JP4725228B2 - Ponシステム、ロジカルリンク割当方法およびロジカルリンク割当装置 - Google Patents

Ponシステム、ロジカルリンク割当方法およびロジカルリンク割当装置 Download PDF

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Description

本発明は、GEPONに代表されるPONシステム、このPONシステムで使用されるロジカルリンク割当方法およびロジカルリンク割当装置に関する。
ユーザがインターネットを利用する場合に、パーソナルコンピュータ等のユーザ端末を直接接続するネットワークをアクセスネットワークという。たとえば、ユーザ端末からインターネット・プロバイダ(ISP)までの間のネットワークがアクセスネットワークとなる。インターネットを利用する通信環境は急激に進化しており、光ファイバに分岐装置を接続して信号を複数に分岐すると共に、その信号にギガビットのイーサネット(登録商標)を使用してパケット通信を行うGEPON(Gigabit Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)と呼ばれるアクセスネットワークシステムが注目されている。
図22は、従来用いられた一般的なGEPONシステムを表わしたものである。このGEPONシステム100は、イーサネット(登録商標)等のネットワーク101が、局舎等に設置されたユーザ側装置(ONU:Optical Network Unit)1021〜102nからの光信号を終端するセンタ側装置(OLT:Optical Line Terminal)103とスプリッタ104を介して接続されている。スプリッタ104は、センタ側装置103とユーザ側装置1021〜102nの間で光信号を複数に分岐する装置である。各ユーザ側装置1021〜102nには、実際のアプリケーションデータの送受信を行うそれぞれのユーザ端末1051〜105nが対応して接続されている。
このGEPONシステム100で下り方向伝送が行われる場合、センタ側装置103はブロードキャストを行い、ユーザ側装置1021〜102nがそれぞれ受信すべきデータを選択して受信する。上り方向伝送が行われる場合には、ユーザ側装置1021〜102nがセンタ側装置103に向けて同時にデータを送信する可能性がある。このため、ユーザ側装置1021〜102nにタイムスロットが割り当てられて、これらのデータの時分割多重が行われる。すなわちセンタ側装置103とユーザ側装置1021〜102nの間には固有の論理的なパスが存在する。このパスをロジカルリンクと呼ぶ。
ロジカルリンクを識別するために、ロジカルリンク識別子がIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.3ahにより規定されており、MPCP(Multi-Point Control Protocol)によりユーザ側装置1021〜102n単位で割り当てられる。ここでMPCPとは、(a)複数のユーザ側装置1021〜102nをセンタ側装置103が認識し、各ユーザ側装置1021〜102nとセンタ側装置103の間で通信を行うために必要なRTT(Round Trip Time)、すなわちセンタ側装置103からユーザ側装置1021〜102nまでの往復遅延時間の測定、ロジカルリンク識別子の付与などを行う機能、(b)各ユーザ側装置1021〜102nにタイムスロットを割り当て、各ユーザ側装置1021〜102nからの上りバースト信号を時間軸上に多重する多重制御機能、(c)ユーザ側装置1021〜102nとセンタ側装置103間の時刻同期機能の3つの機能をいう。ロジカルリンク識別子は、各ユーザ側装置1021〜102nがデータの送受信可否を判断するために使用される。ロジカルリンク識別子は、PON区間106におけるユーザ側装置1021〜102nの判別だけでなく、上り方向伝送における帯域の動的割り当ての計算対象として使用される。
図23は、以上説明したGEPONシステムにおける従来提案されたロジカルリンク識別子の割り当て方式(たとえば非特許文献1参照。)を説明するためのものである。図23で、図22と同一部分には同一の符号を付している。このGEPONシステム120でセンタ側装置(OLT)103はネットワーク101および第1〜第nのユーザ側装置(ONU)1021〜102nと物理的に接続されている。第1〜第nのユーザ側装置1021〜102nは、それぞれサービス加入者のユーザ端末1051〜105nに対応付けられて接続されている。
センタ側装置103とユーザ側装置1021〜102nは物理的接続1211〜121nが行われていると共に、ロジカルリンク1221〜122m、1231〜123mにより論理的に接続されている。GEPONシステムの使用者が、あらかじめロジカルリンクの割り当て数や割り当てるべきロジカルリンク識別子を決めておき、事前にネットワーク管理システム(NMS:Network Management System)や装置CLI(Command Line Interface)等で設定しておくことで、ロジカルリンク1221〜122m、1231〜123mが確立している。
この非特許文献1では、ロジカルリンク識別子の割り当て方式は特に規定されていない。一般に、マルチキャスト配信やビデオ・オン・デマンド、音声といったサービスごとに個別のロジカルリンク識別子を割り当てる運用を想定した場合には、次のような問題が存在する。
(1)まず、現状のロジカルリンク識別子の割り当て方式は不要に上り帯域を圧迫するという問題がある。これは、事前にサービス単位でロジカルリンク識別子をユーザ側装置に割り当てる方法を取った場合には、ロジカルリンクを使用しない場合にも、該当するロジカルリンクに対する上り帯域が確保されてしまうためである。動的な上り帯域割り当てを行う場合であっても、常に計算の対象となり、センタ側装置の帯域計算やPON区間の上り帯域に影響を与えてしまう。
(2)次に、現状のロジカルリンク識別子の割り当て方式は、サービスの切り替えに時間がかかるという問題がある。これは、ロジカルリンクの生成や削除を行うために、ネットワーク管理システム(NMS)またはCLIから装置に対して事前の設定が必要であるからである。このため、サービス切り替えに設定変更を伴うと、人為的なミスが発生すると、サービス中断の可能性もある。
(3)最後に、現状のロジカルリンク識別子の割り当て方式は、サービス単位のQoS(Quality of Servic)制御が難しいという問題がある。これは、GEPONシステムが上りの帯域計算をロジカルリンク単位で行っているのがその原因である。すなわち、ユーザ側装置単位でロジカルリンクが割り当てられるような場合には、ユーザ側装置単位でのみ帯域が制御されてしまい、その中の複数のサービスが、ひとまとめで影響を受けるからである。
