JP4357384B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は、パンツ型使い捨ておむつ、特に幼児用のパンツ型使い捨ておむつに関する。
パンツ型使い捨ておむつにおいて、ウエスト開口部とレッグ開口部との間に、おむつの幅方向に延びる弾性部材を配したものが知られている。例えばおむつの少なくとも腹側が、コアの前端縁を境とする上下各最大20mmの範囲で画成される第1胴周り域と、該第1胴周り域とレッグ開口部との間に画成される第2胴周り域とを有し、第1胴周り域における弾性部材の各々の配列間隔寸法を、第2胴周り域における弾性部材の各々の配列間隔寸法よりも小さくしたパンツ型使い捨ておむつが提案されている(特許文献1参照)。このおむつは、第1胴周り域及び第2胴周り域における一定面積の当たりの面圧を実質的に等しくしつつ、肌に対する密着性に関し、第1胴周り域を第2胴周り域よりも良好にすることで、おむつの着用感を損なうことなく漏れを防止しようとするものである。
また弾性部材の配設間隔を、レッグ開口部に向かうに連れて漸次狭くなるようにすることで、着用者の胴部腰骨の上部に強い収縮力が働くようにしたパンツ型使い捨ておむつも知られている(特許文献2参照)。
また、おむつの幅方向に延びる弾性部材が配されたウエスト開口部の伸縮部とレッグ開口部との間に、弾性部材を揺動させて配したパンツ型使い捨ておむつが知られている(特許文献3)。
特開平9−84826号公報 実開平6−421号公報 特開平7−299094号公報
しかしこれらのおむつでは、着用中におむつがずれ落ちて外観が低下し、またずれ落ちに起因して着用者が動きにくくなるおそれがある。また、ウエスト開口部に強い締め付け圧が加わるので、おむつを着用させにくくなるおそれがある。
従って、本発明の目的は、おむつのズレ落ち、特にウエスト開口部の上端縁のズレ落ちが生じにくく、外観的にも機能的にも優れたパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型の使い捨ておむつにおいて、腹側部に、帯状の伸縮領域が、その両端部がサイドシール部の上端部に位置すると共にその中央部が股下部に近づくように、湾曲させて形成されており、展開状態のおむつであって、長手方向中心線と、前記両端部における前記伸縮領域の中心位置との間の距離が180〜220mmである、パンツ型使い捨ておむつを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、コンパクトであり、且つウエスト開口部の上端縁がズレ落ちにくく、外観的にも機能的にも優れている。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実施形態の斜視図が示されている。図2には、図1に示すおむつの展開状態を示す平面図が示されている。図2(a)には、外包体に吸収性本体が固定された状態、図2(b)には、吸収性本体を取り除いた状態が示されている。
本実施形態のおむつ1は、液透過性の表面シート2、液撥水性の裏面シート3及び両シート2、3間に介在配置された液保持性の吸収性コア4を有する実質的に縦長の吸収性本体10と、該吸収性本体10の裏面シート3側に配された外包材11とを備えている。
外包材11は、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状をしており、おむつの輪郭を画成している。外包材11はその長手方向において、着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとに区分される。腹側部A及び背側部Bは、外包材11の長手方向前後端部に相当し、股下部Cは外包材11の長手方向中央部に相当する。外包材11は、その腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とが互いに接合されて、おむつ1にはウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成されている。この接合によって、おむつ1の左右両側縁には一対のサイドシール部Sが形成されている。この接合には例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール等が用いられる。
