JP2007029479A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】 おむつの着用中に着用者の動作等に起因するずれ落ちを防ぎ、また、空気の循環によりムレ等が生じづらいパンツ型使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】 ウエスト開口部と一対のレッグ開口部とを有するパンツ型の使い捨ておむつであり、おむつの腹側部及び/又は背側部における前記ウエスト開口部と前記レッグ開口部との間に、おむつ着用時の圧力が1.1〜2.5kPaであり且つ該圧力がウエスト開口部の圧力よりも高くなされた左右一対のサイド伸縮領域71,71を有しており、一対の前記サイド伸縮領域間における、前記サイド伸縮領域の中心位置C71よりも前記ウエスト開口部側に吸収体が配されていないか、又は、一対の前記サイド伸縮領域間における、前記サイド伸縮領域の中心位置C71よりも前記ウエスト開口部側に吸収体の一部分が存在するが、該一部分は、該吸収体の非積繊部のみである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関する。
パンツ型使い捨ておむつにおいて、ウエスト開口部とレッグ開口部との間に、おむつの幅方向に延びる弾性部材を配したものが知られている。例えばおむつの少なくとも腹側が、コアの前端縁を境とする上下各最大20mmの範囲で画成される第1胴周り域と、該第1胴周り域とレッグ開口部との間に画成される第2胴周り域とを有し、第1胴周り域における弾性部材の各々の配列間隔寸法を、第2胴周り域における弾性部材の各々の配列間隔寸法よりも小さくしたパンツ型使い捨ておむつが提案されている(特許文献1参照)。このおむつは、第1胴周り域及び第2胴周り域における一定面積当たりの面圧を実質的に等しくしつつ、肌に対する密着性に関し、第1胴周り域を第2胴周り域よりも良好にすることで、おむつの着用感を損なうことなく漏れを防止しようとするものである。
また弾性部材の配設間隔を、レッグ開口部に向かうに連れて漸次狭くなるようにすることで、着用者の胴部腰骨の上部に強い収縮力が働くようにしたパンツ型使い捨ておむつも知られている(特許文献2参照)。
また弾性部材をおむつの幅方向に亘って連続的に配置し、吸収体を、その長手方向の両端が、該弾性部材の位置を越えないように小型に形成したパンツ型使い捨ておむつも知られている(特許文献3参照)。
しかしこれらのおむつでは、着用中におむつがずれ落ちて外観が低下し、またずれ落ちに起因して着用者が動きにくくなるおそれがある。また、ウエスト開口部に強い締め付け圧が加わるので、おむつを着用させにくくなるおそれがある。
特開平9−84826号公報 実開平6−421号公報 特開2005−181号公報
従って本発明の目的は、前述した従来技術が有する種々の欠点を解消し得るパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、ウエスト開口部と一対のレッグ開口部とを有するパンツ型の使い捨ておむつにおいて、
おむつの腹側部及び/又は背側部における前記ウエスト開口部と前記レッグ開口部
との間に、おむつ着用時の圧力が1.1〜2.5kPaであり且つ該圧力がウエスト
開口部の圧力よりも高くなされた左右一対のサイド伸縮領域を有しており、一対の前
記サイド伸縮領域間における、前記サイド伸縮領域の中心位置よりも前記ウエスト開
口部側に吸収体が配されていないか、又は、一対の前記サイド伸縮領域間における、
前記サイド伸縮領域の中心位置よりも前記ウエスト開口部側に吸収体の一部分が存在
するが、該一部分は、該吸収体の非積繊部のみである、パンツ型使い捨ておむつを提
供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、おむつの着用中に着用者の動作等に起因するおむつのずれ落ちが起こりづらい。即ち、一対のサイド伸縮領域それぞれが、おむつ幅方向において比較的均一な圧力で着用者に良好にフィットして、ずれ落ちが効果的に防止される。また、ウエスト開口部のおむつ着用時の圧力が低いため、ウエスト開口部の圧力によるずれ落ちの促進も防止される。従って、着用状態のおむつの外観を良好に保つことができ、また、おむつのずれ落ちに起因して着用者の動作が妨げられることもない。またおむつに配されている弾性部材が着用者の身体を過度に締め付けることが防止され、着用感が良好になる。またおむつのずれ落ちが抑制されることにより、着用中における尿や便の漏れの発生が抑制される。
更にサイド伸縮領域の中心位置よりもウエスト開口部側に吸収体が配されていない構成の場合、皮膚の縦方向の伸縮に追従して、おむつの一部が膨らんだり元に戻ったりする変化を繰り返すので、おむつ内部の空気循環が促進され、ムレやかぶれが生じにくくなる。また、ずれ落ちも一層起こりにくくなる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実施形態の斜視図が示されている。図2には、図1に示すおむつを組み立てる前の状態を示す分解斜視図が示されている。図3には、図1の使い捨ておむつにおける外包材の展開状態を示す平面図が示されている。
本実施形態のおむつ1は、液透過性の表面シート2、撥水性の裏面シート3及び両シート2、3間に介在配置された液保持性の吸収体4を有する実質的に縦長の吸収体本体10と、該吸収体本体10の裏面シート3側に配された外包材11とを備えている。
