
上記実施例において、可変調圧弁220の球状ハウジング222は、円形状であるバタフライ弁体221の描く軌跡に沿った球形状に形成されているが(図3参照)、本発明は、これに限られるものではない。例えば、バタフライ弁体221を楕円形状または四角形状として、球状ハウジング222を、バタフライ弁体221の描く軌跡に沿った形にそれぞれ形成するようにしてもよい。
B4.変形例4:
上記実施例の可変調圧弁220は、ストッパ226を備え、バタフライ弁体221がQ位置およびS位置(図3(a))にくると、ストッパ226が作動するようになっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、可変調圧弁220において、ストッパ226を備えない構造とし、閉弁状態にしたい場合には、バタフライ弁体221が原点領域(R位置からQ位置の間)で停止するように、大まかにバタフライ弁体221の回転制御を行うようにしてもよい。なお、この場合、閉弁状態か開弁状態かの判断は、下流圧力センサP2の圧力値で判断するようにすればよい。このようにすれば、例えば、バタフライ弁体221が閉弁時ストッパ作動位置であるQ位置よりも少し順回転方向にある位置で、バタフライ弁体221と球状ハウジング222との間に異物が挟まった場合に、バタフライ弁体221を逆回転させても、Q位置(閉弁時ストッパ作動位置)でストッパ226が作動することがないので、異物を取り除くことが容易になる。
B5.変形例5:
上記制御回路400をソフトウェア的に構成するようにしてもよい。
本発明の実施例としてバタフライ弁を可変調圧弁として備える燃料電池システムの概略構成図である。 実施例における可変調圧弁220の斜視図である。 図2におけるA−Aを通るx−y平面をz方向に向かって見た図である。 図2におけるB−Bを通るx−z平面をy方向に向かって見た図である。 異物検知・除去処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
10...燃料電池
24...アノードガス供給流路
100...燃料電池システム
200...遮断弁
210...ステッピングモータ
220...可変調圧弁
221...バタフライ弁体
222...球状ハウジング
226...ストッパ
227...上部軸受
228...下部軸受
229...バタフライ軸
400...制御回路
410...異物検知部
420...弁制御部

Claims (4)

  1. バタフライ弁であって、
    ステッピングモータにより駆動されるバタフライ弁体と、
    前記バタフライ弁体が回転する軌跡に沿った球形状に形成された球状ハウジングと、
    を備えたことを特徴とするバタフライ弁。
  2. 請求項1に記載のバタフライ弁において、
    前記バタフライ弁体と前記球状ハウジングとの間に、予め定められる一定の隙間を設けたことを特徴とするバタフライ弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバタフライ弁を用いた調圧弁。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のバタフライ弁の制御を行う制御装置であって、
    前記バタフライ弁体を回転させている時に、前記バタフライ弁体と前記球状ハウジングとの間に所定の異物が挟まったことを検知する異物検知部と、
    前記バタフライ弁体と前記球状ハウジングとの間に前記異物が挟まったことを検知すると、前記バタフライ弁体を前記回転方向に対して逆回転させる弁制御部と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
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