JP2007035880A - バンプ付きウエハの製造方法、バンプ付きウエハ、半導体装置 - Google Patents

バンプ付きウエハの製造方法、バンプ付きウエハ、半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】保護層を研磨する必要がなく、従来よりも簡易かつ簡便に信頼性の高いバンプ付きウエハを製造することができるバンプ付きウエハの製造方法を提供する。
【解決手段】バンプ付きウエハAの製造方法に関する。ウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を形成した後、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4及び離型フィルム5をこの順に重ね合わせて加熱加圧することによって、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4から凸状に突出させると共に、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲に前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、接続電極であるバンプをシリコンウエハ等のウエハに設けて形成されるバンプ付きウエハの製造方法、この方法を使用して製造されるバンプ付きウエハ、このバンプ付きウエハを使用して製造される半導体装置に関するものである。
近年、ウエハの直径は6、8、12インチと大きさを増しているが、このように大きな面積に均一な保護層を形成するために、ウエハの回路面にまず少し厚めに液状封止材を印刷したり、又はコンパウンドを金型成形により薄膜に延ばしたりすることが一般的に行われている。
その後、上記のようにして形成した保護層の表面を研磨することによって、半田バンプ等を実装するための回路を露出させるものであるが、大きな面積になると均一に研磨することが難しくなるので、最近では、図8(a)のようにウエハ1に設けた接続用端子2にあらかじめ銅の柱状バンプ12を形成すると共に、柱状バンプ12の周囲に液状封止材を流し込んで保護層6を形成することが行われている(例えば、特許文献1〜6参照。)。この場合、従来の回路よりも柱状バンプ12の方がある程度の高さを確保することができるので、保護層6の研磨が不均一であっても、図8(a)のようにすべての柱状バンプ12の先端面を露出させることができる。そして、このように露出した柱状バンプ12に半田ボール13を実装することによって、図8(b)のようなバンプ付きウエハAを製造することができるものである。
ここで、保護層6を研磨する手間を少しでも省くために、柱状バンプ12の周囲に液状封止材を充填した後、これが硬化する前にクッション材(図示省略)で押さえ付けて、図8(a)のように柱状バンプ12の先端面を露出させるという方法も提案されている。
また、保護層6を研磨する手間を省く方法として、図9(a)のようにウエハ1に設けた接続用端子2に直接半田ボール13を実装し、この半田ボール13の先端部が露出するように、半田ボール13の周囲に液状封止材を流し込むことによって、図9(b)のようなバンプ付きウエハAを製造する方法も考えられる。
一方、半導体装置Bを製造するにあたっては、図8(b)、図9(a)、図9(b)に示すいずれのバンプ付きウエハAを用いることもできる。例えば、図9(a)のようなウエハ1の回路面に直接半田ボール13を実装した状態のバンプ付きウエハAを用いる場合には、図10のように、このバンプ付きウエハAの半田ボール13の先端部を、基板9に設けた回路10に当接させると共に、バンプ付きウエハAと基板9との間の隙間にアンダーフィルを流し込むことによって、半導体装置Bを製造することができるものであり、このような方法は低価格帯の商品では多用されている。
特開2004−87789号公報 特開平11−307587号公報 特開2001−77231号公報 特開2000−133669号公報 特開2005−79577号公報 特表2001−526464号公報
しかしながら、上述した従来の技術には種々の問題点がある。すなわち、図8のようにウエハ1に銅の柱状バンプ12を形成するという工程では、銅メッキを施す必要があるが、これに時間がかかるという問題がある。また、保護層6の表面を均一に研磨するという工程では、ウエハ1が大面積になるに従い、均一な研磨が非常に難しくなるという問題がある。しかもこの工程で発生する研磨くずは、高い清浄度が要求されるウエハ1の加工工程では、悪影響を及ぼすおそれがあり、この点が憂慮されている。
また、図8(a)のように研磨により露出した柱状バンプ12の先端面に金メッキ等を施して、次にこの箇所に図8(b)のように半田ボール13の実装がされるが、この半田ボール13は保護層6の表面から突き出た状態であって、半田ボール13の周囲を支えるものが全く存在せず、固定強度に問題がある。この問題は、図9(a)に示すものについてもいえる。