表面シート2及び裏面シート3はそれぞれ矩形状であり、吸収性コア4は、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状であり、これらは一体化されて縦長の吸収性本体10を形成している。表面シート2及び裏面シート3としては、従来この種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。また吸収性コア4は、高吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成されており、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されている。
図2に示すように、吸収性本体10の長手方向の左右両側には、液抵抗性ないし液撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8、8が形成されている。各側方カフス8は、吸収性本体10の長手方向に沿って固定端部及び自由端部を有している。固定端部は、表面シート2に固定されている。更に、固定端部及び自由端部は、吸収性本体10の長手方向両端部(図2における上下方向の端部)において表面シート2に固定されている。一方、自由端部の近傍には、側方カフス弾性部材81が伸張状態で配されている。着用時には、弾性部材81が縮むことにより側方カフス8が起立して、吸収性本体10の幅方向への液の流出が阻止される。
外包材11は、少なくとも二枚の不織布、即ち外層不織布12と該外層不織布12の内面側に配された内層不織布13とを有している。外層不織布12はおむつ1の外面をなし、内層不織布13は外層不織布12の内面側に、ホットメルト粘着剤等の接着剤によって接合されている。
腹側部Aには、図2に示すように、複数本のウエスト部弾性部材51Aが伸長状態で湾曲させて配されており、これにより、腹側部Aにおけるウエスト開口部5の開口周端縁5Aの近傍に、帯状のウエスト伸縮領域53が形成されている。
ウエスト伸縮領域53は、その長手方向両端部53S,53Sがサイドシール部Sの上端部に位置すると共にその中央部53Cが股下部Cに近づくように、湾曲している。即ち、ウエスト伸縮領域53は、その中央部53Cが股下部Cの方向に向かって凸となるように湾曲しており、より具体的には、中央部53C付近の股下部方向に向かって凸の円弧状部分の両側に、その円弧状部分とは凸の向きが逆の円弧状部分が連続しているような形状(サインカーブ状)に湾曲している。ウエスト伸縮領域53を形成する各ウエスト部弾性部材51Aも、同様の形状に湾曲している。
サイドシール部Sの上端部とは、サイドシール部Sの上端Uから30mm迄の範囲内である。ウエスト伸縮領域5は、その両端部において、その幅の半分以上がこの範囲内に入っていることが好ましく、その幅の全体ないしほぼ全体がこの範囲内に入っていることがより好ましい。
外包材11の背側部B側の端部にも、複数本のウエスト部弾性部材51Bが伸長状態で配されている。これにより、背側部Bにおけるウエスト開口部5の開口周端縁5Bの近傍に、おむつ幅方向と平行に延びる帯状のウエスト伸縮領域54が形成されている。腹側部Aのウエスト伸縮領域53と背側部Bのウエスト伸縮領域54とは、腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合(接合部分)させたときに、両領域の端部同士が重なるか、両領域の端部同士が近接して実質的に連続する伸縮部を形成するようになされている。これによって、図1に示すように、おむつ1のウエスト開口部5の付近には実質的に連続したリング状のウエストギャザーが形成される。
尚、図2においては、他の弾性部材との区別の便宜上、ウエスト部弾性部材51A及び51Bを実線で示してあるが、これらは、何れも外包体11を構成する外層不織布12と内層不織布13との間に伸張状態で挟持固定されている。
おむつ1を展開した状態において、両端部53Sにおけるウエスト伸縮領域53の中央位置T1と、長手方向中心線(おむつ幅方向に延び、おむつ長手方向全長L1を2等分する線)CLとの間の距離La〔図2(a)参照〕、及び、背側部Bにおける該中央位置T1に対応する位置T2と、長手方向中心線CLとの間の距離Lb〔図2(a)参照〕はそれぞれ180〜220mmとなっている。これらの値は従来技術と比較すると小さい値となっている。
