JP2007031208A - ZnS焼結体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低圧、短時間で焼結が可能なZnS焼結体の製造方法を提供する。また、遠赤外線領域で高い光透過率を有するZnS焼結体を提供する。
【解決手段】 本発明のZnS焼結体は、ZnSの含有率が99.2質量%以上であり、IA族原子からなる化合物を0.8質量%以下含有する焼結体であって、平均粒径が1μm以下で、アルキメデス法による密度が98%以上であることを特徴とする。このZnS焼結体は、破壊強度が120MPa以上のものが好ましく、また、波長10μmの赤外線による光透過率が70%以上であるものが好適である。
【選択図】 なし
【解決手段】 本発明のZnS焼結体は、ZnSの含有率が99.2質量%以上であり、IA族原子からなる化合物を0.8質量%以下含有する焼結体であって、平均粒径が1μm以下で、アルキメデス法による密度が98%以上であることを特徴とする。このZnS焼結体は、破壊強度が120MPa以上のものが好ましく、また、波長10μmの赤外線による光透過率が70%以上であるものが好適である。
【選択図】 なし
Description
本発明は、遠赤外線領域の光の透過材料として有用なZnS焼結体およびその製造方法に関する。
ZnSは、赤外線の透過特性が良好であるため、赤外線応用機器の窓材またはレンズなどの光学部品として多用され、単結晶ZnSは非常に優れた赤外線透過特性を有する。しかし、単結晶ZnSは、小サイズの製品しか製造できないため、光学部品として大サイズの製品を必要とする場合には、多結晶ZnSが不可欠である。そこで、従来より、大サイズの光学的用途に供することのできる多結晶ZnSの製造方法が開発され、つぎに示すようなホットプレス法が知られている。
たとえば、粒径5μm以下の微細な高純度粉末を800℃〜1050℃、8×102kg/cm2〜1.4×103kg/cm2の条件で、真空中、熱間圧縮成形することにより、波長1μm〜14μmの赤外光の透過率が良好な多結晶ZnSを製造する方法がある(特許文献1参照)。この方法は、高純度で微細なZnS粉末のみを真空中で熱間圧縮成形し、透過光の吸収の原因となる焼結助剤などの不純物を用いないため、透光性の良好な多結晶ZnSが得られる。しかし、同文献の実施例によれば、原料粉末の粒径が、1.2μm、3.0μmまたは5.0μmと大きく、ホットプレス後の最終粒径はそれ以上となり、また焼結時の圧力が、工業的な製造方法としては高い。
IAハロゲン化物を含有する透光性多結晶ZnS焼結体が知られている(特許文献2参照)。このZnS焼結体は、実施例によれば、ZnS粉末に、NaClまたはKClなどを1%〜3%配合した後、温度1000℃、圧力200kg/cm2で30分間保持し、ホットプレスすることにより製造される。同文献によれば、焼結時間が5分間以下であると、焼結が完成せず、満足な透光性が得られないとある。また、IAハロゲン化物は、可視赤外領域の光透過率を高めるために添加されるが、20%程度の光透過率を有するZnS焼結体しか得られていない。さらに、IA化合物を多量に添加すると、不純物として作用して、遠赤外線の光透過率は低下する。
波長8μm〜12μmの赤外線の透過率が30%〜75%である多結晶ZnS焼結体が知られている(特許文献3参照)。この焼結体は、平均粒径1μm〜2μm、純度98%の粉末を、温度900℃〜1000℃、圧力150kg/cm2〜800kg/cm2で焼結し、焼結時間は30分以上である。また、遠赤外線透過率が70%と最も高い試料では、焼結時の圧力が400kg/cm2以上必要である。
特公平1−55213号公報
特開昭50−2006号公報
特開平11−295501号公報
本発明の課題は、低圧、短時間で焼結が可能なZnS焼結体の製造方法を提供することにある。また、遠赤外線領域で高い光透過率を有するZnS焼結体を提供することにある。
本発明のZnS焼結体は、ZnSの含有率が99.2質量%以上であり、IA族原子からなる化合物を0.8質量%以下含有する焼結体であって、平均粒径が1μm以下で、アルキメデス法による密度が98%以上であることを特徴とする。このZnS焼結体は、破壊強度が120MPa以上のものが好ましく、また、波長10μmの赤外線による光透過率が70%以上であるものが好適である。
本発明のZnS焼結体の製造方法は、平均粒径0.2μm以下で純度99.9質量%以上のZnS粉末に、IA族原子からなる化合物の粉末を0.001質量%以上で0.8質量%以下の含有率となるように混合する混合工程と、混合した粉末を、750℃〜1000℃、200kg/cm2以上の条件で、最高保持時間が5分間以下になるように焼結する焼結工程とを備えることを特徴とする。IA族原子からなる化合物は、塩化物または硫化物として使用することができる。
