JP2007028640A - イーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置及び方法、並びに、これを利用したeponマスタ装置 - Google Patents

イーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置及び方法、並びに、これを利用したeponマスタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007028640A
JP2007028640A JP2006197353A JP2006197353A JP2007028640A JP 2007028640 A JP2007028640 A JP 2007028640A JP 2006197353 A JP2006197353 A JP 2006197353A JP 2006197353 A JP2006197353 A JP 2006197353A JP 2007028640 A JP2007028640 A JP 2007028640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grant
onu
amount
request amount
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006197353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4331187B2 (ja
Inventor
Chan Kim
キム、チャン
Tae Whan Yoo
ヨー、テ、ワン
Yool Kwon
クウォン、ヨル
Bong-Tae Kim
キム、ボン、テ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
Original Assignee
Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI filed Critical Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
Publication of JP2007028640A publication Critical patent/JP2007028640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4331187B2 publication Critical patent/JP4331187B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/70Admission control; Resource allocation
    • H04L47/76Admission control; Resource allocation using dynamic resource allocation, e.g. in-call renegotiation requested by the user or requested by the network in response to changing network conditions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q11/0067Provisions for optical access or distribution networks, e.g. Gigabit Ethernet Passive Optical Network (GE-PON), ATM-based Passive Optical Network (A-PON), PON-Ring
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q11/0066Provisions for optical burst or packet networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q2011/0064Arbitration, scheduling or medium access control aspects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q2011/0086Network resource allocation, dimensioning or optimisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q2011/0088Signalling aspects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】DSP又はCPUからの複雑な流動小数点演算がなくても、多数のONUに対して各々最小伝送時間を保証しながら、ONUの送信するデータ量を基盤として效率的にグラントを分配することが可能なEPONの動的帯域幅割当方法及び装置を提供する。
【解決手段】多数のONUがOLTへデータを伝送するための上向帯域幅の割り当てにおいて、一定周期で該当周期から割当可能な全体グラント長さ(L)を確認して、各ONUから上向データ伝送に必要なグラント長さの要求量を設定した後、上記確認された割当可能な全体グラント長さ(L)の残余量が0になるか、又は、総てのONUに分配されたグラントの長さが該当ONUに設定されたグラント長さの要求量以上になるまで、上記全体グラント長さ(L)から基本単位ずつを差し引いて各ONUに順番に分配する過程を循環反復し、多数ONUのグラント長さを設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、イーサネット(登録商標)受動光通信網(Ethernet Passive Optical Network 、以下「EPON」という。)のOLT(Optical Line Termination)が多数のONU(Optical Network Unit)へデータを送信する上向帯域幅を割り当てるEPONの動的帯域割当装置及び方法、並びに、これを利用したEPONマスタ装置に関する。
ネットワーク分野において加入者網が高度化されるのに伴い、受動光通信網 (Passive Optical Network 、以下「PON」という。)からイーサネットフレームを使用して通信可能になるようにしたイーサネット受動光通信網(Ethernet−PON、以下「EPON」という。)が提案され、IEEE802グループにより標準化が完了となった。
上記EPONは、図1に図示された通り、ネットワークに連結されたOLT110と加入者側に連結された多数のONU(Optical Network Unit)120a乃至120cが光スプリッタ(optical splitter)130を介して受動的に連結されていることとして、EPON内ではATM(asynchronous transfer mode)−PONと違って既存のイーサネットフレームと同一単位でデータを伝達し、上位階層のブリッジとの互換のために伝送の際に取り付けられるイーサネットフレームの8バイトのプリアンブル(preamble)にONU120a乃至120cを区分するためのLLID(Logical Link IDendification)を取り付けることになる。
この際、OLT110からONU120a乃至120cに伝達されるイーサネットフレーム(以下、下向フレームとする。)のLLIDは、どのONUへ伝達されるかを意味し、ONU120a乃至120cからOLT110に伝達されるイーサネットフレーム(以下、上向フレームとする。)のLLIDは、どのONUが送ったのかを意味し、上向フレームと下向フレームとは相互に異なる波長を使用して伝送される。
上記下向フレームは、総てのONU120a乃至120cへ伝送された後、各ONU120a乃至120cから下向フレームのLLIDを確認して、自分の目的地である下向フレームだけを選択的に受信するようになっている。この際、下向フレームのLLIDは特定ONUを除いて他の総てのONUが受信するようにするか、総てのONU、又は、特定マルチキャストグループが受信するよう設定することも可能である。
逆に、上記の各ONU120a乃至120cの上向フレームは総てOLT110へ伝送されるが、この際、他のONUの上向フレーム間に信号重畳が起こることを防止するため、OLT110は各ONU120a乃至120cの上向伝送時間を調整しながら同時に各ONU120a乃至120cにおいて使用する伝送許容時間を割り当てるようになるが、これを帯域幅割当という。
上述した帯域幅割り当ては、ONU120a乃至120cが自分の送信キューの状態、即ち、伝送されることを待っているデータ量をリポート(report)フレームを通してOLT110に知らせ、これに対応してOLT110は、ONU120a乃至120cにゲート(gate)フレームを伝送し、データ伝送スタート時間及び伝送許容期間(duration)を知らせる過程を通じて構成される。
上記ゲートフレームを受信したONU120a乃至120cは、該当ゲートフレームに記録された伝送スタート時間及び伝送許容期間を参照し、許容された時間に上向フレームをOLT110へ伝送する。上記ゲートフレームに記録された伝送許容情報をグラント(GRANT)といい、これは伝送のスタート時間及び長さで表示される。このようなリポートフレーム、ゲートフレーム及びONUの自動登録等の処理は、MPCP(Multi−Point Control Protocol)により行われる。
従って、各ONU120a乃至120cに対する上向帯域幅割当は、実質的にゲートフレームのグラント値、即ち、伝送スタート時間及び長さを設定し、該当ONUへ伝送することを意味する。
上記グラントの伝送スタート時間及び長さ値の設定はOLT110によって行われるが、地理的に距離の異なるONU120a乃至120c別光ファイバ伝達遅れ及びその他の処理遅れを考慮し、各OLT110に上向フレームが到着する瞬間が重ならないようにすべく、また、特定ONUだけに過度に割り当てられ他のONUの上向フレーム伝送を遅らせたり、無駄な資源の浪費がないようにすべきである。
また、ONUからの送信データ発生量が常に同一ということは不可能であるため、状況に合わせて適切に可変でなければいけないが、これを動的帯域幅割当という。
本発明は、上述した従来の要求を実現するために提案されたものであり、その目的は、安定的で、かつ、効率的なEPON通信を提供することが可能になるように、多数のONUに効率的にグラントを割り当てることが可能なEPONの動的帯域幅割当装置及び方法、並びに、これを利用したEPONマスタ装置を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、DSP又はCPUにおける複雑な流動小数点演算がなくても多数のONUに対して最小帯域幅を保証しながらONUの送信データ量を基盤として適切にグラントを分配することが可能なEPONの動的帯域幅割当方法及び装置、並びに、これを利用したEPONマスタ装置を提供することである。
さらに、本発明の目的は、各ONUの要求に対する優先順位を考慮し、高い優先順位を有する情報に対し低い優先順位を有する情報より先に帯域幅を分配することにより優先順位別差等サービスが可能なEPONの動的帯域幅割当方法及び装置、並びに、これを利用したEPONマスタ装置を提供することである。
上述の目的を達成するための構成手段として、本発明は、多数のONUがOLTへ上向フレームを伝送するための上向帯域幅を割り当てるイーサネット受動光通信網(EPON)における動的帯域幅割当方法において、一定周期で該当周期から割当可能な全体グラント長さ(L)を計算する計算段階と、EPON内の総てのONUから受信されたリポートフレームを基に、各ONUから上向データ伝送に必要なグラント長さの要求量を設定する設定段階と、割当可能な全体グラント長さ(L)の残余量が0になるか、又は、総てのONUに分配されたグラント長さが該当ONUに設定されたグラント長さの要求量以上になるまで、上記全体グラント長さ(L)から基本単位ずつを差し引いて各ONUへ順番に分配する過程を繰り返す分配段階と、割当可能な全体グラント長さ(L)の残余量が0になるか、又は、総てのONUに分配されたグラント長さが該当ONUに設定されたグラント長さの要求量以上になると、現在までに分配された各ONUのグラント長さを該当ONUのグラント長さ割当値に設定する割当段階と、を含むことを特徴とする。
