JP2013175932A - 伝送装置及び電力制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】親局装置と子局装置とで省電力モードの状態管理精度を高め、省電力モード中の状態ずれを発生させないようにする。
【解決手段】本発明は、親局装置及び子局装置が時刻同期した時刻を用いて、省電力モードの起動状態及びスリープ状態を管理する。親局装置は、子局装置への省電力モード遷移許容メッセージの送信タイミングで通常モードから起動状態に遷移させ、同時にタイマを開始する。子局装置は、親局装置からの省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージを送信するタイミングで、通常モードから起動状態に遷移させる。さらに、親局装置は、応答メッセージの受信タイミングで、タイマ手段に対して、往復遅延時間を用いて起動状態の継続時間を補正した補正時間の計時を再開させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、伝送装置及び電力制御システムに関し、例えば、PONシステムの局側光回線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)及び加入者宅側回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)である伝送装置に適用し得るものである。
近年、一般個人宅へ高速・広帯域なブロードバンドサービスを提供する目的で、伝送路に光ファイバを用いたFTTH(Fiber To The Home)と呼ばれるアクセス網が普及してきている。FTTHによるブロードバンドサービスの提供には、PON(Passive Optical Network)と呼ばれる光アクセスシステムが多く利用されている。
PONシステムは、1つの局側光回線終端装置(OLT)と複数の加入者宅側光回線終端装置(ONU)との間に、光スプリッタ(又は光カプラ)と呼ばれる光受動素子を配置させ、1本の光ケーブルを分岐させて1対多に接続する構成であり、光ファイバや伝送装置を複数の加入者で共有することにより、経済的に安価なFTTHサービスを提供することが可能である。
PONシステムを用いたアクセスネットワークとしては、例えば、非特許文献1に開示されている10G−EPON(10 Gigabit−Ethernet(登録商標) PON)と呼ばれるものがある。非特許文献1に記載のPONシステムでは、プロトコルに10ギガビットイーサネット(登録商標)を用い、OLTからONUへの通信及びONUからOLTへの通信にはそれぞれ異なる波長を用いたWDM(Wavelength Division Multiplexing)方式を利用している。また、1本のファイバを複数ONUで共用しているため、ONUからOLTへの通信はTDMA(Time Division Multiple Access)方式を用いて、各ONUからの信号の衝突を回避している。
一方、ネットワーク装置全体の消費電力量の大半を占めているONUの低消費電力化が検討されており、省電力制御機能を搭載したPONシステムとして、特許文献1に開示される技術がある。
また、非特許文献2には、ONU省電力化のためのOLTとONUと間のパワーセーブシーケンスが開示されている。非特許文献2に記載されるパワーセーブシーケンスでは、OLTから、省電力モードに入るためのスリープ許可を送信し、スリープ許可を受信したONUは、OLTにスリープ応答した後、省電力モードに入る。
OLTは、ONUからのスリープ応答を受信することで、ONUが省電力モードに入ったことを認識する。省電力モード中はOLTとONUとの間で事前に取り決められた、一定周期で、スリープ状態、アウェイク状態を繰り返す。
ONUは、スリープ状態でPON通信機能をパワーダウンし、アウェイク状態でPON通信機能をパワーアップするという動作を繰り返すことで省電力化を実現する。また、パワーダウンモードとして、ONUは、PON送信機能部分をパワーダウンさせるTxモードと、PON送受信部分をパワーダウンさせるTRxモードとがある。
上記シーケンスのうち、TRxモードでのパワーセーブシーケンスを、図5〜図8を用いて簡単に説明する。
図5は、通常モードから省電力モードに移行する動作を説明する説明図である。
ここで、図5に示すOLT状態遷移とは、OLTが管理するONUの状態遷移のことであり、ONU状態遷移とは、ONUが管理する装置の状態遷移のことである。つまり、OLT及びONUは、ONUの状態をそれぞれ独自で管理している。
通常モードでは、OLTとONU共に、アクティブ(Active)状態にある。例えば、ある時点でOLTがTRxモードに入れると判断すると、OLTはONUに対してTRxスリープ許可(SLEEP_ALLOW(TRx))を送信する。
SLEEP_ALLOW(TRx)を受信したONUは、TRxモードでスリープ可能であれば、TRxスリープ応答(SLEEP_ACK(TRx))をOLTに送信する。
