JP2007038926A - 車両用座席 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前面衝突用の乗員保護構成部品の主たる一部を兼用して側面衝突に対する乗員保護対策を講ずることにより、異なる衝突方向に対する乗員保護機能を発揮しつつ装置の簡素化を達成できる車両用座席の提供を図る。
【解決手段】 シートクッション2の前部および後部に、膨張時にそれぞれが所定高さとなる前部エアバッグ11および後部エアバッグ12をそれぞれ独立して配設し、前面衝突時には前部エアバッグ11を膨張させてシートクッション2の前部を持ち上げて乗員Cの前方移動を拘束する一方、側面衝突時には前部エアバッグ11と後部エアバッグ12とを膨張させてシートクッション2の着座面を全体的に持ち上げて乗員腰部をドア7のアームレスト8に干渉させて拘束する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、前面衝突と側面衝突の両者に対する乗員保護対策を講じた車両用座席に関する。
乗員保護対策を講じた従来の車両用座席としては、車両の前面衝突時にシートクッションの前部に配設した横パイプを上昇させて乗員の膝部を持上げることにより、乗員がシートベルトの下部から前方に滑り出すのを防止できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−187470号公報(第3−4頁、第1図)
しかしながら、かかる従来の車両用座席の乗員保護装置では、衝突時にシートクッションの前部を持上げる構成であるため前面衝突のみに有効となり、他の衝突方向に対しては何ら乗員保護機能が発揮されないものであった。
このため、他の衝突方向、例えば側面衝突に対して乗員保護しようとすれば、その側面衝突専用の装置を別途に付加することになり、車両用座席に設ける乗員保護装置の構成が複雑化するとともに大型化してしまう。
そこで、本発明は前面衝突用の乗員保護構成部品の主たる一部を兼用して側面衝突に対する乗員保護対策を講ずることにより、異なる衝突方向に対する乗員保護機能を発揮しつつ装置の簡素化を達成できる車両用座席を提供するものである。
本発明は、座席に隣接するドアの内側に、その座席に着座した乗員の腹部位置に対応して車室内に突出するアームレストを備えた車両用座席であって、前記座席のシートクッションの前部および後部にそれぞれ独立して配設されて、膨張時にそれぞれが所定高さとなる前部エアバッグおよび後部エアバッグと、車両の前面衝突時には前部エアバッグを膨張させる一方、側面衝突時には前部エアバッグと後部エアバッグとを膨張させるエアバッグ作動手段と、を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、前面衝突時には前部エアバッグが膨張するので、シートクッションの前部が所定量持ち上がって乗員が前方移動するのを拘束する一方、側面衝突時には前部エアバッグと後部エアバッグとが膨張するので、シートクッションの着座面は全体的に所定量持ち上がって乗員を押し上げ、人間の強度部分となる腰部側方をドアのアームレストに近付くよう上昇させて、軟弱部分である腹部がアームレストと干渉するのを抑制できる。
このとき、側面衝突時には前部エアバッグと後部エアバッグを用いるが、その前部エアバッグは前面衝突時に用いる乗員保護構成部品であり、従って、前面衝突用の乗員保護構成部品の主たる一部を兼用して側面衝突に対する乗員保護対策を講ずることができるため、異なる衝突方向、つまり前面衝突と側面衝突に対する乗員保護機能を発揮しつつ装置の簡素化を達成することができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図5は本発明にかかる車両用座席の一実施形態を示し、図1は乗員保護装置を組み付けた座席の要部を破断して示す斜視図、図2は図1中A−A線に沿ったシートクッションの拡大断面図であり、図3は乗員保護装置のシステム図である。
また、図4は前面衝突時における乗員保護装置の作動を(a)〜(c)に順を追って示す側面図であり、図5は側面衝突時における乗員保護装置の作動を(a)〜(c)に順を追って示す側面図である。
