JP2007037371A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 充電した蓄電素子を機器の電源として使用する電源装置において、蓄電素子に蓄電されたエネルギーを、無駄なく機器の動作のために使用する。
【解決手段】 所定のバイアス電圧を供給するバイアス電源6と、蓄電素子2の端子間電圧を検出する検出回路7と、検出回路7によって検出された端子間電圧が所定の電圧以下である場合には、蓄電素子2のマイナス端子にバイアス電源6からのバイアス電圧を印加し、他方、検出回路7によって検出された端子間電圧がこの所定の電圧を越えている場合には、蓄電素子2のマイナス端子にこのバイアス電圧を印加しない切り替え回路8とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気2重層コンデンサなどの蓄電素子を充電して機器の電源として使用する電源装置に関する。
近年電気2重層コンデンサは技術的進歩により大容量化がはかられており、大容量化に関する技術発表も活発である。電気2重層コンデンサは化学的変化を伴わない物理電池のため繰り返し充放電による劣化が極めて少ないこと、充放電電流が大きく取れること、そのまま廃棄されても環境への影響が少ないなどの点が評価され機器への搭載が増えつつある。
しかしながら体積当りのエネルギーは乾電池や2次電池などにまだまだ及ばない上に放電により出力電圧が低下するという弱点がある。電気2重層コンデンサに蓄電されるエネルギーは1/2×C×Vに比例する。充電電圧をV1、機器動作下限電圧をV2とすれば有効なエネルギーは1/2×C×(V1−V2)となる。従ってV1は高くV2を低くすることで実際に使用できるエネルギー量が大きくなる。
ポータブル機器の電源に使用した場合は蓄電エネルギーを使いきる前に機器の動作下限電圧(Low Bat電圧)により機器の動作が停止してしまい、それ以降機器は停止し蓄電されたエネルギーは自己放電により有効に利用されることなく消滅してしまう。例えば一般的に3V動作する機器では2V前後が動作下限電圧となっており使えるエネルギーは蓄電量の1/9と非常に低く抑えられてしまう。これを解決するために出力側に昇降圧コンバータを介して電圧を一定にし、かつキャパシタ電圧が下がっても機器を動作させる提案がなされている。
しかしながら昇降圧コンバータにおける変換ロスが生じること、コストが高くなること、コンバータのSW(スイッチ)ノイズが機器に影響することから安価なポータブル機器には搭載しにくかった。また例えば0.8Vなどの昇降圧コンバータの動作下限電圧以下では機器が動作せず依然として蓄電したエネルギーの一部を使いこなせていないのが現状である。
他方、複数のキャパシタの直並列接続を充放電時で切り替え、電圧が低下した時は直列に接続することで電圧を上げ機器駆動電圧範囲になるべくおさまるように制御することも従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3351741号公報(段落番号0013〜0019、図1〜3)
しかし上記特許文献1に記載の方法を採用した場合でも個々のキャパシタのエネルギーを全部使い切ることは出来ないし直並列充放電の観点から使用するキャパシタの容量は同一となるため設計の自由度が低くなってしまう。
またキャパシタによる機器の駆動では駆動時間を長くするためにキャパシタ容量を増やしていくと機器駆動が開始されるまでの充電時間が長くなってしまうという問題もある。充電が太陽電池などの発電素子を利用する場合は特に使い勝手の悪さが問題になる。
上記課題を解決するために、本発明は、充電した蓄電素子を機器の電源として使用する電源装置において、所定のバイアス電圧を供給するバイアス電源と、この蓄電素子の端子間電圧を検出する検出回路と、この検出回路によって検出された端子間電圧が所定の電圧以下である場合には、この蓄電素子のマイナス端子に、このバイアス電源からのバイアス電圧を印加し、他方、この検出回路に検出された端子間電圧がこの所定の電圧を越えている場合には、この蓄電素子のマイナス端子にこのバイアス電圧を印加しない切り替え回路とを備えたことを特徴とする。