SLEEP_ACK(TRx)を受信したOLTは、ONUがTRxモードの省電力モードに入ったことを認識する。
省電力モードに入った後、ONUは、事前に取り決められたアウェイク時間(T1)だけ継続するアウェイク状態(Awake状態)と、事前に取り決められたスリープ時間(T2)だけ継続するスリープ状態(Sleep状態)とを繰り返す。Sleep状態では、ONUがPON送受信機能部分をパワーダウンさせる。
OLT状態遷移も同様に、SLEEP_ALLOWを送信した後、事前に取り決められたアウェイク時間(T1)だけ継続するアウェイク状態(Awake状態)と、事前に取り決められたスリープ時間(T2)だけ継続するスリープ状態(Sleep状態)とを繰り返す。
次に、省電力モードから通常モードに移行する動作を説明する。
例えば、省電力モード中に、ONUが上り方向のデータを受信した場合、図示はしないが、ONUは省電力モードから復帰するために、ONUはOLTに対して起動通知(SLEEP_ACK(wakeup))を送信し、ONUは通常モードに戻る。SLEEP_ACK(wakeup)を受信したOLTは、ONUが通常モードヘ移行したことを認識する。
また例えば、図6は、OLT遷移状態がAwake状態のときに、OLTが下りデータを受信した場合の動作を示す。この場合、OLTはONUを省電力モードから復帰させるために、OLTは起動通知(SLEEP_ALLOW(wakeup))をONUへ送信する。SLEEP_ALLOW(wakeup)を受信したONUは、省電力モードから通常モードヘ移行し、起動応答(SLEEP_ACK(wakeup))をOLTへ送信する。SLEEP_ACK(wakeup)を受信したOLTは、ONUが通常モードヘ移行したことを認識する。
一方、図7は、OLT遷移状態がSleep状態のときに、OLTが下りデータを受信した場合の動作を示す。この場合、ONUのPON受信機能がパワーダウンしておりOLTからの通知を受信できないため、OLTは、図7に示すように、Awake状態になるまで待ってから、ONUにSLEEP_ALLOW(wakeup)を送信する。
この間、受信した下りデータは送信を待たされ、ONUが通常モードへ移行したことを認識した後に、下リデータ送信が開始される。
特開2011−223437号公報
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers),IEEE Std 802.3av−2009 IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers),IEEE P1904.1 D2.1
上述したTRxモードでのパワーセーブシーケンスでは、OLT及びONUが省電力モードに入る際の処理時間のゆらぎや状態遷移を管理するために、OLT及びONUで持つタイマの計測精度の違いなどの要因により、OLTとONU間でのSIeep状態、Awake状態のタイミングにずれが生じる場合がある。
OLTとONUとの状態にずれが生じた場合、ONUからのSLEEP_ACK(wakeup)応答があるまで、OLTから複数回SLEEP_ALLOW(wakeup)送信が行われる。
すなわち、図8に示すように、本来不要なSLEEP_ALLOW(wakeup)送信に伴い、下りデータの送信待ち遅延時間増加分だけ増加するので、下りデータ伝送遅延時間が増加してしまうという問題がある。また、本来不要なSLEEP_ALLOW(wakeup)送信が複数回行われるため、その分のデータ導通用の下り帯域が減少してしまうという問題がある。
そのため、上記課題を対処すべく、OLTとONUとで省電力モードに入るタイミングを高精度に合わせるとともに、省電力モード中の状態ずれを発生させない制御を実施することで、下り伝送遅延時間増加や下り利用可能帯域の減少を低減することができる伝送装置及び電力制御システムが強く求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明は、(1)対向する子局装置との間で時刻同期を行なう時刻同期手段と、(2)子局装置との間の往復遅延時間を求める往復遅延時間測定手段と、(3)時刻同期手段により時刻同期された時刻を用いて、子局装置の省電力モードでの起動状態及びスリープ状態の継続時間を計時するタイマ手段と、(4)子局装置との間で省電力制御メッセージを授受する省電力制御メッセージ授受手段と、(5)子局装置の通常モード又は省電力モードの状態を管理するものであって、省電力モードについては、タイマ手段によるタイマ時間に基づいて、起動状態とスリープ状態とを交互に遷移させて管理する状態管理手段と、(6)タイマ手段のタイマ動作を補正するタイマ補正手段とを備え、状態管理手段は、子局装置に対して省電力モードへの遷移を許可する省電力モード遷移許容メッセージを、省電力制御メッセージ授受手段が送信する送信タイミングで、通常モードから起動状態に遷移させるものであり、タイマ手段は、省電力制御メッセージ授受手段による省電力モード遷移許容メッセージの送信タイミングで、起動状態の継続時間を計時開始するものであり、タイマ補正手段は、省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージを子局装置から受信する受信タイミングで、タイマ手段に対して、往復遅延時間を用いて起動状態の継続時間を補正した補正時間の計時を再開させるものであることを特徴とする伝送装置である。