外包材11は、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状をしており、おむつの輪郭を画成している。外包材11はその長手方向において、着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとに区分される。腹側部A及び背側部Bは、外包材11の長手方向前後端部に相当し、股下部Cは外包材11の長手方向中央部に相当する。外包材11は、その腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とが互いに接合されて、おむつ1にはウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成される。この接合によって、おむつ1の左右両側縁には一対のサイドシール部Sが形成される。この接合には例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール等が用いられる。
表面シート2、裏面シート3及び吸収体4はそれぞれ矩形状であり、一体化されて縦長の吸収体本体10を形成している。表面シート2及び防漏シート3としては、従来この種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。
吸収体4は、図8に示す各吸収体のように、パルプ繊維等の繊維の積繊物、又はパルプ繊維等の繊維及び高吸収性ポリマーの混合積繊物からなる吸収性コア41と、吸収性コア41を被覆するティッシュペーパー42とから構成されている。ティッシュペーパー42は、吸収性コア41の一方の面を被覆するものと、他方の面を被覆するものとの2枚が用いられており、一方の面を被覆するティッシュペーパーの幅は、吸収性コア41の幅より広く、その両側部が、吸収性コア41の他方の面側に折り曲げられて、該他方の面を被覆するティッシュペーパーの両側部上に積層されて接着されている。2枚のティッシュペーパーは、いずれも、吸収体4の長手方向の両端部において、吸収性コア41の両端から外方に延出しており、吸収体4の長手方向の両端部それぞれに、吸収性コア41が内部に存在しない、ティッシュペーパーのみからなる部分が形成されている。吸収体4における、内部に吸収性コア41が存在しない部分が、吸収体4の非積繊部である。尚、ティッシュペーパーは、繊維や高吸収性ポリマーの漏れ出しを防止するもので、ティッシュペーパーの代わりに液透過性の不織布等で吸収性コア41が被覆されていても良い。
図2に示すように、吸収体本体10の長手方向の左右両側には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8、8が形成されている。各側方カフス8の自由端部の近傍には、側方カフス弾性部材81が伸張状態で配されている。これにより、図1のように組み立てられたおむつ1を着用させる際には、弾性部材81が縮むことにより側方カフス8が起立して、吸収体本体10の幅方向への液の流出が阻止される。
外包材11は、少なくとも二枚の不織布、即ち外層不織布12と該外層不織布12の内面側に配された内層不織布13とを有している。外層不織布12はおむつ1の外面をなし、内層不織布13は外層不織布12の内面側に、ホットメルト粘着剤等の接着剤によって接合されている。外層不織布12と内層不織布13は液の染み出し性を考慮すると、共に撥水性であることが好ましい。
外包材11における前後端部には、前後端縁に沿って、複数のウエスト部弾性部材51、51がその幅方向に亘り配されている。各ウエスト部弾性部材51、51は、外層不織布12と内層不織布13とによって伸張状態で挟持固定されている。各ウエスト部弾性部材51、51は、おむつ1の腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合(接合部分)させたときに、両弾性部材51、51の端部同士が重なるように配されているか、両接合部分まで両弾性部材51、51の端部が連続配置されている。これによって、図1に示すように、おむつ1のウエスト開口部5の付近には実質的に連続したリング状のウエストギャザーが形成される。
外包材11を構成する外層不織布12は、外層不織布12と内層不織布13とによって各ウエスト部弾性部材51,51を挟持固定する部位よりも更に延出する長さを有し、外層不織布12の内層不織布13より延出した部分が吸収体本体10側に折り返されている。外層不織布12の折り返す部分の長さを長くして、吸収体本体10の前後端部上(即ち吸収体本体10の前後端部における表面シート2上)を被覆するようにしても良い。
外包材11における左右両側の湾曲部には、図3に示すように、レッグ部弾性部材61a、61bが配されている。各レッグ部弾性部材61a、61bは、前記湾曲部に沿って配されている。各レッグ部弾性部材61a、61bは、外層不織布12と内層不織布13との間に配されており、所定の接合手段によって、両不織布12、13に伸張状態で固定されている。各レッグ部弾性部材61a、61bは、その一端どうしが股下部Cにおいて重なり合っている。一方、他端は腹側部A及び背側部Bの各側縁の位置において終端している。各レッグ部弾性部材61a、61bは、おむつ1の腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合させたときに、両弾性部材61a、61bの端部同士が重なるように配されているか、両接合部分まで両弾性部材61a、61bの端部が連続配置されている。これによって、図1に示すように、おむつ1のレッグ開口部6、6の付近には実質的に連続したリング状のレッグギャザーが形成される。
