JP2007044651A - フイルタープレスにおけるろ板の開板方法及び開板装置 - Google Patents

フイルタープレスにおけるろ板の開板方法及び開板装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 シリンダーを連結した2連シフターと、1台のブレーキ付可逆モーターに連動連結した牽引チエーンで、ろ板を順次開板させるフイルタープレスを提供する。
【解決手段】 キヤリア(11)に摺動自在に並列した一対のシフター(14、15)をシリンダー(33、34)の作動杆(35、36)に連結し、その作動杆(35、36)のストロークをろ板の開板間隔(L)に1枚のろ板厚み(B)を加えた長さ(L+B)に設定し、一対のシリンダー(33、34)の作動杆(35、36)を交互に伸縮させると共に、ろ板(4)の開板終了を検知して、牽引チエーン(9)に連動連結したブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキを解除し、シリンダーの上昇内圧を検知してブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキをロックさせるので、一方のシフター(14)の片道走行で開板が可能となり、ろ板開板時間が短縮でき、ろ板(4)の開板装置がコンパクトになる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、多数並列したろ板を往復動自在なシフターで順次開板させるろ板の開板方法及び開板装置の改良に関する。
従来、多数並列したろ板を一枚ずつ、或いは、複数枚ずつ開板してケーキを剥離させる、順次開板型のフイルタープレスは周知である。そして、正逆転可能な電動機を配設した二対のチエーンに係止爪具を連結し、交互にろ板を開板させるろ板の開板装置も、例えば、特許文献1に記載してあるように良く知られている。また、前後の何れの方向にもろ板を送ることができるように1台のキャリッジに2つの爪装置を組込み、ケーキ剥離時とろ布洗浄時にろ板を移動させる装置も、例えば、特許文献2に記載してあるように公知である。更に、1台のキヤリアに複数のろ板引張りレバーと間隔調整ストップレバーを組込み、一度に複数枚のろ板を開板するろ板複数枚自動開枠装置も、例えば、特許文献3に記載してあるように公知である。
実公昭57−42489号公報(実用新案登録請求の範囲、図2及び図3) 実用新案登録第2513779号公報(段落番号0016及び段落番号0018、図2及び図3) 特公平7−87882号公報(実施例、図2及び図3)
従来の一枚ずつ開板させる順次開板型のろ板の開板装置は、ろ板の枚数が多いフイルタープレスでは、ケーキ剥離に長時間を要していた。その対策として、二対の係止爪具で、交互にろ板を開板させるろ板の開板装置は、開板時間が短縮できるものであるが、二対のチエーンと正逆転可能な電動機が必要となり、開板装置の費用が高くなり広い設置スペースも必要となる。また、従来のケーキ剥離時とろ布洗浄時にろ板を移動させる装置は、ケーキ剥離とろ布洗浄が分離されて残渣の分離とろ布の再生の確実性が得られるものであるが、ろ板開閉の雑時間が更に長くなる欠点がある。そして、従来の1台のキヤリアに複数枚のろ板の同時開枠装置を配設したフイルタープレスは、開板時間が短縮されるものであるが、前後のろ板間にケーキが付着しており、ろ板の共連れや倒れが生じ、後方のろ板移送がうまく出来ない恐れがある。複数枚のろ板を開板するためには、構造が複雑となる。本願発明は、並列した2連シフターに摺動用のシリンダーを配設し、1台のブレーキ付可逆モーターと一対の牽引チエーンで、2連シフターを作動させて、開板時間を短縮する順次開板型のフイルタープレスのろ板開板方法とその装置を提供する。
この発明に係わるフイルタープレスのろ板の開板方法の要旨は、牽引チエーンに配設したキヤリアに一対の摺動自在なシフターとシフターに連結したシリンダーを並設し、シリンダーの作動杆のストロークをろ板の開板間隔に1枚のろ板厚みを加えた長さに設定し、牽引チエーンに連動連結したブレーキ付可逆モーターのブレーキをロックして、閉板してある先頭ろ板に一方のシフターを係合させ、シリンダーの作動杆を収縮して開板側に移送し、他方のシリンダーの作動杆を伸長してシフターを閉板側に移送すると共に、一方のシフターで移送するろ板の開板の終了を検知してブレーキ付可逆モーターのブレーキを解除し、更に一方のシリンダーの作動杆を収縮させながらキヤリアを1枚のろ板厚みだけ閉板側に移動させ、他方のシリンダーの作動杆を伸長して閉板してある先頭ろ板にシフターを係合させ、一方のシリンダーの内圧が上昇した時に再びブレーキ付可逆モーターのブレーキをロックして、一対のシリンダーの作動杆の伸縮を切り換えて、ろ板を順次開板させるろ板の開板方法である。