第2の本発明は、(1)対向する親局装置との間で時刻同期を行なう時刻同期手段と、(2)時刻同期手段により時刻同期された時刻を用いて、自装置の省電力モードでの起動状態及びスリープ状態の継続時間を計時するタイマ手段と、(3)親局装置との間で省電力制御メッセージを授受する省電力制御メッセージ授受手段と、(4)自装置の通常モード又は省電力モードの状態を管理するものであって、省電力モードについては、タイマ手段によるタイマ時間に基づいて、起動状態とスリープ状態とを交互に遷移させて管理する状態管理手段と、(5)状態管理手段による状態に応じて、送信機能及び又は受信機能の電力制御を行なう電力制御手段とを備え、状態管理手段は、親局装置から受信した省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージを送信するタイミングで、通常モードから起動状態に遷移させるものであり、タイマ手段は、省電力制御メッセージ授受手段による省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージの送信タイミングで、起動状態の継続時間を計時開始するものであることを特徴とする伝送装置である。
第3の本発明は、親局装置と子局装置との間で省電力制御メッセージを授受して、子局装置を通常モード又は省電力モードで動作させる電力制御システムにおいて、親局装置及び上記子局装置は、(1)時刻同期を行なう時刻同期手段と、(2)時刻同期手段により時刻同期された時刻を用いて、子局装置の省電力モードでの起動状態及びスリープ状態の継続時間を計時するタイマ手段と、(3)子局装置の通常モード又は省電力モードの状態を管理するものであって、省電力モードについては、タイマ手段によるタイマ時間に基づいて、起動状態とスリープ状態とを交互に遷移させて管理する状態管理手段と、(4)省電力制御メッセージを授受する省電力制御メッセージ授受手段とを備え、親局装置は、状態管理手段が、子局装置に対して省電力モードへの遷移を許可する省電力モード遷移許容メッセージを、省電力制御メッセージ授受手段が送信する送信タイミングで、通常モードから起動状態に遷移させ、タイマ手段が、省電力制御メッセージ授受手段による省電力モード遷移許容メッセージの送信タイミングで、起動状態の継続時間を計時開始し、子局装置は、状態管理手段が、親局装置から受信した省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージを送信するタイミングで、通常モードから起動状態に遷移させ、タイマ手段が、省電力制御メッセージ授受手段による省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージの送信タイミングで、起動状態の継続時間を計時開始し、親局装置は、省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージを子局装置から受信する受信タイミングで、タイマ手段に対して、往復遅延時間を用いて起動状態の継続時間を補正した補正時間の計時を再開させるタイマ補正手段を有することを特徴とする電力制御システムである。
本発明によれば、親局装置と子局装置とで省電力モードに入るタイミングを高精度に合わせるとともに、省電力モード中の状態ずれを発生させない制御を実施することで、下り伝送遅延時間増加や下り利用可能帯域の減少を低減することができる。
実施形態に係る光アクセスシステムの構成と、OLT及びONUの内部構成を示す構成図である。 実施形態に係るOLTの省電力制御部の機能を説明する機能ブロック図である。 実施形態に係るONUの省電力制御部の機能を説明する機能ブロック図である。 実施形態に係る電力制御方法の処理手順を説明するシーケンス図である。 従来の省電力モードヘの状態遷移シーケンスを示すシーケンス図である。 従来のAwake状態から通常モードヘの起動シーケンスを示すシーケンス図である。 従来のSleep状態から通常モードへの起動シーケンスを示すシーケンス図である。 従来のOLTとONU状態にずれが状態でSleep状態から通常モードへの起動シーケンスを示すシーケンス図である。
(A)実施形態
