JP3246354U - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】着用者の成長段階に応じた適切な吸収性物品を提供し得る吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性物品は、吸収容量が異なる複数種類の前側パッド2a~2cと、寸法が異なる複数種類の後側パッド3a~3cとを含み、複数の前側パッド2a~2cから任意に選択される前側パッドと、複数の後側パッド3a~3cから任意に選択される後側パッドとを組み合わせて使用可能であり、前側パッドは、着用者の腹側に配置され、後側パッドは、着用者の背側に配置され、両パッドは、着用者の股下域で連結された状態にして使用される。【選択図】図1
Description
本考案は、吸収性物品のシリーズに関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品の一種として、該吸収性物品において着用者の股間部に配される部分にて前側と後側とに分離可能に構成されたものが知られている。
例えば特許文献1には、ウエストが通される開口部を形成する前身頃部及び後ろ身頃部と、これら前後の身頃部から下方に延出した前フラップ部及び後ろフラップ部と、これら前後のフラップ部の下端部を重ね合わせた状態で接合し得る接合手段とを備えた、おむつが開示されている。
例えば特許文献1には、ウエストが通される開口部を形成する前身頃部及び後ろ身頃部と、これら前後の身頃部から下方に延出した前フラップ部及び後ろフラップ部と、これら前後のフラップ部の下端部を重ね合わせた状態で接合し得る接合手段とを備えた、おむつが開示されている。
特許文献2には、ウエスト開口部を形成する胴回り部と、該胴回り部の下端部に接合した前側部分及び後側部分とを備え、前側部分と後側部分とが連結手段によって着脱自在に連結される、パンツ型紙おむつが開示されている。
特許文献3には、前側本体部と後側本体部とを備え、後側本体部の左右側方に位置する延伸部のテープファスナーが、前側本体部のテープパネルに固着され、前側本体部の下方部内面に設けられたテープファスナーが、後側本体部の下方部外面のテープパネルに固着される、おむつが開示されている。
特許文献4には、前部と後部とが、股下部において前後方向に分離又は連結可能となっており、該後部の後身頃の上部両側から延出して、下腹部において互いに係止する帯体の外面に、前部が係止される、紙おむつが開示されている。
特許文献3には、前側本体部と後側本体部とを備え、後側本体部の左右側方に位置する延伸部のテープファスナーが、前側本体部のテープパネルに固着され、前側本体部の下方部内面に設けられたテープファスナーが、後側本体部の下方部外面のテープパネルに固着される、おむつが開示されている。
特許文献4には、前部と後部とが、股下部において前後方向に分離又は連結可能となっており、該後部の後身頃の上部両側から延出して、下腹部において互いに係止する帯体の外面に、前部が係止される、紙おむつが開示されている。
一般に、吸収性物品の主な着用者である乳幼児は、身体的成長が著しく、比較的短期間で身体が大きくなるとともに乳幼児特有の身体活動が活発になるため、吸収性物品としては、斯かる乳幼児特有の身体的成長に対応し、着用者の成長段階に応じた適切な寸法を有し身体に対するフィット性に優れることが要望される。より具体的には、特に生後ゼロ日から満1歳未満の乳幼児の時期においては、一日中寝て過ごす状態から、足をバタバタ動かしたり、寝返りが打てたり、お座りができる状態、次いで腹ばいで移動することができたり、つかまり立ちができる状態を経て、早い子は一人歩きができるようになる。この成長に伴う行動様式の変化は、吸収性物品の身体に対するフィット性に影響を与える。このように1年間で目まぐるしく成長する乳幼児用の吸収性物品としては、成長段階の乳幼児の行動様式に寄り添うことができ、身体に対するフィット性に優れることが要望される。
従来の吸収性物品は、このような着用者の身体的成長に対応した製品群の設計が十分になされておらず、改善の余地があった。
従来の吸収性物品は、このような着用者の身体的成長に対応した製品群の設計が十分になされておらず、改善の余地があった。
したがって本考案の課題は、着用者の成長段階に応じた適切な吸収性物品を提供し得る吸収性物品のシリーズを提供することに関する。
本考案は、吸収性物品のシリーズに関する。
一実施形態において、吸収性物品のシリーズは、吸収容量が異なる複数種類の前側パッドと、寸法が異なる複数種類の後側パッドとを含むことが好ましい。
一実施形態において、複数の前記前側パッドから任意に選択される前側パッドと、複数の前記後側パッドから任意に選択される後側パッドとを組み合わせて使用可能であることが好ましい。
一実施形態において、前記前側パッドは、着用者の腹側に配置され、前記後側パッドは、着用者の背側に配置され、両パッドは、着用者の股下域で連結された状態にして使用されることが好ましい。
一実施形態において、吸収性物品のシリーズは、吸収容量が異なる複数種類の前側パッドと、寸法が異なる複数種類の後側パッドとを含むことが好ましい。
一実施形態において、複数の前記前側パッドから任意に選択される前側パッドと、複数の前記後側パッドから任意に選択される後側パッドとを組み合わせて使用可能であることが好ましい。
一実施形態において、前記前側パッドは、着用者の腹側に配置され、前記後側パッドは、着用者の背側に配置され、両パッドは、着用者の股下域で連結された状態にして使用されることが好ましい。
本考案の吸収性物品シリーズによれば、着用者の成長段階に応じた適切な吸収性物品を提供することができる。
以下、本考案をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。図面は基本的に模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合がある。
図1に、本考案の吸収性物品のシリーズ(以下、単に「シリーズ」ともいう。)の好ましい一実施形態を示す。本実施形態のシリーズは、吸収容量が異なる複数種類の前側パッド2a~2cと、寸法が異なる複数種類の後側パッド3a~3cとを含む。
複数種類の前側パッド2a~2cは吸収容量が異なるところ、吸収容量は、例えば、以下の方法によって測定することができる。
<吸収容量の測定方法>
前側パッドを、生理食塩水(0.9質量%塩化ナトリウム水)に該前側パッドの全体が浸かるように浸漬させる。浸漬開始から30分後に生理食塩水から前側パッドを取り出し、30分間吊り下げて自然落下による水切りを行う。水切り後、前側パッドの質量を測定し、次式に従って飽和吸収容量(単位:g)を算出し、その算出値前側パッドの吸収容量とする。次式中、各質量の単位はgである。
飽和吸収容量=(水切り後の前側パッドの質量-吸水前の前側パッドの質量)
<吸収容量の測定方法>
前側パッドを、生理食塩水(0.9質量%塩化ナトリウム水)に該前側パッドの全体が浸かるように浸漬させる。浸漬開始から30分後に生理食塩水から前側パッドを取り出し、30分間吊り下げて自然落下による水切りを行う。水切り後、前側パッドの質量を測定し、次式に従って飽和吸収容量(単位:g)を算出し、その算出値前側パッドの吸収容量とする。次式中、各質量の単位はgである。
飽和吸収容量=(水切り後の前側パッドの質量-吸水前の前側パッドの質量)
また複数種類の後側パッド3a~3cは寸法が異なるところ、後側パッド3a~3cの寸法とは、縦方向Xにおける後側パッド3a~3cの全長L3を意味する(図8参照)。
本実施形態のシリーズは、複数の前側パッド2a~2cから任意に選択される前側パッドと、複数の後側パッド3a~3cから任意に選択される後側パッドとを組み合わせて使用可能である。前側パッド2a~2cは、着用者の腹側に配置され、後側パッド3a~3cは、着用者の背側に配置され、両パッドは、着用者の股下域で連結された状態にして使用される。図3に、複数の前側パッド2a~2cから任意に選択される前側パッド2と、複数の後側パッド3a~3cから任意に選択される後側パッド3とが連結されてなる吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつ1(以下、単に「おむつ1」ともいう。)を示す。
本実施形態のシリーズによれば、複数の前側パッド2a~2cから任意に選択される前側パッドと、複数の後側パッド3a~3cから任意に選択される後側パッド3とを組み合わせて使用可能であるので、着用者の体形に応じた適切なサイズのおむつ1を提供することが可能となる。例えば、比較的短期間で身体が著しく成長する乳幼児(生後ゼロ日から満1歳未満までの子)に対し、その身体の成長段階に適したおむつ1を提供することができる。具体的には、着用者である乳幼児の排尿量が増えた場合には、前側パッド2を、より吸収容量の多い前側パッド2に変更することによって、着用者の排尿を漏れなく吸収することができるようになる。また着用者の体型に応じて適切な寸法を有する後側パッド3を選択することもできるので、前側パッド2及び後側パッド3を連結してなるおむつ1を、着用者の体型に応じて適切なサイズとすることも容易である。
また、前側パッド2が着用者の尿を漏らすことなく吸収できるものの、例えば1回の排尿により、前側パッド2の吸収容量のほとんどを使い切ってしまう場合、着用者が排尿するたびに前側パッド2を交換する必要がある。この場合前側パッド2として、複数回の排尿を吸収可能である、より吸収容量の多い前側パッド2を使用することによって前側パッド2の交換頻度を減らすことができる。
相対的に吸収容量の小さい前側パッド2の吸収容量V21に対する、相対的に吸収容量の大きい前側パッド2の吸収容量V22の比V22/V21は、相対的に吸収容量の大きい前側パッド2に変更したときに、吸収容量の不足が解消されやすくなるようにする観点から、好ましくは1.05以上、より好ましくは1.1以上、更に好ましくは1.2以上である。また、前記比V22/V21は、好ましくは1.8以下、より好ましくは1.6以下、更に好ましくは1.4以下である。前記比V22/V21の上限を上述の範囲内とすることで、相対的に吸収容量の大きい前側パッド2に変更したときに、排尿量に対して吸収容量が過剰となることを防ぐことができる。つまり、相対的に吸収容量の大きい前側パッド2に変更したときに、使用後の前側パッド2における、尿を吸収していない未吸収部が増えてしまうことを抑制することができる。
またこれらの両立の観点から、前記比V22/V21は、好ましくは1.05以上1.8以下、より好ましくは1.1以上1.6以下、更に好ましくは1.2以上1.4以下である。
またこれらの両立の観点から、前記比V22/V21は、好ましくは1.05以上1.8以下、より好ましくは1.1以上1.6以下、更に好ましくは1.2以上1.4以下である。
また相対的に吸収容量の小さい前側パッド2の吸収容量V21は、該前側パッド2を比較的月齢の小さい乳幼児に使用する場合や、該前側パッド2を頻繁に交換したい場合に尿モレを抑制する観点から好ましくは250g以上、より好ましくは280g以上、更に好ましくは300g以上である。また前記吸収容量V21は、同様の場合に使用後の前側パッド2に尿を吸収していない未吸収部が多く残ることを抑制する観点から、好ましくは500g以下、より好ましくは450g以下、更に好ましくは400g以下である。またこれらの両立の観点から、前記吸収容量V21は、好ましくは250g以上500g以下、より好ましくは280g以上450g以下、更に好ましくは300g以上400g以下である。
また相対的に吸収容量の大きい前側パッド2の吸収容量V22は、該前側パッド2を比較的月齢の大きい乳幼児に使用する場合や、該前側パッド2を長時間使用したい場合に尿モレを抑制する観点から好ましくは275g以上、より好ましくは310g以上、更に好ましくは330g以上である。また前記吸収容量V22は、同様の場合に使用後の前側パッド2に尿を吸収していない未吸収部が多く残ることを抑制する観点から、好ましくは650g以下、より好ましくは580g以下、更に好ましくは520g以下である。またこれらの両立の観点から、前記吸収容量V22は、好ましくは275g以上650g以下、より好ましくは310g以上580g以下、更に好ましくは330g以上520g以下である。
また相対的に寸法の小さい後側パッド3の縦全長L31に対する、相対的に寸法の大きい後側パッド3の縦全長L32の比L32/L31は、着用者の成長によりおむつ1のサイズが着用者の体型に対して小さくなった場合に、後側パッド3を相対的に寸法の大きいものに変更することによりおむつ1が適切なサイズとなるようにする観点から、好ましくは1.02以上、より好ましくは1.03以上、更に好ましくは1.04以上である。また、前記比L32/L31は、同様の場合に、後側パッド3を相対的に寸法の大きいものに変更したときにおむつ1が緩くなり隙間が生じてしまうことを抑制する観点から、好ましくは1.2以下、より好ましくは1.15以下、更に好ましくは1.1以下である。またこれらの両立の観点から、前記比L32/L31は、好ましくは1.02以上1.2以下、より好ましくは1.03以上1.15以下、更に好ましくは1.04以上1.1以下である。
また相対的に寸法の小さい後側パッド3の縦全長L31は、該後側パッド3を比較的月齢の小さい乳幼児に使用する場合に、着用者の身体に対しておむつ1の縦方向Xの長さが足りず、おむつ1のずり落ちが生じることを抑制する観点から、好ましくは15cm以上、より好ましくは20cm以上、更に好ましくは25cm以上である。また、前記縦全長L31は、同様の場合に、おむつ1の着用時に着用者の股下で前側パッド2と後側パッド3とが重なる部分が多くなることを防止する観点から、好ましくは40cm以下、より好ましくは35cm以下、更に好ましくは32cm以下である。またこれらの両立の観点から、前記縦全長L31は、好ましくは15cm以上40cm以下、より好ましくは20cm以上35cm以下、更に好ましくは25cm以上32cm以下である。
また本実施形態のシリーズでは、吸収容量が異なる複数種類の前側パッド2a~2cは、相互に寸法が同一であってもよいし、吸収容量が大きいものほど寸法が大きくてもよい。ここで、前側パッド2a~2cの寸法とは、縦方向Xにおける前側パッド2a~2cの全長L2を意味する(図4参照)。
吸収容量が異なる複数種類の前側パッド2a~2cの寸法が相互に同一であることにより、おむつ1を使用する場面に応じて、おむつ1全体のサイズを変えることなく、前側パッド2の吸収容量のみを変更することができる。例えば長時間外出する場合等、前側パッド2の交換回数を減らしたい場合に、相対的に吸収容量の少ない前側パッド2から、相対的に吸収容量の多い前側パッド2に変更したとしても、前側パッド2の寸法は同じであるので、おむつ1の着用感を変えることなく、吸収容量を増やすことができる。
吸収容量が異なる複数種類の前側パッド2a~2cの寸法が、吸収容量が大きいものほど大きいことの利点は以下のとおりである。この場合、前側パッド2a~2cの寸法の大小関係と、前側パッド2a~2cの吸収容量の大小関係とが一致しているので、おむつ1の使用者は、前側パッド2a~2cを視認するだけで、前側パッド2a~2cの吸収容量を推定することができ、適切な吸収容量を有する前側パッド2を容易に選択できる。
相対的に寸法の小さい前側パッド2の縦全長L21に対する、相対的に寸法の大きい前側パッド2の縦全長L22の比L22/L21は、寸法の異なる前側パッド2どうしを容易に識別できるようにし、寸法の異なる前側パッド2の識別性を担保する観点から、好ましくは1.05以上、より好ましくは1.07以上、更に好ましくは1.1以上である。また、前記比L22/L21は、異なる寸法の前側パッド2を使用した際に、おむつ1の着用感が大きく異なってしまうことを抑制する観点から、好ましくは1.3以下、より好ましくは1.25以下、更に好ましくは1.2以下である。またこれらの両立の観点から、前記比L22/L21は、好ましくは1.05以上1.3以下、より好ましくは1.07以上1.25以下、更に好ましくは1.1以上1.2以下である。
また相対的に寸法の小さい前側パッド2の縦全長L21は、該前側パッド2を比較的月齢の小さい乳幼児に使用する場合や、前側パッド2を頻繁に交換したい場合に尿モレしないために必要な吸収面積を担保する観点から、好ましくは10cm以上、より好ましくは15cm以上、更に好ましくは20cm以上である。また、前記縦全長L21は、同様の場合に、着用者の肛門部付近に前側パッド2が延在することによるおむつ1の着用感の悪化を防止する観点から、好ましくは30cm以下、より好ましくは27cm以下、更に好ましくは25cm以下である。またこれらの両立の観点から、前記縦全長L21は、好ましくは10cm以上30cm以下、より好ましくは15cm以上27cm以下、更に好ましくは20cm以上25cm以下である。
また相対的に寸法の大きい前側パッド2の縦全長L22は、該前側パッド2を比較的月齢の大きい乳幼児に使用する場合や、該前側パッド2を長時間使用したい場合に尿モレしないために必要な吸収面積を担保する観点から、好ましくは12cm以上、より好ましくは17cm以上、更に好ましくは22cm以上である。また、前記縦全長L22は、同様の場合に、着用者の肛門部付近に前側パッド2が延在することによるおむつ1の着用感の悪化を防止する観点から、好ましくは35cm以下、より好ましくは32cm以下、更に好ましくは27cm以下である。またこれらの両立の観点から、前記縦全長L22は、好ましくは12cm以上35cm以下、より好ましくは17cm以上32cm以下、更に好ましくは22cm以上27cm以下である。
本実施形態では、寸法が異なる複数の後側パッド3a~3cはそれぞれ、吸収性本体30と、該吸収性本体30の縦方向Xの上端部に配された胴回りベルトと38とを有している(図8及び図9参照)。本実施形態では、寸法が大きい後側パッド3ほど胴回りベルト38の横方向Yの長さD3が長いことが好ましい。腰回りベルト38は、着用者の胴回りに巻き掛けて使用される。こうすることにより、着用者の腰回りに環状の胴回りベルト38が装着される。胴回りベルト38は、このように着用者の胴回りに装着されるものである。典型的には、着用者の体型が大きいほど、着用者の胴回りも大きいので、寸法が大きい後側パッド3ほど胴回りベルト38の横方向Yの長さD3が長いことによって、着用者の体型に応じたサイズの後側パッド3選択することができるようになり、おむつ1を、着用者の体型に応じて適切なサイズとすることが一層容易となる。
相対的に寸法の小さい後側パッド3の腰回りベルト38の横方向Yの長さD31に対する、相対的に寸法の大きい後側パッド3の腰回りベルト38の横方向Yの長さD32の比D32/D31は、着用者の成長によりおむつ1のサイズが着用者の体型に対して小さくなった場合に、後側パッド3を相対的に寸法の大きいものに変更することによりおむつ1が適切なサイズになるようにする観点から、好ましくは1.02以上、より好ましくは1.03以上、更に好ましくは1.04以上である。また、前記比D32/D31は、同様の場合に、後側パッド3を相対的に寸法の大きいものに変更することによりおむつ1のウエスト周りが緩くなりおむつ1がずり落ちてしまうことを抑制する観点から、好ましくは1.3以下、より好ましくは1.2以下、更に好ましくは1.1以下である。またこれらの両立の観点から、前記比D32/D31、好ましくは1.02以上1.3以下、より好ましくは1.03以上1.2以下、更に好ましくは1.04以上1.1以下である。後側パッド3の腰回りベルト38の横方向Yの長さD32,D31は、最大伸長状態における、後側パッド3の腰回りベルト38の横方向Yの長さを意味する。最大伸長状態については後述する。
また、相対的に寸法の小さい後側パッド3の腰回りベルト38の横方向Yの長さD31は、該後側パッド3を比較的月齢の小さい乳幼児に使用する場合に、腰回りベルト38の着用者への食い込みを抑制する観点から、好ましくは35cm以上、より好ましくは40cm以上、更に好ましくは45cm以上である。また、前記長さD31は、同様の場合に、ウエスト周りが緩くなりおむつ1がずり落ちることを抑制する観点から、好ましくは70cm以下、より好ましくは65cm以下、更に好ましくは60cm以下である。またこれらの両立の観点から、前記長さD31は、好ましくは35cm以上70cm以下、より好ましくは40cm以上65cm以下、更に好ましくは45cm以上60cm以下である。
また、相対的に寸法の大きい後側パッド3の腰回りベルト38の横方向Yの長さD33は、該後側パッド3を比較的月齢の大きい乳幼児に使用する場合に、腰回りベルト38の着用者への食い込みを抑制する観点から、好ましくは38cm以上、より好ましくは42cm以上、更に好ましくは47cm以上である。また、前記長さD33は、同様の場合に、ウエスト周りが緩くなりおむつ1がずり落ちることを抑制する観点から、好ましくは75cm以下、より好ましくは70cm以下、更に好ましくは65cm以下である。またこれらの両立の観点から、前記長さD33は、好ましくは38cm以上75cm以下、より好ましくは42cm以上70cm以下、更に好ましくは47cm以上65cm以下である。
本実施形態では、胴回りベルト38は、横方向Yの一端部に、該胴回りベルト38の肌対向面又は非肌対向面に脱着自在に止着可能な止着部42aを一つのみ有している(図8参照)。止着部42aを介して、胴回りベルト38の一端部を、該胴回りベルト38の肌対向面又は非肌対向面に止着することで、胴回りベルト38が環状となる。なお、胴回りベルト38は、止着部42aを複数有していてもよい。胴回りベルト38を着用者の腰周りに巻き掛けて、着用者の腰周りに環状の胴回りベルト38を装着させるときに、止着部42aの止着位置を容易に調節できるようにし、環状の腰回りベルト38のサイズを着用者の体型に合わせて容易に調節できるようにする観点からは、胴回りベルト38は、止着部42aを一つのみ有することが好ましい。
本実施形態では、吸収容量が異なる数種類の前側パッド2a~2cはそれぞれ、吸収性本体20と、該吸収性本体20の縦方向Xの上端部に配された前側胴回り部28とを有する(図4及び図7参照)。前側胴回り部28には止着部29c,29s設けられており、当該止着部29c,29sを、後側パッド3の環状の胴回りベルト38に止着することにより、胴回りベルト38に、前側パッド2の上端部を取り付けることができる(図10参照)。
吸収容量が異なる数種類の前側パッド2a~2cは、相互に前側胴回り部28の縦方向Xの長さH2が同一であるか、又は吸収容量が大きいものほど前側胴回り部28の縦方向Xの長さH2が大きくてもよい。
吸収容量が異なる数種類の前側パッド2a~2cにおいて、相互に前側胴回り部28の縦方向Xの長さH2が同一であることにより、おむつ1の装着時の作業性や、おむつ1の着用時の着用感を変えることなく、吸収容量を増やすことができる。
吸収容量が異なる数種類の前側パッド2a~2cにおいて、吸収容量が大きいものほど前側胴回り部28の縦方向Xの長さH2が大きいことにより、吸収容量が増えるほど、吸収後の前側パッド2の重みが増すため、腰回りの着用性が安定し、おむつ1のずり落ちを抑制することができる。
相対的に吸収容量の小さい前側パッド2の前側胴回り部28の縦方向Xの長さH21に対する、相対的に吸収容量の大きい前側パッド2の前側胴回り部28の縦方向Xの長さH22の比H22/H21は、相対的に吸収容量が大きい前側パッド2に交換した際におむつ1のずり落ちを抑制する観点から、好ましくは1.05以上、より好ましくは1.1以上、更に好ましくは1.15以上である。また、前記比H22/H21は、吸収容量が異なる前側パッド2を選択した際に着用者の腰回りへの着用感が大きく異なってしまうことを防止する観点から、好ましくは1.4以下、より好ましくは1.3以下、更に好ましくは1.2以下である。またこれらの両立の観点から、前記比H22/H21は、好ましくは1.05以上1.4以下、より好ましくは1.1以上1.3以下、更に好ましくは1.15以上1.2以下である。
また相対的に吸収容量の小さい前側パッド2の前側胴回り部28の縦方向Xの長さH21は、着用者の腰回りにおけるおむつ1の装着性を安定させ、おむつ1のずり落ちを抑制する観点から、好ましくは3.5cm以上、より好ましくは4.5cm以上、更に好ましくは5.5cm以上である。また、前記長さH21は、おむつ1の着用時における着用者の動きや姿勢の変化により前側胴回り部28が折れ曲がったりよれたりすることを防ぎ、おむつ1の装着感が悪化することを抑制する観点から、好ましくは9.0cm以下、より好ましくは8.0cm以下、更に好ましくは7.0cm以下である。またこれらの両立の観点から、前記長さH21は、好ましくは3.5cm以上9.0cm以下、より好ましくは4.5cm以上8.0cm以下、更に好ましくは5.5cm以上7.0cm以下である。
また相対的に寸法の大きい前側パッド2の前側胴回り部28の縦方向Xの長さH22は、着用者の腰回りにおけるおむつ1の装着性を安定させ、おむつ1のずり落ちを抑制する観点から、好ましくは3.5cm以上、より好ましくは4.5cm以上、更に好ましくは5.5cm以上である。また、前記長さH22は、おむつ1の着用時における着用者の動きや姿勢の変化により前側胴回り部28が折れ曲がったりよれたりすることを防ぎ、おむつ1の装着感が悪化することを抑制する観点から、好ましくは10.0cm以下、より好ましくは9.0cm以下、更に好ましくは8.0cm以下である。またこれらの両立の観点から、前記長さH22は、好ましくは3.5cm以上10.0cm以下、より好ましくは4.5cm以上9.0cm以下、更に好ましくは5.5cm以上8.0cm以下である。
本実施形態では、寸法が異なる複数の後側パッド3a~3cはいずれも、胴回りベルト38の縦方向Xの長さH3が、前側パッド2の前側胴回り部28の縦方向Xの長さH2よりも大きいことが好ましい。つまり、どの後側パッド3a~3cと、どの前側パッド2a~2cとを比較しても、胴回りベルト38の縦方向Xの長さH3の方が、前側胴回り部28の縦方向Xの長さH2よりも長いことが好ましい。こうすることにより、前側パッド2の前側胴回り部28を、後側パッド3の胴回りベルト38に止着させることが容易になる。
前側パッド2の前側胴回り部28を、後側パッド3の胴回りベルト38に止着させることを一層容易にする観点から、前側パッドの前側胴回り部28の縦方向Xの長さH2に対する、後側パッド3の胴回りベルト38の縦方向Xの長さH3の比H3/H2は、好ましくは1.02以上、より好ましくは1.05以上、更に好ましくは1.10以上である。また、前記比H3/H2は、前側パッド2の前側胴回り部28を後側パッド3の胴回りベルト38に安定して止着させる観点から、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.4以下、更に好ましくは1.3以下である。前記比H3/H2の上限を上述の範囲とすることで、前側パッド2の前側胴回り部28の前記長さH2に対して、後側パッド3の胴回りベルト38の前記長さH3が広くなりすぎること防ぐことができ、縦方向Xにおける前側胴回り部28の止着位置が定まりやすくなり、前側胴回り部28を胴回りベルト38に安定して止着させることができる。
またこれらの両立の観点から、前記比H3/H2は、好ましくは1.02以上1.5以下、より好ましくは1.05以上1.4以下、更に好ましくは1.1以上1.3以下である。
またこれらの両立の観点から、前記比H3/H2は、好ましくは1.02以上1.5以下、より好ましくは1.05以上1.4以下、更に好ましくは1.1以上1.3以下である。
また本実施形態では、相対的に吸収容量が小さい前側パッド2の胴回り部28の横方向Yの長さD21に対する、相対的に吸収容量が大きい前側パッド2の胴回り部28の横方向の長さD22の比をD22/D21とし、相対的に寸法が小さい後側パッド3の胴回りベルト38の横方向Yの長さD31に対する、相対的に寸法が大きい後側パッド3の胴回りベルト38の前記横方向の長さD32の比をD32/D31としたときに、前記比D32/D31が、前記比D22/D21によりも大きいことが好ましい。こうすることにより、相対的に寸法の小さい後側パッド3と相対的に吸収容量が大きい前側パッド2とを組み合わせて使用する際に、前側パッド2の前側胴回り部28が着用者の背中側まで回り込むことを抑制できるので、装着時の作業性や着用時の装着感を損ねることがないようにすることが可能となる。
前記比D22/D21に対する前記比D32/D31の比(比D32/D31)/(比D22/D21)は、相対的に寸法の小さい後側パッド3と相対的に吸収容量が大きい前側パッド2とを組み合わせて使用する際に、前側パッド2の前側胴回り部28が着用者の背中側まで回り込むことを抑制し、装着時の作業性や着用時の装着感を損ねることを抑制する観点から、好ましくは1.01以上、より好ましくは1.02以上、更に好ましくは1.03以上である。また、前記比(比D32/D31)/(比D22/D21)は、相対的に寸法の大きい後側パッド3と相対的に吸収容量が小さい前側パッド2とを組み合わせて使用する際に、前側パッド2の前側胴回り部28を着用者のサイド部まで着実に届かせるようにすることで、前側パッド2の止着性が悪化し尿モレが発生することを抑制する観点から、好ましくは1.3以下、より好ましくは1.2以下、更に好ましくは1.1以下である。前記比(比D32/D31)/(比D22/D21)の上限を上述の範囲とすることで、前側パッド2の前側胴回り部28が着用者のサイド部まで届かなることで止着性が悪化することに起因する尿モレの発生を抑制できる。またこれらの両立の観点から、前記比(比D32/D31)/(比D22/D21)は、好ましくは1.01以上1.3以下、より好ましくは1.02以上1.2以下、更に好ましくは1.03以上1.1以下である。
相対的に吸収容量の小さい前側パッド2の前側胴回り部28の横方向Yの長さD21に対する、相対的に吸収容量の大きい前側パッド2の前側胴回り部28の横方向Yの長さD22の比D22/D21は、好ましくは1.0以上である。また、前記比D22/D21は、吸収容量が異なる前側パッド2を選択した際におむつ1の着用感が大きく異なってしまうことを防ぐ観点から、好ましくは1.2以下、より好ましくは1.1以下、更に好ましくは1.05以下である。またこれらの両立の観点から、前記比D22/D21は、好ましくは1.0以上1.01以下、より好ましくは1.0以上1.1以下、更に好ましくは1.0以上1.05以下である。前側パッド2の前側胴回り部28の横方向Yの長さD22,D21は、最大伸長状態における、前側パッド2の前側胴回り部28の横方向Yの長さを意味する。最大伸長状態については後述する。
また、相対的に吸収容量の小さい前側パッド2の前側胴回り部28の横方向Yの長さD21は、前側パッド2の前側胴回り部28を着用者の側部に相当する位置で後側パッド3の胴回りベルト38に止着させる観点から、好ましくは20cm以上、より好ましくは21cm以上、更に好ましくは22cm以上である。また、前記長さD21は、前側パッド2の前側胴回り部28の止着位置が着用者の背中部に相当する位置まで回り込むことを抑制する観点から、好ましくは30cm以下、より好ましくは28cm以下、更に好ましくは26cm以下である。またこれらの両立の観点から、前記長さD21は、好ましくは20cm以上30cm以下、より好ましくは21cm以上28cm以下、更に好ましくは22cm以上26cm以下である。
また、相対的に吸収容量の大きい前側パッド2の前側胴回り部28の横方向Yの長さD22は、前側パッド2の前側胴回り部28を着用者の側部に相当する位置で後側パッド3の胴回りベルト38に止着させる観点から、好ましくは20cm以上、より好ましくは21cm以上、更に好ましくは22cm以上である。また、前記長さD22は、前側パッド2の前側胴回り部28の止着位置が着用者の背中部に相当する位置まで回り込むことを抑制する観点から、好ましくは31cm以下、より好ましくは29cm以下、更に好ましくは27cm以下である。またこれらの両立の観点から、前記長さD22は、好ましくは20cm以上31cm以下、より好ましくは21cm以上29cm以下、更に好ましくは22cm以上27cm以下である。
また本実施形態では、寸法が異なる複数種類の後側パッド3a~3cは、相互に吸収容量が同一であってもよいし、寸法が大きいものほど吸収容量が大きくてもよい。
寸法が異なる複数種類の後側パッド3a~3cにおいて、相互に吸収容量が同一であることの利点は以下のとおりである。後側パッド3は主に排便時に使用され、便は尿に比べて吸収されにくいので、吸収容量が大きくても、排泄物を吸収していない未吸収の部分が残ることが多いため、吸収量を同等にすることでコストを抑えることができる。
寸法が異なる複数種類の後側パッド3a~3cにおいて、相互に吸収容量が同一であることの利点は以下のとおりである。後側パッド3は主に排便時に使用され、便は尿に比べて吸収されにくいので、吸収容量が大きくても、排泄物を吸収していない未吸収の部分が残ることが多いため、吸収量を同等にすることでコストを抑えることができる。
寸法が異なる複数種類の後側パッド3a~3cにおいて、寸法が大きいものほど吸収容量が大きいことの利点は以下のとおりである。前側パッド2を長時間交換できなかったときなどに前側パッド2で吸収しきれなかった尿を、後側パッド3によって吸収することができるようになる。一般に、成長とともに排尿量は多くなる。寸法が大きい後側パッド3程吸収容量が大きいことにより、着用者の成長段階に応じて寸法の大きい後側パッド3に変更することで、排尿を前側パッド2で吸収しきれなかった際にも尿モレを防止することできる。
相対的に寸法の小さい後側パッド3の吸収容量V31に対する、相対的に寸法の大きい後側パッド3の吸収容量V32の比V32/V31は、好ましくは1.0以上、より好ましくは1.02以上、更に好ましくは1.05以上である。また、前記比V32/V31は、好ましくは1.2以下、より好ましくは1.15以下、更に好ましくは1.1以下である。前記比V32/V31の上限を上述の範囲内とすることで、相対的に寸法の大きい後側パッド3に変更したときに、使用後の該後側パッド3における、排泄物の未吸収部分が増えてしまうこと抑制することができる。
またこれらの両立の観点から、前記比V32/V31は、好ましくは1.0以上1.2以下、より好ましくは1.02以上1.15以下、更に好ましくは1.05以上1.1以下である。
またこれらの両立の観点から、前記比V32/V31は、好ましくは1.0以上1.2以下、より好ましくは1.02以上1.15以下、更に好ましくは1.05以上1.1以下である。
また相対的に寸法の小さい後側パッド3の吸収容量V31は、前側パッド2で吸収しきれなかった尿を後側パッド3で吸収できる観点から好ましくは50g以上、より好ましくは60g以上、更に好ましくは70g以上である。また前記吸収容量V31は、使用後の後側パッド3における、排泄物を吸収していない未吸収の部分を減らす観点から、好ましくは150g以下、より好ましくは120g以下、更に好ましくは100g以下である。またこれらの両立の観点から、前記吸収容量V31は、好ましくは50g以上150g以下、より好ましくは60g以上120g以下、更に好ましくは70g以上100g以下である。
また相対的に寸法の大きい後側パッド3の吸収容量V32は、前側パッド2で吸収しきれなかった尿を後側パッド3で吸収する観点から好ましくは50g以上、より好ましくは60g以上、更に好ましくは70g以上である。また前記吸収容量V32は、使用後の後側パッド3における、排泄物を吸収していない未吸収の部分を減らす観点から、好ましくは200g以下、より好ましくは150g以下、更に好ましくは120g以下である。またこれらの両立の観点から、前記吸収容量V32は、好ましくは50g以上200g以下、より好ましくは60g以上150g以下、更に好ましくは70g以上120g以下である。
本実施形態では、前記比V22/V21(相対的に前記吸収容量が小さい前側パッド2の吸収容量V21に対する、相対的に前記吸収容量が大きい前側パッド2の吸収容量V22の比)が、前記比V32/V31(相対的に前記寸法が小さい後側パッド3の吸収容量V31に対する、相対的に前記寸法が大きい後側パッド3の吸収容量V32の比)よりも大きいことが好ましい。こうすることにより、排尿量や交換頻度により適切な前側パッド2を選択することができる。また、使用後の後側パッド3における、排泄物を吸収していない未吸収部分を減らすことが可能となる。
前記比V32/V31に対する前記比V22/V21の比(比V22/V21)/(比V32/V31)は、好ましくは1.05以上、より好ましくは1.07以上、更に好ましくは1.1以上である。また、前記比(比V22/V21)/(比V32/V31)は、好ましくは1.8以下、より好ましくは1.6以下、更に好ましくは1.4以下である。前記比(比V22/V21)/(比V32/V31)の上限を上述した範囲内とすることで、前側パッド2を相対的に吸収容量の大きいものに変更したときに、排尿量よりも吸収容量が過剰となることを防ぐことができる。つまり、前側パッド2を相対的に吸収容量の大きいものに変更したときに、使用後の前側パッド2における、尿を吸収していない未吸収部が増えてしまうことを抑制することができる。
またこれらの両立の観点から、前記比(比V22/V21)/(比V32/V31)は、好ましくは1.05以上1.8以下、より好ましくは1.07以上1.6以下、更に好ましくは1.1以上1.4以下である。
またこれらの両立の観点から、前記比(比V22/V21)/(比V32/V31)は、好ましくは1.05以上1.8以下、より好ましくは1.07以上1.6以下、更に好ましくは1.1以上1.4以下である。
本実施形態のシリーズは、それに含まれる複数の前側パッド2a~2c及び後側パッド3a~3cに共通の名称(ブランド名)を有する場合がある。その場合、複数の前側パッド2a~2c及び後側パッド3a~3cはそれぞれ、その共通の名称で販売される商品群の商品ラインナップの1つである。その共通の名称は、例えば、前側パッド2a~2c、後側パッド3a~3c又はその包装容器に表示される。
図1では、吸収容量が異なる複数の前側パッド2a~2cとして、3つの前側パッドが示されており、寸法が異なる複数の後側パッド3a~3cとして、3つの後側パッドが示されているが、前側パッドの数は4つ以上であってもよし、後側パッドの数は4つ以上であってもよい。前側パッド又は後側パッドの数が4以上であることで、シリーズ全体としておむつ1のサイズの幅が広がるため、着用者の体形に応じた適切なサイズ及び吸収容量を有するおむつ1を提供することが可能となる。例えば、比較的短期間で身体が著しく成長する乳幼児(生後ゼロ日から満1歳未満までの子)に対し、その身体の成長段階に適したおむつ1を提供することができる。
前側パッドは、例えば、吸収容量が小さい方から順に、第1の吸収容量(例えばNB容量)、第2の吸収容量(例えばS容量)第3の吸収容量(例えばM容量)、第4の吸収容量(例えばL容量)、第5の吸収容量(例えばXL容量)を有する5種類であってもよい。また後側パッドは、例えば、寸法が小さい方から順に、第1の寸法(例えばNBサイズ)、第2の寸法(例えばSサイズ)第3の寸法(例えばMサイズ)、第4の寸法(例えばLサイズ)、第5の寸法(例えばXLサイズ)を有する5種類であってもよい。5種類の前側パッド及び5種類の後側パッドを含む形態は、おむつ1の着用者が乳幼児である場合に特に有用である。
本実施形態では、図2に示すように、複数の前側パッド2は、包装容器16の内部に収容されていてもよい。包装容器16は、複数の前側パッド2を収容できるものであればよく、素材及び構成は特に限定されない。図示の形態では、包装容器16は、可撓性を有するシートからなる包装袋である。
包装容器16の外面には、包装容器16内に収容されている複数の前側パッド2に共通の名称(ブランド名)が印刷等によって表示され得る。
また、包装容器16の外面には、包装容器16内の複数の前側パッド2に関する情報が印刷等によって表示され得る。前記の「前側パッド2に関連する情報」としては、例えば、前側パッド2の吸収容量等の前側パッドの諸物性が挙げられる。また、「前側パッド2に関連する情報」は、第1の吸収容量(例えばNB容量)等、当該包装容器16内の前側パッド2の吸収容量を示す名称であってもよい。
また、包装容器16の外面には、包装容器16内の複数の前側パッド2に関する情報が印刷等によって表示され得る。前記の「前側パッド2に関連する情報」としては、例えば、前側パッド2の吸収容量等の前側パッドの諸物性が挙げられる。また、「前側パッド2に関連する情報」は、第1の吸収容量(例えばNB容量)等、当該包装容器16内の前側パッド2の吸収容量を示す名称であってもよい。
後側パッド3も、複数の前側パッド2と同様に、包装容器16の内部に収容されていてもよい。複数の後側パッド3を収容する包装容器16の外面には、包装容器16内の複数の後側パッド3に関する情報が印刷等によって表示され得る。前記の「後側パッド3に関連する情報」としては、例えば、後側パッド3の寸法等の後側パッドの諸物性が挙げられる。また、「後側パッド3に関連する情報」は、第1の寸法(例えばNBサイズ)等、当該包装容器16内の後側パッド3の寸法を示す名称であってもよい。
本実施形態のシリーズを、例えば店頭で販売する場合、収容されている前側パッド2の吸収容量が異なる複数の包装容器16、及び収容されている後側パッド3の寸法が異なる複数の包装容器16を並べて販売してもよい。こうすることにより、消費者は、所望の組み合わせの前側パッド2と後側パッド3とを容易に選択して購入することができる。
なお包装容器16内に、吸収容量が異なる複数の前側パッド2が収容されていてもよい。また包装容器16内に、寸法が異なる複数の後側パッド3が収容されていてもよい。
以下、図3~図10を参照しながら、前側パッド2、後側パッド3及び両パッド2,3が連結されてなる吸収性物品について詳述する。
図3には、本実施形態の吸収性物品の一実施形態であるおむつ1が示されている。おむつ1は、着用者の腹側に配置される前側パッド2と、着用者の背側に配置される後側パッド3とを有している。これら前側パッド2と後側パッド3とは、上端部及び下端部どうしが、後述する止着部及び係合部材によって連結可能であり、その連結状態において、着用者の胴が通されるウエスト開口部WO、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部LOを有する。
図3には、本実施形態の吸収性物品の一実施形態であるおむつ1が示されている。おむつ1は、着用者の腹側に配置される前側パッド2と、着用者の背側に配置される後側パッド3とを有している。これら前側パッド2と後側パッド3とは、上端部及び下端部どうしが、後述する止着部及び係合部材によって連結可能であり、その連結状態において、着用者の胴が通されるウエスト開口部WO、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部LOを有する。
本実施形態のおむつ1は、着用者の前後方向に対応する縦方向X及び該縦方向Xに直交する横方向Yを有している。縦方向Xは、前側パッド2及び後側パッド3の長手方向と一致する。
本明細書において「上側」、「上方」及び「上」は、おむつ1の装着状態における着用者のウエスト側に対応し、縦方向Xにおけるウエスト開口部WOを形成するウエスト開口端WE側のことを意味する。また、「下側」、「下方」及び「下」は、縦方向Xにおけるウエスト開口端WEとは逆側のことを意味する。
本明細書において「上側」、「上方」及び「上」は、おむつ1の装着状態における着用者のウエスト側に対応し、縦方向Xにおけるウエスト開口部WOを形成するウエスト開口端WE側のことを意味する。また、「下側」、「下方」及び「下」は、縦方向Xにおけるウエスト開口端WEとは逆側のことを意味する。
前側パッド2及び後側パッド3それぞれは、両パッド2,3が連結されてなるおむつ1の着用状態において、着用者の股間部に配される股下域Cを有する(図4参照)。これらパッド2における股下域Cは、パッド2,3の縦方向X全長を三等分して三つの領域に区分したとき、一番下方に位置する領域とする。両パッド2,3の股下域Cは、該パッドの下端部を含む。おむつ1は、前側パッド2と後側パッド3とを股下部Cの一部どうしを重ね合わせた状態に連結可能である。