この電源装置では、蓄電素子の充電が十分に行われず、蓄電素子の端子間電圧が所定の電圧以下であっても、バイアス電源からのバイアス電圧が蓄電素子のマイナス端子に印加されるので、このバイアス電源のアシストにより、蓄電素子に蓄電されたエネルギーを機器の動作のために使用することができる。
また、充電が十分に行われて蓄電素子の端子間電圧が所定の電圧を越えている状態ではバイアス電圧は印加されないが、機器の動作によって蓄電素子が放電して端子間電圧が所定の電圧にまで低下すると、やはりバイアス電源からのバイアス電圧が印加されので、このバイアス電源のアシストにより、蓄電素子に蓄電されたエネルギーを機器の動作のために使用することができる。したがって、蓄電素子に蓄電されたエネルギーを、無駄なく機器の動作のために使用することができる。
本発明に係る電源装置によれば、充電した蓄電素子を機器の電源として使用する電源装置において、蓄電素子に蓄電されたエネルギーを、無駄なく機器の動作のために使用することができる。
そして、昇降圧コンバータ用いる場合のような変換ロスやコスト高やSWノイズの問題は生じず、また、蓄電素子の容量を増やす場合のような充電時間の長時間化の問題も生じない。
以下、本発明を図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明に係る電源装置の全体構成を示すブロック図である。この電源装置1は、キャパシタ(蓄電素子)2として電気2重層コンデンサを設けたものであり、ポータブル機器(例えば携帯用のラジオ受信機)11を動作させるために使用される。ポータブル機器21は、動作電圧が3.0V、動作上限電圧が5.0V、動作下限電圧が1.7Vである。キャパシタ2は、耐圧が5.5Vである。
キャパシタ2は、充電電源20(専用の充電器でもよいし太陽電池のような発電素子、または乾電池でもよい)によって充電される。充電電源20から電源装置1に供給された電圧は、電圧変換回路3によってキャパシタ2を充電するために必要な電圧5.0Vに変換され、電流制限トランジスタ4によりキャパシタ2への初期突入電流を抑えた後、逆流防止ダイオード5を介してキャパシタ2に供給される。逆流防止ダイオード5は、キャパシタ2側から充電電源20側への電流の逆流を防止するためのものである。電圧変換回路3の出力電圧は5.0Vだが、逆流防止ダイオード5などによる電圧ドロップにより、キャパシタ2の端子電圧はフル充電時に約4.9Vとなる。キャパシタ2の充電電圧は、ダイオード10を介してポータブル機器21の負荷22に駆動電流として供給される。
図3Aは、キャパシタ2の充電時の電源装置1の電流経路を、電流制限トランジスタ4,逆流防止ダイオード5の部分のさらに具体的な回路構成例とともに示したものであり、図1と同一の部分には同一符号を付している。この例では、トランジスタ12が、電流制限トランジスタ4としての機能と逆流防止ダイオード5としての機能とを兼ねている。また、電圧変換回路3からの電流はダイオード9を介してポータブル機器21(図1)の負荷22にも駆動電流として供給されるので、充電時には、充電電源20(図1)によってポータブル機器21が動作する。
図1に示すように、電源装置1には、バイアス電源6と、電圧検出回路7と、切り替え回路8とが設けられている。バイアス電源6からは、1.6Vのバイアス電圧が供給される(ただし、後で図5を用いて説明するように、キャパシタ2の充電時にはバイアス電源6からはバイアス電圧は供給されない)。電圧検出回路7は、キャパシタ2の端子間電圧が1.7V(ポータブル機器21の動作下限電圧)以下になったことを検出するための回路である。
切り替え回路8は、キャパシタ2のマイナス端子をバイアス電源6側とグランド側とに切り替えて接続するための回路であり、電圧検出回路7によって1.7V以下になったことが検出されると、バイアス電源6側に切り替えることによっキャパシタ2のマイナス端子にバイアス電圧を印加させる。
電圧検出回路7や切り替え回路8は、このバイアス印加後のキャパシタ2を電源として動作するように、低電圧動作が可能なCMOSデバイスを用いて構成されている。ただし、充電時には、電圧検出回路7や切り替え回路8は充電電源20を電源として動作する。