両端部53Sにおけるウエスト伸縮領域53の幅W1〔図2(b)参照〕が、30mmを超える場合には、該ウエスト伸縮領域53の開口周端縁5A側の端からおむつ長手方向に30mmまでの範囲をウエスト伸縮領域53として、その中央位置を定める。
前記距離La〔図2(a)参照〕が180〜220mmであると、パンツ型おむつの主たる着用対象者である幼児に着用させた際に、ウエスト伸縮領域53を、おむつのズレ落ちを顕著に低減できる部位に当接させることができ、且つおむつ腹側部における、長さ方向上端縁が、前記伸縮領域の湾曲形状に沿った形状になっているため、おむつ着用時の外観はとてもコンパクトで良好なものになる。また、前記距離LaとLbとは同じ長さであることが好ましい。
おむつのズレ落ちを顕著に低減できる部位とは、着用者の腸骨稜から上前腸骨棘にかけての部位(以下、腸骨領域ともいう)である。腸骨稜及び上前腸骨棘は解剖学の用語である。腸骨稜とは、図3において9aで示される部位であり、上前腸骨棘とは同図において9bで示される部位である。
おむつのズレ落ちを生じにくくする観点から、ウエスト伸縮領域53は、その少なくとも一部が、上前腸骨棘と重なるように配されることが好ましい。
上述した180〜220mmという数値は、パンツおむつの主たる着用対象者である幼児約350人の身体計測を実施し、上前腸骨棘の水平位置高さにある腹側部左右中心点を上前腸骨棘高前中心とし、背側部を上前腸骨棘高後中心とすると、上前腸骨棘高前中心から股下を経由し上前腸骨棘高後中心までの長さを上前腸骨棘高前後長とし、この上前腸骨棘高前後長におむつの材料による厚み等を考慮した必要長を加えて得られた数値を2分したものである。
本実施形態のおむつ1は、ウエスト伸縮領域53が、おむつのズレ落ちを顕著に低減できる部位に高い確率で当接できるようになされており、しかもウエスト伸縮領域53が上述の通り湾曲させて形成されているため、おむつのズレ落ち、特にウエスト開口部の上端縁のズレ落ちが生じにくい。
即ち、従来、パンツ型おむつの着用中のずれ落ちを防止するためには、特に幼児用のパンツ型使い捨ておむつの着用中のずれ落ちを防止するためには、ウエスト開口部に配設する弾性部材の締め付け圧を高くして、該ウエスト開口部によってパンツ型おむつを着用者の身体に密着させることが有効であると考えられてきた(例えば、先に述べた特許文献2参照)。しかし本発明者らの検討の結果、パンツ型おむつの着用中のずれ落ちを効果的に防止するには、着用者の腸骨領域に対応するおむつの部位の締め付けが特に重要であり効果的であることが見出された。この理由は、着用者、特に幼児は、その身体的な特徴として腹部が前方に張り出しているので、当該張り出している部分の締め付け圧を高くすると、その締め付け圧が高い故にウエスト開口部が次第に絞り込まれて、腹まわりが細くなる部位(腸骨領域)にまで該ウエスト開口部がずれ下がってくるが、当該張り出している腹部ではなく、お腹の曲率の変動がほぼなくなる、着用者の腸骨領域に対応する部位を締め付けることにより、そのようなずり下がりを防止できるからである。
本発明においては、腹側部において帯状の伸縮領域が、その両端部がサイドシール部の上端部に存在し(ずれ落ちに必要な伸縮領域より上の部分におむつ本体をなす材は存在せず)、且つ、その長手方向の位置は従来のウエストギャザーよりもかなり下に位置する。よって、装着前/装着中のおむつの外観はコンパクトなもの(全長が短いものになるので)になり、且つ、必要な部分を適宜締めつけているので、ずれ落ち性も良好なものとなる。
本発明において、おむつの展開状態における全長は390〜480mmであることが好ましく、従来のものより、より小さいのもになっていることが理解できる。装着前/装着中のおむつのコンパクト性を考慮すると、前記全長は380〜470mmであることがより好ましく、380〜465mmであることが更に好ましい。
本実施形態のおむつ1によれば、着用者の腸骨領域に対応する部位に、ウエスト伸縮領域53を高い確率で当接できる上に、湾曲させたウエスト伸縮領域53が、前方に張り出した腹部の上ではなく、お腹の曲率の変動がほぼなくなる部位を締め付けることになるため、ズレ落ち力の発生が一層抑制されて一層ズレ落ちにくくなる。