ここで、図9(b)に示すものでは、半田ボール13の周囲が保護層によって支えられているが、この保護層6は、上述のとおり、液状封止材によって形成されるものであるため、半田ボール13の周囲の隅々にまで液状封止材が行き渡らないおそれがある。そうすると、図9(b)のように、半田ボール13自体の高さは均一であっても、保護層6の表面から突出する半田ボール13の高さにバラツキが生じるものである。そして、このように半田ボール13の突出高さにバラツキのあるようなものを用いて、図10と同様に半導体装置Bを製造すると、バンプ付きウエハAと基板9との間の隙間にアンダーフィルを完全に充填することができず、ボイドが残ってしまうという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、保護層を研磨する必要がなく、従来よりも簡易かつ簡便に信頼性の高いバンプ付きウエハを製造することができるバンプ付きウエハの製造方法、バンプの周囲が保護層で支持されて固定強度を高く得ることができると共に、保護層表面からのバンプの突出高さにバラツキのないバンプ付きウエハ、ウエハと基板との間の隙間に樹脂が充填されてボイドが残存せずに信頼性の高い半導体装置を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係るバンプ付きウエハの製造方法は、ウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を形成した後、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4及び離型フィルム5をこの順に重ね合わせて加熱加圧することによって、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4から凸状に突出させると共に、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲に前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6を形成することを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係るバンプ付きウエハの製造方法は、ウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を形成した後、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4、離型フィルム5、クッション材7をこの順に重ね合わせて加熱加圧することによって、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4から凸状に突出させると共に、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲に前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6を形成することを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、離型フィルム5の厚みが100μm以下であることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係るバンプ付きウエハの製造方法は、ウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を形成した後、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4、離型性を有するクッション材7をこの順に重ね合わせて加熱加圧することによって、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4から凸状に突出させると共に、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲に前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6を形成することを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4において、離型性を有するクッション材7として、シリコンゴムシート8を用いることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、ウエハ1のバンプ形成面と反対側の面にもフィラー充填樹脂シート4による保護層6を形成することを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかにおいて、ロールラミネーターを用いて加熱加圧することを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれかにおいて、真空下で加熱加圧することを特徴とするものである。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかにおいて、保護層6がBステージ状態であることを特徴とするものである。
本発明の請求項10に係るバンプ付きウエハは、請求項1乃至9のいずれかに記載の方法を使用して製造して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項11に係る半導体装置は、請求項10に記載のバンプ付きウエハAのバンプ先端部を基板9に設けた回路10に接合させることによって、前記バンプ付きウエハAを基板9に実装して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係るバンプ付きウエハの製造方法によれば、保護層を研磨する必要がなく、従来よりも簡易かつ簡便に信頼性の高いバンプ付きウエハを製造することができるものである。
本発明の請求項2に係るバンプ付きウエハの製造方法によれば、保護層を研磨する必要がなく、従来よりも簡易かつ簡便に信頼性の高いバンプ付きウエハを製造することができるものである。