次に、この電源装置1の放電時のポータブル機器21の動作について説明する。ポータブル機器21の動作時間を延ばすためにキャパシタ2の容量を大きくしようとすると、容量Cと機器動作下限電圧Vとの積C×Vで決まる動作開始までの充電時間も長くなってしまう。従ってこの充電時間を短くするにはC ,Vの少なくともいずれか一方を小さくする必要がある。
この電源装置1では、キャパシタ2の充電が十分に行われず、キャパシタ2の端子間電圧が1.7V(ポータブル機器21の動作下限電圧)以下であっても、バイアス電源6からの1.6Vのバイアス電圧がキャパシタ2のマイナス端子に印加されるので、キャパシタ2の端子間電圧が0.1Vを越えてさえいれば、このバイアス電源6のアシストにより、キャパシタ2に蓄電されたエネルギーがポータブル機器21の動作のために使用される。すなわち、Vを1.7から0.1に短縮したことにより、ポータブル機器21の動作開始までの充電時間は1/17となる。
また、充電が十分に行われてキャパシタ2の端子間電圧が1.7Vを越えている状態ではバイアス電圧は印加されないが、ポータブル機器21の動作放電によって端子間電圧が1.7Vにまで低下すると、やはりバイアス電源6からのバイアス電圧が印加されので、このバイアス電源6のアシストにより、キャパシタ2に蓄電されたエネルギーがポータブル機器21の動作のために使用される。したがって、キャパシタ2に蓄電されたエネルギーが、無駄なくポータブル機器21の動作のために使用される。
図2は、こうした充放電時のキャパシタ2の端子間電圧の遷移の様子を例示する図である。なお、図2では、電源装置1での端子間電圧の遷移を実線で示すとともに、充電電圧が1.7Vに達しなかったがバイアス電圧を印加しない場合の端子間電圧の遷移を点線で示した。充電電圧が1.7Vに達しなかった(時刻t1)がバイアス電圧を印加しない場合には、電圧が低すぎてポータブル機器21は動作せず、キャパシタ2の自己放電により非常に緩やかにエネルギーが消費され電圧は低下してしまう。
これに対し、電源装置1では、充電電圧が1.7Vに達しなかったとき(時刻t1)、キャパシタ2の端子間電圧が1.7V以下であることが検出され、1.6Vのバイアス電圧がキャパシタ2のマイナス端子に印加されて端子間電圧がステップ的に上昇する。これにより、ポータブル機器21の動作が保証される。
その後、ポータブル機器21の動作による放電により端子間電圧が低下していき、端子間電圧が0.1Vになる(時刻t2)と、ポータブル機器21の動作は保証されなくなり、キャパシタ2の自己放電によって端子間電圧が低下していく。しかし、ポータブル機器21内で電源ラインに接続されている電源用コンデンサ(図示略)を電源として使用するように電源の切り替えが高速で行われれば、ポータブル機器21を引き続き一定時間動作させることができるので問題は生じない。
このポータブル機器21内の電源用コンデンサを電源として使用している間に再び充電が開始される(時刻t3)と、その瞬間バイアス電位はゼロに戻るためキャパシタ2の端子間電圧がステップ的に低下し、その後充電量に従って端子間電圧が上昇する。キャパシタ2のみでポータブル機器21の動作が可能なだけ充電が進んだ状態で充電が終了した場合は、ポータブル機器21の動作による放電により端子間電圧が低下していく。そして、端子間電圧が1.7Vにまで低下する(時刻t4)と、バイアス電圧が印加されて端子間電圧がステップ的に上昇する。これにより、端子間電圧が0.1Vになる(時刻t5)までポータブル機器21の動作が保証される。
このように、この電源装置1によれば、キャパシタ2に蓄電されたエネルギーを、無駄なくポータブル機器21の動作のために使用することができる。
そして、昇降圧コンバータ用いる場合のような変換ロスやコスト高やSWノイズの問題は生じず、また、キャパシタ2の容量を増やす場合のような充電時間の長時間化の問題も生じない。
