JP2010131567A - フィルタープレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 濾板に加わる負荷を低減しつつ、簡易な構成で低コストとすることができるフィルタープレス装置を提供する。
【解決手段】 濾板12を移動させる開板機25の基台41には、係止爪51が回動自在に取り付けられており、各濾板12間が閉じて重合状態となる方向を閉板方向とし、各濾板間が開かれる方向を開板方向として、係止爪51はその先端が、濾板12の支持腕35に対して外側の横方向から伸びるように配置され、また先端の当接部61が支持腕35の一面35aに当接するように係止爪51を付勢するバネ63と、当接部61が支持腕35に当接した状態で係止爪51を係止するストッパー53とが設けられるとともに、開板機25が閉板方向へ摺動する際、係止爪51は支持腕35に接触して回動し、支持腕35に干渉されることなくその側方を通過するように構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被処理液を濾過して濾液と汚泥に分離するためのフィルタープレスにおいて、汚泥を除去するべく濾板を開板させるための開板機を備えるフィルタープレス装置に関するものである。
従来、上記のようなフィルタープレス装置として、複数個の濾板を重合状態として、隣り合う濾板の間に一対の濾布を挟着し、これら濾布の間に濾室を形成し、該濾室内に被処理液であるスラリーを圧入して圧搾脱水を行うものが挙げられる。そして特許文献1及び特許文献2には、濾過後に濾板同士を開離させて濾室内に残った汚泥(ケーキ)を取り除くため、該濾板を移動させるための濾板牽引機構(開板機)が設けられたフィルタープレス装置が開示されている。
上記濾板牽引機構(開板機)は、濾板引戻し爪(係止爪)を有しており、装置内に濾板を摺動自在にかつ吊下げ状に保持するための吊手(支持腕)に該濾板引戻し爪を引っ掛けることで濾板を移動させるように構成されている。さらに、該濾板引戻し爪は、吊手(支持腕)の下方に配置されている。
なお濾板は、吊手(支持腕)を介して下方からレールに支承されている。また濾布に付着したケーキは、濾板を介して濾布に振動が与えられることで取り除かれるようになっている。
特開2002−273109号公報 特開2000−117009号公報 特開2008−207130号公報
ところで、上記従来のフィルタープレス装置において、濾板引戻し爪が濾板の吊手(支持腕)の下方に配置されている理由は、濾板の移動方向から見て吊手(支持腕)の下縁が一定位置にあるためと考えられる。
しかし、濾板引戻し爪が吊手(支持腕)の下方に配置されている場合、該吊手(支持腕)を支承するレールを避けて該濾板引戻し爪を配置する必要があり、また該濾板引戻し爪が該吊手(支持腕)の先端に確実に引っ掛かるように、該吊手(支持腕)の先端を該レールよりもさらに外側方に突出させなければならないため、該吊手(支持腕)が長くなる傾向がある。そして該吊手(支持腕)が長くなると、濾板を移動させるとき、あるいは振動を与えるべく上方から叩くときに、該吊手(支持腕)の基端で濾板との接合部に負荷が加わりやすくなるため、濾板が破損しやすくなるという問題があった。
また一方、特許文献3には、濾板の移動時に支持腕を掴むためのアームを、該支持腕に対して斜め横方向から接近させる構成が開示されているが、該アームはシリンダによって構成されているため、装置が複雑かつ高価なものとなってしまうという問題があった。
さらに、振動を与えるべく上方から叩かれた濾板はレールに対して斜め向きとなる場合がある。このような場合は、濾板の両側方の吊手(支持腕)が濾板の移動方向の前後で互いに位置ずれしてしまうため、濾板の両側方に配置された濾板牽引機構(開板機)の移動をそれぞれ独立して制御しなければならず、装置が複雑かつ高価なものとなってしまうという問題もあった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、濾板に加わる負荷を低減しつつ、簡易な構成で低コストとすることができるフィルタープレス装置を提供することにある。
上記従来の問題点を解決する手段として、請求項1に記載のフィルタープレス装置の発明は、装置内に設けられた濾板支持枠に対して複数個の濾板が、該濾板の両側方に突設された支持腕を介して摺動自在に支持されており、濾過工程では、各濾板間に濾布が介在された状態で複数個の濾板を重合状態として被処理液の濾過を行い、該濾過工程の後の清浄工程では、被処理液を濾過したことで濾布に蓄積された汚泥を、各濾板間を開くことによって除去するように構成されたフィルタープレス装置において、上記濾板支持枠の外側方には開板機支持枠が配設されて、該開板機支持枠には開板機が取り付けられており、上記開板機は、上記濾板の摺動方向と同方向で摺動自在となるように上記開板機支持枠に支持された基台と、該基台に回動自在となるように取り付けられた係止爪とを備えており、上記濾板及び上記開板機の摺動方向について、濾板間が閉じて重合状態となる方向を閉板方向とし、各濾板間が開かれる方向を開板方向として、上記係止爪はその先端が、上記濾板の支持腕に対して外側方であって、開板方向に対する横方向から伸びるように配置されており、上記基台には、上記係止爪の先端に設けられた当接部が上記濾板の支持腕の閉板方向側となる面に当接するように該係止爪を付勢する付勢部材と、該当接部が該支持腕に当接した状態で該係止爪を係止するストッパーとが設けられ、上記係止爪には、上記開板機が閉板方向へ摺動する際、上記支持腕に接触して該係止爪を回動させるとともに、上記当接部が該支持腕に干渉されることなく該係止爪が該支持腕の側方を通過するように、該支持腕への接触状態を維持する摺接部が設けられていることを要旨とする。