請求項3の発明によれば、離型フィルムの柔軟性を確保することができるものである。
本発明の請求項4に係るバンプ付きウエハの製造方法によれば、保護層を研磨する必要がなく、従来よりも簡易かつ簡便に信頼性の高いバンプ付きウエハを製造することができるものである。
請求項5の発明によれば、離型フィルムを用いる必要がなくなり、さらに簡易かつ簡便にバンプ付きウエハを製造することができるものである。
請求項6の発明によれば、ウエハのバンプ形成面と反対側の面に形成した回路やウエハ自体を保護層で保護することができるものである。
請求項7の発明によれば、ウエハのバンプ形成面に保護層を連続して形成することができ、バンプ付きウエハの製造効率を高めることができるものである。
請求項8の発明によれば、保護層内にボイドが残存するのを防止することができるものである。
請求項9の発明によれば、バンプ付きウエハを基板に載置して加熱した場合に保護層を溶融させることができ、この溶融した保護層の樹脂でバンプ付きウエハと基板とを接着させることができるものである。
本発明の請求項10に係るバンプ付きウエハによれば、バンプの周囲が保護層で支持されて固定強度を高く得ることができると共に、保護層表面からのバンプの突出高さにバラツキがないものである。
本発明の請求項11に係る半導体装置によれば、ウエハと基板との間の隙間に樹脂が充填されてボイドが残存せずに信頼性を高く得ることができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(実施形態1)
本実施形態においては、次のような方法でバンプ付きウエハAを製造することができる。まず、図1(a)に示すように、シリコンウエハ等のウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を直接形成する。このバンプ3は、接続用端子2に半田ボールを搭載し、この半田ボールを溶融させることによって、形成することができる。半田ボールの直径は、特に限定されるものではないが、例えば、100〜300μmに設定することができる。そして、バンプ3を形成した後、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4及び離型フィルム5をこの順に重ね合わせる。
ここで、フィラー充填樹脂シート4としては、特に限定されるものではないが、例えば、シリカ、アルミナ、BN等のフィラーをエポキシ樹脂等の樹脂に60〜95質量%の割合で充填して得られる樹脂組成物をシート状に成形したものを用いることができる。このようなフィラー充填樹脂シート4の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、半田ボールの直径の1/2以下に設定することができる。なお、フィラーの粒径はサブミクロンオーダーであることが好ましい。
また、離型フィルム5としては、フィラー充填樹脂シート4に対して離型性を有するものであれば、特に限定されるものではない。離型フィルム5の厚みは100μm以下(実質上の下限は10μm)であることが好ましい。離型フィルム5の厚みが100μmを超えると、柔軟性がなくなって、後述するようにフィラー充填樹脂シート4の中からバンプ先端部を凸状に突出させることができなくなるおそれがある。
そして、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4及び離型フィルム5を重ね合わせたものを50〜150℃、0.05〜3.00MPaの条件で加熱加圧する。この加熱加圧によって、フィラー充填樹脂シート4を溶融させ、図1(b)に示すように、溶融したフィラー充填樹脂シート4内にバンプ3を貫入させると共に、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4の中から凸状に突出させる。このとき、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲には前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6が形成される。なお、バンプ先端部の表面に保護層6が薄皮として残存し、バンプ先端部が露出しない場合があるが、このような場合には、デスミア処理やプラズマ処理等を施すことによって、薄皮状の保護層6を除去することができる。具体的には、上記デスミア処理は、膨潤処理した後、過マンガン酸エッチング処理することによって行うことができる。一方、上記プラズマ処理は、酸素プラズマ等を用いて行うことができる。
ここで、上記の加熱加圧は、図5に示すように、ロールラミネーターを用いて行うようにしてもよい。このようにロールラミネーターを用いると、ウエハ1のバンプ形成面に保護層6を連続して形成することができ、バンプ付きウエハAの製造効率を高めることができるものである。なお、図5において11はヒートロールである。
また、上記の加熱加圧は、真空下で行うのが好ましい。これにより、保護層6内にボイドが残存するのを防止することができるものである。
また、上記の加熱加圧後に形成される保護層6は、Cステージ状態であってもよいが、Bステージ状態であることが好ましい。すなわち、上記の加熱加圧は、フィラー充填樹脂シート4がCステージ状態になるまで行うのではなく、Bステージ状態を維持できる程度にとどめておくのが好ましい。このようにしておくと、実施形態4においても説明するが、図6に示すようにバンプ付きウエハAを基板9に載置して加熱した場合に保護層6を溶融させることができ、この溶融した保護層6の樹脂でバンプ付きウエハAと基板9とを接着させることができるものである。
