JP2007033837A - Rfタグ付き感熱ロールラベル、及びそれを貼着してなる物品 - Google Patents

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田恵子 松下
Takayuki Ueki
貴之 植木
Kozo Mita
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【課題】
RFタグ21の記録に基づく情報を感熱印字で表示することで消費者へ価格や注意事項をアピールでき、また、RFタグの記録は専用リーダーで読み取れるので、管理機能とを併用することができるRFタグ付き感熱ロールラベル10、及びそれを貼着してなる物品を提供する。
【解決手段】
少なくとも1つのRFタグ21を有するラベル片11が連なったロールラベルにおいて、前記ラベル片11の少なくとも1部に感熱記録部を有し、RFタグ21と、該RFタグ21の記録に基づく情報を感熱印字で表示することができ、好ましくは、前記RFタグ21の記録に基づく情報が少なくとも生産履歴情報、流通履歴情報、及び/又は品質情報であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、RFタグ付き感熱ロールラベルに関し、さらに詳しくは、RFタグの記録に基づく情報を感熱印字で表示することができるRFタグ付き感熱ロールラベル、及びそれを貼着してなる物品に関するものである。
本明細書において、配合を示す「比」、「部」、「%」などは特に断わらない限り質量基準であり、「/」印は一体的に積層されていることを示す。
また、RFタグとは、RFID(Radio Frequency Identification)システムの媒体として、電波を用いて非接触で情報の交信ができるタグで、なお、「RFタグ」には「RFIDタグ」、「非接触ICタグ」、「非接触データキャリア」、「無線ICタグ」、「非接触IC」、「非接触ICラベル」、「トランスポンダ」等と、種々の名称で表現される場合もあるので、本発明においては、代表して「RFタグ」と表現し、前述のような名称のものも包含するものとする。
(主なる用途)本発明のRFタグ付き感熱ロールラベルを貼着してなる物品としては、製品自身、包装梱包したダンボール箱やコンテナへ貼着したり、配送伝票や納品票へ貼着したり、例えば、鉱業、農業、漁業などの自然物、日用品、飲料、食品、アパレル商品、機械や機械部品類、電気製品、建築用品などの加工品や製品やそれらを複数梱包した箱でも良い。また、航空業界のバッケージ用、運輸流通業界の配送用、図書館蔵書の管理用、レンタルCDやビデオの管理用などの搬入搬出や貸し出しの自動認識システムとしても適用できる。
RFタグ付き感熱ロールラベルの主なる用途としては、あらゆる物品の、少なくとも生産履歴情報、流通履歴情報、及び/又は品質情報などの情報を記録でき、該記録に基づく情報を感熱印字で表示するものであり、該RFタグの記録に基づく情報を感熱印字で表示を必要とする用途であれば、特に限定されるものではない。
(背景技術)RFタグは、多くの自然品又は加工物品のタグ、アパレル商品のタグ、航空業界のバージタグ、運輸流通業界の配送タグ、図書館蔵書タグ、レンタルCDやビデオの管理タグなどの種々の自動認識システムとして適用され、ますます拡大している。
しかしながら、RFタグに記録された情報は専用のリーダーがなければ、人間は目視で認識することができない。そこで、RFタグ付き感熱ロールラベルは、RFタグの記録に基づく情報を感熱印字で表示することで、目視で認識可能に表示することが求められている。
(先行技術)従来、親展性の情報を記載でき、かつ郵送料を安くできるRFIDタグ付き圧着はがきとしては、RFIDタグ付きカードを切り取り可能に保持した圧着はがきが知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、RFIDタグに記録された情報に基づく感熱印字による表示はできないという欠点がある。
また、カードの使用期限などの表示を簡便に行うことができるICチップ実装体として、カード基材に第2静電アンテナを熱転写方式により形成し、記録層として2色感熱記録層を設け、第2静電アンテナ上にICチップ実装ラベルを接合するが知られている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、前記静電アンテナが形成されている支持体の反対側の面に目視情報を記録した記録部が設けられているので、記録部は静電アンテナの影響を受けて、記録部の面積や材質は制約を受けて自由に設定できないし、また、支持体の静電アンテナが形成された位置へ、ICチップを位置合わせして接合しなければならず、支持体に自由な位置へ貼着できないし、生産性も低くという問題点がある。