以下では、本発明の伝送装置及び電力制御システムの実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態では、10ギガビットイーサネット(イーサネットは登録商標)を採用した10G−EPONシステムにおいて、ONUをTRxモードで省電力制御を行なうシステムに本発明を適用した場合の実施形態を例示する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係る光アクセスシステムの全体構成と、OLT及びONUの内部構成を示す構成図である。
図1において、この実施形態の光アクセスシステム5は、局側光回線終端装置(OLT)1と、複数の加入者側光回線終端装置(ONU)2と、光受動素子3とを有して構成される。
図1の光アクセスシステム5は、OLT1と各ONU2との間に光受動素子3を配置させ、光受動素子3が1本の光ケーブルを分岐させて1対多接続を構成する。光アクセスシステム5は、例えば、IEEE802.3avの規格化技術を適用することができる。
なお、光受動素子3は、OLT1からの光信号を波長分離したり又はONU2からの光信号を波長合成したりするものであり、例えば光スプリッタや光カプラ等を用いることができる。
OLT1は、E/O変換部11、PON制御フレーム識別部12、PON制御フレーム多重部13、PON制御部14、上りフレーム送信部15、下りフレームバッファ16、省電力制御部17を少なくとも有して構成される。
E/O変換部11は、光ファイバを介して入力された光信号を電気信号に変換してPON制御フレーム識別部12に与えたり、又PON制御フレーム多重部13から与えられた電気信号を光信号に変換して伝送路に送信したりするものである。
PON制御フレーム識別部12は、E/O変換部11からの受信フレームの種類を識別するものである。具体的に、PON制御フレーム識別部12は、受信フレームのうち、PONリンクの確立及び維持するためのPON制御フレーム及び省電力制御用メッセージを識別する。PON制御フレーム識別部12は、識別したPON制御フレーム及び省電力制御用メッセージをPON制御部14に通知する。なお、図示しない上位側装置向けの上りデータフレームは、PON制御フレーム識別部12を通過して上りフレーム送信部15に与えられる。
PON制御フレーム多重部13は、PON制御部14からのPON制御フレーム及び省電力制御用メッセージと、下りフレームバッファ16からのデータフレームとを多重化してE/O変換部11に与えるものである。
PON制御部14は、PONリンクの確立及び維持管理を制御するものである。PON制御部14は、例えば、IEEE802.3avの規格化技術に従って各ONU2との間でPON制御を行うものである。
また、PON制御部14は、PON制御フレーム識別部12から省電力制御用フレームを受け取ると、省電力制御用メッセージを省電力制御部17に与えたり、又省電力制御部17から省電力制御メッセージを受け取ると、省電力制御メッセージをPON制御フレーム多重部13に与えたりするものである。
さらに、PON制御部14は、少なくとも、往復遅延時間測定機能と時刻同期機能とを有する。これら往復遅延時間測定機能及び時刻同期機能は、PONリンクの制御方法の中で用いられる既存の技術を用いることができる。
往復遅延時間測定機能は、各ONU2との間で、PON制御フレームの送受信を行なう際、ONU2に送信したPON制御フレームが戻ってくるまでのフレーム往復時間(RTT:Round Trip Time)を測定する。各ONU2のRTT値は、省電力制御部17が参照できるものである。
時刻同期機能は、対向するONU2との間で時刻同期を行なうものである。時刻同期方法は、IEEE8.2.3avの規格化技術に従って、OLTがPON制御フレーム送信時にOLTの時刻(タイムスタンプ)をPON制御フレームに挿入し、ONUがPON制御フレームを受信したときに、ONUの時刻をタイムスタンプ値にあわせることで時刻同期させる方法を用いる。
上りフレーム送信部15は、PON制御フレーム識別部12から上りデータフレームを受け取り、上りデータフレームを上位側装置(図示しない)に送信するものである。
下りフレームバッファ16は、上位側装置(図示しない)から下りデータフレームを受け取ると、下りデータフレームを一時的に蓄積して、省電力制御部17の制御の下、下りデータフレームをPON制御フレーム多重部13に与えるものである。
省電力制御部17は、PON制御部14から各ONU2との間の省電力制御用メッセージを受け取り、各省電力制御メッセージに基づいて各ONU2の省電力状態遷移をONU2毎に管理するものである。
省電力制御部17は、上りフレーム及び下りフレームの導通を監視し、ONU2の状態を通常モードにするか又は省電力モードにするかを判断するものである。また、省電力制御部17は、例えば、下りフレームが導通したときであって、対応するONU2が省電力モード状態であるときには、省電力制御部17は、下りフレームバッファ16の出力を停止し、対応するONU2が通常モードに状態遷移すると、下りフレームバッファ16に対して出力許可を行なう。
図2は、この実施形態に係るOLT1の省電力制御部17の主な機能を説明する機能ブロック図である。