図3~図6に本実施形態の前側パッド2が示されている。前側パッド2は、最大伸長状態において、一方向(縦方向X)に長い形状をなし、横方向Y全長を二等分して縦方向Xに延びる仮想直線(図示せず)に対し、線対称な外形形状を有している(図4参照)。前側パッド2は、使用時にその長手方向を、予め着用者に装着された状態の後側パッド3の胴回りベルト38以外の部分の長手方向に一致させる。
本明細書において「最大伸長状態」とは、吸収性物品、前側パッド2、後側パッド等の着用物品の各部の弾性部材を最大伸長させて、設計寸法、すなわち弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じとなるまで拡げた状態をいう。
また、「展開且つ最大伸長状態」とは、着用物品を平面状に拡げて展開状態とした上で、前記最大伸長状態とした状態を指す。
また、「展開且つ最大伸長状態」とは、着用物品を平面状に拡げて展開状態とした上で、前記最大伸長状態とした状態を指す。
前側パッド2は、吸収性本体20と、該吸収性本体20の肌対向面側に配された前側胴回り部28及び股下横伸縮部17とを具備している。この吸収性本体20は、前側パッド2の主体をなしている。
吸収性本体20(以下、「前側吸収性本体20」ともいう。)は、肌対向面を形成する液透過性の表面シート11、液不透過性若しくは液難透過性又は撥水性の防漏シート12、これら表面シート11及び防漏シート12間に配された液保持性の吸収体14(図5及び図6参照)、並びに該防漏シート12の非肌対向面側に配された外装シート13(図5及び図6参照)を具備しており、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。また、吸収性本体20は、吸収体14の両側部に配された立体カフ6と、該立体カフ6よりも横方向Y外方に形成されたレッグカフ5とを有している。
前側胴回り部28は、前側吸収性本体20の上端部に配されている。股下横伸縮部17は、前側吸収性本体20の下端部に配されている(図4参照)。
吸収性本体20(以下、「前側吸収性本体20」ともいう。)は、肌対向面を形成する液透過性の表面シート11、液不透過性若しくは液難透過性又は撥水性の防漏シート12、これら表面シート11及び防漏シート12間に配された液保持性の吸収体14(図5及び図6参照)、並びに該防漏シート12の非肌対向面側に配された外装シート13(図5及び図6参照)を具備しており、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。また、吸収性本体20は、吸収体14の両側部に配された立体カフ6と、該立体カフ6よりも横方向Y外方に形成されたレッグカフ5とを有している。
前側胴回り部28は、前側吸収性本体20の上端部に配されている。股下横伸縮部17は、前側吸収性本体20の下端部に配されている(図4参照)。
本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば吸収体)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、使吸収性物品の着用時に肌側とは反対側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、即ち当該吸収性物品(使い捨ておむつ)の正しい着用位置が維持された状態を意味する。
本実施形態の前側吸収性本体20は、吸収体14の縦方向Xに沿う両側部に、おむつ1の着用時に着用者の肌側に起立する一対の立体カフ6,6を有している(図5参照)。各立体カフ6は、横方向Y内方端に折り返し部を有するように二つ折りにされたカフ形成用シート50と、該シート50,50間に縦方向Xに伸長状態で固定された弾性部材6a(以下、「カフ弾性部材6a」ともいう。)とを含む。本実施形態の立体カフ6は、最大伸長状態において、縦方向Xに延びる複数のカフ弾性部材6aが横方向Yに間隔を空けて配されている。
一対の立体カフ6,6は、縦方向Xに沿って延び、前側パッド2の縦方向Xの少なくとも中央域で起立して且つ弾性伸縮性を発現する起立伸縮部6sと、該起立伸縮部6sよりも下方に位置し且つ弾性伸縮性を発現する非起立伸縮部6tとを有している(図4参照)。起立伸縮部6sが肌側に起立することで、尿等の排泄液の横方向Y外方への流出を阻止する。
非起立伸縮部6tは、接着剤等の公知の接合手段によって、カフ形成用シート50が表面シート11に接合されていることで起立性を有していない。
本実施形態の非起立伸縮部6tは、表面シート11の肌対向面側に配され、カフ形成用シート50の横方向Y外方端部が股下横伸縮部17の肌対向面側に配されている(図6参照)。非起立伸縮部6tが位置する部分において表面シート11は、前側パッド2の厚み方向Zにおける、非起立伸縮部6tと股下横伸縮部17との間に位置している。図6では、股下横伸縮部17の構造を図示する関係で、股下横伸縮部17が有する股下横伸縮部形成シート17b,17bどうし間に隙間が生じているが、実際の股下横伸縮部形成シート17b,17bどうしは互いに接触している。
図6に示す形態に代えて、非起立伸縮部6tは、その肌対向面側に股下横伸縮部17が配され、該股下横伸縮部17によって前側吸収性本体20に接合されていてもよい。
非起立伸縮部6tは、接着剤等の公知の接合手段によって、カフ形成用シート50が表面シート11に接合されていることで起立性を有していない。
本実施形態の非起立伸縮部6tは、表面シート11の肌対向面側に配され、カフ形成用シート50の横方向Y外方端部が股下横伸縮部17の肌対向面側に配されている(図6参照)。非起立伸縮部6tが位置する部分において表面シート11は、前側パッド2の厚み方向Zにおける、非起立伸縮部6tと股下横伸縮部17との間に位置している。図6では、股下横伸縮部17の構造を図示する関係で、股下横伸縮部17が有する股下横伸縮部形成シート17b,17bどうし間に隙間が生じているが、実際の股下横伸縮部形成シート17b,17bどうしは互いに接触している。
図6に示す形態に代えて、非起立伸縮部6tは、その肌対向面側に股下横伸縮部17が配され、該股下横伸縮部17によって前側吸収性本体20に接合されていてもよい。
本実施形態の前側吸収性本体20は、一対の立体カフ6よりも横方向Y外方に一対のレッグカフ5が形成されている。一対のレッグカフ5,5は、縦方向Xに沿って延び且つおむつ1における着用者の脚周りに対応する前側パッド2の両側縁部に形成されている。斯かる両側縁部は、立体カフ6よりも横方向Y外方に位置している。レッグカフ5は、立体カフ6と表面シート11との固定部(図示せず)から横方向Y外方に延出した複数のシートと、これらシート間に縦方向Xに伸長状態で固定された弾性部材5a(以下、「レッグ弾性部材5a」ともいう)とを含む。
本実施形態のレッグカフ5は、カフ形成用シート50によって立体カフ6と一体的に形成されている。本実施形態のレッグカフ5は、立体カフ6から横方向Y外方に延出したカフ形成用シート50、防漏シート12及び外装シート13により形成されており(図5及び図6参照)、該カフ形成用シート50と該防漏シート12との間に、縦方向Xに延びるレッグ弾性部材5aを具備している。また縦方向Xにおいて非起立伸縮部6tが位置する部分では、表面シート11と防漏シート12との間に介在した股下横伸縮部17が、レッグカフ5の横方向Y外方端、すなわち前側吸収性本体20の両側縁から横方向Y外方に延出している。
レッグカフ5は、立体カフ6よりも横方向Y外方に延出した防漏シート12及び外装シート13と、これらシート12,13間に固定されたレッグ弾性部材5aとを含んで構成されていてもよい。
本実施形態のレッグカフ5は、カフ形成用シート50によって立体カフ6と一体的に形成されている。本実施形態のレッグカフ5は、立体カフ6から横方向Y外方に延出したカフ形成用シート50、防漏シート12及び外装シート13により形成されており(図5及び図6参照)、該カフ形成用シート50と該防漏シート12との間に、縦方向Xに延びるレッグ弾性部材5aを具備している。また縦方向Xにおいて非起立伸縮部6tが位置する部分では、表面シート11と防漏シート12との間に介在した股下横伸縮部17が、レッグカフ5の横方向Y外方端、すなわち前側吸収性本体20の両側縁から横方向Y外方に延出している。
レッグカフ5は、立体カフ6よりも横方向Y外方に延出した防漏シート12及び外装シート13と、これらシート12,13間に固定されたレッグ弾性部材5aとを含んで構成されていてもよい。
本実施形態のレッグカフ5は、レッグ弾性部材5aによって弾性伸縮性を発現する外側伸縮部5sを有している。外側伸縮部5sでは、縦方向Xにレッグ弾性部材5aが収縮することで、レッグギャザーが形成される。
本実施形態の外側伸縮部5sには、縦方向Xに延びる複数のレッグ弾性部材5aが横方向Yに間隔を空けて配されている。
本実施形態の外側伸縮部5sには、縦方向Xに延びる複数のレッグ弾性部材5aが横方向Yに間隔を空けて配されている。
本実施形態の前側吸収性本体20は、肌対向面側から平面視したとき、縦方向Xに沿う両側縁をカフ形成用シート50が形成している。このカフ形成用シート50は、吸収体14の横方向Y外方において、防漏シート12及び外装シート13とともに、サイドフラップ部を形成している。サイドフラップ部は、前側吸収性本体20において吸収体14よりも横方向Y外方に延出した部分である。前側胴回り部28及び股下横伸縮部17は、サイドフラップ部よりも横方向Y外方に延出している。
前側パッド2は、その下端部(股下域C)に股下横伸縮部17を具備している(図4及び図6参照)。股下横伸縮部17は、前側パッド2の少なくとも股下域Cに配されており、好ましくは股下横伸縮部17の下端縁が前側吸収性本体20の下端縁と略一致するように配されている。股下横伸縮部17は、横方向Yに長い2枚の股下横伸縮部形成シート17b,17bと、これら該シート17b,17b間に伸長状態で固定された股下横弾性部材17aとを含む。股下横伸縮部17は、横方向Yの両側部それぞれに、横方向Yに延びる複数の股下横弾性部材17aを縦方向Xに間欠的に有し、横方向Y中央部には該股下横弾性部材17aを有していない。股下横伸縮部17は、横方向Y両側部に配された股下横弾性部材17aによって、該両側部において横方向Yに弾性伸縮性を有している。前記の「横方向Y中央部」は、前側吸収性本体20の横方向Y全長を三等分し、三領域に区分したときの中央の領域である。
本実施形態の股下横伸縮部17は、前側吸収性本体20よりも、より具体的には防漏シート12よりも幅が大きい。これにより股下横伸縮部17は、最大伸長状態において、レッグカフ5の横方向Y外縁(前側吸収性本体20の両側縁)よりも横方向Y外方に延出している(図4参照)。なお、股下横伸縮部17は、横方向Yにおいて前側吸収性本体20から延出している必要は必ずしもない。例えば、股下横伸縮部17における横方向Yの端縁は、前側吸収性本体20の横方向Yの端縁よりも横方向Yの内方に位置していてもよい。また股下横伸縮部17における横方向Yの端縁の位置は、前側吸収性本体20の横方向Yの端縁の位置と一致していてもよい。
本実施形態の股下横伸縮部17は、前側吸収性本体20よりも、より具体的には防漏シート12よりも幅が大きい。これにより股下横伸縮部17は、最大伸長状態において、レッグカフ5の横方向Y外縁(前側吸収性本体20の両側縁)よりも横方向Y外方に延出している(図4参照)。なお、股下横伸縮部17は、横方向Yにおいて前側吸収性本体20から延出している必要は必ずしもない。例えば、股下横伸縮部17における横方向Yの端縁は、前側吸収性本体20の横方向Yの端縁よりも横方向Yの内方に位置していてもよい。また股下横伸縮部17における横方向Yの端縁の位置は、前側吸収性本体20の横方向Yの端縁の位置と一致していてもよい。
前側パッド2は、その上端部に前側胴回り部28を具備している(図4参照)。前側胴回り部28は、股下横伸縮部17と同様に、横方向Yに長い2枚のシート28b,28bと、これら該シート28b,28b間に伸長状態で固定された弾性部材28aとを含む(断面図は図示せず)。この前側胴回り部28が具備するシート28bを、以下「胴回り部形成シート28b」ともいい、前側胴回り部28が具備する弾性部材28aを、以下「胴回り横弾性部材28a」ともいう。
前側胴回り部28は、横方向Yの両側部それぞれに、横方向Yに延びる複数の胴回り横弾性部材28aを縦方向Xに間欠的に有し、横方向Y中央部には該胴回り横弾性部材28aを有していない。前側胴回り部28は、横方向Y両側部に配された胴回り横弾性部材28aによって、該両側部において横方向Yに弾性伸縮性を有している。
前側胴回り部28は、横方向Yの両側部それぞれに、横方向Yに延びる複数の胴回り横弾性部材28aを縦方向Xに間欠的に有し、横方向Y中央部には該胴回り横弾性部材28aを有していない。前側胴回り部28は、横方向Y両側部に配された胴回り横弾性部材28aによって、該両側部において横方向Yに弾性伸縮性を有している。
本実施形態の前側胴回り部28は、前側吸収性本体20よりも、さらに具体的には防漏シート12よりも幅が大きい。これにより前側胴回り部28は、最大伸長状態において、レッグカフ5の横方向Y外縁(前側吸収性本体20の両側縁)よりも横方向Y外方に延出している(図4参照)。また本実施形態の前側胴回り部28は、最大伸長状態において、股下横伸縮部17よりも横方向Y外方に延出している(図4参照)。
前側胴回り部28は、肌対向面側の胴回り部形成シート28bにおける横方向Y中央部及び横方向Y両側部それぞれに、止着部29c,29s,29sを有している。より具体的には、前側胴回り部28は、その両側部に位置する胴回り横弾性部材28aどうし間に中央止着部29cを有し、該胴回り横弾性部材28aの横方向Y外方にサイド止着部29sを有している。これら止着部29c,29s,29sは、前側胴回り部28の肌対向面側に配されている。
サイド止着部29sは、胴回り部形成シート28bの両側縁に沿って延びており、中央止着部29cは、横方向Yに延びている(図4参照)。これら止着部29c,29s,29sは、機械的面ファスナーのオス部材を肌対向面に有している。これにより止着部29c,29s,29sは、後述する後側パッド3の胴回りベルト38の非肌対向面に脱着自在に止着可能となっている。
サイド止着部29sは、胴回り部形成シート28bの両側縁に沿って延びており、中央止着部29cは、横方向Yに延びている(図4参照)。これら止着部29c,29s,29sは、機械的面ファスナーのオス部材を肌対向面に有している。これにより止着部29c,29s,29sは、後述する後側パッド3の胴回りベルト38の非肌対向面に脱着自在に止着可能となっている。
前記前側パッド2は、股下部Cの非肌対向面に、後述する後側パッド3の係合部材17cが係合可能な被係合領域が形成されている。本実施形態では、前側パッド2は非肌対向面に、機械的面ファスナーのメス部材を有し、該非肌対向面に、後述する後側パッド3の係合部材17cが脱着自在に係合可能となっている。このメス部材の素材は、係合部材17cのオス部材の形状に応じて選択することができる。本実施形態の前側パッド2は、非肌対向面が外装シート13によって形成されており(図3、図5、図6参照)、該外装シート13が係合性に富む不織布からなる。つまり、本実施形態では、前側パッド2の非肌対向面の全域が、係合部材17cが係合可能な被係合領域となっている。
図8に本実施形態の後側パッド3が示されている。後側パッド3は、最大伸長状態において、前側パッド2と同様に、一方向(縦方向X)に長い形状をなしている。後側パッド3は、後述する胴回りベルト38以外の部分が、横方向Y全長を二等分して縦方向Xに延びる仮想直線(図示せず)に対し、線対称な外形形状を有している。後側パッド3は、使用時に胴回りベルト38以外の部分の長手方向を、着用者の身長方向に一致させる。
後側パッド3は、吸収性本体30と、該吸収性本体30の肌対向面側に配された胴回りベルト38及び股下横伸縮部17とを具備している。この吸収性本体30は、後側パッド3の主体をなしている。
後側パッド3における吸収性本体30(以下、「後側吸収性本体30」ともいう。)は、前側吸収性本体20と同様の構成を具備している。そのため、立体カフ6及びレッグカフ5を含む前側吸収性本体20と同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略し、該前側吸収性本体20と異なる構成部分を主として説明する。特に説明しない構成部分は、図4~図6に示す前側吸収性本体20の説明が適宜適用される。この場合、「前側パッド2」は「後側パッド3」に、「前側吸収性本体20」は「後側吸収性本体30」にそれぞれ読み替えて適用される。
後側パッド3における吸収性本体30(以下、「後側吸収性本体30」ともいう。)は、前側吸収性本体20と同様の構成を具備している。そのため、立体カフ6及びレッグカフ5を含む前側吸収性本体20と同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略し、該前側吸収性本体20と異なる構成部分を主として説明する。特に説明しない構成部分は、図4~図6に示す前側吸収性本体20の説明が適宜適用される。この場合、「前側パッド2」は「後側パッド3」に、「前側吸収性本体20」は「後側吸収性本体30」にそれぞれ読み替えて適用される。
また、吸収性本体20,30の各部の縦方向Xの長さ及び幅(横方向Yの長さ)等の寸法や個数、並びに形成材料は同じにしてもよく、異ならせてもよい。
例えば、本実施形態の後側吸収性本体30におけるレッグカフ5は、前側吸収性本体20におけるレッグカフ5よりも、レッグ弾性部材5aの本数が多い。このように、前側吸収性本体20と後側吸収性本体30とで、レッグ弾性部材5aの本数を異ならせてもよく、同じ本数にしてもよい。
また着用者の臀部を広く被覆する観点から、後側吸収性本体30は、前側吸収性本体20よりも大きい寸法を具備している。斯かる構成は、吸収性本体20,30が具備する各部材(吸収体14や防漏シート等)にも適用される。
例えば、本実施形態の後側吸収性本体30におけるレッグカフ5は、前側吸収性本体20におけるレッグカフ5よりも、レッグ弾性部材5aの本数が多い。このように、前側吸収性本体20と後側吸収性本体30とで、レッグ弾性部材5aの本数を異ならせてもよく、同じ本数にしてもよい。
また着用者の臀部を広く被覆する観点から、後側吸収性本体30は、前側吸収性本体20よりも大きい寸法を具備している。斯かる構成は、吸収性本体20,30が具備する各部材(吸収体14や防漏シート等)にも適用される。
後側パッド3は、股下部Cの肌対向面に係合部材17cが配されている。係合部材17cは、前側パッド2の非肌対向面に係合可能である。本実施形態では、係合部材17cは、股下横伸縮部17の肌対向面に配されている。
股下横伸縮部17は、後側パッド3(後側吸収性本体30)の下端部(股下域C)に配されている(図8参照)。この股下横伸縮部17は、係合部材17cを具備する点以外は、前側パッド2における股下横伸縮部17と同様の構成を具備している。そのため、特に説明しない構成部分は、前側パッド2における股下横伸縮部17の説明が適宜適用される。
後側パッド3の股下横伸縮部17における横方向Yの端縁の位置は、後側パッド3の横方向Yの端縁の位置と一致していてもよいし(図8参照)、一致していなくてもよい。例えば、後側パッド3の股下横伸縮部17は、横方向Yにおいて後側パッド3から延出していてもよい。また、後側パッド3の股下横伸縮部17における横方向Yの端縁は、後側パッド3の横方向Yの端縁よりも横方向Yの内方に位置していてもよい。
本実施形態の後側パッド3における股下横伸縮部17は、肌対向面側の股下横伸縮部形成シート17bにおける横方向Y中央部に、係合部材17cを有している。より具体的には、後側パッド3における係合部材17cは、その両側部に位置する股下横弾性部材17aどうし間に係合部材17cを有している。係合部材17cは、横方向Yに延びている(図8参照)。この係合部材17cは、機械的面ファスナーのオス部材を肌対向面に有している。これにより後側パッド3は、係合部材17cにより、前側パッド2の非肌対向面(外装シート13)に脱着自在に止着可能となっている。
後側パッド3は、その上端部に胴回りベルト38を具備している(図8参照)。胴回りベルト38は、該ベルト38の横方向Y中央部に位置し且つ横方向Yに延びる中央シート部39と、該中央シート部39の横方向Y両側に配された一対の伸縮パネル40,40と、一方の伸縮パネル40の横方向Y外方に設けられた連結止着シート部42と、他方の伸縮パネル40の横方向Y外方に設けられた連結被止着シート部41とを具備する。図8に示す胴回りベルト38は、左側から右側に向かって、連結被止着シート部41、伸縮パネル40、中央シート部39、伸縮パネル40、及び連結止着シート部42が横方向Yに連結してなる。連結被止着シート部41、一対の伸縮パネル40,40、中央シート部39、及び連結止着シート部42それぞれは、不織布等の繊維シートで形成されている。
本実施形態の伸縮パネル40は、その横方向Y内方端部が後側吸収性本体30の非肌対向面に接合している(図8参照)。斯かる接合には、ホットメルト接着剤、熱融着、又は超音波シール等の公知の接合手段を用いることができる。なお、伸縮パネル40は、後側吸収性本体30よりも肌対向面側に位置していてもよい。例えば、伸縮パネル40における横方向Y内方端部が後側吸収性本体30の肌対向面に接合していてもよい。
本実施形態の一対の伸縮パネル40は、後側吸収性本体30の縦方向X全長を三等分して三つの領域に区分したときの最もウエスト側に位置する領域に設けられていればよく、当該領域の縦方向Xにおける位置は特に限定されない。
本実施形態の伸縮パネル40は、その横方向Y内方端部が後側吸収性本体30の非肌対向面に接合している(図8参照)。斯かる接合には、ホットメルト接着剤、熱融着、又は超音波シール等の公知の接合手段を用いることができる。なお、伸縮パネル40は、後側吸収性本体30よりも肌対向面側に位置していてもよい。例えば、伸縮パネル40における横方向Y内方端部が後側吸収性本体30の肌対向面に接合していてもよい。
本実施形態の一対の伸縮パネル40は、後側吸収性本体30の縦方向X全長を三等分して三つの領域に区分したときの最もウエスト側に位置する領域に設けられていればよく、当該領域の縦方向Xにおける位置は特に限定されない。
中央シート部39は、後側吸収性本体30の上端部に位置し、該シート部39の非肌対向面側の横方向Y両側部と、伸縮パネル40の肌対向面側の横方向Y内方端部とが、接着剤等の公知の接合手段によって接合されている。
伸縮パネル40は、2枚のシート40bと、これらシート40b間に伸長状態で固定されたパネル弾性部材40aとを具備する。伸縮パネル40では、横方向Yに延びる複数のパネル弾性部材40aが、縦方向Xに間欠的に配置されている。このパネル弾性部材40aによって、伸縮パネル40は、横方向Yに弾性伸縮性を有する。
伸縮パネル40は、2枚のシート40bと、これらシート40b間に伸長状態で固定されたパネル弾性部材40aとを具備する。伸縮パネル40では、横方向Yに延びる複数のパネル弾性部材40aが、縦方向Xに間欠的に配置されている。このパネル弾性部材40aによって、伸縮パネル40は、横方向Yに弾性伸縮性を有する。
連結被止着シート部41は、一方の伸縮パネル40の横方向Y外方端部と、接着剤等の公知の接合手段によって接合されている。連結被止着シート部41の非肌対向面は、外装シート13と同様に、係合性に富む不織布からなる。すなわち、連結被止着シート部41は、非肌対向面に機械的面ファスナーのメス部材を有している。
連結止着シート部42は、肌対向面の横方向外方端部に、機械的面ファスナーのオス部材を有する止着部42aを有している。また連結止着シート部42の非肌対向面も、係合性に富む不織布からなる。すなわち、連結止着シート部42は、非肌対向面に機械的面ファスナーのメス部材を有している。
連結止着シート部42は、肌対向面の横方向外方端部に、機械的面ファスナーのオス部材を有する止着部42aを有している。また連結止着シート部42の非肌対向面も、係合性に富む不織布からなる。すなわち、連結止着シート部42は、非肌対向面に機械的面ファスナーのメス部材を有している。
連結止着シート部42の止着部42aは、連結被止着シート部41の非肌対向面に脱着自在に止着可能となっている。連結止着シート部42を連結被止着シート部41に止着することで、胴回りベルト38が環状となる。斯かる環状の状態において、連結止着シート部42及び連結被止着シート部41それぞれの非肌対向面は、前記のメス部材を有しているので、前側パッド2の前側胴回り部28に設けられた中央止着部29c及びサイド止着部29sが脱着自在に止着可能となっている。これにより、環状の胴回りベルト38に、前側パッド2の上端部を取り付けることができる。
また、環状の胴回りベルト38は、一対の伸縮パネル40が周方向に伸縮するので、着用者の腰周りに良好にフィットする。
また、環状の胴回りベルト38は、一対の伸縮パネル40が周方向に伸縮するので、着用者の腰周りに良好にフィットする。
図10には、本実施形態のおむつ1を装着させるための操作が示されている。本実施形態のおむつ1は、先ず後側パッド3の胴回りベルト38を着用者の腰周りに巻き掛け、着用者の腹側(正面)で連結止着シート部42の止着部42aを連結被止着シート部41に止着する。これにより、着用者の腰周りに環状の胴回りベルト38が装着される〔図10(a)参照〕。次いで、腰周りに装着された胴回りベルト38の非肌対向面に、前側パッド2の中央止着部29c及びサイド止着部29sを止着する〔図10(b)参照〕。次いで、前側パッド2の非肌対向面に、後側パッド3の係合部材17cを止着する〔図10(c)参照〕。このように、前側パッド2及び後側パッド3を上端部及び下端部それぞれで連結させて、おむつ1を着用者の身体に装着させた装着状態にする。すなわち本実施形態のおむつ1は、前側パッド2及び後側パッド3を、股下域Cと腰周りの腹側で連結させた状態にして使用可能である。
本実施形態のおむつ1は、前側パッド2及び後側パッド3を前述した止着部によって結合・分離自在であるため、従来の非セパレートタイプの吸収性物品に比べて環境に対する負荷が低減されている。すなわち、着用者の腹側に対応する部分(前側パッド相当部分)と着用者の背側に対応する部分(後側パッド相当部分)とが一体不可分である従来の非セパレートタイプの吸収性物品を使用後に廃棄する場合、後側パッド相当部分は汚れていなくても、排泄物で汚れた状態の前側パッド相当部分とともに廃棄せざるを得なかったが、本実施形態のおむつ1であれば、後側パッド3はそのままで前側パッド2のみを新品と交換すればよいため、非セパレートタイプの吸収性物品に比べてゴミ廃棄量、二酸化炭素排出量が低減され、環境に対する負荷の低減に貢献することができる。
次に、おむつ1の各部の形成材料について説明する。
外装シート13、カフ形成用シート50、股下横伸縮部形成シート17b、胴回り部形成シート28b、及び胴回りベルト38に用いられるシート材としては、それぞれ、この種の吸収性物品に用いられている各種の公知のものを特に制限なく用いることができる。例えばこれらシートは、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ニードルパンチ不織布等の各種製法による不織布を用いることができる。
表面シート11としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、防漏シート12としては各種の不織布や樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。
外装シート13、カフ形成用シート50、股下横伸縮部形成シート17b、胴回り部形成シート28b、及び胴回りベルト38に用いられるシート材としては、それぞれ、この種の吸収性物品に用いられている各種の公知のものを特に制限なく用いることができる。例えばこれらシートは、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ニードルパンチ不織布等の各種製法による不織布を用いることができる。
表面シート11としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、防漏シート12としては各種の不織布や樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。
カフ弾性部材6aやレッグ弾性部材5aを含む縦弾性部材や横弾性部材28a、股下横弾性部材17a、パネル弾性部材40a等の各弾性部材としては、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
吸収体14が具備する吸収性コア14aは、パルプを始めとするセルロース等の親水性繊維や吸水性ポリマー等のコア形成材料によって形成されている。吸収性コア14aは、例えば親水性繊維の積繊体、該親水性繊維と吸水性ポリマーとの混合積繊体、吸水性ポリマーの堆積体、2枚の吸収性シート間に吸水性ポリマーが担持された積層構造体等から構成される。
コアラップシート14bとしては、例えば親水性繊維からなる薄葉紙や、液透過性を有する不織布などを用いることができる。
コアラップシート14bとしては、例えば親水性繊維からなる薄葉紙や、液透過性を有する不織布などを用いることができる。
本実施形態では、前側パッド2及び後側パッド3を互いに止着する止着構造として、機械的面ファスナーを採用している。ここでいう「機械的面ファスナー」とは、鉤状の突起からなるフック材(係合部材)が一面に配置された面部材(オス部材)と、パイル状の突起からなるループ材が一面に配置された面部材(メス部材)とが、一組みとなった留め具を指す。機械的面ファスナーの具体例として、マジックテープ(登録商標)が挙げられる。
具体的には本実施形態において前側胴回り28が具備する止着部29c,29s,29s、及び係合部材17cは、機械的面ファスナーのオス部材を有し、典型的には、樹脂製フィルム、織布、不織布などからなる基材の表面に多数の前記フック材が配置された構成を有している。
また本実施形態において前側パッド2の非肌対向面を形成する外装シート13、及び胴回りベルト38の非肌対向面を形成するシートは、機械的面ファスナーのメス部材を有する。前記メス部材の素材としては、例えばループ部、網状部が基材に固定されたシート部材や、係合性に富む不織布を用いることができる。
本実施形態のおむつ1は、特に矛盾しない限り、オス部材が設けられた部材と、該オス部材に止着されるメス部材が設けられた部材とを逆転させてもよい。
具体的には本実施形態において前側胴回り28が具備する止着部29c,29s,29s、及び係合部材17cは、機械的面ファスナーのオス部材を有し、典型的には、樹脂製フィルム、織布、不織布などからなる基材の表面に多数の前記フック材が配置された構成を有している。
また本実施形態において前側パッド2の非肌対向面を形成する外装シート13、及び胴回りベルト38の非肌対向面を形成するシートは、機械的面ファスナーのメス部材を有する。前記メス部材の素材としては、例えばループ部、網状部が基材に固定されたシート部材や、係合性に富む不織布を用いることができる。
本実施形態のおむつ1は、特に矛盾しない限り、オス部材が設けられた部材と、該オス部材に止着されるメス部材が設けられた部材とを逆転させてもよい。
また本実施形態の前側パッド2は、防漏シート12と外装シート13とを具備するものであったが、前側パッド2は外装シート13を具備していなくともよい。この場合、前側パッド2の非肌対向面は防漏シート12により形成される。防漏シート12が前側パッド2の非肌対向面を形成する場合、防漏シート12は、撥水処理された不織布からなるか、又は該不織布を含むことが好ましい。斯かる不織布として、例えば、該不織布の構成繊維に撥水処理剤を適用したものを用いることができる。
以上、本考案をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本考案は前記実施形態に何ら制限されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態のおむつ1は、前側パッド2と後側パッド3の2パーツで構成されていたが、後側パッド3の胴回りベルト38を、着用者の腰周りに配されるホルダに替えて、両パッド2,3と該ホルダを備えた3パーツのものにしてもよい。この場合、ホルダは、着用者の腰周りに環状に装着されるとともに、両パッド2,3を着用者に装着した状態に保持するものである。またホルダは、着用者の腹側(前側)に配置される腹側部と、着用者の背側(後側)に配置される背側部とを有し、該ホルダの主体をなすホルダ本体部を備える。ホルダ本体部は、不織布等のシート状部材を主体として構成されており、典型的には、ホルダ本体部の非肌対向面(外面)を形成する外層シートと、ホルダ本体部の肌対向面(内面)を形成する内層シートとの積層構造を含んで構成されている。ホルダは、腹側部及び背側部それぞれのホルダ本体部の長手方向両端部どうしが融着、接着剤等の公知の接合手段によって接合することで環状をなしており、腹側部と背側部とを接合する一対の接合部と、ウエスト開口部WOとを有する。接合部は、一般的な非セパレートタイプ(1パーツ)のパンツ型使い捨ておむつにおけるサイドシール部に相当するものである。腹側部及び背側部それぞれのホルダ本体部には、周方向に伸縮可能に配置された弾性部材が、縦方向Xに複数間欠配置されており、これにより、ホルダは周方向に伸縮性を有する。ホルダ本体部の非肌対向面(外面)にはホルダ側止着構造(機械的面ファスナーのオス部材又はメス部材)が配置されており、このホルダ側止着構造に前側パッド2及び後側パッド3の上端部に設けられたパッド側止着構造(機械的面ファスナーのオス部材又はメス部材)を止着させることで、両パッド2,3をホルダに脱着可能に止着させることができる。
例えば、上述した実施形態のおむつ1は、前側パッド2と後側パッド3の2パーツで構成されていたが、後側パッド3の胴回りベルト38を、着用者の腰周りに配されるホルダに替えて、両パッド2,3と該ホルダを備えた3パーツのものにしてもよい。この場合、ホルダは、着用者の腰周りに環状に装着されるとともに、両パッド2,3を着用者に装着した状態に保持するものである。またホルダは、着用者の腹側(前側)に配置される腹側部と、着用者の背側(後側)に配置される背側部とを有し、該ホルダの主体をなすホルダ本体部を備える。ホルダ本体部は、不織布等のシート状部材を主体として構成されており、典型的には、ホルダ本体部の非肌対向面(外面)を形成する外層シートと、ホルダ本体部の肌対向面(内面)を形成する内層シートとの積層構造を含んで構成されている。ホルダは、腹側部及び背側部それぞれのホルダ本体部の長手方向両端部どうしが融着、接着剤等の公知の接合手段によって接合することで環状をなしており、腹側部と背側部とを接合する一対の接合部と、ウエスト開口部WOとを有する。接合部は、一般的な非セパレートタイプ(1パーツ)のパンツ型使い捨ておむつにおけるサイドシール部に相当するものである。腹側部及び背側部それぞれのホルダ本体部には、周方向に伸縮可能に配置された弾性部材が、縦方向Xに複数間欠配置されており、これにより、ホルダは周方向に伸縮性を有する。ホルダ本体部の非肌対向面(外面)にはホルダ側止着構造(機械的面ファスナーのオス部材又はメス部材)が配置されており、このホルダ側止着構造に前側パッド2及び後側パッド3の上端部に設けられたパッド側止着構造(機械的面ファスナーのオス部材又はメス部材)を止着させることで、両パッド2,3をホルダに脱着可能に止着させることができる。
また前記ホルダは、腹側部と背側部とを接合する一対の接合部を有するものに代えて、ベルトタイプのものであってもよい。この場合、前記ホルダは、一方の接合部に対応する位置が切り離され、ホルダを一方向に長い展開状態にすることができる。展開状態において、当該ホルダの肌対向面における長手方向の一方の端部と、該ホルダの非肌対向面とに前記の止着構造を設けることで、これら一方の端部と非肌対向面を脱着自在に止着でき、展開状態のホルダを環状にすることができる。
上述した接合部を有するホルダ及びベルトタイプのホルダそれぞれは、背側部の横方向Y中央部が部分的に下垂して後側パッド3の股下域Cまで延出した中央延出部を有してもよい。この場合、中央延出部は、ホルダ本体部を形成する外層シート及び内層シートにより形成される。装着状態において中央延出部は、後側パッド3の非肌対向面側に配され、該パッド3の外面を被覆する。中央延出部の先端部の肌対向面と、後側パッド3の股下域Cの非肌対向面には、これらを脱着自在に止着させる止着構造が設けられており、該止着構造によって、中央延出部が後側パッド3の非肌対向面に固定される。
また中央延出部は、後側パッド3の股下域Cを越えて、前側パッド2の非肌対向面を被覆し、ホルダの腹側部まで延出していてもよい。この場合、前側パッド2及び後側パッド3の双方の非肌対向面が中央延出部によって被覆される。延出部がホルダの腹側部まで延出する場合、延出部の肌対向面における先端部と、ホルダの腹側部の非肌対向面とに設けられた止着構造によって、該延出部と腹側部とが脱着自在に止着可能となっている。
また係合部材17cは、粘着剤により構成されていてもよい。例えば、係合部材17cは、後側パッド3の股下部Cの肌対向面に粘着剤を塗布することにより形成されていてもよい。
また係合部材17cが、点ファスナーのオス部材及びメス部材の何れか一方であり、前側パッド2の非肌対向面に、該係合部材17cに係合可能な点ファスナーのオス部材及びメス部材の何れか他方である被係合部材が縦方向Xに並んで複数配されていてもよい。点ファスナーとしては、例えば、スナップボタン等が挙げられる。
また係合部材17cが、点ファスナーのオス部材及びメス部材の何れか一方であり、前側パッド2の非肌対向面に、該係合部材17cに係合可能な点ファスナーのオス部材及びメス部材の何れか他方である被係合部材が縦方向Xに並んで複数配されていてもよい。点ファスナーとしては、例えば、スナップボタン等が挙げられる。
1 使い捨ておむつ(おむつ)
2 前側パッド
3 後側パッド
5 レッグカフ
5a レッグ弾性部材
5s 外側伸縮部
6 立体カフ
6a カフ弾性部材
6s 起立伸縮部
6t 非起立伸縮部
50 カフ形成用シート
11 表面シート
12 防漏シート
13 外装シート
14 吸収体
14a 吸収性コア
14b コアラップシート
17 股下横伸縮部
17a 股下横弾性部材
17b 股下横伸縮部形成シート
17c 係合部材
20 前側吸収性本体
30 後側吸収性本体
28 前側胴回り部
28a 横弾性部材
28b 胴回り部形成シート
29c 中央止着部
29s サイド止着部
38 胴回りベルト
39 中央シート部
40 伸縮パネル
40a パネル弾性部材
41 連結被止着シート部
42 連結止着シート部
42a 止着部
C 股下域
LO レッグ開口部
WE ウエスト開口端
WO ウエスト開口部
R 被止着領域
X 縦方向
Y 横方向
2 前側パッド
3 後側パッド
5 レッグカフ
5a レッグ弾性部材
5s 外側伸縮部
6 立体カフ
6a カフ弾性部材
6s 起立伸縮部
6t 非起立伸縮部
50 カフ形成用シート
11 表面シート
12 防漏シート
13 外装シート
14 吸収体
14a 吸収性コア
14b コアラップシート
17 股下横伸縮部
17a 股下横弾性部材
17b 股下横伸縮部形成シート
17c 係合部材
20 前側吸収性本体
30 後側吸収性本体
28 前側胴回り部
28a 横弾性部材
28b 胴回り部形成シート
29c 中央止着部
29s サイド止着部
38 胴回りベルト
39 中央シート部
40 伸縮パネル
40a パネル弾性部材
41 連結被止着シート部
42 連結止着シート部
42a 止着部
C 股下域
LO レッグ開口部
WE ウエスト開口端
WO ウエスト開口部
R 被止着領域
X 縦方向
Y 横方向
本考案は、吸収性物品(吸収性物品のシリーズ)に関する。
Claims (7)
- 吸収容量が異なる複数種類の前側パッドと、寸法が異なる複数種類の後側パッドとを含み、複数の前記前側パッドから任意に選択される前側パッドと、複数の前記後側パッドから任意に選択される後側パッドとを組み合わせて使用可能であり、
前記前側パッドは、着用者の腹側に配置され、前記後側パッドは、着用者の背側に配置され、両パッドは、着用者の股下域で連結された状態にして使用される、吸収性物品のシリーズ。 - 前記吸収容量が異なる前記複数種類の前側パッドは、相互に寸法が同一であるか、又は前記吸収容量が大きいものほど寸法が大きい、請求項1に記載の吸収性物品のシリーズ。
- 前記寸法が異なる前記複数の後側パッドはそれぞれ、吸収性本体と、該吸収性本体の縦方向の上端部に配された胴回りベルトとを有しており、前記寸法が大きいものほど前記胴回りベルトの横方向の長さが長い、請求項1又は2に記載の吸収性物品のシリーズ。
- 前記吸収容量が異なる前記複数種類の前側パッドはそれぞれ、吸収性本体と、該吸収性本体の縦方向の上端部に配された前側胴回り部とを有し、
前記吸収容量が異なる前記複数種類の前側パッドは、相互に前記前側胴回り部の縦方向の長さが同一であるか、又は前記吸収容量が大きいものほど前記前側胴回り部の前記縦方向の長さが大きく、
前記寸法が異なる前記複数の後側パッドはそれぞれ、吸収性本体と、該吸収性本体の縦方向の上端部に配された胴回りベルトとを有しており、
前記寸法が異なる前記複数の後側パッドは、相互に前記胴回りベルトの縦方向の長さが同一であるか、又は前記寸法が大きいものほど前記胴回りベルトの縦方向の長さが大きく、
前記寸法が異なる前記複数の後側パッドはいずれも、前記胴回りベルトの縦方向の長さが、前記前側パッドの前記前側胴回り部の縦方向の長さよりも大きい、請求項1~3のいずれか一項に記載の吸収性物品のシリーズ。 - 前記吸収容量が異なる前記複数種類の前側パッドはそれぞれ、吸収性本体と、該吸収性本体の縦方向の上端部に配された前側胴回り部とを有し、
前記寸法が異なる前記複数の後側パッドはそれぞれ、吸収性本体と、該吸収性本体の縦方向の上端部に配された胴回りベルトとを有しており、
相対的に前記吸収容量が小さい前側パッドの前記胴回り部の横方向の長さD21に対する、相対的に前記吸収容量が大きい前側パッドの前記胴回り部の横方向の長さD22の比をD22/D21とし、
相対的に前記寸法が小さい後側パッドの前記胴回りベルトの横方向の長さD31に対する、相対的に前記寸法が大きい後側パッドの前記胴回りベルトの横方向の長さD32の比をD32/D31としたときに、
前記比D32/D31が、前記比D22/D21によりも大きい、請求項1~4のいずれか一項に記載の吸収性物品のシリーズ。 - 前記寸法が異なる前記複数種類の後側パッドは、相互に吸収容量が同一であるか、又は前記寸法が大きいものほど吸収容量が大きく、
相対的に前記吸収容量が小さい前側パッドの吸収容量V21に対する、相対的に前記吸収容量が大きい前側パッドの吸収容量V22の比をV22/V21とし、
相対的に前記寸法が小さい後側パッドの吸収容量V31に対する、相対的に前記寸法が大きい後側パッドの吸収容量V32の比をV32/V31としたときに、
前記比V22/V21が、前記比V32/V31よりも大きい、請求項1~5のいずれか一項に記載の吸収性物品のシリーズ。 - 前記寸法が異なる前記複数の後側パッドはそれぞれ、吸収性本体と、該吸収性本体の縦方向の上端部に配された胴回りベルトとを有しており、
前記胴回りベルトは、横方向の一端部に、該胴回りベルトの肌対向面又は非肌対向面に脱着自在に止着可能な止着部を一つのみ有している、請求項1~6のいずれか一項に記載の吸収性物品のシリーズ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2023004504U JP3246354U (ja) | 2023-12-15 | 2023-12-15 | 吸収性物品 |
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JP3246354U true JP3246354U (ja) | 2024-04-11 |
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Family Applications (1)
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JP2023004504U Active JP3246354U (ja) | 2023-12-15 | 2023-12-15 | 吸収性物品 |
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