特開2003−141492号公報 特開2003−30617号公報
そこで、本発明はこのような問題点を解消するためになされたものである。その目的は、感熱ロールラベルへRFタグを付与することで、RFタグの記録に基づく情報を感熱印字で表示することで消費者へ価格や注意事項をアピールでき、また、生産履歴情報、流通履歴情報、及び/又は品質情報などの種々の詳細情報が記録されたRFタグの記録は専用リーダーで読み取れるので、管理機能とを併用することができるRFタグ付き感熱ロールラベル、及びそれを貼着してなる物品を提供することである。
上記の課題を解決するために、
請求項1の発明に係わるRFタグ付き感熱ロールラベルは、少なくとも1つのRFタグを有するラベル片が連なったロールラベルにおいて、前記ラベル片の少なくとも1部に感熱記録部を有するように、したものである。
請求項2の発明に係わるRFタグ付き感熱ロールラベルは、上記RFタグの記録に基づく情報が、少なくとも生産履歴情報、流通履歴情報、及び/又は品質情報であるように、したものである。
請求項3の発明に係わるRFタグ付き感熱ロールラベルを貼着してなる物品は、少なくとも生産履歴情報、流通履歴情報、及び/又は品質情報が表示されてなる請求項1〜2のいずれかに記載のRFタグ付き感熱ロールラベルが貼着されているように、したものである。
請求項1の本発明によれば、目視できないRFタグの記録に基づく情報を感熱印字で表示できるRFタグ付き感熱ロールラベルが提供される。
請求項2の本発明によれば、感熱印字で表示することで消費者へ価格や注意事項をアピールでき、また、生産履歴情報、流通履歴情報、及び/又は品質情報などの種々の詳細情報が記録されたRFタグの記録は専用リーダーで読み取れるので、管理機能とを併用することができるRFタグ付き感熱ロールラベルが提供される。
請求項3の本発明によれば、目視できないRFタグの記録に基づく情報を感熱印字で表示できることで消費者へ価格や注意事項をアピールできる、また、ラベルに自由な位置へ貼着でき、生産性も高いRFタグ付き感熱ロールラベルを貼着してなる物品が提供される。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1は、本発明の1実施例を示すRFタグ付き感熱ロールラベルの斜視図である。
図2は、図1のAA断面図である。
(物の発明)本発明のRFタグ付き感熱ロールラベル10は、図1に示すように、少なくとも1つのRFタグ21を有する、感熱印字の可能なラベル片11が連なったロールである。好ましくはRFタグ21に記録された情報をそのまま、又は該情報に基づいて加工した情報を、ラベル片11の感熱印字部(感熱記録層13)へ目視可能に表示することができる。RFタグ21に記録される情報は、少なくとも生産者や生産場所などの生産履歴情報、流通温度や経路などの流通履歴情報、及び/又は等級や大きさなどの品質情報を含み、さらに、小売などの価格、各種注意事項など必要に応じて決めればよい。目視可能に表示する情報は、RFタグ21に記録された情報から適宜選択して、表示することができる。また、感熱記録部は静電アンテナ位置の影響を受けないので、感熱記録部の面積や材質を自由に設定できる。また、RFタグ21の貼着位置は静電アンテナの位置へ位置合わせする必要がなく、ラベル基材13の自由な位置へ貼着できるので生産性も高い。
(感熱ロールラベル)RFタグ付き感熱ロールラベル10は、少なくとも1つのRFタグ21を有し、感熱印字の可能な感熱印字部を有するラベル片11が連なった感熱ロールラベルである。図2に示すように、ラベル片11はラベル基材13へ感熱記録層15からなる少なくとも1部の感熱印字部を設けたものである。感熱ロールラベルには、適宜、切断する位置に予めミシン目やカットを設けてもよく、また必要に応じて印刷などの設けてもよい。また、ラベル基材13の裏面へ粘着剤を塗布し、必要に応じて剥離紙(セパレート紙、セパ紙ともいう)を積層し、また、用途に合わせて基材のみを半抜きして、粘着ラベル状としてもよい。RFタグ21の感熱ロールラベルへの貼着は、接着剤や粘着剤、両面粘着テープ、留め金具、埋め込みなどいずれの方法でもよい。