図2において、省電力制御部17は、状態管理部101、スリープタイマ部102、省電力制御用メッセージ取得部103、RTT値記憶部104、スリープタイマ補正部105、省電力制御用メッセージ送信指示部106、下りフレームバッファ出力制御部107を少なくとも有する。
状態管理部101は、各ONU2の状態を管理するものである。すなわち、状態管理部101は、ONU2が通常モードで動作しているActive状態であるか、ONU2が省電力モードで動作しており、Awake状態であるか又はSleep状態であるかを管理する。
通常モードから省電力モードに遷移させる場合、状態管理部101は、後述するSLEEP_ALLOW(TRx)の送信タイミングで、Active状態からAwake状態に遷移させる。
また、ONU2が省電力モードである場合、状態管理部101は、時間T1だけAwake状態とした後、Sleep状態に遷移し、時間T2だけSleep状態を維持する。その後は、Awake状態とSleep状態との状態遷移を繰り返し行なうようにする。
また、状態管理部101は、SLEEP_ALLOW(wakeup)の受信タイミングで、通常モードから省電力モードに遷移させる。
スリープタイマ部102は、省電力モードの時間T1及び時間T2をONU2毎に計時するタイマである。後述するように、ONU2が通常モードから省電力モードに遷移する際に、SLEEP_ALLOW(TRx)の送信時に、スリープタイマ部102は、時間T1のタイマ開始を行なう。
ここで、スリープタイマ部102は、PON制御部14がPON制御の際に、ONU2との間で行なった時刻同期を行なったタイマ(時刻)を用いてタイマ計時を行なう。つまり、OLT1とONU2との間の時刻のずれは極めて微小なものであり(例えば数十ナノ秒程度)、OLT1が管理するOLT状態遷移とONU2が管理するONU状態遷移との状態のずれをなくすことができる。
省電力制御用メッセージ取得部103は、PON制御部14から、各ONU2からの省電力制御用メッセージを取得し、省電力制御用メッセージを状態管理部101及びスリープタイマ補正部105に与えるものである。
RTT値記憶部104は、PON制御部14がPON制御の際に求めた各ONU2との間のRTT値を記憶するものである。なお、省電力制御部17は、PON制御部14が測定したONU2のRTT値を参照することができればよい。
スリープタイマ補正部105は、スリープタイマ手段102のタイマ動作を補正するものである。スリープタイマ補正部105は、省電力制御用メッセージ取得部103がONU2からSLEEP_ACK(TRx)を受信すると、スリープタイマ部102に対して、SLEEP_ACK(TRx)の受信タイミングで、タイマ終了値を補正した補正値をタイマ開始させるものである。
省電力制御用メッセージ送信指示部106は、PON制御部14に対して、省電力制御用メッセージの送信指示を行なうものである。省電力制御用メッセージの送信指示は、既存技術と同様のタイミングとすることができ、例えば、下りフレーム又は上りフレームが所定時間継続して導通がない等の場合に、各ONU2に対して通常モードから省電力モードに遷移させる省電力制御用メッセージを送信させる方法を用いることができる。
下りフレームバッファ出力制御部107は、下りフレームバッファ16に対して、バッファリングされているデータフレームの出力制御を行なうものである。例えば、各ONU2が省電力モードである場合、下りフレームバッファ出力制御部107は、状態管理部101を参照して、ONU2が通常モードに遷移するまで、下りフレームバッファ16に対して出力を停止するように制御する。
次に、ONU2の内部構成を説明する。図1に示すように、ONU2は、E/0変換部21、PON制御フレーム識別部22、PON制御フレーム多重部23、PON上り送信制御部24、PON制御部25、下りフレーム送信部26、上リフレームバッファ27、省電力制御部28を少なくとも有して構成される。
E/O変換部21は、光ファイバを介して入力された光信号を電気信号に変換してPON制御フレーム識別部22に与えたり、又PON上り送信制御部24から与えられた電気信号を光信号に変換して伝送路に送信したりするものである。
PON制御フレーム識別部22は、E/O変換部21を介して受信されたフレームの種類を識別するものである。具体的に、PON制御フレーム識別部22は、受信フレームのうち、PONし制御フレーム及び省電力制御用フレームを識別して、これらPON制御フレーム及び省電力制御用フレームをPON制御部25に与えるものである。それ以外の下りフレームは、下りフレーム送信部26に与えられる。
PON制御フレーム多重部23は、PON制御部25からPON制御フレーム及び省電力制御用メッセージを受け取り、又上りフレームバッファ27からデータフレーム(上りフレーム)を受け取り、これらフレームを多重してPON上り送信制御部24に与えるものである。