また、フィラー充填樹脂シート4による保護層6は、図4に示すように、ウエハ1のバンプ形成面と反対側の面にも形成することができる。これにより、ウエハ1のバンプ形成面と反対側の面に形成した回路(図示省略)やウエハ1自体を保護層6で保護することができるものである。
そして、離型フィルム5は、図1(b)に示すように、保護層6の表面及びこの面から突出したバンプ先端部に密着しているが、常温に冷却した後、この離型フィルム5を剥離することによって、図1(c)に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができるものである。
このように、上述した方法によれば、図8のように柱状バンプ12を形成する手間を省くことができ、従来よりも製造工程を簡略化することができるものである。また、柱状バンプ12を形成しないので、保護層6を研磨する必要もなくなり、製造工程をさらに簡略化することができると共に、研磨くずの発生もなくなるものである。
そして、上述した方法を使用して製造されるバンプ付きウエハAにあっては、図1(c)に示すように、各バンプ3の周囲が保護層6で支持されているので、固定強度を高く得ることができるものである。また、保護層6は、液状封止材を用いて形成されるのではなく、均一な厚みのフィラー充填樹脂シート4を用いて形成されるので、保護層表面からのバンプ3の突出高さにバラツキが生じなくなるものである。このように、上述した方法によれば、従来よりも簡易かつ簡便に信頼性の高いバンプ付きウエハAを製造することができるものである。
(実施形態2)
本実施形態においては、次のような方法でバンプ付きウエハAを製造することができる。まず、図2(a)に示すように、シリコンウエハ等のウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を直接形成する。このバンプ3は、実施形態1と同様に形成することができ、また、半田ボールの直径も、実施形態1と同様に設定することができる。そして、バンプ3を形成した後、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4、離型フィルム5、クッション材7をこの順に重ね合わせる。
ここで、フィラー充填樹脂シート4及び離型フィルム5としては、実施形態1と同様のものを用いることができる。
また、クッション材7としては、フィラー充填樹脂シート4の中から突出するバンプ先端部を潰さずにこれを吸収できる程度の弾性を有するものであれば、特に限定されるものではない。クッション材7の厚みは、保護層表面からのバンプ3の突出高さ以上であることが好ましい。
そして、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4、離型フィルム5、クッション材7を重ね合わせたものを実施形態1と同様の条件で加熱加圧する。この加熱加圧によって、フィラー充填樹脂シート4を溶融させ、図2(b)に示すように、溶融したフィラー充填樹脂シート4内にバンプ3を貫入させると共に、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4の中から凸状に突出させる。このとき、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲には前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6が形成される。なお、バンプ先端部の表面に保護層6が薄皮として残存し、バンプ先端部が露出しない場合があるが、このような場合には、デスミア処理やプラズマ処理等を施すことによって、薄皮状の保護層6を除去することができる。
ここで、上記の加熱加圧は、図5に示すように、ロールラミネーターを用いて行うようにしてもよい。この場合、クッション材(図示省略)はヒートロール11の外周面に巻き付けて設けることができる。
また、上記の加熱加圧は、真空下で行うのが好ましく、さらに、上記の加熱加圧後に形成される保護層6はBステージ状態であることが好ましい。
また、フィラー充填樹脂シート4による保護層6は、図4に示すように、ウエハ1のバンプ形成面と反対側の面にも形成することができる。
そして、離型フィルム5は、図2(b)に示すように、保護層6の表面及びこの面から突出したバンプ先端部に密着しているが、常温に冷却した後、この離型フィルム5を剥離することによって、図2(c)に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができるものである。
このように、上述した方法によれば、図8のように柱状バンプ12を形成する手間を省くことができ、従来よりも製造工程を簡略化することができるものである。また、柱状バンプ12を形成しないので、保護層6を研磨する必要もなくなり、製造工程をさらに簡略化することができると共に、研磨くずの発生もなくなるものである。
そして、上述した方法を使用して製造されるバンプ付きウエハAにあっては、図2(c)に示すように、各バンプ3の周囲が保護層6で支持されているので、固定強度を高く得ることができるものである。また、保護層6は、液状封止材を用いて形成されるのではなく、均一な厚みのフィラー充填樹脂シート4を用いて形成されるので、保護層表面からのバンプ3の突出高さにバラツキが生じなくなるものである。このように、上述した方法によれば、従来よりも簡易かつ簡便に信頼性の高いバンプ付きウエハAを製造することができるものである。