ラベル基材13としては、一定の平面状態を保てる程度の厚みを有する各種の材料を使用することができ、一般的には、上質紙や板紙等の紙基材類、合成及び天然プラスチック材料類である。紙基材としては、具体的には、賦型性、耐屈曲性、剛性等を持たせるものであり、例えば、強サイズ性の晒または未晒の紙基材、あるいは純白ロ−ル紙、クラフト紙、板紙、加工紙等の紙基材、その他等を使用することができる。また、該紙基材に、各種の樹脂のフィルム乃至シ−トなどを貼合したものを用いてもよい。上記の紙層を構成する紙基材としては、坪量20〜600g/m2程度のもの、好ましくは、坪量50〜450g/m2位のものを使用することが望ましい。合成及び天然プラスチック材料としては、合成紙、ポリエチレンやポリプロピレン、あるいはポリエステルやポリ塩化ビニール、セルロース系樹脂のような一般的なプラスチック材料が使用でき、厚さとしては、10〜500μm程度、好ましくは30〜300μmである。
(感熱記録層)感熱記録層15としては、不可逆的に記録できる感熱記録層15でも、可逆的(リライタブル、リライトと略す)に記録できる感熱記録層15でもよい。
(不可逆印字)不可逆的に記録するための感熱記録層15としては、具体的には、感熱破壊記録方式のもの、感熱発色記録方式のものや放電加工により金属を破壊する方式のものがある。感熱破壊記録方式のものは、ラベル基材の少なくとも一部に、金属単体、合金、金属化合物の薄膜層からなる感熱破壊記録層を設け、該感熱破壊記録層をレーザビームあるいはサーマルヘッドなどの加熱手段により破壊することによって、固有情報を記録するものである。該薄膜層としては低融点を有するものが好ましく、膜厚は100Å〜1μm好ましくは500〜1000Å程度である。
また、感熱発色記録方式のものは、記録媒体の少なくとも一部に、感熱発色層を感熱記録層15として設け、該感熱記録部をレーザビームあるいはサーマルヘッドなどの加熱手段により発色させることによって、固有情報を記録するものであり、該感熱発色層は、クリスタルバイオレットラクトン、マリカイトグリーンラクトン等のトリフェニルメタン系;1,2−ベンゾー6−ジエチルアミノフルオラン等のフルオラン系;N−ベンゾイオーラミン等のオーラミン;その他、フエノチアジン系;スピロピラン系などのロイコ染料、フェノール性化合物などの酸性顕色剤、及びキシレン樹脂、フェノール樹脂、クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、テルペン樹脂、ビニルトルエン/ブタジエン共重合体樹脂、ビニルトルエン/アクリレート共重合体樹脂などのバインダーから基本的に構成されている。上述の各成分を用いて感熱発色層を形成するにはロイコ染料10〜15重量%、酸性顕色剤10〜15重量%、バインダー10〜20重量%、及び以上の各成分のうち少なくともバインダー樹脂を溶解し、ロイコ染料及び酸性顕色剤の一方だけを溶解するか或いはいずれも溶解しない有機溶剤または水を用いて溶解ないし分散して塗料とし、得られた塗料を用いて公知の印刷法若しくは塗布方法により基材上に全面若しくはパターン状に設ければよく、感熱記録層15の厚みとしては通常5〜15μm程度である。
(可逆印字)外部エネルギーとして熱を使用して可視情報を可逆的に繰り返し書き換えできる、感熱記録方式の可逆表示素子には、例えば、加熱冷却によって、透明状態と白濁状態とに可逆的に変化させる方式が適用できる。該感熱記録方式の可逆表示素子には、特願平6−250126号公報、特願平6−251661号公報等に開示されている脂肪酸を高分子マトリックス中に分散した高分子/脂肪酸複合膜がある。また、特開平4−71899号公報、特開平5−301489号公報等に開示されている液晶を高分子マトリックス中に分散した液晶/高分子複合膜〔別名PDLC(Polymer DispersedLiquid Crystal膜〕等を利用したものなどが使用できる。
(RFタグ)感熱印字の可能なラベル片11には少なくとも1つのRFタグ21を有し、必要に応じて複数のRFタグ21を設けてもよい。図2では作図の都合上、RFタグ21を裏面の隅部に設けた例を示しているが、RFタグ21を設ける場所は特に限定されず、ラベルの表でも裏でもよく、また、ラベルの中央でも隅部でもよい。RFタグ21は目視する必要がなく、印字表示を明確化でき、表示情報をアピールできる点から、印字表示と反対側の隅部が好ましい。
RFタグ21は公知のものでよく、RFタグ基体にアンテナパターンとRFID素子からなり、該RFID素子はICチップとメモリからなっている。アンテナパターンとICチップに内蔵された容量素子とにより共振回路を形成し、該共振回路はリーダライタから一定の周波数の電波を受信すると、メモリに記憶している情報を発信源であるリーダライタに送信して返すことで、情報の交信を行う。
RFタグが交信に使用する周波数は、UHF−SHF帯(850〜950MHzと、2.4〜5GHz)、HF帯(10〜15MHz)、LF−MF帯(100〜500KHz)があり、本発明ではいずれの周波数を用いるRFIDタグも適用できる。UHF−SHF帯やHF帯の周波数を用いる電磁誘導方式のRFIDタグでは、交信距離が長いが価格的に高い。LF−MF帯の周波数を用いる静電結合方式のRFIDタグは、読み取り距離が比較的短いが、RFIDタグ、リーダライタおよび制御機器を含めてのシステム全体の価格が比較的安価で用途面も広い。