PON上り送信部24は、PON制御フレーム多重部23により多重化されたフレームを受け取り、PON制御部25からの送信指示に従って、多重化フレームをE/O変換部21に与えるものである。
PON制御部25は、例えばIEEE802.3avの規格化技術に従って各ONU2との間でPON制御を行うものであり、PON制御フレームの生成及び送受信を行なうものである。PON制御部25は、OLT1との間でPON制御フレームの授受を行ない、所定の方法により時刻同期を行なう時刻同期機能を有する。
また、PON制御部25は、省電力制御部28の指示により省電力制御用メッセージを生成及び送信を行なうと共に、受信した省電力制御用メッセージを省電力制御部28に与える。
下りフレーム送信部26は、PON制御フレーム識別部22から下りデータフレームを受け取り、接続する下位側装置(図示しない)に送信するものである。
上りフレームバッファ27は、下位側装置(図示しない)から受け取ったデータフレームを一時的に蓄積し、PON制御部25の指示に従って、蓄積したデータフレームをPON制御フレーム多重部23に与えるものである。
省電力制御部28は、TRxモードで省電力制御を行なうものである。すなわち、省電力モードに遷移している場合、省電力制御部28は、Sleep状態において、E/O変換部21、PON制御フレーム識別部22、PON上り送信制御部24、PON制御フレーム多重部23、下りフレーム送信部26への供給電力をパワーダウンさせる。これにより、省電力モード状態のとき、ONU2は送信機能及び受信機能をパワーダウンさせることができる。
省電力制御部28は、上りデータフレームの導通を監視し、監視状態に従って、PON制御部25に省電力制御用メッセージ送信を指示すると共に、自身の省電力状態遷移を管理する。また、省電力制御部28は、PON制御部25から通知された省電力制御用メッセージに従って省電力状態遷移を管理する。
図3は、この実施形態に係るONU2の省電力制御部28の主な機能を説明する機能ブロック図である。
図3において、省電力制御部28は、電力制御部201、スリープタイマ部202、省電力制御用メッセージ取得部203、省電力制御用メッセージ送信指示部204、状態管理部205を少なくとも有する。
省電力制御用メッセージ取得部203は、PON制御部25から、OLT1からの省電力制御用メッセージを取得して、省電力制御用メッセージを解析するものである。
省電力制御用メッセージ送信指示部204は、省電力制御用メッセージ取得部203がSLEEP_ALLOW(TRx)を取得し、状態管理部205により省電力モードへの遷移が可能であると判断されると、SLEEP_ACK(TRx)の送信指示をPON制御部25に行なうものである。
スリープタイマ部202は、省電力モードの時間T1及び時間T2を計時するタイマである。スリープタイマ部202は、SLEEP_ACK(TRx)の送信タイミングで、時間T1のタイマ開始を行なう。
状態管理部205は、ONU2自身の動作モードが通常モードであるか又は省電力モードであるかの状態管理を行なうものである。省電力モードについては、スリープタイマ部202のタイマ時間に基づいて、Awake状態とSleep状態とを交互に遷移させる。状態管理部205は、OLT1からSLEEP_ALLOW(TRx)を受信すると、上りデータフレームの導通を監視し、省電力モードへの遷移が可能であると判断するものである。また、状態管理部205は、SLEEP_ACK(TRx)の送信タイミングで、通常モードのActive状態からAwake状態に遷移させる。また、状態管理部205は、SLEEP_ACK(wakeup)の送信タイミングで、省電力モードから通常モードに状態遷移させる。
電力制御部201は、状態管理部205を参照して、通常モードと省電力モードの状態に応じて、各構成要素に対する電力制御を行なうものである。電力制御部201は、Sleep状態において、E/O変換部21、PON制御フレーム識別部22、PON上り送信制御部24、PON制御フレーム多重部23、下りフレーム送信部26への供給電力をパワーダウンさせる。これにより、省電力モード状態のとき、ONU2は送信機能及び受信機能をパワーダウンさせる。
(A−2)実施形態の動作
次に、この実施形態の省電力制御方法の処理の動作について図面を参照しながら説明する。
図4は、この実施形態の省電力制御処理の動作を説明する説明図である。図4は、ONU2を通常モードから省電力モードに状態遷移させるときの制御手順を示している。
図4において、ONU2が通常モードで動作しているとする。この場合、ONU2において管理されるONU状態遷移はActive状態であり、OLT1において管理されるOLT状態遷移もActive状態である。
OLT1において、省電力制御部17は、上りデータフレーム及び下りデータフレームの導通を監視し、所定時間継続して導通がないことを検出すると、ONU2を省電力モードに遷移させるものと判断する。