本実施形態のおむつ1においては、おむつ1の腹側部A及び背側部Bそれぞれにおけるウエスト開口部5とレッグ開口部6との間に、おむつ1の幅方向に延びる弾性部材が多数配されている。弾性部材が配されることによって、ウエスト開口部5とレッグ開口部6との間にはおむつ1の幅方向に伸縮する一対の第1領域(サイド伸縮領域)71と一対の第2領域72とが、それぞれ左右に分離された状態で形成されている。第1領域71には第1弾性部材71aが配されており、第2領域72には第2弾性部材72aが配されている。第1領域71はウエスト開口部5とレッグ開口部6との間に位置し、第2領域72は第1領域71とレッグ開口部との間に位置している。
第1弾性部材71a及び第2弾性部材72aは何れも外層不織布12と内層不織布13とによって伸張状態で挟持固定されている。第1弾性部材71aは、おむつ1の腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合させたときに、腹側部Aの第1弾性部材71aと背側部Bの第1弾性部材71aとの端部同士が重なるように配されているか、両接合部分まで各弾性部材71a、71aの端部が配置されている。第2弾性部材72aについても同様である。
本実施形態のおむつ1における第1弾性部材71aは、おむつの腹側部及び背側部
それぞれにおける両側部に伸張状態で配されている一方、おむつの腹側部及び背側部
それぞれにおける幅方向中央部には実質的に配されていない。具体的には、第1弾性
部材71aは、おむつ1の左右両側縁(即ち外包材11の左右両側縁)から、吸収性
コア4の左右両側縁の延長線の位置くらいまでの範囲に延在しているが、吸収性コア
4の一方の側縁の延長線と他方の側縁の延長線との間には、第1弾性部材71aが実
質的に存在していない。その結果、おむつの腹側部及び背側部それぞれにおける左右
一対の第1領域71は、おむつ幅方向に分割された状態でそれぞれおむつ幅方向に伸
縮するギャザーを形成しており、本実施形態におけるサイド伸縮領域を形成している
また、吸収体4の長手方向の腹側部A側の端部4aは、腹側部Aにおける第1領域(サイド伸縮領域)71の中心位置(おむつ1の長手方向における中心位置)C71よりも、おむつの長手方向中心線CL側に位置しており、吸収体4の長手方向の背側部B側の端部4bも、同様に、背側部Bにおける第1領域(サイド伸縮領域)71の中心位置C71よりも、おむつの長手方向中心線CL側に位置している。
本実施形態のおむつ1においては、一対の第1領域(サイド伸縮領域)71間に、吸収体4が配されていないため、おむつ着用時に、各サイド伸縮領域としての第1領域71が、おむつ幅方向において比較的均一な圧力で着用者に良好にフィットするため、おむつのずれ落ちが効果的に防止される。また、ウエスト開口部のおむつ着用時の圧力が低いため、ウエスト開口部の圧力によるずれ落ちの促進も防止される。従って、着用状態のおむつの外観を良好に保つことができ、また、おむつのずれ落ちに起因して着用者の動作が妨げられることもない。
このような効果は、一対の第1領域(サイド伸縮領域)71間に、吸収体4の一部分が入り込んでいても、その入り込んでいる部分が、内部に吸収性コア41が存在しない非積繊部である場合にも奏される。
第1領域71間に吸収体4の非積繊部が入り込んでいる場合、おむつの一対のサイド伸縮領域間の領域であって、吸収体の吸収性コアのみが存しない部分(吸収体の非積繊部)の剛性は、150〜300cN、特に200〜250cNであることが好ましい。剛性の測定方法については、実施例において後述する。
本実施形態のおむつ1においては、第1領域(サイド伸縮領域)71間に、吸収体4の非積繊部も入り込んでいないため、サイド伸縮領域間に、吸収性コア41が存在しない柔軟な領域73が形成され、該領域73が、腰を曲げたり延ばしたりするような、皮膚の縦方向の伸縮を伴う着用者の動作に追従して、肌から離れる方向に膨らんだり、元に戻ったりする。そして、このような変化が繰り返されることにより、おむつと着用者の肌との間の空気の循環が促進され、ムレやかぶれが生じにくくなる。また、前記領域73が膨らんだり元に戻ったりすることによって、皮膚の縦方向の伸縮を吸収でき、それにより、ウエスト開口部付近の下方へのずれ落ちを一層防止することができる。
これに対して、吸収性コア41が、第1領域(サイド伸縮領域)71間に大きく入り込んでいる場合には、吸収体4の剛性により、サイド伸縮領域の圧力がおむつ幅方向において不均一となりやすく、また、皮膚の縦方向の伸縮も吸収できないので、ずれ落ちが生じ易い。
おむつの一対のサイド伸縮領域間の領域に吸収体が存在しない場合において、斯かる効果が一層良好に奏されるようにする観点から、吸収体4の長手方向の両端部4a、4bの位置と、第1領域(サイド伸縮領域)の中心位置C71との間の距離La、Lb(図3参照)が、第1領域の幅W1の1/2以上であること、または吸収性コア41の長手方向の両端部41a、41bの位置と、第1領域(サイド伸縮領域)の中心位置C71との間の距離La’、L2b’(図3参照)が、第1領域の幅W1の1/2以上であることが好ましい。
幼児用おむつの場合、距離La、LbまたはLa’、Lb’は5〜20mmであることが好ましく、より好ましくは6〜14mmである。成人用のおむつの場合には、距離La、LbまたはLa’、Lb’は10〜40mmであることが好ましく、より好ましくは20〜30mmである。