上記によれば、開板機の係止爪はその先端が、濾板の支持腕に対して外側方であって、開板方向に対する横方向から伸びるように配置されており、従って係止爪が開板機の基台から支持腕に向かって横方向へ突出する構成とされているため、必ずしも支持腕を支承する濾板支持枠の外側に該支持腕の先端を突出させる必要が無い。従って、係止爪が支持腕の下方から上方向へ伸びるように構成された従来構成に比べて支持腕の長さを短くすることができ、濾板に加わる負荷を低減することができる。
さらに該係止爪は基台に対して回動自在に取り付けられることによって、開板機が開板方向へ移動する場合には支持腕に引っ掛かり、開板機が閉板方向へ移動する場合には支持腕に接触しながら回動することで支持腕に干渉されることなくその側方を通過するようになっている。そして該支持腕の回動は、支持腕への摺接によって行われるものであって、何等かの駆動装置を使って行われるものではないため、構成が簡易であり、装置を低コストなものとすることができる。
なお、濾板の振動による支持腕の位置ずれを考慮すると、濾板の移動方向から見て支持腕の外側縁は一定位置とならず、該支持腕を側方から掴むためにはエアーシリンダー等の伸縮機構を有するものを使用する、あるいは開板機の移動制御を行うなどして強制的に行う必要があり、これが装置の複雑化、高コスト化を招く要因となる。これに対して本発明の構成であれば、伸縮機構等の複雑な構成のものは使用しておらず、また濾板の両側方で開板機を互いに連動して移動させる構成で該濾板が斜め向きになっていた場合でも、該開板機が支持腕の側方を一旦は通過した後、反転することで該支持腕を十分に掴むことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフィルタープレス装置の発明において、上記開板機は、上記基台と上記係止爪とに加えて、さらに該基台に回動自在となるように取り付けられた位置修正爪とを備えており、上記位置修正爪は、上記係止爪の対向位置であり、その先端が上記濾板の支持腕に対して外側方であって、開板方向に対する横方向から伸びるように配置されており、上記基台には、上記位置修正爪の先端に設けられた接触部が上記濾板の支持腕の開板方向側となる面に当接するように該位置修正爪を付勢する付勢部材と、該接触部が該支持腕に当接した状態で該位置修正爪を係止するストッパーとが設けられ、上記位置修正爪には、上記開板機が開板方向へ摺動する際、上記支持腕に接触して該位置修正爪を回動させるとともに、上記接触部が該支持腕に干渉されることなく該位置修正爪が該支持腕の側方を通過するように、該支持腕への接触状態を維持するガイド部が設けられていることを要旨とする。
上記によれば、移動対象となる濾板が斜め向きになっていた場合でも、位置修正爪が該濾板を隣接する濾板に押し付けることで、該濾板が略真直ぐになるように位置修正が行なわれる。また位置修正爪は、上記係止爪と同様に回動自在に基台に取り付けられ、その回動は該支持腕への接触によって行われるものであって、駆動装置等を使用するものではないため、構成を簡易なものとしながら、濾板の位置修正までをも行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のフィルタープレス装置の発明において、上記基台には、上記係止爪に接触して該係止爪を開板方向側へ回動させるとともに、上記開板機が開板方向へ摺動する際に該係止爪が上記濾板の支持腕に干渉されることなく該支持腕の側方を通過するように該係止爪への接触状態を維持することを要旨とする。
上記によれば、係止爪を支持腕に係止させることなく開板機を閉板方向へ移動させる場合に有用な構成とすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載のフィルタープレス装置の発明において、上記位置修正爪の上記ガイド部は、前記支持腕への接触部分の長さが、重合状態で隣り合う濾板の支持腕間の距離よりも長く設定されていることを要旨とする。
上記によれば、ガイド部の摺接部分の長さを、重合状態で隣り合う濾板の支持腕間の距離よりも長く設定することで、重合状態にある濾板の支持腕の側方を開板機が通過する際、位置修正爪を回動したままの状態に保持することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフィルタープレス装置の発明において、開板作業中に前記開板機の移動が停止したことを検出するセンサと、該移動の停止時間を計測するタイマと、が設けられており、該センサによる検出結果と該タイマによる計測結果に基づいて前記開板機の移動停止を検知した場合に該開板機の移動方向を反転させることを要旨とする。