また、上述の目的を達成するための他の構成手段として、多数のONUがOLTへデータを伝送するための上向帯域幅を割り当てるためのイーサネット受動光通信網(EPON)における動的帯域幅割当装置において、一定周期でスタート信号の入力を受け取り、多数ONUのリポート値を基にONU別グラントの要求量を設定するリポート読み取り部と、各々複数のONUグループを担当し、上記リポート読み取り部から該当するONUのグラント要求量の伝達を受け取り、担当するONUのグラント長さがグラント要求量に到達するように、使用可能な全体グラント長さから基本単位を差し引いて担当するONUのグラント長さを順番に増加させる一つ以上の帯域幅割当エンジンと、上記リポート読み取り部及び上記多数の帯域幅割当エンジンの動作状態を照合し、多数帯域幅割当エンジンの動作スタート及び停止を制御し、上記多数帯域幅割当エンジンに全体グラント長さの残余量及び多数ONUのグラント要求量の満足状態を知らせる制御及び照合部と、を備えていることを特徴とする。
さらに、本発明は、上記目的を具現化するための他の構成手段として、一つのOLTと複数のONUからなるイーサネット受動光通信網のデータ通信のためMPCP(Multi−point control protocol)処理を遂行するEPONマスタ装置において、各ONUから送られたリポート情報を蓄積するリポートテーブルと、毎グラント割当周期ごとに上記リポートテーブルの各ONU別リポート情報を基に各ONUに必要なグラント要求量を設定し、使用能な全体グラント長さから基本単位ずつを差し引いて各ONUに順番に分配することを繰り返し、上記使用可能な全体グラント長さの残余量が0になるか、又は、総てのONUに分配されたグラント長さが上記設定したグラント要求量以上になるとその時点における各ONUに分配された量を基に動的グラント値を設定する動的グラント発生部と、上記動的グラント発生部から発生した動的グラント値を蓄積する動的グラントキューと、ネットワークプロセッサから印加された下向送信データ及び上記動的グラントキューから読み取ったゲートフレームを多重化する送信多重化部と、受信された上向フレームを逆多重化し各々の目的地に伝達しつつ、受信フレーム中のリポートフレームはリポート書き込み部へ伝達する受信逆多重化部と、上記受信逆多重化部から伝達されたリポートフレームに伴い上記リポートテーブルの各ONU別リポート情報を更新するリポート書き込み部と、上記送信多重化部から伝送される下向データ中のゲートフレームに対し隣接したグラント区間が相互に重ならないようにしつつ、現在時間に比べ予め定められた値より未来になるように伝送スタート時間を決定して挿入するスタート時間計算部と、を備えていることを特徴とする。
本発明は、EPON内に登録された複数のONUに対して周期的にリポートを照合してゲートを発生する時に、DSP又はCPUの計算無しで短い時間に動的(dynamic)にグラントを割り当てることが可能であり、毎周期ごとに静的グラントとCPUから送るグラントとの量を差し引いて動的に分けることが可能なグラントの合計を予め決めた後、その限度から多数のONUに同時にグラントを分けることにより、過度な上向帯域幅要求があるとしても過度にグラントを割り当てることを根本的に防止することが可能で、適切な時点でグラント制御が行われ安定的な動作が可能となる。また、各ONU別に最大グラントの長さを制限することが可能で、さらに要求に応じONU別に最小帯域幅を保証することも可能なため、EPONにおいて効率的に上向帯域幅を制御することが可能という効果がある。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係るEPONの動的帯域幅割当装置及び方法について説明する。
図2は、本発明が適用されるEPONマスタチップを表したものである。
EPONマスタチップはEPONのOLT110に具備され、LLID別グラントのスケジューリング及び新たなONUの登録を遂行しながら、上向及び下向イーサネットフレームを多重化又は逆多重化して目的地へ伝送する等、EPON通信においてMPCP処理を遂行する手段として、基本的に上位ネットワークインタフェースと連結されLLIDを利用し上位階層との互換性を合わせ上位ネットワークへのイーサネットフレーム送受信を処理するPONブリッジ部210と、MPCPデータを処理しながらフレームの逆多重化及び多重化を処理しLLID別グラントスケジューリング及び自動発見(auto-discovery)を遂行するMPCPマスタ部220と、物理階層(通信路)のインタフェースと連結され総てのフレームに対するFCS(Frame Check Sequence)の生成及び検査を含む物理階層へのフレーム送信及び受信を担当するMAC部230から構成される。
より具体的には、上記PONブリッジ部210は、MPCPマスタ部220から上向フレームの伝達を受け取ると、フレームの目的地住所(Destination Address:DA)値を確認して、ネットワーク側に伝達するのか他のEPON加入者側に伝達するのかを判断し、ネットワークプロセッサに伝達する場合はLLIDを除去した後に伝達し、特定ONUに伝達しなければならない場合には該当するLLIDを取付けて再びMPCPマスタ部220に伝達する。
逆に上記PONブリッジ部210は、ネットワークプロセッサから下向イーサネットフレームの伝達を受け取った場合には、該当イーサネットフレームの目的地住所(DA)値を確認して特定ONUへ行くフレームの場合、該当ONUのLLIDを取付けてMPCPマスタ部220に伝達し、目的地がネットワークプロセッサ側にある場合は廃棄する。上記上向フレームの廃棄は一般的なブリッジ規則に従い既にネットワークプロセッサにより該当MAC住所に伝達されたと判断することによって行われる。上向と下向とに対してMAC住所を学習して内部のFDB(Filtering Database)に記憶して使用する。
上記MPCPマスタ部220は上記PONブリッジ部210とMAC部230との間でLLIDが付いたイーサネットフレームを取交わしながら、図示されていないOLTのCPUの制御によりMPCP処理を遂行する。即ち、上記PONブリッジ部210から来る下向イーサネットフレーム、CPU(図示省略)から来るフレーム、及び、MPCPマスタ内部から発生されたフレームを多重化してMAC部230に伝達し、MAC部230から出力される上向イーサネットフレームを受け取り、内部で処理するかCPUに伝達し、一般データの場合は上記PONブリッジ部210に伝達する。
上記MAC部230は、上記MPCPマスタ部220から受け取ったイーサネットフレームに対して必要な場合CRC(Cyclic Redundancy Check)を計算して上記計算結果を該当イーサネットフレームに挿入して送信し、受信されたイーサネットフレームは、CRC検査を遂行して誤りがない場合は上記MPCPマスタ部220に伝達する。
本発明は、上述したEPONマスタチップ200に関するものであり、特にEPONマスタチップ200の構成要素中、MPCPマスタ部220のLLIDに区分されるONU別にグラントを割り当てる技術に関連する。
図3は、本発明に係る帯域幅割当装置を適用したMPCPマスタ装置の詳細構成図である。
上記図3を参照すると、本発明に係るMPCPマスタ装置は、CPUインタフェース部301と、固定グラントテーブル302と、固定グラント発生部303と、リポートテーブル304と、動的グラント発生部305と、RTT(Round Trip Time)テーブル306と、送信CPUメッセージキュー307と、受信CPUメッセージキュー308と、固定ゲートキュー309と、動的ゲートキュー310と、送信多重化部311と、受信逆多重化部312と、リポート書き込み部313と、スタート時間計算部314と、受信ウィンドウ発生部315と、を備えている。
CPUインタフェース部301は、外部のCPUが各種レジスターを読み込み及び書き込みができるようにインタフェーシングする手段として、CPUがフレームの挿入及び抽出をすることが可能になるようにして内部のテーブルを読み込み及び書き込みができるようにする。
固定グラントテーブル302は、各ONU別に固定長さグラントを発生させるのに必要な情報を有しているものとして、外部のCPUにより設定され固定グラント発生部303により使用される。
固定グラント発生部303は、一定周期ごとに上記固定グラントテーブル302から各ONU(LLID)の固定グラント割当長さ情報を読み取り、これを基盤として現在登録された各ONUに対して固定された長さのグラント量を割り当てる。この際、グラント値のうち伝送スタート時間は設定されず、グラントの長さ値のみ設定される。上記固定グラント発生部303は、毎グラント割当周期ごとに動的帯域幅割当に先立ちONU別に短い長さの固定グラント長さを割り当てたゲートフレームをONUへ伝送することにより毎グラント割当周期ごとに少なくとも一つのリポートフレームを受信できるようにする。
さらに、上記固定グラント発生部303は、使用可能な全体グラント量から各ONUに割り当てられた固定グラント量と上記送信CPUメッセージキュー307にあるCPU発生グラントの量とを減算し、上記計算により得られた該当グラント割当周期において使用可能なグラント残余量を動的グラント発生部305に知らせ、動的グラント発生を指示する。
リポートテーブル304は、各ONUから送られたリポート情報が記録され、上記動的グラント発生部305から上記リポートテーブル304のリポート情報を読み取るが、この際、安定された帯域幅割当のために一度使用されたリポートは削除され再度使用されないようにする。また、本発明によると、トラフィックに関係なくONUからOLTへ常にリポートが提供されるようにし、上記リポートテーブル304は最新リポートを保管することによって、リポートの遅れや脱落により性能が低下しないようにすることが好ましい。
動的グラント発生部305は、上記固定グラント発生部303から入力された使用可能なグラント残余量を、リポートテーブル304に記録された各ONUにおいて必要な送信データ量に基づき、各ONU(LLID)に同時に分配し、動的グラント長さを発生させる。
より具体的には、上記動的グラント発生部305は、周期的に各ONUのリポートを照合し、上記照合されたリポートを基盤として現在登録されたONU120a乃至120cに動的グラント長さを同時に分配するが、この際、グラント長さの分配方式は、該当ONU(又はLLID)で要求された長さに到達するか該当周期から割当可能な総グラント量が0になるまで、多数ONUを数個のグループに分け並列処理しながら各グループ内では順次的、循環反復的に一定単位のグラント長さを割り当てる方式として、このような方式をウォーターフィリング(water−filling)方式という。この場合、多数のONUのグラント量を順次に埋めて行くが、並列処理を通してグラント長さの設定時間が早くなり、さらに、一定周期ごとに限定された時間資源を有しONUへ時間資源を分配することによって、過度にグラント割り当てが行われることを根本的に防止することが可能で、基本単位ずつ総てのONUに分配するため、ONU間の公平性が保たれ、さらに分けることを始める前に各ONU別に最大の長さを制限した後に始めることにより各ONU別に最大上向帯域幅を制限することが可能でありながら、実際に分ける時は各ONU別に最小保証帯域幅を先に満足させることにより、各ONUに対する最小保証帯域幅を保証することが可能になる。
実際にグラントのスタート時間は、常に現在時間よりは最大RTT値とONUにおける最小待機時間とを足した分(以下、「最小オフセット」という。)程度は未来になければならないため、ゲートフレームを連続して送る時、後続するゲートフレームのグラント計算が長くなると隣接した二つのグラント区間の間の最小オフセットを満足させ得なくなり、後続のゲートフレームのグラント区間を先行のゲートフレームが指定するグラント区間の直後に位置させることができなくなる。これは、使用されない上向帯域幅を誘発し、通信効率を低下させる。
このような現状を最小化するためには、グラント割当が最大限素早く行われなければならないが、本発明による動的グラント発生部305によると、多数のグラントの計算が並列で同時に処理されるため、短い時間内に多数ONUに対するグラント割当が行われることが可能であり、その結果、各ONUに割り当てられたグラント区間の間の最小オフセットを満足させ、使用しない上向帯域幅の発生を最小化させることが可能である。
このような動的グラント発生部305のグラント割当動作は、本発明に係る動的帯域割当方法によることとして、その方法及び構成は、以下に具体的に説明する。
続いて、図3のRTTテーブル306は、MPCPフレームを受信する度に新たに計算された各ONU(又はLLID)別の最新のRTT値を保管する。