本実施形態の乗員保護装置10は運転席と助手席の前席に適用してあり、それら運転席用の乗員保護装置10と助手席用の乗員保護装置10は略左右対称となるが、それぞれが同様の構成となり、図1に示す運転席に例をとって、それを座席1として以下説明するものとする。
座席1はシートクッション2とシートバック3とを備え、シートクッション2はシートスライド装置4や図外のシートリフタ装置を介してフロア5に設置されて前後、上下位置が調整可能となっており、かつ、シートバック2はリクライニング装置6を介して前後傾動可能となっている。
前記座席1に隣接するドア7の内側にはアームレスト8が突設されるが、そのアームレスト8は座席1に着座した乗員C(図4,図5参照)の肘位置に対応した高さに設けられるが、その位置は丁度乗員Cの腹部位置に対応した高さとなっている。
前記シートクッション2は、図2にも示すようにその内部に柔軟材質のクッション材2aが全体的に設けられ、その下側が硬質のシートパン2bによって支持される。
そして、前記乗員保護装置10は、図1,図2に示すようにシートクッション2の前部および後部にそれぞれ独立して配設され、膨張時にそれぞれが所定高さとなる前部エアバッグ11および後部エアバッグ12と、図3に示すように車両の前面衝突時に前部エアバッグ11を膨張させるとともに、側面衝突時に前部エアバッグ11と後部エアバッグ12とを膨張させるエアバッグ作動手段20と、を設けて構成される。
前部エアバッグ11および後部エアバッグ12は、それぞれが気密性を備えた布状素材によってシートクッション2の左右略全幅に亘って延びる細長い袋状に形成され、それらエアバッグ11,12は、図2に示すようにシートパン2bの前・後部に形成した溝状の前部凹部2cおよび後部凹部2d内に収納して配置される。
前記前・後部エアバッグ11,12はそれぞれ図外のインフレータが個別に設けられ、それらインフレータの作動によって発生する高圧ガスによってエアバッグ11,12が所定の高さをもって膨張するようになっている。
前記エアバッグ作動手段20は、図3に示すように前突センサ21および側突センサ22を備え、これらセンサ21,22で検出した前面衝突信号および側面衝突信号を入力して、各エアバッグ11,12を膨張させる信号、つまりそれぞれのインフレータを作動する信号を出力するようになっている。
このとき、本実施形態は前記乗員保護装置10を運転席および助手席にそれぞれ設けてあるため、前部エアバッグ11は運転席側前部エアバッグ11Aと助手席側前部エアバッグ11Bで構成されるとともに、後部エアバッグ12は運転席側後部エアバッグ12Aと助手席側後部エアバッグ12Bで構成され、前記エアバッグ作動手段20からそれぞれの前部エアバッグ11A,11Bおよび後部エアバッグ12A,12Bの各インフレータ個々に作動信号を出力するようになっている。
また、前記前突センサ21および前記後突センサ22は、実際の衝突を検知するタイプのものや、衝突対象物との距離を測定して衝突を予知するタイプのものを用いることができる。
以上の構成により本実施形態の乗員保護装置10によれば、図4(a)に示す通常走行状態では前・後部エアバッグ11,12はそれぞれ前・後部凹部2c,2d内に収納された状態にあり、この状態で車両が前面衝突すると前突センサ21がこれを検出して、エアバッグ作動手段20から前部エアバッグ11のインフレータに作動信号を出力し、図4(b)に示すように前部エアバッグ11を膨張する。
すると、シートクッション2は前記前部エアバッグ11が配設された前部が所定量持ち上がり、その持ち上がり部分で乗員腰部を拘束して乗員Cの前方移動に対して抵抗力を付与する。
従って、前面衝突時に働く前方への慣性力で乗員Cが前方移動した際に、図4(c)に示すように乗員膝部が前方のインストルメントパネル9に干渉した場合にも、そのときの荷重を極力低減することができる。
一方、図5(a)の前・後部エアバッグ11,12が前・後部凹部2c,2d内に収納された通常走行状態で車両が側面衝突した場合には、これを側突センサ22が検出して、エアバッグ作動手段20から前部エアバッグ11と後部エアバッグ12の両者のインフレータに作動信号を出力するため、それら両エアバッグ11,12が図5(b)に示すように膨張し、シートクッション2の着座面を全体的に所定量Lだけ持上げる。
