JP2007029700A

JP2007029700A - 爪先立ちヒール

Info

Publication number: JP2007029700A
Application number: JP2005295101A
Authority: JP
Inventors: Hisako Uchiyama; 久子内山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-06-22
Filing date: 2005-10-07
Publication date: 2007-02-08

Abstract

【課題】加齢とともに下半身の衰えで悩んでいる人は多く、爪先立ち運動は括約筋を鍛えて尿漏れを防ぐ事等に有効であり、その爪先立ち運動を簡単に継続できる履物を提供するものである。
【解決手段】
基部がほぼ平らなサンダル又はスリッパからなる履物本体とその後ろ部分上面に着脱自在に取り付けられた使用者の踵を支えるヒール部材とでなり、ヒール部材は高さの異なる複数種に備え、いずれのヒール部材もその底面に設けた凸部を履物本体の後部上面に設けた凹部に嵌合できる履物。
【選択図】図１

Description

本発明は身体の健康管理、調節に資する履物、特にその脱着自在なヒールに関するものである。

従来のハイヒール様式はヒールを履物本体の下に置き、踵から足先に向けての履物先端部を下向きに傾斜させているが、本発明は履物本体の上にヒールを装着する。以下、本発明のヒールと称する部分はすべて履物本体の上に載せるものを表明する。

括約筋の衰えで尿漏れに悩む女性が多い。体力を増強させる運動としてストレッチや爪先立ち運動があるが、根気が必要で長続きは難しい。踵を高くした健康サンダルも考案されているが、商品化にまでは至っていないと思われる。踵を切り取ったサンダルが市場に出回ったが、これを履くには踵を置くところがないため足が不安定になり疲れやすく、痛いという欠点がある。
特開平３−１３１２０１号公報

本発明は複数の人に対応できるように前後移動や高低の違う複数ヒールの脱着を可能にした。又、踵を置くところを確保したヒールの高い履物を履くことによって、安定した爪先立ちを継続しながら括約筋や脹ら脛筋肉・土踏まず等の収縮運動を促進し、血圧の安定や脚線美を図るものである。

本発明は基部がほぼ平らなサンダル又はスリッパからなる履物本体とその履物本体の後ろ部分上面に着脱自在に取り付けられた使用者の踵を支えるヒール部材とからなり、ヒール部材は高さの異なる複数種に備え、いずれのヒール部材もその底面に設けた凸部を履物本体の後部上面に設けた凹部に嵌合できる履物である。

又、ヒールはほぼ台形状の部材からなり、基部が使用者の爪先にかけて傾斜しているのではなく、崖状になっていて、使用者が履いたときに土踏まず部分に空隙ができるのを特徴とする。

雛形を作り、請求項１の履物を履いた状態で歩行すると、括約筋の働きによるものとみられる催尿の際の調整感覚や脹ら脛筋肉のキュッとした収縮運動が実際に体感できた。さらに請求項２の状態で見られるように土踏まずの空隙部分９も履物にいぼいぼを付けるような刺激法とは違った新しい試みで痛くなく、健康効果が期待できる。又、爪先立ちをすると、身体が前屈みになりやすくバランスをとるために姿勢を正そうという意識が働く、それが括約筋の鍛錬、腹筋引き締めやヒップ引き締め効果を促進し、足をほっそりさせる作用があることもわかった。若い人が愛用しているハイヒールも美的健康作用があるのだと実感している。

図１は本発明実施例に係わる嵌合完成例を示し、図２はヒール取り付け前の履物本体であり、上面後部にはヒール脱着用凹部６も備えている。図３Ａ，Ｂ，Ｃは履物本体に取り付ける前のヒールで、それぞれが７，５，３センチメートルの高さをもつ。図４は図２，図３それぞれの凹凸部を嵌合して完成した履物を履いたところである。

ヒール４は踵を載せるためのほぼ台形状の物質であり、脱着や前後移動３が可能である。又、踵載せ口部７の下方を崖状にして使用者が履いたときに土踏まず部分に空隙９ができるようにする。その目的は、足の爪先部を急速に履物の前方前端へ落とし込み、爪先立ち状態にするためである。

踵を載せる部分には履き心地を良くするために少し窪み８をとる。又、踵のあたる部分だけスポンジ状の柔らかい材質にするのも良い。

ヒールの底面１３には高さの異なる複数種の凹凸を共通にしたボッチ５を数個をつける。

履物本体の上にヒールの取り付け穴６をボッチの数より多めに作る。ヒール底のボッチ５を履物の取り付け穴のふさわしい位置に圧入して固定する。

ヒールの高さサイズはおおよそ７，５，３Ｃｍの３種類、図３Ａ，Ｂ，Ｃで、足の状態に合わせて交換して使い分ける。

ヒールを装着して履いたときに足の甲が太くて爪先支え用ベルトに足が入りにくい場合は、爪先支え用ベルト２の上部を少し細めにすればよい。

ヒールは爪先立ちを容易にする。本ヒールを利用して、更に積極的な踵の上下運動を加えることが望ましい。複数ヒールを取り替えて履き、筋肉に新しい刺激を与えるのも良い。

本発明のヒールを取り付けた履物の斜視図ヒールを取り付ける前の履物本体の斜視図高さ７Ｃｍのヒール部材を示す斜視図高さ５Ｃｍのヒール部材を示す斜視図高さ３Ｃｍのヒール部材を示す斜視図ヒール部材の上面図同ヒール部材の底面図ヒールを取り付けて履いた使用例を示す図

符号の説明

１履物本体
２爪先支え用ベルト
３ヒールの脱着・前後の調整部
４ヒール踵載せ全部
５固定用ボッチ数個
６履物のヒール取り付け穴ヒールのボッチが移動できるように少し多めに作る
７踵載せ口部下面の崖状切り込みは爪先状態を作り出すため及び土踏まずを刺激するための空隙を作る要となる。
８踵用窪み踵に合わせてわずかに湾曲させる
９土踏まずの空隙部土踏まずに緊張感を生じさせるため
１０ヒール横幅長さ履物の横幅と同じ
１１ヒールの高さ数種おおよそ７，５，３Ｃｍの３種
１２ヒール縦幅長さ約５〜８Ｃｍ踵が入ればよい
１３ヒールの上面
１４ヒールの底面

Claims

基部がほぼ平らなサンダル又はスリッパからなる履物本体と、その履物本体の後ろ部分上面に着脱自在に取り付けられた使用者の踵を支えるヒール部材とからなり、ヒール部材は高さのみが異なる複数種に備え、いずれのヒール部材もその底面に設けた凸部を履物本体の後部上面に設けた凹部に嵌合できる履物。
ヒール部材はほぼ台形状をしていて、その周囲は崖状になっていて、使用者がヒール上面に踵を載せた際、土踏まず部分に空隙を形成できるのを特徴とする請求項１記載の履物。