JP4687332B2 - 光アクセスネットワークのセンタ側装置および光アクセスネットワークのデータ信号送出方法 - Google Patents

光アクセスネットワークのセンタ側装置および光アクセスネットワークのデータ信号送出方法 Download PDF

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Description

本発明は、光アクセスネットワークを構成するセンタ側装置および光アクセスネットワークのデータ信号送出方法に関し、特に、複数の加入者がネットワークと接続するために使用するセンタ側装置およびこれらの加入者がセンタ側装置を用いてネットワークにデータ信号を送出する際の光アクセスネットワークのデータ信号送出方法に関する。
xDSL(x-Digital Subscriber Line)は、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、HDSL(High-bit-rate DSL)、RADSL(Rate-Adaptive DSL)、SDSL(Symmetric DSL)、VDSL(Very-high-bit-rate DSL)の総称である。このxDSLは、既存の加入者回線、すなわち、主に、電話用として利用されている電話回線(銅線)を利用して、最大で数十メガビット/秒(Mbps)の高速パケット通信を可能にするモデム技術である。
xDSLの中で代表的な技術としてADSLを用いたADSL回線サービスが存在する。ADSL回線サービス等のxDSLを用いたサービスを利用すると、加入者は、常時接続による高速インターネットアクセスが可能となる。ただし、この技術では電話回線を使用してパケット通信を行うので、電話回線の距離や線路の特性や電話局舎から加入者宅までの線路の周辺環境条件により、伝送特性やデータ通信速度が影響を受けるという問題がある。
そこで、xDSL技術を使用したアクセスネットワークに代わり、光技術を使用したアクセスネットワークが普及しつつある。光技術を使用したアクセスネットワークとは、1本の光ファイバに分岐装置(スプリッタ)を接続して複数本に光を分岐し、分岐後の光ケーブルをそれぞれの加入者宅に接続し、イーサネット(登録商標)を使用してパケット通信を行うEPON(Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)と呼ばれる光アクセスネットワークをいう。このPON技術は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.3ahにて勧告化されている。
EPONを使用した通信システムは、図示しない通信事業者局に設置されるセンタ側装置(OLT:Optical Line Terminal)と加入者の宅内や屋外に設定される複数の加入者側装置(ONU:Optical Netowrk Unit)により構成される。この光アクセスネットワークでは、例えば複数の加入者宅の近くまで1本の光ファイバを敷設し、その先でそれぞれの加入者分を分岐するようになっている。
光アクセスネットワークの適用により、メタルアクセスネットワークよりも更に高帯域かつ高品質なパケット通信を加入者に提供することができる。特に加入者に対する画像配信サービスが積極的に展開されつつあり、この点でも光アクセスネットワークは優位に立つ。
このような光アクセスネットワークでは、高品質なパケット通信を確保することはもちろんであるが、回線障害に対する耐力や対策が、ネットワークの信頼性を図る上で重要な要素になる。このため、ネットワークの2重化や冗長構成に関する技術が開発されている。その1つが、回線の使用頻度の均等化を目的として冗長的に回線選択を実施するシステムの実現である(たとえば特許文献1参照)。また、現用回線で帯域保証が行われる以上のデータの入力が発生した場合に、予備回線へデータの一部を振り分ける提案も行われている(たとえば特許文献2参照)。
そこで、従来のセンタ側装置(OLT)による光アクセスネットワークの構成をまず説明することにする。従来のセンタ側装置は、1つ1つのPONインタフェースを単位として、ネットワークと接続が行われるように、例えば、L2(レイヤ2)スイッチと接続される1つ1つのSNI(Service Node Interface)ポートが存在している。したがって、センタ側装置が複数のPONインタフェース(I/F)を収容する場合、それぞれのSNIポートをネットワーク側のL2スイッチのポートに接続しているのが一般的な構成である。すなわち、センタ側装置が12個のPONインタフェース盤を配置しており、12本のSNIポートを提供する場合には、ネットワーク側のL2スイッチに12本のSNIポートが接続されることになり、1つずつのSNIポートが、それぞれのPONインタフェースのネットワークとの接続を保証していることになる。
図29は、従来のこのような光アクセスネットワークの非集線(non-concentrate)型の例についてその要部を表わしたものである。従来の光アクセスネットワークでセンタ側装置(OLT)101は、装置全体を制御する制御盤102と、n個(ただし、nは任意の整数)のPONインタフェース(I/F)盤1031、1032、……103nにより構成されている。この従来のセンタ側装置101による光アクセスネットワークは、センタ側装置101の各PONインタフェース盤1031、1032、……103nのそれぞれに接続される光ファイバ1041、1042、……104nと、これらの光ファイバ1041、1042、……104nを図示しないN加入者(ただし、Nは任意の整数)ずつにそれぞれ分岐するための1×Nスプリッタ1051、1052、……105nと、分岐後の1×Nスプリッタ1051、1052、……105nに接続されるn×N個の加入者側装置(ONU)10611〜1061N、10621〜1062N、……106n1〜106nNにより構成される加入者側装置部分と、PONインタフェース盤1031、1032、……103nの図で左側(ネットワーク側)のインタフェースであるSNIポート1081、1082、……108nがL2スイッチ(SW)109にそれぞれ接続されるネットワーク側装置部分とで構成されている。
図29における従来のアクセスネットワークの構成では、図示しない加入者端末とネットワーク間で、データは、L2スイッチ109と、収容しているセンタ側装置101のそれぞれのSNIポート1081、1082、……108nと、各PONインタフェース盤1031、1032、……103nと、それぞれのPON区間を介して、それぞれの加入者側装置10611〜1061N、10621〜1062N、……106n1〜106nNを経由することで送受信される。この経路は、矢印1111、1112、……111nで示すようになる。
一方、図30は、従来の光アクセスネットワークの集線(concentrate)型の例についてその要部を表わしたものである。図29と同一部分については同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この図30に示した従来のセンタ側装置121は、装置全体を制御し、加入者からのデータを多重する多重盤122と、n個のPONインタフェース盤1031、1032、……103nとから構成されている。この従来のセンタ側装置121による光アクセスネットワークは、センタ側装置121の各PONインタフェース盤1031、1032、……103nのそれぞれに接続される光ファイバ1041、1042、……104nと、これらの光ファイバ1041、1042、……104nを図示しないN加入者ずつにそれぞれ分岐するための1×Nスプリッタ1051、1052、……105nと、分岐後の1×Nスプリッタ1051、1052、……105nに接続されるn×Nの加入者側装置(ONU)10611〜1061N、10621〜1062N、……106n1〜106nNにより構成される加入者側装置部分と、多重盤122の図で左側のインタフェースであるSNIポート123がL2スイッチ109に接続されるネットワーク側装置部分とで構成されている。
この図30に示す従来のアクセスネットワーク構成では、図示しない加入者端末とネットワーク間で、データは、L2スイッチ109と、収容しているセンタ側装置121のSNIポート123と、各PONインタフェース盤1031、1032、……103nと、それぞれのPON区間を介して、それぞれの加入者側装置(ONU)10611〜1061N、10621〜1062N、……106n1〜106nNで送受信される。これらは、矢印131と矢印1321、矢印131と矢印1322、……矢印131と矢印132nで示すような各経路となる。
特開2003−111116号公報(第0029段落、図2) 特開2003−318933号公報(第0014段落、図9)
光アクセスネットワークを構成するPONシステムに限って説明すると、PON区間のプロテクション切替実現方式に関する二重化装置の提案が従来から幾つか存在している。しかしながら従来では、PONを収容し、ネットワークに接続するSNIポートに関連する箇所の二重化のためのプロテクションの切り替えは行われていない。これにより、以下に説明するように幾つかの問題が発生していた。
第1の問題点は、非集線型の光アクセスネットワークを構築すると、インフラ設備投資のコストが上がるものの、ネットワークとしての信頼性が低いということである。これは、図29でも示したように、非集線型の従来のセンタ側装置101は、それぞれのPONインタフェース盤1031、1032、……103nに対応させて、SNIポート1081、1082、……108nを具備している。このため、たとえば32個のPONインタフェース盤1031、1032、……10332を収容する場合は、32のSNIポート1081、1082、……10832の存在が必要となる。また、これら32のSNIポート1081、1082、……10832のすべてをネットワーク側のL2スイッチ109に接続しなければならない。このため、従来のセンタ側装置101が提供するSNIポート数に比例して、設備投資のコストが増大することになる。
この一方で、非集線型の光アクセスネットワークでは、SNIポート1081、1082、……108nがそれぞれ独立してL2スイッチ109に接続されている。このため、ネットワーク間を冗長な構成とすることができない。
第2の問題点は、加入者に対応したサービス品質を確保するためのトラヒックの分離を実施することができないということである。すなわち、図30に示したように、各PONインタフェース盤1031、1032、……103nのSNIポートを集線し、1つのSNIポート123とすることにより、多重盤122を2重構成として、冗長構成を実現させることができる。しかしながら、PONシステムの加入者には、法人加入や個人加入が想定される。このため、それぞれのデータに対する品質確保の設定の複雑化と品質確保の動作の煩雑化が生じることになる。
第3の問題点は、非集線あるいは集線されたSNIポートをネットワークへ接続する形態で、加入者やサービス単位での経路設定の自由度が低下するということである。すなわち、各加入者データの経路分けは、物理的な分離と論理的な分離があると考えられる。ここで、物理的な経路分けの場合は、物理的に独立したSNIポートで実施するのが一般的であり、論理的な経路分けの場合は、一般的なVLAN(Virtual Local Area Network)タグで実施するのが一般的である。ところが、これらの方法は、ネットワークと接続しているセンタ側装置101、121(図29、図30)の接続形態に依存して一元化された管理方式になるためである。
そこで、本発明の目的は、光アクセスネットワーク構築のためのインフラ設備投資コストを低減させる光アクセスネットワークのセンタ側装置および光アクセスネットワークのデータ信号送出方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、特に、加入者側から受信したデータに関して、加入者やサービス単位の経路設定を柔軟に対応させることができる光アクセスネットワークのセンタ側装置および光アクセスネットワークのデータ信号送出方法を提供することにある。
本発明では、(イ)複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、(ロ)前記した複数の加入者のデータ信号をネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、(ハ)前記した複数の加入者をそれぞれ収容し、集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択を行う経路選択手段とを光アクセスネットワークのセンタ側装置に具備させる。
すなわち本発明では、光アクセスネットワークのセンタ側装置に集線型送受信手段と複数の非集線型送受信手段を用意して、経路選択手段で集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択を行わせる。これにより、本来はそれぞれ非集線型送受信手段として用意すべきものの一部を集線型送受信手段を活用させることができ、光アクセスネットワーク構築のためのインフラ設備投資コストの低減が可能である。また、ネットワークと個々の加入者の経路設定に自由度を持たせることができる。
また、本発明では、(イ)複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、(ロ)前記した複数の加入者のデータ信号をネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、(ハ)前記した複数の加入者をそれぞれ収容し、集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択をVLAN単位で行う経路選択手段とを光アクセスネットワークのセンタ側装置に具備させる。
すなわち本発明では、光アクセスネットワークのセンタ側装置に集線型送受信手段と複数の非集線型送受信手段を用意して、経路選択手段で集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択をVLAN単位で可能にしている。
また、本発明では、(イ)複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、(ロ)前記した複数の加入者のデータ信号をネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、(ハ)前記した複数の加入者をそれぞれ収容し、集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択をロジカルリンク識別子単位で行う経路選択手段とを光アクセスネットワークのセンタ側装置に具備させる。
すなわち本発明では、光アクセスネットワークのセンタ側装置に集線型送受信手段と複数の非集線型送受信手段を用意して、経路選択手段で集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択をロジカルリンク識別子単位で可能にしている。
また、本発明では、(イ)複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、(ロ)前記した複数の加入者のデータ信号をネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、(ハ)前記した複数の加入者をそれぞれ収容し、集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択をONU単位で行う経路選択手段とを光アクセスネットワークのセンタ側装置に具備させる。
すなわち本発明では、光アクセスネットワークのセンタ側装置に集線型送受信手段と複数の非集線型送受信手段を用意して、経路選択手段で集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択をONU単位で可能にしている。
また、本発明では、(イ)複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、(ロ)前記した複数の加入者のデータ信号をネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、(ハ)前記した複数の加入者をそれぞれ収容し、集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択をプロトコルの種別単位で行う経路選択手段とを光アクセスネットワークのセンタ側装置に具備させる。
すなわち本発明では、光アクセスネットワークのセンタ側装置に集線型送受信手段と複数の非集線型送受信手段を用意して、経路選択手段で集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択をプロトコルの種別単位で可能にしている。
また、本発明では、(イ)複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、(ロ)前記した複数の加入者のデータ信号をネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、(ハ)ネットワークとの間でデータ信号を送受信する加入者の認証を行う認証手段と、(ニ)前記した複数の加入者をそれぞれ収容し、集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択を、認証手段によって認証された加入者に対して行う経路選択認証手段とを光アクセスネットワークのセンタ側装置に具備させる。
すなわち本発明では、光アクセスネットワークのセンタ側装置に集線型送受信手段と複数の非集線型送受信手段および認証手段を用意して、経路選択手段で集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択を認証手段によって認証された加入者に対して行わせる。これにより、本来はそれぞれ非集線型送受信手段として用意すべきものの一部を集線型送受信手段を活用させることができ、光アクセスネットワーク構築のためのインフラ設備投資コストの低減が可能である。また、ネットワークと個々の加入者の経路設定に自由度を持たせることができる。しかも選択を、認証手段によって認証された加入者に対して行うことで、経路が不用意に変更されないようにしている。
ここで、経路選択認証手段は、加入者を認証するためのサーバ系プロトコルあるいはIPマルチキャストサービスを実現するプロトコルを実装しており、プロトコル処理を実行した結果は多重制御盤のネットワーク側ポートあるいはPONインタフェース盤のネットワーク側ポートに送信するプロトコル処理実行結果送信手段を更に具備するようにしてもよい。認証は、たとえばセンタ側装置が提供するサーバ機能により実現することができる。
また、本発明では、(イ)複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、(ロ)前記した複数の加入者のデータ信号をネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、(ハ)前記した複数の加入者をそれぞれ収容し、集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択を行う経路選択手段と、(ニ)この経路選択手段によって選択された経路に障害が発生している場合にこれを検知する障害検知手段と、(ホ)この障害検知手段が障害の発生を検知したときネットワークに対する迂回路を形成する迂回路形成手段とを光アクセスネットワークのセンタ側装置に具備させる。
すなわち本発明では、集線型送受信手段と複数の非集線型送受信手段が備えられている利点を活用する形で、一方の送受信手段を使用する経路に障害が発生した場合にはこれを障害検知手段で検知して、他方の送受信手段を使用するようにネットワークに対する迂回路を形成するようにしている。
また、本発明では、(イ)集線したデータ信号を1つのポートを介してネットワークとの間で送受信する多重制御盤を備え、複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、(ロ)前記した複数の加入者のデータ信号をネットワークとの間で個別に送受信する複数のPONインタフェース盤を備えた非集線型送受信手段と、(ハ)前記した複数の加入者のそれぞれが集線型送受信手段によって集線された経路によってネットワークとの間で送受信を行うか非集線型送受信手段によって個別にネットワークとの間で送受信を行うかを表わした経路情報を保持するテーブルと、(ニ)前記した複数の加入者のいずれかがネットワークとデータ信号の送受信を行うときこのテーブルを検索して集線型送受信手段あるいは非集線型送受信手段を選択する送受信手段選択手段とを光アクセスネットワークのセンタ側装置に具備させる。
すなわち本発明では、光アクセスネットワークのセンタ側装置に多重制御盤を備えた集線型送受信手段と複数のPONインタフェース盤を備えた非集線型送受信手段と、経路情報を保持するテーブルとを用意して、テーブルを検索することで経路選択手段で集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段へのデータ信号の経路選択を行わせる。これにより、本来はそれぞれ非集線型送受信手段として用意すべきものの一部を集線型送受信手段を活用させることができ、光アクセスネットワーク構築のためのインフラ設備投資コストの低減が可能である。また、ネットワークと個々の加入者の経路設定に自由度を持たせることができる。
多重制御盤は、データ信号に対してDHCPサーバとしての付加機能を具備したり、IGMPスヌーピング機能あるいはてMLDスヌーピング機能としての付加機能を具備するようにすることができる。また、このような多重制御盤が提供する付加機能を有効にするか無効にするかを設定する機能有効無効設定手段を多重制御盤およびPONインタフェース盤単位で保持するようにしてもよい。また、センタ側装置に回線障害が発生したときこれを検知する回線障害検知手段を備えさせて、回線障害検知手段が回線障害を検知したとき、該当するネットワーク側回線の冗長機能の有効あるいは無効を設定するパラメータを多重制御盤およびPONインタフェース盤単位で保持するようにすることもできる。また、前記したテーブルに経路情報を設定するテーブル入力手段を具備させてもよい。このテーブル入力手段は、ネットワークを介して経路情報を入力する手段であってもよい。なお、ネットワークはEPONシステムであってもよく、GEPONシステムであってもよい。
また、本発明では、(イ)加入者群ごとに個別に用意されたインタフェース盤を用いて、それぞれの加入者群ごとに加入者のデータ信号を入力するデータ信号入力ステップと、(ロ)このデータ信号入力ステップで入力された加入者群ごとのデータ信号を集線してネットワークに送出するか、それぞれの加入者群ごとに個別の経路で非集線でネットワークに送出するかを予め設定したテーブルを用いて判別する集線・非集線判別ステップと、(ハ)この集線・非集線判別ステップで集線と判別された加入者群のデータ信号については集線してネットワークに送出し、非集線と判別された加入者群のデータ信号についてはその加入者群の個別の経路でネットワークに送出するネットワーク送出ステップとを光アクセスネットワークのデータ信号送出方法に具備させる。
すなわち本発明では、加入者群ごとに個別に用意されたインタフェース盤を用いて、それぞれの加入者群ごとに加入者のデータ信号が入力されたとき、集線・非集線判別ステップで、これらのデータ信号を集線してネットワークに送出するか、それぞれの加入者群ごとに個別の経路で非集線でネットワークに送出するかを判別するようにしている。そして、この判別結果に応じて集線してネットワークに送出するか加入者群の個別の経路でネットワークに送出する。これにより、加入者群によっては集線する経路を選択しておくことで、光アクセスネットワーク構築のためのインフラ設備投資コストの低減が可能である。また、各加入者群の経路設定に自由度を持たせることができる。
以上説明したように本発明によれば、センタ側装置が複数の加入者のデータ信号をそれぞれの非集線型送受信手段単位でデータ信号を受信し、これをネットワーク側に送信するときに集線して送信するか非集線で送信するかを選択することができるので、たとえば一般加入者のデータ信号を集線し、法人加入のデータ信号については非集線とすることができ、これにより物理的にトラフィックを分離することができる。したがって、運用によって、上位ネットワーク側と光アクセスネットワークの設計が簡素化され、保守が向上し、容易にVPN(Virtual Private Network)を構築することができる。
また、本発明によれば、センタ側装置が複数の加入者を収容してこれらについて集線あるいは非集線の設定を行うことで、加入者からネットワークへのデータ信号の送出経路を制御して、柔軟なアクセスネットワークの最適化構築が可能になる。
更に、本発明によれば集線、非集線の2種類の経路を用意しているので、一方の経路に障害が発生しても他方を代わりに使用することができ、光アクセスネットワークの信頼性を向上させることができる。
更にまた、本発明によれば、経路の管理のためのテーブルを設けてこれによってセンタ側装置の内部で経路の変更を行うようにすることで、加入者とネットワーク間の物理的な接続形態に依存することなく柔軟に経路を設定することができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたものである。たとえばGEPONシステムを構成する本実施例の光アクセスネットワーク200でセンタ側装置(OLT)201は、多重制御盤202とn個(ただし、nは任意の整数)のPONインタフェース(I/F)盤2031、2032、……203nとで構成される。各PONインタフェース盤2031、2032、……203nには、それぞれに対応させて光ファイバ2041、2042、……204nの一端が接続されており、これらの光ファイバ2041、2042、……204nの他端には、図示しないN加入者(ただし、Nは任意の整数)ずつにそれぞれ分岐するための1×Nスプリッタ2051、2052、……205nが接続されている。分岐後の1×Nスプリッタ2051、2052、……205nにはそれぞれ対応する光ファイバ20611〜2061N、20621〜2062N、……206n1〜206nNを介して加入者側装置(ONU)20711〜2071N、20721〜2072N、……207n1〜207nNが加入者側に接続されている。
多重制御盤202の図で左側のネットワーク側には、多重制御盤202のネットワーク側のインタフェースであるSNIポート211と、PONインタフェース盤203n-1、203nのネットワーク側のインタフェースであるSNIポート211n-1、211nがL2スイッチ(SW)212にそれぞれ接続されている。
この図1には示していないが、加入者側装置20711〜2071N、20721〜2072N、……207n1〜706nNには、大容量のコンテンツを一斉に同報発信するマルチキャストサービスを受けるためのSTB(Set Top Box)とテレビジョン、あるいは、パーソナルコンピュータ、更には、VoIP(Voice over IP)サービス端末等の加入者端末が接続されている。
また、センタ側装置201には、監視制御管理を行うNMS(Network Management System)あるいはCLI(Command Line Interface)(以下、NMS/CLI端末214と称する。)が接続されている。図面上では、NMS/CLI端末214が直接、センタ側装置201に接続しているが、実運用では、図示しないネットワークを介してセンタ側装置201と接続されることでこれを監視制御管理している。このNMS/CLI端末214は初期設定のため等の各種制御を行う制御プログラムを格納した図示しない記憶媒体と、このプログラムを実行するためのCPU(中央処理装置)を備えている。
なお、光ファイバ2041、2042、……204nと、これらの光ファイバ2041、2042、……204nをn×N加入者に分岐するための1×Nスプリッタ2051、2052、……205nと、スプリッタ2051、2052、……205nのそれぞれに一端を接続した光ファイバ20611〜2061N、20621〜2062N、……206n1〜206nNからなる区間を、説明の都合上、PON区間と総称する場合がある。
図2は、センタ側装置の具体的な構成を表わしたものである。センタ側装置201の多重制御盤202は、監視制御管理を行うNMS/CLI端末214(図1)と通信を行うNMS通信部221と、NMS/CLI端末214とのインタフェース処理を行うCLI制御部222と、加入者や上位ネットワーク側から入力されるデータを処理する汎用なL2(レイヤ2)スイッチ部223と、多重制御盤202のSNIポート211としての機能を有し上位ネットワークとの通信を行う上位通信部225と、センタ側装置201に実装される各PONインタフェース盤2031、2032、……203nとの通信を行う第1〜第nのPONインタフェース(I/F)通信部2261、2262、……226nと、図1に示したL2スイッチ212との間の経路を示す経路情報が格納される経路管理テーブル227で構成される。
また、センタ側装置201に配置されているPONインタフェース盤2031、2032、……203nのそれぞれは、多重制御盤202との通信を行う多重制御盤通信部231と、PONインタフェース盤2031、2032、……203nそれぞれのSNIポート2111、2112、211nとしての機能を有し上位ネットワークとの通信を行う上位通信部232と、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.3ahに準拠し、PON区間を介してデータ通信を行うPON通信部233と、加入者や上位ネットワーク側から入力されるデータを処理するL2(レイヤ2)スイッチ部234と、経路情報が格納される経路管理テーブル235で構成される。
ところで、図1に示したPONインタフェース盤2031、2032には、上位のネットワーク機器であるL2スイッチ212との間を直接結ぶSNIポートの回線が図示されていない。これに対して、図2に示したPONインタフェース盤2031、2032には、SNIポートの回線が直接存在するかのようにSNIポート2111、2112を示している。これらSNIポート2111、2112は、これから説明する本実施例の光アクセスネットワークによる動作およびセンタ側装置201への設定次第で必要とされる場合もある。このために、それぞれのPONインタフェース盤2031、2032、……203nは、加入者側より受信したデータを直接自SNIポートへ送信するか、多重制御盤202に集線されて、多重制御盤202のSNIポート経由で送信するかの設定が可能であり、物理的にも構築可能であることを示してある。
次に、図1および図2に示した光アクセスネットワークの動作の説明を行う。光アクセスネットワークの運用に際しては、本実施例のセンタ側装置201に予め装置の運用状態を設定しておく必要がある。この設定は、図1に示したNMS/CLI端末214により実施される。
図3は、第1の実施例におけるセンタ側装置へのNMS/CLI端末による初期設定の処理の流れを表わしたものである。センタ側装置201は、NMS/CLI端末214から装置の装置内経路情報が送信されるかを監視している(ステップS301)。装置内経路情報が送信されると(Y)、センタ側装置201はNMS/CLI端末214から受信した装置内経路情報を、図2に示した多重制御盤202内の経路管理テーブル227に設定する(ステップS302)。このようにしてPONインタフェース(I/F)盤別経路管理テーブルが構築される。この後、この設定した装置内経路情報を各PONインタフェース盤2031、2032、……203nに設定する(ステップS303)。このようにして図2に示した経路管理テーブル235には、PONインタフェース(I/F)盤別経路管理テーブルの抜粋が構築される。
図4は、多重制御盤内のPONインタフェース盤別経路管理テーブルの構成を示したものである。PONインタフェース盤別経路管理テーブル241は、カード番号242、カード種別243および経路設定244をそれぞれ対応付けたものである。ここで「カード」とは、センタ側装置201にカードとして装着される多重制御盤(MUX/CTL)202や各PONインタフェース盤2031、2032、……203nを示している。カード種別243は、その種別である。このカード種別243は、装置の構成情報を管理する上で最低限必要とされるもので、一般的な方式で表わされたパラメータであるので詳細な説明を省略する。また、経路設定244で「concentrate」とは「集線」を表わしており、「non-concentrate」とは「非集線」を表わしている。たとえばこのPONインタフェース盤別経路管理テーブル241の内容によれば、PONインタフェース盤2031〜2034、2036、2038は「集線」として設定され、他のPONインタフェース盤2035、2037、203m、203n-1、203nは「非集線」として設定されることになる。
図2に示す各PONインタフェース盤2031、2032、……203nに設けられた経路管理テーブル235には、センタ側装置201で運用状態にあるPONインタフェース盤203の対応するカード番号242とそれに応じた経路設定パラメータが保持されることになる。たとえば、PONインタフェース盤2031の経路管理テーブル235には、経路設定244を表わす情報として「concentrate」が格納されることになる。
次に、図3に示す装置内経路情報の設定がセンタ側装置201に対して実行された場合の、ネットワーク側から加入者側へのデータ通信経路について説明する。図2において、多重制御盤202のSNIポート211から、下り方向、すなわちこの図の1×Nスプリッタ2051、2052、……205nの方向へのデータの転送経路では、まず上位通信部225がデータの受信を行い、そのデータはL2スイッチ部223へ転送される。L2スイッチ部223は、自分自身で管理している一般的な図示しないFDB(Forwarding Data Base)に従って、第1〜第nのPONインタフェース通信部2261、2262、……226nの中から適切なPONインタフェース通信部としてのPONインタフェース通信部226xへデータを転送する。
データを受信したPONインタフェース通信部226xは、これを対応するPONインタフェース盤203x内の多重制御盤通信部231に送出する。多重制御盤通信部231はこの受信したデータをそのPONインタフェース盤203x内のL2スイッチ部234へ転送する。L2スイッチ部234は、自分自身で管理している一般的なFDBに従って、データをそのPONインタフェース盤203x内のPON通信部233に送信する。これにより、そのデータは、PON区間を介して、適切な加入者側装置(ONU)207(図1)へ転送されることになる。以上が「集線」用のSNIポート211から、下り方向にデータが転送される場合を示したものである。
次に、「非集線」用のポートを使用してデータが下り方向に転送される場合を説明する。たとえばPONインタフェース盤203nのSNIポート211nより下り方向、すなわち、この図の1×Nスプリッタ205nの方向へのデータの経路では、PONインタフェース盤203nの上位通信部225がデータを受信する。上位通信部225は、その受信したデータをPONインタフェース盤203nのL2スイッチ部234へ転送する。L2スイッチ部234は、自分自身で管理しているデータベースとしての一般的な前記したFDBに従い、そのデータをPONインタフェース盤203nのPON通信部233に送信する。これにより、PON区間を介して、適切な加入者側装置(ONU)207へそのデータが転送されることになる。
なお、汎用L2スイッチであるL2スイッチ部223、234の動作は、当業者にとってよく知られているのでその詳細な説明は省略する。
ここで、IEEE802.3ahに準拠したPON通信部233の動作について説明しておく。EPONを使用したネットワークシステムでは、1台のセンタ側装置(OLT)201と複数の加入者側装置(ONU)20711〜2071N、20721〜2072N、……207n1〜207nNをロジカルリンク識別子(LLID:Logical Link IDentifer)を用いて、ポイント・ツー・マルチポイント(Point-to-Multipoint:1対多)によるイーサネット(登録商標)接続を実現している。このロジカルリンク識別子は、従来のイーサネット(登録商標)のMAC(Media Access Control)フレームのプリアンブルに2バイト構成で組み込まれており、EPON区間としてセンタ側装置201と加入者側装置20711〜2071N、20721〜2072N、……207n1〜207nNの区間で使用されるようになっている。
EPON区間では、光を単純に分岐しているので、センタ側装置201がある特定の加入者側装置207nxへ送信するフレームもすべての加入者側装置207n1〜207nNで受信されてしまう。そこで、加入者側装置207n1〜207nNは、センタ側装置201から送信されてくるイーサフレームのプリアンブルを参照し、自分に割当られたロジカルリンク識別子と比較する。この結果、これらが同一の場合には、自宛のイーサフレームであることを認識し、その加入者側装置207nxの受信対象フレームとして取り込むことになる。これに対してロジカルリンク識別子が相違する場合には、他の加入者側装置宛のものなので、そのフレームを廃棄する。このようにロジカルリンク識別子を用いることにより、センタ側装置201と加入者側装置207nxは、ポイント・ツー・ポイント(Point-to-Point:1対1)通信をエミュレートしている。
以上の説明により、図1に示す通り、集線されているPONインタフェース盤2031、2032に収容されている加入者側装置20711〜2071N、20721〜2072N配下の加入者端末の場合、L2スイッチ212、多重制御盤202のSNIポート211、多重制御盤202、PONインタフェース盤2031、2032、これらPONインタフェース盤2031、2032の配下のPON区間と、加入者側装置20711〜2071N、20721〜2072Nとを介してネットワーク側から加入者側へとデータが転送される。これは、矢印251、2511、および2512で示す通りである。
一方、集線されていない、すなわち、非集線であるPONインタフェース盤203n-1、203nに収容されている加入者側装置207(n-1)1〜207(n-1)N、207n1〜207nN配下の加入者端末の場合には、L2スイッチ212、各PONインタフェース盤のSNIポート211n-1、211n、PONインタフェース盤203n-1、203nと各PONインタフェース盤203n-1、203nの配下のPON区間と、加入者側装置207(n-1)1〜207(n-1)N、207n1〜207nNとを介してネットワーク側から加入者側へとデータが転送される。これは、矢印251n-1、および251nで示す通りである。このように、下り方向に関しては、図3のステップS302の装置内経路情報の設定の如何に関わらず、従来からの周知のL2スイッチ処理によりデータが送信されることになる。
図5は、加入者側からネットワーク側へのデータ通信経路の処理の様子を表わしたものである。図3のステップS302における装置内経路情報の設定がセンタ側装置201に対して実行された場合の加入者側からネットワーク側へのデータ通信経路の処理を説明する。たとえば図2に示すPONインタフェース盤2031が、加入者側からネットワーク側へ転送される上り方向のデータパケットを受信したとする(ステップS321:Y)。この場合、PONインタフェース盤2031の経路管理テーブル235に格納されているPONインタフェース盤別経路管理テーブル241(図4)の抜粋が参照される(ステップS322)。PONインタフェース盤別経路管理テーブル241の経路設定パラメータは「concentrate」と設定されている(ステップS323:Y)。そこで、この例の場合には、PONインタフェース盤2031のL2スイッチ部234は、PONインタフェース盤2031の多重制御盤通信部231へデータパケットを送信する(ステップS324)。これにより、多重制御盤202は、第1のPONインタフェース通信部2261よりデータパケットを受信し、経路管理テーブル227に格納されているPONインタフェース盤別経路管理テーブル241を参照して、その上位通信部225よりデータパケットを、「集線」用のSNIポート211を通じてネットワークへ送信する(ステップS325)。
一方、たとえばPONインタフェース盤2035(図示せず)がデータパケットを受信した場合には、経路管理テーブル235の経路設定パラメータが「non-concentrate」と設定されている(ステップS323:N)。この場合、PONインタフェース盤2035のL2スイッチ部234は、上位通信部232へデータを転送する。この場合、PONインタフェース盤2035の上位通信部232は、多重制御盤202を介することなく、データパケットをネットワークへ送信する(ステップS326)。
次に、図1を用いて、本実施例のセンタ側装置201による光アクセスネットワークの構成での加入者端末とネットワーク間でのデータ通信経路を説明する。たとえば集線されているPONインタフェース盤2031、2032に収容されている加入者側装置20711〜2071N、20721〜2072N配下の加入者端末の場合、L2スイッチ212、多重制御盤202のSNIポート211、多重制御盤202、PONインタフェース盤2031、2032、各PONインタフェース盤2031、2032配下のPON区間と、加入者側装置20711〜2071N、20721〜2072Nとを介してネットワーク間とデータ送受信が実施される。これは矢印251と矢印2511、2512で示す通りである。
一方、集線されていない、すなわち、非集線であるたとえばPONインタフェース盤203n-1、203nに収容されている加入者側装置207(n-1)1〜207(n-1)N、207n1〜207nN配下の加入者端末の場合には、L2スイッチ212、各PONインタフェース盤のSNIポート211n-1、211n、PONインタフェース盤203n-1、203nと各PONインタフェース盤203n-1、203n配下のPON区間と、加入者側装置207(n-1)1〜207(n-1)N、207n1〜207nNとを介してネットワーク間とデータ送受信が実施される。これは矢印251n-1、および251nで示す通りである。以上のデータ送受信経路は、図4に示すPONインタフェース盤別経路管理テーブル241に設定されている経路情報を基に実現されている。
このように、以上説明した第1の実施例では、加入者からネットワークへのデータパケットをセンタ側装置201のPONインタフェース盤2031、2032、……203n単位で処理している。したがって、例えば、PONインタフェース盤2031、2032、……203n単位で、一般加入者の収容と法人加入の収容を明確に分けて、一般加入者収容のPONインタフェース盤203を集線し、法人加入のPONインタフェース盤203を非集線という設定とすることができる。この場合、物理的にトラフィックを分離したVPN(Virtual Private Network)の構築となり、ネットワーク側と光アクセスネットワークの設計が簡素化され、保守や運用性が向上するとともに、セキュリティ性の高い光アクセスネットワークを提供することが可能である。
また、第1の実施例ではトラフィックを物理的に分離しているので、各加入者の最も適合したデータ通信品質を容易に提供することが可能である。また、第1の実施例ではセンタ側装置に多数の加入者を収容し、集線あるいは非集線へと経路設定を行うことで、柔軟に最適化されたアクセスネットワークの構築を行うことができる。
更に、第1の実施例ではセンタ側装置201が多くの加入者を収容し、集線あるいは非集線へと経路設定することで、加入者からネットワークへのデータパケットをセンタ側装置201のPONインタフェース盤2031、2032、……203nの内部で、プロトコルやONUのIDやLLID単位で論理的な経路選択処理を実施している。このため、加入者からネットワークへのデータ信号の送出経路を制御して、柔軟なアクセスネットワークの最適化構築が可能になる。
更にまた、第1の実施例では非集線型と集線型の両タイプのSNIポートを用意しており、これによりトータルのSNIポートの低減を図ることで、光アクセスネットワークの設備投資コストを低減させることができる。
また、第1の実施例ではPONインタフェース盤別経路管理テーブルを設け、これを参照することでセンタ側装置201の内部で経路の変更を行うようにしたので、加入者とネットワーク間の物理的な接続形態に依存することなく柔軟に経路を設定することができる。しかも、PONインタフェース盤別経路管理テーブル241は多重制御盤202内の経路管理テーブル227に格納しただけでなく、PONインタフェース盤2031、2032、……203nのそれぞれに経路管理テーブル235としてこれらの抜粋を格納したので、PONインタフェース盤2031、2032、……203nにパケットが受信されたときに必要な経路選択の情報を多重制御盤202を介さずに取得することができる。これにより、センタ側装置201におけるパケットの迅速な転送処理を行うことができるだけでなく、PONインタフェース盤2031、2032、……203nの数が多い場合でも、多重制御盤202の負担を大幅に軽減できるという利点がある。
図6は、本発明の第2の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたものである。図6に示した第2の実施例の光アクセスネットワーク200Aで、図1に示した第1の実施例の光アクセスネットワーク200と同一の箇所には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第2の実施例の光アクセスネットワーク200Aでは、センタ側装置(OLT)201Aにおける多重制御盤202Aおよび複数のPONインタフェース盤2031A、2032A、……203nAが、第1の実施例における図1に示した多重制御盤202および複数のPONインタフェース盤2031、2032、……203nと若干相違した構成となっている。その他の点は、第1の実施例と同様である。
図7は、この第2の実施例のセンタ側装置の具体的な構成を表わしたものである。この図7で第1の実施例の図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。センタ側装置201Aでは、多重制御盤202A内、および複数のPONインタフェース盤2031A、2032A、……203nAの経路管理テーブル227Aおよび経路管理テーブル235Aに経路選択ポリシ付経路管理テーブルを保持している点が、第1の実施例の経路管理テーブル227および235と相違している。
図8は、第2の実施例で経路管理テーブルが保持する経路選択ポリシ付経路管理テーブルを表わしたものである。第1の実施例では、PONインタフェース盤2031、2032、……203n単位で、集線と非集線を設定していたが、第2の実施例では、センタ側装置(ONU)、VLAN、ロジカルリンク識別子、プロトコル等により、集線と非集線を設定するようにしている。
この第2の実施例でも、第1の実施例の図3に示した処理に従って、センタ側装置201AへのNMS/CLI214による初期設定が行われる。そこで、この説明は省略し、センタ側装置201Aに装置の運用状態であることが設定済みであることを前提として説明を行うことにする。
本発明の第2の実施例では、図6に示したNMS/CLI端末214が、装置内経路情報の設定(図3のステップS302)を実行した場合、経路管理テーブル227Aには、図8に示す経路選択ポリシ付経路管理テーブル241Aが構築されている。また、複数のPONインタフェース盤2031A、2032A、……203nAの経路管理テーブル235Aには、センタ側装置201Aにて運用状態にあるPONインタフェース盤のカード番号242とカード種別243と経路選択ポリシ401と経路選択ID402とそれに対応する経路設定パラメータからなる経路選択ポリシ付経路管理テーブル241Aの抜粋が保持される。
装置内経路情報の設定(図3のステップS302)がセンタ側装置201Aに対して実行された場合のネットワーク側から加入者側へのデータ通信経路と加入者側からネットワーク側へのデータ通信経路は、本発明の第1の実施例と同じである。ただし、経路選択ポリシ付経路管理テーブル241Aは、各PONインタフェース盤2031A、2032A、……203nA単位に経路選択ポリシ401を設定している。
経路選択ポリシ401は、何を基準に経路選択を実施するかを指定するためのポリシとして利用される。図8に示すようにこれが「Card」の場合には、カード、すなわち、PONインタフェース盤2031A、2032A、……203nA単位での集線あるいは非集線の制御となる。また、「VLAN」の場合は、VLAN単位での集線あるいは非集線の制御となる。特に、VLANが指定される場合は、選択経路ID402のパラメータに指定されているIDを更に参照することになる。
経路選択ポリシ401が「VLAN」で、かつ、選択経路ID402が「10」の場合には、「VLAN ID=10」のデータに関する経路選択評価を実施して、集線あるいは非集線の制御が行われる。また、加入者側装置(ONU)の場合は、PONインタフェース盤に接続されている加入者側装置単位での集線あるいは非集線の制御となり、特に、加入者側装置を指定する場合には、経路選択ID402のパラメータに指定されているIDを更に参照することになる。
経路選択ポリシ401が「ONU」で、かつ、経路選択経路ID402が「1」の場合には、「ONU ID=1」のデータに関する経路選択評価を実施し、集線あるいは非集線の制御が行われる。また、経路選択ポリシ401が「Protocol」の場合には、PONインタフェース盤に入力されるプロトコル種別単位での集線あるいは非集線の制御となり、特に、「Protocol」指定の場合には、経路選択経路ID402のパラメータに指定されているプロトコル種別を更に参照することになる。
例えば、経路選択ポリシ401が「Protocol」で、かつ、経路選択経路ID402が「PPP」(Point-to-point Protocol)の場合には、PONインタフェース盤に入力されたデータ信号を参照し、「PPP」に関連するデータである場合には、集線あるいは非集線の制御が行われる。
このように、第2の実施例では、加入者からネットワークへのデータパケットをセンタ側装置201のPONインタフェース盤2031A、2032A、……203nA内部で、プロトコルや加入者側装置のIDやロジカルリンク識別子単位の論理単位に基づいて経路選択処理を行う。このため、第1の実施例と同様な効果が得られるとともに、更に、論理的詳細レベルでの経路設定とネットワーク経路の設計が可能である。
また、第2の実施例では、経路設定パラメータと多重制御盤機能有効ポリシの組み合わせを、VLANと多重制御盤機能有効ポリシ、ONU管理番号と多重制御盤機能有効ポリシ、LLIDと多重制御盤機能有効ポリシの組み合わせで構成することで、柔軟なシステム構成としている。
この第2の実施例では、経路選択ポリシ付経路管理テーブルを設け、これを参照することでセンタ側装置201Aの内部で経路の変更を行うようにしたので、加入者とネットワーク間の物理的な接続形態に依存することなく柔軟に経路を設定することができる。しかも、経路選択ポリシ付経路管理テーブルは多重制御盤202A内の経路管理テーブル227Aに格納しただけでなく、PONインタフェース盤2031A、2032A、……203nAのそれぞれの経路管理テーブル235Aにこれらの抜粋を格納したので、PONインタフェース盤2031A、2032A、……203nAにパケットが受信されたときに必要な経路選択の情報を多重制御盤202Aを介さずに取得することができる。これにより、センタ側装置201Aにおけるパケットの迅速な転送処理を行うことができるだけでなく、PONインタフェース盤2031A、2032A、……203nAの数が多い場合でも、多重制御盤202Aの負担を大幅に軽減できるという利点がある。
また、第2の実施例では、経路選択ポリシ付経路管理テーブルを使用することで、何を基準に経路選択を実施するかを、経路選択ポリシパラメータとその基準となる経路選択のためのIDパラメータと経路設定パラメータを用いて指定することができる。
図9は、本発明の第3の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたものである。図9に示した第3の実施例の光アクセスネットワーク200Bで、図1に示した第1の実施例の光アクセスネットワーク200と同一の箇所には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第3の実施例の光アクセスネットワーク200Bは、センタ側装置(OLT)201Bにおける多重制御盤202Bが、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能、IGMPスヌーピング機能およびMLDスヌーピング機能を具備している点と、多重制御盤202Bおよび複数のPONインタフェース盤2031B、2032B、……203nBの経路管理テーブルが多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルを保持している点で第1の実施例と異なる。
また、第2の実施例における図8に示す経路選択ポリシ付経路管理テーブル241Aと第3の実施例の多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルの相違点は、後者の多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルの多重制御盤機能有効ポリシパラメータは、多重制御盤が提供する機能を利用することを有効にするかを示すポリシとして利用されている点である。例えば、第3の実施例の多重制御盤202Bが後に説明するようにDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を提供している場合で、これがオン(ON)の場合には、PONインタフェース盤2031B、2032B、……203nBに接続する加入者は、多重制御盤のDHCPサーバ機能を利用することができ、オフ(OFF)の場合は、そのPONインタフェース盤2031B、2032B、……203nBに接続する加入者は、多重制御盤のDHCPサーバ機能を利用することができない。
たとえば、DHCPによりネットワークを構築しているが、あるPONインタフェース盤203XBの多重制御盤機能有効ポリシがオフに指定されているときには、そのPONインタフェース盤203XBに接続する加入者のために、ネットワークのどこかに多重制御盤が提供するDHCPサーバ以外のDHCPサーバを用意する必要があることを意味する。
図10は、この第3の実施例のセンタ側装置の具体的な構成を表わしたものである。この図10で図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。センタ側装置201Bでは、多重制御盤202BのL2スイッチ部223Bに、新たにDHCPサーバ501、IGMPスヌーピング部502およびMLDスヌーピング部503が接続されている。また、経路管理テーブル227Bは多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルを保持している。
図11は、多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルの内容を示したものである。多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511は、図4に示した第1の実施例におけるPONインタフェース盤別経路管理テーブル241と比較すると、これに多重制御盤機能有効ポリシ512のオン(ON)またはオフ(OFF)を示すデータが加えられた構成となっている。
なお、図10に示したDHCPサーバ501、IGMPスヌーピング部502およびMLDスヌーピング部503は、多重制御盤202Bに備える部品あるいは装置の一例であり、これらに限定されるものではない。たとえば、PPPサーバ、RAS(Remote Access Server)、RADIUS(Remote Authenticaion Dial-in User Service)サーバ等のユーザ認証のために一般的に使用されているサーバになりうるプロトコル機能を備えたものでもよい。
この第3の実施例の光アクセスネットワークでは、多重制御盤202Bがサーバ機能やスヌーピング機能を具備する。したがって、今までネットワークを介して実施していたこれらのサーバとクライアント間の処理をアクセスネットワークのセンタ側装置201Bの内部で行うことが特徴となっている。また、新たに設けられたこれらの部品あるいは装置による機能を利用するための集線と非集線の制御方法が特徴となっている。
図12は、第3の実施例におけるセンタ側装置へのNMS/CLI端末による初期設定の処理の流れを表わしたものである。図9に示すセンタ側装置201Bは、NMS/CLI端末214から、多重制御盤機能の有効あるいは無効を設定する設定データを受信するのを待機している(ステップS551)。この設定データを受信すると(Y)、多重制御盤機能の有効あるいは無効が経路管理テーブル227B(図10)に設定される(ステップS552)。この後、この設定した経路情報の抜粋を各PONインタフェース盤2031B、2032B、……203nBの経路管理テーブル235Bに設定する(ステップS553)。なお、多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511で第1の実施例のPONインタフェース盤別経路管理テーブル241と同一内容の初期設定については、図3と同様なのでその図示を省略している。
次にこの第3の実施例における光アクセスネットワーク200Bの動作を説明する。ここでは、図12に示す処理および第1の実施例と同様に装置内経路情報の設定が実施されて、センタ側装置201Bが装置の運用状態となっていることを前提とする。第3の実施例では、NMS/CLI端末214が多重制御盤機能の有効あるいは無効の設定(図12のステップS552)を実行した場合、経路管理テーブル227Bには、図11に示す多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511が構築されている。また、経路管理テーブル235Bには、センタ側装置201Bで運用状態にあるPONインタフェース盤のカード番号242とカード種別243と多重制御盤機能有効ポリシ512とそれに対応する経路設定パラメータからなる多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511の抜粋が保持されている。
この第3の実施例で、多重制御盤機能の有効あるいは無効の設定(図12のステップS552)がセンタ側装置201Bで実行された場合の、ネットワーク側から加入者側へのデータ通信経路については、本発明の第1の実施例と同じである。
図13は、多重制御盤機能の有効あるいは無効の設定がセンタ側装置で実行された場合の加入者側からネットワーク側へのデータ通信経路についての処理を表わしたものである。PONインタフェース盤2031B、2032B、……203nBは、加入者側からネットワーク側へ転送される上り方向のデータパケットの受信を監視しており(ステップS601)、これを受信すると(Y)、経路管理テーブル235Bに格納されている多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511の抜粋を参照する(ステップS602)。そして、以下の4つのケースのうちの第2〜第4のケースのいずれかに該当するか否かを判別する(ステップS603)。
第1のケース:経路設定244が「non−concentrate」で多重制御盤機能有効ポリシ512が「OFF」
第2のケース:経路設定244が「non−concentrate」で多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」
第3のケース:経路設定244が「concentrate」で多重制御盤機能有効ポリシ512が「OFF」
第4のケース:経路設定244が「concentrate」で多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」
ここで、第1のケースでは、集線されておらず、かつ多重制御盤202Bによるサーバ機能やスヌーピング機能等の付加機能も作用しないようになっている。第2のケースでは、集線されていないが、多重制御盤202Bによるサーバ機能やスヌーピング機能等の付加機能が作用するようになっている。第3のケースでは、集線されるが、多重制御盤202Bによるサーバ機能やスヌーピング機能等の付加機能は作用しないようになっている。第4のケースでは、集線され、かつ多重制御盤202Bによるサーバ機能やスヌーピング機能等の付加機能が作用するようになっている。
たとえばPONインタフェース盤2035Bの場合、ステップS602で経路管理テーブル235Bを参照することで、ステップS603で経路設定244が「non−concentrate」で多重制御盤機能有効ポリシ512が「OFF」のために第1のケースであると判別される。この場合(N)、PONインタフェース盤2035BのL2スイッチ部234はその上位通信部232へ受信したパケットを転送し、ここからその図示しないSNIポート2115を介してそのパケットをネットワーク側へ送信する(ステップS604)。
図14は、この第1のケースを図解したものである。ここでは、一例として加入者端末20751とネットワークの通信の一例を示す。第1のケースでは、ネットワークからL2スイッチ212に到達したパケットは、SNIポート2115を経てセンタ側装置201Bに到達し、ここから各宛先に割り振られる。このようにして、加入者側装置(ONU)20751にIGMP制御信号やデータからなるパケット515が受信される。一方、加入者側装置(ONU)20751からネットワークに向けて送出されたパケットは、センタ側装置201Bに到達し、対応するPONインタフェース盤2035Bが受信する。受信されたパケットは、PONインタフェース盤2035Bの上位通信部232からそのままSNIポート2115を経てL2スイッチ212に送られ、ネットワークに送出される。このように第1のケースではパケットが多重制御盤202B(図9)を経由することはない。
一方、図13のステップS602で経路管理テーブル235Bを参照した結果、ステップS603で前記した第2〜第4のケースのいずれかに該当すると判別された場合(Y)、パケットを受信したPONインタフェース盤203XBのL2スイッチ部234はこのパケットを多重制御盤通信部231に転送し、これを多重制御盤202Bの対応する第XのPONインタフェース通信部226Xへ送信する(ステップS605)。第XのPONインタフェース通信部226Xは、これを受信すると経路管理テーブル227Bを参照して、カード番号242が“X”についての多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」であるかどうかを判別する(ステップS606)。「ON」でなく、「OFF」となっている場合には(N)、そのパケットは、センタ側装置201Bの上位通信部225からネットワークへ送信される(ステップS607)。すなわち、これはたとえば“X”が“3”のPONインタフェース盤2033Bの場合に該当する第3のケースとなる。
これに対して、ステップS606で多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」であると判別された場合(Y)、送られてきたパケットは該当するPONインタフェース盤203XBからL2スイッチ部223Bを経由してDHCPサーバ501、IGMPスヌーピング部502あるいはMLDスヌーピング部503に送られて、DHCPサーバ501によるDHCP機能やIGMPスヌーピング部502によるIGMPスヌーピング機能が実施される(ステップS608)。すなわち、第2のケースと第4のケースの場合には、図11の多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511における多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」となっているので、多重制御盤202Bによるサーバ機能やスヌーピング機能等の付加機能が作用することになる。
この後、PONインタフェース盤2031B、2032B、……203nBのいずれが受信したパケットであるかによって、再度、多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511の確認が行われる。この結果、経路設定244が、「concentrate」となっている場合(ステップS609:Y)、該当するパケットは、第4のケースに該当するとされ、多重制御盤202Bの上位通信部225よりネットワークへ送信される(ステップS607)。これはたとえば“X”が“m”のPONインタフェース盤203mBの場合に該当する第4のケースとなる。
一方、ステップS609で経路設定244が、「non-concentrate」であるとされた場合(N)、多重制御盤202Bは、該当するパケットを第XのPONインタフェース通信部226XからL2スイッチ部234Bに送出する(ステップS610)。これを受信したL2スイッチ部234Bは、上位通信部232へパケットを送信し、パケットは、ここからネットワーク側へ送信されることになる(ステップS604)。これはたとえば“X”が“4”のPONインタフェース盤2034Bの場合に該当する第2のケースとなる。
図15はこの第3の実施例の光アクセスネットワークで、多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルの内容に応じた経路選択の様子を表わしたものである。図11に示す多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511の多重制御盤機能有効ポリシ512は、図10に示す多重制御盤202Bが提供する機能を利用することを有効にするか否かを示すポリシとして利用される。例えば、多重制御盤202BがDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ501としての機能を提供している場合で、多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」の場合、すなわち第2および第4のケースでは、PONインタフェース盤203XBに接続する加入者は、多重制御盤202BのDHCPサーバ501による機能を利用することができる。これに対して、多重制御盤機能有効ポリシ512が「OFF」の第1および第3のケースの場合には、そのPONインタフェース盤203XBに接続する加入者は、多重制御盤202BのDHCPサーバ501による機能を利用することができない。これは、例えば、DHCPによりネットワークを構築しているが、あるPONインタフェース盤203XBの多重制御盤機能有効ポリシ512が「OFF」に指定されている場合、そのPONインタフェース盤203XBに接続する加入者のために、ネットワークのどこかに多重制御盤202Bが提供するDHCPサーバ501以外のDHCPサーバを用意する必要があることを意味する。
経路設定244が「concentrate」となっており、多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」に設定されている第4のケースの場合、PONインタフェース盤203XBに収容されている加入者のデータ信号は、符号521で示す経路で多重制御盤202Bのサーバ機能を利用することができ、かつ、集線されて多重制御盤202BのSNIポート211よりデータが送信される。
図16は、図14に対応するもので、第2のケースを図解したものである。第2のケースでは多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」となるので、多重制御盤202Bによる付加機能の活用が可能になる。ここでは、一例として加入者端末(ONU)207m1とネットワークの通信の一例を示す。加入者端末207m1は対応するPONインタフェース盤203mBを経由してネットワークとパケット531による通信を行う。多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」となっているので、加入者端末207m1から送信されたパケットは図15に示したように多重制御盤202Bへ送られる(ステップS621)。
多重制御盤202Bでは、図10に示したIGMPスヌーピング部502がIGMPスヌーピングを行って、その内容を覗き見する(ステップS622)。そして、IGMPレポートメッセージの内容に応じて、その加入者端末207m1についてマルチキャストサービスを行うことを対応するPONインタフェース盤203mBに登録する(ステップS623)。この後、そのパケットを元のPONインタフェース盤203mBに引き戻す(ステップS624)。これは、経路設定244が「non−concentrate」とされているためである。この後、そのパケットはPONインタフェース盤203mBの上位通信部232(図10)から図示しないSNIポート211mを介してL2スイッチ212に到達し、ここからネットワークの所望の宛先に送信されることになる(ステップS625)。
ネットワーク側はこの送信されたパケット532を受信すると、IGMPレポートメッセージの内容に従って、マルチキャストサービスの配信先として加入者端末207m1を登録する(ステップS626)。そして、これ以後、該当する動画データをマルチキャストパケットとして加入者端末207m1を加えた形で配信する(ステップS627)。このとき、配信されるマルチキャストデータ533は、ネットワーク(L2スイッチ212)からSNIポート211mを介してセンタ側装置201BのPONインタフェース盤203mBに到達し、ここから視聴を希望した加入者端末207m1に送信されることになる。なお、この図16で区間541はIGMP制御信号の区間を表わしている。
図17は、図14および図16に対応するもので、第3のケースを図解したものである。第3のケースでは、多重制御盤機能有効ポリシ512が「OFF」であるが経路設定244が「concentrate」なので、同様に多重制御盤202Bが関与する。ここでは、一例として加入者端末20711とネットワークの通信の一例を示す。
加入者端末20711からネットワークに向けて送出されたパケット561は、対応するPONインタフェース盤2031Bで受信され、多重制御盤202Bに送られる(ステップS631)。多重制御盤202Bでは付加機能が活用されない。したがって、多重制御盤202Bはこの受信したパケット562を他の経路で送られてきた図示しないパケットと集線して、その上位通信部225(図10)から多重制御盤202BのSNIポート211よりパケット563としてネットワークに送出する(ステップS632)。
一方、ネットワークから送られてくるパケットは多重制御盤202Bの上位通信部225が受信して、それぞれの宛先に対応したPONインタフェース盤203Bに割り振られる。したがって、加入者端末20711を宛先とするパケットは、対応するPONインタフェース盤2031Bに割り振られ、ここから加入者端末20711へ向けて送出されることになる。
図18は、図14、図16および図17に対応するもので、第4のケースを図解したものである。第4のケースでは、経路設定244が「concentrate」で多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」なので、多重制御盤202Bの関与する度合いが最も高くなる。ここでは、一例として加入者端末20741とネットワークの通信の一例を示す。加入者端末20741は対応するPONインタフェース盤2034Bを経由してネットワークとパケット581による通信を行う。多重制御盤機能有効ポリシ512が「ON」となっているので、加入者端末20741から送信されたパケットは図15に示したように多重制御盤202Bへ送られる(ステップS641)。
多重制御盤202Bでは、図10に示したIGMPスヌーピング部502がIGMPスヌーピングを行って、その内容を覗き見する(ステップS642)。そして、IGMPレポートメッセージの内容に応じて、その加入者端末20741についてマルチキャストサービスを行うことを対応するPONインタフェース盤2034Bに登録する(ステップS643)。この後、そのパケットは集線するので元のPONインタフェース盤2034Bに引き戻さず、そのまま多重制御盤202Bの上位通信部225からSNIポート211を介してネットワークに向けて送出される(ステップS644)。これにより、そのパケット583はL2スイッチ212を経てネットワークの所望の宛先に送信されることになる。
ネットワーク側はこの送信されたパケット583を受信すると、IGMPレポートメッセージの内容に従って、マルチキャストサービスの配信先として加入者端末20741を登録する(ステップS645)。そして、これ以後、該当する動画データをマルチキャストパケットとして加入者端末20741を加えた形で配信する(ステップS646)。このとき、配信されるマルチキャストデータ584は、ネットワーク(L2スイッチ212)からSNIポート211を介して多重制御盤202Bに到達し、ここからセンタ側装置201BのPONインタフェース盤2034Bに送信される(ステップS647)。PONインタフェース盤2034Bはこれをパケット586として視聴を希望した加入者端末20741に送信することになる。なお、この図18で区間591はIGMP制御信号の区間を表わしている。
以上説明したように、本発明の第3の実施例では、多重制御盤202Bに、サーバ機能を具備させ、POMインタフェース盤2031B、2032B、……203nB単位で、多重制御盤202Bへの集線、あるいは、非集線を設定し、かつ、多重制御盤202Bのサーバ機能を利用する、あるいは利用しないの設定を行っている。このため、第1および第2の実施例と同様に、柔軟な経路選択が可能であるだけでなく、センタ側装置201Bが提供するサーバ機能により、そのセンタ側装置201Bが収容する加入者の認証等の機能がアクセスネットワークで閉じた形で構築することが可能となり、アクセスネットワーク内のセキュリティ性とアクセスネットワークの運用性が向上する。
また、多重制御盤202Bが付加機能として提供するサーバ機能により、センタ側装置201Bが収容する加入者の認証等の機能がアクセスネットワークで閉じた形で構築することが可能となり、アクセスネットワーク内のセキュリティ性とアクセスネットワークの運用性が向上させることができる。これは、多重制御盤202Bにサーバ機能を具備させて、PONインタフェース盤2031B、2032B、……203nB単位で、多重制御盤202Bへの集線、あるいは、非集線を設定し、かつ、多重制御盤202Bのサーバ機能を利用する、しないの設定が可能だからである。
なお、本実施例では多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511で経路設定244のパラメータと多重制御盤機能有効ポリシ512を組み合わせたが、これに限るものではない。たとえば、VLANと多重制御盤機能有効ポリシ512、センタ側装置管理番号と多重制御盤機能有効ポリシ512、ロジカルリンク識別子と多重制御盤機能有効ポリシ512の組み合わせも有効である。
また、第3の実施例では非集線型と集線型の両タイプのSNIポートを用意しており、これによりトータルのSNIポートの低減を図ることで、光アクセスネットワークの設備投資コストを低減させることができる。
更に、第3の実施例では多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルを設け、これを参照することでセンタ側装置201の内部で経路の変更を行うようにしたので、加入者とネットワーク間の物理的な接続形態に依存することなく柔軟に経路を設定することができる。しかも、多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル511は多重制御盤202B内の経路管理テーブル227Bに格納しただけでなく、PONインタフェース盤2031B、2032B、……203nBのそれぞれに経路管理テーブル235Bとしてこれらの抜粋を格納したので、PONインタフェース盤2031B、2032B、……203nBにパケットが受信されたときに必要な経路選択の情報を多重制御盤202Bを介さずに取得することができる。これにより、センタ側装置201Bにおけるパケットの迅速な転送処理を行うことができるだけでなく、PONインタフェース盤2031B、2032B、……203nBの数が多い場合でも、多重制御盤202Bの負担を大幅に軽減できるという利点がある。
また、この第3の実施例では、多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルを用いることで、何を基準に経路選択を実施するかを指定する経路選択ポリシパラメータとその基準となる経路選択のためのIDパラメータと経路設定パラメータを、多重制御盤機能有効ポリシパラメータと経路設定パラメータを用いて設定することができる。
図19は、本発明の第4の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたものである。図19に示した第4の実施例の光アクセスネットワーク200Cで、図1に示した第1の実施例の光アクセスネットワーク200と同一の箇所には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第4の実施例の光アクセスネットワーク200Cでは、センタ側装置(OLT)201Cにおける多重制御盤202Cおよびn個のPONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCが、第1の実施例における図1に示したn個のPONインタフェース盤2031、2032、……203nと若干相違した構成となっている。その他の点は、第1の実施例と同様である。
図20は、本実施例におけるセンタ側装置の具体的な構成を表わしたものである。センタ側装置201Cの多重制御盤202Cは、SNIポート211の回線障害を検出するアラーム検出部701を備えている。PONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCのそれぞれも、SNIポート2111、2112、……211nのうちの対応する回線障害を検出するアラーム検出部7011、7012、……701nを具備している。また、多重制御盤202Cの経路管理テーブル227Cは冗長ポリシ付経路管理テーブルを保持しており、PONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCの経路管理テーブル235Cのそれぞれも、冗長ポリシ付経路管理テーブルの抜粋を保持している点で第1の実施例と異なる。この第4の実施例では、センタ側装置201CにおけるPONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCの集線されていないSNIポート2111、2112、……211nで回線障害が発生した場合の回避方法、すなわち、装置内の迂回路構成方法が存在することを特徴としている。
図21は、本実施例の冗長ポリシ付経路管理テーブルの構成を示したものである。本実施例の冗長ポリシ付経路管理テーブル711は、図4に示した第1の実施例のPONインタフェース盤別経路管理テーブル241と比較すると、これに冗長動作モード712の設定のオン・オフを示すデータが加えられた構成となっている。これにより、図19に示すセンタ側装置201Cは、第1の実施例と比べると、NMS/CLI端末214から冗長動作モード712の設定のオン・オフを追加的に設定することができるようになっている。
図22は、第4の実施例におけるセンタ側装置へのNMS/CLIによる冗長動作モード712の設定に関する初期設定の処理の流れを表わしたものである。図19に示すセンタ側装置201Cは、NMS/CLI端末214から冗長動作モードの設定要求を受信するのを監視している(ステップS751)。冗長動作モードの設定要求が受信されると(Y)、このモード設定を経路管理テーブル227Cの冗長ポリシ付経路管理テーブル711に対して実行する(ステップS752)。この後、この設定した経路情報の抜粋を各PONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCの経路管理テーブル235Cに設定する(ステップS753)。なお、冗長ポリシ付経路管理テーブル711で第1の実施例のPONインタフェース盤別経路管理テーブル241と同一内容の初期設定については、図3と同様なのでその図示を省略している。
この第4の実施例で図22に示す冗長モードの設定および第1の実施例と同様に装置内経路情報の設定が実行され、かつセンタ側装置201Cに装置の運用状態であることが設定済みであることを前提として説明を行う。NMS/CLI端末214が冗長モードの設定を実行した場合(ステップS752)、経路管理テーブル227Cには、図21に示す冗長ポリシ付経路管理テーブル711が構築されている。また、各PONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCの経路管理テーブル235Cには、センタ側装置201Cで運用状態にあるPONインタフェース盤のカード番号242と冗長動作モード712とそれに対応する経路設定244のパラメータからなる冗長ポリシ付経路管理テーブル711のうちの対応するものの抜粋が保持される(ステップS753)。
この第4の実施例で、冗長モードの設定(図22のステップS752)がセンタ側装置201Cで実行された場合のネットワーク側から加入者側へのデータ通信経路は、本発明の第1の実施例と同じである。また、装置内経路情報の設定(図3のステップS306)がセンタ側装置201Cで実行された場合の加入者側からネットワーク側へのデータ通信経路は、本発明の第1の実施例と同じである。ただし、第4の実施例で図19に示すネットワーク側のL2スイッチ212は、たとえばセンタ側装置201CのSNIポート211nに図19に×印で示すような回線障害が発生した場合、SNIポート211nへ出力していたデータパケットを多重制御盤202CのSNIポート211へ切り替える。このため、この回線障害発生時の切替機能を新たに定義している。
図23は、図19または図20に示したPONインタフェース盤203nCのSNIポート211nで回線障害が発生した場合の処理の流れを示したものである。PONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCのアラーム検出部7011、7012、……701nのいずれかが、SNIポート2111、2112、……211nの対応するものについてリンクダウン等のデータ送受信を不通状態とする回線異常を検出したとする(ステップS801)。この例では、回線障害がSNIポート211nで検出されたものとする。この場合、冗長ポリシ付経路管理テーブル711のカード番号242が“n”のPONインタフェース盤203nCの経路設定のための入力721は、図21に示したように「non-concentrate」から「concentrate」に切り替わる。
該当するアラーム検出部701nが回線障害であることを検出している場合には、PONインタフェース盤203nCのL2スイッチ部234は、経路管理テーブル235Cの冗長ポリシ付経路管理テーブル711の抜粋を参照する(ステップS802)。
ここで、自PONインタフェース盤203Cのカード番号242を示す冗長動作モード712を確認し、冗長動作モードが「ON」となっており、かつ経路設定244が「concentrate」となっている場合には(ステップ803:Y)、PONインタフェース盤203nCのL2スイッチ部234は、多重制御盤通信部231からデータパケットを送信(ステップS804)し、多重制御盤202Cは、対応する第nのPONインタフェース通信部226nよりデータパケットを受信する。そしてL2スイッチ部223を経由して、上位通信部225Cよりそのデータパケットをネットワークへ送信する。
一方、冗長動作モード712が“OFF”の場合(ステップS803:N)、PONインタフェース盤203nCのL2スイッチ部234は、上位通信部232Cへそのデータパケットを転送する。このとき、上位通信部232Cは、SNIポート211nが回線障害であることを知っているので、そのデータパケットを廃棄することになる(ステップS805)。
図19に示したSNIポート211nの回線障害が復旧した場合、冗長ポリシ付経路管理テーブル711のカード番号242が「n」のPONインタフェース盤203nCの経路設定(図21の経路設定のための入力721)は、「concentrate」から「non-concentrate」になって元の状態に戻る。これにより、これ以後、加入者側からネットワーク側へのデータ送信は、通常状態に戻る。
図19は、冗長ポリシ付経路管理テーブルの冗長動作モード712が「ON」に設定されているセンタ側装置のSNIポート211nで回線障害が発生している場合を示している。この図に示すように装置迂回経路731が採られる。そして、元々「集線」用の経路7321、7322と共に、矢印251で示すように装置迂回経路731がSNIポート211に集線する。このように、本実施例では、非集線であるSNIポート211n-1、211nに障害が発生した場合には、多重制御盤202CのSNIポート211に集線するように冗長構成をしている。したがって、光アクセスネットワークの信頼性を向上させることができるという効果が得られる。
また、第4の実施例では冗長ポリシ付経路管理テーブルを設け、これを参照することでセンタ側装置201の内部で経路の変更を行うようにしたので、加入者とネットワーク間の物理的な接続形態に依存することなく柔軟に経路を設定することができる。しかも、冗長ポリシ付経路管理テーブルは多重制御盤202C内の経路管理テーブル227Cに格納しただけでなく、PONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCのそれぞれの経路管理テーブル235Cにこれらの抜粋を格納したので、PONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCにパケットが受信されたときに必要な経路選択の情報を多重制御盤202Cを介さずに取得することができる。これにより、センタ側装置201Cにおけるパケットの迅速な転送処理を行うことができるだけでなく、PONインタフェース盤2031C、2032C、……203nCの数が多い場合でも、多重制御盤202の負担を大幅に軽減できるという利点がある。
また、この第4の実施例では、冗長ポリシ付経路管理テーブルを用いることで、何を基準に経路選択を実施するかを指定する経路選択ポリシパラメータとその基準となる経路選択のためのIDパラメータと経路設定パラメータを、冗長モードを示すパラメータと経路設定パラメータを用いて設定することができる。
図24は、本発明の第5の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたものである。図24に示した第5の実施例の光アクセスネットワーク200Dで、図1に示した第1の実施例の光アクセスネットワーク200と同一の箇所には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第5の実施例の光アクセスネットワーク200Dを先の第1の実施例と比較すると、センタ側装置(OLT)201Dにおける多重制御盤202Dおよびn個のPONインタフェース盤2031D、2032D、……203nDが、第1の実施例における図1に示した多重制御盤202およびn個のPONインタフェース盤2031、2032、……203nと若干相違した構成となっている。その他の点は、第1の実施例と同様である。
図25は、本実施例におけるセンタ側装置の具体的な構成を表わしたものである。センタ側装置201Dの多重制御盤202D内の経路管理テーブル227Dが保持する冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dは、第4の実施例の図21で示した冗長ポリシ付経路管理テーブル711と基本的に同一であるが、次に説明するように経路設定パラメータとして“protection”が更に定義されている。また、各PONインタフェース盤2031D、2032D、……203nDの経路管理テーブル235Dには経路管理テーブル227Dの抜粋が保持される。
図26は、本実施例で使用される冗長ポリシ付経路管理テーブルの構成を示したものである。冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dにおける経路設定244のパラメータには、図21に示す第4の実施例における「concentrate」および「non−concentrate」の他に「protection」が定義されている。これ以外の点では、第4の実施例の冗長ポリシ付経路管理テーブル711と実質的に同一の構成となっている。
この第5の実施例の光アクセスネットワーク200Dは、第4の実施例の光アクセスネットワーク200Cと比較すると、センタ側装置201Dの多重制御盤202DのSNIポート211で回線障害が発生した場合の回避方法、すなわち、装置内の迂回路構成方法が存在することを特徴としている。
この冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dの冗長モードパラメータは、上位のネットワーク機器と接続しているSNIポートの回線に障害が発生してデータ不通状態となった場合に、データ通信経路を確保するために装置内迂回路が有効なのか、無効なのかを示すために利用される。冗長動作モード712Dがオン(ON)の場合、かつ、該当しているPONインタフェース盤203XDのSNIポート211Xの回線に障害が発生した場合、該当しているPONインタフェース盤203XDを導通するデータ信号は、多重制御盤202Dに一時的に集線させる迂回路を装置内に形成し、多重制御盤のSNIポート211よりネットワークとの間で送受信される。
冗長動作モード712Dがオフ(OFF)の場合で、かつ、該当しているPONインタフェース盤203XDのSNIポート211Xの回線に障害が発生した場合には、該当しているPONインタフェース盤203XDを導通するデータ信号は、多重制御盤202Dに集線されずに、データが不通状態となる。また、特定のPONインタフェース盤203XDの経路設定を「protection」とすることにより、冗長回線を「protection」と指定されたPONインタフェース盤203XDに指定することができ、多重制御盤202DのSNIポート211の回線障害の場合には、冗長SNIポートとなるPONインタフェース盤203XDを迂回路として、ネットワークと不通になることを防ぐことができる。
図27は、第5の実施例におけるセンタ側装置へのNMS/CLIによる冗長動作モード712Dの設定に関する初期設定の処理の流れを表わしたものである。センタ側装置201Dは、NMS/CLI端末214から冗長カードと冗長動作モードの設定要求が受信されるのを監視している(ステップS951)。冗長カードと冗長動作モードの設定要求が受信されると(Y)、この冗長カードと冗長動作モードの設定を経路管理テーブル227Dの冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dに対して実行する(ステップS952)。この後、この設定した経路情報の抜粋を各PONインタフェース盤2031D、2032D、……203nDの経路管理テーブル235Dに設定する(ステップS953)。なお、冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dで第1の実施例のPONインタフェース盤別経路管理テーブル241と同一内容の初期設定については、図3と同様なのでその図示を省略している。
この光アクセスネットワーク200Dで、図27の処理が実施され、また、第1の実施例と同様に装置内経路情報の設定が行われて、センタ側装置201Dに装置の運用状態であることが設定済みであることを前提として説明を行う。これにより、図25に示した経路管理テーブル227Dには冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dが構築されており、各PONインタフェース盤2031D、2032D、……203nD内の経路管理テーブル235Dには、センタ側装置201Dで運用状態にあるPONインタフェース盤のカード番号242と冗長動作モード712D、およびそれに対応する経路設定244のパラメータからなる冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dの抜粋が保持されている。
この第5の実施例で、冗長カードと冗長モードの設定がセンタ側装置201Dで実行された場合の、ネットワーク側から加入者側へのデータ通信経路は、本発明の第1の実施例と同じである。ただし、第5の実施例で図24に示したネットワーク側のL2スイッチ212は、センタ側装置201DのSNIポート211に、図24の×印で示す回線障害が発生した場合、SNIポート211へ出力していたデータパケットをSNIポート211nへ切り替えるようにしている。このため、この回線障害発生時の切替機能を新たに定義している。
本実施例では、図3のステップS302で示した、回線障害が発生していない状態で装置内経路情報の設定がセンタ側装置201Dで実行された場合の加入者側からネットワーク側へのデータ通信経路に関しては、本発明の第1の実施例と同じである。そこで、この説明は省略し、図24に示したように、多重制御盤202DのSNIポート211で回線障害が発生した場合の動作を次に説明する。
図28は、多重制御盤の集線用のSNIポートで回線障害が発生した場合の処理の流れを表わしたものである。まず、図25に示す多重制御盤202Dのアラーム検出部701がSNIポート211のリンクダウン等のデータ送受信を不通状態とする回線異常を検出したとする(ステップS821)。多重制御盤202Dは、冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dを参照し(ステップS822)、経路設定244が「protection」に設定されているPONインタフェース盤203Dを検出する。図26に示した冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dでは、POINインタフェース盤203nDがこれに該当する。
そこで、冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dのカード番号242が“0”で示される自経路設定を変更して、「protection」として動作するカード番号「n」の設定841を「Card n」として行う(ステップS823)。多重制御盤202Dは次に自冗長モードが「ON」になっている場合には(ステップS824:Y)、多重制御盤202DのL2スイッチ部223は、この例で対応するPONインタフェース通信部226nに対して集線用のデータパケットを送信する(ステップS825)。この場合、PONインタフェース盤203nDは、その多重制御盤通信部231よりこのデータパケットを受信する。そして、PONインタフェース盤203nD内の上位通信部232Dよりそのデータパケットをネットワークへ送信する。
一方、ステップS824で冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dの冗長モード712Dが「OFF」であった場合(N)、多重制御盤202DのL2スイッチ部223は、その上位通信部225Dへデータを転送する。このとき、多重制御盤202Dの上位通信部225Dはセンタ側装置201DのSNIポート211に回線障害が発生したことを知っている。したがって、その転送されてきたデータパケットを廃棄することになる(ステップS826)。
図24に示したSNIポート211についての回線障害が復旧した場合、冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dによる多重制御盤202Dの経路設定244は、「Card n」から元の「concentrate」に戻る。これにより、加入者側からネットワーク側へのデータ送信は、通常の状態に戻ることになる。
図24では、冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dの設定がされているセンタ側装置201DのSNIポート211で回線障害が発生している場合における装置迂回経路851を示している。このように、本実施例では、集線であるSNIポート211に障害が発生した場合、データパケットの送出経路を、PONインタフェース盤2031D、2032D、……203nDの中で「protection」として設定を予め行っているPONインタフェース盤203nDのSNIポート211nに迂回させることにしている。したがって、矢印251nで示す経路でネットワークに送信する冗長構成が採用されることになり、光アクセスネットワークの信頼性を向上するという効果が得られる。
なお、この第5の実施例では「集線」用のSNIポート211に障害が発生する場合における冗長構成を示し、先の第4の実施例では集線されていないSNIポート2111、2112、……211nで回線障害が発生する場合の冗長構成を示したが、両者のいずれかに障害が発生する場合の冗長構成を実現することも可能であることは当然である。
以上説明した第5の実施例では非集線型と集線型の両タイプのSNIポートを用意しており、これによりトータルのSNIポートの低減を図ることで、光アクセスネットワークの設備投資コストを低減させることができる。
また、第5の実施例では冗長ポリシ付経路管理テーブルを設け、これを参照することでセンタ側装置201Dの内部で経路の変更を行うようにしたので、加入者とネットワーク間の物理的な接続形態に依存することなく柔軟に経路を設定することができる。しかも、冗長ポリシ付経路管理テーブル711Dは多重制御盤202D内の経路管理テーブル227Dに格納しただけでなく、PONインタフェース盤2031D、2032D、……203nDのそれぞれの経路管理テーブル235Dにこれらの抜粋を格納したので、PONインタフェース盤2031D、2032D、……203nDにパケットが受信されたときに必要な経路選択の情報を多重制御盤202Dを介さずに取得することができる。これにより、センタ側装置201Dにおけるパケットの迅速な転送処理を行うことができるだけでなく、PONインタフェース盤2031D、2032D、……203nDの数が多い場合でも、多重制御盤202Dの負担を大幅に軽減できるという利点がある。
なお、以上説明した各実施例ではGEPONあるいはEPONによる光アクセスネットワークを例に発明を説明したが、これらに限定されるものではない。すなわち、ネットワークと加入者端末をセンタ側装置を介して接続するその他の通信システムに本発明を適用することができることは当然である。
本発明の第1の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたシステム構成図である。 第1の実施例でセンタ側装置の具体的な構成を表わしたブロック図である。 第1の実施例でセンタ側装置へのNMS/CLIによる初期設定の様子を表わした流れ図である。 第1の実施例でPONインタフェース盤別経路管理テーブルの構成を示した説明図である。 第1の実施例で加入者側からネットワーク側へのデータ通信経路の処理を表わした流れ図である。 本発明の第2の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたシステム構成図である。 第2の実施例のセンタ側装置の具体的な構成を表わしたブロック図である。 第2の実施例で経路管理テーブルが保持する経路選択ポリシ付経路管理テーブルの説明図である。 本発明の第3の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたシステム構成図である。 第3の実施例のセンタ側装置の具体的な構成を表わしたブロック図である。 図10に示した多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルの内容を示した説明図である。 第3の実施例でセンタ側装置へのNMS/CLIによる初期設定の様子を表わした流れ図である。 第3の実施例で加入者側からネットワーク側へのデータ通信経路についての処理を表わした流れ図である。 第3の実施例で第1のケースにおける制御信号およびデータの流れを示した説明図である。 第3の実施例で多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブルの内容に応じた経路選択の様子を表わした説明図である。 第3の実施例で第2のケースにおける制御信号およびデータの流れを示した説明図である。 第3の実施例で第3のケースにおける制御信号およびデータの流れを示した説明図である。 第3の実施例で第4のケースにおける制御信号およびデータの流れを示した説明図である。 本発明の第4の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたシステム構成図である。 第4の実施例におけるセンタ側装置の具体的な構成を表わした説明図である。 第4の実施例の冗長ポリシ付経路管理テーブルの構成を示した説明図である。 第4の実施例でセンタ側装置へのNMS/CLIによる冗長動作モード712の設定に関する初期設定の様子を表わした流れ図である。 第4の実施例でで回線障害が発生した場合の処理の流れを示した流れ図である。 本発明の第5の実施例における光アクセスネットワークの要部を表わしたシステム構成図である。 第5の実施例におけるセンタ側装置の具体的な構成を表わしたブロック図である。 第5の実施例における冗長ポリシ付経路管理テーブルの構成を示した説明図である。 第5の実施例でセンタ側装置へのNMS/CLIによる初期設定の様子を表わした流れ図である。 第5の実施例で多重制御盤のSNIポートで回線障害が発生した場合の処理の流れを表わした流れ図である。 従来の光アクセスネットワークの非集線型の例についてその要部を表わしたシステム構成図である。 従来の光アクセスネットワークの集線型の例についてその要部を表わしたシステム構成図である。
符号の説明
200、200A、200B、200C、200D 光アクセスネットワーク
201、201A、201B、201C、201D センタ側装置(OLT)
202、202A、202B、202C、202D 多重制御盤
203、203A、203B、203C、203D PONインタフェース盤
205 1×Nスプリッタ
207 加入者側装置(ONU)
211 (集線用の)SNIポート
2111〜211n (非集線用の)SNIポート
212 L2スイッチ
223 (多重制御盤の)L2(レイヤ2)スイッチ部
226 PONインタフェース通信部
227、227A、227B、227C、227D (多重制御盤の)経路管理テーブル
231 多重制御盤通信部
232 上位通信部
234 (PONインタフェース盤の)L2(レイヤ2)スイッチ部
235、235A、235B、235C、235D (PONインタフェース盤の)経路管理テーブル
244 経路設定
501 DHCPサーバ
502 IGMPスヌーピング部
503 MLDスヌーピング部
511 多重制御盤機能有効ポリシ付経路管理テーブル
515、531、532、561〜563、581、583、586 パケット
711、711D 冗長ポリシ付経路管理テーブル

Claims (32)

  1. 複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者のデータ信号を前記ネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者をそれぞれ収容し、前記集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段への前記データ信号の経路選択を行う経路選択手段
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  2. 複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者のデータ信号を前記ネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者をそれぞれ収容し、前記集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段への前記データ信号の経路選択をVLAN単位で行う経路選択手段
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  3. 複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者のデータ信号を前記ネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者をそれぞれ収容し、前記集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段への前記データ信号の経路選択をロジカルリンク識別子単位で行う経路選択手段
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  4. 複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者のデータ信号を前記ネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者をそれぞれ収容し、前記集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段への前記データ信号の経路選択をONU単位で行う経路選択手段
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  5. 複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者のデータ信号を前記ネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者をそれぞれ収容し、前記集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段への前記データ信号の経路選択をプロトコルの種別単位で行う経路選択手段
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  6. 複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者のデータ信号を前記ネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、
    前記ネットワークとの間でデータ信号を送受信する加入者の認証を行う認証手段と、
    前記複数の加入者をそれぞれ収容し、前記集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段への前記データ信号の経路選択を、前記認証手段によって認証された加入者に対して行う経路選択認証手段
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  7. 前記経路選択認証手段は、加入者を認証するためのサーバ系プロトコルあるいはIPマルチキャストサービスを実現するプロトコルを実装しており、
    プロトコル処理を実行した結果を多重制御盤のネットワーク側ポートあるいはPONインタフェース盤のネットワーク側ポートに送信するプロトコル処理実行結果送信手段を更に具備することを特徴とする請求項6記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  8. 複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者のデータ信号を前記ネットワークとの間で個別に送受信する複数の非集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者をそれぞれ収容し、前記集線型送受信手段あるいは自己に対応する非集線型送受信手段への前記データ信号の経路選択を行う経路選択手段と、
    この経路選択手段によって選択された経路に障害が発生している場合にこれを検知する障害検知手段と、
    この障害検知手段が障害の発生を検知したとき前記ネットワークに対する迂回路を形成する迂回路形成手段
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  9. 前記迂回路形成手段は、前記集線型送受信手段に障害の発生が検出されたとき、その集線型送受信手段を経て前記ネットワークに至る経路を前記複数の非集線型送受信手段のいずれかを経て前記ネットワークに至る経路に迂回させる経路を形成する手段であることを特徴とする請求項8記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  10. 前記迂回路形成手段は、前記複数の非集線型送受信手段のいずれかに障害の発生が検出されたとき、その非集線型送受信手段を経て前記ネットワークに至る経路を前記集線型送受信手段を経て前記ネットワークに至る経路に迂回させる経路を形成する手段であることを特徴とする請求項8記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  11. 前記迂回路形成手段は、集線したデータ信号を1つのポートを介してネットワークとの間で送受信する多重制御盤のその集線のポートで回線障害が発生した場合に、複数のPONインタフェース盤のネットワーク側ポートとしてそれぞれ用意された非集線のポートのいずれかへ迂回路を形成することを特徴とする請求項8記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  12. 前記迂回路形成手段は、PONインタフェース盤のネットワーク側ポートとしての非集線のポートで回線障害が発生した場合に、集線したデータ信号を1つのポートを介してネットワークとの間で送受信する多重制御盤のそのポートへ迂回路を形成することを特徴とする請求項8記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  13. 前記障害検知手段は、集線したデータ信号を1つのポートを介してネットワークとの間で送受信する多重制御盤に備えられていることを特徴とする請求項8記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  14. 前記障害検知手段は、前記複数の加入者のデータ信号を前記ネットワークとの間で個別に送受信するそれぞれのPONインタフェース盤に備えられていることを特徴とする請求項8記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  15. 集線したデータ信号を1つのポートを介してネットワークとの間で送受信する多重制御盤を備え、複数の加入者のデータ信号を集線してネットワークとの間で送受信する集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者のデータ信号を前記ネットワークとの間で個別に送受信する複数のPONインタフェース盤を備えた非集線型送受信手段と、
    前記複数の加入者のそれぞれが前記集線型送受信手段によって集線された経路によってネットワークとの間で送受信を行うか前記非集線型送受信手段によって個別にネットワークとの間で送受信を行うかを表わした経路情報を保持するテーブルと、
    前記複数の加入者のいずれかが前記ネットワークとデータ信号の送受信を行うときこのテーブルを検索して前記集線型送受信手段あるいは非集線型送受信手段を選択する送受信手段選択手段
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  16. 前記多重制御盤は、前記データ信号に対してDHCPサーバとしての付加機能を具備することを特徴とする請求項15記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  17. 前記多重制御盤は、前記データ信号に対してIGMPスヌーピング機能としての付加機能を具備することを特徴とする請求項15記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  18. 前記多重制御盤は、前記データ信号に対してMLDスヌーピング機能としての付加機能を具備することを特徴とする請求項15記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  19. 前記多重制御盤が提供する付加機能を有効にするか無効にするかを設定する機能有効無効設定手段を前記多重制御盤およびPONインタフェース盤単位で保持することを特徴とする請求項15記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  20. 回線障害が発生したときこれを検知する回線障害検知手段と、
    この障害検知手段が回線障害を検知したとき、該当するネットワーク側回線の冗長機能の有効あるいは無効を設定するパラメータを前記多重制御盤およびPONインタフェース盤単位で保持することを特徴とする請求項15記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  21. 前記機能有効無効設定手段が前記多重制御盤が提供する付加機能を有効にすると設定した前記複数の加入者のデータ信号を前記多重制御盤を経由して前記非集線型送受信手段によって前記ネットワークとの間で送受信させる付加機能有効設定時経路迂回手段を具備することを特徴とする請求項19記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  22. 前記テーブルに経路情報を設定するテーブル入力手段を具備することを特徴とする請求項15記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  23. 前記テーブル入力手段は、ネットワークを介して前記経路情報を入力する手段であることを特徴とする請求項22記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  24. 前記ネットワークはEPONシステムであることを特徴とする請求項1〜請求項6、請求項8、請求項15いずれかに記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  25. 前記ネットワークはGEPONシステムであることを特徴とする請求項1〜請求項6、請求項8、請求項15いずれかに記載の光アクセスネットワークのセンタ側装置。
  26. 加入者群ごとに個別に用意されたインタフェース盤を用いて、それぞれの加入者群ごとに加入者のデータ信号を入力するデータ信号入力ステップと、
    このデータ信号入力ステップで入力された加入者群ごとのデータ信号を集線してネットワークに送出するか、それぞれの加入者群ごとに個別の経路で非集線で前記ネットワークに送出するかを予め設定したテーブルを用いて判別する集線・非集線判別ステップと、
    この集線・非集線判別ステップで集線と判別された加入者群のデータ信号については集線して前記ネットワークに送出し、非集線と判別された加入者群のデータ信号についてはその加入者群の個別の経路で前記ネットワークに送出するネットワーク送出ステップ
    とを具備することを特徴とする光アクセスネットワークのデータ信号送出方法。
  27. 前記加入者群はEPONによってそれぞれの加入者の集合としてまとめられていることを特徴とする請求項26記載の光アクセスネットワークのデータ信号送出方法。
  28. 前記テーブルは、前記加入者群を構成する加入者が個人か法人かによって集線か非集線かの設定を行っていることを特徴とする請求項26記載の光アクセスネットワークのデータ信号送出方法。
  29. 前記テーブルは、VLAN単位での集線あるいは非集線の設定を行うことを特徴とする請求項26記載の光アクセスネットワークのデータ信号送出方法。
  30. 前記テーブルは、ONU単位での集線あるいは非集線の設定を行うことを特徴とする請求項26記載の光アクセスネットワークのデータ信号送出方法。
  31. 選択経路IDパラメータに指定されているIDを参照して前記ネットワークに送出する前記データ信号の経路を選択する経路選択ステップを更に具備することを特徴とする請求項29あるいは請求項30記載の光アクセスネットワークのデータ信号送出方法。
  32. 前記集線・非集線判別ステップは、前記データ信号を集線してネットワークに送出する経路と、それぞれの加入者群ごとに個別の経路で非集線で前記ネットワークに送出する経路のそれぞれの障害の発生の有無を判別する障害有無判別ステップと、この障害有無判別ステップで障害が発生していると判別されたとき前記テーブルにおける障害時対策用のデータを用いて障害の発生した経路を回避するための集線か非集線の判別を行う障害時判別ステップとを更に具備することを特徴とする請求項26記載の光アクセスネットワークのデータ信号送出方法。
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