一方、IGMP(Internet Group Management Protocol)のメッセージを監視して、この結果に基づいてマルチキャスト用のロジカルリンクを設定することが提案されている(たとえば特許文献1参照。)。この提案では、センタ側装置がロジカルリンクの割り当てを行うための条件を記したテーブルを用意しており、PON区間を伝送されるマルチキャスト用IP(Internet Protocol)プロトコルのメッセージをIGMPスヌーピングによって監視するようにしている。そして、この監視の結果として、新たに参入したユーザ側装置に対してマルチキャスト用論理リンクを設定する。
特開2004−343243号公報(第0012段落、図9) 筆者 IEEE Computer Society、題名 IEEE802.3ah、発行年月日 2004年9月7日
特許文献1に示された技術では、マルチキャスト用IPプロトコルのメッセージを覗き見することによって、PONシステムに新たに参入するユーザ側装置に対してマルチキャスト用論理リンクを設定するようにしている。しかしながら、そのユーザ側装置へのロジカルリンクの設定は、特に新たに提案されておらず、従来の非特許文献1で示されたようにロジカルリンク識別子を事前に設定した内容に応じて固定的に割り当てるものでしかない。これによっては、前記した問題点は残されたままである。
そこで、本発明の目的は、個々のユーザ側装置との間で動的にロジカルリンク識別子を割り当て可能なPONシステム、ロジカルリンク割当方法およびロジカルリンク割当装置を提供することにある。
本発明では、(イ)ユーザ端末をそれぞれ収容するn個(nは1以上の整数)のユーザ側装置と、(ロ)これらユーザ側装置を分岐側に接続した1×nのスプリッタと、(ハ)ユーザ側装置のそれぞれとの間に論理的に識別されたパスとしてのロジカルリンクを監視用ロジカルリンクとして常時1つ以上設定するユーザ側装置別監視用ロジカルリンク設定手段と、これら監視用ロジカルリンクを通過するパケットを監視するユーザ側装置別パケット監視手段と、このユーザ側装置別パケット監視手段の監視結果を基にしてロジカルリンクの割当の生成あるいは削除の必要性をユーザ側装置ごとに判別するユーザ側装置別ロジカルリンク割当変更判別手段と、このユーザ側装置別ロジカルリンク割当変更判別手段がロジカルリンクの割当の生成あるいは削除を必要と判別したときロジカルリンクの割当の生成あるいは削除を行うロジカルリンク割当変更手段と、ロジカルリンクを双方向用と単方向用で区別するテーブルと、このテーブルから双方向用のロジカルリンクのみを用いて上り帯域の計算を行う上り帯域計算手段を備え、1×nのスプリッタの集束側に接続されると共にアクセスの対象となるネットワークに接続されたセンタ側装置とをPONシステムが具備する
また、本発明では、(イ)ユーザ端末をそれぞれ収容するユーザ側装置と、ユーザ端末のアクセスの対象となるネットワークに接続されたセンタ側装置との間のスプリッタを介した伝送路に、これらユーザ側装置とセンタ側装置の間を通過するパケットを常時監視する論理パスとしての監視用ロジカルリンクを設定する監視用ロジカルリンク設定ステップと、(ロ)この監視用ロジカルリンク設定ステップで設定された監視用ロジカルリンクを通過するパケットをセンタ側装置側で監視してユーザ側装置ごとに割り当てられる論理パスとしてのロジカルリンクの割当の生成あるいは削除の必要性を判別するパケット監視ステップと、(ハ)このパケット監視ステップでロジカルリンクの割当の生成あるいは削除の必要性が判別されたとき該当するロジカルリンクの生成あるいは削除を行うロジカルリンク割当変更ステップと、(ニ)センタ側装置において、ロジカルリンクを双方向用と単方向用で区別するテーブルから、双方向用のロジカルリンクのみを用いて上り帯域の計算を行う上り帯域計算ステップとをロジカルリンク割当方法が具備する
また、本発明では、(イ)ユーザ端末をそれぞれ収容するユーザ側装置と、ユーザ端末のアクセスの対象となるネットワークに接続されたセンタ側装置との間のスプリッタを介した伝送路の区間にユーザ側装置ごとにロジカルリンクをデフォルトで1本ずつ設定するデフォルトロジカルリンク設定手段と、(ロ)これらのデフォルトのロジカルリンクを通過するパケットを覗き見ることでユーザ側装置ごとのロジカルリンクの割当の生成あるいは削除の必要性を判別する判別手段と、(ハ)この判別手段の判別結果を用いてユーザ側装置ごとのロジカルリンクの割当の生成あるいは削除を実行するロジカルリンク割当変更手段と、(ニ)ロジカルリンクを双方向用と単方向用で区別するテーブルと、このテーブルから双方向用のロジカルリンクのみを用いて上り帯域の計算を行う上り帯域計算手段とをロジカルリンク割当装置が具備する
以上説明したように本発明によれば、個々のユーザ側装置に動的にロジカルリンクを割り当てることにしたので、ユーザ側装置からセンタ側装置へ向けての不要なロジカルリンクが設定されることがなく、また不要なロジカルリンクは動的に削除される。このため、上り帯域に無駄なデータが転送されることがなく、上り帯域を有効に利用することができる。
また、本発明によれば、個々のユーザ側装置に必要なロジカルリンクを管理者が事前に設定する必要がない。しかもロジカルリンクが動的に制御される。このため、サービスの開閉に伴う設定作業が不要であり、オペレーションコストの軽減が可能になる。
更に、個々のロジカルリンクがサービスの必要なときに生成されるので、サービスの品質の向上を図ることができると共に、サービス単位での帯域制御が可能となる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例におけるGEPONシステムの概要を示したものである。このGEPONシステム200でセンタ側装置(OLT)201は1000BASE−T等のケーブル202を介してイーサネット(登録商標)を利用したネットワーク203と接続されている。また、センタ側装置201は1000BASE−PXによる物理的接続2041〜204nによって第1〜第nのユーザ側装置(ONU)2051〜205nと接続されている。ここで、数値nは“1”以上の整数である。第1〜第nのユーザ側装置2051〜205nには、それぞれ対応した第1〜第nのユーザ端末2061〜206nが接続されている。
センタ側装置201と第1〜第nのユーザ側装置2051〜205nとの間は同一構成になっている。そこで第nのユーザ側装置205nを代表して取り上げて説明を行うことにする。センタ側装置201と第nのユーザ側装置205nとの間の物理的接続204nが行われている箇所は、第1〜第mのロジカルリンク2121〜212mの論理的接続が存在する。ここで数値mは“1”以上の整数である。図で実線で示される第1のロジカルリンク2121は、IEEE802.3ahにて規定されるMPCP(Multi-Point Control Protocol)により確立するロジカルリンクを表わしている。この1つのロジカルリンクは、第nのユーザ側装置205nが起動しセンタ側装置201が認証している間は常に存在するロジカルリンクである。
なお、図1で物理的接続2041の行われている箇所も、第1〜第mのロジカルリンク2111〜211mのうちの第1のロジカルリンク2111が起動時に存在する。また、この図では共に“m”ずつロジカルリンク211、212が示されているが、ロジカルリンク211、212の数は任意である。
すなわち、図で点線で示される第2のロジカルリンク2122、……第mのロジカルリンク212mは常に存在するものではなく、このGEPONシステム200でユーザ端末205nとネットワーク203との間の通信内容を覗き見て、システム側が動的に生成したり削除する結果として存在する可能性のあるロジカルリンクを表わしている。第1のロジカルリンク2121を特にデフォルトロジカルリンク(監視用ロジカルリンク)と呼ぶことにする。
図2は、本実施例のセンタ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わしたものである。センタ側装置201は、図示しないがCPU(中央処理装置)とこのCPUが実行する制御プログラムを格納した記憶媒体を備えており、以下に説明する機能を実現している。センタ側装置201は、この図に示していないネットワーク203と接続されるパケット入出力処理部221を備えている。パケット入出力処理部221は、パケットの送受信に伴うタイミング制御やエラー判定を行うようになっている。パケット入出力処理部221に接続されたLLID生成削除判定部222は、通過するパケットの中を覗き見て、LLID生成削除判定部222に接続された制御部223内のロジカルリンク生成削除条件テーブル224を検索するようになっている。そして、一致する条件があれば、制御部223内のロジカルリンク識別子管理テーブル(OLT)225を更新する。
同じく制御部223に接続されると共にLLID生成削除判定部222に接続された下り方向宛先LLID判定部226は、下り方向のトラフィックに対して、ネットワーク203側から受信したパケットのレイヤ2、3、4の各層の情報を覗き見て、ロジカルリンク識別子管理テーブル225を検索する。そして、一致する条件から、行き先のロジカルリンク識別子(LLID)を決定するようにしている。下り方向宛先LLID判定部226に接続されたQoS制御部227は、ロジカルリンク識別子やパケットの種類などに従ってパケット送受信に関する優先制御を行う。QoS制御部227に接続されたロジカルリンク制御部228は、PON区間の送受信に伴うタイミング制御やロジカルリンクの付与、削除およびエラー判定を行うようになっている。
図3は、本実施例のロジカルリンク識別子管理テーブルの構成の一例を表わしたものである。ロジカルリンク識別子管理テーブル225は、一意に特定可能なユーザ側装置(ONU)番号231と、ユーザ側装置本体が持つ固有のMAC(Media Access Control)アドレス(ONU MAC)232と、ロジカルリンク識別子233と、デフォルトロジカルリンクと動的に割り当てられたロジカルリンクとの区別を表すロジカルリンク種別234と、サービスタイプ235と、該当ロジカルリンクが単方向であるか、それとも双方向であるかを表すディレクション(Direction)236と、マルチキャストグループ識別子237から構成されている。ユーザ側装置205(図1)がIP(Internet Protocol)ホストを持つ場合には、MACアドレス232と対になって通信を行う。
サービスタイプ235は、パケットのレイヤ2、3、4の各層の情報から成り、該当パケットのサービスタイプ235の識別に使用する。たとえば、サービスタイプ235が“Internet”とはインターネットデータ通信を表わしており、“VoIP(Voice over IP)”とは音声トラフィックを表わしている。また、“Multicast”とは放送用を意味する。たとえば“Multicast”であれば、パケットの送信先アドレスが該当IPマルチキャストアドレスを持つもの、と定義するなどの使い方を想定している。このロジカルリンク識別子管理テーブル225に従ってQoS処理が実施される。
ディレクション236の“Uni”とは「Unidirectional」すなわち単方向を意味し、“Bi”とは“Bi−Directional”すなわち双方向を意味している。ディレクション236において単方向である場合、該当ロジカルリンクは下り方向の通信専用であり、上り方向の通信に使用されない。マルチキャストグループ識別子237は、単方向通信のグループ化に使用される。同一マルチキャストグループ識別子をもつエントリはすべて同じロジカルリンク識別子233が与えられ、下り方向において同じパケットを同時に複数のユーザ側装置205が受信するための伝送方式、すなわち、マルチキャストを実現する。
図4は、ロジカルリンク識別子管理テーブルの一例を示したものである。この図4は、図3で示したロジカルリンク識別子管理テーブル225からユーザ側装置(ONU)番号231が“a”の該当ユーザ側装置の項目だけを抜き出したものである。
図5は、これに対して、図2に示したロジカルリンク生成削除条件テーブルの一例を示したものである。ロジカルリンク生成削除条件テーブル224は、サービスタイプ241、ディレクション(Direction)242、生成フレームパターン243、削除フレームパターン244およびマルチキャストグループ識別子245からなる。センタ側装置201(図1)は通過するパケットのレイヤ2、3、4の各層の情報を覗き見て、生成フレームパターン243に一致する場合には、図3あるいは図4に示したロジカルリンク識別子管理テーブル225のエントリを追加し、ユーザ側装置205(図1)へその旨を通知する。削除フレームパターン244に一致する場合は、ロジカルリンク識別子管理テーブル225のエントリを削除し、ユーザ側装置205へその旨を通知するようになっている。たとえば、サービスタイプ241の「Multicast」を例に採ると、サブネット上に、マルチキャストに参加しているホストがあるかどうかをルータが管理するためのプロトコルとしてのIGMPを監視して、IGMPレポート(Report)を受信することで、該当ロジカルリンクを割り当てるようにしている。また、マルチキャストIGMPリーブ(Leave)メッセージを受信すると、該当するロジカルリンクを解放するようになっている。
図6は、本実施例における第nのユーザ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わしたものである。第nのユーザ側装置205nは、図示しないがCPUとこのCPUが実行する制御プログラムを格納した記憶媒体を備えており、以下に説明する機能を実現している。第nのユーザ側装置205nは、第1〜第mのロジカルリンク2121〜212mと接続されるロジカルリンク制御部251と、このロジカルリンク制御部251と接続されたQoS制御部252と、第nのユーザ端末206nと接続されたパケット入出力処理部253と、QoS制御部252および制御部254と接続された下り方向LLIDフィルタ部255と、この下り方向LLIDフィルタ部255と制御部254およびパケット入出力処理部253と接続された上り方向送信元LLID判定部256を備えている。制御部254には、ロジカルリンク識別子管理テーブル(ONU)258が備えられている。
ここで、ロジカルリンク制御部251、QoS制御部252およびパケット入出力処理部253は、図2に示すロジカルリンク制御部228、QoS制御部227およびパケット入出力処理部221と機能がそれぞれ同一であるため、これらの説明は省略する。下り方向LLIDフィルタ部255は、ロジカルリンク識別子管理テーブル258を検索し、下り方向のパケットの通過および廃棄を判定する。上り方向送信元LLID判定部256は、上り方向のトラフィックに対して、第nのユーザ端末206n側から受信したパケットのレイヤ2、3、4の各層の情報を覗き見て、ロジカルリンク識別子管理テーブル258を検索する。そして、一致する条件から、送信元のロジカルリンク識別子を決定するようになっている。
以上のようなGEPONシステム200の動作を次に説明する。
図7は、センタ側装置の初期化に伴う動作シーケンスを表わしたものである。図2に示したセンタ側装置201は起動すると、ロジカルリンク識別子管理テーブル225を初期化した状態として構築し(ステップS301)、IEEE802.3ahで規定された方法によって、接続状態にある第nのユーザ側装置205nごとにデフォルトの第1のロジカルリンク2121をロジカルリンク識別子管理テーブル225に追加する(ステップS302)。この後、第nのユーザ側装置205nへロジカルリンク識別子を通知することになる。
図8は、ユーザ側装置の初期化に伴う動作シーケンスを表わしたものである。第nのユーザ側装置205nは起動すると、図6に示すロジカルリンク識別子管理テーブル258を初期化した状態として構築し(ステップS321)、IEEE802.3ahで規定された方法によって登録が完了した後、センタ側装置201から通知されるロジカルリンク識別子を本テーブルにデフォルトのロジカルリンク識別子として追加することになる(ステップS322)。
図9は、センタ側装置を通過するパケットの処理の流れを示したものである。たとえば図2に示したセンタ側装置201は、パケット入出力処理部221でパケットを受信したら(ステップS341:Y)、自身を通過する全パケットのレイヤ2、3、4の各層の情報を覗き見て監視する。そして、LLID生成削除判定部222で、監視内容がロジカルリンク生成削除条件テーブル224の生成フレームパターンまたは削除フレームパターンにマッチするかどうかを判別し(ステップS342)、マッチする場合には(Y)、更にロジカルリンク生成条件と一致するかを判別する(ステップS343)。この結果、ロジカルリンク生成条件と一致する場合には(Y)、ロジカルリンク識別子管理テーブル225のエントリを追加して(ステップS344)、該当する第nのユーザ側装置205nへ、ロジカルリンク識別子管理テーブル225のエントリを追加したことの通知を保守運用用の独自のOAM(Operations, Administration and Maintenance)パケットにより送信する(ステップS345)。
ステップS343で削除フレームパターンにマッチした場合には(N)、ロジカルリンク識別子管理テーブル225のエントリを削除して(ステップS346)、該当する第nのユーザ側装置205nへ、ロジカルリンク識別子管理テーブル225のエントリを削除したことの通知をOAMパケットにより送信する(ステップS347)。
以上のようにしてステップS345の処理あるいはステップS347の処理が終了したら、あるいはステップS342で監視内容がロジカルリンク生成削除条件テーブル224の生成フレームパターンまたは削除フレームパターンにマッチしないと判別された場合には(N)、ステップS341で受信したパケットが下り方向のパケットであるかどうかの判別を行う(ステップS348)。下り方向のパケットである場合には(Y)、ロジカルリンク識別子管理テーブル225のエントリを検索して、パケットに与えるべきロジカルリンク識別子を決定する(ステップ349)そして、QoS制御部227で、ロジカルリンク識別子によりパケットのサービスタイプを識別し、これに応じたQoS処理を行う(ステップS350)。次に、ロジカルリンク制御部228で、実際にロジカルリンク識別子をパケットに付加してPON区間へ、該当する第nのユーザ側装置205nを送信先として送信する(ステップS351)。
一方、ステップS348で上り方向のパケットであると判別された場合には(N)、図1に示すネットワーク203にそのパケットを送信する処理が行われる(ステップS352)。
図10および図11は、ユーザ側装置を通過するパケットの処理の流れを示したものである。たとえば図6に示した第nのユーザ側装置205nは、パケット入出力処理部253でパケットを受信したら(ステップS371:Y)、そのパケットがセンタ側装置201から送られたロジカルリンク識別子管理テーブル258のエントリの生成、追加あるいは削除を示す独自のOAMパケットであるかどうかをチェックする(ステップS372)。そのOAMパケットであれば(Y)、このパケットを第nのユーザ側装置205nで終端し、更にそれがロジカルリンク識別子管理テーブル258のエントリの追加を示すOAMパケットであるかを更にチェックする(ステップS373)。そうであれば(Y)、ロジカルリンク識別子管理テーブル258へ新たにロジカルリンクの管理情報のエントリを生成する(ステップS374)。エントリの追加を示すOAMパケットではない場合、すなわちエントリ削除である場合(ステップS373:N)、ロジカルリンク識別子管理テーブル258からロジカルリンクの管理情報のエントリを削除する(ステップS375)。
一方、ステップS372で該当のOAMパケットが受信されなかったと判別された場合には(N)、続いて、その受信したパケットの送信方向が下り方向であるかをチェックする(図11ステップS376)。下り方向である場合には(Y)、その受信したパケットのレイヤ2、3、4の各層の情報を覗き見て、ロジカルリンク識別子管理テーブル258の中に受信したパケットのロジカルリンク識別子が存在するかどうかを検索し(ステップS377)、存在しない場合には(N)、そのパケットを廃棄する(ステップS378)。ロジカルリンク識別子管理テーブル258の中に受信したパケットのロジカルリンク識別子が存在した場合は(ステップS377:Y)、そのパケットはパケット入出力処理部2537に送られて、第nのユーザ端末206nへ送信される(ステップS379)。
また、ステップS376で上り方向のパケットであると判別された場合には(N)、その受信したパケットのレイヤ2、3、4の各層の情報を覗き見て、ロジカルリンク識別子管理テーブル258中のエントリと一致するエントリが存在するかどうかを検索する(ステップS380)。存在すれば(Y)、該当するロジカルリンクのサービスタイプに応じてQoSの処理を行う(ステップS381)。一致するエントリが存在しなかった場合には(ステップS380:N)、デフォルトのロジカルリンクのサービスタイプに応じてQoSの処理を行う(ステップS382)。ステップS381またはステップS382のQoS処理後、ロジカルリンク制御部251(図6)で実際にロジカルリンク識別子をパケットに付加してPON区間へセンタ側装置201に向けて送信する(ステップS383)。
<第1の実施例の変形例>
図12は、本発明の第1の実施例の変形例におけるセンタ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わしたものである。図12で図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第1の変形例のセンタ側装置(OLT)201Aは、LLID生成削除判定部222、下り方向宛先LLID判定部226、QoS制御部227およびロジカルリンク制御部228を1つのチップ401としてモジュール化している。これは、ロジカルリンクと密接に関連する回路部分を1つのモジュールとしてチップ化することによって、たとえば他の回路部分が変更されてもロジカルリンクに関連する部分を流用できるようにするものである。これにより、製造コストの節減と、設計の簡素化が可能になる。
図13は、この変形例におけるユーザ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わしたものである。図13で図6と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第nのユーザ側装置205nAでも、ロジカルリンク制御部251、QoS制御部252、下り方向LLIDフィルタ部255および上り方向送信元LLID判定部256は、1つのチップ402としてモジュール化している。これにより、上記理由と同様に製造コストの節減と、設計の流用が可能になる。
図14は、本発明の第2の実施例におけるGEPONシステムの概要を示したものである。図14で図1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
第2の実施例のGEPONシステム500でセンタ側装置(OLT)501は1000BASE−T等のケーブル202を介してイーサネット(登録商標)を利用したネットワーク203と接続される。また、センタ側装置501は1000BASE−PXを用いた接続経路5041〜504nを介して第1〜第nのユーザ側装置(ONU)5051〜505nと接続されている。ここで、数値nは“1”以上の整数である。第1〜第nのユーザ側装置5051〜505nには、それぞれ対応した第1〜第nのユーザ端末2061〜206nが接続されている。
第2の実施例のGEPONシステム500では、実線で示したデフォルトロジカルリンク511は第1〜第nのユーザ側装置5051〜505nにそれぞれ個別に割り当てられるのではなく、これらのユーザ側装置5051〜505n間で共有している。この点が図1に示した第1の実施例のGEPONシステム200と大きく異なる。この共通化されたデフォルトロジカルリンク511はユーザ側装置5051〜505nとセンタ側装置501の間のロジカルリンクの生成や削除に関する通信にのみ使用し、主信号は通過させない。デフォルトロジカルリンク511を共有することによりロジカルリンク識別子では個々のユーザ側装置5051〜505nを識別できなくなる。このため、第2の実施例のGEPONシステム500ではユーザ側装置5051〜505n同士の識別のために、これらユーザ側装置5051〜505nのMACアドレスを使用することにしている。
図15は、この第2の実施例におけるセンタ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わしたものである。センタ側装置501は、図示しないがCPUとこのCPUが実行する制御プログラムを格納した記憶媒体を備えており、以下に説明する機能を実現している。センタ側装置501は、この図に示していないネットワーク203と接続されるパケット入出力処理部521を備えている。パケット入出力処理部521は、パケットの送受信に伴うタイミング制御やエラー判定を行うようになっている。パケット入出力処理部521に接続された下り方向宛先LLID判定部526は、制御部523とも接続されている。制御部523には、ロジカルリンク識別子管理テーブル525が配置されている。
下り方向宛先LLID判定部526は、下り方向のトラフィックに対して、ネットワーク203側から受信したパケットのレイヤ2、3、4の各層の情報を覗き見て、ロジカルリンク識別子管理テーブル525を検索する。そして、一致する条件から、行き先のロジカルリンク識別子を決定するようにしている。下り方向宛先LLID判定部526に接続されたQoS制御部527は、ロジカルリンク識別子やパケットの種類などに従ってパケット送受信に関する優先制御を行う。QoS制御部527に接続されたロジカルリンク制御部528は、PON区間の送受信に伴うタイミング制御やロジカルリンクのエラー判定を行うようになっている。
このように第2の実施例のセンタ側装置501は、図2に示したセンタ側装置201と比較すると、LLID生成削除判定部222を備えていない。また、制御部523にロジカルリンク生成削除条件テーブル224が存在しない。これらの機能部分はユーザ側装置5051〜505nが備えるようになっている。
図16は、この第2の実施例における第nのユーザ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わしたものである。第nのユーザ側装置505nは、図示しないがCPUとこのCPUが実行する制御プログラムを格納した記憶媒体を備えており、以下に説明する機能を実現している。第nのユーザ側装置505nは、デフォルトロジカルリンク511および第2〜第mのロジカルリンク2122〜212mと接続されるロジカルリンク制御部551と、このロジカルリンク制御部551と接続されたQoS制御部552と、第nのユーザ端末206nと接続されたパケット入出力処理部553と、QoS制御部552および制御部554と接続された下り方向LLIDフィルタ部555と、この下り方向LLIDフィルタ部555および制御部554と接続された上り方向送信元LLID判定部556と、この上り方向送信元LLID判定部556、制御部554およびパケット入出力処理部553と接続されたLLID生成削除判定部557を備えている。制御部554には、ロジカルリンク識別子管理テーブル558の他に、ロジカルリンク生成削除条件テーブル559が備えられている。
ここで、ロジカルリンク制御部551、QoS制御部552およびパケット入出力処理部553は、図15に示すロジカルリンク制御部528、QoS制御部527およびパケット入出力処理部521と機能がそれぞれ同一であるため、これらの説明は省略する。下り方向LLIDフィルタ部555は、ロジカルリンク識別子管理テーブル558を検索し、下り方向のパケットの通過および廃棄を判定する。上り方向送信元LLID判定部556は、上り方向のトラフィックに対して、第nのユーザ端末206n側から受信したパケットのレイヤ2、3、4の各層の情報を覗き見て、ロジカルリンク識別子管理テーブル558を検索する。そして、一致する条件から、送信元のロジカルリンク識別子を決定するようになっている。
また、パケット入出力処理部553に接続されたLLID生成削除判定部557は、通過するパケットの中を覗き見て、LLID生成削除判定部557に接続された制御部554内のロジカルリンク生成削除条件テーブル559を検索するようになっている。そして、一致する条件があれば、制御部554内のロジカルリンク識別子管理テーブル558を更新する。
図17は、この第2の実施例でセンタ側装置を通過するパケットの処理の流れを示したものである。たとえば図15に示したセンタ側装置501は、パケット入出力処理部521でパケットを受信したら(ステップS641:Y)、受信したパケットがロジカルリンク識別子管理テーブル525のエントリ追加削除リクエストのOAMパケットであるかどうかをチェックする(ステップS642)。この結果、該当するOAMパケットであった場合には(Y)、ロジカルリンク識別子管理テーブル525のエントリ追加リクエストと一致するかどうか、すなわち生成リクエストであるかどうかをチェックする(ステップS643)。生成リクエストであれば(Y)、ロジカルリンク識別子管理テーブル525のエントリを追加する(ステップS644)。そして、「ロジカルリンク識別子管理テーブル525のエントリを追加」したことを保守運用用の独自のOAMパケットを用いて第nのユーザ側装置505n側へ送信する(ステップS645)。
これに対して、ステップS643で受信したOAMパケットがロジカルリンク識別子管理テーブル525のエントリ追加リクエストと一致しない場合には(N)、ロジカルリンク識別子管理テーブル525のエントリを削除する(ステップS646)。そして、「ロジカルリンク識別子管理テーブル525のエントリを削除」することを第nのユーザ側装置505nに向けてOAMパケットを用いて送信する(ステップS647)。
以上のようにしてステップS645あるいはステップS647の処理が終了したら、あるいはステップS642で受信したパケットがロジカルリンク識別子管理テーブル525のエントリ追加削除リクエストのOAMパケットではないと判別された場合には(N)、受信したパケットが下り方向のパケットであるかを判別する(ステップS648)。下り方向のパケットであると判別された場合(Y)、下り方向宛先LLID判定部526において、パケットに付加すべきロジカルリンク識別子を検索する(ステップS649)。そして、QoS制御部527で、ロジカルリンク識別子によりパケットのサービスタイプを識別し、これに応じたQoS処理を行う(ステップS650)。次に、ロジカルリンク制御部528で、実際にロジカルリンク識別子をパケットに付加してPON区間へ、該当する第nのユーザ側装置505nを送信先として送信する(ステップS651)。
一方、ステップS648で上り方向のパケットであると判別された場合には(N)、図14に示すネットワーク203にそのパケットを送信する処理が行われる(ステップS652)。
図18および図19は、ユーザ側装置を通過するパケットの処理の流れを示したものである。たとえば図16に示した第nのユーザ側装置505nは、パケット入出力処理部553でパケットを受信したら(ステップS671:Y)、その受信したパケットのレイヤ2、3、4の各層の情報を覗き見て、LLID生成削除判定部557でロジカルリンク生成削除条件テーブル559の生成または削除フレームパターンにマッチするかどうかを判別する(ステップS672)。マッチする場合には(Y)、LLID生成削除判定部557でそのフレームがロジカルリンク生成条件と一致するかどうかを判別する(ステップS673)。ロジカルリンク生成条件と一致する場合には(Y)、ロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリ追加リクエストを、OAMパケットを用いてセンタ側装置501へ送信する(ステップS674)。ロジカルリンク生成条件と一致しない場合には(ステップS673:N)、ロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリ削除リクエストを、OAMパケットを用いてセンタ側装置501へ送信する(ステップS675)。
一方、ステップS672でLLID生成削除判定部557でロジカルリンク生成削除条件テーブル559の生成または削除フレームパターンにマッチしないと判別された場合には(N)、ステップS671で受信したパケットがロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリの追加あるいは削除のためのOAMパケットであるかどうかの判別を行う(ステップS676)。そのOAMパケットを受信した場合には(Y)、更にそれがロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリの追加のためのOAMパケットであるかどうかのチェックを行う(ステップS677)。そうであれば(Y)、ロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリを追加する(ステップS678)。ロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリの追加のためのOAMパケットではない場合には(ステップS677:N)、そのロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリを削除する(ステップS679)。
一方、ステップS674あるいはステップS675の処理が終了したとき、あるいはステップS676でロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリの追加あるいは削除のためのOAMパケットの受信データはないと判別された場合には(N)、ステップS671で受信したパケットが下り方向のパケットであるかどうかの判別が行われる(図19ステップS680)。下り方向のパケットである場合には(Y)、受信したパケットのロジカルリンク識別子がロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリに存在するかどうかの判別が行われる(ステップS681)。エントリに存在すれば(Y)、そのパケットを第nのユーザ端末206nに送信する(ステップS682)。受信したパケットのロジカルリンク識別子がロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリに存在しなければ(ステップS681:N)、そのパケットは廃棄処理される(ステップS683)。
ステップS680で下り方向のパケットではないと判別された場合には(N)、その受信したパケットのロジカルリンク識別子がロジカルリンク識別子管理テーブル558のエントリに存在しているかどうかの判別が行われる(ステップS684)。エントリに存在していれば(Y)、該当するロジカルリンクのサービスタイプに応じてQoSの処理を行う(ステップS685)。一致するエントリが存在しなかった場合には(ステップS684:N)、デフォルトのロジカルリンクのサービスタイプに応じてQoSの処理を行う(ステップS686)。ステップS685またはステップS686のQoS処理後、ロジカルリンク制御部551(図16)で実際にロジカルリンク識別子をパケットに付加してPON区間へセンタ側装置501に向けて送信することになる(ステップS687)。
以上説明した第2の実施例のGEPONシステム500では、第1の実施例のGEPONシステム200と比較すると、(a)主信号からの制御信号の分離が可能であり、また、(b)デフォルトのロジカルリンクIDの集約によって更なるロジカルリンクIDの節約が可能になるという利点が生じる。
<第2の実施例の変形例>
図20は、本発明の第2の実施例の変形例におけるセンタ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わしたものである。図20で図15と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第2の変形例のセンタ側装置(OLT)501Aは、下り方向宛先LLID判定部526、QoS制御部527およびロジカルリンク制御部528を1つのチップ701としてモジュール化している。これにより、第1の実施例の変形例と同様に、製造コストの節減と、設計の流用が可能になる。
図21は、この変形例におけるユーザ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わしたものである。図21で図16と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第nのユーザ側装置505nAでも、ロジカルリンク制御部551、QoS制御部552、下り方向LLIDフィルタ部555、上り方向送信元LLID判定部556およびLLID生成削除判定部557は、1つのチップ702としてモジュール化している。これにより、製造コストの節減と、設計の流用が可能になる。
本発明の第1の実施例におけるGEPONシステムの概要を示したシステム構成図である。 第1の実施例でのセンタ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わした概略構成図である。 第1の実施例でのロジカルリンク識別子管理テーブルの構成の一例を表わした説明図である。 第1の実施例でのロジカルリンク識別子管理テーブルの一例を示した説明図である。 第1の実施例でのロジカルリンク生成削除条件テーブルの一例を示した説明図である。 第1の実施例における第nのユーザ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わした概略構成図である。 第1の実施例でセンタ側装置の初期化に伴う動作シーケンスを表わした流れ図である。 第1の実施例でユーザ側装置の初期化に伴う動作シーケンスを表わした流れ図である。 第1の実施例でセンタ側装置を通過するパケットの処理の流れ図である。 第1の実施例ででユーザ側装置を通過するパケットの処理の前半を示した流れ図である。 第1の実施例でユーザ側装置を通過するパケットの処理の後半を示した流れ図である。 本発明の第1の実施例の変形例におけるセンタ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わした概略構成図である。 この変形例のユーザ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わした概略構成図である。 本発明の第2の実施例におけるGEPONシステムの概要を示したシステム構成図である。 第2の実施例におけるセンタ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わした概略構成図である。 第2の実施例における第nのユーザ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わした概略構成図である。 第2の実施例でセンタ側装置を通過するパケットの処理の流れ図である。 第2の実施例でユーザ側装置を通過するパケットの処理の前半を示した流れ図である。 第2の実施例でユーザ側装置を通過するパケットの処理の後半を示した流れ図である。 本発明の第2の実施例の変形例におけるセンタ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わした概略構成図である。 この変形例のユーザ側装置の機能的な構成とシステムのその周辺を表わした概略構成図である。 従来用いられた一般的なGEPONの物理的ネットワーク構造を示したシステム構成図である。 GEPONシステムにおける従来のロジカルリンク識別子割り当て方式を示したシステム構成図である。
符号の説明
200、500 GEPONシステム
201 センタ側装置(OLT)
205 ユーザ側装置(ONU)
206 ユーザ端末
2121 デフォルトロジカルリンク(監視用ロジカルリンク)
2122〜212m ロジカルリンク(生成または削除されるロジカルリンク)
221、253 パケット入出力処理部
222、557 LLID生成削除判定部
223、254、523、554 制御部
224、559 ロジカルリンク生成削除条件テーブル
225、258、525、558 ロジカルリンク識別子管理テーブル
226、526 下り方向宛先LLID判定部
227、252、527、552 QoS制御部
228、251、528、551 ロジカルリンク制御部
255、555 下り方向LLIDフィルタ部
256、556 上り方向送信元LLID判定部
511 デフォルトロジカルリンク

Claims (9)

  1. ユーザ端末をそれぞれ収容するn個(nは1以上の整数)のユーザ側装置と、
    これらユーザ側装置を分岐側に接続した1×nのスプリッタと、
    前記ユーザ側装置のそれぞれとの間に論理的に識別されたパスとしてのロジカルリンクを監視用ロジカルリンクとして常時1つ以上設定するユーザ側装置別監視用ロジカルリンク設定手段と、これら監視用ロジカルリンクを通過するパケットを監視するユーザ側装置別パケット監視手段と、このユーザ側装置別パケット監視手段の監視結果を基にしてロジカルリンクの割当の生成あるいは削除の必要性を前記ユーザ側装置ごとに判別するユーザ側装置別ロジカルリンク割当変更判別手段と、このユーザ側装置別ロジカルリンク割当変更判別手段がロジカルリンクの割当の生成あるいは削除を必要と判別したときロジカルリンクの割当の生成あるいは削除を行うロジカルリンク割当変更手段と、ロジカルリンクを双方向用と単方向用で区別するテーブルと、このテーブルから双方向用のロジカルリンクのみを用いて上り帯域の計算を行う上り帯域計算手段を備え、前記1×nのスプリッタの集束側に接続されると共にアクセスの対象となるネットワークに接続されたセンタ側装置
    とを具備することを特徴とするPONシステム。
  2. 各ユーザ側装置ごとのロジカルリンクの割当の生成や削除の条件を記したユーザ側装置別生成削除条件テーブルを前記センタ側装置が具備し、前記ユーザ側装置別ロジカルリンク割当変更判別手段はこのユーザ側装置別生成削除条件テーブルを用いてロジカルリンクの割当の生成や削除を判別することを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  3. 前記ユーザ側装置別生成削除条件テーブルは、ロジカルリンクを識別するためのロジカルリンク識別子を、ユーザ側装置を一意に識別する番号と、ユーザ側装置のMACアドレスと、ロジカルリンクの種別と、サービスタイプと、ロジカルリンクが単方向か双方向かを示すディレクションデータと、マルチキャストグループ識別子を用いて管理することを特徴とする請求項2記載のPONシステム。
  4. 前記ユーザ側装置別生成削除条件テーブルは、ロジカルリンクの生成や削除の条件を、パケットのサービスタイプ、ロジカルリンクが単方向か双方向かを示すディレクションデータ、生成フレームパターン、削除フレームパターン、マルチキャストグループ識別子を用いて管理することを特徴とする請求項2記載のPONシステム。
  5. 前記ユーザ側装置におけるロジカルリンクの処理を行う回路部分が1つのチップに集積されていることを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  6. 前記センタ側装置におけるロジカルリンクの処理を行う回路部分が1つのチップに集積されていることを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  7. ユーザ端末をそれぞれ収容するユーザ側装置と、前記ユーザ端末のアクセスの対象となるネットワークに接続されたセンタ側装置との間のスプリッタを介した伝送路に、これらユーザ側装置とセンタ側装置の間を通過するパケットを常時監視する論理パスとしての監視用ロジカルリンクを設定する監視用ロジカルリンク設定ステップと、
    この監視用ロジカルリンク設定ステップで設定された監視用ロジカルリンクを通過するパケットをセンタ側装置側で監視してユーザ側装置ごとに割り当てられる論理パスとしてのロジカルリンクの割当の生成あるいは削除の必要性を判別するパケット監視ステップと、
    このパケット監視ステップでロジカルリンクの割当の生成あるいは削除の必要性が判別されたとき該当するロジカルリンクの生成あるいは削除を行うロジカルリンク割当変更ステップと、
    前記センタ側装置において、ロジカルリンクを双方向用と単方向用で区別するテーブルから、双方向用のロジカルリンクのみを用いて上り帯域の計算を行う上り帯域計算ステップ
    とを具備することを特徴とするロジカルリンク割当方法。
  8. 前記ロジカルリンク割当変更ステップは、ロジカルリンク識別子を管理するロジカルリンク識別子管理テーブルに対して識別子の割当の生成あるいは削除を行うステップと、該当するユーザ側装置にロジカルリンクの変更を通知するステップとを含むことを特徴とする請求項7記載のロジカルリンク割当方法。
  9. ユーザ端末をそれぞれ収容するユーザ側装置と、前記ユーザ端末のアクセスの対象となるネットワークに接続されたセンタ側装置との間のスプリッタを介した伝送路の区間に前記ユーザ側装置ごとにロジカルリンクをデフォルトで1本ずつ設定するデフォルトロジカルリンク設定手段と、
    これらのデフォルトのロジカルリンクを通過するパケットを覗き見ることで前記ユーザ側装置ごとのロジカルリンクの割当の生成あるいは削除の必要性を判別する判別手段と、
    この判別手段の判別結果を用いて前記ユーザ側装置ごとのロジカルリンクの割当の生成あるいは削除を実行するロジカルリンク割当変更手段と、
    ロジカルリンクを双方向用と単方向用で区別するテーブルと、
    このテーブルから双方向用のロジカルリンクのみを用いて上り帯域の計算を行う上り帯域計算手段
    とを具備することを特徴とするロジカルリンク割当装置。
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