(実施形態3)
本実施形態においては、次のような方法でバンプ付きウエハAを製造することができる。まず、図3(a)に示すように、シリコンウエハ等のウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を直接形成する。このバンプ3は、実施形態1と同様に形成することができ、また、半田ボールの直径も、実施形態1と同様に設定することができる。そして、バンプ3を形成した後、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4、離型性を有するクッション材7をこの順に重ね合わせる。
ここで、フィラー充填樹脂シート4としては、実施形態1と同様のものを用いることができる。
また、離型性を有するクッション材7としては、フィラー充填樹脂シート4に対して離型性を有するものであって、かつ、フィラー充填樹脂シート4の中から突出するバンプ先端部を潰さずにこれを吸収できる程度の弾性を有するものであれば、特に限定されるものではないが、シリコンゴムシート8を用いるのが好ましい。このようなクッション材7を用いると、離型フィルム5を用いる必要がなくなり、さらに簡易かつ簡便にバンプ付きウエハAを製造することができるものである。
そして、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4、離型性を有するクッション材7を重ね合わせたものを実施形態1と同様の条件で加熱加圧する。この加熱加圧によって、フィラー充填樹脂シート4を溶融させ、図3(b)に示すように、溶融したフィラー充填樹脂シート4内にバンプ3を貫入させると共に、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4の中から凸状に突出させる。このとき、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲には前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6が形成される。なお、バンプ先端部の表面に保護層6が薄皮として残存し、バンプ先端部が露出しない場合があるが、このような場合には、デスミア処理やプラズマ処理等を施すことによって、薄皮状の保護層6を除去することができる。
ここで、上記の加熱加圧は、図5に示すように、ロールラミネーターを用いて行うようにしてもよい。この場合、離型性を有するクッション材(図示省略)はヒートロール11の外周面に巻き付けて設けることができる。なお、この場合、離型フィルム5が不要となるのはいうまでもない。
また、上記の加熱加圧は、真空下で行うのが好ましく、さらに、上記の加熱加圧後に形成される保護層6はBステージ状態であることが好ましい。
また、フィラー充填樹脂シート4による保護層6は、図4に示すように、ウエハ1のバンプ形成面と反対側の面にも形成することができる。
そして、離型性を有するクッション材7は、図3(b)に示すように、保護層6の表面及びこの面から突出したバンプ先端部に密着しているが、常温に冷却した後、このクッション材7を剥離することによって、図3(c)に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができるものである。
このように、上述した方法によれば、図8のように柱状バンプ12を形成する手間を省くことができ、従来よりも製造工程を簡略化することができるものである。また、柱状バンプ12を形成しないので、保護層6を研磨する必要もなくなり、製造工程をさらに簡略化することができると共に、研磨くずの発生もなくなるものである。
そして、上述した方法を使用して製造されるバンプ付きウエハAにあっては、図3(c)に示すように、各バンプ3の周囲が保護層6で支持されているので、固定強度を高く得ることができるものである。また、保護層6は、液状封止材を用いて形成されるのではなく、均一な厚みのフィラー充填樹脂シート4を用いて形成されるので、保護層表面からのバンプ3の突出高さにバラツキが生じなくなるものである。このように、上述した方法によれば、従来よりも簡易かつ簡便に信頼性の高いバンプ付きウエハAを製造することができるものである。
(実施形態4)
本実施形態においては、上述したバンプ付きウエハAを用いて、次のような方法で半導体装置Bを製造することができる。
バンプ付きウエハAの保護層6がCステージ状態である場合には、まず、バンプ先端部の表面に保護層6が薄皮として残存していないか確認し、残存していれば、デスミア処理やプラズマ処理等を施すことによって、薄皮状の保護層6を除去して、バンプ先端部を露出させる。次に、図7(a)(b)に示すように、ガラスエポキシ積層板等の基板9に設けた回路10にバンプ付きウエハAのバンプ先端部を溶着により接合させる。そうすると、バンプ付きウエハAと基板9との間に隙間がわずかに生じるが、この隙間に液状エポキシ樹脂等の接着剤を流し込んで充填することによって、バンプ付きウエハAと基板9とを接着することができる。このとき、フィラーを含まない低粘度の接着剤を用いるようにすれば、接着剤を流し込む作業を容易に行うことができる。このようにして、バンプ付きウエハAを基板9に実装することによって、図7(c)に示すような半導体装置Bを得ることができる。