RFタグ21の形態についても、タグ形状、ラベル形状、カード形状、コイン形状、インレット形状などの種々の形状があるが、いずれの形状のRFタグ21でも適用できる。
RFタグ21の記録容量としては、ICチップの一般的なICメモリの場合は、1024Bitsで128文字の記録ができ、通常の製品や梱包された荷物の最低限の情報記録には充分に適用できる。また、数キロビットであれば、従来の荷物管理に用いられていた2次元バーコード以上の記録が可能である。さらに、バーコードと異なり、情報を必要に応じて逐次追加記録しまた書き換えできる利点があり、荷物の搬入搬出管理はもちろん、製品の授受や品質管理に用いることもできる。
(RFタグ)RFタグ21は、RFタグ基体にアンテナパターンを形成し、当該アンテナパターンとICチップに内蔵された容量素子とにより共振回路を形成している。共振回路は、リーダライタから一定の周波数の呼出し電波を受信すると、同時にRFタグの駆動電力も受けて、ICチップのメモリに記憶されている情報を発信源であるリーダライタに送信して返す。
RFタグ基体の材料としては、絶縁性材料であれば特に限定されるものではなく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニール、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、ポリエーテルサルフォン、ポリアミド、酢酸セルロースなどのフィルムが適用できる。該フィルムの厚みも、特に限定されるものではなく、12μm〜100μm程度が好適である。また、RFタグ基体には機能に影響のない範囲で、着色剤、帯電防止剤、滑剤、安定剤などの添加剤を混入させても良い。
(アンテナ)RFタグ21のアンテナパターンは、該RFタグ基体にラミネートしたアルミ箔や銅箔などの金属材料を、フォトエッチングやレジスト印刷後のエッチングによりコイル状に形成して、該アンテナパターンに、ICチップを装着して形成することができる。その大きさも50mm×50mm以下のサイズにできる。具体的には、大日本印刷社製の製品名「accuwave」が例示できる。該RFタグ21のアンテナパターンはコイル状である。
ICチップを有するICチップラベルを、ベタ状態で構成されている静電結合型アンテナパターン一対の双方に接続するように貼着した静電結合型のRFタグ21でもよい。RFタグ21における一対のアンテナパターンの形成は、導電性インキを使用して、オフセット、グラビア、フレキソ、又はシルクスクリーン印刷などによって形成する。導電性インクには、カーボン・黒鉛・アルミ粉・銀紛、あるいはそれらの混合体などをビヒクルに分散したインキを使用するので、黒色またはそれに近い色調である。具体的には、モトローラ社製の製品名「Bistatix」が例示でき、リーダライタと交信できる距離は短いものの、安価で信頼性も高い。なお、「ICチップラベル」とは、シリコン基板に集積回路またはメモリ、あるいはその双方を設けたICチップを、RFタグの一対のアンテナパターンに装着可能にタックラベル化した状態のものを意味し、該タックラベル自体にもICチップに接続した小型で一対の子アンテナパターンを有する場合もある。
一般に、ICチップラベルは、RFタグの基体へ形成されたアンテナパターンに対して貼着して使用されるが、ICチップラベルにも、小型で一対の子アンテナパターンが導電性の印刷インキなどにより印刷されている。RFIDタグの基体に形成されたアンテナパターンとICチップラベルの一対の子アンテナパターンとは、異方導電性もしくは非導電性の粘着剤により貼着し結合される。該粘着剤は、予めICチップラベルの一対の子アンテナパターン面に、塗工してタックラベル化させている。
(感熱印字)感熱印字は公知のレーザビームあるいはサーマルヘッドなどの加熱手段による感熱方式のプリンターでよい。図2のように、RFタグ21の部分の厚みが増す場合もあるが、厚い部分は感熱ヘッドへラベルを接触させているプラテンロールを1時的に開放して逃がしたり、プラテンロールの1部を欠落されればよい。
RFタグ付き感熱ロールラベル10の感熱記録層15へ感熱印字する情報は、少なくとも生産履歴情報、流通履歴情報、及び/又は品質情報であり、目視可能に表示することができる。該表示情報は、RFタグ21に記録された情報をそのままでも、また、該情報に基づく情報を加工したものでもよい。加工情報とはRFタグ21に記録されている情報から1部を抜き出して、例えば、生産履歴情報のなかの生産者や生産場所、流通履歴情報のなかの流通温度や経路、及び/又は品質情報から等級や大きさなどのみ、さらに、小売などの価格、各種注意事項などを、所定の指示に応じて決めることができる。これらの情報から適宜選択して、感熱印字法で目視可能に表示すればよい。