この発明に係るろ板の開板方法を実施するための開板装置が、多数のろ板を並列した一対のサイドレールに牽引チエーンを張設し、牽引チエーンに配設したキヤリアのシフターでろ板を順次開板させるろ板の開板装置において、一対の摺動自在なシフターとシフターに連結したシリンダーをキヤリアに並設し、シリンダーの作動杆のストロークをろ板の開板間隔に1枚のろ板厚みを加えた長さに設定して、一対のシリンダーの作動杆を交互に伸縮させると共に、牽引チエーンに連動連結したブレーキ付可逆モーターと、ろ板の開板終了を検知してブレーキ付可逆モーターのブレーキを解除させる手段の接触検知装置と、シリンダーの上昇内圧を検知してブレーキ付可逆モーターのブレーキをロックさせる手段の内圧検知装置を配設したものである。
ろ板の開板装置のシリンダーの配列と検知装置が、ろ板の閉板側のキヤリアに内シフターと外シフターを並列し、その開板側に一対の内シリンダーと外シリンダーを配設して、ろ板の開板終了を検知するリミットスイッチ或いは圧力スイッチを配設し、内シリンダーと外シリンダーの作動杆を収縮させてシリンダー配管の内圧が上昇した時に、その圧力を検知する圧力スイッチを配設したものである。そして、ろ板の開板装置の具体的な手段が、ブレーキ付可逆モーターのブレーキをロックして、内シフターまたは外シフターでろ板を開板し、ろ板の開板終了を検知してブレーキ付可逆モーターのブレーキを解除し、キヤリアをろ板厚みだけフロントフレーム側に移動させた後、内シリンダーまたは外シリンダーの内圧が上昇した時に、ブレーキ付可逆モーターのブレーキをロックして、内シリンダーと外シリンダーの作動杆の伸縮を切り換えて、ろ板を開板させるものである。
本願発明に係るフイルタープレスのろ板の開板方法及び開板装置は上記のように構成してあり、並列した2連シフターに摺動用のシリンダーを配設し、1台のブレーキ付可逆モーターと一対の牽引チエーンで、2連シフターを作動させて、開板時間を短縮させるので、その方法と構成に基づく効果が、
A.内シフターと外シフターの2連シフターを構成したので、一方のシフターの片道走行で開板が可能となり、ろ板走行時間が短縮できる。
B.キヤリアに載置した2セットのシフターをキヤリアに配設したシリンダーで走行させるので、1台のブレーキ付可逆モーターに連動連結したチエーンが1セットで良く、ろ板の開板装置がコンパクトになる。
C.ろ板の開板時に、チエーンが往復運動しないのでチエーンの消耗が少なく、ゴミの付着が少ない。
D.シリンダーの作動杆の押し引きの力を個別に調整できるので、ろ板のろ板アームに掛かる力を最小限に設定できる。
E.シリンダーがクッションの役目をするので、ろ板接触時の衝撃を小さくできる。
F.シリンダーへの媒体の流量調整により、シリンダーのスピードを容易に変更できる。
といった効果を奏するものである。
本願発明に係るフイルタープレスのろ板の開板方法及びろ板の開板装置を図面に基づき詳述すると、先ず、図1はこの発明に係るフイルタープレスの側面図であって、前後のフロントフレ―ム1とリアーフレーム2に一対のサイドレール3、3が橋架してあり、サイドレール3、3に多数のろ板4…が開閉自在に支架してある。リアーフレーム2とろ板4の間にムーバブルヘッド5を配設して、リアーフレーム2に配設した締付シリンダー6にムーバブルヘッド5が連結してある。順次開板してケーキ剥離が終了した多数のろ板4…を、締付シリンダー6を作動してムーバブルヘッド5をフロントフレーム1側に移動させ、ろ板4…を閉板させる。なお、並列するろ板4…は、ろ板とダイアフラム板を交互に並列してもよいものである。サイドレール3の前後部に駆動スプロケット7と従動スプロケット8が軸支してあり、無端状の牽引チエーン9が掛け回してある。サイドレール3にチエーンガイド10が配設してあり、牽引チエーン9の両端部に連結したキヤリア11を摺接支架させるようにしてある。