上記によれば、濾板が隣接する濾板に接触するまで装置内を移動されたことに起因する移動停止を検知することができ、開板機が無駄に移動することを抑制することができ、開板作業に要する時間の短縮化を図ることが出来る。
本発明によれば、濾板に加わる負荷を低減しつつ、簡易な構成で低コストとすることができるフィルタープレス装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、フィルタープレス10は、機枠11と、複数個の濾板12と、濾布13とを備えている。
上記機枠11は、底部に配設された底枠14と、該底枠14の両端部にそれぞれ立設された外枠15A,15Bとを有している。該機枠11において、一対の外枠15A,15
Bの間には、濾板支持枠16が左右一対で架設されている。
上記濾板12は、該濾板支持枠16によって左右両側を摺動自在に支持されることにより、該濾板支持枠16の延びる方向を移動方向(図1中で横方向)として移動できるようになっている。該機枠11において、濾板12の移動方向における一端側(図1中で左端側)の外枠15Aには、固定盤17が固定されている。濾板12の移動方向における他端側(図1中で右端側)の外枠15Bには、シリンダ18が固定されるとともに、該シリンダ18から延びる押圧杵19を介して押盤20が支持されている。
上記複数の濾板12は、上記固定盤17と上記押盤20の間に配設されている。隣接する一対の濾板12の上端間には、濾布展張金具21が架設されている。該濾布展張金具21は、側面視で山形状をなしており、各濾板12の移動に伴って濾板12の移動方向に開閉自在とされている。
上記濾布13は、2つ折り状とされ、両下端がそれぞれ該濾板12に接続されるとともに、上端中央がスプリング22を介して濾布展張金具21に吊持されている。汚泥であるケーキの排出時には、濾板12の移動に連動して、濾布展張金具21が開くとともに、濾布13がスプリング22で上方へ引っ張られつつ開くようになっている。
濾布展張金具21の上方には振動機23が配設されている。該振動機23は、濾布展張金具21の上端部を叩くことにより、該濾布展張金具21にスプリング22を介して吊持された濾布13をばね振動させるようになっている。そして、ばね振動する該濾布13からは、ケーキが振り落とされるようになっている。
上記機枠11において、一対の外枠15A,15Bの間で濾板支持枠16の下方には、開板機支持枠24が架設されている。該開板機支持枠24は、該濾板12の移動方向の両側にそれぞれ設けられるとともに、該濾板支持枠16と互いに平行に延びるように配置されている。
上記開板機支持枠24には、開板機25が該開板機支持枠24上を摺動による移動自在に取り付けられている。また濾板12の移動方向における開板機支持枠24の両端の下部には、それぞれスプロケット26が設けられている。該スプロケット26は、シャフト27を介してフィルタープレス10の内部に支持されている。これらスプロケット26の間には、チェーン28が架設されており、該チェーン28は、その途中で開板機25に接続されている。
上記スプロケット26は、図示しないモータによって回転駆動されるようになっており、該スプロケット26の回転が上記チェーン28に伝達され、該チェーン28が上記開板機25を引っ張ることにより、該開板機25は上記開板機支持枠24上を所定方向へ摺動によって移動するようになっている。そして、該開板機25が上記濾板12の支持腕35を押しながら該開板機支持枠24上を移動することにより、該濾板12は、濾板支持枠16上を所定方向へ摺動して移動されるようになっている。
ここで、上記濾板12の構成について説明する。図2(a),(b)に示すように、濾板12を構成する濾板本体31は、略正方形板状に形成されている。該濾板本体31の一面と他面の両面には、各濾板12の間で濾室を形成するべく、正面視で八角形状をなす凹部32が形成されている。
該濾板本体31の略中央下部には、フィード孔33が形成されている。濾過対象であるスラリーは、フィード孔33から凹部32によって形成された濾室に送り込まれて脱水処理される。なお、特に図示はしないが、該濾板本体31には、スラリー中の濾液を排出するための濾液出口と、該濾液出口に濾液を集める溝とが設けられている。
該濾板本体31の左右側面には、長板状の支持腕35が取り付けられている。上記濾板12は、該支持腕35を上記濾板支持枠16に載せることにより、該濾板支持枠16に引っ掛けられて支持されている。
フィルタープレス10の内部における濾板12の位置について説明する。図1に示したように、濾板12の位置は、固定盤17側であれば濾過位置とされ、押盤20側であれば待機位置とされる。
上記フィルタープレス10は、上記濾過位置で複数の濾板12を互いに接触した状態とし、さらにシリンダ18及び押圧杵19による押盤20からの押圧によって固定盤17と押盤20との間に挟み込み、重合状態として、重合状態とされた濾板12の間に濾布13を挟着する。そして、各濾板12間に形成された濾室内に被処理液であるスラリーが圧入され、スラリーを濾過する濾過工程が行なわれる。
