JP2007046425A

JP2007046425A - 浴室排水目皿

Info

Publication number: JP2007046425A
Application number: JP2005235025A
Authority: JP
Inventors: Tomoya Nomura; 智哉野村; Hiroyuki Sawazaki; 弘幸澤崎
Original assignee: Inax Corp
Current assignee: Inax Corp
Priority date: 2005-08-12
Filing date: 2005-08-12
Publication date: 2007-02-22
Anticipated expiration: 2025-08-12
Also published as: JP4611146B2

Abstract

【課題】抗菌剤等の薬剤を噴霧して、雑菌繁殖や臭いを防ぐことのできる浴室排水目皿を提供する。
【解決手段】浴室の排水枡５に覆設される目皿７であって、この目皿７の下面には、スプレーノズル９が備えられ、目皿７の内部に薬剤を入れる薬剤収納部７ｅが一体形成されている。
【選択図】図２

Description

本発明は、浴室の排水目皿に関するものである。

従来、噴霧することで、浴室等の排水口の雑菌繁殖や臭いを防ぐことのできる特許文献１に開示されているような抗菌用スプレーが存在する。
特開２００１−７２１５０公報

従来の特許文献１に開示されているような抗菌用スプレーは、浴室排水口に覆設されている目皿を取り外して、排水口内部に向かってスプレーするものであり、逐一、目皿を持ち上げてスプレーしなければならず、使用が面倒であるという問題点があった。

本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、目皿を外さなくても良好に消臭剤等を噴射させて、雑菌繁殖等を防ぐことのできる浴室排水目皿を提供するものであり、その請求項１は、浴室の排水枡に覆設される目皿であって、該目皿の下面には、薬剤収納部と連繋されたスプレーノズルが備えられていることである。

また請求項２は、前記薬剤収納部が目皿内部に設けられていることである。

また請求項３は、前記薬剤収納部内へ薬剤を投入するための薬剤投入口が、前記目皿の表面に設けられていることである。

また請求項４は、前記薬剤収納部が目皿とは別体となっていることである。

本発明は、目皿の下面には、薬剤収納部と連繋されたスプレーノズルが備えられていることにより、目皿に設けられたスプレーノズルから芳香，消臭，抗菌剤等を噴射させることができ、排水枡内の雑菌繁殖や臭いを良好に防ぐことができるものとなる。

また、薬剤収納部が目皿内部に設けられていることにより、薬剤収納部が目皿と一体化して意匠性が高められ、また掃除等も良好に行うことができるものとなる。

また、薬剤収納部内へ薬剤を投入するための薬剤投入口が目皿の表面に設けられていることにより、目皿を設置したままで投入口から薬剤を目皿内部に充填することができるものとなる。

また、薬剤収納部が目皿とは別体となっていることにより、薬剤収納部の容量を大きくすることができるものとなる。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１は、浴室の斜視構成図であり、浴室１には、浴槽３のエプロン４側の洗い場面２に、凹み状に排水枡５が設けられており、この排水枡５内にはヘアキャッチャー６が設置され、また排水枡５の上面には覆蓋状に目皿７が設置されるものである。

この排水枡５の要部縦断面拡大図を図２に示す。
排水枡５の底面が排水口５ａとなっており、この排水口５ａにヘアキャッチャー６が設置されており、このヘアキャッチャー６から下方側へ垂設されて、防臭筒１０ａを備えた排水トラップ１０が設けられており、排水トラップ１０の側面には、図示しない排水管を接続できる排水管接続部１０ｂが形成されている。なお、目皿７は排水枡５の内部に内側へ膨出して形成された補強リブ５ｂ，５ｂ上に脚部７ｃが当接されて設置されるものである。