図2はフイルタープレスの平面図であって、フロントフレーム1にブレーキ付可逆モーター12が支架してあり、牽引チエーン9を掛け回した駆動スプロケット7に連動連結してある。ブレーキ付可逆モーター12はろ板4の開板中にブレーキを掛けてキヤリア11を固定し、最終ろ板4の開板が終了した後、ブレーキを解除してキヤリア11を元の位置に戻す役目をする。牽引チエーン9に連結したキヤリア11は、サイドレール3に支架したろ板4のろ板アーム13の下方に配設してある。図3及び図4は内シフター14または外シフター15の側面図と平面図であって、キヤリア11に並列する内シフター14と外シフター15は同じ形状をしており、内シフター14と外シフター15を設置した転輪16を設けた取付台17が、移動自在にキヤリア11に配設してある。取付台17に立設した一対の架台18・18に支持杆19を横架して、開板爪20が回動自在に支架してある。開板爪20のリアーフレーム2側の先端部に設けたピン21と架台18のフロントフレーム1側に設けたピン22にスプリング23が吊設してあり、常態においては開板爪20の先端部を立ち上げて、ろ板4のろ板アーム13に当接させるようにしてある。
図3及び図4に示すように、開板爪20に対設した押し爪24が、一対の架台25、25に横架した支持杆26に回動自在に支架してある。押し爪24のリアーフレーム2側の後端部に設けたピン28と架台25のフロントフレーム1側に設けたピン27にスプリング29を吊設してあり、常態においては押し爪24の先端部を立ち上げて、開板するろ板4の倒れを防止するようにしてある。なお、符号30、31、32は、開板爪20と押し爪24の回動を規制する支持ピンである。
図5はろ板の開板装置の平面図であって、内シフター14と外シフター15がキヤリア11のフロントフレーム1側に並列してあり、キヤリア11のリアーフレーム2側に一対の油圧又はエアーシリンダーの内シリンダー33と外シリンダー34が並列してある。図6はろ板の開板装置の側面図であって、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36の先端部が内シフター14と外シフター15の取付台17、17のフロントフレーム1側に連結してある。シリンダー33、34は作動杆の押し引きの力を個別に調整できるので、ろ板4のろ板アーム13に掛かる力を最小限に設定できる。そして、シリンダーがクッションの役目をするので、ろ板接触時の衝撃を小さくできる。図1及び図2に示すように、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36のストロークを、前後のろ板4、4の開板間隔Lに1枚のろ板4の厚みBを加えた長さ(L+B)に設定してあり、一対の内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36を反対方向に同時に伸縮させるようにしてある。内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36を伸縮させて、取付台17、17の転輪16…をキヤリア11の上面に転動させて、内シフター14と外シフター15をろ板4、4の開板間隔Lに1枚のろ板4の厚みBを加えた長さの距離を前後に移動させるようにしてある。シリンダー33、34は、供給する媒体の流量調整により、シリンダーのスピードを容易に変更できる。
図7は奇数番目の開板装置を配設したろ板の正面図であって、並列したろ板4…の奇数番目のろ板アーム13に内シフター14が通過できる切欠13aを設けてある。フロントフレーム1側に移動させるときは、内シフター14のスプリング23で立ち上げた開板爪20の先端部の背面を奇数番目のろ板アーム13に摺接させながら後退できるようにしてある。図8は偶数番目の開板装置を配設したろ板の正面図であって、偶数番目のろ板アーム13を短くして、外シフター15が通過できるようにしてある。内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36を交互に伸縮させて、内シフター14と外シフター15の開板爪20と押し爪24でろ板4を挟持して、奇数番目と偶数番目のろ板4を交互にリアーフレーム2側に移送できるようにしてある。一対の内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36を交互に伸長させて内シフター14と外シフター15の開板爪20と押し爪24をろ板4のろ板アーム13に係合させ、内シリンダー14と外シリンダー15の作動杆35、36を交互に収縮させてろ板4を移動させるようにしてある。内シフターと外シフターの2連シフターを構成したので、一方のシフターの片道走行で開板が可能となり、ろ板走行時間が短縮できる。伸長させた作動杆35、36を収縮させてろ板4をリアーフレーム2側に移送させる時には、取付台17の転輪16…を内シリンダー33と外シリンダー34の側方を転動させる。