濾過工程の終了後、上記押盤20による押圧が解除され、開閉機25が濾板12を1枚ずつ押しながら上記開板機支持枠24上を移動することにより、該濾板12は、上記濾過位置から上記待機位置へと上記濾板支持枠16に沿って移動される。該濾過位置から該待機位置の間において、移動対象である濾板12は、隣接する濾板12との間が拡がることで開板されており、該濾板12の開板に伴い、濾布展張金具21の間と、濾布13の間が開かれる。そして、振動機23が濾布展張金具21の上端部を叩き、濾布13を振動させることにより、該濾布13上に蓄積された汚泥であるケーキを振り落として除去することにより、清浄工程が行われる。
なお、上記濾板12は、清浄工程が終了してその全てが待機位置へと移動された後、濾過工程の開始前に上記シリンダ25から押圧杵26が伸びて上記押盤27に押されることにより、全てがまとめて濾過位置へと移動され、さらに該濾過位置で押盤20によって押圧されることで重合状態となる。
ここで、上記濾板12の移動方向について説明する。移動対象となる濾板12(以下、「対象濾板12A」とする)が、上記開板機25によって、該対象濾板12Aに隣接する濾板12(以下、「隣接濾板12B」とする)から開離され、濾過位置から待機位置へと移動する方向(図3(a),図4中で右方向)を開板方向とする。一方、該開板方向とは逆の方向であって、対象濾板12Aが待機位置から濾過位置へと移動して、各濾板12間が閉じて重合状態となる方向(図3(a),図4中で左方向)を閉板方向とする。
上記開板機25について説明する。図3(a)は開板機25をフィルタープレス10の上方から見た平面図であり、図3(b)は開板機25を開板方向に沿って見た側面図であり、図3(c)は開板機25をフィルタープレス10の内側から見た断面図である。
開板機25は、基台41を有している。該基台41は、開板機支持枠24を両側方から挟むように配設された外側基板41A及び内側基板41Bと、これら外側基板41A及び内側基板41Bの上部に架設された支持板42と、を有している。該基台41において、支持板42は、上記濾板支持枠16の側方に配置されている。
該基台41において、外側基板41A及び内側基板41Bの間には、上下2対のガイドローラ43が上記開板機支持枠24を上下方向から挟むように配設されて取り付けられている。外側基板41Aの内面で下部には、一対のチェーン接続部44が取り付けられている。該チェーン接続部44には、上記チェーン28の端部が接続され、該開板機25を移動させるようになっている。
上記基台41において、支持板42上の一側部(図3(a)中で左側部)には、係止爪51が取り付けられている。また上記基台41において、支持板42上の他側部(図3(a)中で右側部)には、位置修正爪52が取り付けられている。そして上記基台41の支持板42上において、外側基板41A側の端縁部で係止爪51と位置修正爪52の間にはストッパ53が取り付けられている。
上記係止爪51について説明する。係止爪51は、略角棒状に形成されており、その中間部にて支持板42に対して取付軸51aを介して取り付けられている。そして、該係止爪51は、該取付軸51aを中心として、開板方向又は閉板方向へ回動自在とされている。該係止爪51は、支持板42の上面に取り付けられることにより、上記濾板12の支持腕35に対して、その先端が外側方であって開板方向に対する横方向から伸びるように配置されている(図3(a),(b)参照)。従って、該係止爪51は、開板機25の基台41から支持腕35に向かって横方向へ突出している。このため、濾板12の支持腕35は、その先端が濾板支持枠16の外側に大きく突出されておらず、従来構成のものと比較して短く形成されている。
該係止爪51の先端には、先鋭状の当接部61が設けられている。該当接部61は、開板方向側の側面が、開板方向又は閉板方向と直交する方向に延びるように形成された係止面61aとされている。そして、該係止爪51は、該係止面61aを上記支持腕35の閉板方向側となる一面35aに当接させることにより、該支持腕35に係止されている。
上記ストッパ53の該係止爪51側となる一側部には、第1回動規制面53aが設けられている。該第1回動規制面53aは、濾板12の支持腕35側に向かうに従い開板方向側へ傾斜する斜面状に形成されている。該第1回動規制面53aには、上記当接部61の係止面61aが支持腕35の一面35aに当接された状態で、該係止爪51の基端部が当接されている。そして、該第1回動規制面53aは、該係止爪51の基端部が当接されることにより、該係止爪51の閉板方向への回動を規制している。
該係止爪51は、その基端部がストッパ53の第1回動規制面53aに当接された状態で、閉板方向へ向かうにつれ支持腕35から遠ざかる斜め状に配置されている。また該係止爪51の係止面61aは、係止爪51の基端部がストッパ53の第1回動規制面53aに当接された状態において、支持腕35の一面35aと略平行となるように形成されている。
従って、上記開板機25が開板方向へ移動する場合、該係止爪51は、その基端部がストッパ53の第1回動規制面53aに当接されることにより閉板方向への回動を規制された状態で、当接部61の係止面61aが支持腕35の一面35aに当接される。その結果、開板機25は、係止爪51で支持腕35を押すことにより、濾板12を開板方向へ移動させる。