本実施形態のおむつ1においては、腹側部A及び背側部Bの何れにおいても、吸収体4の長手方向の端部4a,4bの位置は、第1領域(サイド伸縮領域)よりも長手方向中心線CL側に位置している。尚、図3には、吸収体4の配置位置が点線で示され、吸収性コア41の配置位置が二点鎖線で示されている。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、第2弾性部材72aも、第1弾性部材71aと同様に、おむつの腹側部及び背側部それぞれにおける両側部に伸張状態で配されている一方、おむつの腹側部及び背側部それぞれの幅方向における中央部には実質的に存在していない。具体的には、第2弾性部材72aは、おむつ1の左右両側縁(即ち外包材11の左右両側縁)から、吸収性コア4の左右両側縁の延長線の位置くらいまでの範囲に亘って延在しているが、吸収性コア4の一方の側縁の延長線と他方の側縁の延長線との間には、第2弾性部材72aが実質的に存在していない。その結果、おむつの腹側部及び背側部それぞれにおける左右一対の第2領域72には、おむつの幅方向に分割された状態で、それぞれおむつ幅方向に伸縮するギャザーを形成している。
本実施形態のおむつ1における各弾性部材としてはそれぞれ、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、伸縮性不織布又はホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)、帯状(平ゴム)、ネット状(網状)又はフィルム状に形成したものが好ましく用いられる。
本実施形態のおむつ1においては、第1領域71におけるおむつ1の着用時の圧力が1.1〜2.5kPaとなされている。第1領域71は、おむつ1を着用したときに着用者の腸骨稜から上前腸骨棘にかけての部位(以下、腸骨領域ともいう)に当接する部位に好ましくは形成されている。腸骨稜及び上前腸骨棘は解剖学の用語である。腸骨稜とは図4において9aで示される部位であり、上前腸骨棘とは同図において9bで示される部位である。従来、パンツ型おむつの着用中のずれ落ちを防止するためには、特に幼児用のパンツ型使い捨ておむつの着用中のずれ落ちを防止するためには、ウエスト開口部に配設する弾性部材の締め付け圧を高くして、該ウエスト開口部によってパンツ型おむつを着用者の身体に密着させることが有効であると考えられてきた(例えば、先に述べた特許文献2参照)。しかし本発明者らの検討の結果、パンツ型おむつの着用中のずれ落ちを効果的に防止するためには、ウエスト開口部の締め付け圧を高くするよりも、着用者の腸骨領域に対応するおむつの部位の締め付け圧を従来よりも高めることが有効であることが見出された。この理由は、着用者、特に幼児は、その身体的な特徴として腹まわりが張り出しているので、当該張り出してる腹まわりに当接するウエスト開口部の締め付け圧を高くすると、その締め付け圧が高い故にウエスト開口部が次第に絞り込まれて、腹まわりが細くなる部位にまで該ウエスト開口部がずれ下がってくるからである。
図5は赤ちゃんの体を円錐に見立てた状態を示している。図中、θはウエスト部(点A)における接線に対する垂線と、体の中心に向かう水平線のなす角度を表し、Fは弾性体の締め付け力を示し、PはFに起因する摩擦力を示し、f1はFに起因するズレ落ち力を示し、f2は垂直抗力を示している。ここで、f1=Fsinθであり、またP=νN=νf2=νFcosθ(νは摩擦係数を表す)であるから、点Aにおける下方に向くずれ落ち力Zは次式で表される。
Z=f1−P=Fsinθ−νFcosθ=F(sinθ−νcosθ)
この式から、ウエスト部がずれ落ちの生じる状態にある場合、締め付け力(F)が大きい程ずれ落ち力が大きくなることが理解できる。
前述した通り、第1領域71におけるおむつ1の着用時の圧力は1.1〜2.5kPaである。第1領域71におけるおむつ1の着用時の圧力が1.1kPa未満であると、おむつ1の第1領域71を着用者の腸骨領域に固定することが困難となり、その結果おむつ1がずれ落ちてしまい、着用状態でのおむつ1の外観が非常に低下してしまう。特に、おむつ1の股下部Cでのだぶつきが顕著になってしまい、また尿および便の漏れの原因となる。一方、第1領域71におけるおむつ1の着用時の圧力が2.5kPa超であると、着用者の身体を過度に締め付けてしまうほか、おむつ1の装着操作が困難になってしまう。おむつ1のずれ落ちを一層効果的に防止し、また着用状態でのおむつ1の外観やおむつ1の装着操作を一層向上させる観点から、第1領域71におけるおむつ1の着用時の圧力は1.1〜2.0kPaであることが好ましく、1.2〜1.8kPaであることが更に好ましい。
第1領域71におけるおむつ1の着用時の圧力は、例えば第1弾性部材71aの素材や太さ、伸長率、或いは配設間隔を調整することでコントロールすることができる。
第1領域71におけるおむつ1の着用時の圧力は、Mサイズおむつにおいては周長が460mm、Lサイズにおいては周長が500mm、Bigサイズにおいては周長が530mmの円筒におむつ1を装着し、装着圧測定装置((株)エイエムアイ・テクノ製の接触圧測定器(AMI3037−2))によって測定される。各サイズの規定は、着用する幼児の体重によってされており、Mサイズは6〜10kg、Lサイズは9〜14kg、Bigサイズは12〜26kgの体重の幼児を対象としている。通常、使い捨ておむつは、その包装袋やパンフレット等に、そのおむつが着用者として想定する幼児の体重が範囲で表示されている。その表示された体重の範囲が、上記の2つ以上のサイズに跨っている場合、表示範囲の下限値が6kgを下回っている場合、又は表示範囲の上限値が26kgを上回っている場合(上限値が表示されていない場合を含む)には、上記のサイズ毎の範囲と表示された範囲の重なりが最も大きくなるサイズのおむつであると判断する。例えば、表示された体重の範囲が、6〜10kg、7〜10kgの場合は、何れもMサイズと判断し、表示された体重の範囲が、9〜14kgの場合は、Lサイズと判断し、12〜22kg、12kg以上(上限の表示なし)、12〜17kg、12〜20kg、13〜25kg等の場合は、何れもBigサイズと判断する。
装着圧の具体的な測定法は以下の通りである。
〔第1領域71の圧力の測定方法〕