送信CPUメッセージキュー307と受信CPUメッセージキュー308とは、CPUから来た送信するCPUフレームとCPUに送られる受信CPUフレームとを伝送される前まで保持する。さらに、上記送信CPUメッセージキュー307は、内部に蓄積しているフレーム中にグラント値がある場合、該当グラント値の合計を動的グラント発生部305に知らせる。
固定グラントキュー309と動的グラントキュー310とは、上記固定グラント発生部303と動的グラント発生部305とから各々発生した固定グラント値と動的グラント値とを保持し、これは送信多重化部311により伝送される。
送信多重化部311は、送信CPUメッセージキュー307のフレーム、固定グラントキュー309及び動的グラントキュー310のフレーム、並びに、PONブリッジ部210からの送信データに対する伝送要求の入力を受け取り、選択されたデータを読み込んで多重化し、スタート時間計算部314に伝達する。本発明に係る帯域幅割当方法によると、固定ゲートフレームが先に発生させられた後、動的ゲートフレームが発生させられ、上記送信多重化部311は、多数のキューに同時にフレームがある場合には先に固定グラントキュー309に蓄積されたゲートフレームを読み取りスタート時間計算部314へ伝達し、以後、動的グラントキュー310に蓄積されたゲートフレームを読み取りスタート時間計算部314へ伝達する。これにより、毎グラント割当周期ごとにランダムな短い長さで設定された固定長さのグラントが総てのONUに分配された後、残りの時間資源を有し、ONU別状態によって動的なグラント分配が行われるようになる。従って、毎グラント割当周期ごとに少なくとも一つのリポートフレームを総てのONUから受信することが可能で、このように受信されたリポートフレームを基に各ONUの要求に対し均等に負担を分配しグラントを割り当てることが可能となる。
スタート時間計算部314は、送信多重化部311から送信するデータを受け取りPON側に伝達するが、この際伝送するデータがMPCPフレームの場合、OLT110のタイマ値を挿入し、また、MPCPフレーム中のゲートフレームの場合、グラント値のうちの伝送スタート時間を決定して挿入する。上記伝送スタート時間の決定は、RTTを考慮していない状態でONU120a乃至120c(又はLLID)の割り当てられたグラントの区間が相互重ならないようにしながら、同時に各伝送スタート時間が現在時間に比べて既に決められた値より未来になるように設定した後、伝送する前に該当ONU120a乃至120cのRTT(Round Trip Time)分を差し引いて、距離差による伝送遅れ分を補償することにより行われる。
一般的に、OLT110は、ONU120a乃至120cへ送る総てのMPCPフレームに自分のタイマ値を乗せて送り、ONU120a乃至120cは、OLT110のMPCPフレームを受信する度に一緒に受信されたOLT110のタイマ値を自分のタイマに写し、自分のタイマとOLT110のタイマとを同期させる。また、上記ONU120a乃至120cは、OLT110へ送る総てのMPCPフレームに自分のタイマ値を乗せて送り、OLT110は、ONU120a乃至120cのMPCPフレームに送られて来たタイマ値と自分のタイマ値との差を求め、伝送遅れ分が含まれた各ONU120a乃至120cのRTT値を計算する。
これを利用し、上記スタート時間計算部314は、各ONU(又はLLID)の伝送スタート時間を決め、該当ゲートフレームをONUに伝送する直前に、上記のように計算された該当ONUのRTT値を引いて伝送遅れ分を補償する。その結果、遠く位置しているONUは、距離補償分程度、より早くデータを伝送するようにすることによって、異なる距離に存在するONUから送られた上向フレームがOLT110に到着する時に重ならないようにする。
また、上記OLT110からグラントのスタート時間を決定した後、グラントが伝送される前に該当ONUのRTT値をスタート時間から差し引いて伝送するため、スタート時間からRTT値を差し引いた後もその値が現在時間より未来になることは勿論、ONU120a乃至120cが該当ゲートフレームを受信した時に規格で決められた保証された時間以上がスタート時間まで残っているように充分な未来の値で送らなければならない。従って、グラントのスタート時間は、常に現在時間よりは最小オフセット程度は未来にあるべきである。本発明によると、多数のONU(又は LLID)のグラント長さ計算が同時に行われることが可能で、スタート時間計算部314は、各グラントのスタート時間を最小オフセットを維持するように設定することが可能である。
上記スタート時間計算部314は、RTT値を差し引く前のグラント(長さ及びスタート時間)を受信ウィンドウ発生部315へ送り、バースト(burst)入力に合うウィンドウ信号を発生するようにする。
これに、受信ウィンドウ発生部315は、上記スタート時間計算部314から送られて来た情報を使用して予想入力バースト区間に該当するウィンドウ信号を発生させる。即ち、ONU120a乃至120cに伝送されたグラント情報に従い各ONUから送られる上向フレームが到着する予想時間を計算して光受信機からタイマを抽出するところまでの遅れ時間を補償した後、OLT110の上向光受信機に提供する。上記ウィンドウ信号は、バースト入力時間直前にリセット信号を必要とする一部バーストモード光受信機に提供され、上記リセット信号の発生のため使用される。バーストモード光受信機を使用しない場合、上記受信ウィンドウ発生部315は省略され得る。
受信逆多重化部312は、受信された上向フレームを検査して適切な目的地へ伝達する機能を担うものであり、受信されたフレーム中の一般データはPONブリッジ部210に伝達し、MPCPフレームはフレームの種類によって各々処理する。具体的に説明すると、MPCPフレーム中、ONUの登録要求及び応答の為のフレームであるregister_req及びregister_ackフレームは、CPUに送られるように受信CPUメッセージキュー308に伝達し、リポート(report)フレームは、リポート書き込み部313に伝達する。また、受信された総てのMPCPフレームから各ONU120a乃至120cのタイマ値を抽出し、自分のタイマ値から上記抽出したONUのタイマ値を差し引いてRTT値を計算した後、RTTテーブル306の該当ONU(又はLLID)のRTT情報を更新する。
上述したEPONマスタ装置の構成は、固定帯域幅割当及び動的帯域幅割当を同時に又は選択的に利用可能なものであり、ここで、本発明の動的帯域幅割当と実質的に連関された構成要素は、固定グラント発生部303、リポートテーブル304、動的グラント発生部305、RTTテーブル306、動的グラントキュー310、送信多重化部311、受信逆多重化部312、リポート書き込み部313及びスタート時間計算部314となる。
次に、本発明に係る動的帯域幅割当装置である上記動的グラント発生部305の構成について、図4を参照して説明する。
図4は、本発明に係る動的帯域幅割当装置の詳細な構成例を示したものであり、上記図4において、リポート読み取り信号及び消去信号は上記図3のリポートテーブル304に連結され、グラント割当周期信号(DBA cycle スタート信号)と該当周期から割当可能な総グラント長さは、固定グラント発生部303から入力されることが可能であり、最終的に生成された動的ゲートフレームは上記動的グラントキュー310に送られる。
本発明に係る動的帯域幅割当装置において、ONU(又はLLID)の個数や処理周期に制限はないが、以下の説明においては便宜上1.024msを周期に動的帯域幅割当が行われ、64個のONUに対して処理することを仮定する。しかし、本発明に係る動的帯域幅割当装置は、以下に説明する実施の形態に限定されず、本発明の主要思想を利用して様々な変形された実施が可能である。
図4を参照すると、本発明に係る動的帯域幅割当装置は、リポート読み取り部401と、制御及び照合部402と、多数の帯域幅割当エンジン403と、フレーム発生部404からなる。
リポート読み取り部401は、既に設定された周期(これはグラント長さ割当周期として任意に設定され、本実施の形態では1.024msである。)でグラント割当周期信号(DBA cycle スタート信号)の入力を受け、各ONUの最新リポートを読み取り、最大グラント許容量内から上記リポートの要求量を満たすことが可能な各ONUの有効要求量を設定し、同時に各ONU別に最小保証量を設定しこれを多数のエンジン403に知らせた後、制御及び照合部402に計算準備が完了したことを知らせる。この際、各ONUのリポート情報は、上記図3のリポートテーブル304から読み取る。上記リポートテーブル304の各エントリには、受信されたリポート情報と共に事前に設定された最大グラント長さ及び最小保証グラント長さが各ONU別に記録されている。上記リポート読み取り部401は上記リポートテーブル304に対する読み取り及び削除権限を保有し、これを利用してリポートテーブル304に記録されたリポート情報、最大グラント長さ及び最小保証グラント長さを読み取りした後、読み取りしたリポート情報を削除し、次の周期に同一のリポートデータが再び使用されることを防止する。
制御及び照合部402は、上記リポート読み取り部401によって各帯域幅割当エンジン403に有効要求量及び最小保証グラント長さが伝達され、リポート読み取り部401から割当準備の完了が知らせられると、多数の帯域幅割当エンジン403にグラント割当を始めるよう指示し、各エンジン403の処理状況を観察して各エンジン403の動作に必要な情報を提供しながら割当過程を制御する。
多数の帯域幅割当エンジン403は各々一つ以上のONUに対するグラント割当を担当し並列に動作する。例えば、EPONに64個のONUが登録された場合、上記四つの帯域幅割当エンジン403は各々16個のONUに対するグラント長さ分配を遂行する。より具体的には、1から64までのONUがあり、上記四つの帯域幅割当エンジン403各々が16個ずつのONUを担当する場合、上記四つの帯域幅割当エンジン403は、各々1、5、9、...、61のONU、2、6、10、...、62のONU、3、7、11、...、63のONU、4、8、12、...、64のONUが担当することとなる。この際、一つの帯域幅割当エンジン403内で設定された複数ONUに対するグラント長さ割当は循環的に行われる。即ち、担当する一番目のONUから最後のONUまで順番に基本単位ずつ割り当てた後、再び一番目のONUに戻り順番に基本単位ずつ割り当てる処理を反復遂行することとなる。
より具体的には、上記帯域幅割当エンジン403は、リポート読み取り部401から担当するONUの最小保証量及び有効要求量の伝達を受けた後、上記制御及び照合部402のスタート指示に従い、全体使用可能なグラント長さから、単位グラント長さを差し引いて自分の担当するONUに割り当てる動作を、処理段階に応じて、該当ONUの最小保証量又は有効要求量を満足するか、全体使用可能なグラント残余量(共通時間資源)が無くなるまで繰り返す。
さらに、帯域幅割当エンジン403は、上記ONU別に設定された有効要求量を高い優先順位有効要求量と、低い優先順位有効要求量とに区分し、この中で高い優先順位の有効要求量を低い優先順位の有効要求量より先に処理することにより、高い優先順位のデータが先に伝達されるようにする。一つのONUは高い優先順位に対する要求量と低い優先順位に対する要求量とを同時に要求することとなり、帯域割当においては同一全体要求量の場合、高い優先順位を先に保証することとなる。
上記制御及び照合部402は、多数の帯域幅割当エンジン403に、全体使用可能なグラント残余量と、他の帯域幅割当エンジン403の動作状態とを提供し、多数帯域幅割当エンジン403が相互に並列に動作するよう制御する。
さらに具体的には、上記制御及び照合部402は、多数の帯域幅割当エンジン403から伝達される各瞬間に使用する時間資源量と、各帯域幅割当エンジン403が担当するONUの最小保証量又は有効要求量の満足可否とを照合し、多数の帯域幅割当エンジン403で現在残っている共通時間資源残余量と、全ONU中に最小保証処理が完了されていないONUがあるかどうかの可否と、全ONU中に有効要求量処理が完了されていないONUがあるかどうかの可否と、優先順位を付与する場合、全ONUに対して高い優先順位の有効要求量が満足されるのか、及び、低い優先順位の有効要求量が全体ONUに対して満足されるかを知らせる。
上記帯域幅割当エンジン403の反復的なグラント割当動作により、全体使用可能なグラント残余量は減少し、結局は総ての要求が満足するか残余量が0になる。この際、ONU別の最小保証量及び有効要求量が相互に違うため、ONU別に最小保証量を満足するのにかかる時間及びグラント量は違うこともあり得る。