該係止爪51において、当接部61の閉板方向側の側面は、該係止爪51を開板方向へ回動させるべく案内する摺接部61bとされている。すなわち、該摺接部61bは、該係止爪51の基端部がストッパ53の第1回動規制面53aに当接された状態で、閉板方向へ向かうにつれ支持腕35から遠ざかる斜面状に形成されている。このため、上記開板機25が閉板方向へ移動する場合、該係止爪51は、摺接部61bが上記支持腕35の開板方向側となる他面35bの角部に接触し、摺接されることにより、開板方向へ回動される(図9参照)。そして、上記開板機25が閉板方向へ移動する間、該摺接部61bが支持腕35へ摺接され、該摺接部61bと支持腕35の接触状態が維持されることにより、該係止爪51は、当接部61の係止面61aが該支持腕35に干渉されることなく、該支持腕35の側方を通過する。
また該係止爪51の基端部と、上記ストッパ53における第1回動規制面53aの近傍位置には、取着座63aがそれぞれ設けられている。これら取着座63aの間には、付勢部材であるバネ63が架設されている。該バネ63は、上記当接部61の当接面61aが上記支持腕35の一面35aに当接するように、該係止爪51を常時付勢している。従って、上記のように開板方向へ回動された係止爪51は、摺接部61bの支持腕35への摺接が解除された際、バネ63の付勢力によって閉板方向へ回動し、係止面61aが支持腕35の一面35aに当接する位置に復帰する(図12参照)。
上記位置修正爪52について説明する。位置修正爪52は、略角棒状に形成されており、その中間部にて支持板42に対して支持軸52aを介して取り付けられている。そして、該位置修正爪52は、該支持軸52aを中心として、開板方向又は閉板方向へ回動自在とされている。
該位置修正爪52は、上記支持腕35を挟んだ上記係止爪51の対向位置で支持板42の上面に取り付けられることにより、上記濾板12の支持腕35に対して、その先端が外側方であって開板方向に対する横方向から伸びるように配置されている(図3(a),(b)参照)。従って、該位置修正爪52は、開板機25の基台41から支持腕35に向かって横方向へ突出している。
該位置修正爪52の先端には、接触部62が設けられている。該接触部62は、閉板方向側の側面が、開板方向又は閉板方向と直交する方向に延びるように形成された当接面62aとされている。そして、該位置修正爪52は、該当接面62aを上記支持腕35の他面35bに当接させることにより、該支持腕35に係止される(図11,図12参照)。
上記ストッパ53の該位置修正爪52側となる他側部には、第2回動規制面53bが設けられている。該第2回動規制面53bは、濾板12の支持腕35側に向かうに従い閉板方向側へ傾斜する斜面状に形成されている。該第2回動規制面53bには、上記接触部62の当接面62aが支持腕35の他面35bに当接された状態で、該位置修正爪52の基端部が当接される。そして、該第2回動規制面53bは、該位置修正爪52の基端部が当接されることにより、該位置修正爪52の開板方向への回動を規制している。
該位置修正爪52は、その基端部がストッパ53の第2回動規制面53bに当接された状態で、開板方向へ向かうにつれ支持腕35から遠ざかる斜め状に配置されている。また該位置修正爪52の当接面62aは、位置修正爪52の基端部がストッパ53の第2回動規制面53bに当接された状態において、支持腕35の他面35bと略平行となるように形成されている。
従って、上記開板機25が閉板方向へ移動する場合、該位置修正爪52は、その基端部がストッパ53の第2回動規制面53bに当接されることにより開板方向への回動を規制された状態で、接触部62の当接面62aが支持腕35の他面35bに当接される。その結果、開板機25は、位置修正爪52で支持腕35を押すことにより、濾板12を閉板方向へ移動させて位置修正を行う(図11,図12参照)。
該位置修正爪52において、開板方向側の側面は、該位置修正爪52を閉板方向へ回動させるべく案内するガイド部62bとされている。すなわち、該ガイド部62bは、該位置修正爪52の基端部がストッパ53の第2回動規制面53bに当接された状態で、開板方向へ向かうにつれ支持腕35から遠ざかる斜面状に形成されている。このため、上記開板機25が開板方向へ移動する場合、該位置修正爪52は、ガイド部62bが上記支持腕35の一面35aの角部に接触し、摺接されることにより、閉板方向へ回動される(図6参照)。そして、上記開板機25が開板方向へ移動する間、該ガイド部62bが支持腕35へ摺接され、該ガイド部62bと支持腕35の接触状態が維持されることにより、該位置修正爪52は、接触部62の当接面62aが該支持腕35に干渉されることなく、該支持腕35の側方を通過する。
また該位置修正爪52の基端部と、上記ストッパ53における第2回動規制面53bの近傍位置には、取着座63aがそれぞれ設けられている。これら取着座63aの間には、付勢部材であるバネ63が架設されている。該バネ63は、上記接触部62の当接面62aが上記支持腕35の他面35bに当接するように、該位置修正爪52を常時付勢している。従って、上記のように閉板方向へ回動された位置修正爪52は、ガイド部62bの支持腕35への摺接が解除された際、バネ63の付勢力によって開板方向へ回動し、当接面62aが支持腕35の他面35bに当接する位置に復帰する(図9参照)。