図5に示すように、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36を収縮させて、内シフター14と外シフター15をリアーフレーム2側に移動させる軌跡上の終端のキヤリア11にリミットスイッチLSが配設してある。後方の開板させるろ板4が、前方の開板しているろ板4に接触した時に、開板終了時点を検知するようにしてある。リミットスイッチLSがろ板4の開板終了を検知して、ブレーキ付可逆モーター12に作動信号を送信し、ブレーキを解除させるようにしてある。ろ板4の開板が終了すると内シフター14と外シフター15は開板ろ板に規制され、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36は更に収縮してろ板4の厚みBだけキヤリア11をフロントフレーム1側に移動させる。図5に示すように、内シリンダー33と外シリンダー34のシリンダー配管37に圧力スイッチPSが配設してあり、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36の収縮終了、即ち、ろ板4の厚みBだけキヤリア11をフロントフレーム1側に移動させた時点を検知するようにしてある。内シリンダー33と外シリンダー34が動かなくなると、上昇したシリンダーの内圧を圧力スイッチPSが検知して、ブレーキ付可逆モーター12に作動信号を送信し、ブレーキをロックしてキヤリア11を固定するようにしてある。
図1に示すように、フロントフレーム1近傍のサイドレール3には案内板38が配設してあり、最終ろ板4まで達するとリミットスイッチ(図示せず)で検知して、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36を伸長状態にして、スプリング23を吊設した開板爪20、20のピン21を案内板38に摺設させて開板爪20、20の先端部を倒伏させて、ブレーキ付可逆モーター12でキヤリア11をろ板の開板開始位置まで移動させる。リアーフレーム2近傍のサイドレール3にも案内板39が配設してあり、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36を収縮状態にして、開板爪20のピン21を案内板39に摺設させて開板爪20の先端部を起立させるようにしてある。キヤリア11に載置した2セットのシフター14、15をキヤリア11に配設したシリンダー33、34で走行させるので、1台のブレーキ付可逆モーター12に連動連結したチエーン9が1セットで良くろ板4の開板装置がコンパクトになる。そして、ろ板4の開板時にチエーン9が往復運動しないのでチエーン9の消耗が少なくゴミが少ない。
図9の9a乃至9hは内シフターと外シフターの作動状況の説明図であって、作動状況を図10のフローチャートと共に説明する。先ず、ブレーキ付可逆モーター12に連動連結した牽引チエーン9を回動し、キヤリア11を移動して内シフター14と外シフター15をろ板4の開板開始位置に配置する。フイルタープレスのケーキ排出のためのろ板4の開板は、締付シリンダー6の引き動作から開始する。図9の9a乃至9hに図示するように、
1.(9a)、締付シリンダー6はムーバブルヘッド5と一緒にリアーフレーム2側の一枚目のろ板4を引き、第1室目を開板する。
2.(9b)、キヤリア11が開板の開始位置に移動している状態で、内シリンダー33の作動杆35を伸長させて内シフター14を押しの状態にする。内シフター14の開板爪20をスプリング23に抵抗しながら2枚目のろ板アーム13の下方を通過させ、押し爪24をろ板4のろ板アーム13に衝接させて内シフター14を2枚目のろ板アーム13に係止させる。外シリンダー34は引きの状態を維持する。
3.(9c)、内シリンダー33は作動杆35を収縮して引き側、外シリンダー34は作動杆36を伸長して押し側に、互いに逆方向に同スピードで走行を開始する。内シリンダー33は2枚目のろ板4をリアーフレーム2側に移動させるが、外シリンダー34は外シフター15をフリーの状態で2枚目のろ板アーム13の外方を通過させてフロントフレーム1側に移動する。
4.(9d)、内シフター14に配設するリミットスイッチLS、或いはシリンダー配管37に配設する圧力スイッチPSが、開板してある1枚目のろ板4に2枚目のろ板4を接触させた時点で作動し、その検知によりブレーキ付可逆モーター12はブレーキを解除して可動可能状態となる。