このとき、OLT1の省電力制御部17は、PON制御部14に対して、SLEEP_ALLOW(TRx)の送信指示を行なう。また同時に、省電力制御部17は、当該ONU2に対するOLT状態遷移を、Active状態からAwake状態に状態遷移させる。さらに、Awake状態継続時間を計測するために、SLEEP_ALLOW(TRx)の送信時に、時間T1でスリープタイマを始動させる。スリープタイマ部201は、OLT1のPON制御部14とONU2のPON制御部25との間で、数十ナノ秒オーダーの精度で時刻同期されているローカルタイムをもとに計測する。
ONU2は、OLT1から送信されたSLEEP_ALLOW(TRx)を受信する。省電力制御部28は、PON制御部25からSLEEP_ALLOW(TRx)の受信通知を受ける。
省電力制御部28は、上りデータフレームの導通監視状態により省電力モードに遷移可能と判断した場合、省電力制御部28はPON制御部に対してSLEEP_ACK(TRx)の送信指示を行なう。また同時に、省電力制御部28は、ONU遷移状態をActive状態からAwake状態へ状態遷移させ、Awake状態継続時間を計測するためにT1でスリープタイマを始動させる。
スリープタイマの始動は、SLEEP_ACK(TRx)の送信時点で開始させる。スリープタイマ部202は、OLT1とONU2のPON制御部間で数十ナノ秒オーダーの精度で時刻同期されているローカルタイムをもとに計測する。
その後、ONU2では、T1時間が満了したら、ONU状態遷移をSleep状態に遷移させ、Sleep状態継続時間を計測するためにT2でスリープタイマを始動させる。以降、これの繰り返しで状態遷移させる。
一方、OLT1において、省電力制御部17がPON制御部14からSLEEP_ACK(TRx)の受信通知を受けると、省電力制御部17は、タイマ満了値を「T1−RTT値」として、SLEEP_ACK受信時からタイマ開始を再開させる。
その後、「T1−RTT値」時間が満了すると、OLT状態遷移をSleep状態に遷移させ、Sleep状態継続時間を計測するためにT2でスリープタイマを始動させる。以降、これの繰り返しで状態遷移させる。
上記のように、OLT1におけるスリープタイマの補正を行なうことにより、OLT1とONU2との間のSleep状態、Awake状態の位相を「RTT値/2」の時間差にあわせることが可能となる。
また、スリープタイマ部102が数十ナノ秒オーダーの精度で時刻同期されているローカルタイムをもとに計測するため、省電力モードが継続しても、OLT1とONU2との間の状態にずれが発生することはない。
従って、OLT1からONU2を起動したい場合、OLT1は、OLT状態遷移を参照して、ONU2がAwake状態のときに、SLEEP_ALLOW(wakeup)を送信すれば、確実にONU2は、SLEEP_ALLOW(wakeup)を受信できる。
つまり、図8に例示したように、複数回のSLEEP_ALLOW(wakeup)の送信を繰り返すことという事態を回避でき、不要な下り伝送遅延時間増加や、不要な省電力制御用メッセージ送信による下り利用可能帯域の減少をなくすことが可能となる。
(A−3)実施形態の効果
以上のように、この実施形態によれば、RTTを用いてスリープタイマを補正することで、OLTとONUの省電力モードへの状態遷移時刻を合わせることができ、かつ、スリープタイマを数十ナノ秒オーダーの精度で時刻同期されているローカルタイムをもとに計測させるため、OLTとONUのSleep状態、Awake状態の位相を高精度で一致させることができる。その結果、OLTとONU間の状態ずれによる不要な下り伝送遅延時間増加や、不要な省電力制御用メッセージ送信による下り利用可能帯域の減少をなくすことが可能となる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態では、OLTでの省電力モードヘの遷移判定条件を、上りデータフレーム及び下りデータフレームの導通監視状態としたが、それ以外の条件で判定してもよい。またONUでの省電力モードへの遷移判定条件を、上りデータ導通監視状態としたが、それ以外の条件で判定してもよい。
また、上述した実施形態では、PONシステムのプロトコルに10ギガビットイーサネットを用いた10G−EPONシステムについて実施例を示しているが、特に10G−EPONシステムに限らず、その他のPONシステムで使用される局側および加入者宅側伝送装置に本発明を適用しても同様の効果が得られる。
1…OLT(局側光回線終端装置)、11…E/O変換部、12…PON制御フレーム識別部、13…PON制御フレーム多重部、14…PON制御部、17…省電力制御部、
2…ONU(加入者側光回線終端装置)21…E/O変換部、22…PON制御フレーム識別部、23…PON制御フレーム多重部、24…PON上り送信制御部、25…PON制御部、28…省電力制御部、
5…光アクセスシステム。

Claims (3)

  1. 対向する子局装置との間で時刻同期を行なう時刻同期手段と、
    上記子局装置との間の往復遅延時間を求める往復遅延時間測定手段と、