目皿７は、図４の平面図で、また図５の底面図で示し、また図３では、図４のＡ−Ａ線断面図を示す。
目皿７の表面７ｂにはモザイク模様が形成されており、表面７ｂの外周側に投入口７ｄが貫通形成されている。なお、この投入口７ｄに蓋されるキャップ等はモザイク模様の１つを構成するものである。
表面７ｂの下方側に底面７ａがお椀状に一体形成されており、この底面７ａの下面コーナー部に垂下状に脚部７ｃ，７ｃ，７ｃ，７ｃが形成されている。
このように、底面７ａと表面７ｂ間は空間となっており、この目皿７内部の空間が薬剤を入れる薬剤収納部７ｅとなっている。
また、表面７ｂの略中央部には、押ボタン８が設けられており、この押ボタン８も表面のモザイク柄の１つを構成するような四角形状に形成されている。

押ボタン８から垂下状に作動棒８ａが垂設されており、作動棒８ａの下端側は、目皿の底面７ａに設けられたスプレーノズル９に連繋されており、押ボタン８を上方から指で押すことで、薬剤収納部７ｅ内に入れられている薬剤をスプレーノズル９から下方側へ噴霧することができるように構成されている。
即ち、スプレーノズル９から噴霧される芳香，消臭剤等の薬剤は、排水枡５内およびヘアキャッチャー６に噴霧され、臭いを防いだり、雑菌繁殖を防ぐことができるものである。
このような構成では、目皿７を外さなくても押ボタン８を上方側から押圧して排水枡５内に良好に薬剤を噴霧させることができ、薬剤の噴霧作業を極めて容易に行うことができるものとなる。

また、目皿７の内部に薬剤収納部７ｅが形成されているため、薬剤のボトル等の置き場が不要であり、しかも目皿７を設置したままの状態で、投入口７ｄから薬剤収納部７ｅ内に薬剤を充填することができ、薬剤の充填作業も容易に行うことができるものとなる。
また、内部に薬剤収納部７ｅが一体化されているため、目皿７の意匠性および掃除の利便性が向上するものとなる。

次に、図６は変更例を示すものであり、図６では、目皿７の内部に薬剤収納部が存在せず、目皿７は板状に形成されて、表面７ｂに押ボタン８が設けられ、底面７ａにスプレーノズル９が設けられたものとなっており、このスプレーノズル９にはチューブ１２が接続されており、このチューブ１２は目皿７の内部を通して配管することもできるものである。なお、チューブ１２は、別体の薬剤タンク１１に接続されている。

別体の薬剤タンク１１は、排水枡５内の内側へ突出された補強リブ５ｂの外側の凹み状の空間を利用して、この内部に入れておくことができ、薬剤タンク１１は、かなり容量の大きなものとして、内部に入れられる薬剤の量を充分に確保することができるものとなる。
押ボタン８を押すことにより、薬剤タンク１１内の薬剤はチューブ１２を通りスプレーノズル９から下方側に向かって噴霧され、排水枡５の内部およびヘアキャッチャー６等に薬剤がかかり、内部の臭いや雑菌繁殖を良好に防ぐことができるものとなる。
なお、薬剤タンク１１は１個以上、排水枡５の補強リブ５ｂの空間内に設けておいても良い。

浴室の斜視構成図である。図１の排水枡の拡大縦断面構成図である。排水枡に覆設される目皿の縦断面構成図であり、図４のＡ−Ａ線断面図を示す。目皿の平面図である。目皿の底面図である。変更例を示す排水枡部分の縦断面拡大構成図である。

符号の説明

１浴室
２洗い場床面
５排水枡
５ａ排水口
５ｂ補強リブ
６ヘアキャッチャー
７目皿
７ａ底面
７ｂ表面
７ｃ脚部
７ｄ投入口
７ｅ薬剤収納部
８押ボタン
８ａ作動棒
９スプレーノズル
１０排水トラップ
１１薬剤タンク
１２チューブ

Claims

浴室の排水枡に覆設される目皿であって、該目皿の下面には、薬剤収納部と連繋されたスプレーノズルが備えられていることを特徴とする浴室排水目皿。
前記薬剤収納部が目皿内部に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の浴室排水目皿。
前記薬剤収納部内へ薬剤を投入するための薬剤投入口が、前記目皿の表面に設けられていることを特徴とする請求項２に記載の浴室排水目皿。
前記薬剤収納部が目皿とは別体となっていることを特徴とする請求項１に記載の浴室排水目皿。