低圧、短時間で焼結が可能な遠赤外線透過性ZnS焼結体を提供することができる。
本発明のZnS焼結体は、ZnSの含有率が99.2質量%以上であり、IA族原子からなる化合物を0.8質量%以下含有することを特徴とする。かかる材料組成を有するZnS焼結体は、破壊強度が、好ましくは120MPa以上であり、より好ましくは130MPa以上である。また、厚さ2mmでの波長10μmの赤外線による光透過率が、好ましくは70%以上であり、より好ましくは75%以上である。本明細書においては、破壊強度は、JIS1601Rに従い、3点曲げを行ない、求めてある。また、光透過率は、分光光度計を用いて測定する。
Na、KまたはLiなどのIA族原子からなる化合物を配合することにより、焼結性を向上させ、焼結時の圧力および最高保持時間の短縮が可能となる。このため、IA族原子からなる化合物のZnS焼結体における含有率は、0.001質量%以上とし、0.01質量%以上が好ましい。一方、IA族原子からなる化合物の含有率が多いと、不純物が多くなって、遠赤外線の透過率が低下するため、IA族原子からなる化合物の含有率は、0.8質量%以下とし、0.1質量%以下が好ましい。また、同様の観点から、不純物を低減するため、ZnSの含有率は、99.2質量%以上とし、99.9質量%以上が好ましく、99.99質量%以下が好ましい。
ZnS焼結体の平均粒径は、破壊強度を高める点から、1μm以下であり、0.8μm以下が好ましく、0.6μm以下がより好ましい。同様に、ZnS焼結体は、組織を微細化し、破壊強度を高める点から、アルキメデス法による密度が98%以上であり、99%以上が好ましく、99.9%以上がより好ましい。本明細書において、焼結体の平均粒径は、焼結体を鏡面研磨した後、真空中、700℃で1時間サーマルエッチングし、表面を走査型顕微鏡を用いて倍率10万倍で結晶を観察し、撮影した写真により、任意の5μmの線分上にある結晶の個数を数え、計5本の線分について、その平均値を算出して求める。
本発明のZnS焼結体の製造方法は、平均粒径0.2μm以下で純度99.9質量%以上のZnS粉末に、IA族原子からなる化合物の粉末を0.001質量%以上で0.8質量%以下の含有率となるように混合する混合工程と、混合した粉末を、750℃〜1000℃、200kg/cm2以上の条件で、最高保持時間が5分間以下となるように、焼結する焼結工程とを備えることを特徴とする。IA族原子からなる化合物を少量配合し、微細な原料粉末を使用することにより、原料粉末の焼結性が高められ、低温で短時間の焼結が可能となる。また、かかる焼結条件により、材料組織が微細化され、遠赤外線透過率および機械的特性の優れたZnS焼結体が得られる。
したがって、ZnS粉末の平均粒径は、微細化により焼結性を高めるために、BET法で測定された粉末の平均粒径を0.2μm以下とし、0.1μm以下が好ましく、0.05μm以下がより好ましい。また、ZnS焼結体におけるZnSの含有率を99.2質量%以上とし、原料粉末にはIA族原子からなる化合物を0.8質量%以下の比率で混合するため、原料粉末におけるZnS粉末は、純度が99.9質量%以上のものを用い、99.99質量%以上が好ましく、99.999質量%以上がより好ましい。IA族原子からなる化合物は、たとえば、塩化物または硫化物として使用することができ、たとえば、KCl、LiCl、NaCl、K2SまたはNa2Sなどが好適である。
焼結工程において、焼結温度は、十分な焼結を達成する点で、750℃以上とするが、800℃以上が好ましい。一方、結晶の平均粒径を1μm以下として、破壊強度を高めるため、1000℃以下とし、950℃以下が好ましい。また、焼結時の圧力は、焼結体の密度を高め、透過率および破壊強度を確保する点で、200kg/cm2以上とする。一方、焼結温度と圧力の最高保持時間は、結晶の平均粒径を1μm以下とし、強度と製造コストの観点から、5分間以内とし、3分間以内が好ましい。最高保持時間は、ZnSの焼結工程における最高温度と最大圧力を維持する時間である。本発明の製造方法においては、微細な原料粉末を使用するため、焼結性が高く、低圧で短時間の焼結が可能であり、かかる焼結条件により焼結体における結晶を微細化し、高い機械特性を有するZnS焼結体を製造することができる。
実施例1
平均結晶粒径が0.1μm、純度99.9質量%のZnS粉末に、焼結助剤としてKCl粉末を配合して、原料粉末を調製した。この原料粉末におけて、ZnSの含有率は、99.2質量%であり、KClの含有率は0.8質量%であった。つぎに、この原料粉末を、12時間、ボールミル混合した後、真空雰囲気下、900℃、200kg/cm2で5分間保持して、焼結した。得られたZnS焼結体について、平均粒径、密度、破壊強度および厚さ2mmでの波長10μmの赤外線による光透過率を測定した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。