    上記時刻同期手段により時刻同期された時刻を用いて、上記子局装置の省電力モードでの起動状態及びスリープ状態の継続時間を計時するタイマ手段と、
    上記子局装置との間で省電力制御メッセージを授受する省電力制御メッセージ授受手段と、
    上記子局装置の通常モード又は省電力モードの状態を管理するものであって、省電力モードについては、上記タイマ手段によるタイマ時間に基づいて、起動状態とスリープ状態とを交互に遷移させて管理する状態管理手段と、
    上記タイマ手段のタイマ動作を補正するタイマ補正手段と
    を備え、
    上記状態管理手段は、上記子局装置に対して省電力モードへの遷移を許可する省電力モード遷移許容メッセージを、上記省電力制御メッセージが送信する送信タイミングで、通常モードから起動状態に遷移させるものであり、
    上記タイマ手段は、上記省電力制御メッセージ授受手段による上記省電力モード遷移許容メッセージの送信タイミングで、起動状態の継続時間を計時開始するものであり、
    上記タイマ補正手段は、上記省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージを上記子局装置から受信する受信タイミングで、上記タイマ手段に対して、上記往復遅延時間を用いて起動状態の継続時間を補正した補正時間の計時を再開させるものである
    ことを特徴とする伝送装置。
  2. 対向する親局装置との間で時刻同期を行なう時刻同期手段と、
    上記時刻同期手段により時刻同期された時刻を用いて、自装置の省電力モードでの起動状態及びスリープ状態の継続時間を計時するタイマ手段と、
    上記親局装置との間で省電力制御メッセージを授受する省電力制御メッセージ授受手段と、
    自装置の通常モード又は省電力モードの状態を管理するものであって、省電力モードについては、上記タイマ手段によるタイマ時間に基づいて、起動状態とスリープ状態とを交互に遷移させて管理する状態管理手段と、
    上記状態管理手段による状態に応じて、送信機能及び又は受信機能の電力制御を行なう電力制御手段と
    を備え、
    上記状態管理手段は、上記親局装置から受信した省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージを送信するタイミングで、通常モードから起動状態に遷移させるものであり、
    上記タイマ手段は、上記省電力制御メッセージ授受手段による上記省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージの送信タイミングで、起動状態の継続時間を計時開始するものである
    ことを特徴とする伝送装置。
  3. 親局装置と子局装置との間で省電力制御メッセージを授受して、上記子局装置を通常モード又は省電力モードで動作させる電力制御システムにおいて、
    上記親局装置及び上記子局装置は、
    時刻同期を行なう時刻同期手段と、
    上記時刻同期手段により時刻同期された時刻を用いて、上記子局装置の省電力モードでの起動状態及びスリープ状態の継続時間を計時するタイマ手段と、
    上記子局装置の通常モード又は省電力モードの状態を管理するものであって、省電力モードについては、上記タイマ手段によるタイマ時間に基づいて、起動状態とスリープ状態とを交互に遷移させて管理する状態管理手段と、
    省電力制御メッセージを授受する省電力制御メッセージ授受手段と
    を備え、
    上記親局装置は、
    上記状態管理手段が、上記子局装置に対して省電力モードへの遷移を許可する省電力モード遷移許容メッセージを、上記省電力制御メッセージが送信する送信タイミングで、通常モードから起動状態に遷移させ、
    上記タイマ手段が、上記省電力制御メッセージ授受手段による上記省電力モード遷移許容メッセージの送信タイミングで、起動状態の継続時間を計時開始し、
    上記子局装置は、
    上記状態管理手段が、上記親局装置から受信した省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージを送信するタイミングで、通常モードから起動状態に遷移させ、
    上記タイマ手段が、上記省電力制御メッセージ授受手段による上記省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージの送信タイミングで、起動状態の継続時間を計時開始し、
    上記親局装置は、
    上記省電力モード遷移許容メッセージに対する応答メッセージを上記子局装置から受信する受信タイミングで、上記タイマ手段に対して、往復遅延時間を用いて起動状態の継続時間を補正した補正時間の計時を再開させるタイマ補正手段を有する
    ことを特徴とする電力制御システム。
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