一方、バンプ付きウエハAの保護層6がBステージ状態である場合には、バンプ先端部の表面に保護層6が薄皮として残存していても、そのまま用いることができる。後述するように加熱によって薄皮状の保護層6が除去されるからである。まず、図6に示すように、基板9に設けた回路10にバンプ付きウエハAのバンプ先端部を当接させると共に、前記バンプ付きウエハAと基板9とを加熱加圧する。そうすると、Bステージ状態の保護層6が溶融し、この溶融した保護層6の樹脂でバンプ付きウエハAと基板9との間の隙間が充填され、バンプ付きウエハAと基板9とを接着することができる。このとき、バンプ先端部の表面に保護層6が薄皮として残存していても、上記の加熱加圧によって薄皮状の保護層6は除去され、バンプ先端部が露出し、基板9に設けた回路10に溶着して接合されることとなる。このようにして、バンプ付きウエハAを基板9に実装することによって、図6(b)に示すような半導体装置Bを得ることができる。
上記のようにして製造される半導体装置Bにあっては、ウエハ1と基板9との間の隙間に樹脂が充填されてボイドが残存せずに信頼性を高く得ることができるものである。なお、真空下で実装を行うようにすれば、ボイドの発生を一層確実に防止することができるものである。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
まず、図1(a)に示すように、6インチウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を直接形成した。このバンプ3は、接続用端子2に半田ボール(直径100μm)を搭載し、この半田ボールを溶融させることによって、形成した。その後、ウエハ1のバンプ形成面に厚み50μmのフィラー充填樹脂シート4及び厚み75μmの離型フィルム5をこの順に重ね合わせた。
ここで、フィラー充填樹脂シート4としては、熱硬化性エポキシ樹脂にシリカを85質量%の割合で充填して得られる樹脂組成物をシート状に成形したもの(厚み50μm)を用いた。
また、離型フィルム5としては、東レフィルム加工(株)製「セラピールQ1(s)」(厚み75μm)を用いた。
そして、大気圧下において、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4及び離型フィルム5を重ね合わせたものを熱板温度130℃、実圧0.20MPa(2.0kgf/cm)の条件で加熱加圧した。この加熱加圧によって、フィラー充填樹脂シート4を溶融させ、図1(b)に示すように、溶融したフィラー充填樹脂シート4内にバンプ3を貫入させると共に、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4の中から凸状に突出させた。このとき、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲には前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6が形成された。
そして、常温に冷却した後、離型フィルム5を剥離することによって、図1(c)に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができた。
(実施例2)
真空下において、加熱加圧するようにした以外は、実施例1と同様にして、図1(c)に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができた。
(実施例3)
厚み100μmのフィラー充填樹脂シート4を用いるようにした以外は、実施例2と同様にして、図1(c)に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができた。
(実施例4)
厚み90μmのフィラー充填樹脂シート4を用いるようにした以外は、実施例2と同様にして、図1(c)に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができた。
(実施例5)
まず、図2(a)に示すように、6インチウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を直接形成した。このバンプ3は、接続用端子2に半田ボール(直径300μm)を搭載し、この半田ボールを溶融させることによって、形成した。その後、ウエハ1のバンプ形成面に厚み100μmのフィラー充填樹脂シート4、厚み25μmの離型フィルム5、厚み1.5mmのクッション材7をこの順に重ね合わせた。
ここで、フィラー充填樹脂シート4としては、熱硬化性エポキシ樹脂にシリカを85質量%の割合で充填して得られる樹脂組成物をシート状に成形したもの(厚み100μm)を用いた。
また、離型フィルム5としては、東レフィルム加工(株)製「セラピールBKU」(厚み25μm)を用いた。
また、クッション材7としては、ゴムシート(厚み1.5mm)を用いた。
そして、真空下において、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4、離型フィルム5、クッション材7を重ね合わせたものを熱板温度130℃、実圧0.20MPa(2.0kgf/cm)の条件で加熱加圧した。この加熱加圧によって、フィラー充填樹脂シート4を溶融させ、図2(b)に示すように、溶融したフィラー充填樹脂シート4内にバンプ3を貫入させると共に、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4の中から凸状に突出させた。このとき、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲には前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6が形成された。