5.(9e)、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36のストロークをろ板の開板間隔Lに1枚のろ板4の厚みBを加えた長さ(L+B)に設定しているため、内シリンダー33の作動杆35はさらに1枚のろ板4の厚みBだけ収縮を続ける。内シリンダー33は、2枚目のろ板が1枚目のろ板に接触しているため移動できず、キヤリア11をフロントフレーム1側に押し進める。
フロントフレーム1側に移動する外シフター15は、開板爪20をスプリング23に抵抗して3枚目のろ板アーム13の下方を通過させ、押し爪24をろ板4のろ板アーム13に衝接させて、外シフター15を3枚目のろ板アーム13に係止する。
6.(9f)、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36が動かなくなるとシリンダー内圧が上昇し、シリンダー配管37に配設した圧力スイッチPSが作動して、その検知によりブレーキ付可逆モーター12はブレーキが働きキヤリア11を固定する。第2室の開板が終了し、第3室の開板動作に入る。
7.(9f)、外シリンダー34は引き、内シリンダー33は押し動作を開始する。外シリンダー34は作動杆36を収縮して3枚目のろ板4をリヤーフレーム2側に移動させる。内シリンダー33は作動杆35を伸長して、内シフター14はフリーの状態で移動する。内シフター14を3枚目のろ板アーム13の切欠き13aを通過させ、フロントフレーム1側に移動する。
8.(9g)、開板している2枚目のろ板4に3枚目のろ板4が接触した時点でリミットスイッチLS又は圧力スイッチPSが作動し、その検知によりブレーキ付可逆モーター12はブレーキを解除し、可動可能状態になる。
9.(9g)、外シリンダー34の作動杆36はさらに1枚のろ板4の厚みBだけ収縮を続けるが、外シリンダー34は3枚目のろ板4が2枚目のろ板4に接触しているため移動できず、キヤリア11をフロントフレーム1側に押し進める。
10.(9h)、内シリンダー33と外シリンダー34が動かなくなると、シリンダー内圧が上昇する。内圧の上昇を圧力スイッチPSが検知して第3室の開板を終了し、第4室の開板動作に入る。ブレーキ付可逆モーター12はブレーキが働きキヤリア11を固定する。
11.上記の作動操作をキヤリア11に配設するリミットスイッチLSで最終ろ板4の開板まで繰り返す。
12.最終ろ板4まで達すると、内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36を伸長状態にして、開板爪20をフロントフレーム1側の案内板38に摺設させて開板爪20の先端部を倒伏させ、ブレーキ付可逆モーター12でキヤリア11をろ板4の開板開始位置まで移動させる。
13.内シリンダー33と外シリンダー34の作動杆35、36を収縮状態にして、リアーフレーム2側に配設した案内板39に摺設させて開板爪20の先端部を元の状態に復帰させてろ板の開板行程を終了する。
本発明に係るフイルタープレスのろ板開板方法及び開板装置は、キヤリアに並列した2セットのシフターを一対のシリンダーで走行させるので、一方のシフターの片道走行でろ板の開板が可能となり、ろ板開板時間が短縮できる。そして、1台のブレーキ付可逆モーターに連動連結した牽引チエーンが1セットで良く、ろ板の開板装置がコンパクトになる。従って、上水・工水スラッジ、化学工業等の生産プロセス、各種産業排水の処理に適する順次開板型のフイルタープレスとなるものである。
この発明に係るフイルタープレスの側面図である。 同じく、フイルタープレスの平面図である。 同じく、内シフターと外シフターの側面図である。 同じく、内シフターと外シフターの平面図である。 同じく、ろ板の開板装置の平面図である。 同じく、ろ板の開板装置の側面図である。 同じく、開板装置を配設した奇数番目のろ板の正面図である。 同じく、開板装置を配設した偶数番目のろ板の正面図である。 同じく、9a乃至9hは、内シフターと外シフターの作動状況の説明図である。 同じく、開板装置の作動状況のフローチャートである。
符号の説明
1 フロントフレーム
3 サイドレール
4 ろ板
9 牽引チエーン
11 キヤリア
12 ブレーキ付可逆モーター
14 内シフター
15 外シフター
33 内シリンダー
34 外シリンダー
35 作動杆
36 作動杆
37 シリンダー配管