(貼着法)必要情報が書き込まれたRFタグ21と、目視認識できる表示部からなるRFタグ付き感熱ロールラベル10は、1つのラベル片にして、物品へ貼着すればよい。該貼着方法は、任意でよく、例えば、接着剤や粘着剤、両面粘着テープ、留め金具、紐、埋め込みなどいずれの方法でもよい。RFタグ読み取り装置、感熱プリンター、及び自動ラベラー一連としたり、接続した装置が効率的には好ましい。なお、RFタグ21への必要情報の書き込みは、ラベル化された後でもよい。
印字内容としては、例えば、製造メーカ、倉庫、代理店、卸店、小売店と流通する場合には、それぞれの段階でRFタグ21へ必要事項を書き込んで記録すると同時に、次の配送先を感熱印字で表示し、ラベルとして物品へ貼着すれば、専用リーダーがない運送業者でもラベルを目視認識できるので、間違えずに確実に送付することができる。また、リライト型の感熱記録層15であれば、受け取った受領者が自分宛配送先を消去し、次の配送先を再度感熱印字で表示し、ラベルとして物品へ貼着すれば、ラベルが1枚で流通経路を順次網羅して配送することができるので、さらに好ましい。
(変形形態)本発明は、次のように変形して実施することを含むものである。
RFタグ21を有する、感熱印字の可能なラベル片11が連なったロールで説明してきたが、RFタグ21と、別途感熱印字の可能なラベル片11が連なったロールを準備しておき、まず、RFタグ21のICチップ内の情報を読み、該情報に基づきラベル片の感熱記録層へ目視可能に印字した後に、該ラベル片と前記RFタグ21とを合わせて物品へ貼着して、RFタグ付き感熱ロールラベルを貼着してなる物品としてもよい。
以下、実施例及び比較例により、本発明を更に詳細に説明するが、これに限定されるものではない。
(実施例1)ラベル基材13として、厚み25μmの白色ポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、下記組成の感熱記録層形成用組成物、及び保護層形成用組成物を用い、いずれもグラビアコート法にて、各々厚み1μmの感熱記録層、及び保護層を形成した。
<感熱記録層形成用組成物>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 15質量部
・ベヘン酸 5質量部
・テトラヒドロフラン 80質量部
<保護層形成用組成物>
・酢酸セルロース樹脂 5質量部
・メタノール 25質量部
・メチルエチルケトン 45質量部
・トルエン 25質量部
・メチロール化メラミン樹脂 0.5質量部
・パラトルエンスルフォン酸 0.05質量部
上記で、保護層/感熱記録層15/ラベル基材13の構成からなる感熱ロールラベルが得られ、さらにラベル基材13面のコーナー部へ、RFタグ21として、モトローラ社製の製品名「Bistatix」をホットメルトで貼着して、実施例1のRFタグ付き感熱ロールラベル10を得た。
(実施例2)RFタグ21として、大日本印刷社製の製品名「accuwave」を用いる以外は、実施例1と同様にした。
(評価)実施例1〜2のRFタグ21へ生産履歴情報、流通履歴情報、品質情報、価格情報をRFタグリーダーライターを用いて書き込んだ後に、該情報をRFタグリーダーで読み取り、情報のなかから生産地、生産者名、及び出荷日を感熱記録部へサーマルプリンターで書き込んだところ、実施例1〜2のいずれも目視可能に印字できた。
本発明の1実施例を示すRFタグ付き感熱ロールラベルの斜視図である。 図1のAA断面図である。
符号の説明
10:RFタグ付き感熱ロールラベルを貼着してなる物品
11:ラベル片
13:ラベル基材
15:感熱記録層
21:RFタグ

Claims (3)

  1. 少なくとも1つのRFタグを有するラベル片が連なったロールラベルにおいて、前記ラベル片の少なくとも1部に感熱記録部を有することを特徴とするRFタグ付き感熱ロールラベル。
  2. 上記RFタグの記録に基づく情報が、少なくとも生産履歴情報、流通履歴情報、及び/又は品質情報であることを特徴とする請求項1記載のRFタグ付き感熱ロールラベル。
  3. 少なくとも生産履歴情報、流通履歴情報、及び/又は品質情報が表示されてなる請求項1〜2のいずれかに記載のRFタグ付き感熱ロールラベルが貼着されていることを特徴とするRFタグ付き感熱ロールラベルを貼着してなる物品。
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