そして、常温に冷却した後、離型フィルム5を剥離することによって、図2(c)に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができた。
(実施例6)
まず、図3(a)に示すように、6インチウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を直接形成した。このバンプ3は、接続用端子2に半田ボール(直径300μm)を搭載し、この半田ボールを溶融させることによって、形成した。その後、ウエハ1のバンプ形成面に厚み100μmのフィラー充填樹脂シート4、厚み1.5mmのシリコンゴムシート8をこの順に重ね合わせた。
ここで、フィラー充填樹脂シート4としては、熱硬化性エポキシ樹脂にシリカを85質量%の割合で充填して得られる樹脂組成物をシート状に成形したもの(厚み100μm)を用いた。
そして、真空下において、ウエハ1のバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート4、シリコンゴムシート8を重ね合わせたものを熱板温度130℃、実圧0.20MPa(2.0kgf/cm)の条件で加熱加圧した。この加熱加圧によって、フィラー充填樹脂シート4を溶融させ、図3(b)に示すように、溶融したフィラー充填樹脂シート4内にバンプ3を貫入させると共に、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4の中から凸状に突出させた。このとき、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲には前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6が形成された。
そして、常温に冷却した後、シリコンゴムシート8を剥離することによって、図3(c)に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができた。
(実施例7)
まず、6インチウエハ1に接続用端子2を設け、この接続用端子2にバンプ3を直接形成した。このバンプ3は、接続用端子2に半田ボール(直径100μm)を搭載し、この半田ボールを溶融させることによって、形成した。その後、ウエハ1の両面にそれぞれ厚み50μmのフィラー充填樹脂シート4及び厚み75μmの離型フィルム5をこの順に重ね合わせた。
ここで、フィラー充填樹脂シート4としては、熱硬化性エポキシ樹脂にシリカを85質量%の割合で充填して得られる樹脂組成物をシート状に成形したもの(厚み50μm)を用いた。
また、離型フィルム5としては、東レフィルム加工(株)製「セラピールQ1(s)」(厚み75μm)を用いた。
そして、真空下において、ウエハ1の両面にフィラー充填樹脂シート4及び離型フィルム5を重ね合わせたものを熱板温度130℃、実圧0.20MPa(2.0kgf/cm)の条件でロールラミネーターを用いて加熱加圧した。この加熱加圧によって、フィラー充填樹脂シート4を溶融させ、溶融したフィラー充填樹脂シート4内にバンプ3を貫入させると共に、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シート4の中から凸状に突出させた。このとき、ウエハ1のバンプ形成面のうちバンプ3が形成されていない箇所及びバンプ3の周囲には前記フィラー充填樹脂シート4による保護層6が形成された。
そして、常温に冷却した後、この離型フィルム5を剥離することによって、図4に示すようなバンプ付きウエハAを得ることができた。
(バンプの突出高さのバラツキ)
実施例1〜7のバンプ付きウエハAの断面を顕微鏡により観察した結果、いずれのバンプ付きウエハAについても、保護層表面からのバンプ3の突出高さにバラツキが生じていないことを確認した。
(実施例8)
実施例5のバンプ付きウエハAの保護層6をCステージ状態として形成し、バンプ先端部の表面に残存している薄皮状の保護層6をデスミア処理によって除去し、バンプ先端部を露出させた。ここで、上記デスミア処理は、具体的には、日本マクダーミッド(株)製「マキュダイザー9204」を用いて5分間膨潤処理した後、日本マクダーミッド(株)製「マキュダイザー9275」を用いて10分間過マンガン酸エッチング処理することによって行った。次に、図7(a)(b)に示すように、基板9に設けた回路10にバンプ付きウエハAのバンプ先端部を溶着により接合させた。そして、バンプ付きウエハAと基板9との間に生じた隙間に液状エポキシ樹脂(松下電工(株)製「CV5186」)を流し込んで充填することによって、バンプ付きウエハAと基板9とを接着した。このようにして、バンプ付きウエハAを基板9に実装することによって、図7(c)に示すような半導体装置Bを得ることができた。
(実施例9)
実施例5のバンプ付きウエハAの保護層6をCステージ状態として形成し、バンプ先端部の表面に残存している薄皮状の保護層6をプラズマ処理によって除去し、バンプ先端部を露出させた。ここで、上記プラズマ処理は、具体的には、酸素プラズマを用いて、800mmtorr、高周波出力200Wの条件で5分間行った。次に、図7(a)(b)に示すように、基板9に設けた回路10にバンプ付きウエハAのバンプ先端部を溶着により接合させた。そして、バンプ付きウエハAと基板9との間に生じた隙間に液状エポキシ樹脂(松下電工(株)製「CV5186」)を流し込んで充填することによって、バンプ付きウエハAと基板9とを接着した。このようにして、バンプ付きウエハAを基板9に実装することによって、図7(c)に示すような半導体装置Bを得ることができた。