待機位置に濾板12が複数枚移動された状態にある場合、上記係止爪51は、開板方向に回動したままの状態(以下、この状態を「収容状態」と記載する)で複数の支持腕35に干渉されることなく、それらの側方を通過しなければならない(図15参照)。そこで、上記基台41には、上記係止爪51に接触して該係止爪51を開板方向側へ回動させるとともに、該係止爪51への接触状態を維持する強制傾倒体71が取り付けられている。
すなわち、強制傾倒体71は、支持板42の下面に支柱42aによって可動自在に吊持された押杆72と、係止爪51の開板方向側となる側方に配設された押棒73と、押杆72と押棒73を繋ぐ連繋杆74とを有しいてる(図3(c)参照)。さらに強制傾倒体71は、閉板方向側の開板機支持枠24上に取り付けられた傾倒許容板75と、開板方向側の開板機支持枠24上に取り付けられた傾倒解除板76とを有している(図1参照)。
上記強制傾倒体71においては、開板機25が閉板方向へ移動した際、押杆72が傾倒許容板75に接触すると、該押杆72が支持板42に対して開板方向へ可動するようになっている(図14参照)。この際、該押杆72の可動に伴って連繋杆74及び押棒73が開板方向へ可動し、該押棒73は、係止爪51を開板方向へ押して収容状態とするようになっている。
なお、上記バネ63は、その付勢力が、係止爪51を介して押杆72、連繋杆74及び押棒73を押し戻すことができない程度に弱いものとされているため、係止爪51は収容状態で維持される。
一方、開板機25が開板方向へ移動した際、押杆72が傾倒解除板76に接触すると、該押杆72が支持板42に対して閉板方向へ可動するようになっている(図15参照)。この際、該押杆72の可動に伴って連繋杆74及び押棒73が閉板方向へ可動し、該押棒73は、係止爪51から離れるため、係止爪51はバネ63の付勢力によって収容状態を解除される。
待機位置又は濾過位置に濾板12が複数枚移動された状態にある場合、上記位置修正爪52は、閉板方向に回動したままの状態(以下、この状態を「収容状態」と記載する)で複数の支持腕35に干渉されることなく、それらの側方を通過しなければならない(図15参照)。そこで、上記位置修正爪52は、接触部62の先端で当接面62aからガイド部62bへと繋がる部位に曲面部62cが設けられている。さらに、ガイド部62bは、支持腕35への接触部分の長さLが、重合状態で隣り合う濾板12の支持腕35間の距離Wよりも長く設定されている(図15参照)。
すなわち、位置修正爪52は、支持腕35の側方を通過しようとする際、該支持腕35に曲面部62cを接触させつつ、該曲面部62cからなだらかに繋がるガイド部62bへと連繋させて接触させることにより、収容状態となる。さらに、ガイド部62bの長さLを濾板12の支持腕35間の距離Wよりも長くすることにより、位置修正爪52は、隣り合う支持腕35の側方を通過する間、ガイド部62bが何れかの支持腕35に常に摺接されることとなるため、収容状態を維持される。
上記フィルタープレス10には、上記開板機25の移動が停止したことを検出するセンサと、該移動の停止時間を計測するタイマと、が設けられている。すなわち、図4に示すように、開閉機25を移動させるべく設けられたシャフト27上には歯車81が装着されており、該歯車81にはベルト82を介してセンサであるロータリーエンコーダ83が接続されている。該ロータリーエンコーダ83は、シャフト31の回転に伴う開板機25の移動を検出している。また該ロータリーエンコーダ83にはタイマ(図示略)が電気的に接続されている。
開板機25が開板方向へ摺動して濾板12を待機位置へ移動させた際、該濾板12は、押盤20又は該濾板12よりも以前に待機位置へ移動された濾板12に接触することでその移動が停止し、これに伴い、該濾板12を移動させる開板機25もまた、それ以上開板方向へ移動することが出来ず、移動停止する。このように開板機25が移動停止した場合、その動きはチェーン28及びスプロケット26を介してシャフト27に伝達され、シャフト27の回転が停止する。すると、ロータリーエンコーダ83は、シャフト27の回転停止に伴う開板機25の移動停止を検知する。そして、該移動停止の検知信号がタイマへ伝達されると、該タイマは、時間計測を開始し、その計測時間が所定値に達したとき、フィルタープレス10の制御部に信号を発信し、該制御部がモータを逆回転させ、開板機25を閉板方向へ摺動させる。
濾板12の両側に配設された開板機25は、それぞれがチェーン28及びスプロケット26に繋がっており、さらに該スプロケット26が1本のシャフト27で繋がっているため、互いに連動して移動するように構成されている。
なお、センサは、上記ロータリーエンコーダ83に限定されるものでなく、開板機25の移動を検出可能なものであれば、光センサ、圧力センサ、振動センサ等のような種々のセンサを用いてもよい。
上記開板機25による濾板12の移動について説明する。