φ=15mmのエアパックを用い、ウエスト開口部の先端部(上端部)にエアパックの中心が位置するようにセットし、装着圧(P1)を測定する。エアパックをセットするおむつ幅方向の位置は、おむつの左右両側縁と、吸収性コア41の左右両側縁の位置又はその延長線(各側縁の長手方向の端からおむつ長手方向と平行に延びるように引いた延長線)との間の中心とする(図3中、Eの位置)。続いておむつ1の長さ方向に5mmエアパックの中心を移動させ装着圧(P2)を測定する。同様に5mm間隔で測定を行い、P3,P4,P5,・・・,Pnを得る。P1ないしPnの測定は外包材11における、ウエスト開口部からレッグ開口部までの左右両側部どうしが互いに接合されている範囲にわたって行う。P1は、腹側部の左右2箇所で、各箇所について2回測定し、合計4点の測定結果の平均値を、腹側部における、第1領域(サイド伸縮領域)の装着圧とする。装着圧P2〜Pnも同様にして測定する。背側部においても、P1〜Pnのそれぞれについて合計4点の測定を行い、それらの平均値を背側部の装着圧とする。P1からPnの値において1.1〜2.5kPaに連続的に該当する部位間の距離を第1領域71の幅とする。例えば、P3からP6までが該当する場合、領域の幅=(6−3)×5=15mmとする。またその時の第1領域71の中心は測定点3と測定点6の中点とする。
円筒の周長をサイズによって460mm、500mm、530mmとした理由は、
本実施形態のおむつ1を着用する主たる対象者である幼児の腹まわりの長さの平均が
おおよそ460mm、500mm、530mmであることによる。なお、ここで言う
腹まわりの長さは、幼児の姿勢が変化した時の腹まわりの周長の変化を考慮し、立位
および座位で測定した腹まわりの平均値である。成人用のおむつの場合には、周長4
60mm、500mm、530mmの円筒に代えて、周長850mmの円筒を用いる
着用者の腸骨稜から上前腸骨棘にかけての部位には一定の幅があり、当該幅の範囲内でおむつ1の第1領域71を当該部位に固定することで、おむつ1のずれ落ちを効果的に防止することができる。この観点から、本実施形態のおむつ1においては、第1領域71の幅(つまり、おむつ1の長手方向に沿う第1領域71の長さ)W1を12〜35mmとしている。この幅Wが20〜35mm、特に25〜30mmであると、おむつ1のずれ落ちを一層効果的に防止することができ、また着用状態でのおむつ1の外観やおむつ1の装着操作(はかせやすさ等)を一層向上させることができる。
おむつ1を着用した状態で、第1領域71が着用者の腸骨稜から上前腸骨棘にかけての部位に当接するようにするためには、おむつ1の寸法と着用者の体格との関係が重要である。例えばパンツ型おむつの主たる着用対象者である幼児を考えた場合、おむつ1の展開状態において、腹側部Aの第1領域71の中心位置(おむつ1の長手方向における中心位置)C71とおむつ1の長手方向中心線CLとの間の距離K1(図3参照)を180〜230mmとし、且つおむつ1の展開状態において、背側部Bの第1領域71の中心位置(おむつ1の長手方向における中心位置)C71とおむつ1の長手方向中心線CLとの間の距離K2(図3参照)を180〜230mmとすることで、第1領域71を着用者の腸骨領域に首尾良く当接させることができる。この値はパンツおむつの主たる着用対象者である幼児約350人の身体計測を実施して決定されたものである。具体的には図6に示すように、上前腸骨棘の水平位置高さにある腹側部左右中心点を上前腸骨棘高前中心とし、背側部を上前腸骨棘高後中心とすると、上前腸骨棘高前中心から股下を経由し上前腸骨棘高後中心までの長さを上前腸骨棘高前後長とし、この上前腸骨棘高前後長におむつの材料による厚み等を考慮した必要長を加えて得られた数値を二分したものである。当該距離K1およびK2を185〜220mm、特に195〜215mmとすることで、第1領域71を着用者の腸骨領域に一層首尾良く当接させることができる。
成人用のおむつの場合には、当該距離K1およびK2を300〜350mm、特に
305〜335mmとすることで、第1領域71を着用者の腸骨領域に一層首尾良く
当接させることができる。
第1領域71は腹側部A及び背側部Bに存在するが、腹側部A及び背側部Bにおける装着時の圧力は全く同じである必要はない。即ち、腹側部A及び背側部Bにおける第1領域71の装着時の圧力が1.1〜2.5kPaであることを満たせば、弾性体の素材、太さ、伸長率、配設間隔は腹側部A及び背側部Bにおいて異なっていてもよい。しかし、腹側部A及び背側部Bの第1領域71の構成が過度に異なると、外包材11における長手方向前後端部の左右両側部どうしが互いに接合されている部位が、装着時において前後いずれかにずれてしまい、おむつ1の外観に不具合が生じることがある。そこで、腹側部A及び背側部Bにおける第1領域71の装着時の圧力の大きい方をA、小さい方をBとした時、(A−B)/Aの比が30%以内であることが好ましい。
本発明において、おむつ1の長手方向中心線CLとは、おむつ1の腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とが実質的にずれることなく互いに接合されている場合においては、おむつ1の展開状態におけるA1、B1の中点を通るおむつ幅方向に沿う直線のことをいう(図3参照)。これと異なり、例えば図7(a)及び(b)に示すように、腹側部Aの両側縁A1,A2が、背側部Bの両側縁B1’,B2’と接合されておらず、両側縁B1’,B2’よりも長手方向内方の位置であるB1,B2において接合されている場合においては、B1,B2からB1’,B2’にかけての領域をないものと仮定した上で、前述と同様に、おむつの長手方向中心線を定める。
なお、おむつ1の展開状態における外包材11の全長Lは任意に設定可能であるが、おむつ装着時および使用後の「すっきり感」および「ずれ落ち防止性」を考慮すると、460〜520mmに設定することが好ましい。また「装着時の安心感」を考慮すると、おへそを完全にカバーすることが望ましく、その観点から490〜580mmに設定することが好ましい。
先に述べた通り、本実施形態におむつ1においては、主として、第1領域71に配された第1弾性部材71aによる締め付け力によっておむつ1を着用者の身体に固定している。換言すれば、従来のパンツ型おむつと異なり、ウエスト開口部5に配された弾性部材による締め付け力は、本実施形態のおむつ1においては、おむつ1を着用者の身体に固定するための主たる手段ではない。逆にウエスト開口部5の締め付け力を高くしてしまうと、おむつ1のずれ落ちが助長されてしまうことが本発明者らによって確認されている。この観点から、本実施形態のおむつ1においては、おむつ着用時のウエスト開口部5の圧力は、従来のパンツ型おむつのそれよりも低い値である0.3〜1.5kPaとなされている。この圧力は、おむつ着用時の第1領域71の圧力の平均値よりも0.5〜1.0kPa低いことが好ましい。また、おむつ着用時のウエスト開口部5の圧力を前記範囲内とすることで、おむつ1の着用時にウエスト開口部5を拡開しやすくなり、装着操作を行いやすくなるという利点もある。なおウエスト開口部5の圧力が0.3kPa未満であると、装着する前のおむつ1の自然長が大きくなり、衣服として見たときの見映えが悪い等の不具合が生じることがある。
おむつ着用時のウエスト開口部5の圧力が、より好ましくは0.4〜1.2kPa、更に好ましくは0.4〜1.0kPaとなされていると、おむつ1のずれ落ちを一層効果的に防止することができる。ウエスト開口部5の圧力は、先に述べた第1領域71の圧力と同様の方法によって測定することができる。即ち、おむつ1のウエスト開口部5に、周長が460mm(Mサイズのおむつの場合)、500mm(Lサイズのおむつの場合)又は530mm(Bigサイズのおむつの場合)の円筒を挿入(装着)し、ウエスト開口部の先端部よりおむつ長手方向に15mmの位置に装着圧測定装置のエアパックの中心を位置させ装着圧を測定する。測定は円周方向に50mm間隔にて10点行い、その平均値をもってウエスト開口部の圧力とする。図7(a)及び(b)に示すように、腹側のウエスト開口部の端縁の位置と、背側のウエスト開口部の端縁の位置とがずれている場合は、腹側と背側とが重なっている領域のうち、最も端部寄りの位置をもってウエスト開口部とする。ウエスト開口部5の圧力は、例えばウエスト部弾性部材51の素材、太さや伸長率、或いは配設間隔を調整することでコントロールすることができる。
おむつ1においては、レッグ開口部に実質的に沿って弾性部材61a,61bが伸長状態で配されていることが好ましい。そして、おむつ着用時のレッグ開口部6の圧力が、1.0〜2.4kPa、特に1.2〜2.2kPaとなされていることが好ましい。おむつ着用時のレッグ開口部6の圧力が前記範囲内であることによって、レッグ開口部6の開口端が着用者の鼠蹊部に適正にフィットし、着用者の脚周りからの液漏れを効果的に防止することができる。また、使用時において排尿/排便に起因しておむつ1の股下における重量が増加しても、股下において吸収体が着用者の身体から離間することが防止され、着用中のおむつ1の外観の低下及び尿や便の漏れが防止される。その結果、着用状態のおむつ1を良好な状態に保つことができる等の効果を得ることができる。
レッグ開口部の装着圧は次の方法で測定される。装置/エアパックはウエスト開口部の測定と同じである。おむつ1のレッグ開口部6に周長300mmの円筒を挿入(装着)し、弾性部材61a,61bが配置された部位にて円周方向に50mm間隔で6点測定を行う。弾性部材61a,61bが複数本存在する場合は、該弾性部材が配置されている領域の幅中心点にて測定を行う。右足および左足計12点の平均値をレッグ開口部6の装着圧とする。レッグ部弾性部材61a,61bが完全に、あるいは部分的にないものに関しては相当部位における側方カフス弾性部材81が配置されている領域の装着圧をもってレッグ開口部の装着圧とする。円筒の周長を300mmとした理由は、本実施形態のおむつ1を着用する主たる対象者である幼児の鼠蹊部(足まわり)の長さの平均がおおよそ300mmであることによる。
更に本実施形態のおむつ1においては、おむつ着用時の、第1領域71、ウエスト開口部5及びレッグ開口部6以外の領域、例えば第1領域71とレッグ開口部6との間に位置する第2領域72の圧力が好ましくは0.2〜0.8kPa、更に好ましくは0.3〜0.6kPaになされている。これによって、おむつ1を着用者の身体に適度な圧力で密着させることができ、液漏れを効果的に防止することができる。第2領域72は、おむつ1を着用した場合に、着用者の腸骨領域の下側の領域(下腹部)に当接する。第2領域72の幅(つまり、おむつ1の長手方向に沿う第2領域72の長さ)W2は40〜70mm、特に45〜65mmであることが好ましい。
これに関連して、おむつ1においては、おむつ着用時の、ウエスト開口部5、第1領域71及び第2領域72の圧力を比較したときに、第1領域71の圧力が最も高く、次いでウエスト開口部5の圧力が高く、第2領域72の圧力が最も低いことが好ましい。各部位の圧力にこのような序列を設けることで、着用中のおむつ1のずれ落ちが効果的に防止されるのみならず、おむつ1が着用者の身体に違和感なく密着し、液漏れが効果的に防止される。
本発明の使い捨ておむつは、一対のサイド伸縮領域間に吸収体を大きく入り込ませた使い捨ておむつに比較して、吸収体の長手方向の長さが短くなる傾向があるが、上述したように、ずれ落ちが生じにくく、吸収体の吸収能力が効率良く活用されるため、そのような使い捨ておむつと同等の吸収性能が得られる。
吸収性能の維持・向上の観点から、本発明における吸収体4は、図8に示すように、股下部Cの中央部、特におむつ長手方向中心線CLの位置において、吸収性コア41が、中央部分41Cと、該中央部分41Cの両側に位置する側部部分41Sとに隙間43又はスリットを介して分離されていることが好ましい。図8中、符号42は、吸収性コア41の肌当接面側及び非肌当接面側を被覆するティッシュペーパー(台紙)であり、図8に示す各吸収体4は、吸収性コア41の肌当接面側を被覆する部分を除去して示してある。吸収体4は、吸収性コア41を被覆するティッシュペーパー(台紙)のみからなる部分を含めて、サイド伸縮領域(第1領域)の中央位置よりウエスト開口部側に存在しないことが好ましい。換言すれば、吸収体4の端部4a,4bとウエスト開口部との間を構成するシート材は、不織布のみであることが好ましい。ここでいう不織布は、単層のもの、多層のもの、不織布と不織布化されていないウエブとを部分的に接合したもの等を含む。
中央部分41Cと側部部分41Sとに分離することにより、おむつ着用時に、左右の側部部分41Sが着用者の肌側に立ち上がって、その間にポケット状の凹部が形成されるため、漏れが防止されると共に吸収体4の吸収能力が有効に活用されるため、吸収体の長手方向の長さを短くしても、充分な防漏性能が得られる。吸収体4の中央部分41Cは、多層構造を有していることが好ましい。例えば、図8(d)は、図8(a)の吸収体における中央部分41Cを上層41cと下層41dとからなる2層構造としたものである。図8(b)や図8(c)の吸収体4の中央部分41Cも同様に2層構造等の多層構造とすることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されるものではない。例えば前記実施形態のおむつ1においては、おむつの腹側部A及び背側部Bそれぞれにおけるウエスト開口部とレッグ開口部との間に、サイド伸縮領域としての第1領域71を有し、腹側部A及び背側部Bにおける吸収体の端部4a、4bが何れも、第1領域71の中心位置よりもウエスト開口部側に入り込んでいないが、腹側部A及び背側部Bの何れか一方のみに第1領域71が形成され、その第1領域71の中心位置よりもウエスト開口部側に吸収体が配されていない形態であっても良い。但し、少なくとも腹側部A側に、左右一対のサイド伸縮領域が形成され、そのサイド伸縮領域の中心位置よりもウエスト開口部側に吸収体が配されていないことが好ましい。
また、図9に示すように、ウエスト開口部51と第1領域71との間に第3領域7
3が設けられていてもよい。また、上述した使い捨ておむつ1においては腹側部Aの
両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合してサイドシール部
を形成したが、これに代えて、ホック、ボタン、面ファスナーなどの各種係合部材で
予め係合させて、パンツ型の形状となしてもよい。また腹側部Aの両側縁A1,A2
と背側部Bの両側縁B1,B2との接合又は係合位置は、身体の真横の位置に限られ
ず、身体のやや前寄り又は後寄りの位置であってもよい。
更に、上述した使い捨ておむつ1においては外包材11を外層及び内層不織布12,13から構成したが、外包材の材料はこれに限られず、例えば不織布と撥水性シートとの積層シートであってもよい。上述した使い捨ておむつ1においては、おむつの輪郭を画成する外包材11と、その上に載置される吸収体本体10とからおむつ1が構成されていたが、これに代えて、表面シート及び裏面シートによっておむつの輪郭を画成させ、両シート間に吸収性コアを介在配置してもよい。また、おむつの腹側部及び背側部における吸収性コアの左右両側部から外方へ延出する部位を、弾性パネル材から構成してもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されるものではない。
〔実施例1及び2〕
図1ないし図3に示すパンツ型おむつを作製した。作製した各おむつは、おむつの腹側部及び背側部それぞれに、おむつ着用時の圧力が1.1〜2.5kPaであり且つ該圧力がウエスト開口部の圧力よりも高くなされた一対のサイド伸縮領域を有していた。
実施例1のおむつには、パルプ繊維を主体とする繊維及び高吸収性ポリマーの混合積繊物からなる積繊部と、ティッシュペーパーのみからなる非積繊部とを有する吸収体を使用し、その吸収体は、腹側部及び背側部のいずれにおいても、非積繊部も含め吸収体の一部も一対のサイド伸縮領域間に入り込まないように配置した。
実施例2のおむつには、実施例1と同様の吸収体を使用したが、その吸収体は、腹側部及び背側部のいずれにおいても、非積繊部のみが一対のサイド伸縮領域間に入り込むように配置した。尚、非積繊部は、サイド伸縮領域の中心位置から10mm程度、ウエスト開口部側まで入り込んでいた。尚、外層不織布は、実施例1及び2のいずれも、坪量20g/m2の撥水性エアースルー不織布から構成し、内層不織布は、坪量16ないし17g/m2の撥水性スパンボンド不織布から構成した。
〔比較例〕
長手方向の略全体が吸収性コアを内包する積繊部となっている吸収体を使用し、該吸収体を、腹側部及び背側部のいずれにおいても、積繊部が、サイド伸縮領域の中心位置から10mm程度、ウエスト開口部側まで入り込んだ構成とした以外は、実施例1と同様のおむつを作製した。
〔評価〕
実施例及び比較例の各おむつについて、一対のサイド伸縮領域間の領域の剛性及び厚みを下記方法により測定した結果、実施例1は、20.0cN、0.68mm、実施例2は、212.7cN、1.72mm、比較例は、378.4cN、4.66mmであった。
<剛性の測定方法>
剛性の測定はリングクラッシュ法(JIS P 8126)に準拠して行った。試験片はおむつ長さ方向においては第1領域(サイド伸縮領域)の中心位置C71を中心に20mm、幅方向はおむつ幅方向中心を中心に150mmの領域を切り出して試験片とした。試験片の採取においては表面を上にして伸縮部材の影響がなくなるまで幅方向に伸ばした状態でいった。採取した試験片のおむつ幅方向の両側縁10mmをあわせ表が外側になるようにリング状にし、試験機の加圧板の中央に置いた。試験片が圧壊するまで毎分10mmの一定速度で荷重を加え、圧解したときの最大荷重を記録した。5回ずつ測定を行い、その平均値を剛性とした。
<厚みの測定方法>
厚みの測定は非接触式の厚み測定計((株)KEYENCE製のレーザー(LK−080))を用い、測定した。展開した状態のおむつを伸縮部材の影響がなくなるまで幅方向に伸ばし、測定点に板(50mm×50mm、62.3g)を置き、この板の中心部分で測定した。測定点はおむつ長さ方向においては第1領域(サイド伸縮領域)の中心位置C71、幅方向はおむつ幅方向中心とした。5回ずつ測定を行い、その平均値を厚みとした。
<おむつ幅方向の装着圧の均一性の評価>
各おむつを、上述した第1領域の圧力の測定方法と同様にして、実施例1及び比較例のおむつ(何れもMサイズ)は周長460mmの円筒に、実施例2のおむつ(Lサイズ)は500mmの円筒に装着し、その状態で、おむつ腹側部側の一対のサイド伸縮領域について、おむつ幅方向において装着圧が均一であるか否かを評価した。いずれのおむつも、おむつの側縁から吸収性コアの側縁の位置までの、おむつ幅方向の距離が60〜70mmであった。各おむつについて、その側縁(サイドシール)からおむつ幅方向の中央方向(サイドシールから離れる方向)に10mm離間した位置を開始点とし、その位置にエアパックの中心を位置させて装着圧を測定した。次いで、エアパックを挟み込む位置を、おむつ幅方向の中央方向に10mmずつ移動させ、その各部において装着圧を測定した。表1に測定結果を示した。
Figure 2007029479
表1に示す結果から明らかなように、各実施例のおむつは、サイド伸縮領域の装着圧が、おむつ幅方向において比較的均一性であることが判る。一対のサイド伸縮領域それぞれが、おむつ幅方向において比較的均一な圧力で着用者にフィットすることにより、ずれ落ちが効果的に防止される。
また、一対のサイド伸縮領域間の領域の剛性が比較的低く、サイド伸縮領域の領域が、皮膚の縦方向の伸縮に追従して、おむつの一部が膨らんだり元に戻ったりする変化を繰り返すので、おむつ内部の空気の循環が促進され、ムレやかぶれが生じにくくなる。
これに対して比較例のおむつは、吸収性コアの近傍において、装着圧が顕著に低下しており、ずれ落ち防止の観点から好ましくない。また、一対のサイド伸縮領域間の領域の剛性が高く、サイド伸縮領域間の領域が、皮膚の縦方向の伸縮に追従して変形しにくいので、おむつ内部の空気の循環が促進されない。
本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すおむつを組み立てる前の状態を示す分解斜視図である。 図2における外包材の展開状態を示す平面図である。 腸骨を示す説明図である。 着用者のウエスト部におけるずれ落ち力の算出方法を示す説明図である。 上前腸骨棘高前後長の測定方法を示す説明図である。 図7(a)は本発明のおむつの別の実施形態を示す斜視図であり、図7(b)は図7(a)に示すおむつの展開状態を示す平面図である。 本発明のおむつに用いる好ましい吸収体の例を示す吸収体の一部破断平面図である。 本発明のおむつの別の実施形態を示す、展開状態での平面図である。
符号の説明
1 パンツ型使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収性コア
4a,4b 吸収体の長手方向の端部
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
71 第1領域(サイド伸縮領域)
72 第2領域

Claims (3)

  1. ウエスト開口部と一対のレッグ開口部とを有するパンツ型の使い捨ておむつにおいて、
    おむつの腹側部及び/又は背側部における前記ウエスト開口部と前記レッグ開口部
    との間に、おむつ着用時の圧力が1.1〜2.5kPaであり且つ該圧力がウエスト
    開口部の圧力よりも高くなされた左右一対のサイド伸縮領域を有しており、
    一対の前記サイド伸縮領域間における、前記サイド伸縮領域の中心位置よりも前記
    ウエスト開口部側に吸収体が配されていないか、又は、一対の前記サイド伸縮領域間
    における、前記サイド伸縮領域の中心位置よりも前記ウエスト開口部側に吸収体の一
    部分が存在するが、該一部分は、該吸収体の非積繊部のみである、パンツ型使い捨て
    おむつ。
  2. 幼児用の使い捨ておむつであり、おむつの展開状態において、長手方向中心線から腹側部の前記サイド伸縮領域の中心位置までの距離が180〜230mmである請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 腹側部における前記サイド伸縮領域が、おむつを着用したときに着用者の腸骨稜から上前腸骨棘にかけての部位に当接する部位に形成されている請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。

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