上記多数の帯域幅割当エンジン403は、担当するONUのグラント割当量が最小保証量又は有効要求量を満足するか、使用可能な全体グラント残余量が0になった場合、総ての帯域幅割当エンジンは同時に動作を止めることとなり、該当ONUに割り当てられたグラント量をフレーム発生部404に知らせ、制御及び照合部402は、多数エンジン403の動作状態を確認し、総てのONUに対するグラント割当が完了されるか、全体使用可能なグラント残余量が無くなると、フレーム発生部404にフレーム発生を指示し、これに上記フレーム発生部404は、多数エンジン403からONU別に割り当てられたグラント長さ値の伝達を受け、グラントの伝送スタート時間値は含まずに、グラント長さ値のみを含んだゲートフレームを発生させ出力する。これは、EPON側に送信される時まで図3の動的グラントキュー310に蓄積される。
このような構成を具備したOLT110は、総てのONU120a乃至120cに対し一周期に少なくとも一回はリポートを受けることが可能であるように、毎グラント割当周期ごとに総てのONU120a乃至120cに短い長さを有する固定長さグラントを先に送った後、該当周期において上記固定グラントを割り当てて残った時間資源を現在照合されたリポートを基に、各ONU120a乃至120cの要求量(即ち、送信するデータ量)を最大限満足させる長さを有するように動的帯域幅割当を遂行する。さらに、上記動的帯域幅割当時、各ONU別要求に対する優先順位を区分し、高い優先順位の要求に対する帯域幅割当を低い優先順位の要求に対する帯域幅割当より先に遂行するようにすることにより、実時間処理を要するデータに対するQoSを保証することが可能である。このような帯域幅割当過程について、以下にフローチャートを参照しながら具体的に説明する。
図5は、本発明に係る動的帯域幅割当方法の全体過程を示したフローチャートである。
図5を参照すると、本発明に係る動的帯域幅割当方法は、 一定周期でなされることとして、事前に設定されたグラント割当周期になると(S110)、先ず総てのONUに対して短い長さの固定長さグラントを割り当てたゲートフレームを伝送する(S120)。上記固定長さグラントは毎グラント割当周期に少なくとも一つのリポートフレームを受信するためのものとして、可能な限り短い値に設定される。しかし、ONUに固定的な帯域幅を与えようとする場合には固定グラントはONU別に任意の長さを有することができる。
その後、該当周期において動的帯域幅割当時使用することが可能な全体グラント長さ(L)を確認する(S130)。上記全体グラント長さ(L)は、該当周期の総時間資源中、上記固定グラント発生部303から固定グラントに割り当てられた量と、外部CPUから割り当てられたグラント量を差し引いた残りで設定されることが可能である。このような過程は、固定グラント発生部303により提供されることが可能である。
また、現在登録されている総てのONU120a乃至120cから受信されたリポートフレームに基づき、各ONU120a乃至120c別に上向フレーム伝送に必要なグラント要求量を設定する(S140)。この際、リポート値は、上記図3のリポート書き込み部313及びリポートテーブル304を通して提供される。
その後、割当可能な全体グラント長さ(L)の残余量が0になるか、総てのONUに分配されたグラント長さが該当ONUに設定されたグラント長さの要求量以上になるまで、上記全体グラント長さ(L)から基本単位ずつを差し引いて各ONUに順番に分配する過程を繰り返す(S150)。上記グラント長さの分配は、総てのONUに順次に繰り返し行われることとして、一つのONUのグラント長さを基本単位だけ増加させた後、次のONUのグラント長さを基本単位だけ増加させるようにすることで、総てのONUが均等なグラント長さ分配機会を有するようにする。
上記段階S150の反復的な遂行により、割当可能な全体グラント長さ(L)の残余量が0になるか、総てのONUに分配されたグラント長さが該当ONUに設定されたグラント長さの要求量以上になると、現在までに分配されたONUのグラント長さを該当ONUのグラント長さ割当値に設定しゲートフレームを伝送する(S160)。
上記ONU別グラント要求量を設定する段階S140ではONU別の最小保証量と、ONU別に送信データ量に対応する有効要求量とを設定することとなり、さらに、上記有効要求量は、高い優先順位の送信データと関係する高い優先順位有効要求量と、低い優先順位の送信データと関係する低い優先順位有効要求量とに区分して設定することが可能である。
図6及び図7は、本発明による要求量設定過程の第1、第2の実施の形態を表したフローチャートである。
図6を参照すると、ONU別要求量を設定する前に、ONUに割り当てられ得るグラントの最大許容値(MaxLimiti)と最小保証すべくグラント量を示す最小保証基準値(MinGuari)を設定する(S211)。上記最大許容値(MaxLimiti)及び最小保証基準値(MinGuari)は、運用者により任意に設定され得る。
その後、各ONUから伝達されたリポートフレームを確認し、ONU側の実際要求量(Reqi)を確認する。上記要求量(Reqi)は、ONU側から自分の送信キューに保管された送信すべきデータ量を測定して送って来たものとして、ONU側でデータ送信に必要な実際上向帯域幅になる。
上記のように該当ONUの実際要求量(Reqi)を確認すると、上記実際要求量(Reqi)が事前に設定された最大許容値(MaxLimiti)以上であるかを確認し(S213)、上記ONUの要求量(Reqi)が最大許容値(MaxLimiti)以上であるときは、ONUの要求量(Reqi)を最大許容値(MaxLimiti)に変更する(S214)。これによると、ONUへ割り当てられる上向帯域幅の最大値が制限され、特定ONUへのみ過度に割り当てられることを防止することが可能となる。
その後、上記ONUの要求量(Reqi)が先に設定された最小保証基準値(MinGuari)以下であるかを確認し(S215)、実際要求量(Reqi)が最小保証基準値(MinGuari)以下であるときは、該当ONUの最小保証量(Ai)を実際要求量(Reqi)に設定し、該当ONUの有効要求量(Bi)も実際要求量(Reqi)に設定する。逆に実際要求量(Reqi)が最小保証基準値(MinGuari)より大きいときは、該当ONUの最小保証量(Ai)を最小保証基準値(MinGuari)に設定しつつ、有効要求量(Bi)を実際要求量(Reqi)に設定する。
上記によると、各ONU別に実際要求量を最大に満たしつつ、上向帯域幅の最大を制限し、ウォーターフィリング(water−filling)段階において総てのONUに対して最小保証量(Ai)を先に満たした後に有効要求量(Bi)まで満たすことにより総てのONUへ公平に各々の要求量を設定することが可能である。
図7は、本発明の第2の実施の形態により、ONUから来る要求量に優先順位別要求量情報が別にある場合の、最小保証量(Ai)と、高い優先順位までの有効要求量(BHi)と、低い優先順位までの有効要求量(BLi)とを設定する過程を示したフローチャートである。
図7を参照すると、先の実施の形態と同様に、ONUへ最大に許容されることが可能なグラント量を表わす最大許容値(MaxLimiti)と最小の割り当てられるべき最小保証基準値(MinGuari)とを設定し(S221)、各ONUから受信されたリポートフレームを通じ該当ONUの高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)とを確認する(S222)。
一般的にリポートフレームは最大8個のキューに対する要求量を表示することが可能であるが、プログラマブルな写像(mapping)規則に従い各ONUの優先順位要求量は、各々高い優先順位を有する送信データ量に対応する高い優先順位要求量と、低い優先順位を有する送信データ量に対応する低い優先順位要求量とに分けることが可能である。上記段階S222において確認する高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)とはこれを表わす。
そして、高い優先順位要求量(HPReqi)と、高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和と、上記設定された最大許容値(MaxLimiti)とを比較する(S223、S224)。
上記比較の結果、高い優先順位要求量(HPReqi)が最大許容値(MaxLimiti)以上であるときは、高い優先順位要求量(HPReqi)を最大許容値に変更し、低い優先順位要求量(LPReqi)は0に変更する(S225)。これとは異なり、最大許容値(MaxLimiti)が高い優先順位要求量(HPReqi)よりは大きく、高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和よりは小さいときは、高い優先順位要求量(HPReqi)はそのまま維持させ、低い優先順位要求量(LPReqi)を上記最大許容値(MaxLimiti)から高い優先順位要求量(HPReqi)を差し引いた値に変更し、該当ONUが全体要求量が最大許容値を超えないようにする(S226)。次いで、最大許容値(MaxLimiti)が高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和より大きいときは、該当ONUの全体要求量が最大許容値を超えないため、そのまま維持させる(S227)。
次いで、上記のように調整された高い優先順位要求量(HPReqi)と、上記高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和を最小保証基準値(MinGuari)と比較する(S228、S229)。
上記比較の結果、上記高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和が最小保証基準値(MinGuari)以下であるときは、最小保証量(Ai)を高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和に設定し、高い優先順位要求量と低い優先順位要求量とは上記最小保証量内に含まれるため、優先順位までの有効要求量(BHi)と、低い優先順位まで含んだ有効要求量(BLi)も総て高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和に設定する(S231)。逆に、最小保証基準値(MinGuari)が高い優先順位要求量(HPReqi)以上であり、高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和よりは小さいときは、最小保証量(Ai)を上記最小保証基準値(MinGuari)に設定し、高い優先順位までの有効要求量(BHi)も上記最小保証基準値(MinGuari)に設定し、低い優先順位まで含んだ有効要求量(BLi)は高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和に設定する。最後に、最小保証基準値(MinGuari)が高い優先順位要求量(HPReqi)より小さいときは、最小保証量(Ai)を上記最小保証基準値(MinGuari)に設定し、高い優先順位までの有効要求量(BHi)は高い優先順位要求量(HPReqi)に設定し、低い優先順位まで含んだ有効要求量(BLi)は高い優先順位要求量(HPReqi)と低い優先順位要求量(LPReqi)との和に設定する。
上述によると、ONUの要求量をできる限り満たしつつ、上限を制限し、ウォーターフィリング(water−filling)において総てのONUに対して最小保証量(Ai)、高い優先順位までの要求量(BHi)、低い優先順位まで含んだ要求量(BLi)の順で満たすことにより、最大制限及び最小保証、そしてデータの優先順位を考慮した帯域割当ができる。
図8aは、図7の過程による要求量の上限制限例を表したものであり、図8bは、図7の過程による最小保証量と、高い優先順位有効要求量と、低い優先順位有効要求量とを設定する例を表した図面である。
即ち、ONU側から実際に要求した高い優先順位要求量(H)と低い優先順位要求量(L)とが与えられ、各ONU別に優先順位と関係なく決められる最大許容値(MaxLimiti)と、最小保証基準値(MinGuari)とが与えられたとき、図8aの(a)のように高い優先順位要求量Hと低い優先順位要求量Lとの和が最大許容値(MaxLimiti)より小さければ制限する必要がないためそのままにし、(b)のように高い優先順位要求量(H)と低い優先順位要求量(L)との和が最大許容値(MaxLimiti)より大きければ、上記和が最大許容値(MaxLimiti)になるように低い優先順位要求量(L)を減少させ、(c)のように高い優先順位要求量(H)が最大許容値(MaxLimiti)より大きい場合には、高い優先順位要求量(H)を最大許容値(MaxLimiti)に減少させ、低い優先順位要求量(L)は0にする。