平均結晶粒径が0.1μm、純度99.9質量%のZnS粉末に、焼結助剤としてKCl粉末を配合して、原料粉末を調製した。この原料粉末におけて、ZnSの含有率は、99.2質量%であり、KClの含有率は0.8質量%であった。つぎに、この原料粉末を、12時間、ボールミル混合した後、真空雰囲気下、900℃、200kg/cm2で5分間保持して、焼結した。得られたZnS焼結体について、平均粒径、密度、破壊強度および厚さ2mmでの波長10μmの赤外線による光透過率を測定した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。
実施例2
焼結助剤であるKClの含有率を0.5質量%とした以外は、実施例1と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。
焼結助剤であるKClの含有率を0.5質量%とした以外は、実施例1と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。
比較例1と2
焼結助剤であるKClの含有率を2質量%または1質量%とした以外は、実施例1と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。表1から明らかなとおり、実施例1と2の結果と合わせて考察すると、IA族原子からなる焼結助剤の含有率が0.8質量%以下では、光透過率が高いことがわかった。
焼結助剤であるKClの含有率を2質量%または1質量%とした以外は、実施例1と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。表1から明らかなとおり、実施例1と2の結果と合わせて考察すると、IA族原子からなる焼結助剤の含有率が0.8質量%以下では、光透過率が高いことがわかった。
実施例3〜5、比較例3と4
KClからなる焼結助剤の含有率を0.1質量%で一定とし、焼結温度を700℃〜1100℃の範囲で変更した以外は実施例1と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。表1から明らかなとおり、焼結温度が上昇するにつれて結晶成長が進行し破断強度が低下し、焼結温度が1000℃を超えると、焼結体の平均粒径が1μmより大きくなり、破談強度が120MPaを下回った。また、実施例1と実施例4とを比較すると、焼結助剤としてKClを用いた場合、含有率は0.8質量%より0.1質量%の方が、光透過率が高いことがわかった。
KClからなる焼結助剤の含有率を0.1質量%で一定とし、焼結温度を700℃〜1100℃の範囲で変更した以外は実施例1と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。表1から明らかなとおり、焼結温度が上昇するにつれて結晶成長が進行し破断強度が低下し、焼結温度が1000℃を超えると、焼結体の平均粒径が1μmより大きくなり、破談強度が120MPaを下回った。また、実施例1と実施例4とを比較すると、焼結助剤としてKClを用いた場合、含有率は0.8質量%より0.1質量%の方が、光透過率が高いことがわかった。
実施例6〜12、比較例5
焼結助剤の種類および含有率を変更した以外は実施例1と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。比較例1と2、実施例1と4の結果を合わせて考察すると、表1から明らかなとおり、IA族原子からなるKClを0.8質量%以下の割合で配合して、900℃、200kg/cm2で5分間保持して焼結することにより、平均粒径0.8μm以下、破壊強度130kg/cm2以上、光透過率70%以上のZnS焼結体を製造することができた。また、比較例5におけるように焼結助剤を配合しないと、焼結特性が向上しないため、900℃、200kg/cm2で5分間保持するという焼結条件では十分な破壊強度を得ることができなかった。また、実施例6〜12に関しては、波長2.5μmでの光透過率を同時に測定した結果、すべて20%以上の透過率を持つことが確認された。
焼結助剤の種類および含有率を変更した以外は実施例1と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表1に示す。比較例1と2、実施例1と4の結果を合わせて考察すると、表1から明らかなとおり、IA族原子からなるKClを0.8質量%以下の割合で配合して、900℃、200kg/cm2で5分間保持して焼結することにより、平均粒径0.8μm以下、破壊強度130kg/cm2以上、光透過率70%以上のZnS焼結体を製造することができた。また、比較例5におけるように焼結助剤を配合しないと、焼結特性が向上しないため、900℃、200kg/cm2で5分間保持するという焼結条件では十分な破壊強度を得ることができなかった。また、実施例6〜12に関しては、波長2.5μmでの光透過率を同時に測定した結果、すべて20%以上の透過率を持つことが確認された。
実施例13と14、比較例6と7
実施例4では、上述のとおり、平均結晶粒径が0.1μmのZnS粉末を使用したのに対して、原料粉末の平均結晶粒径が0.05μm〜1μmのZnS粉末を使用し、他の焼結条件は実施例4と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表2に示す。
実施例4では、上述のとおり、平均結晶粒径が0.1μmのZnS粉末を使用したのに対して、原料粉末の平均結晶粒径が0.05μm〜1μmのZnS粉末を使用し、他の焼結条件は実施例4と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表2に示す。
表2の結果から明らかなとおり、微細な原料粉末を使用することにより焼結性が向上し、密度および破壊強度が大きくなった。また、原料が微細になるにつれて、焼結体における結晶の平均粒径が小さくなり、光透過率も向上した。さらに、平均結晶粒径0.2μm以下で、純度99.9質量%のZnS粉末に、KCl粉末を0.1質量%の含有率となるように混合し、この粉末を900℃、200kg/cm2で5分間保持して焼結することにより、平均粒径0.9μm以下、密度99%以上、破壊強度130MPa以上で光透過率が75%以上のZnS焼結体が得られることがわかった。
実施例15〜17、比較例8と9
実施例4では、上述のとおり、900℃、200kg/cm2で5分間保持して焼結したのに対して、焼結時における圧力およびその保持時間を変更し、他の焼結条件は実施例4と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表3に示す。
実施例4では、上述のとおり、900℃、200kg/cm2で5分間保持して焼結したのに対して、焼結時における圧力およびその保持時間を変更し、他の焼結条件は実施例4と同様にしてZnS焼結体を製造した。焼結条件および焼結体の特性を表3に示す。
表3における比較例8、実施例15と16と4の結果から明らかなとおり、焼結圧力を200kg/cm2としたときは、保持時間を5分以内とすることにより、平均粒径0.8μm以下、破壊強度130MPa〜140MPa、光透過率72%〜77%のZnS焼結体を得ることができた。また、比較例9、実施例4と実施例17の結果から明らかなとおり、焼結温度900℃で5分間保持したときは、焼結圧力を200kg/cm2以上することにより、平均粒径0.8μm、密度99.9%、破壊強度140MPa以上、光透過率76%以上のZnS焼結体が得られた。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明のZnS焼結体は、遠赤外線の透過率に優れ、強度の大きい大サイズの光学部品として利用できるため、赤外線応用機器の窓材またはレンズなどとして有用である。
Claims (5)
- ZnSの含有率が99.2質量%以上であり、IA族原子からなる化合物を0.8質量%以下含有する焼結体であって、平均粒径が1μm以下で、アルキメデス法による密度が98%以上であることを特徴とするZnS焼結体。
- 前記ZnS焼結体は、破壊強度が120MPa以上であることを特徴とする請求項1に記載のZnS焼結体。
- 前記ZnS焼結体は、波長10μmの赤外線による光透過率が70%以上であることを特徴とする請求項1に記載のZnS焼結体。
- 平均粒径0.2μm以下で純度99.9質量%以上のZnS粉末に、IA族原子からなる化合物の粉末を0.001質量%以上で0.8質量%以下の含有率となるように混合する混合工程と、
混合した前記粉末を、750℃〜1000℃、200kg/cm2以上の条件で、最高保持時間が5分間以下になるように焼結する焼結工程と
を備えることを特徴とするZnS焼結体の製造方法。 - 前記IA族原子からなる化合物は、塩化物または硫化物である請求項4に記載のZnS焼結体の製造方法。
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2005
- 2005-07-27 JP JP2005217066A patent/JP2007031208A/ja active Pending
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