B ろ板厚み
L 開板間隔
L+B ストローク
LS リミツトスィツチ
PS 圧力スイッチ

Claims (4)

  1. 牽引チエーン(9)に配設したキヤリア(11)に一対の摺動自在なシフター(14、15)とシフター(14、15)に連結したシリンダー(33、34)を並設し、シリンダー(33、34)の作動杆(35、36)のストロークをろ板の開板間隔(L)に1枚のろ板厚み(B)を加えた長さ(L+B)に設定し、牽引チエーン(9)に連動連結したブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキをロックして、閉板してある先頭ろ板(4)に一方のシフター(14)を係合させ、内シリンダー(33)の作動杆(35)を収縮して開板側に移送し、他方のシリンダー(34)の作動杆(36)を伸長してシフター(15)を閉板側に移送すると共に、一方のシフター(14)で移送するろ板(4)の開板の終了を検知してブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキを解除し、更に一方のシリンダー(33)の作動杆(35)を収縮させながらキヤリア(11)を1枚のろ板厚み(B)だけ閉板側に移動させ、他方のシリンダー(34)の作動杆(36)を伸長して閉板してある先頭ろ板(4)にシフター(15)を係合させ、一方のシリンダー(33)の内圧が上昇した時に再びブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキをロックして、一対のシリンダー(33、34)の作動杆(35、36)の伸縮を切り換えて、ろ板(4…)を順次開板させることを特徴とするフイルタープレスにおけるろ板の開板方法。
  2. 多数のろ板(4…)を並列した一対のサイドレール(3、3)に牽引チエーン(9)を張設し、牽引チエーン(9)に配設したキヤリア(11)のシフター(14、15)でろ板(4…)を順次開板させるろ板の開板装置において、一対の摺動自在なシフター(14、15)とシフター(14、15)に連結したシリンダー(33、34)をキヤリア(11)に並設し、シリンダー(33、34)の作動杆(35、36)のストロークをろ板の開板間隔(L)に1枚のろ板厚み(B)を加えた長さ(L+B)に設定して、一対のシリンダー(33、34)の作動杆(35、36)を交互に伸縮させると共に、牽引チエーン(9)に連動連結したブレーキ付可逆モーター(12)と、ろ板(4)の開板終了を検知してブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキを解除させる手段の接触検知装置(LS)と、シリンダーの上昇内圧を検知してブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキをロックさせる手段の内圧検知装置(PS)を配設したことを特徴とするフイルタープレスにおけるろ板の開板装置。
  3. 上記ろ板の閉板側のキヤリア(11)に内シフター(14)と外シフター(15)を並列し、その開板側に一対の内シリンダー(33)と外シリンダー(34)を配設して、ろ板(4)の開板終了を検知するリミットスイッチ(LS)或いは圧力スイッチ(PS)を配設し、内シリンダー(33)と外シリンダー(34)の作動杆(35、36)を収縮させてシリンダー配管(37)の内圧が上昇した時に、その圧力を検知する圧力スイッチ(PS)を配設したことを特徴とする請求項2に記載のフイルタープレスにおけるろ板の開板装置。
  4. 上記ブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキをロックして、内シフター(14)または外シフター(15)でろ板(4)を開板し、ろ板(4)の開板終了を検知してブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキを解除し、キヤリア(11)をろ板厚み(B)だけフロントフレーム(1)側に移動させた後、内シリンダー(33)または外シリンダー(34)の内圧が上昇した時に、ブレーキ付可逆モーター(12)のブレーキをロックして、内シリンダー(33)と外シリンダー(34)の作動杆(35、36)の伸縮を切り換えて、ろ板(4…)を開板させることを特徴とする請求項3に記載のフイルタープレスにおけるろ板の開板装置。
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