このように各ONUの要求量の上限を制限した状態で、図8bのように有効な最小保証量(Ai)、高い優先順位有効要求量(BHi)、低い優先順位有効要求量(BLi)を設定する。即ち、(a)のように最小保証基準値(MinGuari)が高い優先順位要求量(H)と低い優先順位要求量(L)との和より大きいときは、最小保証量(Ai)をその和に設定し、残りの高い優先順位までの有効要求量(BHi)と低い優先順位まで含んだ有効要求量(BLi)も高い優先順位有効要求量(BHi)と低い優先順位有効要求量(BLi)との和に設定し、(b)のように最小保証基準値(MinGuari)が高い優先順位要求量(H)より大きく高い優先順位要求量(H)と低い優先順位要求量(L)との和より小さいときは、最小保証量(Ai)は最小保証基準値(MinGuari)に、高い優先順位までの有効要求量(BHi)も最小保証基準値(MinGuari)に、低い優先順位まで含んだ有効要求量(BLi)は高い優先順位要求量(H)と低い優先順位要求量(L)との和に設定し、(c)のように、最小保証基準値(MinGuari)が高い優先順位要求量(H)よりも小さいときは、最小保証量(Ai)は最小保証基準値(MinGuari)に、高い優先順位までの有効要求量(BHi)は高い優先順位要求量(H)に、低い優先順位要求量(L)は高い優先順位要求量(H)と低い優先順位要求量(L)との和 に設定する。
これによると、ONU別に最大許容値を満足する範囲内で最小保証量、高い優先順位までの要求量、低い優先順位まで含んだ要求量の順に最大限満足させるよう各々のウォーターフィリング(water−filling)段階の有効量を設定することが可能である。
図9は、本発明の実施の一形態に伴う分配段階S150の詳細フローチャートを表したものであり、これは、上記図4に示した帯域幅割当エンジン403に適用され得る。
図9を参照して、上記分配段階S300をより具体的に説明すると、各エンジン403は、動的帯域幅割当のため、各ONUの最小保証用状態表示フラッグ及び有効要求用状態表示フラッグを1に設定する(S305)。この際、上記フラッグ値1は、該当フラッグが指定するONUの最小保証量又は有効要求量を満たしていないことを表す。さらに、上記フラッグ値は、制御及び照合部402に読み取られ各エンジン403の状態を把握する情報として利用される。各エンジン403が最小保証量、又は、有効要求量に対して総てのONUの要求量が満足されたのか検査するときは、制御及び照合部によって他のエンジンでの同一な情報まで照合された情報をみるため、各エンジンは常に同一な要求種類(最小保証量、有効要求量)を処理することとなる。
また、各帯域幅割当エンジン403は、一つ以上のONUに対するグラント割当を担当することが可能なため、グラント分配の順番を示すためのONUインデックスを初期化する(S310)。
その後、各ONUのグラント長さが上記設定された該当ONUの最小保証量以上になるように、上記全体グラント長さ(L)から基本単位ずつ差し引いて各ONUへ順番に分配する第1分配過程を遂行するが、これは次の通り行われる。
即ち、上記確認された使用可能な全体グラント長さ(L)から基本単位(L0)を引いて(L←L−L)、上記ONUインデックスが表すONUのグラント長さ(Ln)を基本単位だけ増加(Ln←Ln+L)させる(S315)。即ち、全体グラント長さから基本単位だけ差し引いて該当ONUのグラント長さに分配することである。
上記段階S315の後に、上記分配により増加されたONUのグラント長さ(Ln)が該当ONUの最小保証量以上であるかを判断する(S320)。
上記判断結果、該当ONUの分配されたグラント長さ(Ln)が、設定された最小保証量より小さいときは、ONUインデックス(n)が次のONUを表すように増加させた(S325)後、上記段階S310から再度遂行する。
逆に、上記判断結果、該当ONUnのグラント長さ(Ln)が設定された最小保証量以上になると、該当ONU(ONU)はそれ以上グラント長さを増加させる必要がないため、該当ONUの最小保証用状態表示フラッグを0に変更する(S330)。
その後、総てのONUの最小保証用状態表示フラッグが総て0なのかを判断し、総てのONUが最小保証量程度のグラント長さの割り当てを受けたのかを確認する(S335)。上記判断の結果、一つの最小保証用状態表示フラッグでも0ではなく、1になっているときは、まだ最小保証量を満足していないONUが残っているということなので、上記段階325から再度反復遂行する。
そして、上記判断段階S335において総ての最小保証用状態表示フラッグが0になると、総てのONUが最小保証量程度のグラント長さの割り当てを受けたこととなるため、続いて各ONUから要求された有効要求量が満たされるようにグラント長さの追加分配を再び始める。
これは先行過程と類似して、次の順番のONUに対する分配が行われるようにONUインデックス値を増加させた(S340)後、全体グラント長さから基本単位を差し引いて(L←L−L)、該当ONU(ONU)のグラント長さを基本単位だけ増加(Ln←Ln+L)させて基本単位程度のグラント長さ分配を遂行する(S345)。そして、上記基本単位だけさらに増加されたONU(ONU)に分配されたグラント長さ(Ln)が上記設定された該当ONUの有効要求量以上なのかを判断する(S350)。上記判断の結果、該当ONUに分配されたグラント長さ(Ln)がまだ有効要求量より小さいと上記段階S340から再度繰り返す。
逆に、上記判断段階S350において該当ONUのグラント長さ(Ln)が有効要求量以上であるときは、該当ONU(ONU)はそれ以上グラント長さの分配を受ける必要がないため、これを知らせるために該当有効要求用状態表示フラッグを0に変更する(S355)。
その後、総てのONUの有効要求用状態表示フラッグが0であるか、上記全体グラント長さが0であるかを確認する(S360)。これはグラント分配の終了時点を判断するためのこととして、総ての有効要求用状態表示フラッグが0であれば総てのONUに有効要求量程度のグラント長さ分配が行われたことになるので、それ以上グラント分配を遂行する必要がなく、また、全体グラント長さ(L)が0ということはそれ以上分配可能な時間資源(グラント長さ)が残っていない状態なので、グラント分配を遂行することが不可能だからである。
上記判断S360の結果、全体グラント長さが0ではないながら一つの有効要求用状態表示フラッグでも1であれば、グラント長さがさらに分配されるよう上記段階S340に戻り、ONUインデックスを増加させる段階から繰り返す。
そして、上記各段階の反復遂行により全体グラント長さが0になるか、総ての有効要求用状態表示フラッグが0であれば、グラント分配を終了して現在各ONU別に分配された長さを各々のグラント長さ割当値に設定する(S365)。上記設定された各ONUのグラント長さは、順番に図4のフレーム発生部404に伝送され、ゲートフレームが生成される。上記生成されたゲートフレームは長さ値のみを含んでおり、伝送スタート時間はまだ決まっていないフレームとして、図3の動的グラントキュー310に順番に蓄積され、送信多重化部311を通じてデータ伝送される直前に、上記スタート時間計算部314により決定された伝送スタート時間が挿入され、ONUに伝送される。上記スタート時間計算部314における伝送スタート時間決定は、上記説明したような原理から行われ得る。
図10a及び図10bは、本発明の他の実施の形態に伴う分配段階S150の詳細フローチャートを表したものであり、上記有効要求量に優先順位を付与した場合の分配処理過程を詳細に示したものである。以下の過程は、先と同様に上記図4に示した帯域幅割当エンジン403に適用され得る。
図10a及び図10bを参照すると、先に説明した実施の形態と同様に、先ず、各ONUの最小保証用状態表示フラッグと高い優先順位及び低い優先順位の要求用状態表示フラッグとを1に設定する(S405)。この際、上記フラッグ値1は、該当フラッグが指定するONUの最小保証量、又は、高い優先順位までの及び低い優先順位まで含んだ有効要求量を満たしていないことを表わすものであり、上記フラッグ値は、制御及び照合部402に読み取られ各エンジン403の状態を把握する情報として利用される。各エンジン403が最小保証量又は有効要求量に対して総てのONUの要求量が満足されたのかを検査するときは、制御及び照合部によって他のエンジンでの同一な情報まで照合された情報をみるために各エンジンは常に同一な要求種類(最小保証量、高い優先順位までの有効要求量、低い優先順位まで含んだ有効要求量)を処理することとなる。そして、グラント分配の順番を表すためのONUインデックスを初期化する(S410)。
以後、各ONUに対し最小保証量、高い優先順位までの有効要求量、低い優先順位まで含んだ有効要求量の順に満足されるように、グラント分配が行われる過程は、次の通りである。
即ち、第1分配過程として、ONUのインデックスを循環反復的に増加させつつ上記確認された使用可能な全体グラント長さ(L)から基本単位(L0)を差し引いて(L←L−L)、上記ONUインデックスが示すONUのグラント長さ(Ln)に足した(Ln←Ln+L)後、該当ONUnのグラント長さ(Ln)が最小保証量(An)以上であるかを判断する過程S415、S420、S425を、総てのONUの最小保証用状態表示フラッグが0になるまで繰り返す(S430、S435)。
上記処理によりONU別に割り当てられたグラント長さが総て最小保証量を満足させると、即ち、総てのONUの最小保証用状態表示フラッグが0になると(S435)、次に有効要求量中から高い優先順位までの有効要求量に対する分配を遂行する。
即ち、ONUインデックス値を循環的に増加させつつ、該当ONUのグラント長さが高い優先順位までの有効要求量以下であるときは、全体グラント長さから基本単位を差し引いて(L←L−L)、該当ONUのグラント長さに足し(Ln←Ln+L)、該当ONUのグラント長さが高い優先順位までの有効要求量以上であるときは、対応する有効要求量状態表示フラッグを0に変更する過程を、総ての高い優先順位要求量が満足されるか、又は、グラント長さの残余量(L)が0になるまで繰り返す過程S440乃至S460を繰り返す。
上記処理により、高い優先順位までの有効要求量が満足されると、次に低い優先順位まで含んだ有効要求量が満足されるか、グラント長さの残余量が0になるまで、ONUインデックス値を循環的に増加させながら、該当ONUのグラント長さが低い優先順位まで含んだ要求量以下であるときは、全体グラント長さから基本単位を差し引いて、該当ONUのグラント長さに足し、該当ONUのグラント長さが低い優先順位まで含んだ要求量以上であるときは、対応する低い優先順位まで含んだ有効要求量状態表示フラッグを0に変更する過程S465乃至S485を繰り返す。
以上の処理によって、最小保証量、高い優先順位までの要求量、低い優先順位まで含んだ要求量が順番に満足されるか、途中でグラント残余量(L)が0になると、該当グラント割当周期の総てのグラント長さ割当が完了されたものとして、割当が完了されたONUに対するゲートフレームがフレーム発生部404を通じて生成される。これは動的グラントキュー310及び送信多重化部311を通じONU側へ伝送され、上記スタート時間計算部314から伝送される直前に伝送スタート時間が挿入され、ONU側へ伝送される。
これによると、総てのONUに対して均一なグラント分配機会を付与しながら、優先順位が高い要求に対して先に帯域幅割当を提供することにより、効果的な差等サービスが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態による方法を遂行するようにプログラムされた帯域割当アルゴリズムの一例を示す。
Figure 2007028640
上記アルゴリズムにおいて、AVは該当周期における全体時間資源を示し、MaxLimitiはONUiの最大許容値であり、MinGuariはONUiの最小保証基準値であり、HighPriorReqiはONUiの高い優先順位要求量であり、LowPriorReqiはONUiの低い優先順位要求量であり、UnitLengthは割当のための単位長さであり、Gi、Hi、Li、Allociは各々ONUiに設定される最小保証量、高い優先順位までの有効要求量、低い優先順位まで含んだ有効要求量、割り当てられたグラント長さを示す。
上述したようにグラント長さを分配すると、限定された共通時間資源内において多数のONUへ並列にグラント長さを割り当てることにより、DSP又はCPU無しで早い時間内にグラントを割り当てることが可能であり、ONUが送るデータが多過ぎて総てのONUの要求を全部受け入れることが不可能な輻輳(congestion)状況においても過度にグラントを割り当てることを根本的に防止することが可能で、公平性が保たれ、各ONU別に最大上向帯域幅を制限することが可能であるとともに、同時に各ONUに対する最小保証帯域幅を保証することが可能となる。