すると、乗員Cは全体的に押し上げられて乗員腰部がドア7のアームレスト8まで上昇し、図5(c)に示すように側面衝突により車室内にドア7が侵入した場合や乗員Cに側方への慣性力が作用した場合に、乗員腰部の側方がアームレスト8に干渉する。
従って、側面衝突時には人間の強度部分となる乗員腰部がアームレスト8に干渉して乗員Cの側方移動を拘束し、軟弱部分である腹部がアームレスト8と干渉するのを防止して、乗員Cへの入力を抑制できる。
ところで、本実施形態では乗員保護装置10を運転席と助手席の両者に設けてあるが、側面衝突時にはそれら運転席と助手席の前部エアバッグ11A,11Bおよび後部エアバッグ12A,12Bを全て膨張させてもよいが、運転席と助手席のうち側面衝突側の座席1の前・後部エアバッグのみを膨張させることができる。
このように本実施形態にあっては、側面衝突時には前部エアバッグ11と後部エアバッグ12を用いるが、その前部エアバッグ11は前面衝突時に用いる乗員保護構成部品であり、従って、前面衝突用の乗員保護構成部品の主たる一部、つまり前部エアバッグ11を兼用して側面衝突に対する乗員保護対策を講ずることができるため、異なる衝突方向となる前面衝突と側面衝突に対する乗員保護機能を発揮しつつ装置の簡素化を達成することができる。
また、本実施形態ではシートクッション2の前部や後部を持ち上げる手段としてエアバッグ11,12を用いたので、それらエアバッグ11,12は乗員Cを持ち上げる際の衝撃を吸収しつつ膨張することができるとともに、軽量化を達成することができる。
更に、本実施形態では前記作用効果に加えて、乗員保護装置10を前方にインストルメントパネル9が存在する運転席と助手席に適用したので、特に前面衝突保護と側面衝突保護の効果を発揮することができる。
尚、この場合、乗員保護装置10は運転席と助手席の両者に設けることなく、それら運転席および助手席のいずれか一方に設けることもできる。
ところで、本発明は前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
本発明の一実施形態における乗員保護装置を組み付けた座席の要部を破断して示す斜視図。 図1中A−A線に沿ったシートクッションの拡大断面図。 本発明の一実施形態における乗員保護装置のシステム図。 本発明の一実施形態における前面衝突時における乗員保護装置の作動を(a)〜(c)に順を追って示す側面図。 本発明の一実施形態のおける側面衝突時における乗員保護装置の作動を(a)〜(c)に順を追って示す側面図。
符号の説明
1 座席
2 シートクッション
7 ドア
8 アームレスト
10 乗員保護装置
11 前部エアバッグ
12 後部エアバッグ
20 エアバッグ作動手段

Claims (2)

  1. 座席に隣接するドアの内側に、その座席に着座した乗員の腹部位置に対応して車室内に突出するアームレストを備えた車両用座席であって、
    前記座席のシートクッションの前部および後部にそれぞれ独立して配設されて、膨張時にそれぞれが所定高さとなる前部エアバッグおよび後部エアバッグと、
    車両の前面衝突時には前部エアバッグを膨張させる一方、側面衝突時には前部エアバッグと後部エアバッグとを膨張させるエアバッグ作動手段と、を設けたことを特徴とする車両用座席。
  2. 座席は、運転席および助手席の両方、若しくは運転席または助手席のいずれか一方であることを特徴とする請求項1に記載の車両用座席。
JP2005226924A 2005-08-04 2005-08-04 車両用座席 Pending JP2007038926A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020063004A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 豊田合成株式会社 車両の乗員保護装置

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