(実施例10)
実施例5のバンプ付きウエハAの保護層6をBステージ状態として形成し、このバンプ付きウエハAのバンプ先端部を、図6に示すように、基板9に設けた回路10に当接させると共に、前記バンプ付きウエハAと基板9とを加熱加圧した。そうすると、Bステージ状態の保護層6が溶融し、この溶融した保護層6の樹脂でバンプ付きウエハAと基板9との間の隙間が充填され、バンプ付きウエハAと基板9とが接着された。このようにして、バンプ付きウエハAを基板9に実装することによって、図6(b)に示すような半導体装置Bを得ることができた。
(保護層の充填性)
実施例8〜10の半導体装置Bの断面を顕微鏡により観察した結果、いずれの半導体装置Bについても、保護層6内部にボイドが発見されず、充填性に優れていることを確認した。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)〜(c)は断面図である。 本発明の実施の形態の他例を示すものであり、(a)〜(c)は断面図である。 本発明の実施の形態のさらに他例を示すものであり、(a)〜(c)は断面図である。 本発明の実施の形態のさらに他例を示す断面図である。 本発明の実施の形態のさらに他例を示す断面図である。 本発明の実施の形態のさらに他例を示すものであり、(a)(b)は断面図である。 本発明の実施の形態のさらに他例を示すものであり、(a)(b)は断面図である。 従来の技術の一例を示すものであり、(a)(b)は断面図である。 従来の技術の他例を示すものであり、(a)(b)は断面図である。 従来の技術のさらに他例を示すものであり、(a)(b)は断面図である。
符号の説明
A バンプ付きウエハ
B 半導体装置
1 ウエハ
2 接続用端子
3 バンプ
4 フィラー充填樹脂シート
5 離型フィルム
6 保護層
7 クッション材
8 シリコンゴムシート
9 基板
10 回路

Claims (11)

  1. ウエハに接続用端子を設け、この接続用端子にバンプを形成した後、ウエハのバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート及び離型フィルムをこの順に重ね合わせて加熱加圧することによって、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シートから凸状に突出させると共に、ウエハのバンプ形成面のうちバンプが形成されていない箇所及びバンプの周囲に前記フィラー充填樹脂シートによる保護層を形成することを特徴とするバンプ付きウエハの製造方法。
  2. ウエハに接続用端子を設け、この接続用端子にバンプを形成した後、ウエハのバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート、離型フィルム、クッション材をこの順に重ね合わせて加熱加圧することによって、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シートから凸状に突出させると共に、ウエハのバンプ形成面のうちバンプが形成されていない箇所及びバンプの周囲に前記フィラー充填樹脂シートによる保護層を形成することを特徴とするバンプ付きウエハの製造方法。
  3. 離型フィルムの厚みが100μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のバンプ付きウエハの製造方法。
  4. ウエハに接続用端子を設け、この接続用端子にバンプを形成した後、ウエハのバンプ形成面にフィラー充填樹脂シート、離型性を有するクッション材をこの順に重ね合わせて加熱加圧することによって、バンプ先端部を前記フィラー充填樹脂シートから凸状に突出させると共に、ウエハのバンプ形成面のうちバンプが形成されていない箇所及びバンプの周囲に前記フィラー充填樹脂シートによる保護層を形成することを特徴とするバンプ付きウエハの製造方法。
  5. 離型性を有するクッション材として、シリコンゴムシートを用いることを特徴とする請求項4に記載のバンプ付きウエハの製造方法。
  6. ウエハのバンプ形成面と反対側の面にもフィラー充填樹脂シートによる保護層を形成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のバンプ付きウエハの製造方法。
  7. ロールラミネーターを用いて加熱加圧することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のバンプ付きウエハの製造方法。
  8. 真空下で加熱加圧することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のバンプ付きウエハの製造方法。
  9. 保護層がBステージ状態であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のバンプ付きウエハの製造方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の方法を使用して製造して成ることを特徴とするバンプ付きウエハ。
  11. 請求項10に記載のバンプ付きウエハのバンプ先端部を基板に設けた回路に接合させることによって、前記バンプ付きウエハを基板に実装して成ることを特徴とする半導体装置。
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