一般的なイーサネット受動光通信網(EPON)の構成図である。 イーサネット受動光通信網のEPONマスタチップの基本構成図である。 本発明に係る動的帯域割当装置が適用されたEPONマスタの全体構成を示したブロック図である。 本発明に係る動的帯域割当装置のブロック構成図である。 本発明に係る動的帯域割当方法のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるONU別要求量を設定する過程を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるONU別要求量を設定する過程を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において最大許容値以内にONU別要求量を調整する状態を示した図面である。 本発明の第2の実施の形態において最小保証量、高い優先順位有効要求量、低い優先順位有効要求量の設定例を示す図面である。 本発明の第1の実施の形態による動的帯域割当方法の分配過程の詳細フローチャートである。 本発明の第2の実施の形態による動的帯域割当方法の分配過程の詳細フローチャートである。 本発明の第2の実施の形態による動的帯域割当方法の分配過程の詳細フローチャートである。
符号の説明
401 リポート読み取り部
402 制御及び照合部
403 帯域幅割当エンジン
404 フレーム発生部

Claims (28)

  1. 多数のONU(Optical Network Unit)がOLT(Optical Line Termination)へデータを伝送できるように上向帯域幅を割り当てるイーサネット受動光通信網(EPON)における動的帯域幅割当方法において、
    事前に設定されたグラント(GRANT)割当周期毎に該当周期から割当可能な全体グラント長さ(L)を計算する計算段階と、
    EPON内の総てのONUから受信されたリポートフレームに基づき、各ONUの上向データ伝送に必要なグラント長さの要求量を設定する設定段階と、
    割当可能な全体グラント長さ(L)の残余量が0になるか、又は、総てのONUに分配されたグラント長さが該当ONUに設定されたグラント長さの要求量以上になるまで、前記全体グラント長さ(L)から基本単位ずつを差し引いて各ONUに順番に分配する分配段階と、
    割当可能な全体グラント長さ(L)の残余量が0になるか、又は、総てのONUに分配されたグラント長さが該当ONUに設定されたグラント長さの要求量以上になると、現在までに分配された各ONUのグラント長さを該当ONUのグラント長さ割当値に設定する割当段階と、
    を含むことを特徴とするイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  2. 毎グラント割当周期ごとに、各ONUから少なくとも一回のリポートフレームを受信することが可能であるように、割当周期のスタート部分において各ONU別に予め設定された固定長さのグラントを分配し総てのONUに知らせてリポートを受け取ることができるようにする段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  3. 該当周期から割当可能な全体グラント長さは、該当周期において使用可能な全体時間資源から、各ONUに分配された固定長さグラント量と、CPUから発生したグラント量とを差し引いた残りで設定されることを特徴とする請求項2に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  4. 前記設定段階から使用されたONUのリポート値は削除し、次の周期で再び使用されないようにすることを特徴とする請求項1に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  5. 前記設定段階は、
    前記ONUのリポートフレームに記述された実際要求量が各ONU別に事前に設定された最大許容値以内になるよう調整する第1段階と、
    事前にONU別に設定された最小保証基準値を設定する第2段階と、
    からなることを特徴とする請求項1に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  6. 前記実際要求量は、高い優先順位要求量と低い優先順位要求量とからなり、前記有効要求量は、高い優先順位有効要求量と低い優先順位有効要求量とからなることを特徴とする請求項5に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  7. 前記第1段階は、
    ONU別最大許容値を設定する段階と、
    ONUのリポートフレームからONUの実際要求量を確認する段階と、
    前記実際要求量と前記設定された最大許容値とを比較する段階と、
    前記比較の結果、実際要求量が最大許容値以上であるときは、有効要求量を最大許容値に変更し、実際要求量が最大許容値を超えないときは、有効要求量を実際要求量にそのまま維持させる段階と、
    からなることを特徴とする請求項5に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  8. 前記第2段階は、
    前記実際要求量と最小保証基準値とを比較する段階と、
    前記実際要求量が最小保証基準値以下であるときは、該当ONUの最小保証量及び有効要求量を実際要求量に設定し、逆に実際要求量が最小保証基準値以上であるときは、該当ONUの最小保証量を最小保証基準値に設定し、有効要求量は実際要求量に設定する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  9. 前記第1段階は、
    ONU別最大許容値を設定する段階と、
    ONUのリポートフレームからONUが実際に要求した高い優先順位要求量と低い優先順位要求量とを確認する段階と、
    前記確認された高い優先順位要求量と、高い優先順位要求量と低い優先順位要求量との和と、最大許容値とを比較する段階と、
    前記比較の結果、前記最大許容値が高い優先順位要求量より大きく、高い優先順位要求量と低い優先順位要求量との和より小さいときは、高い優先順位要求量はそのままにし、低い優先順位要求量を高い優先順位要求量と低い優先順位要求量との和から最大許容値を差し引いた値に変更し、逆に最大許容値が高い優先順位要求量より小さいときは、高い優先順位要求量を最大許容値に変更し、低い優先順位要求量は0に変更する段階と、
    からなることを特徴とする請求項6に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  10. 前記第2段階は、
    前記高い優先順位要求量と、高い優先順位要求量と低い優先順位要求量との和とを、前記最小保証基準値と比較する段階と、
    前記比較の結果、最小保証基準値が高い優先順位要求量と低い優先順位要求量との和より大きいときは、最小保証量、高い優先順位までの有効要求量、及び、低い優先順位まで含んだ有効要求量を総て高い優先順位要求量と低い優先順位要求量との和に設定する段階と、
    前記比較の結果、最小保証基準値が高い優先順位要求量より大きく、高い優先順位要求量と低い優先順位要求量との和より小さいときは、最小保証量と高い優先順位までの有効要求量とを最小保証基準値に設定し、低い優先順位まで含んだ有効要求量は高い優先順位要求量と低い優先順位要求量との和に設定する段階と、
    前記比較の結果、最小保証基準値が高い優先順位要求量より小さいときは、前記最小保証量は最小保証基準値に設定し、高い優先順位までの有効要求量は高い優先順位要求量に設定し、低い優先順位まで含んだ有効要求量は高い優先順位要求量と低い優先順位要求量との和に設定する段階と、
    からなることを特徴とする請求項6に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域割当方法。
  11. 前記分配段階は、
    各ONUのグラント長さが前記設定された該当ONUの最小保証量以上になるまで、前記全体グラント長さから基本単位ずつ差し引いて各ONUへ順番に反復分配する第1分配段階と、
    前記第1分配段階において、総てのONUに分配されたグラント長さが各々設定された最小保証量以上になると、各ONUのグラント長さが該当有効要求量以上になるか、又は、割当可能な全体グラント長さが0になるまで、前記割当可能な全体グラント長さから基本単位ずつを差し引いて各ONUへ順番に分配する第2分配段階と、
    からなることを特徴とする請求項5に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  12. 前記分配段階は、
    各ONUのグラント長さが前記設定された該当ONUの最小保証量以上になるまで、前記全体グラント長さから基本単位ずつ差し引いて各ONUへ順番に反復分配する第1分配段階と、
    前記第1分配段階において、総てのONUに分配されたグラント長さが最小保証量以上になると、総ての高い優先順位までの有効要求量が満足されるか、又は、割当可能な全体グラント長さが0になるまで、該当するONUに前記割当可能な全体グラント長さから基本単位ずつを差し引いて順番に分配する第2分配段階と、
    前記第2分配段階において、総ての高い優先順位までの有効要求量が満たされ、割当可能な全体グラント長さが0ではないときは、総ての低い優先順位まで含んだ有効要求量が満足されるか、又は、割当可能な全体グラント長さが0になるまで、該当するONUに前記割当可能な全体グラント長さから基本単位ずつを差し引いて順番に分配する第3分配段階と、
    からなることを特徴とする請求項6に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当方法。
  13. 多数のONUがOLTへデータを伝送できるように上向帯域幅を割り当てるためのイーサネット受動光通信網(EPON)における動的帯域幅割当装置において、
    一定周期でスタート信号の入力を受け、多数ONUのリポート値を基にONU別グラントの要求量を設定するリポート読み取り部と、
    各々複数のONUグループを担当し、前記リポート読み取り部から自分のグループに該当するONUのグラント要求量の伝達を受け、担当するONUのグラント長さがグラント要求量に到達するように、使用可能な全体グラント長さから基本単位を差し引いて、担当するONUのグラント長さに順番に追加割当をする一つ以上の帯域幅割当エンジンと、
    前記リポート読み取り部及び前記多数の帯域幅割当エンジンの動作状態を照合し、多数帯域幅割当エンジンの動作スタート及び停止を制御し、前記多数帯域幅割当エンジンに全体グラント長さの残余量及び多数ONUのグラント要求量満足状態の照合された情報を知らせる制御及び照合部と、
    を備えていることを特徴とするイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置。
  14. 前記リポート読み取り部は、一回使用したリポート値は削除することを特徴とする請求項13に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置。
  15. 前記リポート読み取り部は、CPUから設定したONU別に保証された上向帯域幅割当の下限値である最小保証量と、ONU別に送信するデータ量に比例して設定される有効要求量とを設定することを特徴とする請求項13に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置。
  16. 前記ONU別有効要求量に優先順位を付与して高い優先順位の有効要求量と低い優先順位の有効要求量とに区分することを特徴とする請求項15に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置。
  17. 前記制御及び照合部は、総てのONUの最小保証量を満足させた後、再び各ONUの有効要求量が満足されるように前記一つ以上の帯域幅割当エンジンを制御することを特徴とする請求項15に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置。
  18. 前記制御及び照合部は、各ONU別グラント長さが最小保証量、高い優先順位までの有効要求量、低い優先順位まで含んだ有効要求量の順に満足されるように、前記一つ以上の帯域幅割当エンジンを制御することを特徴とする請求項16に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置。