上記フィルタープレス10で重合状態にある複数の濾板12の開板時において、開板機25の移動作業は、対象濾板12Aを濾過位置から待機位置へと移動させるべく開板方向へ移動する第1の過程と、対象濾板12Aを待機位置へ移動させた後、濾過位置にて対象濾板12Aに隣接していた隣接濾板12Bを次の移動対象とするべく閉板方向へ移動する第2の過程とに分けられる。そして、該第1の過程と該第2の過程を繰り返し、全ての濾板12について濾過位置から待機位置へと移動させる。
上記第1の過程について詳しく説明する。
図4に示すように、一対の開板機25は、対象濾板12Aの両側方に移動し、係止爪51の係止面61aを支持腕35の一面35aに当接させ、対象濾板12Aを押す。そして、開板機25が開板方向へ向かって移動を開始し、該開板機25の移動に伴って対象濾板12Aが待機位置へと移動し始める。
図5に示すように、開板機25によって対象濾板12Aを待機位置へ移動させるとき、位置修正爪52は、該対象濾板12Aよりも前に待機位置へ移動された濾板12の支持腕35に接触する。
図6に示すように、位置修正爪52は、開板機25の開板方向への移動に伴い、濾板12の支持腕35にガイド部62bを摺接させることにより、バネ63の付勢力に抗して回動し、収容状態となる。そして、支持腕35にガイド部62bが摺接されて収容状態が維持された位置修正爪52が該支持腕35に干渉されることなくその側方を通過することにより、開板機25は、開板方向への移動を継続する。
図7に示すように、開板機25は、対象濾板12Aが濾板12に接触するまで開板方向へ移動し、該接触により対象濾板12Aの移動が停止することに伴い、その移動が停止する。該停止は、上記ロータリーエンコーダ83によって検出され、タイマによって該移動の停止時間が所定値に達したとき、モータが逆回転され、開板機25が閉板方向への移動を開始することにより、第1の過程が終了する。
上記第2の過程について詳しく説明する。
図8に示すように、濾板12の待機位置から閉板方向へ移動する開板機25は、位置修正爪52のガイド部62bの長さLが濾板12の支持腕35間の距離Wよりも長いことから、該位置修正爪52が収容状態を維持されたまま、対象濾板12Aの支持腕35に干渉されることなく、その側方を通過する。なお、位置修正爪52は、支持腕35の側方を通過した後、バネ63の付勢力によって回動し、元の状態へ復帰する。
図9に示すように、隣接濾板12Bの近傍位置まで移動した開板機25は、まず係止爪51の摺接部61bを、該隣接濾板12Bの支持腕35に接触させる。
図10に示すように、係止爪51の摺接部61bが支持腕35に接触されたまま、開板機25が閉板方向へ移動すると、該係止爪51は摺接部61bの支持腕35への摺動に伴い、バネ63の付勢力に抗して回動し、収容状態となる。
図11に示すように、このまま開板機25が閉板方向へ移動すると、収容状態の係止爪51は、支持腕35に干渉されることなくその側方を通過し、該通過後にバネ63の付勢力によって回動して元の状態へ復帰する。
一方、閉板方向へ移動する開板機25は、位置修正爪52の当接面62aを支持腕35に当接させることにより、該支持腕35を介して隣接濾板12Bを閉板方向へ押す。
隣接濾板12Bは、濾布展張金具21を介して伝達される振動、対象濾板12Aの引き剥がし等を理由として、その移動に不適な位置である不正位置に移動してしまう場合がある。図10及び図11中に描かれた隣接濾板12Bは、該不正位置にある濾板を表現している。濾板12が不正位置にある場合、濾板12の両側に配置された開板機25がそれぞれ共働して移動するとき、一側の開板機25が濾板12の支持腕35を掴んでも、他側の開板機25が該濾板12の支持腕35を掴むことができなくなってしまうおそれがある。
図12に示すように、開板機25によって閉板方向へ押された隣接濾板12Bは、該隣接濾板12Bに隣接する濾板12に押し付けられることにより、不正位置から移動に適した位置へと修正される。また隣接濾板12Bが濾板12に押し付けられると、該押し付けにより隣接濾板12Bの位置修正のための移動が停止し、これに伴って開板機25の移動が停止する。
図13に示すように、隣接濾板12Bの位置修正のための移動の停止が上記ロータリーエンコーダ83によって検出され、その停止時間が所定値に達したことがタイマによって計測されたとき、モータが逆回転され、開板機25が開板方向への移動を開始する。ここで、第2の過程が終了し、該隣接濾板12Bを対象濾板12Aとして上記第1の過程が再開される。なお、隣接濾板12Bは上記のように位置修正が行われるため、対象濾板12Aとして移動されるとき、係止爪51が支持腕35に支障なく当接される。
図14に示すように、上記第1の過程及び第2の過程が繰り返され、全ての濾板12が待機位置へ移動した後、開板方向へ移動する開板機25は、傾倒許容板75に押杆72を接触させて可動させることにより、係止爪51を傾倒させ、収容状態とする。
図15に示すように、係止爪51が収容状態とされた開板機25は、待機位置にある濾板12の側方を通過しつつ、開板方向へ移動する。濾板12の側方を通過する際、係止爪51は、強制傾倒体71によって収容状態に維持されているため、支持腕35に干渉されることなく通過し、また位置修正爪52は、支持腕35への摺接によって収容状態に維持されたまま、該支持腕35に干渉されることなく通過する。そして、待機位置にある濾板12の側方を通り過ぎた開板機25は、傾倒解除板76に押杆72を接触させて可動させることにより、係止爪51の傾倒を解除し、濾過工程の間、このまま待機する。