図3Bは、キャパシタ2の放電時の電源装置1の電流経路を、図3Aと同様に電流制限トランジスタ4,逆流防止ダイオード5の部分のさらに具体的な回路構成例とともに示したものである。キャパシタ2の端子間電圧が1.7Vを越えている場合には、キャパシタ2単独でポータブル機器21(図1)の負荷22に駆動電流が供給される。また、キャパシタ2の端子間電圧が0.1Vから1.7Vの間である場合には、キャパシタ2がバイアス電源6のアシストを受けて負荷22に駆動電流が供給される。
図4は、バイアス電源6によるアシスト期間におけるキャパシタ2とバイアス電源6とのエネルギー分担を求めるための図である。バイアス電源6のバイアス電圧は1.6Vであるのに対し、アシスト期間中には、アシスト無しだと自己放電によって失われる平均0.85Vのキャパシタ2の充電電圧がポータブル機器21の動作のために使用される。したがって、キャパシタ2から負荷22(図1)への駆動電流とバイアス電源6から負荷22への駆動電流とが同じ大きさであるとすると、キャパシタ2とバイアス電源6とのエネルギー分担は、0.85:1.6≒35:65となる。
なお、バイアス電源6のバイアス電圧はポータブル機器21の動作下限電圧(1.7V)よりも低くなっているので、バイアス電源6単独でポータブル機器21を動作させることはなく、キャパシタ2の補助的電源としての役割を果たす。
図5は、図1に示した電源装置1の全体のさらに具体的な回路構成例を示す図であり、符号としては図1とは異なるものを用いている。この例では、ラジオ受信機と手回し発電機との接続を想定して、ダイオードD1〜D6にて構成される整流回路を入力側に挿入してある。その後昇圧コンバータU1(図1の電圧変換回路3に該当)で充電に必要な電圧(5.0V)にまで昇圧し、キャパシタC10(図1のキャパシタ2に該当)を充電している。
3.0Vのリチウムコイン型電池BT1を持ち、この電池BT1の出力電圧をトランジスタQ7を介してレギュレータU2の端子U2−1に供給する。このリチウムコイン型電池BT1の部分を、例えば酸化銀電池(1.55V)や2次電池等に置き換えてもよい。トランジスタQ7のベースはトランジスタQ8のコレクタと接続されており、トランジスタQ8のエミッタは接地されている。キャパシタC10の充電時には、充電電圧がトランジスタQ8のベースに供給される。
レギュレータU3は、キャパシタC10の端子間電圧が1.7V以下であることを検出する回路であり、図1の電圧検出回路7に該当する。レギュレータU3の端子U3−3はキャパシタC10のマイナス端子に接続してあり、バイアス印加の有無に無関係にキャパシタC10の端子間電圧を常時監視することができる。
キャパシタC10の端子間電圧が1.7V以下であることが検出されると、レギュレータU3の端子U3−1はオープンから端子U3−3と同電位となり、レギュレータU2のイネーブル端子U2−6をHレベルに引き上げ、レギュレータU2の出力端子U2−3に1.6Vが生じる。この出力端子U2−3はダイオードD13を介してキャパシタC10のマイナス端子に接続してあり、キャパシタC10のマイナス端子に1.6Vのバイアス電圧が印加される。リチウムコイン型電池BT1,トランジスタQ7,トランジスタQ8及びレギュレータU2が図1のバイアス電源6に該当するとともに、レギュレータU2が図1の切り替え回路8の機能も兼ねている。
キャパシタC10の充電時には、充電電圧がトランジスタQ8のベースに供給されてトランジスタQ8がオンになることにより、トランジスタQ8のコレクタ電位がゼロになり、トランジスタQ7がオフになるので、リチウムコイン型電池BT1の出力電圧はレギュレータU2に供給されない。他方、キャパシタC10の放電時には、トランジスタQ7がオンになるので、リチウムコイン型電池BT1の出力電圧がレギュレータU2に供給される。これにより、キャパシタC10の充電時にはレギュレータU2からはバイアス電圧は供給されず、キャパシタ2の放電時であってキャパシタC10の端子間電圧が1.7V以下である場合にのみレギュレータU2からはキャパシタC10のマイナス端子にバイアス電圧が印加される。
なお、キャパシタC10の充電時には、トランジスタQ5によりキャパシタC10のマイナス端子は確実に接地されるので、安定して充電が行われる。
このようにして、充電時にはキャパシタC10の耐圧までフル充電し、放電時にそのフル充電したエネルギーを無駄なくポータブル機器21の動作のために使用することができる。
最後に、図6に、バイアス電圧の作成方法のバリエーションをいくつか示す。図6(a)の方法は、バイアス電圧より高い乾電池等の電圧を元にレギュレータ31により必要な電圧を得るものであり、図5の回路で採用している方法である。この方法では、乾電池等の種類によってバイアス電圧が決まってしまう。しかし、電池にエネルギーが残っている限りバイアス機能が有効になり、バイアス電圧は機器駆動時間に無関係に一定とすることができる。
図6(b)の方法は、メインキャパシタ(図1ではキャパシタ2)の充電電圧から電圧変換回路32によってバイアス電圧を作り出して別のキャパシタ33に充電する方法である。この方法では、キャパシタ33が2次電池である場合にはその2次電池の種類によってバイアス電圧が決まってしまう。また充電量によってバイアス効果の持続時間が決まってしまう。しかし、図6(a)の方法と違って乾電池等を交換する必要がない。機器動作開始までの充電時間を短くするという観点からは、キャパシタ33の容量はメインキャパシタよりも小さいことが望ましい。例えばキャパシタ33の容量がメインキャパシタの1/10であれば、充電時間は約1/10まで短縮が可能となる。
図6(c)の方法は、バイアス用の固定電圧として1次電池34を使用する方法であり、図6(a)の方法の変形と考えてもよい。この方法では、バイアス電圧作成のための付加回路がない分、 図6(a)の方法よりも省電力で省スペースとすることができる。
なお、以上の例では、キャパシタ2のマイナス端子に印加するバイアス電圧を、ポータブル機器21の動作下限電圧(1.7V)よりも僅かに低い1.6Vにしている。しかし、これに限らす、このバイアス電圧を、ポータブル機器21の動作下限電圧と全く等しい電圧にしてもよい。
また、以上の例では、蓄電素子として電気2重層コンデンサを設けた電源装置について説明したが、本発明は、あらゆる種類の蓄電素子を設けた電源装置に適用することができる。
本発明に係る電源装置の全体構成を示すブロック図である。 充放電時の図1のキャパシタの端子間電圧の遷移を示す図である。 充放電時の図1の電源装置の電流経路等を示す図である。 図1のバイアス電源によるアシスト期間のエネルギー分担を求めるための図である。 図1の電源装置の具体的な回路構成例を示す図である。 バイアス電圧の作成方法を示す図である。を示す図である。
符号の説明
1 電源装置、 2 キャパシタ、 3 電圧変換回路、 4 電流制限トランジスタ、 5 逆流防止ダイオード、 6 バイアス電源、 7 電圧検出回路、 8 切り替え回路、 9,10 ダイオード、 11,12 トランジスタ、 21 ポータブル機器、 22 負荷、 23 充電電源

Claims (4)

  1. 充電した蓄電素子を機器の電源として使用する電源装置において、
    所定のバイアス電圧を供給するバイアス電源と、
    前記蓄電素子の端子間電圧を検出する検出回路と、
    前記検出回路によって検出された端子間電圧が所定の電圧以下である場合には、前記蓄電素子のマイナス端子に、前記バイアス電源からのバイアス電圧を印加し、他方、前記検出回路に検出された端子間電圧が前記所定の電圧を越えている場合には、前記蓄電素子のマイナス端子に前記バイアス電圧を印加しない切り替え回路と
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記バイアス電源は、前記電源装置を搭載した機器の動作下限電圧に略等しいバイアス電圧を供給することを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記バイアス電源は、前記蓄電素子とは蓄電容量が相違する別の蓄電素子によって構成されていることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記バイアス電源は、前記蓄電素子の充電時にはバイアス電圧を供給しないことを特徴とする電源装置。
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