  19. 前記制御及び照合部の指示に従い多数帯域幅割当エンジンからグラント長さ割当が完了されたONUに対するゲートフレームを発生させるフレーム発生部をさらに備えていることを特徴とする請求項15に記載のイーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置。
  20. 一つのOLTと複数のONUからなるイーサネット受動光通信網のデータ通信のためにMPCP(Multi−Point Control Protocol)処理を遂行するEPONマスタ装置において、
    各ONUから送られたリポート情報を蓄積するリポートテーブルと、
    毎グラント割当周期ごとに前記リポートテーブルの各ONU別リポート情報を基に各ONUに必要なグラント要求量を設定し、使用可能な全体グラント長さから基本単位ずつを差し引いて各ONUへ順番に分配することを繰り返し、前記使用可能な全体グラント長さの残余量が0になるか、又は、総てのONUへ分配されたグラント長さが前記設定したグラント要求量以上になると、その時点における各ONUへ分配された量を基に動的グラント値を設定する動的グラント発生部と、
    前記動的グラント発生部から発生した動的グラントフレームを蓄積する動的グラントキューと、
    ネットワークポートから印加された下向送信データ及び前記動的グラントキューから読み取ったゲートフレームを多重化する送信多重化部と、
    受信された上向フレームを逆多重化し各々の目的地に伝達しながら、受信フレーム中のリポートフレームはリポート書き込み部へ伝達する受信逆多重化部と、
    前記受信逆多重化部から伝達されたリポートフレームに伴い前記リポートテーブルの各ONU別リポート情報を更新するリポート書き込み部と、
    前記送信多重化部から伝送される下向データ中のゲートフレームに対し隣接したグラント区間が相互に重ならないようにしつつ、現在時間に比べ予め定められた値より未来になるよう伝送スタート時間を決定し挿入するスタート時間計算部と、
    を備えていることを特徴とするEPONマスタ装置。
  21. ONU別固定長さグラント情報を蓄積する固定グラントテーブルと、
    毎グラント割当周期ごとに前記固定グラントテーブルの情報を読み取り、各ONUに対する固定グラント長さを割り当て、前記割り当てられた固定グラント量を除いた毎グラント割当周期の使用可能なグラント長さを動的グラント発生部に知らせる固定グラント発生部と、
    前記固定グラント発生部から発生した固定グラント値を蓄積する固定グラントキューと、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項20に記載のEPONマスタ装置。
  22. 受信されたMPCPフレームから得られた各ONUのタイマ値を基に計算された各ONU別にRTT(Round Trip Time)値を保管するRTTテーブルをさらに備え、
    前記スタート時間計算部は、ONU別距離差に伴う伝送遅れ分が補償されるよう設定された伝送スタート時間から該当ONUのRTTを減算することを特徴とする請求項20に記載のEPONマスタ装置。
  23. 前記動的グラント発生部は、リポートテーブルに対する読み取り及び削除権限を保有し、設定された周期に読み取れたリポート値は、読み取れた後直ちに削除することを特徴とする請求項20に記載のEPONマスタ装置。
  24. 前記動的グラント発生部は、
    一定周期でスタート信号の入力を受け、多数ONUのリポート値を基にONU別グラントの要求量を設定するリポート読み取り部と、
    各々複数のONUグループを担当し、前記リポート読み取り部から該当するONUのグラント要求量の伝達を受け、担当するONUのグラント長さがグラント要求量に到達するように、使用可能な全体グラント長さから基本単位を差し引いて、担当するONUのグラント長さ順に追加割当をする一つ以上の帯域幅割当エンジンと、
    前記リポート読み取り部及び前記多数の帯域幅割当エンジンの動作状態を照合し、多数帯域幅割当エンジンの動作スタート及び停止を制御し、前記多数帯域幅割当エンジンに全体グラント長さの残余量及び多数ONUのグラント要求量満足状態を照合された形態で知らせる制御及び照合部と、
    前記制御及び照合部の指示に従い多数帯域幅割当エンジンから来るグラント長さに基づき、動的グラントを送るべきONUに対してゲートフレームを順次に発生させるフレーム発生部と、
    を備えていることを特徴とする請求項20に記載のEPONマスタ装置。
  25. 前記リポート読み取り部は、CPUから設定したONU別の保証された上向帯域幅割当の下限値である最小保証量と、ONU別の送信するデータ量に比例して設定される有効要求量とを設定することを特徴とする請求項24に記載のEPONマスタ装置。
  26. 前記ONU別有効要求量に優先順位を付与し、高い優先順位の有効要求量と低い優先順位の有効要求量とに区分することを特徴とする請求項25に記載のEPONマスタ装置。
  27. 前記制御及び照合部は、総てのONUの最小保証量を満足させた後、再び各ONUの有効要求量が満足されるように、前記一つ以上の帯域幅割当エンジンを制御することを特徴とする請求項25に記載のEPONマスタ装置。
  28. 前記制御及び照合部は、各ONU別グラント長さが最小保証量、高い優先順位までの有効要求量、低い優先順位まで含んだ有効要求量の順に満足されるように、前記一つ以上の帯域幅割当エンジンを制御することを特徴とする請求項26に記載のEPONマスタ装置。
JP2006197353A 2005-07-19 2006-07-19 イーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置及び方法、並びに、これを利用したeponマスタ装置 Expired - Fee Related JP4331187B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20050065230 2005-07-19
KR20050120651 2005-12-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007028640A true JP2007028640A (ja) 2007-02-01
JP4331187B2 JP4331187B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=37679141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006197353A Expired - Fee Related JP4331187B2 (ja) 2005-07-19 2006-07-19 イーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置及び方法、並びに、これを利用したeponマスタ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20070019957A1 (ja)
JP (1) JP4331187B2 (ja)
KR (1) KR100832531B1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008227785A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Fujitsu Telecom Networks Ltd 局側光加入者線終端装置
JP2008306323A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Nec Commun Syst Ltd Lrtt測定回路、伝送装置、パケットリングネットワーク及びlrtt測定処理方法
WO2009110429A1 (ja) * 2008-03-03 2009-09-11 沖電気工業株式会社 動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置
JP2011211262A (ja) * 2010-03-27 2011-10-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 局側装置および帯域割り当て方法
JP2013175932A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Of Networks:Kk 伝送装置及び電力制御システム
WO2015068485A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 富士フイルム株式会社 カメラシステム、カメラ本体及び通信方法

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4725228B2 (ja) * 2005-07-28 2011-07-13 日本電気株式会社 Ponシステム、ロジカルリンク割当方法およびロジカルリンク割当装置
CN101048010B (zh) * 2006-03-31 2013-02-27 株式会社日立制作所 无源光网络系统中实现存储功能的方法及装置
US20070264016A1 (en) * 2006-04-21 2007-11-15 Tellabs Petaluma, Inc. Method and apparatus for rogue tolerant ranging and detection
US7970281B2 (en) * 2007-01-26 2011-06-28 Fujitsu Limited System and method for managing different transmission architectures in a passive optical network
KR100950337B1 (ko) * 2007-11-27 2010-03-31 한국전자통신연구원 Tdma 기반 수동 광가입자망을 위한 효율적인 동적대역폭 할당 장치 및 방법
KR100923289B1 (ko) * 2008-01-09 2009-10-23 성균관대학교산학협력단 파장 분할 다중화 기반의 이더넷 수동형 광 가입자망에서상향 전송 대역 할당 방법
CN101953119B (zh) * 2008-02-26 2013-06-05 日本电信电话株式会社 频带分配方法以及无源光通信网系统
US8588245B2 (en) * 2009-02-17 2013-11-19 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Methods and systems for frame generation in communication networks
EP2401828B1 (en) * 2009-02-24 2013-04-10 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Dynamic scheduling using pon bandwidth allocation on lower aggregation levels
US20120149418A1 (en) * 2009-08-21 2012-06-14 Skubic Bjoer Bandwidth allocation
US8989590B2 (en) * 2010-01-22 2015-03-24 Broadcom Corporation Pluggable OLT in Ethernet passive optical networks
US8493986B2 (en) * 2010-05-17 2013-07-23 Cox Communications, Inc. Service gateways for providing broadband communication
JP5617435B2 (ja) 2010-08-25 2014-11-05 富士通株式会社 伝送装置及び伝送装置制御方法
CN102111693B (zh) * 2011-01-12 2015-10-21 中兴通讯股份有限公司 光信号传输方法及光纤网络单元
CN104081788B (zh) * 2011-12-02 2018-07-20 华为技术有限公司 用于在统一光同轴网络上减少流量的装置和方法