実施形態のフィルタープレスを示す概念図。 (a)は濾板を示す斜視図、(b)は濾板を示す側断面図。 (a)は開板機を示す正断面図、(b)は開板機を示す側面図、(c)は開板機を示す平面図。 開板機が対象濾板を掴んだ状態を示す平面図。 開板機が対象濾板を移動させる状態を示す平面図。 位置修正爪が回動する状態を示す平面図。 開板機が対象濾板を移動させた状態を示す平面図。 開板機が隣接濾板に接近する状態を示す平面図。 係止爪が隣接濾板に接触した状態を示す平面図。 係止爪が回動する状態を示す平面図。 開板機が隣接濾板を位置修正する状態を示す平面図。 開板機が隣接濾板を位置修正した状態を示す平面図。 係止爪が支持腕に係止された状態を示す平面図。 係止爪が強制傾倒体によって傾倒された状態を示す平面図。 強制傾倒体による係止爪の傾倒を解除する状態を示す平面図。
符号の説明
10 フィルタープレス
12 濾板
12A 対象濾板
12B 隣接濾板
13 濾布
16 濾板支持枠
24 開板機支持枠
25 開板機
35 支持腕
41 基台
51 係止爪
52 位置修正爪
53 ストッパー
61 当接部
61b 摺接部
62 接触部
62b ガイド部
63 付勢部材としてのバネ
71 強制傾倒体
83 センサとしてのロータリーエンコーダ

Claims (5)

  1. 装置内に設けられた濾板支持枠に対して複数個の濾板が、該濾板の両側方に突設された支持腕を介して摺動自在に支持されており、濾過工程では、各濾板間に濾布が介在された状態で各濾板間が閉じることによって、複数個の濾板を重合状態にして被処理液の濾過を行い、該濾過工程の後の清浄工程では、各濾板間が開くことによって、被処理液を濾過したことで濾布上に蓄積された汚泥の除去を行うように構成されたフィルタープレス装置において、
    前記濾板支持枠の外側方には開板機支持枠が配設されており、該開板機支持枠には開板機が取り付けられており、
    前記開板機は、上記濾板の摺動方向と同方向で摺動自在となるように上記開板機支持枠に支持された基台と、該基台に回動自在となるように取り付けられた係止爪と、を備えており、
    前記濾板及び前記開板機の摺動方向について、各濾板間が閉じて重合状態となる方向を閉板方向とし、各濾板間が開かれる方向を開板方向として、
    前記係止爪はその先端が、前記濾板の支持腕に対して外側方であって、開板方向に対する横方向から伸びるように配置されており、
    前記基台には、前記係止爪の先端に設けられた当接部が前記濾板の支持腕の閉板方向側となる面に当接するように該係止爪を付勢する付勢部材と、該当接部が該支持腕に当接した状態で該係止爪を係止するストッパーとが設けられ、
    前記係止爪には、前記開板機が閉板方向へ摺動する際、前記支持腕に接触して該係止爪を回動させるとともに、前記当接部が該支持腕に干渉されることなく該係止爪が該支持腕の側方を通過するように、該支持腕への接触状態を維持する摺接部が設けられている
    ことを特徴とするフィルタープレス装置。
  2. 上記開板機は、上記基台と上記係止爪とに加えて、さらに該基台に回動自在となるように取り付けられた位置修正爪とを備えており、
    上記位置修正爪は、上記係止爪の対向位置であり、その先端が上記濾板の支持腕に対して外側方であって、開板方向に対する横方向から伸びるように配置されており、
    上記基台には、上記位置修正爪の先端に設けられた接触部が上記濾板の支持腕の開板方向側となる面に当接するように該位置修正爪を付勢する付勢部材と、該接触部が該支持腕に当接した状態で該位置修正爪を係止するストッパーとが設けられ、
    上記位置修正爪には、上記開板機が開板方向へ摺動する際、上記支持腕に接触して該位置修正爪を回動させるとともに、上記接触部が該支持腕に干渉されることなく該位置修正爪が該支持腕の側方を通過するように、該支持腕への接触状態を維持するガイド部が設けられている
    請求項1に記載のフィルタープレス装置。
  3. 上記基台には、上記係止爪に接触して該係止爪を開板方向側へ回動させるとともに、上記開板機が開板方向へ摺動する際に該係止爪が上記濾板の支持腕に干渉されることなく該支持腕の側方を通過するように該係止爪への接触状態を維持する強制傾倒体が可動自在に取り付けられている
    請求項1又は請求項2に記載のフィルタープレス装置。
  4. 上記位置修正爪の上記ガイド部は、前記支持腕への接触部分の長さが、重合状態で隣り合う濾板の支持腕間の距離よりも長く設定されている
    請求項2又は請求項3に記載のフィルタープレス装置。
  5. 開板作業中に上記開板機の移動が停止したことを検出するセンサと、該移動の停止時間を計測するタイマと、が設けられており、該センサによる検出結果と該タイマによる計測結果に基づいて前記開板機の移動停止を検知した場合に該開板機の移動方向を反転させる
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフィルタープレス装置。

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