着用者の腸骨領域に対応する部位に、ウエスト伸縮領域53をより確実に当接させる観点から、前記距離La、Lbは、185〜215mmであることが好ましく、185〜210mmであることがより好ましい。
また、ウエスト伸縮領域53は、両端部53S、53Sにおける中央位置T1と、中央部53Cにおける中央位置T3との間の距離L2〔図2(b)参照〕が、60〜95mmであることが好ましく、60〜90mmであることがより好ましい。中央部53Cにおける中央位置T3は、最も股下部C側に位置する部分における中央位置とする。
本実施形態のおむつ1においては、腹側部Aの上端縁5A、即ち、腹側部Aにおけるウエスト開口部の開口周端縁5Aが、ウエスト伸縮領域53の湾曲形状に沿った形状を有している。換言すれば、腹側部Aの上端縁5Aは、ウエスト伸縮領域53とほぼ平行をなしており、該ウエスト伸縮領域53よりも上方には、外包体10が殆ど延出していない。腹側部Aの上端縁5Aをおむつ幅方向と平行な直線状に形成して、ウエスト伸縮領域53上に外包体10が延出した部分を形成することもできるが、当該部分には、ズレ落ち力を発生させない観点から横方向の弾性部材を配さない方が好ましいので、当該部分にめくれが生じることがある。そのため、本実施形態のおむつ1においては、ウエスト伸縮領域53より上方に外包体10を殆ど延出させない構成としてある。外包体10が、腹側部Aの上端縁5Aの最も近くに配されたウエスト部弾性部材51Aから上方に延出する幅は、最も大きく延出する部分においても2cm以下、特に1cm以下であることが好ましい。
ウエスト伸縮領域53は、おむつ着用時の圧力が1.1〜2.5kPaとなされていることが好ましい。着用時の圧力を1.1kPa以上とすることで、ウエスト伸縮領域53による着用者の腸骨領域の締め付けが確実になり、おむつ1のずれ落ちによる外観の悪化や、股下部Cのだぶつきによる排泄物の漏れ等を効果的に防止することができる。一方、着用時の圧力が2.5kPa以下とすることで、着用者の身体を過度に締め付けてしまうことによる装着感や快適性の低下、おむつ1の装着操作が困難になること等を防止することができる。おむつ1のずれ落ちを一層効果的に防止し、また着用状態でのおむつ1の外観やおむつ1の装着操作を一層向上させる観点から、ウエスト伸縮領域53は、おむつ1の着用時の圧力が1.1〜2.0kPaとなされていることが好ましく、1.2〜1.8kPaとなされていることが更に好ましい。
おむつ1の着用時の圧力は、例えばウエスト伸縮領域53及び背側部B側のウエスト伸縮領域54それぞれに配する弾性部材の素材、太さや伸長率、或いは配設間隔を調整することでコントロールすることができる。
ウエスト伸縮領域53の着用時の圧力は、周長が500mmの円筒におむつ1を装着し、装着圧測定装置((株)エイエムアイ・テクノ製の接触圧測定器(AMI3037−2))によって測定される。
φ=15mmのエアパックを用い、ウエスト先端部よりおむつ長手方向に15mmの位置に前記エアパックの中心が位置するようにセットし、装着圧(P1)を測定する。その際、おむつ幅方向の位置は、図2(a)に符号Pで図示する通り、おむつの左右両側縁と前記吸収体の左右両側縁とのほぼ中心とする。測定は、腹側部において、左右各2点ずつ計4点測定を行い、平均値より腹側部の装着圧とする。同様に背側部においても、計4点測定を行い、平均値より背側部の装着圧とする。そして、腹側部の装着圧と背側部の装着圧との平均値を、ウエスト伸縮領域53の着用時の圧力とする。
円筒の周長を500mmとした理由は、本実施形態のおむつ1を着用する主たる対象者である幼児の腹まわりの長さの平均がおおよそ500mmであることによる。尚、ここで言うお腹まわりの長さは、姿勢変化時のお腹まわりの周長の変化を考慮し、立位および座位で測定したお腹まわりの平均である。
着用者の腸骨稜から上前腸骨棘にかけての部位には一定の幅があり、当該幅の範囲内でおむつ1のウエスト伸縮領域53を当該部位に固定することで、おむつ1のずれ落ちを効果的に防止することができる。この観点から、本実施形態のおむつ1においては、両端部53S,53Sにおけるウエスト伸縮領域53の幅W1(つまり、おむつ1の長手方向に沿う長さ)を15〜35mmとしている。この幅W1が20〜35mm、特に25〜30mmであると、おむつ1のずれ落ちを一層効果的に防止することができ、また着用状態でのおむつ1の外観やおむつ1の装着操作(はかせやすさ等)を一層向上させることができる。
本実施形態のおむつ1においては、腹側部Aにおける、ウエスト部伸縮領域53とサイドシール部の下端Dとの間に、展開状態におけるおむつ幅方向と平行に弾性部材71が配された第2伸縮領域72を有しており、背側部Bにおける、ウエスト部伸縮領域54とサイドシール部の下端Dとの間にも、同様の伸縮領域を有している。
第2伸縮領域72は、使用中におけるおむつのずれ落ちを抑制するための主たる手段ではなく、よって第2伸縮領域72は、おむつ着用時の圧力が、ウエスト部伸縮領域53よりも低いことが、おむつを着用せしめる際の操作性(はかせやすさ)の観点から好ましい。第2伸縮領域72は、ウエスト伸縮領域53の着用時の圧力と同様にして測定した着用時の圧力(第2伸縮領域72の幅W2の中央位置において測定)が0.3〜0.8kPaであることが好ましく、特に好ましくは0.3〜0.6kPaである。これによって、おむつ1を着用者の身体に適度な圧力で密着させることができ、液漏れを効果的に防止することができる。第2伸縮領域72は、おむつ1を着用した場合に、着用者の腸骨領域の下側の領域(下腹部)に当接する。第2伸縮領域72の幅(つまり、おむつ1の長手方向に沿う第2領域72の長さ)W2は40〜70mm、特に45〜65mmであることが好ましい。第2伸縮領域72及び背側部B側の同様の伸縮領域に配された弾性部材71は、外層不織布12と内層不織布13との間に伸張状態で固定されている。
外包材11における左右両側の湾曲部には、レッグ部弾性部材61a、61bが配されている。各レッグ部弾性部材61a、61bは、前記湾曲部に沿って配されている。各レッグ部弾性部材61a、61bは、外層不織布12と内層不織布13との間に配されており、所定の接合手段によって、両不織布12、13に伸張状態で固定されている。各レッグ部弾性部材61a、61bは、その一端どうしが股下部Cにおいて重なり合っている。一方、他端は腹側部A及び背側部Bの各側縁の位置において終端している。各レッグ部弾性部材61a、61bは、おむつ1の腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合させたときに、両弾性部材61a、61bの端部同士が重なるように配されているか、両接合部分まで両弾性部材61a、61bの端部を連続配置されている。これによって、図1に示すように、おむつ1のレッグ開口部6、6の付近には実質的に連続したリング状のレッグギャザーが形成されている。
おむつ1は、実質的にレッグ開口部に沿って弾性部材が伸長状態で配されているのが好ましい。おむつ1は、着用時のレッグ開口部6の圧力が、1.0〜2.4kPa、特に1.2〜2.2kPaとなされていることが好ましい。おむつ着用時のレッグ開口部6の圧力が前記範囲内であることによって、レッグ開口部6の開口端が着用者の鼠蹊部に適正にフィットし、着用者の脚周りからの液漏れを効果的に防止することができる。また、使用時において排尿/排便によりおむつの股下における重量が増加した際においても、股下において吸収体が着用者の肌から離間することを防止し、使用中のおむつの外観および尿/便のもれを防ぐといった観点から、おむつを良好な状態に保つことができる等の効果を得ることができる。
<レッグ開口部の装着圧測定法>
レッグ開口部の装着圧は、ウエスト伸縮領域の着用時圧力に用いたものと同じ装置及びエアパックを用いて測定することができる。
おむつ1のレッグ開口部6に周長300mmの円筒を挿入(装着)し、弾性部材61a、61bが配置された部位にて円周方向に50mm間隔で6点測定を行う。弾性部材61a、61bが複数本存在する場合は、該弾性部材が配置されている領域の幅中心点にて測定を行う。右足および左足計12点の平均値をレッグ開口部6の装着圧とする。
レッグ部弾性部材61a、61bが完全に、あるいは部分的にないものに関しては相当部位における側方カフス弾性部材81が配置されている領域の装着圧をもってレッグ開口部の装着圧とする。円筒の周長を300mmとした理由は、本実施形態のおむつ1を着用する主たる対象者である幼児の鼠蹊部(足まわり)の長さの平均がおおよそ300mmであることによる。
本実施形態のおむつ1は、その展開状態において、両端部53、53におけるウエスト部伸縮領域53の中央位置T1と、レッグギャザー形成用のレッグ部弾性部材61a、61bにおける、最もおむつ幅方向中央寄りに位置する部分のおむつ長手方向の位置T3との間の距離L3〔図2(b)参照〕〕が55〜100mmである。前記距離L3を上記範囲内とすることにより、レッグギャザーを着用者の鼠径部にフィットさせることができ、着用時における、レッグギャザーの位置の上下方向への変位を低減することができる。これにより、股下部Cに、おむつのだぶつきが発生することを有効に防止できると共に、着用中におけるレッグギャザーの位置が安定することで、ウエスト開口部の周縁端のズレ落ちを一層防止することができる。着用時に変位しにくいレッグギャザーとする観点から、前記距離L3は、60〜95mmであることが好ましく、60〜90mmであることがより好ましい。
また、同様の観点から、展開状態のおむつにおける、サイドシール部の下端間の距離L4〔図2(b)参照〕は、210〜280mmであることが好ましく、より好ましくは230〜270mmである。
上述した各部の弾性部材51A、51B、61a,61b,71としては、それぞれ、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、伸縮性不織布又はホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)、帯状(平ゴム)、ネット状(網状)又はフィルム状に形成したものが好ましく用いられる。
本発明は、上述した実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、サイドシール部は、腹側部Aの両側縁部と背側部Bの両側縁部とが、脱着自在な締結手段により脱着自在に接合されて形成されているものであっても良い。脱着自在な締結手段としては、機械的面ファスナーのオス部材とメス部材、ボタンとボタン孔等を挙げることができる。但し、従来のテープ止めおむつのように、パンツ型の形態とした状態で装着しない(できない)ものは、パンツ型おむつではない。
〔実施例1〕
図1及び図2に示す形態のパンツ型おむつを作製した。当該パンツ型おむつに用いた材料は以下の通りである。吸収性本体10における表面シート2は、坪量25g/m2の親水性エアースルー不織布から構成されている。裏面シート3は坪量20g/m2のポリエチレンシートから構成され、外包材11における外層不織布11は、坪量25g/m2の撥水性エアースルー不織布から構成され、内層不織布は、坪量18g/m2の撥水性スパンボンド不織布から構成されている。
〔実施例2〕
実施例1で用いた外包材に代えて、図4(a)に示す外包材を用いた以外は実施例1と同様にしてパンツ型おむつを作製した。
〔比較例1〕
実施例1で用いた外包材に代えて、図4(b)に示す外包材を用いた以外は実施例1と同様にしてパンツ型おむつを作製した。
〔比較例2〕
実施例1で用いた外包材よりもサイドシール部の長さを長くすると共に、ウエスト部伸縮領域53及び第2伸縮領域72の位置をそれぞれウエスト開口縁部方向にずらした外包材を用いる以外は、実施例1と同様にしてパンツ型おむつを作製した。
〔参考例〕
ウエスト部伸縮領域53のおむつ着用時の圧力が異なるように構成した外包材を用いる以外は、実施例1と同様にしてパンツ型おむつを作製した。
尚、上述した各おむつにおいて、弾性部材によって生じる圧力は、弾性素材の種類、および伸長率を変えることで調整した。
作製した各おむつの構成を表1に纏めた。表1中に示す各項目の内容は以下の通りである。
A:腹側部におけるウエスト部伸縮領域53が中央部にて湾曲しているか否か。湾曲している=○。湾曲していない=×
B:ウエスト部伸縮領域53の両端部において、該両端部がサイドシール部の上端部に存在するか否か。上端部に存在している=○。上端部に存在していない=×。
C:腹側部の上端縁が、ウエスト部伸縮領域53の形状に沿って湾曲しているか否か。ウエスト部伸縮領域53の形状に沿って湾曲している=○。ウエスト部伸縮領域53の形状に沿って湾曲していない=×。
D:おむつ長手方向中心線CLと、ウエスト部伸縮領域53の両端部における該伸縮領域53の中央位置との間の距離La(mm)。
E:装着時におけるウエスト部伸縮領域53の装着圧(kPa)。
〔評価〕
作製したおむつの性能を下記方法で評価し、結果を表1に示した。
1.コンパクト性
装着前のおむつの様子を観察し、以下の基準で評価した。
〇:コンパクト △:ややコンパクト ×:コンパクトでない
2.装着時のすっきり感
おむつをモニターに装着し、装着した状態のおむつの外観を観察した。
○:すっきり △:ややすっきり ×:すっきりしていない
3.ウエスト部弾性領域のずれ
おむつをモニターに装着し、60分間活動させた後のウエスト部弾性領域のずれおちの程度を観察した。
〇:ずれなし △:ややずれた ×:ずれた
4.上端部(先端部)の折れ
〇:折れなし △:やや折れた ×:折れた
Figure 0004357384
表1に示す結果から、本発明品(実施例1,2)は、コンパクトであり、装着時にすっきりした外観を呈し、ずれや上端部の折れといった不都合が生じないことが判る。実施例2は、腹側部中央において、ウエスト部伸縮領域53よりも上方の部分がやや折れやすいがほぼ問題がないレベルであった。
これに対して、比較例1は、ウエスト部伸縮領域53よりも上方の部分が折れ、実用上問題があった。比較例2は、使用中にウエスト部伸縮領域53の位置にずれが生じた。参考例は、締め付け力をかなり落としたものであり、そのため、ずれが生じやすくなったものである。
本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すおむつの展開状態を示す図で、(a)は、外包体に吸収性本体が固定された状態、(b)は、吸収性本体を取り除いた状態を示す平面図である。 腸骨を示す説明図である。 実施例及び比較例に用いたおむつの外包材を示す図であり、(a)は実施例のもの、(b)は比較例のものであり、(a)及び(b)は同一の縮尺で示されている。
符号の説明
1 パンツ型使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
53 ウエスト部伸縮領域(伸縮領域)
72 第2伸縮領域

Claims (6)

  1. 一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型の使い捨ておむつであって、
    腹側部に、帯状の伸縮領域が、その両端部がサイドシール部の上端部に位置すると共にその中央部が股下部に近づくように、湾曲させて形成されており、
    展開状態のおむつにおいて、長手方向中心線と、前記両端部における前記伸縮領域の中央位置との間の距離が180〜220mmであり、
    前記伸縮領域は、おむつを着用した場合に、その少なくとも一部が、上前腸骨棘と重なるように配されており、
    前記伸縮領域と前記サイドシール部の下端との間に、展開状態におけるおむつ幅方向と平行に弾性部材が配された第2伸縮領域を有しており、
    前記第2伸縮領域は、おむつを着用した場合に、着用者の腸骨領域より下側の領域に当接するように配されており、
    背側部における前記ウエスト開口部の開口周端縁の近傍に、おむつ幅方向と平行に延びる帯状のウエスト伸縮領域が形成されている、パンツ型使い捨ておむつ。
  2. 腹側部の上端縁が、前記伸縮領域の湾曲形状に沿った形状を有している請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記伸縮領域は、おむつ着用時の圧力が1.1〜2.5kPaとなされている請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 前記第2伸縮領域は、おむつ着用時の圧力が、前記伸縮領域よりも低い請求項1〜3の何れか記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 前記第2伸縮領域は、おむつ着用時の圧力が0.2〜0.8kPaとなされている請求項4記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  6. レッグ開口部の周縁部にレッグ部弾性部材が配されてレッグギャザーが形成されており、
    展開状態のおむつにおいて、前記両端部における前記伸縮領域の中央位置と、前記レッグ部弾性部材における、最もおむつ幅方向中央寄りに位置する部分のおむつ長手方向の位置との間の距離が55〜100mmである請求項1〜5の何れか記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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