CN104040961B (zh) * 2012-01-17 2017-02-22 日本电信电话株式会社 波长带宽分配方法
US9106363B2 (en) 2012-11-15 2015-08-11 Futurewei Technologies, Inc. Method and apparatus of managing bandwidth allocation for upstream transmission in a unified optical-coaxial network
US9331812B2 (en) * 2012-12-21 2016-05-03 Futurewei Technologies, Inc. Round trip time aware dynamic bandwidth allocation for ethernet passive optical network over coaxial network
EP2949129B1 (en) * 2013-02-27 2017-06-14 Huawei Technologies Co., Ltd. Transmission prioritization based on polling time
WO2015023948A1 (en) * 2013-08-16 2015-02-19 Huawei Technologies Co., Ltd. Traffic-bearing entity identification in multiple-wavelength passive optical networks (pons)
JP6134247B2 (ja) * 2013-10-23 2017-05-24 日本電信電話株式会社 光通信システム、信号送信制御方法及び局側光回線終端装置
US9954617B2 (en) * 2014-08-22 2018-04-24 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Station-side apparatus in optical transmission system, optical transmission system, and optical transmission method
WO2017069292A1 (ko) * 2015-10-19 2017-04-27 주식회사 바이오메카 수중 버블을 이용한 공기 정화 장치
CN113938393A (zh) * 2017-02-10 2022-01-14 日本电信电话株式会社 带宽分配装置和带宽分配方法
CN106850453B (zh) * 2017-02-24 2020-12-29 台州市吉吉知识产权运营有限公司 一种确定智能终端数据发送时间的方法、装置及系统
CN109428762B (zh) * 2017-09-05 2021-09-07 华为技术有限公司 一种带宽调度方法及装置
KR102088922B1 (ko) * 2018-05-15 2020-03-13 한국전자통신연구원 광 가입자 망에서 저지연 서비스 제공을 위한 대역 할당 장치 및 방법
US20190044657A1 (en) * 2018-09-28 2019-02-07 Intel Corporation Method and apparatus to manage undersized network packets in a media access control (mac) sublayer
US10447398B1 (en) * 2018-12-14 2019-10-15 Arris Enterprises Llc Upstream scheduling for optical networking unit (ONU)
CN112969079B (zh) * 2021-03-24 2023-03-21 广州虎牙科技有限公司 主播的资源分配方法、装置、计算机设备及存储介质

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6546014B1 (en) * 2001-01-12 2003-04-08 Alloptic, Inc. Method and system for dynamic bandwidth allocation in an optical access network
KR100415584B1 (ko) * 2001-12-27 2004-01-24 한국전자통신연구원 비동기 전송 모드 수동 광통신망(atm-pon)상에서의동적 대역 할당 방법
KR100605987B1 (ko) * 2002-09-09 2006-07-26 삼성전자주식회사 트리 알고리즘을 적용한 동적 대역 할당 방법 및 이를채택한 이더넷 수동 광가입자망
KR100490901B1 (ko) * 2002-12-02 2005-05-24 한국전자통신연구원 이더넷 수동 광통신망에서 서비스 등급별 동적대역 할당방법 및 대역할당장치
WO2004105282A2 (en) * 2003-05-21 2004-12-02 Passave Ltd. Method and apparatus for dynamic bandwidth allocation in an ethernet passive optical network
KR100506209B1 (ko) * 2003-06-16 2005-08-05 삼성전자주식회사 이더넷 수동 광 가입자망에서 다중 서비스를 고려한 동적대역폭 할당방법
KR20050002048A (ko) * 2003-06-30 2005-01-07 이유태 이더넷 기반 수동 광 통신망을 위한 동적 대역 할당 방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008227785A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Fujitsu Telecom Networks Ltd 局側光加入者線終端装置
JP2008306323A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Nec Commun Syst Ltd Lrtt測定回路、伝送装置、パケットリングネットワーク及びlrtt測定処理方法
WO2009110429A1 (ja) * 2008-03-03 2009-09-11 沖電気工業株式会社 動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置
JP2009212682A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Oki Electric Ind Co Ltd 動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置
US8339961B2 (en) 2008-03-03 2012-12-25 Oki Electric Industry Co., Ltd. Dynamic bandwidth allocation method and dynamic bandwidth allocation device
JP2011211262A (ja) * 2010-03-27 2011-10-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 局側装置および帯域割り当て方法
JP2013175932A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Of Networks:Kk 伝送装置及び電力制御システム
WO2015068485A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 富士フイルム株式会社 カメラシステム、カメラ本体及び通信方法
US9794458B2 (en) 2013-11-08 2017-10-17 Fujifilm Corporation Camera system, camera body, and communication method for acquiring lens information

Also Published As

Publication number Publication date
US20070019957A1 (en) 2007-01-25
KR20070011175A (ko) 2007-01-24
KR100832531B1 (ko) 2008-05-27
JP4331187B2 (ja) 2009-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4331187B2 (ja) イーサネット受動光通信網における動的帯域幅割当装置及び方法、並びに、これを利用したeponマスタ装置
JP3844764B2 (ja) イーサネット受動光加入者網で多重サービスを考慮した動的帯域幅割当方法
KR100490901B1 (ko) 이더넷 수동 광통신망에서 서비스 등급별 동적대역 할당방법 및 대역할당장치
JP3793189B2 (ja) ツリーアルゴリズムを使用した動的帯域幅割り当て方法及びこれを使用したイーサネット(登録商標)受動光加入者ネットワーク
KR100950337B1 (ko) Tdma 기반 수동 광가입자망을 위한 효율적인 동적대역폭 할당 장치 및 방법
CN102742217B (zh) 动态带宽分配中软带宽限制的方法
KR100809424B1 (ko) 광가입자망을 위한 동적 대역폭 할당 장치 및 그 방법
US8040918B2 (en) Dynamic bandwidth allocation in a passive optical access network
EP2222005A2 (en) Dynamic bandwidth allocation circuit, dynamic bandwidth allocation method, dynamic bandwidth allocation program and recording medium
RU2336648C2 (ru) Устройство управления распределением полос, способ управления распределением полос и программа управления распределением полос
EP2378721A1 (en) Bandwidth allocation method and routing apparatus
WO2021053759A1 (ja) ネットワーク制御装置、通信リソース割り当て方法および通信システム
KR100566294B1 (ko) 기가비트 이더넷 수동 광 가입자망에서 동적 대역폭할당방법
CN100452681C (zh) 用于调度无源光网络中多类别业务的控制方法和系统
KR100584420B1 (ko) 기가비트 이더넷 수동 광 가입자망에서 동적 대역폭할당방법
US11683102B1 (en) Bandwidth allocation method and associated optical line terminal
JP4877483B2 (ja) 送信割当て方法及び装置
JP2004289780A (ja) 光加入者線端局装置、光加入者線終端装置およびそれらによって用いられる帯域割当方法
JP2004336578A (ja) ポイント・マルチポイント光伝送システムおよび局側通信装置
KR100503417B1 (ko) 이더넷 수동형 광 네트워크에서의 QoS 보장형 스케쥴링시스템 및 방법
Wang et al. Efficient protocols for multimedia streams on WDMA networks
KR100952833B1 (ko) 이더넷 수동 광 통신망(epon)의 onu에서의 상향전송 대역 할당 방법
KR101001515B1 (ko) 이더넷 수동 광 네트워크의 가중치 공평성을 보장하는매체 접근 제어 방법
Benzaoui et al. Electronic architectures of optical slot switching nodes
CN115484516A (zh) 一种无源光网络中带宽分配方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090406

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees